ME AND MY GIRL

作詞・脚本=L・アーサー・ローズ&ダグラス・ファーバー /作曲=ノエル・ゲイ
改訂=スティーブン・フライ /改訂協力=マイク・オクレント
翻訳 丹野郁弓 /訳詞 高橋亜子/ 演出 山田和也
音楽監督 佐橋俊彦 /振付   玉野和紀 /音楽指揮 塩田明弘

CAST

井上芳雄 (ビル) /笹本玲奈(サリー)
純名りさ(ジャッキー)/ 涼風真世(マリア公爵夫人)/ 村井国夫(ジョン卿)
本間 憲一(ジェラルド)/ 武岡 淳一(パーチェスター) /丸山 博一(チャールズ)
花房 徹(ジャスパー卿) /阿部 裕(バターズビー卿)/ 福麻 むつ美(バターズビー卿夫人)
伊東 弘美(ミセス・ブラウン)

安倍 康律  乾あきお  大江 尚毅  大須賀 ひでき  折井 洋人  佐嶋 宣美 
須田 英幸  諏訪 友靖  照井 裕隆  名児耶 洋  登坂 良樹  橋本 好弘 
日比野 啓一  三井 聡  村上 幸央  横沢 健司  横田 大明      

秋山 千夏  浅野 実奈子  石井 咲  石田 佳名子  井上 喜代子  宇田 ひろこ
黒川 鈴子  小石川 園美  後藤 藍  寿 依千  坂本 法子  渋谷 愛  塚 いおり
玉置千砂子  ちあき しん  中村 友里子  保泉 沙耶  諸戸 菜生美    

STORY

1930年代後半の英国。
イギリスでも有数の名門貴族・ヘアフォード伯爵家では当主が亡くなったばかり。
遺言では、伯爵が昔許されない結婚をしていた時に生まれ、行方不明になっている1人息子に全財産を譲ることになっている。その跡取りが見つかり、今日初めて屋敷にやってくる予定だ。
しかし、当の本人はまだ自分の身分を知らないという。
ゲストたちがぞくぞくと到着し、莫大な遺産を継ぐことになる跡取りの登場を今や遅しと待っている。
心穏やかでないのは、その財産を狙っていた伯爵の姪ジャッキー(純名)と甥ジェラルド(本間)
ジャッキーはジェラルドとの婚約を解消し、新しい当主を誘惑しようともくろんでいる。
さて、先代の遺言では、跡取りが「貴族の身分にふさわしい人間性を備えていなければ、
年金を与えて隠居生活をさせること」と定めてられていた。
この決定権は、遺言執行人であるマリア公爵夫人(涼風)ジョン卿(村井)に託されている。

「悪いな邪魔するぜ!どちらさんも初めましてだ、よろしく頼むわ!」
ところがそこに現れたのはランベス(ロンドンの下町)に住むビル(井上)という、
訛り丸出しで品のないその日暮しの男であった。
このままでは後継ぎにさせる訳にはいかない。マリア公爵夫人の厳しい後継ぎ教育が始まった・・・。

 ビルは、礼儀作法・歴史・美術・語学・・・を勉強させられる。貴族になるのも楽じゃない。
更に、恋人のサリー(笹本)とも階級が違うからと、公爵夫人が別れさそうとしている。
実は遺言にはもう一つ条件があったのだ。「結婚相手は伯爵に相応しい女性であること。」
サリーはビルを思うが故に、公爵夫人の言葉を受け止め、身を引こうとする。
しかし、ビルはジャッキーの誘惑にも負けず、そんな公爵夫人にも屈せず、
サリーへの愛を貫こうとしている。

 そんなある日、貴族としてのビルをお披露目することになった、貴族のパーティー。
ボロが出てもなんとか伯爵らしく振舞ったビルだが、突然サリーがランベスの仲間を連れて乱入!
パーティーは台無しに・・・。
でもそんなサリーの姿を見てビルは思う。
「俺も伯爵は合わない。サリーがいるランベスの町が合っている・・・」
 ところが翌朝サリーの姿がない。ランベスにもいない。愛するサリーはどこ?二人はどうなる?

(パンフと公式HPを基に作成しました。敬称略。)
2006.6.10 マチネ帝国劇場にて 座席1階H列10番

ミーマイMY初日でした!

まず劇場に入って眼についたのは、柱のあちこちに飾られている舞台写真。
どれもこれも楽しそう。
モニターではミーマイ製作発表から「ランベスウォーク」の部分、ダンスオブヴァンパイアやMAの製作発表の様子が少し流れていました。

そして開演15〜20分前位。
すでに観た友人の教え通り、余裕を持ってロビーの階段付近をうろうろしていました(笑)
すると、塩ちゃんがマイクぶら下げて他のオケの方4名と一緒にロビーを行進していらっしゃいました^^;
階段はプチステージと化し、その後「ビルのお仲間たち」も合流し、楽しい「ランベスウォーク講座」と相成ったのでした(^^♪
日比野さんかな?中でもすごい面白かった♪
とっても楽しかったです!始まる前からワクワク♪こういうのもいいですねえ。

そして、開演。
・・・って、塩田さんたちが客席を通ってオケピに入っていきました(笑)

オーバーチュアとアントラクトでは、オケがせり上がっていて、塩田さんはノリノリの指揮ぶり。
クラシックコンサートを見てる気分でなかなか楽しい演出だなあと思いました。

とにかく、とってもあったかくて、楽しくて、HAPPY気分になった舞台でした。

井上ビル、いいですねえ。
なんか素で動いてるかのようなナチュラルさとおとぼけ具合と(?)べらんめえ調が板についていて、観ていて心から気持ちよかったです。
泥臭い感じはあまりしなかったけど、世間知らずのお子さまビル、っていう天然な感じですっと受け入れられました。
これだけコメディ部分が多いと、「演じてます」感が出てしまったりして観てる方が疲れてしまう場合もあると思うのですが、そんなこともなく、いい具合にはじけていたと思いました。
…下ネタな仕草はやっぱり似合わない気はしたけど(笑)

ちなみに私のツボは2幕での「プシュー…」
爆笑しそうになりました。
その直後の「ヘアフォードの歴史」も面白かったなあ。
新しい井上さんが観られることうけあいです(^^)

笹本さんはキュートで、明るくてそして真っ直ぐで愛溢れる女の子サリーでした。
ホント、「いい女」なんです。
ビルの立場をしっかり受け止め、愛ゆえに身を引こうとする。
泣きそうになっても人前ではスマイル。
どんどん成長していく姿が自然で、素敵でした。

そんな二人のラストはうるっときちゃいました。
その直前のマリアとビルの抱擁から少しうるときてたんですけどね。反発しあっていたけど、愛情をとても感じた瞬間で。これでお別れなんて切ないなあと。

サリーのドレス姿、キレイだったなあ。
なかなか気づかない(サリーが顔を隠しているから)ビルに「おいっ!声に聞き覚えは、手の感触に覚えはないのか〜!」と心の中でツッコミをしていました(笑)
サリーの顔を見た瞬間のビルの表情&「どこをほっつき歩いてたんだ〜!!」とカバンを持って暴れる(?)姿には観てる私も泣き笑い状態に。
ただ、細かいことを言ってしまうと、サリーを抱きしめる直前にそれまでの勢いが一瞬止まった感じがしました。
気のせいかもしれないけど・・・なんかほんの一瞬なんですけど、違和感が心に・・・。なんでかなあ?

井上さん&笹本さんはバランスのいいカップルでした。
二人の若さとナチュラルさが観てて心地よかったです♪

余談ですが、ビルとサリーのそれぞれのファーストシーンで、客席の一部から拍手がパラパラあったんですが、ちょっといらないなあ・・・。

村井さん、相変わらずいい味だしてました。
ちょっとお茶目で、一途にマリアを愛しているのがその雰囲気からも伝わる愛くるしいキャラでした。
サリーが心許して親しくなるのも分かるなあ、と。

驚いたのは涼風さん。
あの壊れっぷりには度肝抜かれました(笑)
締めるところとはじけるところの落差がびしっとあってとても印象に残りました。
そうですかそうですか、ビルのキャラは生活環境だけでなく血筋でしたか、と勝手に納得(爆)
歌も透明感があって上手かったです。

純名さんは、う〜ん・・・。思ったより地声と裏声の境目がふらついてたかな。
思わずビルが負けそうになる女の色気もちょっと・・・。
本間さんは、コミカルな動きやダンスはさすがだと思いました。

でも、正直このカップルの印象が薄くて・・・すみません。

執事さん(丸山さん)や弁護士さん(武岡さん)の方がインパクト強かった・・・。
特に「弁護士におまかせ」がリプライズされるたびに、客席からもくすっと笑いがおきてました。

カテコでのランベスウォークも大盛り上がり♪
私はH列下手だったので、なかなか井上さんを観られなかったのですが(>_<)最後の方で舞台上の下手に来てくれました!
あと、オケが終わったあとも下手から笹本さんと登場してくれて「素敵な土曜の午後を!」と言って笹本さんをお姫様抱っこしてはけてました。
嬉しかったです。
あ、井上さんのティアラ姿もお似合いで(笑)

言葉遊びとか台詞に、たまに「寒いかも。」というギャグ(?)もあることはあるのですが^^;これって役者の言い回しのせいなのか、台詞(翻訳)または演出そのものせいなのか計りかねています。
どっちなのかなあ?

そういえば、パンフも面白かったなあ…。ちょっとしたネタばれ話もありました♪