「メタルマクベス」

原作 ウィリアム・シェイクスピア
脚色 宮藤官九郎 /演出 いのうえひでのり

出演
内野聖陽 松たか子
森山未來 北村有起哉 橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと
上條恒彦
右近健一 逆木圭一郎 河野まさと 村木よし子 インディ高橋 
山本カナコ 礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ
皆川猿時 冠徹弥 村木仁 川原正嗣 前田悟  ほか

Metal Macbeth Group(岡崎司/guitars 高井寿/guitars 前田JIMMY久史/bass
岡部亘/drums 松田信男/keyboards 松崎雄一/keyboards)
2006.5.21 2階A列15番

MY初日でした。
2階A列下手寄りだったので、細かい表情は分からなかったのですが、それでも伝わるものがありました。

始まる前に「携帯きれ。」注意が映像つきで流れます。
キーワードは「女子高生」「Kill」「Death」(謎)凝ってますねえ。外の注意も追加してくれないかしら(笑)

いつものロックな音楽と迫力あるライトを目にし耳にすると「ああ、新感線だあ」と自然にワクワクします。
始まりはいつもお馴染みなんですね。
そして開始を告げる「Prrrrrr・・・♪」


じゅんさんと内野さんのコンビ(?)とっても面白かったです!
仲良しこよし。
内野さんのたった一言で無限に(?)しゃべりだすじゅんさんと、すぐ思ったことが「変な顔」になって出てしまう(??)ランダムスター@内野さんにはそのテンポといい、おかしったです(笑)

じゅんさん、内野さんにキスしちゃうわ、「俺もホモ(も?)だったんだ。今度お前のミュージカルに出してくれ。…勿論、お前の相手役、ヒロインとしてな!」には涙でそうなくらい爆笑してしまいました。

それだけに、その後の二人の関係、結末が切なくてしょうがないんですけどね…。

あと印象に残ったのは、内野さんと松さんのバカップルぷり(笑)
不意に門番が入ってきた時の切り替えとかもおかしかったです。
この時のキャラメルが、2幕ではやはり切なくなる・・・。

森山さんのロックな演歌がすごいハマっていました。後ろのプロモ(?)も面白かった。
タップダンスもかっこよかったです。
歌って踊れる方なんですねえ。森山さんの歌声好きです。力強くて真っ直ぐで。
あと、ずるむけっぷりも最高(笑)

1幕前半は、新感線っぽいギャグとか満載だった気が。
よく笑いました。
でも、後半から2幕にかけてはあまり…。
もちろん、シリアスティストになってるからというのもあるのですが、そうでないシーンでも私は「ここ笑わせたいのかな?」とふと^^;
大人計画っぽい(クドカンさんだから?)感じもあって。
まあ、好みということなんでしょうけど。
猿時さんのギャグ(吐いたのは誰だ、の辺りとか)やお尻出すのは正直、だれたし嫌だった…(-_-;)←じゅんさんの半ケツはいいのか?私?(笑)
他にもちょこちょこと引っかかる点も。
丹下さんがイマイチだったり(苦笑)高田さんの使われ方が少々もったいない気がしたり。

あと、ラストかな。
生き残った人間たちだけでびしっと決めて、音楽&暗転ではダメなのかなあ。
無理やり主役を引っ張り出したような感が。
テンポと空気が急に微妙な感じになった気がしました。
だったら、ランダムスターの「腕」をグレコが掲げた後、そのまま音楽&暗転の方がかっこいい気がしたんですけどねえ。

それだけは、ちょっと心地悪さを感じた私なのでした。

全体的には、きっちり「マクベス」があって、それに過去未来のリンクとヘビメタがきっちりのっかってて観やすかったです。
大音量とか、内野さんの扮装とかに実は不安があったのですが(自分がヘビメタとか苦手なので)大音量はいつもの新感線もそうだし、ヘビメタと言っても芝居の中でうまく融合してる感があったので、違和感は全くなく「シェイクスピアのマクベスを観た」キモチにも。特に2幕。でも、新感線ならでは。
映像も効果的に使われていたと思います。うまく舞台と融合していました。
そういえば上手後ろのシーンになると、上手の舞台前に貼り付けてあるモニターがついて映し出されていました。そのシーンだけは観辛いのでしょうか?

それにしても、内野さんが新感線に溶け込んでいたのでびっくりしました(笑)
じわじわと変化していく心情・精神はさすがでした。
振り向き方や手の広げ方ってもともとの内野さんの癖なのかな?ふと、「この動き前にも観た」と感じたのですが・・・。
そして、松さん。
かっこいい!凛としててとても素敵でした。
時折見せるぶっ壊れ具合(?)もハンパではなかったので、素直に爆笑しました。
そして、瞬間で変えるその空気。冷酷さも精神崩壊も、最期も本当に素敵でした。
小さいつづらにしておけばよかったねえ・・・。

森山さんも北村さんも新感線色に染まっていて、思いっきりのいい表情や機敏な動き、力強さ、と溶け込んでいて、観ていていいバランスを感じました。

そして、じゅんさん最高!
前半のとばしっぷりには爆笑・爆笑。
そして、後半での変化・最期には悲しいキモチに…。
余談ですが、…腸ネクタイってアンタ…(謎)

内野さんはカテコでも元気。
ずっとノリノリで、ジャンプするわ、スキップするわ、投げキッスするわ…どういう体力なんでしょ?(@_@;)

予習せずに観に行った私でしたが、充分ついていけました。
でも、ところどころで「このシーン、どっかで観た」って思ってて。
よく考えたら、数年前に蜷川マクベスを観ていました^^;でも、勝村さんのマクダフしか記憶にない私(笑)
面白おかしい「魔女たち」(?)や「♪キレイは汚い」は「天保十二年のシェイクスピア」(いのうえひでのり演出)でインプットされてたようです。

とても面白かったです♪