「太平洋序曲」

STAFF
          台本 /ジョン・ワイドマン       作曲・作詞 /スティーブン・ソンドハイム
 演出・振付 / 宮本亜門        翻訳・訳詞 / 橋本邦彦

CAST

ナレーター・将軍・天皇 /国本武春 香山弥左衛門 / 本田修司  
万次郎 /小鈴まさ記   阿部・士官 / 樋浦 勉
老中・神官・老人 / 越智則英 将軍の母・ロシア司令官 /佐山陽規  
老中・剣士 /大島宇三郎   泥棒・剣士 / 園岡新太郎  
女将・フランス司令官 / 治田 敦 ワキ・公家・水兵 /広田勇二     
漁師・医者・ペリー・イギリス司令官 / さけもとあきら 水兵・神官・女郎・オランダ司令官 /村上勧次朗
小姓・少年・公家 / 斎藤桐人 ワキ・占い師・武士・大名・水兵 / 岡田 誠  
アメリカ司令官・水兵 / 原 慎一郎 女郎・少女 /堂ノ脇恭子
息子・腰元・女郎 / 粟田 麗 たまて /春芳
腰元・芸者 / 山田麻由 アンダースタディ・士官 / 石川 剛    
武士・ペリー / 山本隆則

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物語。

鎖国政策をしていた19世紀中頃の日本。突如アメリカの黒船が浦賀に来航する。幕府は、筆頭老中の阿部を通じて、
浦賀奉行所目付け役にした香山弥左衛門にその上陸を阻止するよう命じた。
西洋文化を身につけ帰国した万次郎とともに、弥左衛門は奇策をもって黒船を追い返すことに成功。
阿部は江戸幕府第13代将軍に、香山は浦賀奉行に、そして万次郎は武士の位を授かる。
ところが相次いでイギリスやフランス、オランダ、ロシアも通商条約の締結と開国を迫ってくる。
そうした西洋人と出会ったことにより、2人の男は変わる・・・。
弥左衛門はやがて西洋文化に傾倒、逆に日本の伝統を重んじるようになった万次郎と激しく対立する。
そして事態は予期せぬ方向へと転がり始めるのだった−。

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ミュージカルナンバー

1.太平の浮き島(全員)
2.帰り待つ鳥(ワキ:広田、岡田)
3.黒い竜が四匹(漁師:さけとも、泥棒:園岡)
4菊の花茶(将軍:国本、将軍の母:佐山、将軍の妻:堂ノ脇、占い師:岡田、神官:越智、村上、
        小姓:斎藤、腰元:山田)
5.俳句(香山:本田、万次郎:小鈴)
6.ウェルカムトゥ神奈川(女将:治田、女郎:堂ノ脇、栗田、山田、村上)
7.木の上に誰か(老人:越智、少年:斎藤、武士:岡田)
8.プリーズ・ハロー(アメリカ司令官:原、イギリス司令官:さけとも、オランダ司令官:村上、ロシア司令官:佐山
            フランス司令官:治田)
9.山高帽(香山:本田)
10.プリティ・レディ(水兵:広田、岡田、原)
11.ネクスト(全員)
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2002.10.11(金)新国立劇場にて観劇。座席C4列5番
(国本さんの公式HPにとびます。舞台がちょっとかわった作りだったので、是非、確認してみて下さい!)

 まず客席に入って、能を思わせる舞台と、その両側に水が張っていて、光に反射してキラキラしているのにうっとり。
そして、なぜこんなど真ん中に坂になっている舞台(?)があるのか首をかしげた。

最初から圧倒されるアンサンブル、くすっと笑ってしまうシーンの数々、物語の流れも分かりやすく、面白い舞台が
繰り広げられていた。
そんな中、私の目は確実にはるぱぱを追っかけていました(笑)
まず、待ちに待った(?)女将。紫の着物に、紫ベースの色っぽい化粧。
時々、女郎役の男性に絶妙なツッコミを入れたり(笑)すっかり女将ペースで進んでました。
終わった後も私の中ではずっと「うえるかむとうかながわ〜♪」が流れておりました(笑)
女将、最高。存在感ばっちり。お化粧ばっちり(^^ゞ>何度でもみてみたーい(^o^)丿すごい気に入っちゃいました。
「あら、私?私は高いわよ〜〜ん♪」
色っぽい視線を残し、女将ははけていってしまいました・・・ああ、もっと観たかった^^;

そして、「プリーズハロー」。あの首をかしげた真ん中の舞台が活躍します。(その前の黒船来航のシーンで使われてはいましたが)
ここに出てくる外国人は皆、アフロのようなカツラ(ちょっと色が入っている)に高い鼻を思わせるフエルトのような
つけっ鼻をつけて(カツラから繋がっている?)黒い詰襟の服を着ているのです(なので、顔がはっきり分からない)
が、各国ごとに微妙に頭にちょこちょこと付いている色が違う。
各国司令官が、いろんなパフォーマンスで笑わせてくれる中、「トリ」(?)を務めたフランス司令官:はるぱぱ。(笑)
すぐに分かりましたとも。あの声、あの動き、ちらっと覗いた紫ベースのお化粧(笑)
爆裂、パワー全開!しかも、確実に一番うけてたなあ、客席の皆さんに。私も笑っちゃって、涙が出そうに・・・^_^;

そして、ラストの「ネクスト」。
すごい激しいダンスと共に、時代の流れが紹介される。
こういう時代を生き、日本は今、こういう時代を生きてる。赤の背景に白い数字がカシャカシャめまぐるしく変わって
いき(デジタルな感じ)その中で激しい踊りを見せるカンパニー。
迫力満点。そして、歴史を、日本を考えてしまうひと時でもあった。

全体的にも、笑いあり、圧倒されるアンサンブルあり、引き締まった空気あり、すごい観応え、聞き応えがありました!!

カーテンコールですが、笑顔と、疲れたーって言わんばかりのはるぱぱの表情が印象的でした。
2回目のカーテンコール、真ん中のステージに並んだんですが、自分の視線のすぐ傍にはるぱぱがいてラッキーでした(^o^)丿