音楽活劇「レディ・ゾロ」

脚本■中島かずき 演出■西川信廣 音楽■岡崎 司 音楽監督■上田 亨

CAST

 匠 ひびき・・・・・・タニヤ・ヴェガ (レディ・ゾロ)
 草刈正雄・・・・・・・ ドン・ルドルフ・アンジェラス (ゾロ)
             ドン・レイモンド・トーラス (スペイン総督)  二役
 土居裕子・・・・・・・ジェシカ・トーラス (レイモンドの妻)
 杉浦太陽・・・・・・・ジュリアン・エステバン (開拓団の若者)
 久遠さやか・・・・・・マリア・エステバン (ジュリアンの妹)
 藤本隆宏・・・・・・・ルイス・バステス少佐 (総督警護隊隊長)
 六角精児・・・・・・・トニー・ビーラ軍曹 (町の警備隊隊長)
 治田 敦・・・・・・・・ベルナルド (アンジェラス家の執事)

 山本カナコ・・・・・・カタリーナ・ビーラ (ビーラ軍曹の妻・酒場の主)
 中谷さとみ・・・・・・ブレンダ (アンジェラス家のメイド)
 河野まさと・・・・・・アラン (開拓団の若者)
 井上カオリ・・・・・・クレア (酒場の女)
 吉田メタル・・・・・・ジョン (開拓団の若者)

STORY

18世紀末、カリフォルニアがまだスペインに支配されていた頃。
舞台はロス・エンジェルスー天使をなくした町ー。
この町にはかつて伝説のヒーローがいた。
その名はドン・ディエゴ・ヴェガ。人は彼のことをこう呼んだ。謎の英雄「怪傑ゾロ」と。
彼は16年前に何者かに殺されたが、今なお「ゾロ」と名乗る男がスペインの圧政に苦しむ民衆の為に
権力と闘っている。
今日も町の広場では罪なき民が処刑されようとしていた。民衆はなす術もない。
その時。
一筋の剣がきらめいた。黒マスク、黒マントに黒い服。その姿はまさしくゾロ。
民衆の歓声が一気に沸き上がる。
しかし、そこにはもう一つの黒い影があった。黒マントに黒い服、覆面だけは赤いゾロ。
「ゾロが2人?!」
黒いゾロに襲い掛かる赤いゾロ。
やがて広場は混乱し、軍隊を後目に2人のゾロは消え去ってしまう。

2人のゾロは、互いの正体を見抜いていた。
ゾロはアンジェラス農園の金持ち、ルドルフ・アンジェラス。
赤いマスクのゾロは、タニア・ヴェガ。そう、彼女こそ、16年前に殺された初代ゾロの娘。

16年前、タニアは父が男に殺される現場を目撃していた。その男の顔は「ルドルフ」。
タニアは、父の仇を討つため、自ら剣を取り、レディ・ゾロとなって必ず父の復習を果たすと誓ったのだった。
数日後、町の開拓団の若きリーダー、ジュリアンたちがある情報を入手した。
スペイン総督の入国と共に、連発式の新型小銃がこの町に持ち込まれるらしい、とのこと。
開拓団を一掃するためだ。だがこれは罠だった。タニア達は総督が用意した軍隊に囲まれてしまう。
そんなタニア達を救ってくれたのはルドルフ。
だが、一発の銃弾がタニアをかばったルドルフに命中、ルドルフは崖から転落してしまった。
そこに銃と共に現れたのは、なんとルドルフと瓜二つのレイモンド、スペイン総督。
タニアの本当の敵は誰なのか?ロス・エンジェルスの未来は?
自らの運命を切り開く為、タニアの「レディ・ゾロ」としての最後の闘いが今、はじまる・・・。

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2003.2.20(木)赤坂ACTシアターにて観劇。

日もだいぶ過ぎてしまっているので(苦笑)簡単な感想のみで。

この日の席は、5列目のど真ん中。(はるぱぱ、ありがとう!)すごく間近で観劇することができました。
面白かったんだけど、1幕はなんか特に消化不良気味。好みにもよるんだとは思うんだけど。
匠さんのアクションはかっこよかったー。すごかった。それに綺麗。
でもね、最初から気になっていたのは、出演者の話し方(トーンっていうの?)がみんなバラバラで、
私は違和感を感じてしまった。
匠さんは宝塚調で、大きい話し方、演技。草刈さんはちょっと無表情な日常話してるような(?)話し方。
新感線のお二人は(河野さん&メタルさん)は、いつも新感線で観ている感じ、六角さんは、最初観た時
新感線の右近さんかと思った(笑)土居さんやはるぱぱは、すごく自然で、舞台のキャラに溶け込んでたかな。
太陽さんは・・・?うーん。
あ、藤本さんは、キャラそのものがぶっ壊れ(失敬。)なので、あれでありかな、と^_^;
(私から見ると、変態サディスト、って感じでした。)
・・・と勝手なことを書きましたが^_^;何がいいのか悪いのか分からないけど、違和感を無意識に感じてる分、
感情移入出来るキャラと、そうでないキャラが、私の中で分かれてしまったのでした。
1幕ははるぱぱの出番が少なかったから、寂しかった(笑)

2幕は、はるぱぱ、かなり出番多し。嬉しい。
はるぱぱ、最高でした。しっとり決めるところも、ちょっとコミカルでくすっと笑っちゃうところも、(いや、結構笑った)
華麗なるお盆さばきも(謎)かなりヨイです。
メイクは結構老人(まさに執事、という雰囲気)なんだけど、台詞回しや仕草がすごく上品というか、若々しさも
あって、なんでもきびきび痒いところにすっと手の届く執事、それが不自然じゃないんだよなー。
「只者じゃないぞ」と思わせるところも素敵。しかも、剣をお盆で(尚且つ背中越しに)さばいてるし(笑)
しかしながら、いろんな事を知っていながら、余計な言葉を発せず、すっと引いて、見守っている。
そして、肝心な時に、大切な事を伝え、教えてくれる。
後半の「父の形見のマスク」でのはるぱぱの歌で、じんわり泣きそうになってしまいました。
本当に、感動しました。

あと、印象に残ったのは、土居さん。歌がすごくうまい!声がきれー。見た目もきれー。
そして、愛する人と引き裂かれ、挙句にはその人の前で無残にも殺されてしまうんだけど、すごく哀しくて、
切なかった。

「音楽活劇」だけに、沢山歌が盛り込まれていたんですが、人それぞれ結構差があって、ちょっと微妙(苦笑)