平塚市の石仏と道祖神



 この塔の横にある石碑説明文より

 出羽三山供養塔

 この石塔は、文化三年(1808)に造立された出羽三山供養塔です。出羽三山とは、山形県にある月山、湯殿山、羽黒山をさします。造立のきっかけは、次のように伝承されています。

 千須谷(せんずや)村は水田の多くが谷戸にあり、ひでりが続くと苗が植えられなくなることがありました。この年も大干ばつがあり、困り果てた村人は、代表者三名を出羽三山へ送りました。三山参りをした三名は、御神水で濡らした手ぬぐいを「乾かさないように」と山伏から授けられます。それを守り、三名が帰村すると雨が降り始めました。そして、感謝した村人は、この供養塔を造立したのです。

 その後、千須谷村では干ばつが続くと供養塔の前にゴザを敷き、雨乞い念仏を唱えるようになりました。この雨乞い念仏は近年まで行われていました。

 なお、この供養塔は「かないみち いいつみみち」とあるように、金目(かなめ)観音(坂東三十三ヶ所観音霊場7番)と、飯泉(いいずみ)観音(坂東三十三ヶ所観音霊場5番)への道標を兼ねています。

 平成十六年(2004)三月 平塚市


左から3番目が双体道祖神 左側に金目川があり、川向こうに金目観音がある
石仏 旧川前地区 平塚市南金目
双体道祖神 旧坪ノ内地区 平塚市南金目
双体道祖神 旧堀之内地区 平塚市南金目
水路と水路の合流地点にある双体道祖神 平塚市北金目
左3体は五輪塔、右側は道祖神 平塚市北金目
道祖神 旧青柳地区 平塚市北金目
双体道祖神 旧中北地区 平塚市北金目
双体道祖神 旧中北地区 平塚市北金目