日本の医療裁判に於ける原告の勝訴率は
三十パーセント弱といわれる。
勝訴率が低い原因、それは三つの壁の存在。
 第一に『密室の壁』
 第二に『専門性の壁』
 第三に『封建制の壁』


日本の現行の裁判制度は、緒戦の奇襲が成功しない限り、金の有る方が無い方に勝つ仕組みになっている。
医療過誤に苦しむ被害者を見捨てる扶助協会の選任弁護士・・。
 
  『金も無い素人の私が裁判に勝ったのは
       弁護士を使わなかったからである』



『二億の訴状』東道武志

導入章   彷徨
第一章   蘇生
第二章   被災
第三章   埋伏智歯
第四章   抜歯
第五章   誤診
第六章   麻痺
第七章   裏切
第八章   逆風
第九章   岐路
第十章   雷鳴
第十一章  奇襲
第十二章  挑戦
第十三章  法廷
第十四章  判決
第十五章  死角
第十六章  座礁
第十七章  潜行
第十八章  二億
第十九章  命綱
第二十章  天意
第二十一章 代償



              
 あらすじ