『座右の銘Y』

                                管理人 東道武志  




 
その1
『守・破・離』
★これは成長の段階である。
守=ひたすら学ぶ時期
破=教えの言葉から抜け出し真意を会得する時期
離=型に一切とらわれず自由に飛翔する境地

▲どんな道であれ、ひたすら学ぶ時期(守)を経ずして成功はない。ピカソのように独創的で個性の豊かな芸術家も、初期にはひたすら写実的なデッサンを繰り返し、学んでいた。
▲「守」・・・教えに対し、真面目な取り組みは絶対必要だが、これに対し、逆に教えに囚われ、そこから抜け出せないのも進歩がない。常人を逸する者は、ここに止まらず先をゆく。安住を欲する者は、自由を失う。自由を欲する者は、何かが犠牲になる。
▲プロ野球の練習には3段階あるという。疲れるまでするのが初歩。次に、疲れたらその疲れた身体にムチ打って、限界に挑戦する段階。そして体力・気力をふり絞り、限界を超えてこそ、初めて何かが身についてくる。プロの技が光るゆえんであろう。
▲水は少々熱しても液体だが、100度まで熱して沸騰させれば気体に変わる。プロ野球選手ではないが、人間もある”臨界状態”に達して、初めて大きく変化できる。変化とは”成長”だろう。

★学歴というのは、ただの洗脳の結果に過ぎない。学びをそこで辞めてしまえば、「守」の段階で終わる。
洗脳の結果とは、何も疑わず、ただの知識の記憶に過ぎないが、既成概念に疑問を持って考えるという作業は「破」にあたる。その先にあるのは、洗脳からの目覚であり、そこから新しいものが生まれて「離」に到達したと言えよう。そこまで行きついた先人達が、人類の進歩を成し遂げてきたわけである。

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その1 『守・破・離』
その2 『利・恐・愛』
その3 『ニーズからウオンツへ』
その4 『0.1%の危険性』
その5 『コップに半分の水』
その6 『負けを恐れない者が勝者となり、負けを恐れた者が敗者となる』
その7 『黙して語らず』
その8 『本物は虚飾を嫌う』
その9 『いぶし銀』
その10『八風』の戒め
その11『信賞必罰』
その12『貪,瞋、痴』
その13『釣りとトローリング』
その14『隙を作る』
その15『間合い』
その16『決断』
その17『君子豹変』

その18『破れない壁はない』

その19『厳父慈母』
その20『調子の良さと誠実さとは、全く反比例することが多い』
その21『洞察力』
その22『逆洞察』
その23『訓戒』
その24『成長の壁』
その25『売れない営業マン』
その26『天に唾吐く者の運命(借財償還)』