2002.9.16

 『二億の訴状』の著者、東道武志です。

ここでは簡単に紹介させていただくだけにするが、私は歯科医療賠償事件に於いて一審判決3000万という賠償金を本人訴訟で得ることが出来た。あまりにも身近すぎて「たかが歯医者ごときの失敗で・・」と思われる方も多いだろうが、以外にもその数は多い。しかし、大きな事故ばかりが取り沙汰され報道される中、歯科医による医療事故など耳にもしない。誰もが一度は行くであろう歯医者の出来事である。しかし、裁判所の門をくぐる人は少ないだろう。「たかだか小さな出来事が、賠償請求額2億円にまで発展する事もある」といった実話を以って、あらゆるお医者さんが、患者さん一人一人を最後まで人間として扱って頂きたいのが私の望みである。
ここでは、そこへ至るまでの経緯は割愛するが、本書では関係者や経験者以外知り得ない裁判の裏ごとを網羅した読み物とした。

 読者からは賛否両論の声を聞いたが、医療事故に苦しむ被害者の方々には大きな衝撃であったようだ。法律の素人が、裁判ごとなど当然未知の世界でもあり、先の不安と後遺症に苦しむ戦いを強いられている者にとっては、信じ難い部分もあることと思う

 日本の社会風潮と言うのは、一般的にお金(賠償金)を取る事を良しとしない目で見る。訴訟大国といわれるアメリカの賠償額が高いのは、懲罰的要素が強い為(第二の犠牲者を生ませないように見せしめにするため)である。悪を許さないという決定的な思想の違いもある。

揉め事を嫌う日本人の体質は、裁判を起こす事などまるで不浄な人間がやることのような視線を周りから浴びせられることになる。中途半端な勧善懲悪の世界は悪者にとっては都合がいい。現実的には医療過誤事件が後を絶つことは無い。医療側の不遜な態度に被害者は「賠償金をふんだくってやる!」ことでしか怒りをぶつけるしか他に方法は無い。しかしこの行為は、今の日本には必要な事である。ずさんな医療や傲慢な医師たちには鉄槌を下して淘汰していかねばならない

 医療側というのは、車の保険と同じように医療賠償保険に入っている。事故の賠償などは全てこれで賄われるのである。つまり、医者の腹が実際痛むのではなく、損害保険会社が支払う仕組みになっている訳だ

この損保と言うのが曲者なのである。自分で掛ける生命保険などと違って、少しでも金を出さないようにするのが仕事のようなものだ

 医療事故の被害者は、この損保の顧問弁護士が相手と言っても過言では無い

 『二億の訴状』にも書かれていた通り 、損保の顧問弁護士は、その地域を管轄とする弁護士協会トップ中のトップに値する敏腕弁護士が勤めている。弁護士の仕事は一匹狼のように感じる方も多いことだろう。しかしその世界の裏では、封建的な先輩後輩の厳しい世界が存在するようだ。下剋上などしようものなら、たちまち干されてしまうような組織らしい。こんな世界の下っ端の弁護士を被害者が使おうものなら、第二の弁護過誤が待ち受けている

 現に私は、扶助協会の弁護士を降ろしてから、解決に至るまで1年3ヶ月ほどで裁判を終了させることができた。それは既存の弁護士には逆に成し得ることは難しいはずである

 



MAP

はじめに・・

『二億の訴状』

後遺障害等級表

★損害賠償額の算定(死亡)★

損害賠償額の算定(傷害)


ライプニッツ係数・新ホフマン係数

賃金センサス

入・通院慰謝料


書籍注文

出版・あらすじ

『座右の銘T』

『座右の銘U』

『座右の銘V』

人類統計比率

医療文献

市民のための医療事故相談室


★★★本人訴訟を考えている方は遠慮なくメールにて!★★★  東道武志