*秀さんについて「必殺20年のあゆみ」参照いたしました。*


秀さんの部屋







「必殺仕事人」初登場の秀さんで〜す。


★『必殺仕事人』

秀・・・腕のいい飾り職人で、天涯孤独のクールな仕事人。殺しの武器はノミを使用、後に簪で相手の首筋を刺す殺しわざとなる

     この作品のポイントは簪の秀の出現である。今まで必殺の視聴者は男性が圧倒的に多かった。ところが、三田村人気と共に若い女性がこのシリーズを見るようになり、流れが徐々に変化して行った。


★『新必殺仕事人』

秀・・・簪を殺しの武器にする飾り職人。血の気に走る若者だった彼もプロの“仕事人”として成長した。

     三田村が演じる簪の秀もますます魅力あるキャラクターに成長した。

     甘いマスクと身軽な立ち回り、そして簪による殺しのスマートさが、世の中の若い女性のハートをがっちりとつかみ、女性視聴者の層が圧倒的に増えたことは周知の事実。

 

★『必殺仕事人V』

秀・・・表稼業は飾り職人。簪で相手の急所を一撃する殺し技。

      秀や勇次の華麗な殺し技にも磨きがかかった。昔よりこのシリーズの見せ場は殺しのシーンにあると言われていたが、さらに拍車がかかったことは言うまでもない。

 
『必殺仕事人W』

秀・・・旅先での仕事で殺した相手の娘・お民を連れて江戸に帰ってきた彼は、お民を自分と同じ天涯孤独の境遇に追いやったことに責任を感じ、自分のことして育てようと決心していた

 

★『必殺まっしぐら!』

秀・・・飾り職人。裏稼業は神楽坂の元締に属する“仕事人”。その凄腕ゆえに、神楽坂の元締と縄張り争う向島の元締の組織から、常に命を狙われている。吉原の遊郭・丁字屋の遊女・若紫にベタ惚れで、身請けの金の五百両を稼ぐ為に仕事を引き受ける。最終回は太夫となった若紫を連れて駆け落ちに成功。おなじみの簪を武器にした殺し技はますます磨きがかかった。

     映画『必殺V』で久し振りに復活した簪の秀がブラウン菅でも復活した作品がこの『必殺まっしぐら!』である。三田村邦彦にとっても初主演ということもあり、いつになく元気な秀として生まれ変った。

     この作品は秀が惚れた娘・若紫を身請けする為に金を貯め、最後は強引にも救出すると言う内容で、その過程に登場する悪人を倒すというのが大体の筋である。この設定はかの大人気ファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ」のマリオ(秀)がピーチ姫(若紫)を救出するため、クッパ大魔王(向島の元締)と闘うという設定からのパロディーと考えられる。いかにも現代を即座に反映させるという山内式制作方針はここでもフルに発揮され、それを時代劇としてまったく不自然さをかんじさせないあたりはさすがに巧みというほかはない。

     秀のほとんど私事とも言える内容であったが、そうした発想が必殺としての面白さであり、なにより秀というキャラクターの幅を広げ、秀をリフレッシュさせたことは特筆に値する。

   

★『必殺仕事人激突!』

秀・・・久々に旅から帰り、“仕事人狩り”で死んだ仲間の敵を討として主水と再会。仕事人に復帰する。