04.12.31 Birthday Live Experience
 今年は過去最多の4回のライブを行うことが出来ました。そして今年のBirthday Liveは過去最高の盛り上がりを見せたのでありました。ライブの模様は、ライブレポでご覧下さい。ここでは、KigahenのBirthday Live Experienceを書いてみようかと思います。
 今回のこのライブは
KIKI HENDRIXさんからのBBSの書き込みから始まった。彼のことは、HPをよく拝見させてもらっていたし、中野Hendrix重夫氏からも聞いていて知っていた。その彼から沖縄に行く!と連絡があり、Birthday Liveが決定した。メールでやりとりしながらその時を楽しみに待った。
 そしてついにKIKI HENDRIX来沖!! Kikiさんを空港で迎えてから、いきなりJIMI談義が始まりました。それは今まで自分が経験し得なかった事ばかり。もう止まりません。Jimi尽くめの4日間。この4日間の事はKIKI HENDRIXさんの
HPで読むことが出来ます。詳しくはそちらで。そして11/27、念願のKIKI HENDRIXのSoundが遂に聞くことが出来た。その54年製ストラトとMarshallから出力される轟音は、Kigahenに大きなショックとExperienceを与えてくれた。

 中でも『Little Wing』は彼の心の晴れ上がりを完璧に見せてくれる素晴らしい演奏だ。実はその当日、自分は興奮状態だったので、そのことには気がついていなかった。ただただその目の前にいるKIKI HENDRIXが奏でる爆音に、気持ちよく酔いしれていた。Liveが終わってHPにUpするためビデオを編集しているとき、その繊細な表現力の凄さに耳を奪われた。以来毎日のようにこれを見ている。たしかにチューニングがめちゃくちゃで聞いている自分もどうしよう?とそわそわしてしまうが、ギターソロになるとそんなことは微塵も感じない。それどころかどんどんバンドがまとまってきて、あたかも以前からいっしょに活動してきたかのような生き生きとしたPLAYに変わっていった。このとき初めて合わせる、リハもなしのぶっつけ本番のライブとは到底思えぬ名演だ。このときのKIKI HENDRIXの状態などは彼のHPに書かれているが、僕はそれを読む前からそう感じていた。
 この『Little Wing』は、本家Jimiのバークレーのリハーサルテイク、それからバークレーの本番の演奏を思い起こさせる。僕が好きなJimiの演奏の一つだ。一つの曲の中でバンド自体が成長していく姿。そのJimiのPlayとKIKI HENDRIXのPlayが同等のものとして聞こえてくる。こんな事が出来るのも、KIKI HENDRIXの演奏力も当然だが、ガチャピンとカージュが見事にそれを受け取めているからとも言える。楽器で会話しているかのようにPlayを楽しんでいるのだ。同等のテクニックや音楽観を持った人達がPlayするとミラクルが起こる。だからLIVEはやめられない。だからバンドはおもしろい。自分とやっていたらあんなドラミングになっただろうか?ベースラインも同様。3人で作られる1つの音楽はまるで生き物のようだ。この3人が出会ったそのとき、ステージで感じた事、それが音楽になるんだ。
1つ不幸なことは、このPlayを観客として見れなかったこと。
 自身のリズム隊を従えてのベストコンディションの演奏の事を考えると、怖くなっちゃいます。
KIKI HENDRIXはJimiの曲をモチーフとして彼の感情をギターで表現した。Jimiの模倣ではなく、まさしくKIKI HENDRIXだった。
「Jimiのように弾きたい」=「ギターで感情や感覚を自由自在に表現したい」って事を再確認したライブだった。
 KIKI HENDRIXは僕に素晴らしいExperienceを与えてくれた。本当に有り難うございました。次回は是非バンドで来沖してKIKI HENDRIXのギター、音楽を堪能したいと思います!!名古屋共演も宜しくお願いします!!
 いやあ〜本当に久しぶりにどっぷりJimi漬け、そして美味い泡盛漬けの4日間でした。

次回のJimiに首ったけ乞うご期待!