ストーリーの紹介〜〜♪

第1話
2月16日・・・それは1本の電話から始まった
空港に現れた彼は見知らぬ恋人に電話をかけた

ヨシが空港に現れる・・・
ヨシは見知らぬ彼女に電話をかける。
電話に出たのは・・・日本語ではないかった
「日本語・・・わかりますか?」
「Can you spake Japanese???」
偶然横にいた彼女イーロンはヨシの存在に気づき近づいていく・・・
まさか・・・・・・・・驚きの表情(笑)

出会った二人は食事に向かう

二人は、言葉が通じないという壁から離すことが無い・・・
自己紹介をなんとかやるくらいだった・・・
イーロンが、スケッチブックを持ち出し、ヨシとのコミュニケーションをしようとする。
ヨシは、富士山を書き、スノーボードの話を持ちかける。
ヨシが自分は「スノーボーダー」だというとイーロンは「リーハイ!!」
イーロンはリーハイの日本語を知りたがっていたがヨシには・・・・
なんとなく「すごい」と発言したらドンピシャ!
二人は、徐々にコミュニケーションが取れるようになった。

彼は、彼女を滞在先まで送ることにした。
二人はバスで東京に向かう。

バスの中でトラブルが発生した・・・
彼女がスケッチブックを忘れてしまった・・・
ヨシがとりに行っているうちにバスが出発してしまった・・・

ヨシは、イーロンにバスの終点の「新宿」で待つようにと伝える・・・
はたして、イーロンは理解できたのだろうか・・・

ヨシは、急いで新宿に向かう・・・

しかし、イーロンは途中駅の東京駅で、降りてしまった・・・
他の乗客がみんな降りてしまったためである・・・・
イーロンは、「シンジュク」を「シンヤク」と勘違いし
いろいろ人に聞いてみるが「シンヤク」では誰もわからない・・・

ヨシは新宿にやってくるが、もちろんイーロンはいない・・・
バスの運転手にイーロンのことを聞き東京駅にいることを知る

彼女は降りる場所を間違えていた。
彼は、彼女のいる東京駅まで走っていった・・・

イーロンは東京で一人待つ・・・・
そこに「靴紐とれっちゃったぃ・・・」と言いながら(笑)
一人の紳士(いとうせいこう)が近づいた・・・
イーロンはヨシとはぐれたことを教え、新宿までタクシーで送ってもらう。

途中、イーロンはタクシーの中からヨシの姿を見つける。
イーロンは涙が止まらなくなった・・・・
やっと、会えた・・・・・・・

二人は、イーロンの滞在先まで歩いていった・・・
イーロン「ヨシ、彼女いる?」
ヨシ「ヨシ、彼女いない」

二人は、言葉を教えあいながら歩きつづける。


第2話

2月23日
今日は二人にとって初めてのデート
彼は彼女と待ち合わせ

久しぶりの再会に笑顔の二人。
「おはよう」
「家で台湾語勉強した?」
「勉強した。」
イーロンは台湾から持ってきた水晶のお守りを、スケッチブックにつける。

二人は小粋なマスターのいる喫茶店に入る。
そして、彼は彼女に行ってみたい所を聞いて連れて行ってあげる事にした。

二人は喫茶店に入る。
スケッチブックにはイーロンが勉強した日本語がたくさん書かれていた。
「出来ない」
「優しい」
「なぜ…」
片言の日本語で二人は語り合う。
「イーロンのニックネームは何?」
「 シャクワイ」
ヨシはシャクワイ(今後シャクワイと明記します)に行きたいところを聞く
しかし、言葉が伝わらない・・・絵に描いて伝えるが・・・
しかし、やっとシャクワイもわかってくれた。
シャクワイは、雪を見たことが無いとヨシに伝える。
二人は、車で水上まで向かう

シャクワイハヨシに質問をする
「ヨシ、ちょっと悲しくないですか?」
「どうして?」
「私が日本人じゃないから」
「私が日本語話せないから。」

「ううん、ヨシ、楽しい。ヨシ、日本語、シャクワイ台湾語。教え合える。」
ヨシは気にしない。
「ホントに?」
「ホントーです。」
二人は笑いあった。

スキー場に着いた。
シャクワイは、はじめてみる雪に感動し、子供のようにはじゃぐ。

彼は彼女にかまくらを作って見せた。

ヨシは、シャクワイにかまくらを作ることに。
「日本のすごいものつくってやる」
スコップで、4時間もかけてかまくらを作り上げる。

そして、ヨシはローソクを持ってシャクワイを中に連れて行く。


彼は彼女に内緒でミニかまくらの光のイルミネーションで雪原をうめつくした。

彼女はかまくらの中で彼に暖かいお粥を作ってあげた。

ヨシハシャクワイにプレゼントを送る。
かまくらの周りにたくさんのミニかまくらが・・・
ローソクの灯やミニかまくらの光のイルミネーションが並ぶ。

シャクワイはヨシのために料理を作った。
ヨシは感謝の意をすべて台湾語でしゃべった。
「(言葉は伝わらないけれど、心は通じ合いたい)」
シャクワイは涙を流し「ありがとう」と・・・

第3話

お互いの事がまだ良く分からない二人
彼は自分の事をもっと知ってもらおうと彼女を呼び出した。

階段からシャクワイが現れる。
「おはよう。元気だった?」
ヨシはシャクワイに声をかける。
勉強してきた、台湾語で、二人の言葉の壁が埋まっていく。

彼は彼女に自分の生まれ育った街を案内してあげた。

ヨシは剣道をシャクワイに見せた。
シャクワイは剣道を怖がった。しかし、ヨシの行動を理解した。
「頑張って、ヨシ、頑張ってヨシ」
シャクワイは、今度は、母国の踊りをヨシに教える。
ヨシは、難しいとできないが、二人は楽しい1日を過ごす。

楽しいひと時をアクシデントが襲う。
二人は大切にしていたスケッチブックのお守りをなくしてしまった。

スケッチブックにつけていたはずのお守りがなくなってしまった・・・
二人は分かれてさがす。
シャクワイの元に一人の少女が現れる(原千晶なんだけど・・・)
その時少女は彼女に一冊の日記を手渡した。

運命の女神は二人にアクシデントを課す。
彼女は今日のデートを最後に台湾に帰国しなければならない。
それは二人の永遠の別れを意味する。

お守りは見つかった。
しかし、日記には別れの文字が・・・

ようやくお守りを探し出した二人。
彼は彼女をとっておきの場所に連れていった。

まだ咲かない桜を前に彼は彼女に告白した。

彼女は彼に中国語で帰国することを告げた。

二人は桜坂で告白をする。
「会ってまだ短い時間しかたってないけれど、国も違って言葉もまだよくわかんないけれど、
シャクワイといろんな経験をして、そういうのを全部ひっくるめて、シャクワイが好きです。」
「もっともっと、あなたのことが知りたいです。」
しかし、シャクワイはヨシにこう告げる・・・
「シャクワイは台湾に帰らなくちゃいけない」
二人は抱きしめあった・・・

抱き合った二人を
まだ咲かない桜だけが見ていた。
-


最終話

明日、彼は彼女にもう一度、雪を見せようと二人で行った雪原へ雪を取りに行っ た。

ヨシは一人で水上までバイクを走らせる。体感温度4℃という寒さの中・・・
シャクワイにもう一度雪を見せてやりたいという一心で・・・

帰国準備をしているシャクワイは、いつもヨシのことを考えていた。
ちゃんと中国語を勉強しているのか?もう、勉強していないのではないか?
離れていても、ヨシのことは必ず考えていた。

3月12日
別れは突然やってくる…
今日で二人は離ればなれになってしまう。
もう一度二人で来ようと約束したつぼみのままの桜坂で待ち合わせ

彼女は彼に会うと別れが辛くなるから
明日、待ち合わせの場所には行かずに一人で空港へ行くことにした

シャクワイは、日記のないように嘆いた・・・
「ひどいわ、ひどいわ」
「最後に一目でも会ってさよならと言いたい」
「たとえそれが最後の一言になってもかまわないから」
残酷な内容の日記となってしまった。・・・・

ヨシは、待ち合わせ場所で待つ。しかしシャクワイはこない。
そこで、シャクワイがこないのは日記による指示だと知る。

別れも言わずに一人で空港へ向かった彼女にもう一度会うため
彼はタクシーをつかまえて空港へ向かった

ヨシはタクシーで成田まで行く(ちなみにタクシー運ちゃんは慎吾ちゃん)

ェックインの最終時刻を告げるアナウンスが流れたら
彼女は立ち上がりチェックインカウンターへゆっくりと歩き出した

出発の時間になりシャクワイは、席を立つ・・・
電話の上にプレゼントとスケッチブックを置き・・・

ヨシが成田に着いた。
ヨシはスケッチブックとプレゼントを見つけた。
『国籍が違っても言葉が違っても
 あなたのこころは全て感じてる
 ありがとうYOSHI君
 わたしは全ての愛をYOSHI君に捧げ
 YOSHI君を包んで
 まるで私のプレゼントのように』
会いたい・・・・・

二人は出会えた。しかしシャクワイはセキュリティーゾーンの中・・・
言葉は交わせても触れ合うことはできない・・・

非常にも出発のアナウンスが鳴り響く・・・

ヨシはスケッチブックに中国語でこう書いた・・・
『さよなら 愛してる』

二人は、言葉の壁を乗り越えたが、別れが待っていた・・・・

スケッチブックを使い果たした時
二人は永遠に別れた…






プロローグ

悲しみのあまり座り込むヨシだが、ここで言葉の壁を越えられたかの試練があった。
中国語で、ヨシにアナウンスが流れる・・・
「日本アジア航空からお客様にご案内申しあげます。
須永祥之様、須永祥之様
日本アジア航空のカウンターまでお越しください」
ヨシは、なんとなくながら、カウンターに走る。

カウンターで日記が渡される・・・

彼は彼女の事を忘れることができずすべてを棄てて
彼女に会いに台湾へ向かった

ヨシは中国語で書かれた日記の内容を完全に読み
台湾へ行くことを決意した・・・・





第6話

(日記)
3月29日
再会後、二人にとって台湾での初めてのデート
公園の真っ赤な塔の前で待ち合わせ。
「草安(おはよう)」
「草安(おはよう)」
中国語で挨拶を交わす二人。
彼女は彼のためにお弁当までつくって、用意もばっちり。
二人は楽し気に話ながら公園を出た。
(日記)
彼女は、彼の運転するバイクに乗り台湾で一番大好きな場所へ彼を連れていく。
二人はヘルメットをかぶった。
「ヨシ、だいじょぶですか?」
彼女は彼に語りかけた。
まずは彼がバイクにまたがる。
「大丈夫だよ」
彼は後ろに彼女を乗せるとバイクをスタートさせる。
台湾の街並を走り抜ける二人。
2人にとってはじめての体が触れ合う距離。

「気をつけて、気をつけて」
彼は彼女に語りかける。
「大丈夫、ヨシを信じているから」
彼女は彼に言った。
「今日、どこいくの?」
彼は彼女に聞いた。
「秘密」
「秘密?」
彼女は彼に道案内をする。だけれど、目的地は秘密。
「どうして秘密かっていうとね、日本にいた時、
どこに行くのって聞いてもヨシはいつも秘密って言ってたからよ。」
彼は思わず笑ってしまう。

道の途中、おかしな日本人ヒッチハイカーの2人組に遭遇するが、
無視してさらに先に進む。
走り始めて1時間。台北市街を抜けて山間に入ると、
そこには一面のお茶畑。
お茶畑の中のティーハウスでお昼休憩。
まずは茶を楽しむ二人。
そして彼女は手作りのお弁当を取り出した。
「もしまずくても、ヨシはおいしいっていわなくちゃダメ!」と彼女。

彼は「おいしいは、おいしい、まずいは、まずい。」ちゃんと言うよと伝えた。
「じゃあ、食べさせない。」
お弁当をひっこめようとする彼女。
彼は慌てて引き止める。
「わかった、わかった。」
二人で彼女の作ったお弁当に舌鼓。
お茶畑の中の楽しい時間が過ぎていく。


再び二人はバイクに乗って目指す目的地へと向かう。 出発して3時間。山間のにぎやかな場所に出た。 彼女が彼を連れて来たのは台湾でも有数の観光地。
(日記)
二人はトロッコに乗ってロープウェイ乗り場に向かう。 すると、偶然彼女は仲の良い友達に出会い彼を紹介する。
ロープウェイに乗り込むとそこにいたのは彼女の友達。
彼女に自分はどう紹介されるのだろうか?気にする彼。
まず彼女は彼に友達を紹介した。
「シャオランと、シャオピン。」
二人の友達は彼女に彼が誰だか教えてよ、と聞く。
彼女は二人に言う。
「私の日本の友達よ」
と紹介した。
日本の友達。中国語でも意味は理解できた。
彼は少し寂し気な眼差しを窓の外に向けた。
彼女とその友達は彼の話題で盛り上がる。
もちろん全て中国語での会話。
彼はいつもと違う彼女の言葉に意味が分からない。
「彼はなんで台湾に来たの?」
友達の一人が彼女に聞いた。
彼女はその意味を彼に分かるように伝える。
彼は戸惑う。
彼女は友達に私のために来たんだと思うと言うと、彼は力強くうなずいた。
「よっぽど大事に思っているのね。」
友達が彼女に言った。
彼は三人が自分のことを話しているのは分かるのだが会話に入ることができない。
彼と彼女の関係について話ははずむ。
やがてロープウェイは山頂に着いた。二人は彼女の友達とそこで別れた。
(日記)
友達と別れた二人は山の上にある遊園地で久しぶりの楽しい時間を過ごす。
二人は、日が暮れるまで、
遊園地を思いっきり楽しんだ。
しかしここで、2人を引き裂く残酷な日記が渡される。

二人は遊園地を思いっきり楽しんだ。陽も暮れるほどに。
(彼の日記)
彼は彼女に自分の事をどう思っているのか思い切て聞いてみた。
(彼女の日記)
彼女は彼に友達としか思えないと告げた。

二人はゆっくりと歩いてライトアップされた橋に向かった。
その橋の上で彼女は彼に言った。
「ここ、好きなの。ヨシが桜坂を好きなように。」
微笑む彼。
少しの間、二人の間に沈黙が漂う。
そして彼は彼女に自分の事をどう思っているのか思いきって聞いてみた。
彼の言葉に困った表情を見せる彼女。
彼女はふいに、ダンス、覚えてる?と問うた。
彼女は彼の質問を遮るようにダンスに誘う。
「ヨシ、ダンスの意味、憶えてる?」
「うん、ダンスの意味は憶えてるけれど…」
彼もダンスの意味は分かっているけれど確かな言葉が聞きたい。
本当の事を言えない彼女はダンスに誘うことで、そのダンスの意味で、必死に想いを
伝えようとする。
本当の事を聞きたい彼。
彼女は本当の事が言えない。
それぞれの想いを胸に二人は踊る。
彼女はダンスが終わると気持ちを断ち切るようにその場を離れる。
二人は近くのベンチに座った。
「俺もダンスの意味は、分かるけれど、できたら、できることなら」
「シャクワイ、俺に言って欲しい。」
彼はもう一度彼女に聞いた。
彼女は本当の気持ちを抑えて彼の質問に答える。
「ヨシ…」
「私達…」
「ただの…」
「友達。」
彼はただ一言、そっか、と言ったきり黙ってしまった。


(日記)
そして二人を包む時間が静かに止まった
耐えきれなくなった彼女は逃げるようにその場を去った。
彼は彼女の名前を書いたスケッチブックを頭上にかかげ、歩道に立っていた。



第5話

(日記)
日本で永遠の別れを告げた二人
しかしどうしても彼女の事が諦めきれない彼は
全てを捨てて、彼女に会いに台湾へ向かった。

台湾に到着した彼。しかしどうしていいかわからない。
その時彼の名前の書かれたボードを持つ現地の人から追加の日記が渡される。
(彼の日記)
彼はこれまでの記憶を頼りに彼女を探し出す。
彼が彼女について思い出す記憶。
「台北に住んでて、あとは、小学校、古亭小学校。」
それくらいしか思い浮かばない。

彼が台湾まで自分を探しに来ていると知った彼女は空港に向かっていた。
そのことを彼は知らない。

とにかく自力で彼女を探そうと自分の記憶だけを頼りに台北行きのバスに乗ろうとする彼。
「ニーハオ」
バスの窓口に話しかける彼。

やがて、彼女が空港に到着する。
日本からの飛行機がいつ着いたのか、彼女は空港の通路を歩く婦人に訪ねた。
「すいません。日本から来た飛行機はどのくらい前に着きました?」
「日本ですか?東京EG204はもう着きましたよ。」
「もう着いたんですか?」
「ええ。」
辺りを見回し彼を探す彼女。
「ヨシ、どこ?」

しかし、その時彼はすでにバス乗り場で順番を待っていた。
そして彼女がいることなど知らずにバスに乗り込む彼。

空港内に彼がいないことを確認した彼女はバス乗り場に向かう。
一台一台、バスの様子を確かめながらバス乗り場を歩いてゆく彼女。
そして、彼女は一台のバスの中に彼を見つけた。
「ヨシ」
バスに向かって呼び掛ける彼女。
彼は気付かない。バスはゆっくりと動きだす。
彼女はバスを追いかけながら彼の名前を呼ぶ。
バスは止まることなくそのまま走り去って行ってしまった。

彼女はタクシーで彼を追いかけようとした。
が、そこで一人の日本人観光客が彼女の乗ろうとしたタクシーを横取りした。
「台北駅まで行きます?」
運転手に訪ねる彼女。そんな彼女に詰め寄る観光客。
「ちょっと、ちょっと!!私が先やんか」
「すいません、トランク開けて下さい。」
タクシーにトランクを開けさせ荷物をつみこんでしまう。
彼女は事情を説明しようとする。
「すいません、急いでいるんですけれど、先に乗せていただいていいですか?」
しかし、まったく聞く耳を持たない観光客。

彼のバスは台北市内にさしかかる。

さっきのタクシーは日本人観光客を乗せて行ってしまった。
次のタクシーを待たねばならなくなってしまった彼女。
やがて新たなタクシーが彼女の前に滑り込んできた。
彼女はようやく彼を追って空港を後にした。
   
台北駅に着いた彼は彼女から聞いた小学校を探し始めた。
「すいません」
街行く人に片言の中国語で道を訪ねる彼。
しかし、自分では通じると思っていた中国語が全く通じない。
台湾の人が話す中国語が聞き取れなかった。

「彼の中国語は通じるのかな?困ったなぁ」
彼を追うタクシーの中で彼の事が気になる彼女。


彼は彼女が日本で感じた不安を実際に体験する。
自分が使っていた中国語も彼女だからわかってくれていたのだ。
「すいません」
「知ってますか?」
話しかけてはみるのだが、誰も止まってくれない。
彼女の優しさを改めて感じる彼。だからこそ彼女にもう一度会いたい。
その想いが通じたのか、彼はようやく学校の場所を知る一人の女性に出会う。

彼女を乗せたタクシーが台北駅に着いた時、すでに彼は小学校に向けて歩き出していた。
彼女は彼と話した人がいないか、探し始めた。
「日本人男性に道を聞かれました?」
彼女は植木の側に腰を下ろしていた女性に話しかけた。
「日本人男性に道を聞かれました?」
「はい、はい、はい。」
彼女も彼と会話をしたおばさんに出会う。
「彼に古亭小学校がどこにあるのか聞かれたから中正紀会堂の近くにあるって教えたよ。」
「古亭小学校がどこにあるか聞かれたの?」
彼が自分の事を憶えていてくれことに驚き、喜ぶ彼女。
「まっすぐ行けば、中正紀会堂が見えるって教えたよ。」

彼女にもう一度会いたい一心で小学校という手がかりだけで彼女を探す彼。

10分遅れて彼女も彼と同じ道を通過する。二人の距離は徐々に短くなっていく。

やがて彼の目に小学校らしき建物が飛び込んでくる。
「これだ。」
しかし彼が見つけた小学校は古亭小学校ではなかった。
彼は間違った小学校を教えられてしまっていた。
改めて道を訪ねる彼。親切に教えてくれる現地の人。
しかし彼は意味を理解する事ができない。
現地の言葉が更に彼を苦しめる。
それでも気を取り直して歩き出す彼。

彼女は走って小学校に到着した。しかしそこに彼の姿は見当たらない。
彼がどうしているのか不安になりしゃがみこむ彼女。
「どうして。」
困惑の言葉が口から漏れた。

(彼女の日記)
彼女は自分の通っていた小学校に到着するが彼の姿は見当たらない
そこで彼女は、彼に目印となる手掛かりを残すことにした。

辺りは陽が傾きかけた頃、彼もまた小学校に辿り着いた。
門の前に立ち止まり辺りを見回す。
そこには、もう誰もいない。
(彼の日記)
彼女の母校に到着するが既に学校は閉まっていて誰もいない。
彼が彼女を捜し出す手段が途切れてしまった。
どうしていいのかわからずその場に座り込む彼。
頬杖をつき思案にくれる。

彼は彼女が残した目印に気付いてくれるのだろうか?それは彼女が迷子になった時にしていた手袋。

しかし彼は腰掛けたままなかなか、それに気付かない。

さらに陽が傾き学校の門が閉められた。ふとその門に目を向けるかれ。
彼はそこに彼女の手袋を見つけた。
彼は彼女もまた自分のことを探していたことに気付く。
「小学校の他に手掛かりが無い。そのことだけで諦めに似た感情を持ってしまった自分。」
「もう諦めるわけにはいかない。」
彼女の想いが彼に届いた。
彼は再び彼女を探し始める。

そして彼女が学校に戻って来た時、彼もまた手袋に気付いてくれたことを知った。
   
彼女を必死に探す彼。彼女は必ずこの近くにいる。
彼を探す彼女。彼は絶対に諦めない。彼は必ずこの近くにいる。

知らない街で伝わらない言葉で必死に彼女を探す彼。
会いたい思いが二人を近づける。

彼は彼女の名前を書いたスケッチブックを頭上にかかげ、歩道に立っていた。
その彼の姿に彼女が気付いた。
「ヨシ!!」
通りを挟んだ向こう側から彼女が彼に呼び掛けた。
しかし彼は彼女の声に気付かない。
彼女は彼に向かって走り出した。
台北の雑踏の中、二人は再び出会った。



(日記)
二人の影が一つになった。


第7話
別れは突然やってくる。
春のとずれた台北・・・彼は彼女を呼び出した・・・
そのわけとは・・・

彼は彼女に別れを告げもう2度と台湾へ来ないことを誓った。
そして、思い出のお守りを川に投げ捨て彼女のもとから立ち去った。

この日記の内容をイーロンは知らない・・・

ヨシは、イーロンに伝える・・・日記通りに・・・
「ヨシ・・・日本に帰る・・・」
イーロンがいつ?と聞く・・・よしは「今日」と・・・
イーロン「なんで??なんで???Don't go home please(帰らないで)」
ヨシは片言の台湾語と英語を混ぜて言った・・・
「もしこれ以上これ以上いたらもっともっと好きになってしまう・・・
でも・・・シャクワイとヨシ・・・友達・・・
二度と台湾に来ない・・・・」
ヨシは、川に二人の思い出のお守りを投げ捨てた・・・
イーロンは「なんで〜?」と叫び号泣する
イーロンは、自分の言った「ただの友達」との言葉を悲しんだ・・・
「(ただの友達だなんて)言いたくなかった・・・
やだよ・・・なんでこういなったの・・・・やだよ・・・・」
イーロンはその場に座り込み号泣した・・・

ヨシも、自分の発言・行動に悲しんだ・・・

イーロンが家に帰るとそこには置手紙が・・
手紙に書いてあるところにイーロンは走る・・・
しかしそこにはヨシはいなかった・・・
ヨシが昨夜徹夜して作った桜が木々に飾ってあった・・・
そこにはヨシからの手紙があった・・・
「今まで君と過ごせてとても楽しかった。本当にありがとう。
僕がシャクワイを追いかけて台湾に来たのは君の気持ちを知りたかったから。
正直な気持ちが聞けてよかったと思う。
これ以上気味のそばにはいれないので僕は日本に帰ります。
果たせなかった約束の変わりにプレゼントがあります
へたくそだけど僕の手作りの桜、シャクワイに見せたくて作りました。
日本に帰るけどこれだけは忘れないで・・・ヨシとの思い出・・・
そして・・・・
ヨシは今でも、誰よりも君を愛してる。ヨシにとってのプレゼントは
君に会えたこと・・・一生忘れないよ
いつも明るい笑顔でさようなら・・・
ヨシとシャクワイは”親友”です」

ヨシは、その頃空港にいた・・
そこで、イーロンの「ただの友達」というのは日記の指示だと
聞かされる・・・
その頃イーロンにもヨシの行動は日記の指示だと知らされる・・

そして、二人に恋は終わった・・・

最終話
二人は○○で待ち合わせ

この日記には待ち合わせ場所も日時もかかれていない

ヨシは待ち合わせ場所を「桜坂」と・・・
そして、イーロンも「桜坂」だと言った・・・・

ヨシは、早速桜坂に足を運んだ・・・

桜坂でイーロンをまつヨシにとある警察官(福山雅治)が声をかけた
警察官はヨシに何をしているのかを聞く
ヨシは自分の勝手で約束していない女性を待っていると伝える
警察官は自分の過去の恋話をする。
警官「昔俺、この近辺に住んでいて、そのころ仕事とかで忙しくて
好きな子に自分の本当の気持ちを打ち明けられなくてね・・
また桜が咲く頃に・・・いつかここ(桜坂)で会えたらいいな なんて思って・・・」
さらに警官はヨシに聞く
「今の・・・君の本当の気持ちは?」
ヨシは言った
「好きです。言葉は通じなくても、それは変わらない」
警官は「きっとくるよ。君の気持ちに迷いがなければきっとくるよ」
そういって警察官はその場を後にした。

イーロンは、二人の思い出の水晶を探していた
ヨシが川に投げ捨てた水晶を・・・

ヨシは1日中桜坂でイーロンを待つ
イーロンは1日中川で水晶を探す

二人の愛がここまで動かす・・・・

ヨシがまた桜坂にやってきた。
そしたら、なぜか桜坂に「捨てたはずのお守りがあった」

ヨシは、これが永遠の別れではないかと・・・・
でも、そうは思いたくなかった・・・・
”これ(水晶)はヨシが持ってて、これを私だと思って思い出して・・・」
ヨシは、そう判断した・・・・いや、そうは思いたくなかった・・・

ヨシはスタッフからイーロンからの手紙を預かった・・・
その手紙には、今までにヨシが教えた日本語がつづられていた
それを見たヨシは、涙が止まらなくなった・・・

そして、ヨシは別れと確信し、その場を去ろうとした・・・

しかしその時、イーロンがやってきた。
イーロンはヨシを探しに空港まで行っていたのだ。

イーロンは初めてヨシに自分の気持ちを告白する。片言の日本語で・・・
「国籍が違っても・・・言葉が違っても・・・あなたの心はすべて感じてる・・・
ヨシ・・・愛してる あなたが好きです」

そして、二人はキスをした・・・・

そして二人は、永遠にスケッチブックを使うことはなかった。


未来日記V 完





キャストの紹介〜〜♪

須永祥之(ヨシ)
会社員(22歳)
彼女いない歴 1年
好きな女性 キレイな女性
今までに付き合った人数 4人
ルー・イーロン(シャクワイ)
OL(21歳)
彼氏いない歴 2ヶ月
好きなタイプ 責任感のある人
今までに付き合った人数 2人

スタッフ紹介〜〜〜♪

脚本・演出(南原清隆 )

監修(いとうせいこう)
「未来日記」全シリーズ

主題歌(福山雅治)
「桜坂」