アドヴァンスドファイティングファンタジーリプレイ

運命の森の魔法使いの要塞


ヒーロー/ヒロイン
  シャラ=ピックル
    人間の女の子。旅の魔法戦士。
    決め台詞は「か弱い女の子に何させるのよ。」
  エルロンド
    エルフの吟遊楽人。
  AM(?)
    正体不明の人間(?)の盗賊(?)
    決め台詞は「あとは任せた。」


::: シーン1 酒場 ::: アランシアはシルバートンの町。 ディレクターは、画面をとある酒場にズーム アップします。 その酒場に我がらヒーロー達が、酒場に入ってきます。 エルロンド:酒場? 俺は所持金金貨3枚しか無い。 シャラ:あたしは金貨6枚も持ってるわよ。 初期所持金は1Dだからマックス ね。 ディレクター(以下D): ちなみにこの世界、物価は非常に高くなっています。 宿で1回の食 事をするのに金貨2枚必要です。 10mのロープで金貨6枚です。 シャラ:うっ、じゃぁ、急いで仕事探さないと飢え死にね。 エルロンド:俺はとりあえず帽子を前に置いてリュートを弾いている。 D:<演奏>技能を振って下さい。 エルロンド:-4成功。 D:それでは、聴衆から銀貨4枚投げられました。 シャラ:いいわね、特技のある人は。 バーデンに仕事無いか聞いてみるわ。 D:たむろしていた酔っぱらい達が声かけてきます。 「よぉ、姉ちゃん、金無いのか? なら俺と一晩付き合いな。 金払 った上に天にも昇る気持ちにさせてやるぜ。」 シャラ:無視。 D:酔っぱらいが肩に手を置きます。 「つれないなぁ、姉ちゃん。」 シャラ:《光》で目を眩ませるわ。 D:では判定してください。 6ゾロだとファンブルです。 シャラ:(コロコロ) 6ゾロ! 一同爆笑。 おおっと!表の結果は“術者の持っていた金貨が全て蝶になってひらひら飛び さってしまう”でした。 シャラ:…蝶が6羽飛んでいくわけね。 酔っぱらい/D: 「おお、姉ちゃん、大道芸人だったのか。」 エルロンド:盛り上げる様な曲を弾いてやろう。 シャラ:エルロンドを八つ当たりで1発殴っておくわ。 「あんた、何歌ってるのよ。」 エルロンド:「歌ってない。 弾いたのみだ。」 シャラ:もう1発殴る。 D:シャラには酔っぱらい達から銀貨6枚投げられます。 シャラ:プライド捨てて銀貨を拾うわ。 D:酔っぱらい達は好き勝手に騒いでます。 「いいぞ。 もっとやれ。」 「脱げ〜。」 シャラ:両手剣を軽々と持って見せて 「…うるさい。」
ここでディレクターは、画面を2人のヒーローにズームアップし、簡単にプロフ ィールを紹介することにします。 シャラ:あたしは人間の女の子、シャラ=ピックル。 旅の魔法戦士を目指す か弱い女の子。 年齢はひ・み・つ☆ D:<強力>で<両手剣>のか弱い女の子、ですか? シャラ:そうよ。 何か? D:いえ、別に。 シャラ:昔、親のいいつけ破って森の奥に行ったとき、格好いい魔法戦士の お兄さんに助けられたの。 それで、その人に憧れてあたしも魔法戦 士を目指してるのよ。 エルロンド:俺はエルフのエルロンド。 能力的には、専業魔法使いだが、生業は 吟遊楽人。 1曲披露しよう。 D:それは後にしてください。
それではシーンを進行させましょう。 D:酒場に、わりと身なりのいい初老の男が入ってきます。 「どなたか、腕に自身のある方はいらっしゃいませんか? 特に、魔 法使いと戦った方は?」 シャラ:「剣の腕なら引けを取らないわ。 エルロンド、あなたは魔法得意よ ね?」 エルロンド:「俺の魔法はこの心に染み入る音楽だ。」 初老の男/D:「別に歌い手は必要無いのですが…。」 シャラ:「謙遜してるのよ。 この人ほどの魔法使いはそうはいないわ。」 初老の男/D:「魔法使いの方なら、是非お力をお借りしたい。」 シャラ:「どんな仕事なの?」 初老の男/D:「これは失礼いたしました。 私は、ある商人の旦那様に仕える者な のですが、旦那様のお嬢様が、魔法使いに誘拐されたのです。 身 代金を要求されているのですが、払ったところでお嬢様が無事に 帰ってくるという保証はございません。 何と言いましても、胡散 臭い魔法使いのことですから。 あ、いえ、魔法使いが全て胡散臭 いと申してるわけではございません。 そこで、お嬢様を救出に行 ってくださる方を探しているのです。」 シャラ:「どうしてあたし達みたいな流れの冒険者に声をかけるの?」 初老の男/D:「少々申し上げにくいのですが、最近、旦那様は少々事業で失敗な されまして、あまり有名な方を雇うのは経済的に苦しいのでござ います。 いえ、皆様が無名だからと言って、信用できないと言っ ているわけではございません。」 エルロンド:「信用できないのはお互い様だな。 受けるかどうかは報酬次第だ。」 初老の男/D:「お嬢様を無事救出していただければ、お2人で金貨100枚をお支払 いいたします。」 エルロンド:「前金で半分。」 初老の男/D:「いえ、全額成功報酬、とのことでございます。」 シャラ:「誘拐犯の魔法使いの名前は?」 初老の男/D:「ダークウッドの森に住むゾルドという魔法使いでございます。」 シャラ:その名前に聞き覚えはある? D:<世界の知識>を振ってください。 持ってなければ<技術点>その ままです。 シャラ:-7成功よ。 D:ゾルドは、オークやゴブリンなどを手下に従えているそうです。 怪 しげではありますが、今まで特に大きな騒ぎはおこしていないので、 国で討伐隊を送る、なんてことはありませんでした。 一言で言えば、 小悪党タイプです。 シャラ:ゴブリンやオークの数はかなりいるの? D:従えてるのは20〜30匹くらいと思われます。 エルロンド:ここから魔法使いの住みかまでの距離はどれくらいだ? D:馬を飛ばして半日くらいで森に着きます。 そこから森の中を歩いて 2,3時間といったところです。 「向こうは身の代金の受け渡しに3日後を指定してきています。 旦 那様が受け渡し地点に向かわれますので、あなた方がその間に裏 から魔法使いの塔に潜入し、お嬢様を救出していただきたい。」 エルロンド:「馬は貸して貰えるのか?」 初老の男/D:「必要とあればお貸しします。」 エルロンド:「それから、多少の装備と食糧が必要だ。 帰りまで馬が無事という 保証は無いから、歩いて行帰りできる最低限として、4日分はいた だきたい。」 初老の男/D:「食糧についてはお渡しいたしましょう。」 エルロンド:「それから、矢を1ダースほどくれ。」 初老の男/D:「その程度でしたら。」 シャラ:「で、いつ行けばいいの?」 初老の男/D:「遅くとも、明後日の朝には出発していただきたい。」 エルロンド:「明後日出発するのなら、今日と明日の宿代は出してくれるのか?」 初老の男/D:「受けていただけるのなら、お屋敷にお泊りください。」 シャラ:「この仕事はあたし達2人だけでするの?」 初老の男/D:「私以外にも、使用人が何人か雇われてくれる方を探してあちこち まわっております。」 シャラ:「分ったわ。 じゃ、その条件で受けるわ。」 初老の男/D:「ありがとうございます。 ではお屋敷においでください。」
::: シーン2 屋敷 ::: D:屋敷に行くと、奥から恰幅のいい男が出てきます。 「どうだ? 優秀な冒険者は見つかったか?」 「こちらの方達でございます。」 「何? 2人だけか?」 「それが、魔法使いが相手となると、しり込みいたしまして。」 「何でそんな奴に声をかけるんだ。 もっと勇敢な奴を探せ。 金な らいくらでも出すと言っただろうが。」 その言葉を有能そうな青年が遮ります。 「お言葉ですが、店には無限に金があるわけではございません。」 「何を言ってる。 娘が拐われたんだぞ。 うちの娘はそんじょそこら にいるのとは違うんだ。 素直で優しくて、聡明で美人でだな…。」 シャラ:「あの、誘拐されたときの状況を教えてよ。」 D:有能そうな青年−番頭なのですが−が出てきます。 「私からご説明いたしましょう。」 商人の娘サリッサは、商談をまとめるために隣の町に出かけました。 その帰 り道、グリフォンに乗った魔法使いに襲われました。 空からの襲撃に、護衛達 が混乱してる間に拐われたのです。 エルロンド:グリフォンを操るにはどの程度の実力が必要だ? D:魔法で操るには、ある程度レヴェルの高い魔法使いでなければ無理 です。 ただ、子供の頃から育てれば、魔法が無くても手なずけるこ とは可能です。 シャラ:グリフォンって、よく見掛けるものなの? D:グリフォンの生息地は、人里離れた高山地帯ですので、めったに見 掛けることはありません。 子供のグリフォンとなればなおさらです。 エルロンド:つまり、<魔法>技能がやたら高い奴か、<運>がやたら高い奴か、 と。 シャラ:「何とかして、グリフォンと魔法使いを引き離したいわね。」 エルロンド:「引き離せない様な気がするな。」 シャラ:「それは持っていき方次第よ。」 番頭/D:「調べたところ、その魔法使いの塔は岩山の上に建っている様です。 その岩山には、手下のゴブリンやオークが出入りしている洞窟が ございます。 あなた方は、その洞窟から潜入し、サリッサ様を救 出していただきたい。」 エルロンド:「とにかく、助ければいいんだろ。」 商人/D:「そうだ! 金はいくらでも出す! 娘を助けてくれ!」 エルロンド:「1人100金貨ということだったな?」 商人/D:「100出せば娘を助けてくれるんだな? いくらでも持っていけ!」 シャラ:「1人100なのね?」 D:番頭の青年が主人を制します。 「いえ、お1人辺り50でございます。」 「何を言う、それで依頼を受けてくれなかったらどうするのだ!」 「この方達は、50で納得したからこそここにいるのでございます。 100も出す必要はございません。」 「金など後で稼げるじゃないか。 娘は1人しかおらんのだぞ。」 シャラ:使用人とかに、この商人と、誘拐されたお嬢さんの評判に聞いてみ たいわ。 D:サリッサは、かなりしっかりした娘という評判です。 年齢は17です が、すでに父親の片腕として働いています。 一方父親の方ですが、 少々うっかり者、というのが大方の意見です。 ここの商売がそれな りに成り立っているのは、先ほどから話している青年−番頭なので すが−が押さえるべきところを押さえてくれているおかげだ、と言 われています。 シャラ:その番頭は信用できるの? D:回りの評判では信用できそうです。 シャラ:現在ここの店が抱えているトラブルを調べたいわ。 トラブルがある のなら、今回の件と関係あるのかも。 単純に、身代金目当てなら簡 単なんだけど、ここで娘と、旦那が帰ってこなければ、この店のライ バルにとっては有利よね? D:どうやって調べます? シャラ:使用人とか、近くの町の人とかに聞いてみるわ。 D:皆さんは冒険者ですから商売のことに関しては専門外ですから…そ うですね、とりあえず<技術点>を振ってみてください。 シャラ:-2成功。 D:商売の上のことについてはよく分かりません。 シャラ:「お嬢さんは何の商談をしに隣町へ行ったの?」 番頭/D:「農作物の買い付けでございます。」 シャラ:「その件に関して、何かトラブルはなかった? もしかすると、今回 の誘拐事件は、トラブルが原因かもしれないわ。 ゾルドはただの 手駒で、後ろに黒幕がいるという可能性は無い?」 番頭/D:「商売ですから、それなりのトラブルはときどきございますが、あ くまでも商売の上のことですし、そのためにわざわざ誘拐などと いう犯罪を犯すとは考えにくいですね。」 シャラ:この店って、傾いてるのよね。 そんな所の娘誘拐して、金取れるの かしら? この親父見たら納得したけど。 D:「えぇい、金ならいくらでも出すぞ。」 「ご主人様は黙っていてください。」 シャラ:魔法使いの塔の下の洞窟というのは誰が見つけたの? D:魔法使いがそこに住んでいるのは周知でしたし、以前からゴブリン が出入りしてるのは目撃されていました。 エルロンド:「油瓶が何本か欲しい。 それと、馬に積めるくらいの干し草を用意 してくれ。」 シャラ:「油を撒けば、あたしの《火炎》で火をつけられるわね。」 エルロンド:「それでゴブリンを燻し出せるな。」 商人/D:「待ってくれ。 中には娘がいるんだ。 火なんてつけないでくれ。」 エルロンド:「ゴブリンの中にいる様ならすでに死んでいる。」 商人/D:「な、何を言うんだ、お前は。 娘はちゃんと生きてるんだ。」 「旦那様、落ち着いてください。」 「えぇい、誰だ、こんな奴つれてきたのは。 本当にあんた、娘を助 けてくれるんだろうな?」 エルロンド:「保証はできん。」 商人/D:「それじゃ困るんだよ。 必ず助けてくれ。」 エルロンド:「なるようにしかならん。」 商人/D:「あんた、自分の娘が誘拐されたこと無いからそんなこと言えるん だ。」 エルロンド:「所詮は人間。 数十年の命だ。」 商人/D:「えぇい、誰だ、こんなエルフ連れてきたのは。」 エルロンド:「助けて欲しければこちらの言うことに従ってくれ。 とりあえず、 干し草と、油を用意してくれ。」 商人/D:「おい、本当にそれで大丈夫なのか? 火だぞ、火。 娘が火に巻か れたらどうするんだ。」 エルロンド:無視して準備。 エルロンド:「やはり燻し出して突っ込むか。」 商人/D:「やめてくれ。 娘が、娘が死んでしまう。」 エルロンド:旦那は無視。 シャラ:「それは、交渉場所から煙が見えるかもしれないわ。 それよりも、 洞窟なら、水攻めにするという手もあるわね。 人質が洞窟にいれ ば、人質も死ぬけど、多分塔の方にいるわ。」 商人/D:「もし娘が洞窟の方にいたらどうするんだ。 えぇい、誰だ、こんな 奴等つれてきたのは。」 「旦那様、落ち着いてください。」 「これが落ち着いていられるか。 おい、あんた、聞いてるのか。 いいか、何が何でも娘を無事に助け出すんだぞ。」 エルロンド:「成功させないとこっちだって報酬無いからな。」 主人/D:「そうだ、娘を無事に助け出せば、報酬は思いのままだぞ。」 エルロンド:「思いのままなんだな?」 番頭/D:「お2人で100金貨でございます。」 エルロンド:「さっき1人で100と聞いたが?」 番頭/D:「聞き間違いでございましょう。」 エルロンド:「エルフの記憶力をなめるなよ。」 番頭/D:「では記憶違いが起こりませぬ様に、契約書をお作りいたしましょう。 こちらにサインをお願いいたします。」 シャラ:契約書の内容を確認するわ。 D:娘を無事救出すれば1人辺り金貨50枚支払う、と書いてあります。 シャラ:その無事、という条件は? エルロンド:生きてりゃ無事だ。 D:不可抗力が証明されれば、多少の怪我でも支払う、とのこと。 エルロンド:「契約書がいくらあっても、払って貰えるという保証になるのか?」 番頭/D:「こちらも商売、信用第一でございます。」 エルロンド:「で、信用できるのか?」 D:「当方といたしましては、信用していただくしかございません。」 「おい、そんなこと言って、仕事降りられたらどうするんだ。 えぇ い、信用できないなら100でも200でも前金で払ってやる。」 「旦那様は黙っていてください。」 シャラ:あたしはどうでもいいわ。 たとえ100貰ったところで、今度は蝶が 100羽出るだけの様な気がするわ。 エルロンド:「交渉にはいくら持っていくんだ?」 番頭/D:「あなた方が知る必要はございますか?」 エルロンド:「そちらがどの様に交渉するのかを知ってないと、 連携した動きが 取れない。 裏に回る人間のことも考えてくれ。」 番頭/D:「まず、向こうが身代金として要求してきたのは金貨500枚でござい ます。」 エルロンド:「その金貨500枚は用意できるのか?」 主人/D:「もちろんだ。 娘が助かるのなら、500枚だろうが、1000枚だろう が。」 エルロンド:「で、現場にはいくらもっていくのだ?」 D:「持てるだけ持っていく。 1000でも2000でも。」 「旦那様、屋敷には無限に金があるわけではございません。」 「何を言う、娘が誘拐されたんだぞ。 あの美しくて聡明で素直で優 しい天使の様な娘が。」 シャラ:この店、長くないわね。 エルロンド:「交渉は旦那が1人でいくのか?」 シャラ:それは交渉にならないと思うわ。 それだと、娘を救出して帰ってき たとして、今度は旦那の方がいない可能性はあるわ。 この旦那なら、 交渉は間違い無くうまくいかないだろうし。 D:「旦那様と私が、身代金要求の現場に向かいます。 できれば私1人 で参りたいのですが。」 「娘が誘拐されたんだぞ。 わしがいかなくてどうする。」 エルロンド:「交渉にはできるだけ時間はかけてくれ。」 商人/D:「時間をかけて、その間に娘に何かあったらどうするんだ。」 エルロンド:主人は無視。 番頭/D:「それはお任せください。 それなりの交渉術は持っております。」 エルロンド:「交渉の開始時間は?」 番頭/D:「ちょうど正午でございます。」 エルロンド:「ゴブリンが出入りしている洞窟から、交渉の場所までは遠いのか?」 番頭/D:「直線距離では近いのですが、歩いてですと距離がございます。」 シャラ:「向こうはグリフォンで飛べばすぐってわけね。」 エルロンド:「連絡要員が欲しい。」 番頭/D:「では2人ほどそちらにおつけしましょう。」 シャラ:「中入ってしまえばアバウトになってしまうわね。 内部の見取り図 でもあればいいんだけど。」 エルロンド:「そもそも、洞窟と塔が繋がっている、というのは確かなのか?」 番頭/D:「確か、とは言いかねます。 中に入って、確かめた者がいるわけで はございませんので。 ですが、洞窟と塔との位置関係から、内部 で繋がっているのはほぼ間違いないでしょう。」 エルロンド:「だが、繋がっていない可能性もあるのなら、半日くらい前から侵 入した方がいいかもしれん。」 番頭/D:「そうですね、サリッサ様がどこにいるかも分かりませんし。」 シャラ:「それを確かめるためにも、中に入ってゴブリン1匹捕獲したいわ。」 エルロンド:ゴブリンと交渉は可能か? D:ゴブリン語を知っているかどうか、<言語>ロールが必要です。 シャラ:「話せない様ならそのままズンバラリンするまでよ。」 エルロンド:「とりあえず今晩出発しよう。 現場に行ってみないと情報が少な過 ぎる。」 商人/D:「くれぐれも先走って娘に危険なことをしないでくれよ。」
::: シーン3 運命の森 ::: シャラとエルロンドは、馬を飛ばし、翌日の朝頃ダークウッドの森に到着しま す。そこから歩いて数時間、ゾルドの塔の近くにやってきました。 エルロンド:塔を観察できる場所へ行く。 D:森の中に、岩山が突き出ています。 その上に塔が建っています。 エルロンド:出入り口は何処だ? D:森の上から、塔の部分は見えますが、洞窟のある岩山部分は木に隠さ れて見えません。 シャラ:何処にあるかの情報は聞いてるわよね。 その近くに行ってみるわ。 D:<技術点>を振って下さい。 エルロンド:森の中での行動なら、<森の知識>を使えないか? D:ではそれでも結構です。 エルロンド:6ゾロ。 D:ベキベキと大きな音を立ててしまいました。 その音に気付いて、ゴ ブリンが2匹現れて向かってきます。 シャラ:向かってくるのね。 それはラッキーだわ。 逃げられた方がやっかい よ。 エルロンド:ゴブリンは2匹だけだな? ならまず《眠り》だ。 D:1匹が眠り込みました。 もう1匹は、シャラに攻撃します。 シャラ:か弱い女の子に攻撃してくるなんて許せないわね。 エルロンド:「お前達も働けよ。」 連絡係/D:「えぇっ、俺達も戦うんですか? そんなの聞いてませんよ。」 エルロンド:「働いた方が報酬も良くなるぞ。」 連絡係/D:「俺達は固定報酬なんですよ。」 所詮はゴブリン、<両手剣>12を誇るシャラの敵ではありません。 ゴブリンは わずか1撃で斃されます。 エルロンド:縛り上げて、つれてきた連絡係に命令して物陰に運ばせる。 連絡係/D:「えぇっ、こんな汚いの運ぶんですか? 途中で起きたらどうするん です。」 エルロンド:「運べ。」 連絡係/D:「そんなの契約にありませんよ。」 シャラ:「お嬢さんを助けたくないの?」 連絡係/D:「別に、助かろうが助かるまいが、契約には関係ありませんし。」 シャラ:「はいはい、あたしが運ぶわ。 まったく、か弱い女の子に何させる のよ。」 D:ゴブリンはしばらくすると目を覚まします。 「ウゴ?」 シャラ:「おはよ。 ちょっと聞きたいんだけど?」 とにっこり。 ゴブリン/D:「何ダ、オ前ラ?」 シャラ:《火炎》で威嚇するわ。 ゴブリン/D:「オ前呪イ使ウカ? ぼすト同ジカ?」 シャラ:「この前、あなた達のボスが人間のお嬢さん連れてこなかった?」 ゴブリン/D:「ぼす、人間ノ牝、連レテキタ。 旨ソウダッタ。」 シャラ:「連れてきて、どうしたの?」 ゴブリン/D:「ぼす、上ヘ連レテイッタ。 旨ソウダッタノニ、俺達ニハクレナイ。」 シャラ:「上へはどうしたら行けるの?」 ゴブリン/D:「洞窟ノ奥カラ行ケル。 デモ行ッタラぼす、怒ル。 ぼす、強イ。 トテモ強イ。」 シャラ:「あなた達の仲間は何匹くらいいるの?」 ゴブリン/D:「沢山。 俺達数多イ。 デモ、ぼす、俺達全部ヨリ強イ。」 シャラ:「中にいるのはあなた達だけ?」 ゴブリン/D:「上ノ方、デッカイおーがーイル。 イツモ俺達ノ獲物横取リスル。」 エルロンド:「獲物はどうやって調達している?」 ゴブリン/D:「俺達外ニ出ル。 獲物イル。 俺達獲ル。」 エルロンド:「洞窟の中には何がある?」 ゴブリン/D:「俺達ノ住処。」 エルロンド:「住処には何がある? 飯食う所とか、寝る所とか?」 ゴブリン/D:「飯食ウ、寝ル、洞窟ノ中。」 エルロンド:「こいつ役に立たんな。」 シャラ:「じゃ、始末しちゃましょ。」 ゴブリン/D:「ウギャー。」
エルロンド:「さて、まだ時間はあるし、洞窟から出てきた奴を1匹ずつ始末して いくか。」 シャラ:「でも、ゴブリンの数が減ったら、ボスに気付かれる危険があるわ。」 エルロンド:「ゴブリンの数なんて管理していないと思うぞ。」 ヒーロー達は、洞窟の前で出てくるゴブリンを待ち伏せては斃していきます。 D:1日で2D匹のゴブリンを始末できます。 シャラ:10匹始末したわ。 D:ゴブリンは全部で銀貨10枚持っていました。 エルロンド:連絡係に 「君達は固定報酬だったな? ならこの銀貨は要らないな。」 D:連絡係の2人は、 「戦うより、固定報酬の方がいいよな?」 とか頷きあってます。 シャラ:仕事投げまくってるわね。 エルロンド:侵入する時間になったら連絡係は帰す。 シャラ:どうせいても役に立たないしね。
::: シーン4 魔法使いの要塞 ::: ヒーロー達は、油瓶と松明持って洞窟の中へ入っていきます。 D:中を覗き込むと、暗闇の中にゴブリンの赤く光る目が見えます。 ゴ ブリン達は、あなた達に気付いて襲い掛かってきます。 数は6匹。 (地点A) シャラ:速攻でカタを付けるわ。 同時に複数の敵と戦わないですむ様に狭い 通路に移動。 D:それでも2匹までは同時に襲ってきます。 エルロンド:油を撒いて下がる。 D:それはゴブリンの<技術点>で判定しましょう。 ゴブリンの<技術点>は5。 2Dで5以下を出さないと転んでしまいます。 結果、 油に足を踏み入れた4体のうち、3体が油で足を滑らせて転んでしまいました。 シャラ:転んだゴブリンにとどめさしていくわ。 転んだコブリンなど(転んでいなくても)ヒーローの敵ではありません。 6体い たゴブリンは、あっという間に退治されてしまいます。 D:岩陰にはまだ何匹がゴブリンがいる様ですが、襲ってはきません。 シャラ:《火炎》で威嚇しておくわ。 D:隅の方に引っ込んでいきました。
1階    ■■■■    ■■■  ■■■■■■  ■B↑■   ■■ ■■■■ ■  ■  ■ ■■   ■    ■    ■■■  ■ ■  ■■■■          ■  ■ ■■■■             ■■■■■■  ■                    A  ■■■■■■               ■■■■       ■■  ■■        ■■■        ■■  ■■      ■■         ■■ ■  ■■■ ■■          ■■■■■■ ■■■
D:洞窟の奥には、上に昇る階段がありました。 (地点B) シャラ:前方を注意しながら進むわ。 D:通路は右に曲がりながら昇っています。 <感知>が<罠の知識>で 振ってください。 シャラ:どちらも無いから<技術点>で振るわ。 -5成功よ。 D:足下の岩が、体重をかけると沈みそうです。 (地点C) シャラ:罠ね。 その岩って、普通に歩いたら踏む位置よね? ならその岩を 踏まない様にしていくわ。
2階    ■■■■   ■■■■  ■ ↑■   ■↓ ■  ■ ■■   ■■ ■  ■ ■     ■C■  ■ ■■■■■■■ ■  ■         ■  ■■■┼■■■┼■■■   ■   ■   ■   ■   ■   ■   ■   ■   ■   ■■■■■■■■■
ここで、シーンの進行をいったん止めて、ディレクターは残る1人のヒーローに ズームアップすることにします。 D:では最後のあなたは…何者ですか? AM(?):ボク? 名前不明,種族不明,職業不明,性別不明。 外見は人間の 子供だよ。 シャラ:どうして子供がこんな所にいるのよ? AM(?):さぁ? D:で、結局何者です? AM(?):ヒ・ミ・ツ。
D:岩を越えて通路を右に曲がると、左手に牢屋が2つ並んでいます。 牢屋には、それぞれ、1人ずつ捕まっています。 1人は見窄らしい格 好の農民の男です。 「助けてくんろ〜。」 もう1人は…どういう格好です? AM(?):どこにでもいそうな子供だよ。 「あれ? 食事の時間にしては早いね。」 シャラ:その子をよく観察するわ。 牢屋に捕まってながらそんな台詞吐ける なんてただ者じゃないはず。 AM(?):「お姉さん、今日の食事当番?」 シャラ:「違うわよ。 正義のみ・か・た。」 一同笑。 シャラ:「こんな所で何してるの?」 AM(?):「塔に忍び込んだら、捕まっちゃった。」 農民/D:「畑仕事さしてたら、オークが出てきて捕まっただ。」 シャラ:「いつからここにいるの?」 AM(?):「夕べから。」 農民/D:「おらはもう2日もここに閉じ込められてるだよ、 出してくんろ〜。」 シャラ:「食事は?」 農民/D:「1日1回、オークがまずい食事持ってくるだ。」 シャラ:「女の子がここにつれてこられてなかった?」 農民/D:「おら知らねだ。 それより、出してくんろ〜。」 シャラ:鍵は? D:見たところ近くには無い様です。 AM(?):「鍵なら開いてるよ。」 ガチャリ。 農民/D:「何でそっちだけ開いてるだ。」 AM(?):「開ければいいじゃない。 こんな鍵、簡単に開くよ。」 農民/D:「おらの方も開けてくんろ〜。 助けてくんろ、助けてくんろ〜。」 エルロンド:「やかましい。」 農民/D:「このままだど、おら殺されるだ。 きっと殺されるだ〜。」 エルロンド:「騒ぐな。 やかましい。」 農民/D:「助けてくんろ、助けてくんろ。」 AM(?):「開けていい?」 シャラ:「開けるともっと煩くなりそうね。」 エルロンド:「下手に騒がれても困る。」 AM(?):「と、いうわけだからごめんネ。」 農民/D:「酷いだ。 開けてくんろ、開けてくんろ〜。」 AM(?):ボクの所についていた錠前外して、この人の所にさらに付けるね。 農民/D:「あ、あんた、何するだ。」 AM(?):「暇だから。」 エルロンド:「もうここにいても聞けることは無さそうだな。」 シャラ:「じゃ、そろそろ行くわよ。 あなたはどうする? あたし達、これ から拐われたお姫様を助けに行くんだけど?」 AM(?):「面白そうなの見つかったら拾っていってもいい?」 シャラ:「あたし達はお姫様さえつれて帰れればそれでいいから。 じゃ、行 きましょう。」 農民/D:「待ってくんろ。 助けれくんろ、助けれくんろ〜。」 ヒーロー達は、農民の声を後に進んでいくのでした。
D:通路の両側から、剣を持った岩の腕が生えています。 (地点D) エルロンド:<魔法>で振っていいか? -3成功。 D:腕型のゴーレムの様ですね。 AM(?):<罠の知識>で-4成功だよ。 D:足下に石がいくつかあるのですが、それを踏むと反応する様です。 AM(?):その辺に落ちてる石を拾って投げる。 D:<投げ短剣>で振ってください。 AM(?):-6成功だよ。 D:石が地面に落ちると、その上辺りを剣が払います。 AM(?):「踏まない様に進めばいいんだね。」 エルロンド:「どれを?」 AM(?):「手近な石投げて、反応無かった所だけ踏めばいいんだよ。」
3階    ■■■■   ■■■■  ■ ↑■   ■↓ ■  ■ ■■   ■■ ■  ■ ■     ■D■  ■ ■■■■■■■ ■  ■E        ■  ■■■■■□■■■■■    ■     ■    ■     ■    ■     ■    ■     ■    ■■┼┼┼■■
D:通路を右に折れると、頑丈そうな扉があります。 外側に丈夫そうな 閂が付いているのですが、今は外されています。 シャラ:ひょっとして、動物特有の臭いがしない? D:動物臭い臭いがします。 シャラ:多分グリフォンがいる部屋ね。 先へ行くわ。
D:通路を右に曲がったところ、奥の方から火の玉が飛んできます。 (地点E) シャラ:下がるわ。 D:通路を手前に下がると火の玉は見えなくなります。 シャラ:感じからすると、火の玉を自動的に発射する仕掛けね。 何処かにセ ンサーは無い? AM(?):<罠の知識>-9成功。 D:見たところ、センサーになりそうな物はありません。 シャラ:火の玉は正確に撃ってきてたのよね? D:正確に皆さんの方へ向かってきていました。 AM(?):小石を放ってみる。 D:何も起きません。 AM(?):「どうやら、人間だけに反応するみたいだね。 じゃ、エルフさん、 後は任せた。」 一同笑。 エルロンド:角からそっと覗いてみる。 D:正確にあなたの方へ向かって火の玉が飛んでくるのが見えます。 AM(?):人の気配は? <感知>-5成功。 D:いる様な気配はありません。 シャラ:火の玉って、躱せそう? D:結構な速さで飛んできていました。 AM(?):何度も撃たせていればそのうち切れるよ。 無限機関なんてありえな いから。 シャラ:それは分らないわ。 エルロンド:「閂のある扉を先に調べてみないか?」 シャラ:「それしかなさそうね。」 D:扉を開けると、大形の鳥の羽と、大形の獣の毛があちこちに落ちて いる獣臭い部屋があります。 扉の反対側は、大きな鉄格子が開いて おり、その外は空中です。 鉄格子の横には、開閉レバーがついてい ます。 シャラ:ファイヤーボールのトラップに関係しそうな物は無い? D:見たところ、無さそうです。 AM(?):ここのドア、外せない? シャラ:なるほど、その手があったわね。 D:外すにはそれなりの道具が必要です。 AM(?):「強力さん、後は任せた。」 シャラ:「か弱い女の子に何させるのよ。」 力ずくで扉をもぎ取るわ。 <強力>-5成功。 D:あなたは軽々と扉をもぎ取りました。 シャラ:それを前面に挿頭して通路を進むわ。 D:扉を挿頭して通路を曲がりました。 すると、前に扉があるにも関わ らず、火の玉があなたに向かってくるのが透けて見えます。 シャラ:「え? あーっ、分った、そういうことね。」 扉を脇に置いて突っ込んでみるわ。 D:火の玉があなたに当ります、が、何ともありません。 シャラ:「やっぱり幻覚ね。」 とすると次は本物ってのがパターンね。
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D:昇っていくと、今まで岩山をそのまま切り出した洞窟だったのが、石 を積み上げた壁に変わります。 どうやら、塔の部分に入った様です。 通路は扉で行き止まりになっています。 AM(?):罠を調べるよ。 <罠の知識>-1成功。 D:それは物音を立ててしまいました。 扉の向こうからオーク語の怒鳴 り声が聞こえてきます。 「ごぶりん共、ココハオ前ノ来ル所ジャネェ。」 扉の向こうで足音が近づいてきます。 エルロンド:扉の前に油を撒く。 AM(?):扉をぱっと開けて 「それじゃ、後は任せた。」 D:扉の向こうでは、オークが1匹こちらに向かってきていました。 近 付いてきたオークは油で転びます。 部屋には他に、オーク4匹とオ ーガー1匹がテーブルで飲み食いしていました。 エルロンド:「後は任せた。」 シャラ:「か弱い女の子に何させるのよ。」 まず転んだオークをざっくり。 オーガー/D:「何ダ? 人間カ?」 AM(?):オーガーに投げ短剣。 命中して2点のダメージ。 オーガー/D:「ウゴッ。 何シヤガル。 オ前ラ、ヤッチマエ。」 AM(?):「何言ってるか分んないよ。」 D:オーガーに命令されてオーク達が向かってきます。 エルロンド:だが、扉の前は油撒いてあるぞ。 それなりのボーナスを付けて判定したのですが、オーク達は油で次々と転んで いきます。 エルロンド:オーガーには《眠り》。 D:《眠り》? オーガーの<運点>は7です。 …寝てしまいました。 エルロンド:「じゃ、後は任せた。」 AM(?):「後は任せた。」 シャラ:「あとはあたしに戦えって? か弱い女の子に何させるのよ。」 転んだオークは次々とシャラに斃されていきます。 D:オークのうち、1匹がオーガーを起しにいきます。 シャラ:起しに行ったら殴られるわよ。 「人が寝てるのに何さらすんじゃ。」 とか言われて エルロンド:オーガー起されると面倒なのでそいつに《眠り》。 結局、魔法で眠ったオーク1匹とオーガー1匹を除きオーク達は全て斃されます。 エルロンド:オーガーは脛動脈切って止めさす。 「じゃ、シャラ、任せた。」 シャラ:「か弱い女の子に何させるのよ。」 スパッ。 オーガー/D:「ウガァァ。」 AM(?):この部屋には何があるの? D:食事中だったらしく、テーブルには何かの肉と、酷い臭いの酒らし き物があります。 暖炉では肉が炙られています。 AM(?):テーブルクロスか何かある? D:そんな上等な物はありません。 AM(?):じゃ、オークの服脱がせてそれで縛る。 D:オークは腰布くらいしかしてませんが? AM(?):それで充分だよ。 D:いい、というのなら止めませんが…。 エルロンド:猿轡もする。 D:腰布で作った猿轡ですか? エルロンド:気にしない。 AM(?):暖炉で肉炙ってるんだよね? じゃ、金串あるよね? 金串をよく焼 いてオークのわき腹に当てる。 オーク/D:「ウガァァ。」 AM(?):「もう1本欲しい?」 オーク/D:「要ラン!」 AM(?):「じゃ、きりきり喋ってね。」 シャラ:「女の子がつれてこられなかった?」 オーク/D:「アノ人間ノ雌カ? ぼす、上ニツレテ行ッタ。」 AM(?):「ボスって何者?」 オーク/D:「ぼす、魔法使イ。 トテモ強イ。 ぼす戻ッテキタラオ前達殺サレ ル。」 AM(?):「じゃ、今はボスいないんだね。 それじゃ行こうか。」 オーク/D:「解イテクレ。」 シャラ:「可愛そうに。 痛かったでしょ。 すぐに仲間の所に送ってあげる わ。」 スパッ。 オーク/D:「ウガァァァ。」
5階         ■■■■         ■↓ ■         ■■ ■          ■ ■  ■■■■■■■■■□■  ■   ■     ■  ■   □     ■  ■   ■     ■  ■■■■■     ■  ■   ■     ■  ■   □     ■  ■   ■     ■  ■■■■■■■■■■■
::: シーン8 魔法使いの部屋 ::: D:扉を開けると昇り階段です。 その上には、両開きの扉があります。 シャラ:「多分次はボスの部屋よね。 扉開けたら罠がありそう。」 AM(?):<罠の知識>-5成功。 D:不用意に開けると針が飛んでくる様です。 <魔法>でも振ってみて ください。 シャラ:-5成功よ。 D:扉は魔法で閉められている様です。 AM(?):針の射出口を布切れで塞ぐよ。 エルロンド:《鍵開け》を使う…前に回復して欲しい。 結構魔法使ったんで<体 力>が減ってきてる。 D:回復系の魔法は、戦闘中は使えませんから、使うタイミングを考え てくださいね。 シャラ:じゃ、《体力増強》。 <体力点>が6点回復よ。 D:《鍵開け》をかけると扉が開きました。 部屋の奥には玉座がありま す。 その左右には、紋様が描かれた壷が2つあります。 AM(?):玉座に針仕込んでやろうかな。 一同笑。 D:皆さんが、部屋に入って数秒すると、玉座の左右の壷から、煙が吹き 出します。 そして、煙が消えた後には、1人の老人が立ってます。 シャラ:実体? それとも幻影? D:<魔法>で振ってください。 シャラ:-4成功よ。 D:実体が、《瞬間移動》を使って現れたんだと思います。 エルロンド:煙は演出だったんだな。 AM(?):きっと掃除してないんだよ。 エルロンド:ならここで火を付けたら粉塵爆発だ。 一同笑。 魔法使い/D:「お前達は何者じゃ?」 エルロンド:《骨抜き》。 一同笑。 魔法使い/D:「人の話は最後まで聞くものじゃぞ。 何者じゃ、お前達は。 わしは 今重要な取引で忙しいのじゃ。」 AM(?):「ボク達はただの通りすがりだから、気にしないで取引続けてよ。」 魔法使い/D:「こんな所を通りすがる奴がおるか。」 エルロンド:ところで、さっきの《骨抜き》は? D:魔法をかけた瞬間、左右の壷からぼっと火を吹き出します。 魔法は 効いた様子はありません。 「何のまねじゃ? 愚か者め。」 シャラ:2人に目配せして、剣で斬り掛かるわ。 魔法使い/D:「何者かは知らぬが、愚か者である上に無礼者である様じゃな。」 魔法使いが手を振ると、再び壷から煙が吹き出ます。 そして、その 後には先ほど斃したオーガーが立ってます。 「ふむ、やはり殺されておったか。 まぁいい。 これでも充分役に立 つ。」 魔法使いが手を振り、壷から火を吹くと、死んでいるはずのオーガー が動き出します。 シャラ:そいつはあたしが引き受ける…しかないわよね。 「まったく、か弱い女の子に何させるのよ。」 AM(?):辺りに投げられそうな物は無い? D:棚に液体の入った薬瓶が並んでいます。 AM(?):それを壷の中に放り込む。 シャラ:それはいい手かもね。 エルロンド:油瓶もまだ3本残ってるぞ。 AM(?):火を吹く所に油注いじゃ逆効果じゃない? シャラ:お嬢さんを救出するまでは火は待って。 助けた後なら火付け放題だ けど。 AM(?):とりあえず薬瓶を投げるね。 <投げ短剣>-8成功。 D:何の瓶を放り込んだか、運だめししてください。 AM(?):-3成功。 D:薬瓶を放り込んだとたん、壷の片方が弾け飛びます。 「な、何をするのじゃ!」 《衝撃》が飛んできます。 3点のダメージを受けて、3mほど撥ね飛ば されます。 AM(?):それくらいなら全然平気。 「だって、その壷、弱点でしょ?」 エルロンド:「そうだよな。」 《目眩まし》で、もう1個の壷も壊れた様に見せかける。 -4成功。 D:魔法使いにそんな《目眩まし》など…うっ、6ゾロ? 「な、何をする! き、貴様ら、何者じゃ!」 魔法使いは混乱してます。 AM(?):その間に本当に壷壊しておくね。 薬瓶放り込んで、運だめしも成功。 エルロンド:AM(?)はこれで2回運だめししてるから<運点>が下がってるな。 AM(?):ボクは元々<運点>8点しかないからね。 今は6点。 エルロンド:《全回復》で<運点>を回復させておこう。 D:回復系は戦闘中は使えないのですが、今は接敵状態では無いので使 えることにします。 AM(?)が放り込んだ薬瓶によって、もう1つも壷 も壊れました。 「うっ、何だ、今の衝撃は? そうか、さっきのはまだ壊れてはいな かったのだな。」 AM(?):「弱点って分ったから潰しただけじゃない。 何か文句あるの?」 魔法使い/D:「おのれおのれ、ぐたぐた煩い鼠じゃ。 お前など、本当に鼠になる がよい!」 と《畜生落し》をかけてきます。 AM(?):<運点>は8点しかないから…でも成功したよ。 さっきの《全回復》 のおかげだね。 魔法使い/D:「お、おのれ…。」 AM(?):お返しに《投げ短剣》。 ダメージは2点だよ。 D:うん? まず《瞬間移動》が、基本が6点消費で壷が2つともあったか ら消費を2点減らして(6-2)点,オーガーの《瞬間移動》《骸骨蘇生》 もそれぞれ(6-2)点,《衝撃》は壷1つだから(2-1)点,《畜生落し》 が6点、で今2点ダメージを受けたってことは…。 シャラ:死んだ? D:死んではいない、死んではいない、が…。 シャラ:もう魔法は使えないわよね。 ちょうどこのとき、《骸骨蘇生》によりスケルトンとして復活したオーガーが シャラに破壊されます。 魔法使い/D:「お、おのれ…。 わしが何をしたというのじゃ。」 シャラ:「営利誘拐。」 魔法使い/D:「何? そうか、貴様等、娘を助けに来たのか。 あの親父め、いくら でも金を出すと言っておきながら、裏でこんな奴等を送ってくると は…。 くそ、あの間抜け面に騙された。」 シャラ:騙したのは親父じゃなくて番頭の方だろうけどね。 「魔法使いらしく魔法で止めさしてあげる。」 《火炎》よ。 D:この人の<運点>は現在9です。 …失敗しました。 シャラ:ダメージは6点。 魔法使い/D:「な、なぜわしが…。」
AM(?):家捜しするよ。 シャラ:それよりも任務が優先よ。 AM(?):後は任せた。 D:魔法使いは怪しげな指輪を填めていました。 棚には薬瓶が6本残って ます。 AM(?):鑑定できる? D:後で調べると分りますが、薬はそれぞれ、力の薬,ツキの薬,透明薬, 怪力薬,速効性毒薬,遅効性毒薬です。 シャラ:ツキの薬は美味しいわね。 <運点>の上限が1点上がるわ。 AM(?):ツキの薬は見つけた瞬間に飲んじゃうよ。 シャラ:で、目的のブツ…じゃない、目的のお嬢さんは? D:この部屋にはいませんが、奥の部屋の片方で眠っています。 首に怪 しげなドクロの首飾りをかけられてます。 AM(?):「この人が目的なの?」 シャラ:「そう、この娘が目的のブツよ。」 エルロンド:「考えてみれば、お嬢さんの顔は聞いてなかったな。 あの親父はす ごい美人だとか言っていたが。」 D:それなりに整った顔ではあります。 美人かどうかは好みによるでし ょう。 シャラ:どくろの首飾りってのが気になるわね。 D:何らかの魔法の品であると思われます。 シャラ:何かこれに関する文献は無いかしら? D:隣の部屋は書斎でした。 調べるのなら、<技術点>で振ってくださ い。 シャラ:-5成功よ。 D:時間をかけて調べれば分るかもしれませんが、今ざっと調べた限りで は分かりません。 エルロンド:「とりあえず、娘をつれて帰ればいいんだろ? 呪いを解けとかいう のなら別料金だ。」 シャラ:「じゃ、このままつれて帰りましょう。」 AM(?):「それじゃ任せた。」 シャラ:「よっこいしょ。 まったく、か弱い女の子に何させるのよ。」
ヒーロー達は、眠ったままの娘サリッサを担いで帰ることにします。 シャラ:帰りは洞窟通らないでもいいわよね。 D:オーガーのいた部屋から外には出られます。 シャラ:何か一つ忘れてる様な気がするけど、ま、いいわ。
::: シーン9 屋敷 ::: ヒーロー達は、無事シルバートンの町に帰りつきました。 商人/D:「娘は、娘は無事か? うん? 寝てるのか? 何だ、この怪しげな首 飾りは?」 と首飾りを取ろうとします。 シャラ:「ちょっと待って。 どんな魔法がかかってるか分らないから、専門 家を呼んだ方がいいわ。」 D:「専門家だな? よし、すぐ呼べ。」 「すぐに手配いたします。」 「金などいくらかかってもかまわん。」 エルロンド:「とりあえず、娘をつれて帰った代金は払ってくれ。」 商人/D:「これのどこが無事だ。 眠ったままではないか。 おお、なんて可愛 そうなサリッサ。」 エルロンド:「死んでもいないし、怪我もしてないぞ。」 商人/D:「娘が起きんじゃないか。」 AM(?):「契約書見せてよ。 ほら、呪いがかかってたら駄目、なんて項目は 無いよ。」 商人/D:「えぇい、呪いが解けたらいくらでも払ってやる。」 AM(?):「払ってくれないんだったら、こっちも娘さん引き渡せないよね。」 D:「おい、なんでこんな奴をつれてきたんだ。」 「旦那様、落ち着いてください。」 「とにかく、娘を取り戻さんと話にならん。 おい、こいつらに金を 渡せ。」 「承知いたしました。 皆様、こちらが約束の金貨100枚でございます。」 シャラ:貰っても、どうせすぐに蝶になって飛んでいく様な気がするわ。 こうして、ヒーロー達は無事任務を終え、報酬を受け取ったのでした。 ファイドアウトしてひとまずヒーロー達に別れを告げることにしましょう。
ところで、ヒーロー達は何か忘れてることは無いでしょうか? シャラ:あの農民のことね。 あたしはすっかり忘れてるわ。 AM(?):ボクは農民さんのところへ行くよ。 農民/D:「出してくんろ。」 AM(?):「いくら出す?」 農民/D:「そんな金持ってないだ。」 AM(?):「じゃ、バイバイ。」 農民/D:「ま、待ってくんろ。」 AM(?):「出して欲しいなら金貨100枚ね。」 農民/D:「そんなもの、おらが10年働いたって払えないだ。」 AM(?):「じゃ、後20年ここにいる?」 農民/D:「20年もここにいたらおら死んじまうだ。」 AM(?):「それじゃ、70金貨で手をうつよ。 はい、借用書。」 農民/D:「おら、字書けないだ。」 AM(?):「ここに、親指押してくれればいいから。」 農民/D:「これで助けてくれるだな?」 ペタ。 AM(?):「じゃ、約束忘れないでね。」 ガチャッ。 D:農民は喜んで逃げていきます。 AM(?):後で取り立てに行くよ。 D:取り立てに行っても、農民に金貨70枚も払えるかどうか分りませんよ。 AM(?):だったら、知り合いの高利貸しにこの借用書売るまでだよ。 半額く らいで買ってもらうよ。 高利貸し/D:「よし、買った。 なぁに、娘でも売らせりゃ、70なんてすぐさ。」 AM(?):「じゃ、後は任せた。」 高利貸し/D:「おう。」 ヒーロー達の人質救出劇の陰に、新たな悲劇が生まれたことは、誰も知らない のでした。
運命の森の魔法使いの要塞 1999/1/21 羊の館にて収録


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