Beast Bind リプレイ

祟りは人の為ならず


  キャラクター
    真崎界人
      葉華(ようか)学園中等部の生徒。
      魔王の息子アルサクス。
    平戸優朗
      葉華学園の保健医。
      寄生体ペンティアム5。
    国枝貴(くにえだたかし)
      葉華学園高等部の国語教師。 森永公世のクラスの担任。
      吸血鬼。
    森永公世
      葉華学園高等部の2年生。
      鬼。
    月見里瞳(やまなしひとみ)
      女子中学生。 真崎界人のクラスメイト。
      バステトの子ら。


GM:今回のスペチュアルアンカーは『天沢翼を守る』だ。
瞳:木の上で日向ぼっこしてるにゃ。 界人:普通、女子中学生は木の上で日向ぼっこはしないぞ。 瞳:木の上は気持ちいいのに。 なら屋上にするにゃ。 GM:屋上へ行くと、高校棟の屋上の方から何やらいざこざが 聞こえる。 瞳:“好奇心”のエゴが疼くにゃ。 見にいくにゃ。 GM:女の子が数人、1人の女の子を囲んで苛めているようだ。 瞳:ここから高校棟までは遠いにゃ? GM:中学棟の屋上からだと、一旦下に下りてまた上がって… となるのでかなり遠い。 瞳:辺りにボールか何か無いにゃ? 苛めっ子にぶつけてや るにゃ。 GM:瞳がきょろきょろしていると、高校棟の方で変化が起こ る。 いきなり、苛めっ子のリーダー格の少女が、怯え たように逃げていく。 瞳:何が起こったにゃ?
GM:貴が勤めている高校では、女子生徒が階段から落ちた、 窓ガラスが割れた、といった事件 が多発している。 貴:それは絆の“仲のいい生徒”や“手のかかる教え子”に 被害が出るかもしれない。 放っておけないな。 GM:そんなとき、貴は校長先生に呼び出される。 瞳:クビにゃ? 公世:『明日から来なくていいよ。』 悟郎:『失業か、給料30%オフか選びなさい。』 貴:それはきつい。 悟郎:妖魔リプレイの岬先生なんて、給料1年以上カットされ ていますよ。 昔は地方財政から教員の給料出ていたか ら、財政が悪化すると給料払って貰えなかったんです。 貴:それはガープス妖魔夜行の話だ。 悟郎:同じ妖怪物ですよ。 貴:妖怪物と言っても妖魔夜行とビーストバインドは全然違 うぞ。 校長/GM:「国枝君、君も聞いていると思うが、我が校にとってあ まり芳しくない噂が流れている。 君は人望もあるし、 生徒も君になら気楽に話してくれるだろう。 少し調 べてみてくれないか?」 悟郎:ていのいい責任の押し付けですね。 貴:校長がマスターヴァンパイアだ、ということは無いな? GM:無いよ。 貴:では、一応 「そんな噂に耳を貸す必要は無いと思いますが。」 とは言っておく。 絆を守る、という目的があるので調 査はするが。 (コロコロ) “仲のいい生徒”との絆判定 成功。 GM:“愛”を1枚あげよう。 貴:「しかし、万一生徒に危険が迫っているとなれば、教師 として放っておくわけに参りません。 調査いたしま しょう。」 校長/GM:「頼むよ。」
GM:公世のクラスの次の時間は国語だ。 担当は貴。 貴:「授業を始めるぞ。 教科書とノートを出せ。」 GM:公世が机の中から教科書を出そうとすると、教科書がず たずたに切り裂かれている。 公世:「何だ、これは?」 GM:周りを見ると、クラス全員の教科書とノートが全てが切 られている。 公世:「皆、落ち着くんだ。」 “学校の友達”の絆判定成功。 生徒/GM:「でも教科書が。」 貴:「大丈夫だ。 教科書が無くても授業はできる。」 公世:「そうだ、先生の言う通りだぞ。」 “国枝貴/尊敬”の絆判定…失敗。 どうもたいして尊敬 してなかったみたいだ。 貴:「教科書もノートも無いのではしかたが無い、先生が今 からバビロンの詩集を暗唱するから、それぞれの詩に 対してどう思うか答えてくれ。」 界人:辞書なんかも切り裂かれてるのか? GM:裂かれている。 界人:それはやる方も労力が要るな。 悟郎:猫の仕業じゃないですか。 瞳:きょ、教科書では爪磨ぎしてないにゃ。 公世:クラスメートの中で、教科書破られたことに対して妙な 反応をしている奴はいないか? GM:天沢翼に絆持っている? 公世:“天沢翼/肉欲”を持ってる。 (コロコロ) クリティカ ルだ。 GM:翼がじっと1人の生徒を見ている。 同じクラスの鍋島香 苗という普段はあまり目立たない娘だ。 教科書が切ら れたという事件にも関わらず、平然としている。 公世:どんな娘だ? GM:大人しくて、クラスからちょっと孤立している、という 感じの生徒。 翼はよく気にかけている。 公世:翼が気にかけている? それは“人間への憎しみ”のエ ゴでそいつをよく観察してやる。 GM:観察するなら<心理>か<発見>を振って。 公世:<発見>成功。 GM:君と翼以外にも香苗を見てる生徒がいる。 狭山京子と いうこのクラスのリーダー格の娘だ。 翼が心配そうに 見ているのに対し、京子は怯えの表情を浮かべている。
GM:悟郎の保健室に怪我人が1人担ぎこまれてくる。 悟郎:「どうしました?」 GM:ベランダから植木鉢が落ちてきたそうだ。 悟郎:誰ですか、そんな悪戯したのは。 瞳:ボ、ボクは違うにゃ。 ボクが仕掛けたのはバケツに金 だらいにゃ。 公世:仕掛けていたのか。 悟郎:“情報を得たい”のエゴ判定成功です。 「どの辺りから落ちてきたのですか?」 GM:落ちてきたと思われる部屋は部屋は、使われていない。 上を見たけど、木に黒猫が1匹いる以外は誰も見当たら なかった。 瞳:ボ、ボクじゃないにゃ。 悟郎:では“脳味噌を食べたい”というエゴと戦いながら怪我 の手当てをしましょう。 (コロコロ) エゴ判定失敗です。 GM:成功してたらどうするんだ。 悟郎:続いて“患者/義務感”の絆判定。 (コロコロ) こちら は成功。 怪我人の修理をしましょう。 公世:修理じゃなくて治療だろ。 生徒/GM:「まったく、今日は散々だったわ。 教科書は切られる し、植木鉢は落ちてくるし。」 悟郎:教科書の事件について聞きます。 生徒/GM:「熱血先生は 『それでも授業するぞ。』 って言ってたけど。」
悟郎:植木鉢が落ちてきた教室を調べます。 <発見>成功で す。 GM:猫の足跡以外は何も無い。 瞳:にゃ? ち、違うにゃ。 ボクは違うにゃ。
GM:この学院の陸上部は、中等部と高等部が一緒に活動する。 瞳:なら翼先輩と一緒にゃ? GM:翼先輩はどうも少し沈み込んでいるようだ。 瞳:翼先輩との絆判定成功にゃ。 「先輩、何かあったにゃ?」 翼/GM:「クラス全員の教科書とノートが、誰かに悪戯されて使 えなくなったのよ。 それから友達の様子がここ1週間 くらい変なの。」 瞳:「きょ、教科書はボクの仕業じゃないにゃ。」 翼/GM:「え?」 瞳:「と、ところで、その友達って、何かあったにゃ?」 翼/GM:「雰囲気が以前と違うのよ。 まるで別人になったみた い。」 悟郎:吸血鬼に血を吸われたのかもしれません。 貴:私は教え子から血を吸ったりしないぞ。 優郎:では魔王の息子に支配されたとか。 界人:脳味噌を一部食われたという可能性だってあるだろうが。 悟郎:最近は結構我慢してるんですよ。 翼/GM:「少し誤解されがちなところはあるけどいい娘なのよ。」 瞳:「人が変わったといえば、さっき屋上で変なの見たにゃ。」 屋上のことを話すにゃ。 翼/GM:「苛めがあるって、本当だったのね。 いけないわ。」 瞳:「そうにゃ。 悪戯はともかく苛めは駄目にゃ。」 界人:そこで通りかかって、月見里の肩をぽんと叩く。 「台詞に猫が出てるぞ。」 瞳:「にゃ?」 翼/GM:「猫? 何処かに猫がいるの? 私猫大好き。」 瞳:「ボクも翼先輩大好きにゃ。」 ひしっ、すりすり。 “考えるより先に手が出る”のエ ゴ判定成功にゃ。 GM:そういうことをするとマネージャーの日高沙織が割り込 んでくる。 「翼先輩は忙しいのよ。」 瞳:「スキンシップにゃ。」 すりすり。 界人:「ま、適当にやっててくれ。 俺は葵の様子が気になる からちょっと見てくる。」 “伏見葵”の絆判定成功。 沙織/GM:「あ、あなた、葵に取り付いているストーカーね。」 界人:“高貴な血の誇り”のエゴ判定成功。 「ストーカー? 人を見て言え。」 沙織/GM:「葵は私の2番目に大切な友達なのよ。」 界人:「俺は1番だ。」 公世:日本じゃ2番目だな。 悟郎:通りかかって 「私の仕事を増やさないでくださいよ。」
GM:夜になった。 界人達が住む緑林荘では夕食タイム。 翼 と葵が話し合っている。 「今日は教科書が破られて大変だったのよ。」 「翼先輩、狭山京子先輩と同じクラスでしたよね?」 「そうよ。」 「京子先輩のことでちょっと妙な噂聞いたんです。」 瞳:“好奇心”のエゴと“天沢翼”の絆で割り込むにゃ。 「どんな噂にゃ?」 GM:噂では京子は苛めのリーダーらしい。 が、最近どうも 苛めっ子に反撃されたらしい。 瞳:屋上のこと話すにゃ。 「あの人が狭山さんにゃ? 大勢で1人を苛めるのはよく ないにゃ。 するなら1対1でするにゃ。」 界人:「何人対何人だろうと、必要も無いのに牙を剥くのは莫 迦だぜ。 ま、俺のクラスは俺がきっちりシメてるか ら苛めは無いけどよ。」 と言って“優れた自分を認めさせる”のエゴ判定してお こう。 翼/GM:「どうして皆仲良くできないのかしら?」 瞳:「ボク達は仲良くするにゃ。」 ひしっ、すりすり。 GM:沙織がいれば妨害するんだが、流石にこの場にいない とどうしようも無いな。 瞳:心行くまですりすりしてるにゃ。 「ごろごろ☆」
翌日。 界人:「月見里、お前、昨日屋上で苛めを見たって言ってたな?」 瞳:「見たにゃ。」 界人:「それって葵のクラスの奴じゃなかったか?」 瞳:「違うにゃ。 翼先輩のクラスにゃ。」 界人:「高等部の方じゃ、いろいろ事件が起こってるみたいだ な。 葵は俺が守りたいが、授業中までついていくわ けにいかないからな。」 葵/GM:「大丈夫よ。」
貴:事件の調査をします。 <情報>成功です。 公世:“国枝貴/尊敬”の絆があるので調査を手伝う。 GM:被害者は、2年生の、それも公世のクラスに集中してい る。 貴:「森永、まさかお前じゃないだろうな?」 公世:「酷いや、先生。」
瞳:翼先輩が困ってるから、高等部に潜入して調査するにゃ。 まず“愛”を1枚使って“天沢翼”の絆を増やすにゃ。 (コロコロ) “天沢翼”の絆判定成功にゃ。 GM:で、中学生の身でどうやって調査するの? 瞳:《猫との会話》で猫達に聞いてみるにゃ。 GM:まず猫がいるか<発見>を振って。 瞳:5で成功にゃ。 《猫との会話》7で成功にゃ。 猫/GM:「最近、恐い黒猫がいるみゃ。」 瞳:「ボクは恐くないにゃ。」 猫/GM:「君と違う黒猫みゃ。 その猫に呼ばれると何故か逆ら えないみゃ」 貴:きっとまたたびを大量に持ってるんだ。 瞳:「何処にいるにゃ?」 GM:高校棟の方にいるらしい。 瞳:休み時間ごとに高校棟へ行ってその黒猫を探すにゃ。 界人:“月見里瞳”の絆判定成功。 たまたま通りかかったの で月見里の肩をぽんと叩く。 「月見里、猫と話すなら場所を選べ。」 瞳:辺りをきょろきょろ。 GM:猫と話す女子中学生の姿はそれなりに注目を浴びている。 瞳:「まずかったにゃ?」 界人:「今更お前が妙な行動取ったところで、周りも一々騒が んだろうが、用心するに越したことは無い。」 瞳:「気をつけるにゃ。」
悟郎:被害者に共通点はありませんか? 《ネットジャック》 で6成功です。 GM:暴走チェックもお忘れなく。 <人間性>が充分高いの でまず大丈夫だろうが。 悟郎:(コロコロ) あ、暴走しました。 GM:え? 失敗したの? 悟郎:64なんて目が出ましたから。 瞳:あれ? 保健室から青い光が漏れているにゃ。 貴:核暴走か。 悟郎:暴走結果は“魔物の姿に強制変身”です。 コンピュー タの姿になりますが、今は保健室には誰もいませんから 問題ありませんね。 瞳:「こんにちはだにゃ。 平戸先生、ちょっと調べて欲し ことがあるにゃ。」 悟郎:“情報が欲しい”のエゴ判定成功していますから、その まま情報を集め続けます。 瞳:「正体現したままはまずいにゃ。」 悟郎:「…。」 情報収集に集中しています。 瞳:保健室の入り口に『外出中』の札を下げておくにゃ。 「早くこっちの世界に帰って来るにゃ。」 GM:被害者は狭山京子を中心とする取り巻きらしい。 悟郎:狭山京子についてもう少し詳しく。 GM:名家の娘だが、“家族との関係/契約”になっている。 苛めのリーダー的存在で、今までにも何人か苛めている。 特に最近は鍋島香苗を標的にしている。 ただ、1週間ほ ど前からぷつりと苛めを止めている。 むしろ香苗を避 けている。 悟郎:“情報を集めたい”のエゴ判定成功にまた成功してしま いまいした。 鍋島香苗で検索します。 (コロコロ) 7で す。 GM:ここ1週間の挙動が変。 急に人が変わったようだ。 そ れから、彼女は猫を1匹飼っている。 瞳:猫好きに悪い人はいないにゃ。 悟郎:猫についての情報はネットからは検索できないでしょう ね。 「というわけで、月見里さん、君の仕事です。 猫の情 報を調べてください。」 瞳:「ボクはこれから天沢先輩に会いに行くにゃ。」 悟郎:「調査を優先してください。」 GM:それは<肉体>で対抗判定だ。 瞳:4で成功。 「先輩に会いにいくにゃ。」
GM:瞳は高2の教室にやってきた。 公世:昼飯食っている。 瞳:森永先輩はボクの視界には入ってないにゃ。 翼/GM:「あら、瞳ちゃん、どうしたの?」 瞳:「先輩に会いたかったにゃ。」 GM:翼は今日は1人で弁当を食べている。 瞳:「一緒にお弁当食べるにゃ。」 翼/GM:「ええ。」 公世:“天沢翼”の絆判定成功。 聞き耳立てている。 瞳:「昨日の事件はどうなったにゃ?」 翼/GM:「新しい教科書は学校から配布されることになったみた いね。」 瞳:「ところでこの辺りで黒猫を見かけなかったにゃ?」 GM:教室内にいる人間は<発見>を振って。 瞳:失敗にゃ。 公世:“愛”を2枚使って月見里の失敗を成功にする。 GM:黒猫、という単語が出ると、女生徒の何人かがぴくっと 反応する。 昨日屋上で見たメンバーだ。 瞳:“好奇心”のエゴよりも“天沢翼”の絆の方が強いにゃ。 そっちは放っておいて翼先輩にべたべたするにゃ。 公世:人が“愛”使ってやったのにそれか。 “誇り高く生き る”のエゴ判定成功。 「あんな風にはなりたくないな。」 瞳:ボクはなりたいにゃ。 「翼先輩、大好きにゃ。」 すりすり。 公世:“天沢翼”の絆判定成功。 割り込んでやる。 月見里の 肩叩いて 「その辺にしとけよ。 中学生があまり高校棟にいるも のじゃない。」 瞳:「羨ましいにゃ? でも高校生男子が同じことしたら犯 罪にゃ。 女の子同士だから許されるにゃ。」 “悪戯したい”のエゴで森永先輩に見せつけてやるにゃ。 公世:“誇り高く生きる”で毅然とした態度を見せる。 「もうやめておけ。」 瞳:思う存分翼先輩に触ったからそろそろ離れるにゃ。 GM:周りのクラスメートがひそひそ。 「天沢って、年下の女の子にもてるよな。」 「この間も1年生が同じようなことしてたな。 公世:そういうこと言われると“人間への憎しみ”のエゴ判定 だ。 ダン、と机叩く。 「えい、黙れ。」 瞳:「森永先輩、ちょっと話があるにゃ。 廊下に出るにゃ。」 GM:クラスメイトがひそひそ。 「天沢を巡っての鞘当てか?」 瞳:廊下に出たら、さっき猫という言葉に反応した女子生徒 のこと話すにゃ。 公世:「分かった。 俺も調べてみる。」 “学校の友達”の絆でクラスメイトの様子を確認する。 <発見>3成功。 GM:狭山グループが、何かに怯えているようだ。
悟郎:放送で国枝教諭を保健室に呼びます。 貴:「何の用だ?」 悟郎:「今ネットで調べたのですが…。」 貴:「その前に、この部屋、明る過ぎないか?」 “陽光を嫌う”のエゴ判定成功。 カーテンを閉める。 界人:男2人が保健室でカーテン閉め切って何をしてるんだ。 瞳:にゃ? それは“好奇心”の対象にゃ。 どっちが(攻)か にゃー。 GM:覗きに行く? 瞳:あ、でもボク2人の正体知ってるから、単に事件のこと 相談してるだけって分かってしまうにゃ。 覗いてもあ んまり面白くなさそうにゃ。 悟郎:「この事件の影で黒猫がうろついているのは知っていま すか?」 貴:「それは初耳だ。」 悟郎:「国枝さんののクラスの鍋島香苗が黒猫を飼っているそ うです。」 GM:<感情>を振って。 <心理>でもOK。 貴:(コロコロ) 駄目だ、1足りない。 公世:それを“愛”を使って成功にしてやる。 GM:ここ数日、鍋島香苗は、あの年頃にしては信じられない くらい眼光が鋭くなっている。 貴:「鍋島といえば、最近少し変わってきたな。」 悟郎:「鍋島香苗は苛めにあっていました。」 貴:「森永から聞いたんだが、鍋島は…。」 悟郎:「狭山京子に苛められていたのですね。」 貴:「知っていたのか。」 悟郎:「ちょっと鍋島京子のメールボックスを覗いたら書いて あったんですよ。」 貴:「お前にかかるとプライバシーも何もあったものじゃな いな。」 悟郎:「これは私の推測ですが、現在の鍋島香苗は、別人です。」 貴:「そうか。」 悟郎:「ここまで話せば、私が何をしたいか分かりますね?」 貴:「全ての真実を知りたい、か?」 悟郎:「その通りです。 頑張って情報を集めてきてください。」
GM:そろそろ昼休みが終わる。 瞳:《猫変身》で猫になって、木の上から翼先輩のクラスを 見ているにゃ。 GM:中等部では 「おや? 月見里はどうした?」 界人:「ちょっと急な用事ができた、とかで帰りました。」 先生/GM:「月見里は早退か。」
GM:何事もなく放課後になった。 公世:鍋島は? GM:授業が終わるとすぐ教室を出て行った。 公世:追いかける。 香苗/GM:「誰? どうして私をつけてきたの?」 公世:「最近、鍋島様子変わったな、と思って。 つけるつも りじゃなかったんだが、結果的にそうなってしまった。」 “誇り高く生きる”で毅然と言う。 界人:女性の後をつける人間がどうして誇り高いんだ? 公世:「鍋島、お前もいろいろあるんだろ?」 香苗/GM:「何も無いわよ。」 公世:その表情から何か読み取れないか? GM:何かすごい殺気を感じる。 「所詮あなた達もあの女と同じなんでしょ。」 公世:うーん、うまい言葉が思いつかん。 仕方ないから“愛” を使って絆持っているのを呼び寄せよう。 GM:公世が絆持ってるのは貴だけだな。 公世:1人出したらあとは芋蔓式に出せる。 貴:「鍋島、森永、こんな所で何してるんだ?」 GM:香苗はそのまますたすたと去っていく。 貴:出てきたものの、さてどうしようか。 公世:芋蔓式に皆を出せないか? GM:貴も絆持ってるのは公世だけだ。 悟郎が貴に絆持って るから、悟郎から貴は呼び出せるんだが。 公世:ということは、国枝先生と俺だと、他は呼べないのか。 GM:迷っているなら天沢翼が登場しよう。 「あれ? 香苗、どうしたの?」 瞳:翼先輩が出るならボクも出るにゃ。 《猫変身》したま ま翼先輩の足元うろうろしてるにゃ、 悟郎:では私も“罪”を使って天沢さんの後ろに現れましょう。 自分が動くのは私の流儀では無いのですが、こんな事態 ではしかたありません。 公世:そんなにまずい事態のなのか? GM:忘れてないだろうけど、今回のチュペチュアルアンカー は『天沢翼を守る』だ。 守る、というのは単に命を守 る、というだけじゃなくて、妖怪の正体を知られない、 というのも含まれている。 翼は普通の人間なので、誰 かが正体を現すと人格崩壊の危険がある。 公世:とりあえず皆集めて後はなし崩し、と思っていたんだが。 GM:まだ時期が早い。 悟郎:「皆さん、こんな所で集まって何をしてるのですか?」 香苗/GM:「知らないわ。 森永君が何か言ってるけど、私は知ら ないわよ。」 悟郎:「どうしました? 何か悩みがあるのでしたら、私でよ ければ聞きますよ?」 香苗/GM:「先生には関係無いわ。 どうせ話を聞くだけでしょ? もう私行くわ。 ついてこないでよ。」 瞳:猫のまま香苗先輩についていくにゃ。 翼/GM:「待って、香苗。」 悟郎:「今は様子を見ましょう。」 翼/GM:「でも…。」 悟郎:「あなたは鍋島さんと親しいのですよね?」 翼/GM:「そうなの。 でも嫌われたみたい。」 悟郎:「もう少し詳しい話を聞かせてください。 ここでは何 ですから、保健室へ行きましょう。」 天沢さんの方は私が引き受けますから、皆さん後はよろ しく。
界人:狭山グループから話を聞きたい。 GM:狭山京子達は高等部の屋上に集まっている。 界人:「すまないがちょっと話を聞かせてくれ。」 京子/GM:「何よ、あんた。」 界人:「弱い者苛めのはずがえらい目に会ってるようだな。 少しは苛められる人間の痛みを考えろ。」 京子/GM:「中坊には関係ねぇだろ。」 界人:「黒猫になら関係あるか?」 GM:その言葉に反応して狭山達は怯えだす。 「ち、違うの、私達はそんなつもりじゃ…。」 界人:「何か知っているなら教えてくれ。」 京子/GM:「何でそんなこと聞きたいのよ。」 界人:「高等部が騒がしくなると心配する奴がいるんでな。」 GM:京子は取り巻き連中を追い払うと、 「私達は香苗を苛めていたわ。 でもまさか、自殺なん てするとは思わなかったの。」 界人:「自殺?」 京子/GM:「そうよ、死んだのよ、彼女は。」 瞳:《実は生きていた》にゃ? ということは20レヴェルの 怪盗にゃ。 京子/GM:「香苗は死んだのよ、私の目の前で。」 夜中、京子は香苗に屋上へ呼び出された。 屋上へ行くと、香苗は京子の目の前で飛び降る。 ショックで呆 然とする京子。 はっと気がつくと、血まみれの香苗の横で、1匹の黒猫が京子の 顔をじっと見ている。 京子/GM:「それ以来、いつも猫の視線を感じるのよ。」 界人:「話は分かった。 今後は苛められてる人間がいれば力 になってやることだな。 その方が人間らしいと俺は 思うぜ。」
GM:こちらも猫だし、瞳の正体には気付いているだろうな。 人目の無い所へ行くと、黒猫になる。 「何の用なの?」 瞳:「お姉さん、捨てられた猫みたいな目してるにゃ。」 黒猫/GM:「私はそんな軟弱じゃないわ。 私はパトラ。 あなたみ たいな半端者と一緒にしないで。」 瞳:「でもすごく寂しそうにゃ。」 パトラ/GM:「あなたには関係無いわ。」 瞳:「お姉さんがしてることで、悲しんでる人がいるにゃ。」 パトラ/GM:「人間なんか、どうなったって知ったことじゃないわ。 私は忙しいんだから、半端者と遊んでる暇は無いの。」 界人:“罪”を使ってその場に現れる。 「大事に思っていた主人が苛めに会って、見るに見かね て何とかしちまった、ということだったらその気持ち は分からないでも無いがな。」 パトラ/GM:「あなた達には関係無いわ。」 界人:「関係無くは無い。 高等部が騒がしくなると、俺の大 切な人が心配するんでな。」 パトラ/GM:「邪魔をするなら私にも考えがあるわよ。」 公世:“罪”を使って登場、さらに“愛”を使って国枝先生を 呼ぶ。 「それで君はどうしたいんだ?」 パトラ/GM:「復讐よ。」 パトラは香苗としか絆を結んでいなかった。 その絆が、 香苗の死により“鍋島香苗を苛めた者を殺す”のエゴに 全て置き換わっている。 公世:“人間との共存”のエゴ判定成功。 「復讐、というなら止めさせてもらう。」 パトラ/GM:「どうやって?」 公世:「それは君次第だ。 力で来るなら力で止める。」 貴:「復讐するのはいいが、その復讐の相手、というのが私 の教え子、となれば見逃すことはできないな。」 界人:「復讐自体は肯定するのか。 闇の貴族を名乗るわりに は吸血鬼ってのは卑劣なんだな。」 貴:「吸血鬼も鬼だからな。」 公世:「国枝先生、鬼を莫迦にしないでください。」 瞳:「喧嘩してる場合じゃ無いにゃ。」 悟郎:ここは彼女に何らかの絆を植え付けてエゴを消してしま いましょう。 界人:するのか? そうすると洗脳セミナーみたいになるから あまり好きじゃ無いんだが。 GM:そういうゲームだから仕方ない。 ズンバラリンする、 という選択肢も一応あるが。 悟郎:“罪”を使って登場します。 「君のしてることは苛めと同じですよ。」 パトラ/GM:「そうよ、あいつらに同じ目に会わせてやるのよ。」 悟郎:「そしてまた新たな君と生み出すつもりですか?」 瞳:「そんな生き方してても楽しく無いにゃ。」 パトラ/GM:「私には他の生き方は無いの。」 瞳:「復讐なんてしてもご主人様は喜ばないと思うにゃ。」 悟郎:「あなたは1人ぼっちでは無いのですよ。」 “月見里瞳/仲間意識”の絆を誘います。 <知性>7レ ヴェル成功です。 GM:(コロコロ) エゴを削られた。 “狭山京子を追い詰める” と“鍋島香苗の恨みを晴らす”が消える。 さらに“鍋 島香苗を苛めた者を殺す”も少し減った。 エゴが下が るとダイレクトに能力値が下がる。 公世:「1人ぼっちはつまらないだろ? 俺達と一緒にこの世界 を見ていこうぜ。」 “罪”を4枚使って<肉体>で6レヴェル成功。 GM:ほぼエゴは消えた。 後はとどめの1発があれば全て消え る。 瞳:「人間と一緒に遊ぶのも楽しいにゃ。」 公世:その判定に“愛”を3枚渡す。 瞳:7レヴェル成功にゃ。 GM:エゴが全て消えた。
GM:パトラは今後、鍋島香苗として生きていくことになる。 界人:どう見てもやってることは洗脳セミナーだよな。 それ が嫌だから俺は強制的に絆を植え付ける《白紙委任》を 持っているんだが。 GM:スペチュアルアンカーは今回は危なかったが一応守った ので“博愛”が20点、それに絆の合計が加わる。 “大 罪”は13点だ。 界人:今後天沢がキーとなるシナリオが多くなりそうだ。 残 りの“愛”で“天野翼”の絆を結ぶ。 瞳:翼先輩はボクのものにゃ。 公世:違う、俺のものだ。 GM:肝心の翼の方は、公世はクラスメイトだし、瞳は後輩と しか思ってないんだが。 界人:絆結ぶといっても恋愛感情じゃないぞ。 天野は葵の友 人だから、天野に何かあると葵が悲しむ、と<知性>で 結ぶんだ。 瞳:PC間で絆結んでおいた方がいいにゃ? GM:結んでおいた方が便利な場合もある。 絆に縛られるこ ともあるけど。 瞳:ならボクは森永先輩と絆結ぶにゃ。 GM:どんな絆? 瞳:それはもちろん、“森永公世/恋敵”にゃ。 「翼先輩に手を出さないで欲しいにゃ。」 公世:「それはこっちの台詞だ。」 瞳:「ボクはこれから翼先輩と一緒にお風呂入ってくるにゃ。 背中流しっこするにゃ。 女の子同士だから許される にゃ。」 公世:「うぐぐ。」
祟りは人の為成らず 2001/3/24 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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