ブルーフォレスト物語DEリプレイ

双子山の秘密


キャラクター

  カン
    カンかい? 彼は遊牧だそうだ。 年齢は20才。
    <守護霊体>の宿命を持つらしいね。

  リーナ
    リーナかい? 彼女は貴人だね。 本人は身分を隠しているつもりらしいけど。

  ミヤビ
    ミヤビかい? 彼は僧兵だってさ。
    それ以上のことを僕に訊かれても困るよ。

  シャラン
    僕? 僕はただの放浪詩人さ。
    皮肉屋だとか言われてるらしいけど、そんなこと知ったことじゃないね。


やぁ、よく来たね。 今夜もまた、ちょっとした物語をしようと思うんだ。 こ の夜を、僕の物語を聞きながら過ごす気はないかい? 今夜、僕が語る物語は、僕が、日照りで村が困ってる、雨を降らせるにはどう したらいいか、って相談されたときのことさ。 え? 日照りなんて、天が相手な んだからどうしようもないって? ああ、まったく、その通りさ。 しかも、村人 達は、原因を究明するのに、占いに頼ろう、ってのだから、全くおめでたいこと だね。 実際のところ、日照りの原因は、天じゃなかったんだ。 もっとも、天だった 方が、まだましだった様にも思えるんだけどね。 こんな話、君は興味あるかい? (はい!/いいえ…
GM:今回から、宿命を導入します。 本来なら宿命を持つ確率は1/1000 ですが、今回は、この確率を自分で 1, 1/10, 1/100, 1/1000 の 中から自由に決めてください。 シャラン:それじゃ、1/10で振ってみるよ。 …宿命は無しだね。 ミヤビ:俺は1/100で。 (コロコロ) やっぱり無し。 リーナ:わたくしは平凡な巡礼ですわ。 カン:オレは思いきって、1で宿命をもらう。 GM:では3D10を振ってください。 カン:21。 GM:カンは“守護霊体”です。 カンには、死んだ肉親の守護霊が憑い ています。
物語の舞台はイステアのとある農村。 現在、イステアは隣の国コムトと戦争 状態。 だけど、片田舎の農村ではそんなことには関係なく人々の暮らしが営ま れているのさ。 GM:ミヤビの目の前に、小妖精がひらひらと飛んできます。 小妖精は、 プラカードを持っています。 『お宿とるならカシンの宿で』 ミヤビ:これは珍しい。 これも何かの導きですか。 小妖精/GM:「きゅぴ!」 小妖精は、嬉しそうにカシンの宿に先導します。 リーナ:「アイリちゃん、お帰りなさい。」 シャラン:「おやおや、また彼女にひっかかった人が現れたわけだ。 まった く、彼女のキャッチセールスの手腕には敬服するね。」 カシン/GM:「キャッチセールスじゃねぇ。」 カン:「ここは相変わらずだな。」 GM:宿にいるのは、君達4人、着流しの剣士カリュウ、それから村人達 です。 リーナ:お夕飯いただいてますの。 「あの、これはどうやっていただけばいいんですの?」 カシン/GM:「好きな様に食ってくれや。 ま、このレンゲを使えや。」 リーナ:「まぁ、こんなおおきなお匙、わたくしの口には入りませんわ。 お箸いただけます?」 カシン/GM:「ほらよ。」 リーナ:「わたくし、明日の朝が早いので失礼させていただきますわ。おや すみなさい。」 カシン/GM:「まだ宵の口だよ?」 リーナ:「夜更かしはお肌に良くありませんの。」 ミヤビ:「あまり金が無いんですが。」 カシン/GM:「2食付きで一晩10銀貨だよ。」 ミヤビ:足りません。 「晩飯だけなら?」 カシン/GM:「5銀貨かな。 金ねぇのか? じゃ、身体で払う気はあるかい?」 ミヤビ:「身体でって?」 カシン/GM:「何か仕事をしてもらう…んだが、今は特に何も無いな。 そうだ な、あれはどうだ?」 と見る先には、舞台ができています。 「あの舞台、つい最近増築したんだ。 腕に覚えがあるなら、あそ こで賭け試合ってのはどうだ? 勝てば宿代はただにしてやるぜ。」 ミヤビ:「誰と試合するんですか?」 カシン/GM:「適当にその辺の奴に声かけてみな。 そこの着流しの兄ちゃん以 外は似たり寄ったりの実力だろうな。」 ミヤビ:シャランは弱そうかな。 「女相手だと気がひけますが、男相手なら遠慮せずにいけます。」 シャラン:「僕が女に見えるのなら、自分の目が節穴でないか、真剣に検討す る価値があるね。」 ミヤビ:シャランに 「お相手願えますか?」 シャラン:「それは断らせてもらうよ。 僕は詩人であり芸術家だ。 その僕に 戦いの相手を願うのは、八百屋に絵筆を買いに行くくらい滑稽な ことさ。 戦いたいのなら、戦士を探すことだね。」 カシン/GM:「愛想ねぇやつだな、相変わらず。」 シャラン:「愛想振り撒いたところで、結局は断るんだ。 ならばわざわざ言 葉を飾ることに、何の意味があるんだい?」 カン:「親父、勝てばただなんだな? 転職してから懐が苦しいんだ。」 カシン/GM:「そういや、あんた、旅芸人になったんだろ? 何か芸しろや。」 カン:「俺の芸は、馬が無いとできないんだ。」 カシン/GM:「荷馬なら貸してやるよ。 外でやれや。」 カン:馬借りて、曲芸する。 特技の<騎乗>を使う。 シャラン:「ほう、なかなかやるものだね。」 リーナ:「まぁ、お外がにぎやかですわ。」 GM:村人から銀貨が投げられる。 カン:馬に乗りながら拾う。 カシン/GM:「その芸じゃ、いつも見せるってわけにはいかねぇな。 お前の馬 じゃねぇんだから。」 カン:「だからこうして稼いでるんだ。」 カシン/GM:「勝者への褒美は、宿代がただと、俺が行商やってた頃に手にいれ た秘蔵の酒だ。」 カン:キラリ。 カシン/GM:「どうだ、やってみるか?」 カン:「ああ。」 カシン/GM:「武器なら、各種あるから好きなの使ってくれ。 剣の類いは、全 部刃は潰してある。」 カン:「この六尺棒でいい。」 ミヤビ:「俺は長杖を。」 カン:「防具は使っていいのか?」 カシン/GM:「ああ。」 カン:防具はそれなりに揃ってる。 これを揃えたお陰で文無しだ。 カシン/GM:「観客も賭けてくれ。 胴元は俺がやる。」 村人の視線は、出場する2人を値踏みしてる。 「さぁ、どちらさんもはったはった。」 ミヤビ:戦う前に<礼儀>で礼します。 カン:こちらも頭を下げる。 シャラン:では次は名刺交換かな? リーナ:ふつつか者ですが、よろしくお願いしますの。 ミヤビ:「戦う者も賭けていいんですか?」 カシン/GM:「一口銀貨1枚だ。」 カン:自分に1。 シャラン:じゃ、僕はカンに5賭けておこうか。 GM:着流しの兄ちゃんもカンに賭けている。 ミヤビ:それじゃ、俺も。 カシン/GM:「相手に賭けるってのは無しだぞ。」 ミヤビ:「シャランさん、シャランさん。 この銀貨を、向こうに賭けて貰 えませんか?」 一同笑。 シャラン:「相手が勝つ、と思うわけかい? それはそれでいいと思うよ。 己 を知るのは、大切なことだからね。 喩え君が自分に自信の無い臆 病者だったとしても、自分を過信する愚か者であるよりは遥かに ましさ。」 ミヤビ:「俺も自分の実力は知ってるつもりです。」 リーナ:シャランさんと話すと、精神ダメージが来ますの。 シャラン:この程度で傷付かれてもね。 僕のほうは、冷たくしようなんて意識 すらないというのに、変な話さ。 GM:では戦闘ルールに従って試合しましょう。
第1ラウンド。 カン:いきなり相討ち。 胴体に10点。 ミヤビ:こちらも胴体に10点です。 シャラン:「おやおや、これは骨を斬らせて骨を断つ、ってところかな?」 ミヤビ:こちらの攻撃はクリティカル、頭に14点。 第2ラウンド。 カン:ハプニング。 ミヤビの胴体の腰部分の鎧が脱げ落ちた。 ミヤビ:腰のが脱げたんですか? それはやばいかも。 リーナ:わたくし、先に上がっていて良かったですわ。 ミヤビ:反撃はまたクリティカル。 胴体に14点。 GM:ミヤビは健闘してるな。 カンは笑わせてるけど。 第3ラウンド。 カン:クリティカルで左腕に20点。 ミヤビ:「う、降参します。」
GM:カンに賭けていた人は、1銀貨につき4銅貨返ってきます。 ミヤビ:宿代無いから野宿します。 カシン/GM:「待てや。 お前、見所あるみたいだからよ。 今晩はただで泊めて やる。」 ミヤビ:礼儀正しくお礼を言います。 シャラン:「まずその破れた服を何とかするべきじゃないのかい?」 ミヤビ:針と糸貰って破れた服繕います。 GM:<作業>を振って下さい。 ミヤビ:失敗。 「あ痛たた。」 GM:成功するまで振ってみて。 ミヤビ:失敗、失敗、失敗。 カシン/GM:「ああ、もういい。 俺が繕ってやるよ。」 ミヤビ:「どうもすみません。」 カシン/GM:「さて、カンには約束の酒だな。 こっち来いや。」 カンは地下の酒蔵に案内されます。 「こいつはどうだ? 俺が東方に行商に行ったときに手にいれた露 水って酒だ。」 洒落た半透明の入れ物に入っています。 「あっさりしていて、あたかも水を飲んでいる様な感じだ。」 カン:飲んで騒ぐ。 GM:村人達も飲んでいます。 <知覚>×3を振ってみてください。 シャラン:成功したよ。 GM:酒を飲んでいる村人の顔が妙に暗いな、と思います。 シャラン:最近、村に何か事件があったかい? GM:事件というほどの事件はありません。 この間の剣探し騒動くらい です。 シャラン:聞いてみるよ。 「何かあったのかい?」 村人/GM:「いや、最近、雨が降らないだろ? いい加減雨が振ってくれねぇ と、作物が枯れちまう。」 「お天道様が相手じゃ、降らねぇものはしょうがないけどな。」
GM:村人達と入れ違いに、小妖精のアイリが2人つれの客をつれてきま す。 1人は17才くらいの少年、もう1人は15才くらいの女の子。 少 年は腰に小太刀を、女の子は腰に片手鍋を下げています。 一同笑。 ま、たしかに、片手鍋下げてていけない理由は無いんだけどね。 GM:「今晩は。 部屋空いてますか?」 「空いてるよ。 何だ、お客さん達、新婚さんかい?」 「やだ、もうそんな。 わたし達、そんな風に見えます? 兄妹です よ、兄妹。」 リーナ:嬉しそうですの。 GM:浮かれる妹を尻目に、兄の方は、さっさと座って 「ああ、疲れた。」 カシンが食事を持ってくると、妹の方は和気あいあいと喋ってます。 カン:急に明るくなったな。 GM:<知覚>を振ってみてください。 ミヤビ:入りました。 GM:妹の方は、兄の気を引き立てるためにわざと明るく振る舞ってる様 に見えます。 カン:人それぞれ事情があるからな。 深く聞かないでおこう。 カシン/GM:「こんな時間に歩くのは大変だったろ? 何処から来たんだい?」 カン:それは聞き耳立てておく。 妹/GM:「この南にある農村からです。 エテルシアの知り合いを訪ねに行 くんです。」
GM:夜寝たところで、全員<感応>を振ってください。 シャラン:成功したよ。 GM:シャランは、夢を見ます。 ある人…なのかどうなのかは分りませ んが、その人が何やら悩んでいます。 場所は何処かの山の上の様 です。 「うーん、どうしよう。」 シャラン:こちらから声はかけられるかい? 「こんな綺麗な景色があるというのに、それに目もくれないなんて、 勿体ないことだね。 いくら悩んでても、答えが出ないときは出 ないものさ。」 GM:相手は聞く耳持ってない様です。 シャラン:じゃ、こちらは延々と批評させてもらうよ。 「1人で悩み続けるなんて、時間の無駄もいいところだね。 答えが 出ないのは、得てして、答えを出したくないからさ。 悩んでる 本人は、そんな自分が道化を演じてることにはなかなか気付けな いだろうけどね。」 リーナ:シャランさんの言葉、ずっと聞かされたらすごいダメージですの。
リーナ:「おはようございますの。 朝食いただけますかしら。」 カシン/GM:「おう。」 リーナ:「いただきます。」 GM:席には、君の知らない2人組がいます。 リーナ:「お早うございます。」 妹/GM:「お早うございます。 お姉さん、夕べはいなかったのに。」 リーナ:「夕べもおりましたわ。」 妹/GM:「でもわたし達が着いたときいなかったでしょ?」 リーナ:「この宿におりましたわ。」 一同笑。 リーナ:「わたくし、そんな隠れるなんていたしませんわ。」 ポン。 「わたくし、お2人が来られたとき、もう寝てたんですわ。」 妹/GM:「お姉さん、夜寝るの早いんですね。」 リーナ:「早く寝た方が、お肌によろしいですから。」 妹/GM:「そうですね、わたしも気をつけないと。」 リーナ:「まだお嬢さん、こんなに若くてぴちぴちのお肌。 羨ましいわ。」 妹/GM:「お姉さんもとっても綺麗ですよ。」 リーナ:「まぁ、ありがとう。」 カン:キャラクターとしての発言だよな? リーナ:プレイヤーじゃありませんの。 「そちらの方は、お嬢さんのいい方かしら?」 妹/GM:「えぇっ、兄ですよ。」 リーナ:「そうですの? 素敵なお兄さんでいいですわね。」 妹/GM:「ありがとうございます。」 リーナ:「お嬢さん、どちらからいらっしゃったの?」 妹/GM:「この南にある農村からです。 エテルシアの知り合いを訪ねに行 くんです。」 リーナ:「エテルシアですの? わたくしも同じ方へ向かいますのよ。」 妹/GM:「お姉さんはどちらから来たんですか?」 リーナ:「わたくしは…この近くの村から来ましたの。 わたくし、巡礼を しておりますのよ。」 カン:嘘をつくな、嘘を。 村じゃないし、巡礼でもないだろう。 妹/GM:「えぇっ、そうなんですか? ちょっと、見えませんよね。」 リーナ:「どうしてですの? ほら、お数珠まで持ってますのに。」 シャラン:ランカル革を着て巡礼だと言い張るのは、相当無理があることを自 覚するべきだろうね。 リーナ:それは見せておりませんの。 ちゃんと上にローブを着て、さらに マントも羽織っていますわ。 GM:この季節にそれは暑いぞ。 リーナ:女の嗜みですわ。 汗一つかかずに涼しい顔をしてますわ。 GM:では<自制>を振ってみてください。 リーナ:失敗ですの。 汗だらだら。 妹/GM:「そんなに汗かいて、大丈夫ですか?」 リーナ:「ダイエット中ですの。」 妹/GM:「ダイエットなんてしなくても充分ですよ。」 リーナ:「いいえ、この辺にこう脂肪が…ま、まぁ、こういう話は止めまし ょう。」 一同笑。 カン:キャラクターとしての発言だよな? リーナ:プレイヤーじゃありませんの。 「わたくし、エテルシアの星王神殿へ行きますの。」 妹/GM:「星王神殿は有名ですものね。 じゃ、ご一緒しません?」 リーナ:「ええ、喜んで。 わたくし、リーナと申しますの。」 妹/GM:「わたし、スズナって言います。 こちらは兄のヴァルです。」 リーナ:「スズナさん、ヴァルさん、よろしくお願いします。 嬉しいわ、 わたくし、妹がいなかったものですから。」 スズナ/GM:「わたしも、お姉さんが欲しいと思っていたんです。」 カン:何か、あそこだけ別空間作ってるな。 スズナ/GM:「あ、でも、お姉さんと一緒に行くと…。」 スズナはヴァルの方をちらりと見ます。 リーナ:「まぁ、わたくし、分かってしまいましたわ。 ほら、女同士です もの。 そんなご心配要りませんわ。 わたくし、これでも夫がお りますのよ。」 スズナ/GM:「えぇっ、そうだったんですか?」 リーナ:「ええ。 いろいろ理由があって帰されたんですけど。 でもわたく し、心は一緒あの方のものと誓っておりますから。 スズナ/GM:「ごめんなさい、辛いことを喋らせてしまって。」 リーナ:「いいえ、あなたの心配を取り除くためなら、どうってことありま せんわ。」 GM:顔で笑って心で泣いて、だな。 リーナ:シクシク。 ああ、旦那様、お懐かしい旦那様…。 「で、スズナさん、いつ出発なさるの?」 スズナ/GM:「できれば、すぐにでも。」 リーナ:「わたくし、このお宿に知り合いがいますので、ご挨拶して参りま すわ。」 カンさんは横にいるんですのね? カン:飯食ってる。 リーナ:「お早うございますの。」 カン:「お早う。」 リーナ:「お耳に入ったでしょうか。 わたくし、あの方達と旅に向かいま すの。」 カン:「嫌でも耳に入ってきた。」 リーナ:「カン様とお会いできて、楽しうございましたわ。 では、ご機嫌 よう。」 続いてシャラン様のお部屋に向かいますの。 コンコン。 GM:何の音? シャラン:すると、僕は寝てる所を起こされるわけだ。 「僕に何か用かい?」 リーナ:「お早うございますの。 わたくし、今朝旅立つことになりました の。 シャランさんにお会いできて本当に楽しうございましたわ。」 シャラン:「なるほど、それでわざわざ挨拶に来たってわけだ。」 リーナ:「挨拶は人と人との出会いの初めですの。」 シャラン:「今は別れじゃないのかい?」 リーナ:「そうですわね。 それではご機嫌よう。 お休みなさいまし。」 シャラン:「お陰ですっかり目が覚めたよ。」
リーナ:「ご主人、お弁当を3人前お願いしますの。」 カシン/GM:「ああ、今スズナちゃんに頼まれたんで作ってるところだ。」 カン:「親父、俺も旅立つわ。」 カシン/GM:「あんたも行くのかい? だけど、今日は、何か予感がするんだよ な。」 リーナ:「まぁ、羊羮が手に入りますの?」 カシン/GM:「あんたらに仕事が来る様な気がするんだ。」 リーナ:「わたくし、巡礼ですから、お仕事といえば神様にお仕えすること ですわ。」 カン:「巡礼ねぇ。 そんな感じじゃないんだけどな。」 リーナ:「礼儀は子供の頃に叩き込まれましたの。」 シャラン:「なるほど、あの時間に人を叩き起こすのが君の礼儀ってわけだ。 ああ、世間では朝は起きるものなんだってことは知ってるよ。 だけど、僕は時間に管理されるのが嫌いなんだ。 もちろん、時 間に限ったことじゃない、僕を束縛するものはすべて嫌いさ。」 リーナ:「ご挨拶は礼儀ですわ。」 スズナ/GM:「それじゃ、そろそろ行きましょうか、リーナお姉さん。」 リーナ:「ええ、参りましょう。」 スズナ/GM:「ほら、お兄ちゃん、行くわよ。」
GM:リーナが出発しようと扉を開けると、ローブ姿のお婆さんが入って こようとしてるところでした。 「何じゃ、年よりを驚かせるものではないぞ。」 リーナ:「まぁ、もうしわけございません。」 老婆/GM:「実は、村長に頼まれて来たんじゃが。」 リーナ:「ご主人でしたら、奥におりますの。」 老婆/GM:「あんたらにも聞いて貰いたい。」 リーナ:「わたくし達もですの? どうぞこちらへ。」 GM:お婆さんの後から、村人がぞろぞろと入ってきます。 先頭にいる のは村長です。 「おや、村長、どうしたんだい?」 「それなんじゃが、ちょっと頼みたいことがあってな。」 「頼みって何だい? 暇そうにしてる奴なら、そこに3,4人ばかりい るぞ。」 「実は、占い婆に占ってもらったんだがな。」 リーナ:「まぁ、お婆様、占いをなさいますの?」 GM:占い婆は、カンをまじまじとみると、 「お前さん、ツイておるの。」 カン:「ああ、昨日は旨い酒にありつけた…っていうんじゃないんだよな。」 占い婆/GM:「護ってもらっておる様じゃ。 大切になされ。」 占い婆は、さらに周りを見渡して、ヴァルに目を止める。 と、目 を見開いて、全身震え出す。 「こ、これは…。」 リーナ:「まぁ、どうなさいましたの?」 GM:占い婆はそのまま後ろに倒れ込む。 シャラン:それを受け止められるかな? GM:受け止められた。 が、占い婆は気を失ってしまった様だ。 リーナ:それはいけませんわ。 お水か何かを持ってきますわ。 シャラン:とりあえず、空いてる部屋に寝かせるよ。 GM:占い婆はうんうん唸ってます。 リーナ:まぁ、いけませんわ。 寝苦しくないように、パタパタ扇ぎますわ。 ミヤビ:その間に村長の話を聞きます。
その村では、最近日照りが続いている、というのは言ったよね。 日照りに悩んだ村人は、村の占い婆に占って貰ったというわけさ。 占いを信 じられるってのは、純粋な心を持っているのか、頭が単純にできているのか、ど ちらにせよ幸せなことではあるね。 占い婆の占いによれば、原因は村の近くにある双子山という山にあるってのさ。 そこで、僕達に調査の依頼が来たってわけさ。 こちらの都合もお構い無しにね。
村長/GM:「受けてくれるなら、1人につき銀貨100枚、原因の究明ができたら さらに銀貨200枚、原因を取り除いてくれるのならさらに銀貨300 枚だ。」 ここで<知覚>を振ってください。 シャラン:入ったよ。 GM:村長は、ちょっと何か隠してる様です。 シャラン:「あの山に何があるか、ってのは全然分らないのかい?」 村長/GM:「それが皆目分らんのです。」 シャラン:「分りもしないのに、占いで出たってだけで行くのかい?」 村長/GM:「ですから、行ってみれば何か分るんじゃないかと。」 カン:「何か山についての言い伝えとかは?」 村長/GM:「何処の山にもありそうなことだけです。」 カン:「どんなことでもいいから教えてくれ。」 GM:よくある、山には神様が住んでる、とかいう話が聞けます。 山は神 域なので、村人達は、ある程度の高さから上には行かないそうです。 あとは、山に入ると神隠しにあうとか、山が天を支えてる、とかい う話があります。 そんな話を聞いてるだけで、かれこれ1時間が過 ぎます。 カン:「役に立つ話は無さそうだな。」 リーナ:雨の神様っていらっしゃいませんのね。 カン:陽王様が元気で頑張ってるから晴れている? シャラン:つまり、陽王を退治すればいい、と。 リーナ:それは無理ですの。 ミヤビ:お婆さんはまだ目が覚めないんですか? GM:お婆さんは、そのまま寝入ってしまったようです。 リーナ:ならそのまま寝ていていただきますの。 「では、双子山に行ってみますの。」 GM:今回の依頼は、スズナも受ける気みたいです。 ヴァルの方は迷惑そ うな顔してますが。 「助けてあげなきゃ駄目でしょ、お兄ちゃん。」 「はいはい。」 シャラン:「まずは、あの山に住んでる猟師のイザールに会ってみるのがいい かな。 彼なら、少なくともここにいる人達よりは山のことを知 ってるはずさ。」 リーナ:「まぁ、ミオちゃんとミルルちゃんとも久しぶりに会えますですの ね。」 GM:話をしてると、着流の兄ちゃんが降りてきます。 「何だ、騒がしい。」 リーナ:「お早うございますの。」 GM:カシンは、着流の兄ちゃん、カリュウに、事情を説明し、 「こいつらだけじゃ、頼りねぇから、あんた、ついていってやって くれねぇか?」 と頼みます。
カシン/GM:「今晩は、イザールのところに泊めてもらえや。」 リーナ:わたくし、ミオとミルルに甘いお菓子を買っていきますの。 GM:おやつは300円まで。 リーナ:バナナはおやつに入りますの? シャラン:「山に行くのなら、それなりに準備が要るね。」 リーナ:「薬草類ならわたくし、一式持っておりますわ。 実家から持って きましたのよ。」 シャラン:「おや、君の実家は薬屋か何かかい?」 リーナ:「あら何か申しましたかしら?」 シャラン:「自分が今言ったことも覚えてないのかい? それはよほど記憶力 が無いか、脳を使わず喋ることができるかのどちらかだね。」 リーナ:「わたくし、巡礼ですわ。 実家なんてありませんの。」
リーナ:「それでは行ってきますの。」 カシン/GM:「おう、気をつけていけよ。」 リーナ:「お婆様をよろしくお願いしますの。」 GM:出る前に、カシンはスズナを呼び止めて、何やら話してます。 「いざっちゅうときのために、これを持っておいた方がいいんだよ。」 スズナは、足下を気にしながら戻ってきます。 リーナ:「どうなさったの?」 スズナ/GM:「ご主人が、教えてくれたの。」 リーナ:「何をですの?」 スズナ/GM:「ひみつ。」 リーナ:「まぁ、秘密を教えていただきましたの? 良かったですわね。」
リーナ:道々、スズナちゃんと世間話してますわ。 カン:馬の上でときどき曲芸する。 リーナ:「まぁ、すごいですのね。」 シャラン:「こんなときも訓練かい?」 カン:「ああ、普段の積み重ねが大事なんだ。」 シャラン:「たしかに、その通りだね。」 なら僕も、気配消して殺気を感知しつつ、芝居がかった仕種で詩で も作っているとしようか。
GM:向かう途中、雑木林のある小高い丘を通りかかります。 「あ、あそこでお昼ご飯にしましょ。」 スズナがテケテケと駈けていきます。 リーナ:「ええ、そういたしましょう。」 スズナ/GM:「こっちこっち。」 ミヤビ:「1人で行くと危ないですよ。」 GM:ミヤビの予感は当る。 スズナの背後から、黒い手が、ガシッとス ズナを羽交い締めにする。 犬ゴブリンだ。 さらに雑木林の中から、 ゴブリンの集団が現れる。 ゴブリンの中に1匹、ひときわ大きい角 の生えたゴブリンがいる。 <知恵>×3が入れば、角ゴブリンだと 分る。 リーナ:助けに行きますわ。 「まぁ、スズナちゃんに何をなさいますの? おいたをすると、お 仕置きですわ。」 カン:追い掛けていく。 ヴァル/GM:「待ってくれ。 下手に動いたら、スズナが危ない。」 リーナ:「なら、わたくしが代りに人質になりますわ。」 ゴブリン/GM:「ゲヘ、オ前ラ全員昼飯ダ。」 ゴブリン達が向かってきます。 犬ゴブリン、角ゴブリンは後ろで 見ています。 ミヤビ:人質をとられてるのでは下手に動けませんね。 GM:カリュウは剣を抜いています。 ヴァルは身動きとれない様です。 シャラン:<気配消し>は使えるかい? GM:今君がいる所は、開けてるので使えない。 シャラン:では戦うしかないね。
GM:ゴブリンの<反射>は10です。 リーナ:まぁ、わたくしより遅いんですの? ミヤビ:俺はゴブリンと同じです。 GM:まずカリュウが動きます。 必殺技《疾殺の舞》を発動させます。 (コロコロ) 発動したので以降は2回攻撃になります。 (コロコロ) いきなり01で悟った。 ゴブリンが1匹飛びました。 もう1匹も斃れ ます。 残り4匹です。 カン:流石バトルロールAだな。 GM:続いてヴァルの番ですが、妹を人質に取られているので動けません。 シャラン:次は僕の番だね。 僕の<戦闘力>は36だ。 GM:+10の欄で振ってください。 シャラン:クリティカルしたよ。 右足に14点。 カン:オレは右足に20点。 リーナ:(コロコロ) まぁ、当りましたの。 胴体に8点ですわ。 ミヤビ:外れました。 この戦いは剣士のカリュウがいたのが大きかったね。 彼は、瞬く間に、ゴブ リンを斬り伏せてしまった。 まったく、見事な腕前さ。 さて、残るは、角ゴブリンと、スズナを人質にとってる犬ゴブリンだ。 GM:ヴァルは 「妹を離せ。」 とか言ってるけど、もちろん犬ゴブリンは離したりしません。 その とき、カリュウが、 「お嬢ちゃん、今だ。」 スズナは、右足を振り上げ、犬ゴブリンの股間を蹴り上げます。 ミヤビ:必殺技を教えてもらってたんですね。 GM:悶絶する犬ゴブリンを尻目に、スズナはヴァルの方へ逃げてきます。 「宿のご主人直伝、《金的蹴り》なの。」 シャラン:宿の主人がそんなものを使えたのかい? リーナ:まぁ、わたくしも覚えたいですわ。 カリュウ/GM:「残るは角ゴブリンか。 自信の無い奴は手出しするんじゃねぇぞ。」 ミヤビ:引っ込んでます。 もうかなりボディ削られてますから。 カリュウ/GM:「いいか、常に全力で、一直線ってのは効率的じゃねぇ。 肩の力 を抜いて、しかし、敵から意識を逸さない。 相手の隙を見つけ て、そこだけを狙って突くんだ。」 リーナ:まぁ、素敵な殿方。 GM:さて、問題はここで必殺技《突破の太刀》が発動するかどうか、だ。 これだけ言っておいて、発動しなかったら寒いな。 リーナ:わくわく。 GM:(コロコロ) このターンは普通に攻撃。 角ゴブリンに傷を負わせ るが、まだまだ角ゴブリンは元気。 「チッ。」 ヴァルは、妹を庇ってる。 カン:オレも斬り掛かってみる。 GM:では0の欄で振って。 カン:オレと全く同じ<戦闘力>ってわけか。 (コロコロ) うっ、相討 ちだ。 胴体に10点。 GM:こちらは胴体に30点。 カン:これは手を出せないな。 GM:角ゴブリンはカンに攻撃、左腕に30点。 カン:危ねぇ。 盾持ってなかったらやられてた。 GM:カリュウの必殺技はこのターンも発動せず。 通常攻撃する。 リーナ:「妹さんはわたくしが守りますわ。 ですから、頑張ってください まし。」 ヴァルさんの背中をドンと押しますわ。 一同笑。 ヴァル/GM:「わっとっと。」 ヴァルは角ゴブリンに斬り掛かります…が、彼、バトルロールCな んですけど。 リーナ:まぁ、そうでしたの? GM:ヴァルの攻撃はファンブル、自分で自分を傷付けてしまいました。 リーナ:こういう経験を通して、人は成長していくんですわ。 GM:角ゴブリンの攻撃は…(コロコロ)。 おや? これは、ファンブル だ。 角ゴブリンは滑って転んだ。 シャラン:さて、剣士様に期待しようか。 GM:カリュウの必殺技は…ようやく発動した。 《突破の太刀》で相手 の鎧を無視してクリティカルダメージ。これで角ゴブリンは斃れ たな。
GM:ヴァルは、カリュウを見る目が変った様です。 リーナ:目がハート型になるんですのね。 ミヤビ:アニキ、って? リーナ:シナドさんがいれば、きっと『アニキ』って呼び掛けてますの。 カリュウ/GM:「いいか、色男。 剣を持ってこの世を渡っていこうとするのなら、 さっき言ったことを忘れるなよ。 お前さんはもっと伸るはずだ。 俺の目が節穴でなけりゃな。」 リーナ:皆様を<応急手当て>しますの。 医療器具一式も揃ってますわ。 GM:それぞれの部位を1D回復させてください。 ミヤビ:そこそこ回復しました。 GM:スズナは、懇切丁寧にヴァルの包帯を巻いています。 リーナ:大切な方ですものね。 ヴァル/GM:「しかし、あんな技を修得したとは…。」 リーナ:これで兄妹喧嘩は、ヴァルさん危険ですわね。 シャラン:兄は、妹には決して勝てないものさ。 リーナ:まぁ、実感が篭ってますわね。
リーナ:お弁当にしますの。 GM:背負ったまま戦ったので、中身が弁当箱の中で片寄ってる。 リーナ:反対向きに傾けてポンポン叩きますわ。 GM:中身はさらに圧縮されていきます。 シャラン:なら解凍が必要だね。 GM:圧縮は tar + compress かな? uncompress で解凍だ。 シャラン:僕は tar + gzip をお奨めするよ。
GM:3時頃、狩人のイザールの山小屋に着く。 リーナ:「ミオちゃん、ミルルちゃん。」 ミオ/GM:「あ、リーナお姉ちゃん。」 リーナ:まぁ、お姉ちゃん、と呼んでくれるのね。 GM:ミルルは小母ちゃん、と呼んでる。 リーナ:「いいのよ、小母ちゃんで。 お父さんは?」 ミオ/GM:「お父さんはまだ帰ってきてないよ。 あのときの怪我ももうすっ かり良くなったよ。」 リーナ:「それは良かったわね。 お菓子持ってきたのよ。」 シャラン:山吹色のお菓子かな? ミオ/GM:「お父さんが帰ってきたらいただきます。」 シャラン:「ところで、君達は山へ行ったりはするのかい?」 ミオ/GM:「私はお父さんに連れられて行くことはあります。」 カン:かくかくしかじかモードで事情を説明する。 シャラン:「山の中に何か日照りの原因になりそうな物はなかったかい? 巨 大なてるてる坊主とか。」 ミオ/GM:「私の知る範囲ではありません。」 ミヤビ:「最近、お父さんが山について何か言ってませんでした?」 リーナ:「動物の姿が見掛けにくくなった、とかいうことはありません?」 ミオ/GM:「動物が、限られた水場に集まり易くなってるので、狩りし易くな った様です。」
スズナ/GM:「ここにある材料、使っていい?」 スズナが料理を始めます。 リーナ:「わたくしもお手伝いいたしますわ。 包丁の握り方はこうでよろ しいのかしら?」 GM:<作業>を振ってください。 リーナ:03ですわ。 「まぁ、わたくし、お料理向いてるのかもしれませんわ。」 GM:一見、危なっかしい手つきにも関わらず、コンマ何ミリの薄さで千 切りができあがっていきます。 リーナ:「お料理って楽しいですわね。」 GM:夕方になるとイザールが帰ってきます。 カン:かくかくしかじか。 「〜というわけで日照りの原因になりそうなものに心当たりは無い か?」 イザール/GM:「山の上の方は神域になっている。 何かあるとすればそこだろう。 言い伝えでは、そこに神様が住んでるそうだが。」 シャラン:「神域以外の場所については知ってるんだね?」 イザール/GM:「ここ1月の俺の行動半径無いでは取り立て変ったことは無かった。 そうだな、村の連中があんたらに頼んだのは、あんたらが余所者 だからってこともあるだろう。 俺自身、そう迷信深い方じゃな いが、わざわざあそこに入ろうとは思わないからな。」 シャラン:「神域の広さはどれくらいあるんだい?」 イザール/GM:「双子山の2つに分れる辺りから上が神域だ。 そこから、川が流れ ている。多分、頂上辺りに水源があるんだろう。」 シャラン:「なら、とりあえずその水源に行ってみようか。」
リーナ:夜はミオとミルルと一緒に寝ますの。 GM:2人はリーナに懐いています。 リーナ:まぁ、幸せですわ。
GM:狩人の朝は早い。 日の出前にイザールは起きてくる。 リーナ:「お早うございますの。」 GM:スズナがお弁当を作ってます。 リーナ:「手伝いますわ。」 (コロコロ) 79。 「まぁ、俎板を斬ってしまいましたわ。」
それから僕達は、イザールに案内されて、獣道を登っていくわけだ。 お世辞 にも歩き易い、と言える道ではなかったけどね。 GM:カリュウが根を上げている。 「ゴブリン相手にしてる方が楽だぜ。」 リーナ:「まぁ、殿方がそんなことおっしゃってはいけませんわ。 さぁ、 歩くんですの。」 GM:ヴァルも遅れています。 「お兄ちゃん、早く早く。」 リーナ:「頑張らないといけませんわ。」
イザール/GM:「ここから先が神域だ。 それじゃ、頑張れよ。」 リーナ:お祈りしますわ。 GM:<感応>に成功すると、何となく神秘的な感じます。 リーナ:中に入ってみますの。 しずしず。 カン:一礼してから入っていこう。
GM:途中で、川を横切るために石の上を跳び移らなければならない場所 がある。 <運動>を振ってください。 失敗すると川に落ちる。 リーナ:まぁ、落ちてしまいましたわ。 GM:(コロコロ) おや? カリュウもはまってる。 リーナ:まぁ、カリュウさんでもそういうことあるのですわね。 GM:ヴァルは成功、スズナははまった。 リーナ:ちゃんとスズナちゃんを助けないといけませんわ。 GM:ヴァルがスズナを抱き抱えたので、スズナは裾が濡れる程度ですんだ。 リーナ:まぁ、よろしいわね。 GM:だから、兄妹だって。 リーナ:水が染み込んだローブにマントが重いですわ。 GM:置いていったら? リーナ:マントだけ置いていきますわ。 ローブは脱げませんけど。 でもや っぱり重いですの。 GM:なら<腕力>を振って。 リーナ:入りましたわ。 GM:それなら普通に歩ける。 シャラン:ローブを脱いでランカル革姿になったら、急に素早くなる、ってこ とは無いのかい? 実は、ローブに重りを入れてるのさ。 リーナ:ランカル革を着てることは秘密ですの。
GM:険しい坂道はまだ続く。 <運動>×3を振ってみてください。 失 敗すると、木の根に足引っ掻けて転んでしまいます。 カン:悟ってしまった。 リーナ:まるでアクロバットのごとく進むんですのね。 ミヤビ:バック転しながら登っていくんですね。 GM:カンは、こういう所を馬で進むヒントの様なものを掴んだ。 これ から成長するときには、クラスに関係無く<馬術>の《無頼進軍》 を取ることができる。 カン:でも<馬術>には、軍馬が要るんだな。
GM:目の前に、急な斜面が立ち塞がります。 カン:身軽な人間がロープ持って上がる。 リーナ:一番身軽なのは、きっとヴァルさんですわ。 GM:ヴァルは、スズナの 「お兄ちゃん頑張って。」 の声に励まされて登っていく。 (コロコロ) 成功。 上からロープ を垂らす。 では、残りの人は、<運動>×3をどうぞ。
GM:ようやく一方の頂上に付きました。 頂上には、澄んだ泉があります。 リーナ:「まぁ、素敵な場所ですわね。」 シャラン:「中々の眺めだね。 この眺めを見ていると、インスピレーション が沸いてくるよ。」 GM:湖の辺りには、巨大な龍がいる。 リーナ:まぁ、そんなのがいたんですの? 今まで気付きませんでしたわ。 GM:龍は、君達に背を向けて何やら頭を抱えている。 シャラン:おや、何処かで見たことの在る風景だね。 リーナ:龍さんの側に寄っていきますわ。 シャラン:「近付くと危険だ、とかは考えないのかい?」 リーナ:「困ってる人を放っておけませんわ。」 シャラン:「多少は相手を見るべきじゃないかな?」 リーナ:「よく見えてますわ。」 カン:1人で行かせると危ないので、一緒に近付く。 リーナ:「もしもし、どうなさいましたの?」 GM:龍の正面には、姿見がある。 龍は、その姿見をじっと見てる。 姿 見には、頭を抱えてる龍と別の龍が写っている。 シャラン:姿見を覗き込んでみるよ。 GM:近付くと、悩んでる龍の声が聞こえる。 「うーん、どうしよう。」 シャラン:ところで、姿見には、龍以外のものは写るのかい? 姿見の前に立 ってみるよ。 龍/GM:「何をするんじゃ。」 龍はいきなり怒り出します。 リーナ:「まぁ、怒ってはいけませんわ。」 龍の背中をよしよしします。 GM:龍の背中って、かなり高さありますよ。 リーナ:低いところもあるはずですわ。 GM:龍は暴れだしてしまいます。 すると、そこらで地揺れがします。 <運動>を振ってください。 失敗すると、1D10のダメージです。 ミヤビ:うっ、胴体にダメージ。 GM:シャランはさらにもう1度<運動>ロールをして。 シャラン:成功したよ。 「おやおや、鏡の前に他人が立っただけで怒るとは、四六時中鏡を 見てないと腹が立つタイプなのかな?」 リーナ:「わたくし、鏡を見ると腹が立ちますわ。」 GM:龍はひたすら暴れています。 リーナ:「まぁ、落ち着いてくださいまし。」 GM:龍に話しかけるなら、<気圧>ロール。 リーナ:失敗ですわ。 GM:龍は聞いていません。 ミヤビ:丁寧に話しかけてみます。 「これは失礼致しました。」 …失敗。 カン:「何をそんなに困っているんだ?」 (コロコロ) 失敗。 シャラン:「暴れてたって、問題は解決しないよ。 冷静になったら、って ってアドバイスする以外、僕にはどうしようもないな。」 …失敗か。 GM:龍は誰の言うことも聞かず暴れまわってます。 リーナ:スズナさんに期待しますわ。 スズナ/GM:「どたばたしないでよ、みっともないわね。」 (コロコロ) でも失敗。 リーナ:次はヴァルさんですの。 GM:ヴァルが何か言おうとします。 が、その前にカリュウが 「ちったぁ人の話を聞きやがれ。」 流石に、カリュウは<気圧>ロール成功。 龍は動きを止める。 「何じゃ、お主らは?」 リーナ:「人間でございます。」 龍/GM:「いや、人間は分るが。 人間がこんな所に来るのは久しぶりじゃな。」 ミヤビ:かくかくしかじか。 「〜というわけで、雨が降らなくて困ってるんです。」 龍/GM:「それは困ったのう。 そしてわしも困っておる。」 リーナ:「まぁ、何をお困りですの? 話せば楽になることもありますわ。」 龍/GM:「ではわしの話を聞いてくれるか?」 リーナ:「ええ、聞きますわ。」
龍/GM:「わしはこの地を守護してる竜神じゃ。 こちらの姿見を見てくれ んか。姿見に写っているのは、山のもう一方の頂にいるわしの自 慢の妻じゃ。」 リーナ:「まぁ、竜神様、赤くなってらっしゃる。」 龍/GM:「ところが、最近妻の様子が変なのじゃ。 1月ほど前からかのう、 わしを見る目が変なのじゃ。 わしを遠ざけている様なきがする のじゃ。 そうかと思えば、人間の貢ぎ物の中から、恋の首飾り などを見つけてきては、それを身につけておるのじゃ。」 リーナ:「恋の首飾りですの? そんなものを村の方は、どうしてお供えな さったのでしょう?」 龍/GM:「村の娘が、恋愛祈願に供えたんじゃろう。 いや、それはいいの じゃ。 問題は、その首飾りを妻が身に付けておることじゃ。」 リーナ:「きっと、奥様は旦那様に恋をなさっているんですわ。」 龍/GM:「いや、これは妻に他に好きな男ができたのに違いない。 わしは ピーンときたんじゃ。」 リーナ:「竜神様が、そんなにいらっしゃるわけではないでしょう?」 龍/GM:「相手は竜神とは限らん。 そういうわけで、わしはこうやって、 この姿見で、妻の様子を見ておるのじゃ。」 シャラン:「つまり、四六時中監視してるってわけだ。 人間なら、それ自体 が嫌われる原因に成りそうだけど、竜神は違うってことかな?」 リーナ:「奥様の様子はどうですの?」 龍/GM:「何やらソワソワしておる。 まるで誰かを待ち侘びているかの様 にな。 ああ、もし、本当に他の男を待っておるのなら、わしは、 わしはどうすればいいんじゃ。」 また龍が暴れだしたので、全員<運動>ロール。 ミヤビ:うっ、また腰にダメージ。 スズナ/GM:「ソワソワというよりは、イライラしてる様に見えない?」 リーナ:「まぁ、分りましたわ。 では、わたくし、奥様の所へ参って、直 接伺ってまいります。」 龍/GM:「ああ、それが決定的な破局に繋がったらどうしてくれるんじゃ。」 リーナ:「そのときは潔く諦めなさいませ。」 龍/GM:「おお、何ということを。」 リーナ:「わたくし、出戻りですけど、それなりに幸せに暮しておりますわ。」 龍/GM:「では別れた方がいいというのか?」 リーナ:「そうやってイライラなさってるくらいでしたら、物事ははっきり させた方がよろしいと思いますわ。」 龍/GM:「それはそうかもしれん。 だが、だが、わしは妻のことを諦める ことなどできんのじゃ。」 じたばたじたばた。 それでは例によって<運動>ロール。 リーナ:頭にダメージが来ましたわ。 「えぇい、しっかりなさい。」 カン:「この姿見を見てると、余計にイライラするのではないか? 俺達 にこの姿見を預からせてくれないか?」 龍/GM:「お主ら、そんなこと言って、わしが妻から目を離した隙に、他の 男と会わせようという魂胆じゃあるまいな?」 じたばたじたばた。 スズナ/GM:「リーナお姉さん、このままここにいたら、命が危ないわ。」 リーナ:「いいえ、わたくし、この竜神様を何とかしないと、腹の虫が収ま りませんわ。」 シャラン:「とりあえず、彼の配偶者の方へ行かないかい? あちらから説得 した方が有益ってこともあるさ。」 リーナ:「ええ、そうですわね。 こういう場合話は女同士ですわ。」
リーナ:奥様の方へ行きますわ。 もうローブをまくって早足で行きますわ。 あんなので村人が迷惑してるなんて、許せませんわ。 GM:尾根伝いに行くと、やがてもう一方の頂上に着きます。 やはり泉 があって、その傍らで龍が頭を抱えています。 リーナ:「もしもし、龍の奥様。」 GM:気付かせたいのなら、<気圧>ロール。 ミヤビ:成功しました。 龍(妻)/GM:「あら、お客様ですの? お客様が来るのは久しぶりですわ。 あら あら、わたくし、こんな顔して、どうしましょう。」 リーナ:「いいえ、この際、お化粧は置いておいてください。」 龍(妻)/GM:「いえ、そんなわけにはいきませんわ。」 リーナ:「奥様が充分お美しうございますわ。」 龍(妻)/GM:「わたくしなんて、そんな…。」 リーナ:「奥様、何かお悩みの様ですわ。 わたくし達でよければ、力にな りますわ。」 龍(妻)/GM:「お話しても、仕方ありませんわ。」 リーナ:「そんなことありませんわ。 人に話してしまえば、解決すること だってありますわ。」 龍(妻)/GM:「では、聞いていただけます?」 リーナ:「ええ、聞かせていただきましょう。」 正座して話を聞きますわ。 ミヤビ:地面に伏せておきます。 カン:それが正解かもな。
龍(妻)/GM:「わたくしは、この地を守護している竜神なのです。 この双子山 のもう一方の頂に、わたくしの夫がいるのですが、最近、どうも 様子がおかしいのです。」 リーナ:「どうせそんなことだろうと思いましたわ。」 龍(妻)/GM:「は?」 リーナ:「いえいえ、どうぞ続きをお話になってくださいまし。」 龍(妻)/GM:「そう、それは1月ほど前のことでした。 この地が平穏無事に治め られているかを調査するために、1人の光騎様がいらっしゃいま した。 その光騎様は女性の方で、わたくしの目から見ても、そ れはそれは美しい方でした。 それ以来、夫のわたくしを見る目が変ったのです。 わたくしを その光騎様と比較してる様で、あろうことか、人間の貢ぎ物の中 から、他人の姿見という魔法の姿見を見つけてきては、毎日熱心 に覗いているのです。 きっとあの光騎様の姿を写し出している に違い在りませんわ。 だけど、わたくしには夫を問い詰めることなど、とうていできま せんでした。だって、光騎様はあんなにもお美しいんですもの。 夫が心変わりしてもしかたありませんわ。 たまらなくなって、わたくし、この様に恋の首飾りを見つけてき て、夫のことを祈っておりますわ。」 リーナ:「いいえ、奥様、そういうときはきっぱり問い詰めた方がよろしゅ うございますわ。」 龍(妻)/GM:「なんてことをおっしゃるのです。 もしそれで、決定的な破局が 訪れたら、ああ、わたくし、どうしましょう。」 カン:さぁ、伏せるぞ。 リーナ:「奥様、心配なさらなくても大丈夫ですわ。」 龍(妻)/GM:「それはあなたが他人だからその様に簡単に言えるのです。」 リーナ:「万が一、そんなことになったら、わたくしの命差し上げますわ。 だから、今から旦那様の所へ参りましょう。」 龍(妻)/GM:「ああ、わたくし、その様な勇気は。 ああ、破局が訪れるかもし れないと思うと、わたくし、この胸が張り裂けそうですわ。」 リーナ:「大丈夫。 それだけ大きな胸に固い鱗を纏っていれば、ちょっと やそっとで張り裂けません。 ええ、1回や2回の破局が何ですか。 経験者が語らせていただきますわよ。」 一同笑。 リーナ:「わかりました、ではこうしましょう。 山と山の間の所までおい でくださいまし。 あちらからも旦那様を呼んでまいりましょう。 そこでじっくり話し合いなさいまし。」 龍(妻)/GM:「そんな、何を話せばいいのでしょう。」 リーナ:「あなた方、夫婦でしょう。 夫婦がそんなことでどうしますの。」 龍(妻)/GM:「それは、1月前までは、顔を合わせていましたわ。」 リーナ:「実はわたくし達、先ほど旦那様に話を聞いてきましたの。 ほら、 頭にダメージが入ってるでしょう?」 一同笑。 リーナ:「これは旦那様に蹴られた傷ですの。 恋路の邪魔なんてしており ませんのに。」 龍(妻)/GM:「まぁ、何てことでしょう。 ああ、あの人、他の女に狂っただけ でなく、人に怪我までさせるなんて。」 リーナ:「旦那様は、奥様のことが心配なだけですわ。 いてもたってもい られなくて、この世の終わりだ、と騒いでいらっしゃいますの。」 龍(妻)/GM:「まぁ、そんなにもあの光騎様のことが忘れられないんですのね。」 カン:まったく、似た者夫婦だな。 シャラン:今回仲直りさせたところで、いずれまた同じことが起るんじゃない かい? ことを荒立てずに納めるくらいなら、破壊してしまった方 が新たな創造が生まれるものさ。 リーナ:壊れませんわ。 こういう夫婦は、1度収まれば大丈夫なものですわ。 「あなた、もっと自分に自信を持ってくださいまし。 わたくしは 光騎よりも素晴らしいのよ、と思ってなければいけませんわ。 それが女というものですわ。」 シャラン:腰に手を当て高笑いでもしてみるかい? リーナ:「自分が一番大切な方にとって、自分が一番素晴らしいと思わずし て、ええ、女がすたるというものではございませんの。」 カン:こっちはリーナに任せておいて良さそうだな。 ならオレは旦那の 方へ行ってこよう。 ミヤビ:そうですね、そちらへ行きましょう。 リーナ:「わたくし、譬え離縁されましても、夫のことを慕っております。 ええ、それだけの気概を、あなたもお持ちになってください。」 一晩かけて昏々と説得しますわ。 GM:出戻り娘に言われてはしかたあるまい。 夜が明ける頃には、説得 されている。 リーナ:徹夜したので、2人ともお肌ボロボロですわ。
カン:旦那の方へ行く。 男同士で愚痴でも聞いてやろう。 GM:では<交渉>×2を振って。 カン:入った。 GM:龍(夫)は、一晩かけて延々話をする。 「聞いてくだされ。 わしは、わしは…。」 話は、2人の出会いまで遡る。 時代的には、ラグ神皇帝の帝歴が 始まるよりもさらに前。 シャラン:人の愚痴など聞いていたって、得る物はなさそうだね。 僕は、2つ の山の中間で寝てるよ。 GM:カリュウも寝てる。 ヴァルは、スズナと一緒に龍(妻)の所にいる。 カン:諦めて龍(夫)の話を聞いている。 GM:竜神夫婦が、まだ共に人間であった頃の話をする。 もともと、こ の地にたどり着いた巡礼だったのが、悟りを開いて竜神となった。 リーナ:夫婦揃って悟りましたの? それは幸せですわね。 ミヤビ:いい話です。 GM:朝になると、心の中に込めていたことを人に話したことで、ちょ っとすっきりした様だ。 リーナ:こちらはお肌ボロボロ。 ああ、お肌の曲がり角ですわ。
GM:さて、2匹を連れてくるのなら<交渉>ロールをどうぞ。 リーナ:ジャストで入りましたわ。 GM:それでは、男性陣、どうぞ。 カン:失敗。 ミヤビ:入りました。 GM:2匹の竜神は、何やら神妙な顔で、中間地点にやってきます。 シャラン:「おや、ようやくお二方のお出ましってわけか。」 リーナ:「旦那様、あなた、奥様におっしゃることがございますでしょ。」 龍(夫)/GM:「う、うむ…。」 リーナ:「男がここでしっかりしないでどうしますの。 さあ、言うのです。」 龍(夫)/GM:「わ、わしは、わしは…お前が好きじゃぁぁ!」 リーナ:「さ、奥様、ちゃんとお応えになって。」 龍(妻)/GM:「わ、わたくしも、あなたをお慕い申しております。」 ミヤビ:「それでは、邪魔者は消えましょう。」 リーナ:「お幸せに。」 龍(妻)/GM:「リーナさん、ありがとうございます。」 リーナ:「夫婦には、たまにはこういうことも清涼剤ですわ。」 シャラン:「たまには、ね。 それによる影響が充分小さいのであれば、どう ぞご自由に、と言うところだけどね。」 龍(妻)/GM:「リーナさん、あなたにも女の幸せが来ることをお祈りします。」 リーナ:「ありがとうございます。 竜神様に祈っていただくと、効きそう な気がしますわ。 どんなに離れていてもわたくし、夫を慕って おります。 いつかまた再会して、一緒に暮してみせますとも。」 龍(妻)/GM:「スズナさん、あなたも辛い恋をしていらっしゃる様ですけど、 大丈夫、あなたの想いは、きっと通じますわ。」 リーナ:「よかったわね、スズナちゃん。」 GM:スズナは目をうるうるさせています。 ヴァルはよく分ってないよう です。 リーナ:まぁ、分ってらっしゃいませんのね。 シャラン:放っておけばいいさ。 下手に関わると、馬に蹴られるだけだと思 うよ。 カン:ヴァルの背中をバンと叩く。 「さ、そろそろ帰るか、色男。」 龍(妻)/GM:「わたくし達には、もう必要の無いものですから、こちらの恋のペ ンダントと、他人の姿見は差し上げますわ。」 リーナ:「ありがとうございます。 それはおいておいて、まずは雨を降ら せてください。」 一同笑。 龍(妻)/GM:「ああ、すっかり忘れておりましたわ。」 カン:「ちょっと待った。 今雨が降られると、オレ達が帰れない。」 龍(妻)/GM:「それでは、あなた方が去って、1日くらいしてから降らせるとい たしましょう。」 リーナ:「では、ご機嫌よう。」
GM:お昼くらいにはイザールの山小屋に着く。 夕べ徹夜した人は、も ういい加減眠い。 リーナ:でも、お困りの村の人に、早く報せてあげなければなりませんわ。 カン:<乗馬>は特技なので、寝てても乗れる。 GM:寝てたら流石に無理でしょう。 シャラン:「知らせが必要なら、僕が村へ行くよ。」 リーナ:「まぁ、シャランさん、お優しいんですのね。 それではよろしく お願いしま…すー。」 GM:カリュウも村へ降りていきます。 ミヤビ:ではこの山小屋で寝させてもらいましょう。
村長/GM:「おお、帰ってきなさったか。 して、どうでした?」 シャラン:「明日辺りには降るよ。」 村長/GM:「おお、そうですか。 で、結局、原因は何だったのですか?」 シャラン:「近いようで遠い、遠いようで近い。 そんな関係もあるというこ とだね。」 村長/GM:「は?」 シャラン:「今回のことは、下手に語ると馬に蹴られそうだから、日照りの 真相に関しては伏せさせてもらうよ。」 GM:カリュウの方も、何も語ろうとしません。 「俺は疲れた。」 と行って宿に戻っていきます。
さて、翌日。 龍神夫婦の約束通りならば、雨が降ってくるはずなんだけど…。 GM:イザールは今日も猟に出ていきます。 カン:「今日は行かない方がいいんじゃないか?」 イザール/GM:「雨のときにしか捕れない獲物もいるからな。」 リーナ:わたくし達も、雨が降らないうちに帰りますわ。 GM:帰ろうと外に出たところで、山の方から 「ありがとう。」 という声が聞こえてきた。 リーナ:「お幸せに。」 GM:山の方を見ると、2匹の龍が、絡み合いながら天に昇っていく。 た ちまち、空には群雲が現れる。 リーナ:きっとハート型の群雲ですわ。 GM:2匹の龍は天に昇っていくと…分りたい人は、<知覚>を振って。 ミヤビ:(コロコロ) 悟りました。 GM:はっきりわかりました。 2匹の龍が、合体しました。 リーナ:1匹になりましたの? GM:いや、つまり、夫婦の営みを行ったわけです。 そうすると雨が降 る、と。 ミヤビ:悟って分ったのがそれですか。 GM:何せ、1月以上無かったわけですから、その分激しい行為に…とい うことで、この地では3日3晩嵐が続きます。 リーナ:ああ、帰れませんわ。 GM:イザールも慌てて帰ってきます。 ミヤビ:今度は照る照る坊主下げておきます。 おや、空いた口が塞がらない様だね? まったくその通り。 僕だって、この事 件には呆れる以外なかったよ。 とはいえ、他人から見れば滑稽なことでも、当の本人達にとっては真剣なんだ ろうけどね。 僕だって、そんなことをするかもしれないし。
今晩の物語はこれで終わりさ。 なかなか実のある一日だったね。 互いの理解を深めるってのは、けっこう創 造的な行為なんだな。 こんな一日を過ごすのも悪くない。 君さえよければ、ま た時間を共有してもいいよ。 …いいよ、ってのは失礼だね。 僕だって会いたいんだからさ…じゃ。
双子山の秘密 1999/4/3 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


Return to ...
RPGについてあれこれ
Magician's Room Top Page

このページのご意見,ご感想はこちらにどうぞ。
takasi-i@ex.ee.kindai.ac.jp