語り部狭間リプレイ

『4階の13段階段』


キャラクター
  桝川 雅史(ますかわ まさし)
    男性 15歳 西生駒高校1年3組。
    愛称は“すかちゃん”。 とにかく不幸。
    強力な超能力を持つが不幸にもいつもとんでもないことに。
  タケル
    人間の姿は西生駒高校2年3組の男子生徒。
    正体は理科室の人体模型アダム109型。
    必殺技は《内臓アタック》《ロケットパンチ》《左耳サーチ》他…。 
  桂 真言(かつら まこと)
    女性 16歳 西生駒高校2年3組。
    カードマスター。 22枚のタローを操る。
    オカルト部に所属。
  風間 涼(かざま りょう)
    女性 16歳 西生駒高校2年3組。
    結界師。 好奇心旺盛な女の子。
    <邪眼>である左目が白眼のオッドアイ。
    新聞部に所属。
  水無月 昇(みなつき しょう)
    男性? 16歳 西生駒高校2年3組
    光剣使い。 性別不明の美人。
    西生駒高校生徒会書記。

     P1:名前は水無月昇。(以下昇) 光を操る能力を持ち、光を収束して剣にして
        攻撃できます。 生徒会書記として生徒会長草嶺奈恵の片腕を務めていま
        す。 一応書類の上では男子生徒です。

     P2:俺は桝川雅史。(以下雅史) 超能力者だけど、少々癖があるんや。 何処へ
        跳ぶが判らない《テレポート》、物にぶつからないと止まれない《飛行》、
        100kg以上の物しか持ち上げられない《念動》…。

     昇:以上? それはまた妙ですね。

   雅史:西生駒高校1年生。 とにかく不幸なんや。

     GM:<不幸>3Lvと言えば相当な物だ。

     昇:ところでこのハリセンは何です。

   雅史:いつでもつっこめる様にや。 でも《つっこみ》1Lvなんや。

     昇:ほう、それはそれは。 クスッ。

     P3:理科室の人体模型、アダム109型。 人間のときはタケルと呼ばれている。
        (以下タケル)

     昇:内臓が見えてるやつですね。

 タケル:見えてる。 内臓が取り外せる。 左目と左耳も外せる。

     GM:この学校の模型?

 タケル:そう。

     P5:昼間は理科室から模型が消えてるのね☆

     GM:模型は準備室に置いてあるのじゃないのかな? 滅多に使わないし。

     P4:わたくし桂真言ですわ。(以下真言) 22枚のタローの力を借りられるカー
        ドマスターです。

     P5:あたしは風間涼(以下涼)。 結界師だよ☆ ちなみにハーフ☆

     昇:ハーフエルフ?

     涼:ちが〜う☆(笑)

  大阪、京都、奈良に囲まれた県、吹利県。 日本で最も小さな県にも関わらずこ
の県で起こるいわゆる怪奇現象の数は他の地域を大きく上回ります。
  そんな吹利県の公立高校の一つが西生駒高校。 一見何の普通の高校に見えるの
ですが…。 

  今日は4月28日。 新入生達もそろそろ高校生活に慣れてきてたころです。 そし
て明日からは連休が始まります。

     涼:「明日からお休みだぁ☆」

     GM:そうして浮かれていると、生徒会長の草峯奈恵さんが2年3組の教室にやっ
        てくる。

     昇:「おや、草峯先輩。」

奈恵/GM:「桂さん、風間さん、タケルさん、放課後生徒会室に来ていただけないで
          しょうか。」

   真言:「はい? 何でしょう?」

奈恵/GM:「来ていただければそちらでお話しします。 水無月君も来てください。」

     昇:「了解しました。」

     GM:草峯会長は1年3組にもやってきて雅史にも同様のお願いをする。 彼女は
        《交渉(お願い☆)》14Lvの持ち主。 しかも<美人>で<美声>で<カ
        リスマ>も持っている。

  放課後、生徒会室。 奈恵に呼ばれた5人がやってきます。

     昇:「草峯先輩、何の御用でしょう? 1年生もいる様ですが。」

奈恵/GM:「皆さんをお呼びしたのは他でもありません。 皆さん異能を持っていらっ
          しゃいますね?」

     昇:「異能? さて、何のことでしょう? ま、取り敢えずお話の続きをお願い
          します。」

奈恵/GM:「ある事件の解決に皆さんに力をお借りしたいのです。」

     昇:「事件とは?」

奈恵/GM:「4階の階段で女生徒が2人たて続けに落ちたという話はご存知でしょうか?」
        7日前と5日前、2人の女生徒がその階段から落ちた。 2人とも今も意識不
        明の重体。 1人めが1年5組の西尾まさみさん。 2人めが2年7組の間かなみ
        さん。

     涼:「1年生と2年生が落ちたそうだね。」

   真言:「2人めはオカルト研のかなみなんですわね。 多分最近−1週間ほど前か
          しら−七不思議の一つに加えられた“4階の13階段”を確かめようとし
          てたんじゃないかしら。」

  1週間程前に急に噂になりだしたのが『4階の13段階段』。 4階の西にあるこの階
段は普段は12段なのですが、夕方、下校のチャイムが鳴るときに目隠しをして登る
と13段に増えている、というものです。

     昇:「階段を目隠しして。 危険ですね。」

奈恵/GM:「転落した2人の女生徒は今も意識不明のまま西生駒病院に入院しています。
          1人ならただの事故かと思いますが、2人めが落ちたとなると何か原因が
          あると思います。

     昇:「その原因を突き止めて対処しろとおっしゃるわけですね。」

 タケル:「落ちたというのはすぐに気付いたのか?」

奈恵/GM:「悲鳴を聞いて用務員の鶴原さんが駆けつけると血を流して倒れていたそ
          うです。」

 タケル:「目隠しして倒れていた?」

   真言:「かなみは目隠ししてたそうですわ。 1年生は存じません。」

     昇:「それじゃ落ちるのが当たり前ですよ。」

   真言:「まさか13段め踏もうとしてすかって落ちたのじゃないですわよね。 か
          なみならありそうですけど。」

     昇:西尾さんの方は部活は?

     GM:帰宅部。

 タケル:その階段登ったら何がある?

     GM:屋上。

 タケル:噂が広がり始めたのは?

     GM:10日くらい前。 今まで無かったのが急に広まった。


   雅史:「先輩方、頑張って解決してくださいね。 じゃ、俺帰ります、さいなら。」

     昇:「桝川君、何処へ行くのでしょうか?」

   雅史:「ちょっと用がありまして。」

     昇:「草峯会長がこうやって直々に頼んでるんですよ? 楽しい高校生活を送
          るためには上下の継りも大切だってことは知っていますね?」

   雅史:「シュン。」

     昇:「分かってくれたようですね。 賢明です。 クスッ。」

   雅史:<恐怖症/生徒会長>と<恐怖症/2年3組の先輩>が付いたで。

     昇:何故でしょう? 優しい人が揃っているのに。

   雅史:ところで今日は何曜日?

     GM:1996年の4月28日だから…日曜日? それはまずい。 じゃ、月曜日という
        ことにしよう。 1人めが先週の月曜日、2人めが水曜日。

   雅史:「明日は祝日ですよね。 やっぱり学校来ないけません?」

     昇:「これも楽しい高校生活を送るため、頑張って解決に向けて努力しましょ
          うね。(にっこり)」

   雅史:「シュン。」


奈恵/GM:「それではお願いします。 それなりの報酬は用意させていただきます。
          何かお望みはあります?」

 タケル:「理科の備品が欲しい。 人体模型をもう1体。」

  一同笑。

   真言:「理科の備品なんてどうするのかしら?」

   雅史:影武者かな?

     涼:改造するのかもね☆

     昇:腕が4本になったりするのでしょうか?(笑)

奈恵/GM:「承知しました。 取り寄せておきます。 同じ型がよろしいのかしら?」

 タケル:「ああ。」


奈恵/GM:「捜査の方法は皆さんにお任せします。」

   雅史:「こういうときは誰かが実際にその階段を事件と同じ条件にして確かめて
          みるんですよ。」

     昇:「おお、流石は桝川君。 自分から名乗り出てくれるのですね。」

   雅史:しまった〜!

     GM:今は4:30くらい。 下校のチャイムが鳴るのは5:50。

   真言:「まだ時間ありますわね。 でも一応行ってみましょう。」

  真言達は現場である屋上への階段に行きます。

   真言:「別に普通の階段ですわね。」

     昇:「では昇ってみましょう。 さ、桝川君。」

   雅史:「昇るんですか? はい…。1,2,3,…」

     GM:昇ってみても特におかしなところはない。 数えてみるとやはり12段。

     昇:特に滑べりやすそう、とかいうことはありませんね?

     GM:あまり使われないのでほこりが積もってる。

     昇:「ほこりのせいで滑べった、ってことはないでしょうね。」

     GM:女生徒が倒れていた辺りは奇麗に掃除されている。 特に念入りに。

 タケル:それでもルミノール反応には引っかかるだろう。 で、血の跡は階段のど
        の辺りにある?

     GM:上から3,4段目くらいから下に点々とある。

     涼:「ここでぶつかって滑べり落ちていったんだね。」

     昇:「どの様に落ちていったのでしょうね。」
        と言いながら桝川君の方を見る。

   雅史:「先輩?」

     昇:「どうしたのです、桝川君? 不安そうな顔して。」

   雅史:「いや、何でもありませんです。」

 タケル:「目隠ししてほうきか何かで叩きながら昇る。」

   雅史:「あの〜、それは誰がやるんでしょうか?」

     昇:にっこり微笑んで桝川君を見てあげましょう。

   雅史:「先輩〜。(泣)」

     GM:やってみても今は何も起こらない。 やっぱり12段。

     昇:《霊視》。

     GM:特に何も見えない。

   真言:「発見者は用務員の鶴原さんですわね。」

     昇:「帰る前に話聞いておきましょう。 まだ下校のチャイムには時間があり
          ますし。」

   真言:用務員さんって休日も来るのかしら?

     GM:基本的には来る。 休日にも部活動があるから。

   真言:「鶴原さんに聞くのは明日でもいいと思いますわ。 先に生徒の話聞きま
          せん? わたくしオカルト研の部室へ行って来ますわ。」

     昇:「では私は1年生の教室へ行ってきましょう。 まだクラスメートが残って
          るかもしれません。」

     涼:「じゃ、ここで階段見張ってるね☆」

   雅史:そろそろゲーセン行きたくてそわそわしてる。

     昇:「さ、桝川君、1年生の教室に行きましょう。(にっこり)」

 タケル:この付近に妖怪はいる? 座敷童とか。

     GM:この階には知ってる妖怪はいない。 座敷童なら茶道部の和室にいるけど。

 タケル:では和室に行ってみる。 ここ離れる前に《左耳サーチ》。 左耳外して階
        段の上に置いておく。

  一同笑。

 タケル:髪で耳を誤魔化す。

     涼:何か恐い★

     GM:<観察>ロール成功したら耳置いてるの気づく。

   真言:「あら? これは?」

     涼:「誰かの悪戯かな?」

   真言:「ま、いいわ。 今は関係ありませんわね。」

  真言はオカルト研の部室へ向かいます。

部員/GM:「あ、真言先輩。 これからかなみ先輩のお見舞い行くところなんです。」

   真言:「わたくし少し遅れていきますわ。 何号室かしら?」

部員/GM:「304号室だそうです。」

   雅史:病院なのに4号室がある。

     GM:西生駒病院には4階もある。

   真言:部員が皆出ていった後かなみの持ち物が残されてないか調べてみますわ。

     GM:特に何も無い。

  茶道部の和室。 ここには座敷童が住み着いています。

座敷童/GM:
        「や、人形の兄ちゃん。」

 タケル:かくかくしかじか。
        「〜というわけで何か知らんか?」

座敷童/GM:
        「誰か遊んでるんじゃないか?」

 タケル:「4階に誰かいるか知らないか?」

座敷童/GM:
        「知らない。 おいらここ動かないし。」

  昇と雅史は1年5組の教室へ向かいます。 

      GM:女生徒が2人ほど残っている。 駐輪場越しにテニスコートを覗いてたり
         する。

      涼:きっと格好いいテニス部の先輩がいるんだね☆

      昇:声かけてみましょう。

   雅史:「これから難波のゲーセン行くんやけど一緒に行かへん?」

女生徒達/GM:
        「いえ、結構です。」

     昇:「ナンパするなら時と場所は考えましょうね。」

     GM:女生徒達は雅史には目もくれずテニスコートの方を見ている。

   雅史:テニスコート見る。

     GM:テニス部が部活しているのが見える。 一人ハンサムな男子部員がいる。

   雅史:ぬぬぬ、あやつかぁ。 《念動》かましたいが100kg以上でないと効果がな
        い。

     GM:近くの木を倒す。(笑)

   雅史:これでライバルが1人減った。(笑)

     昇:1人2人減らしたっていくらでもいるでしょうね。

   真言:重量の上限はありませんの?

   雅史:それは良識で判断ということで。 少なくとも地球は持ち上げられへん。

     昇:確かめたのですね。

   雅史:こないだ試したけどできへんかった。

     昇:そういえばこの間地震がありましたね。

   雅史:気のせい気のせい。

     昇:「ちょっとすみません、西尾まさみさんのことで少しお伺いしたいのです
          が。」

女生徒達/GM:
        「西尾さん?」

     昇:「ええ、どんな人なんでしょうか?」

女生徒達/GM:
        「うーん、悪く言えばパシリかな。 気弱いし。」

     昇:「特に仲のいい友達はいます?」

女生徒達/GM:
        「中田さんと西井さんかな? いつも一緒につるんでるよね。」

   雅史:「その2人はもう帰ったん?」

女生徒達/GM:
        「帰ったんじゃない?」

     昇:「もう帰ったのなら明日は休みですから明後日までは2人に話は聞けませ
          んね。 どうもありがとうございました。」

     GM:そうするとまたテニスコートの方を眺め出す。


     昇:「そうそう、生徒会室に生徒のデータがありますね。 行きましょうか」

   雅史:「生徒会室? 先輩、1人で行ってきてください〜。」

  生徒会室前。 昇に引きづられる様に雅史が来ます。

     GM:捕まった白い宇宙人みたいな感じで連行されてるんだな。

   雅史:「嫌です嫌です〜。」

     昇:「何照れているのでしょう? そうか、桝川君は草峯先輩に憧れているん
          ですね。」

  一同笑。

   雅史:「違います〜。」

     涼:「何してるの?」

   雅史:「会長は恐いんです〜。」

     GM:扉が開いて
        「そうですか。」

   雅史:「あぁ〜!(悲鳴)」

     昇:「さ、頑張ってくださいね。」
        と言って2人きりにしてあげましょう

   真言:理解のあるいい先輩ですわね。


奈恵/GM:「何の御用でしょうか?」

   雅史:「あ、あの、1年5組の西井さんと中田さんの住所知りたいんですけど。」

     GM:草峯会長は部屋にある端末で操作する。 すぐに2人の住所がプリントアウ
        トされる。 2人とも同じマンション。

   雅史:どの辺り? 学校から近いん?

     GM:徒歩だと20分くらい。

   雅史:飛んでいっやた2,3分やな。 止まれんけど。

奈恵/GM:「マンションですから止まれますわよ。」

   雅史:能力のこと知ってるんやな。 何かにぶつからんと止まれへん。

     昇:毎日どこか1箇所校舎の何処かが壊れるんですね。

  真言はオカルト研の部室から2年7組の教室へ移ります。

   真言:かなみの席探しますわ。

     GM:前に座席表が張ってある。

   真言:机の中の遺留品調べてみますわ。

     GM:遺留品? じゃ、かなみちゃんが犯人?

   真言:何て言うのかしら? 死んでないから遺品じゃないし…。

     涼:遺品は止めて★

     GM:机の周り調べると鞄が残ってる。

     昇:置きっぱなしなんですね。

   真言:中を確かめてみますわ。

     昇:では背後から声をかけてあげましょう。
        「桂さん、何してるんでしょうか?」

   雅史:「先輩、女の子の鞄調べる趣味あるんですか?」

   真言:「かなみが何が残してないが調べていますの。 階段について何か調べて
          いたかもしれませんし。」

     昇:「そういうときは手袋をつけませんと。」
        と言って白い手袋を出しましょう。

     GM:調べてみたが、特に何も興味を引くものはない。 かなみちゃんの性格だ
        とあれこれ調べる前に階段昇ってみたんだろう、と思う。

     涼:行動派なんだね☆

   真言:「鞄はかなみに届けますわ。 後でお見舞いに行きます。」

     昇:「その前に階段を調べましょう。 もうすぐ時間ですし。」

  5:40。 真言達は再び階段へ戻ってきます。

校内放送/GM:
        「下校の時間になりました。 校内に残っている人は速やかに下校してく
          ださい。」

   真言:「そろそろ時間ですわね。 では下と上に分かれて待ちましょう。」

     昇:「そしてチャイムが鳴っている間に誰かが昇ることにしましょう。」

     涼:「何か出てきたら《結界》張るよ☆」

   雅史:「じゃ、俺上にいます。」

     昇:「チャイムの間に降りるんですか?」

   雅史:「わかりました〜。昇ればいいんですね〜。(泣)」

     GM:で、結局配置は?

  涼&昇:階段の上。

真言&タケル:
        下。

   雅史:下にいてチャイム鳴ってる間に目隠しして昇ります〜。(泣) でも《透視》
        できるから目隠し越しに見てます。

     昇:一応《霊視》しておきましょう。 <強制力>4で《霊視》します。

     涼:<邪眼>を使って<強制力>6で《霊視》☆

     GM:昼間とは何は違う雰囲気がする。

 タケル:<強制力>9で成功。

     GM:近くで子供が笑っているみたい。

 タケル:「何笑っている。」

     昇:「どうかしました?」

 タケル:「誰かが笑ってる様だ。」

     GM:そうしていると下校のチャイムが鳴り出す。

     昇:「さ、桝川君。」

   雅史:昇ります〜。(泣)
        「1,2,3,…。」

 タケル:「今何時?」

  一同笑。

   雅史:「6,7,8,9。 ふう、少し休憩。」

     昇:「鳴り終ってしまいますよ。」

   雅史:「11,12,…13段。」

     GM:《霊視》している人には、踊り場に小さな女の子が現れて13段めを踏もう
        とした雅史の足を両手で受けるのが見える。

   雅史:「あれ?」

     GM:《透視》は幽霊見えるんだね? じゃ、君にも女の子の姿が見える。

   雅史:「何してんねん?」

     GM:女の子はにっこり笑って君の足をポンと払う。 君はバランスを崩して階
        段から落ちる。

   雅史:「うあわぁぁ!」
        《飛行》!

     GM:<難易度>5。

   雅史:成功。

     GM:じゃ、落ちずにそのまま窓の方へ飛んでいってガラス割って飛び出してい
        く。

  一同笑。

   雅史:「さいなら〜。」

   真言:《カードマスター》“吊られた男”のカードで飛んでいく桝川さんを捕ま
        えますわ。 捕まえて引き戻します。

     昇:首に引っかかったりしません? 何と言っても<不幸>な人ですから。

   真言:<強制力>7で成功。

     GM:飛んでいく君の足に何か引き戻そうとする強い力が働く。 そのまま足の
        方から引っ張られて戻ってくる。

     涼:“吊られた男”だから足なんだね☆

   雅史:「うわぁぁ!」

   真言:「お帰りなさい。」

   雅史:「ぜぃ、ぜぃ。 何や、今の力は?」

     昇:女の子はどうなりました?

     GM:壁を通り抜けて消えてしまった。

     涼:「あ、《結界》張るの忘れてた★ そしたら窓ガラスも割れずにすんだのに★」

     昇:壁調べますけど、何もありませんよね?

   雅史:壁《透視》。

     GM:別に何もない。

 タケル:どんな女の子だった?

     GM:齢は4歳くらい。 にこにこ笑いながら手を添えていた。

 タケル:最初に感じた子供ってその女の子?

     GM:同じ様な感じを受けた。

 タケル:「誰か女の子の似顔絵は描けるか?」

     涼:「あたし描けるよ☆ 美術得意☆」
        <強制力>7で成功☆

     GM:そっくりな絵が描けた。

     昇:「高校なのに何故子供がいるんでしょうね?」

   雅史:「何かこの高校の過去が関係してるんやありません?」

     昇:「それは生徒会室で調べればわかりますよ?(にっこり)」

   雅史:「うっ…。」

     涼:「噂は立ち始めたのは最近だから過去は関係ないと思うよ☆」

     昇:「そろそろ病院にいってみましょうか。 早くしないと面会時間が終って
          しまいますし。」

     GM:下に降りると草峯会長がいます。 タクシーが待ってます。

     昇:「わざわざ車呼んでくださったのですね。 ありがとうごさいます。」

   雅史:「あの、料金は誰が払うんでしょうか?」

     昇:「必要経費は認めてくださいますね?」

奈恵/GM:「ええ。」

   真言:かなみの鞄持って病院に向かいますわ。

     涼:1年生の方は持って来なかったの?

     GM:誰も調べるとは言ってなかった。

     昇:教室にまだ生徒が残ってましたから。

     GM:お見舞様の花束も2つ用意してあります。

  一同はタクシーに乗り西生駒病院にやってきます。

     昇:看護婦さんに
        「すみません、7日程前から怪我で入院している西生駒高校の西尾さんの
          病室はどちらでしょうか?」

看護婦/GM:
        「お見舞の方ですね。 305号室です。 面会時間は7時までです。」

   雅史:隣の病室なんやな。

     涼:「病室にあんまり大勢で押しかけるのも悪いと思うよ☆」

     昇:「では部屋に入るのは2人くらいにして残りは廊下で待ってましょう。」

  まず涼と昇が西尾まさみの病室に向かいます。

     GM:病室ではまさみの母親が付き添っている。

     昇:「(小さな声で)今日は。」

母親/GM:「あら、西生駒高校の方ね。」

     涼:花を渡す。
        「これ、お見舞です。」

母親/GM:「わざわざどうもすみません。 水入れてきますね。」
        花瓶持って母親は外に出ていく。 


     GM:廊下にいる真言達に気づいて。
        「あら、あなた達も西生駒高校の生徒さん?」

   真言:「ええ。 お見舞に。」

母親/GM:「どうもすみません。 どうぞ中へ」

   真言:「いえ、あまり大勢で入るわけには参りませんわ。」

 タケル:「ところで、この女の子見たことないか?」
        と似顔絵を見せる。

母親/GM:「どこかで見た様な気がするけど…ごめんなさい、わからないわ。」

     昇:見覚えあるんですか?

     GM:新聞よく読む人いる? 《雑学》で難易度10で振って。

     昇:10? それは出ませんね。

     涼:あたし<情報通>の特徴があるよ☆

     GM:ならそれも加えて。

     涼:でも目標値5しかない★

   雅史:(コロコロ) 出た!

     GM:そういえば近所で事故で死んだ女の子に似ている。

 タケル:いつ? 何処で?

     GM:半月ほど前に学校の近所で起こった。

     昇:後で新聞調べましょう。

   雅史:毎朝新聞かな?(笑)

     GM:やはりここは毎朝新聞だろう。


     涼:頭打って眠ってるんだよね。

     GM:階段昇ってるときに子供に足払われたらどうなるか? 後向きに落ちてい
        くわけですな。

     涼:後頭部打っちゃったんだね★

     昇:7日間全然意識が戻らないんですね。

     GM:戻らない。 頭に包帯ぐるぐる巻き。 でも呼吸はしっかりしてる。

     昇:《霊視》<強制力>4。

     涼:《霊視》<強制力>9☆

     GM:特に変わった感じはしない。 まさみの霊体も見えるけど、霊体も正常。

     昇:「物理的に怪我してるだけの様ですね。」

     涼:「なら大丈夫だ☆」

   真言:病室に入ってきて
        「1人なら治せるかもしれませんわ。」

     昇:「話聞くなら1人めの西尾さんですね。 どうしてそんなことしたのか聞き
          たいですから。 2人めの間さんは単に好奇心で動いたみたいですし。」

   真言:《カードマスター》“女司祭”のカードで治します。 <強制力>10で目
        標値5。

     昇:5? もう少し<強制力>下げた方がいいと思いますよ。

   真言:それでは効かないかもしれませんわ。(コロコロ) …失敗。

     昇:さあ、<集中力>注ぎ込むのです。

   真言:失敗、また失敗。 駄目ですわね。

     GM:<集中力>は1晩寝たら回復するよ。

     昇:倒れるまでします?

   真言:止めておきますわ。

     GM:母親は花瓶に水入れて帰ってくる。

     昇:「どうして西尾さんは屋上への階段なんて行ったのでしょうね?」

母親/GM:「さあ、ちょっと気が向いて行ってみたんじゃないかしら。 それで足滑
          らすなんてこの娘もドジよね。」

     昇:お母さんは何も知らない様ですね。

   真言:「事故のときは1人だったんですの?」

母親/GM:「用務員さんが駆けつけてくださったときは1人だったそうですけど。」

     昇:多分中田さんと西井さんがいたと思いますけどね。
        「それではこれで。 お大事に。」

  今度は真言とタケルが間かなみの病室へ入ります。

     GM:304号室にも同じ様にかなみの母親がいる。 流石に疲労の色が濃い。

     涼:5日間も眠ったきりだもんね★

   真言:「失礼します。 サークルでかなみさんと一緒の桂と申します。 これ、お
          見舞にと。」
        と言って花を渡しますわ。

母親/GM:「どうもすみません。」

   真言:「具合はどうなんでしょうか?」

母親/GM:「外傷の方は大したことないとお医者さんはおっしゃっていたのですがま
          だ意識が戻らないので…。」

   真言:<強制力>8で《霊視》してみますわ。 多分何も無いでしょうけど。

     GM:特に何もない。

 タケル:「大丈夫、きっと良くなります。」

母親/GM:「ありがとうございます。 この娘も目隠しして階段昇ったりするから。
          いつかはこうなると思ってました。 あ、お水入れてきますね。」
        といってこの母親も花瓶持って出ていく。

   真言:さて…どうしましょう。

  カードを見ながら悩む真言。

     涼:もう“女司祭”は使っちゃったもんね★

   真言:《カードマスター》“恋人”のカードでかなみの意識の中に潜りますわ。

     昇:心を繋ぐわけですね。

   真言:<強制力>、今度は8にしますわ。 成功ですわ。

     GM:真言の意識はかなみの意識の中に潜っていく。 夢の中でかなみは階段を
        昇っては落ちる、というのを繰り返してる。

     昇:“恋人”のカードということは、はたから見ると眠る女の子の手を握しめ
         て心配そうに見つめる恋人同士に見えるわけですね。

  一同爆笑。

   雅史:女同士女同士。

     涼:危ないぞ☆

     GM:まあ、そう見えないこともない。 手を握って力づけてる様に見える。

   真言:それ以外の記憶は分かります? 何故そんなことをしようとしたのか。

     GM:皆さんの想像通り。 話聞いた、
        『よし、行くぞ!』

  一同笑。

   真言:何処でその話を聞いたのでしょう?

     GM:オカルト研の部室。 あの階段怪しいと聞いてそのまま直行。
        『体張って確かめるぞ!』

   真言:1人でやりましたの?

     GM:そう。

     昇:そしてそのまま自分の体で確かめたわけですか。

   真言:かなみは誰から聞きましたの?

     GM:1年5組のオカルト部員。
        『うちのクラスの娘がこうなったのはこうこうこういうことらしいわ。』
        と話してた。

   真言:突然噂になりましたのですわね?

     GM:オカルト研の君は、13段階段の話は突然現れた。 それは変だと思う。
        階段の段数の話はあった。 でも、最近急にそれが4階の西の階段を下校の
        チャイムで目隠ししてと具体的になった。

 タケル:1人めは目隠ししてたのか?

     涼:お母さんはしてたとは言ってないよ☆

     昇:目隠ししてたら先ほどの会話に出てきたでしょうね。

   真言:中田さんと西井さんはオカルト研とは直接は関係ありませんわね?

     GM:2人とも部員ではない。

   真言:では
        『早く良くなってね。』
        というメッセージを残して戻ってきますわ。

     GM:夢の中でかなみはちらりとあなたの方を見た。

     昇:“恋人”でメッセージですか。

     GM:『は、何故あの娘が夢に出てきたの? これはもしかして…。』
        となるわけだな。

  一同笑。

     涼:危ないぞ☆

   雅史:「桂先輩、オカルト研に七不思議まとめた冊子はあります?」

   真言:「七不思議? 定会誌には必ず載ってますわ。」

     昇:オカルト研部員なら全部知っているでしょうね。

   真言:「全部挙げられますけど?」

  西生駒高校の七不思議は
    ・和室の座敷童
    ・音楽室のピアノ
    ・運動場の100段階段
    ・動く石像
    ・裏山の銀杏
    ・プール
  このうち運動場の100段階段は現在は4階の13段階段に変わりました。 そして残
る一つが“理科室の人体模型”です。

     涼:たまになくなるんだよね☆

 タケル:必要なときにはちゃんといる。

     GM:でもちらっと見ると無かったりする。 誰か使ってるのかなぁと思ってそ
        のまま見過ごすけど誰も使ってない。

     昇:「もう面会時間も終りですね。 今日はもう帰りましょう。 風間さん、桂
          さん、送っていきます。」

   雅史:ゲーゼンゲーセン。 テレポートや!

     昇:「桝川君、楽しそうですね。 では明日生徒会室11時に集合しましょう。

   雅史:ああ、休みが〜。

  翌29日。 今日は休日ですが…。

     昇:さ、事件解決目指して頑張りましょう。

   雅史:休みなのに〜。(泣)

     昇:9時頃には生徒会室に行って仕事してましょう。

     GM:草峯会長はもう来ている。

     昇:「お早うございます。 草峯先輩。 早いですね。」

奈恵/GM:「皆さんが早く解決してくださったらいいのですけど。」

     昇:「では皆にはっぱかけておきます。」

   雅史:お前もや〜。

     涼:自分はやらないんだね☆

     昇:もちろんやりますよ。 草峯先輩の頼みですから。 ところで、高校の図
        書館に新聞は置いてます? 女の子の事件調べたいのですが。

     GM:1月前のは流石にない。

     涼:じゃ、あたし学校行く前に駅前の図書館寄っていくね☆

     昇:私は時間まで生徒会の仕事をしていましょう。


 タケル:集合時間までロケットパンチの練習していよう。

  一同笑。

 タケル:ビュン。 ギリギリギリ。 ビュン。 ギリギリギリ。 パーツにはリールが
        付いているのだ。

  理科室で腕を飛ばしてはリールを巻き戻す人体模型。

    GM:そうしていると、草峯会長が来て
       「新しい人体模型、届きましたわ。」

 タケル:カケルと名付けよう。(笑)

奈恵/GM:「2体並ぶことのない様に気をつけてくださいね。」

   雅史:もうタケルは用なし。

     GM:七不思議、消える人体模型が増える人体模型に。

  涼は女の子の事件を調べに図書館に行きます。

     涼:あった☆

     GM:吹利県地方版に事故が報道されていた。 午前5時、行楽帰りの乗用車がカー
        ブを曲がり損なって衝突、乗っていた両親とその子供が即死した、と顔写
        真入りで載っている。

   雅史:両親も?

     涼:新聞コピーしておくね☆

  雅史は事故現場に来ます。

     GM:現場は京都の方から抜けてくる道。 そこそこ広い道でそれほど車の通行
        量は多くない。 ガードレールがひしゃげている。

   雅史:《霊視》<強制力>8。

     GM:特に何も感じない。 動物の浮遊霊なんかはいるけど、地縛霊が引き寄せ
        てる、なんてことはない。

   雅史:《来歴探査》<強制力>8。 (コロコロ) 失敗。

     昇:<集中力>です。

   雅史:<集中力>で振り直す。 失敗、失敗、成功。

     GM:<集中力>3消費しておいてね。 《来歴探査》って霊体は見える?

   雅史:見えへん。

     GM:北の方から車がやってくる、ずーっと来る、そのままカーブに突っ込む。
        で、君の目には車が自分に向かって来る様に見えるわけだ。

   雅史:「わあぁ!」

     GM:多分時速120kmくらい。 ブレーキ掛けた様子はない。

     涼:居眠り運転?

     GM:居眠り運転すると足の重さでアクセルを踏む方に力が働いてしまう。

   雅史:経験者は語る。

  午前11時。 一同は生徒会室に集まります。

     涼:記事のコピーを見せる☆

   雅史:事故の状況を話す。

   真言:「ただの事故みたいですわね。」

     昇:事故現場はここから遠いんですか?

     GM:わりと近い。

     昇:「現場からここに引き寄せられたんでしょうね。 この学校には何故かそ
          ういう力がありますから。」

奈恵/GM:「小さい子供がまだ遊び足りなくて幽霊になることは多い様ですわね。」

     昇:「事故は朝ですよね? 何故下校のチャイムなんでしょう?」

     涼:「今度は捕まえて聞いてみよ☆」

     昇:休日もチャイムは鳴ります?

     GM:鳴る。

     昇:「では今日も夕方になったら階段へ行きましょう。」

     涼:「じゃ、まず用務員さんの所行こ☆」

     GM:用務員室。 ここは和室になっている。 この学校の用務員さんは20代後半
        の結構格好いい鶴原宗一という男の人。 生徒の評判も結構いい。

     涼:単刀直入に聞いてみよ☆
        「西尾さんが倒れていたとき、目隠ししてた?」

鶴原/GM:「してなかったよ。」

     涼:「誰か逃げて行った人は?」

   真言:「1年5組の2人ね、怪しいのは。」

鶴原/GM:「悲鳴が聞こえたので西側階段ではすれ違う者はいなかったよ。」

     涼:「東の階段から逃げたかもしれないね☆」

   真言:「2人めのかなみの方は目隠ししていましたかしら?」

鶴原/GM:「ああ。」

   真言:「他に2人の現場に違いはありませんでしたかしら?」

鶴原/GM:「別に特に気づいたことはなかったよ。」


奈恵/GM:「ご苦労様です。 そろそろ皆さん、お昼食べに行かれませんか?」

     涼:「いいよ☆」

   雅史:「そのお金は?」

奈恵/GM:「私が出しますわ。」

   真言:「でしたらラーメンで結構ですわ。」

奈恵/GM:「では参りましょう。」

     昇:タケルさんは?

 タケル:<飲食不要>だが食べられないわけではない。 外から腸の中にラーメン
        が透けて見えるかもしれないが。

     GM:消化過程が見えるわけだ。(笑)

  駅前のラーメン屋。 一同は草峯会長のおごりで昼食をとります。

   雅史:「2人のマンション張り込みません?」

   真言:「明日学校に来たときでもよろしいと思いますわ。」

奈恵/GM:「ええ、今日は被害者は出ないでしょうし。」

     昇:「出そうと思えば出すことは出来ますね。クスッ。」

   雅史:「水無月先輩?」

     昇:「今度あの女の子が出てきたら《結界》張ってもらえます?」

     涼:「休日に出るのかな?」

     昇:「やってみて損はないでしょう。」

   雅史:「あのー、やるのは?」

     昇:「お願いしますね、桝川君。」

   真言:「もう“吊られた男”はありませんわ。」

 タケル:「どこまで飛んでいくだろうか?」

     昇:「ま、別にそのまま飛んでいってもらっても困ることはないでしょう。」

   雅史:「先輩〜。(泣)」

 タケル:「人体模型の足持っていって、13段目はそれを下ろすというのはどうだ?」

  一同爆笑。

     昇:正体ばらすんですか?

 タケル:ダミーのカケルを持ってくる。

   真言:「向こうは目開けていますし、無駄だと思いますわ。」

 タケル:「西尾まさみが意識を取り戻したという噂を流すのはどうだ?」

     昇:「それは西尾さんに危険が及ぶのでは?」

   雅史:「噂を流すにはどうしたらいいですかね?」

     涼:「号外でも出そうか?」

     昇:「生徒会のファイルに書いて置くんですよ。 プロテクトの1番浅い所に。
          そうすればそこを覗いてる連中によってあっという間に広まりますよ。
          コンピュータ部の連中がいつも生徒会のシステムに侵入しようとしてま
          すから。」

     涼:「でもそれは明日以降の話だね☆」

     昇:「それでは夕方まで待ちましょうか。 5時半にあの階段に集合しましょう。」

   雅史:ゲーセン行く!

     昇:「私は西尾さんの教室をもう1度調べてみます。」

     涼:「そうだね、行こ☆」

  涼と昇は1年5組の教室に向かいます。

     涼:誰もいないよね?

     昇:またテニス部覗いてたりしませんよね?

     GM:誰もいない。

     涼:西尾さんのカバンはある?

     GM:あった。

     涼:調べてみるね☆

     GM:調べてみると、筆箱の内側とかノートの中に落描きされている。 よくあ
        る悪口だね。

     昇:落描き? 机にはされてないんですね?

     GM:外から見える様なところには描いてない。 ロッカーも外側にはない。

     涼:「苛められっ子なんだ★」

     昇:一応《霊視》してみますけど、何もありませんよね?

     GM:うん、特に霊的な力はない。

     涼:「この鞄、病院持って行った方がいいかな?」

     昇:「母親に渡すんですか? そうすると苛められてることが母親にわかりま
          すけど…。」

     涼:「うーん、今は置いておこうか☆ 」

     昇:「では私は生徒会室に行ってます。」

     涼:「あたしは用務員のお兄さんとお茶みながら話ししてよ☆」

  教室を出た後、昇は生徒会室に戻ってきます。

     昇:草峯先輩に生徒のデータバンクを見せてもらいましょう。

奈恵/GM:「水無月君、何を調べたいの?」

     昇:「中田さん、西井さんと西尾さんの関係、わかります?」

奈恵/GM:「苛められてたのは確かみたいね。」

     昇:取り敢えず2人の住所と顔写真をプリントアウトしておきましょう。

  夕方、一同は階段に集合します。

 タケル:《霊視》しておく。

     GM:真言は《オカルト知識》て振って。 <難易度>5。

   真言:失敗。

     GM:何かあった様な気がするけど思い出せない。

   真言:<集中力>注ぎ込んで振り直しますわ。 今度は成功ですわ。

     GM:最近、音楽室のピアノの噂が頻繁になったことを思い出す。 今までは年
        に1回くらい鳴って、その噂が1年くらいもつ、というのがパターン。 で
        も最近はよく鳴ったという話を良く聞く。

     昇:もう少し早く思い出してくれてたら先に音楽室に行けたのですが。

   真言:<マイペース>3Lvですもの。

  やがて5時50分のチャイムが鳴りだします。

     GM:また楽しそうな子供の気配を感じる。

   雅史:12段昇る、13段め、足を空中で止める。

     GM:まだ何も現れない。

     昇:足払われると分かっているなら大丈夫だと思いますけど。 <不幸>な方
        だとどうかは知りませんが。

   雅史:足を上げる、前に踏み出す、その足に体重をかける。

     GM:そうするとまた女の子が現れてその足を受けとめる。

     涼:《結界》だよ☆ <強制力>8。

   雅史:「何しとるんや?」

女の子/GM:
        「お〜ちた!」

   雅史:「うわぁぁ〜!」
        《テレポート》!

     GM:《結界》がかかってる。 <難易度>8に抵抗する?

   雅史:抵抗したで。

     GM:なら《結界》の外に出る。

     昇:出る必要はないのですが。

     GM:女の子はまた壁に入ろうとするが、《結界》に阻まれてぶつかる。

     涼:「何してるの?」

女の子/GM:
        「あそんでるの。」

     涼:「落したのはあのお兄ちゃんで何人め?」

女の子/GM:
        「ふたりめ。」

     涼:「2人めなの?」

     GM:延べ人数3人。

     昇:「どうしてこんなところで遊んでいるの?」

女の子/GM:
        「がっこうってあそぶところ!」

     昇:「じゃ、ここまで遊びにきたんだ。」

女の子/GM:
        「うん!」

     昇:「でもそんな遊び、誰に教えてもらったの?」

女の子/GM:
        「おねえちゃんがふたり、たのしそうにもうひとりのおねえちゃんをおと
          してた。」

     昇:プリントアウトした顔写真を見せましょう。
        「そのお姉ちゃんってこの2人?」

女の子/GM:
        「うん。 たのしそうだった。」

 タケル:「何故最後のチャイムに?」

女の子/GM:
        「おねえちゃんたちがそうしてたから。」

 タケル:これで1人めの犯人が確定したな。

     昇:でも証拠がありませんね。

   雅史:この女の子。

     昇:でも証人にはなれませんね。

 タケル:写真を撮ったとか言って手紙でも送るか?

     涼:「2人のお姉ちゃん達はその後どっち行ったの?」

女の子/GM:
        「あっち!」
        と生徒会室前の廊下を指す。

     涼:「落ちたお姉ちゃん、目隠してた?」

女の子/GM:
        「してた。 ふたりのおねえちゃんがとっていった。」

   雅史:そや! 《来歴探査》<強制力>8。

     GM:にやにや笑う2人が階段の上で待ち受けている。 昇ってきた西尾さんの足
        を取って払う。 落ちていくのを見て笑っているが、西尾さんが動かない
        のを見て目隠しを取って逃げる。

   雅史:それを《思考転送》で皆に送る。

     昇:「なるほど、そういうことですか。」

     涼:「でもその2人の対処は後で考えよ☆」

   真言:「今はこの女の子をどうするか、ですわ。」


     昇:「落ちていくお姉ちゃんの方はあまり楽しくなさそうじゃなかった?」

女の子/GM:
        「よくわかんない。」

     昇:「この2人のお姉ちゃんが突き落したんだね?」

女の子/GM:
        「うん。 だからもうひとりおともだちがほしいの。」

     涼:2人でやりたいんだね☆

     昇:「でもこんな所にいてもお友達は来ないよ?」

女の子/GM:
        「おねえちゃんきてくれた。 おにいちゃんもきてくれた。」

     涼:「でももう来ないと思うな☆」

     昇:「でももっと他の所行った方がお友達もいっぱいできるよ。」
        座敷童のことって私知ってます?

     GM:噂は聞いたことはある。

 タケル:友達紹介しようか? でも何故知っているかと聞かれると困るから教えら
        れない。 こっそり女の子に耳打ちしよう。
        「遊んでくれそうな友達のいる所を知っている。」

女の子/GM:
        「やった、これでふたりでできる。」

     涼:「危ないならやめよ☆」

女の子/GM:
        「なにがあぶないの?」

     涼:「落ちたらね、痛いんだよ。」

女の子/GM:
        「りかはいたくないもん。」

     涼:「でも落ちてく人は痛いの。 だからやっちゃ駄目☆」

女の子/GM:
        「や!」

     昇:ここは座敷童に任せたいですね。 座敷童なら危害を加える様な悪戯はし
        ないでしょうし。
        「ずっとここにいるの寂しくない?」

女の子/GM:
        「ぴあののあるへやにもいくよ。 ぴあののうえでおどったらみんなきて
          くれるもん。」

     昇:それは実害がないからいいですけどね。
        「ならピアノで遊んでた方が皆来てくれて楽しいんじゃない?」

女の子/GM:
        「こっちもたのしいもん。」


   雅史:さて、この女の子天国へ送ってやらなあかんな。

 タケル:両親は?

     GM:もう昇天している。

 タケル:「君のお母さんはずっと高いところにいる。 ここにいても会えない。」

女の子/GM:
        「ままにあいたい…。」

 タケル:「ずっとお母さんのこと想ってたら会える。」

     GM:1月経ってるから自力じゃ難しい。

     涼:誰も《払霊》なんてできないよ★

     GM:出来るのは一人。 さあ、どのカードだ?

   真言:「あまり強引にはいきたくありませんわ。」

     昇:「強引にいくなら《光剣》で消滅させてしまえます。 でもそれはやりた
          くありませんね。」

     涼:「“月”のカードで門を開く☆」

   真言:「“愚者”で遊び相手になってもらうのはどうかしら? 遊び疲れたら昇
          天すると思いますわ。」

     昇:「それは余計被害を大きくするかもしれませんよ?」

     涼:「遊びに夢中になってお母さんのこと忘れちゃうかも★」

     GM:思考は永久に4歳のままで止まってるんだぞ。

     昇:“隠者”で女の子の知能を上げるというのは?

   真言:「そうだわ、“運命の輪”で両親と車を召喚しますわ。」


  一同の前に道が現れる。 その道を女の子の両親の乗る車が走ってくる。 そして
女の子の前で止まる。
  「りか、いらっしゃい。」
  「まま!」
  母親にすがりつく女の子。 母親は一同に会釈すると女の子をつれ車の乗る。 車
はそのまま何処へともなく走り去っていく。


     涼:「行っちゃったね☆」

     昇:「〜というわけで階段は解決しました。 後残るのは西尾さんと中田さん、
          西井さんのことです。」

奈恵/GM:「2人とも反省している様ですわ。」

 タケル:「知ってたのか?」

     昇:「生徒会室の前通って逃げましたからね。 廊下にあるセンサーに引っか
          かったのでしょう。」

     涼:「そんなのあったの☆」

     昇:「この前仕掛けておきました。」

奈恵/GM:「後の処理は私にお任せください。」

   雅史:やった、ゲーセンに行ける。

     涼:「じゃ、よろしく☆」

     昇:「私は最後までお手伝いします。」

  2人はその後、西尾さんに謝りに行きます。 意識を取り戻した西尾さんはにっこ
り笑って2人を許します。

     昇:人間のできた人ですね。

     GM:そういう人ほど苛められるんだな。

   真言:かなみは?

     GM:しばらくすると意識を取り戻す。
       「さあ、再チャレンジよ!」

 タケル:懲りてないな。

     GM:1週間くらいは大人しくしてるが、また次の事件に突っ込んでいく。
       「よし! 行くぞ!」

   真言:やっぱりかなみですわね。

  4K13iKi
                              1996/9/29 冒険帝国公開セッションにて収録


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