Heavy Gear リプレイ

クラーク小隊 始動


キャラクター
  クラーク・フォン・ランディス
    クラーク小隊の隊長。
    普段は昼行灯だが、ひとたびGearに乗ると、天才的な司令官と化す。
    搭乗するGearは重装甲高火力型のBLACK MANBA(ブラックマンバ)。

  タチバナ・ヒロユキ
    Gear操縦の腕にかけては並ぶ者の無い小隊の斬り込み役。
    搭乗するGearは高機動強襲型のIGUANA(イグアナ)。

  ウィリアム・リー
    クラークに振りまわされる青年。
    言動は真面目だが、ときおり飛び出すヤバイ発言は皆を驚かせる。
    搭乗するGearは汎用量産型のJAGER(イェーガー)。

  ローザ・ブラウニング
    クラーク小隊の紅一点。 看護兵のお姉さん。
    搭乗するGearは同じくJAGER(イェーガー)。


はるかな未来。 人類は宇宙へと乗りだし、様々な惑星に移住していきま した。 クラーク小隊が駐屯することになった惑星Terra Novaも、そんな惑 星の一つです。 この星の国々は、南側の国家Southern Public(サザンパブリック)と北側 の国家Nouthern Public(ノーザンパブリック)という2極に分かれて対立し ており、頻繁に戦争が起こっています。 また、南側と北側の間には、無法地帯Bad lands(バッドランド)が広がっ ており、ここを根城とする無法者達が、しばしば付近の村々に襲撃をかけ てきます。 クラーク・フォン・ランディス率いるクラーク小隊は、Salagossa(サラ ゴッサ)という都市のKnights of Salagossa(ナイツオヴサラゴッサ)という 部隊に所属されました。 Salagossaは、南側の国家の中で一番人口の多い都市です。 GM:Salagossaは、全国に名だたるテロが多い都市で、善良な市民 は就学率の低さに心を痛めている。 ヒロユキ:就学率が低いとは、どの程度だ? Southern Public では全体的に就学率は高いのですが、Salagossaだけが 飛びぬけて低くなっています。 テロが多いため、危なくて学校に通えない のです。 ローザ:アタシ達は、その就学率を上げればいいってわけ? GM:君達の任務は、Salagossaで常駐して、周辺の警護にあたるこ とだ。 クラーク:はぁ、駐屯兵力ってわけですかぁ。 GM:Salagossaから北にある程度行くと、Port Arther(ポートアー サー)という都市がある。 そこはBad Landの中でもかなり大 きい都市で、地球軍の残留部隊が海賊行為などをやりながら 細々と暮らしている。 ローザ:海賊? 海があるの? GM:山賊だ。 ウィリアム:このゲームでは、地球はどういう位置付けなんですか? 人類は、地球外に次々を植民を行っていきました。 しかし、一旦地球が経済的に苦しくなると植民地へのサポートを一切止 めてしまったのです。 そのため、各植民地は、独立せざるをえなくなり、 独自で発展していきました。 ところが、地球がまた復興したとき、植民地を再び支配しようとして戦 争が起こります。 それが今から1世代くらい前のことです。 GM:そういうわけで、1世代前に戦闘で取り残された地球軍が山賊 をしている。 クラーク:ぐれてやる、って? GM:ぐれると言うか…。 実はこのゲームでは、遺伝子的に改造さ れた兵士がいて、それがGREL(Genetically Recombined Ex- perimental Legionaires)と呼ばれている。 一同爆笑。 GM:日本人でないと分からないギャグだな。 ローザ:遺伝子改造って、猫耳生えていたりするの? ウィリアム:耳が尖っていたりするのでは? GM:それはともかく、地球軍残党も含めてSalagossaは攻撃を受け る可能性が高い。 クラーク:はぁ、損傷率が高くてどんどん入れ替わっていくわけですねぇ。 で、こちらの駐屯部隊の兵力は? GM:3,4連隊。 1連隊が144。 クラーク:はぁ、そんなにいるんですかぁ。 1個大隊くらいかと思って いましたが。 GM:かなり大きな都市なので、それくらいでないとカバーできな い。 都市といっても、州くらいの大きさがある。 ヒロユキ:本州とか? GM:それくらいはある。 ローザ:アメリカの州なら、日本より大きいのがあるしね。 敵と味方 の戦力比は? GM:NorthernとSouthernでは同程度。 片方が軍備を強化すると、 もう片方もそれに合わせるから、自然とそうなる。 山賊は規 模的には小さい。 ローザ:いきなりミサイルが飛んでくる、なんてことは無いのね? GM:長距離ミサイル兵器は、あまり重要視されていない。
Salagossaに配属されたクラーク小隊にGearの配備が決まります。 重装 甲高火力型のBLACK MANBA(ブラックマンバ)、高機動強襲型のIGUANA(イグ アナ)、そして汎用量産型のJAGER(イェーガー)が2台です。 GM:Gearの運動性は、システムデータの中の{Maneuver(機動性)} で表されている。 BLACK MANBAとIGUANAが1,JAGERは0。 クラーク:BLACK MANBAの性能はすごいですねぇ。 射程も長いし。 GM:どう割り振るかは司令官が決めてくれ。 クラーク:そうですねぇ、タチバナ伍長には、火力が低くても運動性が 高いIGUANAを配備したいですねぇ。 IGUANAは装甲は紙ですけ ど、タチバナ伍長は、回避はゲタが3でダイス3個振れますか ら、最前線に突っ込んでいっても、よっぽど強い敵に当たら ない限りやられないはずですねぇ。 私はゲタ3でダイス2個、 リー伍長とローザはゲタ2でダイス2個ですから、タチバナ伍 長の回避力ははピカ一です 。 Gearの回避は、パイロットの{Heavy Gear Pilot(Heavy Gear 操縦)}技能 分のダイスを振って判定します。 その際、パイロットの{AGI(Agility,敏 捷性)}の能力値と、Gearの{Maneuver(機動性)}の値から来る修正が加わり ます。 ヒロユキがIGUANAに乗った場合、{Heavy Gear Pilot}技能が3レヴェルで、 {AGI}と{Maneuver}を合わせると+3になりますから、ダイスを3個振って、 一番高い目に3を足せるわけです。 よほどの腕を持っていない限り、ヒロ ユキの乗ったIGUANAに命中させることはできないでしょう。 各武器には、射程距離,ダメージ,命中性,連射性などが設定されてい ます。 射的は、S,M,L,EX の4段階で、距離が離れるにしたがって命中に修正が きます。 ACC(Accuracy)は、武器の命中し易さを表すものです。 AI(Anti Infantry)と書いてある武器は、対歩兵用の武器です。 AE(Area Efect)と書いてある武器は、高範囲攻撃が可能な武器です。 AE0だと、同へクス内の全てのユニットダメージ、AE1だと周辺6へクスにも ダメージとなります。 IF(Indirect Fire)と書いてある武器は、間接攻撃が可能です。 クラーク:はぁ、AI が付きの武器は、全般にダメージが低いですねぇ。 これは完全に対歩兵用なんでしょうねぇ。 武器の連射性を表すのがROF(Rate of Fire)です。 連射すると弾薬は余 分に消費しますが、命中時のダメージが大きくなります。 ROFを+1を付け るごとに10発減りますが、その代わり、ダメージ倍率が+1されます。 ウィリアム:LOF2なら、1回撃つごとに20発ですか。 GM:ミサイルロケット砲の類は、消費が1,2,4,8発と増えていく。 クラーク:はぁ、すると近付いて、ミサイル8連発が強力なんでしょうか? 基本ダメージ8ですから、ROF3で撃てば11。 おや、ミサイル 連射よりも、主砲撃った方が強いですねぇ。 ROFは、所詮はダメージ修正が+1されるだけです。 ROFが付いているのは、 基本ダメージが低めですから、ROFを使ったからといって決定打にはなりま せん。 クラーク:命中には関係無いんですねぇ。 ならたいしたことありません ねぇ。 ウィリアム:基本的には、ROFはダメージの底上げですね。 クラーク:ACCが高い武器って無いんですねぇ。 GM:ACCは0なら当たり易い武器と思って。 ACC1はかなり高性能、 ACC2の武器はほとんど見かけない。 クラーク:このゲーム、移動ルールがややこしくありませんでしたぁ? Gearの移動には、Combat SpeedとTop Speedがあります。 Top Speedの 方がより高速で移動できますが、その分色々修正があります。 また、Top Speedだと、曲がったときに転倒する可能性があります。 Top Speedで180度ターンするときには、3+地形のMPコスト分を目標に クラーク:でも、その程度なら、そこそこ成功しますねぇ。 平地ならMP コスト1ですから目標値4。 タチバナ伍長なら、3つ振って1が 3つ出ない限り成功です。 GM:沼地のMPコストは3なので、沼地だと6になる。 クラーク:それはちょっと辛いですねぇ。 移動のところにあるWとGって のは何ですか? Gearの移動形態にはWalkとGroundの2種類があります。 Gearの足には、ロ ーラーが付いています。 このローラーを使って移動するときはGroundの移 動力になります。 一般に、Groundの方が移動力がありますが、使用できる 地形に制限があります。 移動に関しては、ここで一つ重要なことがあります。 それは、移動をど うするかを決定するのは、移動する前のターンだということです。 イニシアシブを取られた場合、移動する前に敵の攻撃を受けます。 その 攻撃によって予想外の被害を受けて、予定していた移動ができなくなる、 というケースは、Heavy Gearではよく起こります。 クラーク:だから、私はInitiative(主導権)が最大になるような能力値 にしているんですよぉ。 ローザ:その分他の能力値に皺寄せが来てるわけね。
Gearの配属も決まり、クラーク小隊の始動の日がやってきました。 GM:基本的には訓練とパトロールを繰り返す。 クラーク:「はぁ、訓練ですか。 面倒ですねぇ。」 ローザ:「やる気ないわね。」 クラーク:「実戦にならないと本気が出ないですからねぇ。」 ローザ:「そう言ってる人に限って、実戦になると真っ先に死ぬのよ ね。」 GM:今日の訓練はGearで白兵戦の訓練。 訓練所には、プラスチッ クのパイプと、円形の鉄板に取っ手を付けた物が置いてある。 ウィリアム:「まさか、Gearでジャンケンですか?」 中隊長/GM:「ご名答。 まず1対1で向き合う。 で、Gearにジャンケンをさ せて、勝った方はパイプを取って相手のGearを殴る。 負け た方は鉄板を拾ってブロックする。」 一同爆笑。 ローザ:「Gearにジャンケンさせてどうしようっての?」 中隊長/GM:「Gearにジャンケンをさせるというのも立派な訓練だ。 Gear は単なる戦闘機で無い。 マニュピュレータがついていてこ そGearだ。 それでジャンケンくらいできないパイロットな ど必要無い。」 ローザ:「ジャンケンが必要な場面って、いつよ?」 中隊長/GM:「Gearで卵掴まないといけなくなるかもしれないではないか。 地面に落ちてる物を拾うことも当然必要になる。 敵が振動 剣を使ってくれば、それを受けられないと頭の一つくらい 叩き割られるぞ。」 タチバナ:そのうち、相手のGearの襟首を掴んで体重移動して投げる訓 練も出てきそうだな。 ウィリアム:Gearの襟首って? ローザ:ジャンケンをするときはどうするの? {Notice(感知)}で相手 の手を読むとか? GM:相手の思考を読むのは{CRE(Creativity,創造性)}。 クラーク:はぁ、私はクリエイテブとはほど遠い人間なんですが。
そして訓練が開始されました。 最初の対戦はクラーク対ヒロユキです。 中隊長/GM:「訓練開始。」 クラーク:「はぁ、それではタチバナ伍長、行きますよ。」 (コロコロ) {CRE}は4ですねぇ。 ヒロユキ:3だ。 GM:それぞれちゃんと操作できたか、{Heavy Gear Pirot}で判定 目標値は4。 Gearの{Maneuver(機動性)}は入る。 クラーク:9。 成功ですねぇ。 GM:ではパイプを拾えた。 {Gunnery(砲術)}を振ってくれたまえ。 クラーク:5。 至近距離なので+1されて6。 ヒロユキ:俺は{Heavy Gear Pirot}は3あるので3個振れる。 (コロコロ) 5が出たので+3して8。 避けた。 クラーク:次は4。 タチバナ:また負けた。 ローザ:でもきっと当たらないわよ。 クラーク:タチバナ伍長に当てるのは至難の技ですねぇ。(コロコロ) パ イプは取りました。 {Gunnery}は9。 ヒロユキ:(コロコロ) 6が出たから避けた。 ローザ:「ウィリアム、あれ、どっちが勝つと思う?」 ウィリアム:「難しいところですね。」 ヒロユキ:(コロコロ) ジャンケンには勝った。 俺の{Gunnery}は1なの で、ダイス1個だな。 (コロコロ) 3だ。 クラーク:回避は9。 タチバナ伍長が勝っても、伍長は防御優先にして る分攻撃命中率が低いから、やっぱり当たりませんねぇ。 その後数度ジャンケンするも、勝負がつかず引き分けとなります。 続いて、ウィリアムとローザの試合です。 中隊長/GM:「そこの2人、訓練開始。」 ローザ:(コロコロ) 6。 ジャンケンには勝ったわ。 JAGERの{Maneu- ver}は0だから、ダイス2個に2を足して8。 パイプは取れたわ ね。{Gunnery}の達成値は5。 ウィリアム:僕の{Heavy Gear Pirot}の達成値は6です。 ローザ:はじかれたわね。 中隊長/GM:「振り方がなっとらん。」 ローザ:{CRE}は6。 ウィリアム:7です。 僕の勝ちですね。 ローザ:避けるわ。 {Heavy Gear Pirot}は8。 ウィリアム:{Gannery}で9です。 GM:ローザのJAGERの頭にべきっとパイプがヒットした。 「今後も精進するように。」 ローザ:つまり、これからジャンケンの腕を鍛えればいいのね。 Gear で手を組んでジャンケンで何を出すかを占うとか。 ウィリアム:Gearでそれができるならかなりの腕です。
そんなこんなで、様々な訓練をしながら日は過ぎていきました。 GM:ある日、クラークは中隊長に呼ばれる。 クラーク:「大尉、ランディス少尉ただいま出頭いたしました。」 {Etiquette(エチケット)}技能があるので、ちゃんと士官らし く振るまえますねぇ。 中隊長/GM:「哨戒任務に当たっている偵察小隊のうち2人が帰ってこない。 山賊を発見したので、小隊を2分して追いかけていったとこ ろ、片方が行方不明になった。 至急支援に向かってくれ。」 クラーク:地図を受け取って 「ただいまよりクラーク小隊、任務開始します。」 完璧な士官の演技ですねぇ。 ローザ:演技なのね。 クラーク:本性じゃありませんからねぇ。
クラーク:はぁ、それじゃ、小隊のメンバーをブリーフィングルームに 集めて任務の説明をしましょうかねぇ。 中隊の補給状況はど うなってます? GM:特に問題は無い。 クラーク:では弾薬の節約はしなくていいですねぇ。 偵察小隊の戦力と 敵さんの戦力は? GM:偵察小隊は量産型GearのJAGERが4体。 山賊の戦力は、かなり 使い古されたJAGERが2台とHUNTER(ハンター)が1台。 HUNTER はJAGERとほぼ同性能の汎用型Gear。 それから、盗んだ品々 を運ぶためのトレーラーが1台。 クラーク:使い古している、というのは、2つの場合が考えられますねぇ。 一つは、単に新型Gearが手に入らなくてしかたなしに使って いる場合。 もう一つは、熟練兵が使い込んでいる場合。 後 者だとやっかいですねぇ。 GM:報告では単なる山賊と思われる。 ローザ:盗んだGearは使えるの? GM:パスワードが分かれば、乗ることはできます。 ローザ:行方不明のGearが奪われている可能性は? GM:パスワードの解析にはかなり時間がかかるので、可能性は低 いと思われる。 クラーク:ローザは{Tactics(戦術)}技能持ってましたねぇ? ローザ:持ってるわよ。 持っておかないと、この小隊生き残れそうに ないから。 クラーク:地図を見て、敵が潜伏しそうな場所を絞れます? ローザ:(コロコロ) {Tactics}5だけど、何か判かる? GM:Salagossaの町は巨大な山脈に面していて、町自体も山の上に ある。 雨が降ると水が流れる枯川があるので、山を降りてい くとすればその川を辿っていくと思われる。 クラーク:残っている偵察小隊とは、一旦合流した方がいいかもしれま せんねぇ。 合流した後、 「我々は4機でまとまって行動しますので、あなた方2機は裏 を守っていただきたい。」 と主張しましょうかぁ。 「6機で行動してもいいんですが、指揮系統の問題もあります ので。」 と言いくるめましょう。 ところで、向こうの隊長は野郎です よねぇ? 女性だったら、{Seducation(誘惑)}が使えるんです けどねぇ。 ローザ:使うだけ使ってみたら? クラーク:そんなことをして、成功してしまったら恐いじゃありません かぁ。 GM:6ゾロが出たら成功したことにしよう。 クラーク:それは絶対にやりたくないですねぇ。 「ローザ、偵察小隊隊長を誘惑しなさい。」 ローザ:「アタシが?」 クラーク:「得意でしょう?」 ローザ:「その手のことに関しては隊長の方が上でしょ?」 クラーク:「私は対女性限定なんですよぉ。」 ローザ:「あら、奇遇ね。 アタシもそうよ。」 GM:隊長が女性って可能性もあるな。 ダイス振って決めようか。 ローザ:1.男性,2.女性,3.両性,4.無性,5.第三性,6.可変性、ね。 GM:(コロコロ) 女性だ。 クラーク:はぁ、そいじゃ一つ誘惑してみるとしますかねぇ。 ローザ:頑張ってね。 隊長が失敗したら、アタシがやるから。 クラーク:「敵が村を襲う可能性もありますから、村を開けるわけには 行かないでしょう。 幸い、当方は定数が揃っていますから、 探索は当方で行います。 貴小隊は、後方で村を守っていた だきたい。」 小隊長/GM:「了解したわ。」 クラーク:「できれば、私達が無事帰ってこれるように、貴女に祈って いただけると嬉しいですねぇ。」 {Seducation(誘惑)}で6。 小隊長/GM:「考えておくわ。」
クラーク:「はぁ、それじゃ、出発しましょうかぁ。」 ローザ:「気が抜けるわね。 できれば、上官と話すときのようにずっ と演技してて欲しいんだけど。」 クラーク:「気にしない気にしない。 それだけあなた達を信頼してるっ てことですよぉ。」 ウィリアム:「上と下に対して態度が違うというのはよくあることです。」 クラーク:「それじゃ、行きますか。 作戦は打ち合わせた通りで。 あぁ、 それにしても偵察小隊の隊長さんは、いい女でしたねぇ。」 ローザ:「はいはい、分かったから仕事はしてね。」 クラーク:「あ、いや、ローザはもっといい女ですよ。」 ローザ:「あら、口説いてるの? 任務中に余計なことを考えるのは早 死にの元よ。」 ヒロユキ:「心配なのは、山賊に女性がいた場合、小隊長が裏切る可能 性があることだ。」 クラーク:「はぁ、仕事はちゃんとしますよぉ。」 ローザ:「女に惑わされて裏切るようならきっちりアタシが暗殺して あげるわ。」
クラーク:「タチバナ伍長が先頭、リー伍長とローザは左右を押さえて ください。」 ヒロユキ&ウィリアム&ローザ: 「了解。」 クラ−ク:それじゃ、敵方の足跡を探すとしましょうかぁ。 GM:索敵は{Notice(感知)}で6か{Forward Observing(戦場での観 察力)}で8。 ローザ:(コロコロ) 6ゾロよ。 {Notice(感知)}で8。 GM:枯川の川底を調べていくと、Gear数台とトレーラーの跡があっ た。 ローザ:足跡からGearの種類はわかる? GM:JAGERと思われる足跡があった。 それからHUNTERも。
GM:枯川の真中に行方不明だった偵察小隊のJAGER2台がある。 2 台とも停止しているようだ。 ローザ:Gearにパイロットは乗ってる? GM:ここからでは分からない。 クラーク:はぁ、これ見よがしの罠ですかぁ? ローザ:敵が潜んでそう? GM:{CRE}はいくら? ヒロユキ:-1。 クラーク:同じく-1。 ローザ:アタシは+1。 ウィリアム:+1です。 GM:(コロコロ) ウィリアムが閃いた。 敵の隠れているであろう 場所が確信持って分かる。 川は、JAGERのところから数100m ほど先で左に折れている。 敵がいるとすればそこだろう。 それより手前にはGearが潜めるような場所は無い。 クラーク:Gearがいれば、Gearの電波を感知できませんかぁ? GM:川の折れた先でGearのもとの思われる電波が出ている。 クラーク:歩兵が潜んでいる可能性はぁ? GM:それは分からない。 ローザ:やっぱり、カーブミラーは必要ね。 クラーク:曲がり角の先にIF(Indirect Fire)火器を撃ちこめますかねぇ? GM:射程範囲内まで近付けば撃てるが、相手が見えないので当た るかどうか分からない。 クラーク:近付いたら、相手も撃ってきそうですねぇ。 GM:相手は単なる山賊と思われる。 そんなことをしてくる可能性 は低いのでは? ローザ:単なる山賊だったらいいんだけどね。 クラーク:常に最悪のことを考えて行動するのは重要ですよぉ。 「あの2台は餌でしょうかねぇ。 近付いていったら奇襲が来 るかもしれませんねぇ。 タチバナ伍長、ある程度近付いた ら突っ込んでください。 その辺りを適当に走れば、敵さん がいれば反応してくるでしょう。」 ローザ:「それって、鉄砲玉って言わない?」 クラーク:「撃たれても、タチバナ伍長の技量なら何とかなりますよねぇ? 当然、戦術的距離は測ります。 要は攪乱してくれればいい んですよぉ。」 クラーク:このゲーム、1へクスの大きさは? GM:50m。 クラーク:かなり大きいんですねぇ。 とすると、今は4台同じへクスに なりますねぇ。 タチバナ伍長には突っ込んでもらうとして、 我々は支援攻撃が届く距離で追いかけていきましょう。 4へ クスほど離れていくことになりますねぇ。 クラーク:停止してるGearに向けて無線を送ってみましょうかねぇ。 「こちらクラーク小隊小隊長クラーク・フォン・ランディス。 応答願いますぅ。 何かあったんですかぁ?」 敵にも聞こえるように一般回線を使って送りますぅ。 ローザ:隊長の口調って、いかにも油断してるように聞こえるわね。 クラーク:そう思って相手が出てきてくれるといいんですけどねぇ。 GM:相手を油断させるなら、{Theatrics(演出)}を振ってもらおう か。 クラーク:4ですぅ。 GM:停止してるGearから返事が返ってくる。 「助かった、待ってたんだ。」 クラーク:「美人の隊長さんか、君達のことを心配していましたよぉ。 こんなところでどうしたんですかぁ?」 パイロット/GM: 「山賊を追いかけていたら、足回りをやられてしまった。 向 こうにもかなり被害を与えたがな。」 クラーク:「敵はもうこの辺りにはいないみたいですねぇ。」 まだ敵は仕掛けてきませんかぁ? GM:今のところ反応は無い。 ローザ:帰ろうとしたところを後から襲う気かしら? クラーク:撃墜されてからの時間は? GM:およそ2時間。 パイロット/GM: 「ところで、もう1人は帰りついてるか? 相棒が徒歩で救援 要請に向かったんだが。」 クラーク:パイロットは1人しかいないんですかぁ。 ヒロユキ:捕まったかな? クラーク:無線は持ってますよねぇ? いなくなった人に無線で呼びかけ ます。 GM:反応は無い。 クラーク:「Gearは自力では動けませんかぁ?」 パイロット/GM: 「足が完全にやられている。」 ヒロユキ:誰か{Tinker(現場修理)}は持ってないか? クラーク:はぁ、そんな{CRE}が要求される技能持ってるわけないじゃな いですかぁ。 ウィリアム:取るかどうか迷ったんですけど、やめました。 ヒロユキ:誰もいないのか。 ローザ:{Tinker}はComplex技能だからコストが高いしね。
クラーク:山賊が襲ってきませんねぇ。 ヒロユキ:川を下ると、町へはすぐ降りられるのか? GM:山道を降りるよりは早いが、10分や20分という時間ではない。 ウィリアム:このまま クラーク:行方不明の1人が心配ですねぇ。 ウィリアム:拉致されたと見るのが妥当でしょうね。 ローザ:攫われたと見せかけて、実は敵と内通してたとか。 GM:それを軍隊物ですると、シナリオがぐしゃぐしゃになる。 クラーク:ここから基地と連絡取れますかぁ? GM:少し離れれば可能。 クラーク:ふに落ちませんねぇ。 どうして敵さんは、2時間も何もせず に放ってるんでしょうかねぇ。 ローザ:相手に時間を稼ぐメリットがあるとすれば、援軍でも来るの かしら? クラーク:その場合でも、パイロットを放置しておく必然性がありませ んよぉ。 ローザ:そうよね。 捕虜にしておいた方が、何かと便利だものね。 ヒロユキ:実は川の曲がった先で撹座してるというのは? ローザ:向こうも壊れてるっての? ウィリアム:罠をかけようとしたところ、こちらが4台で来たので襲撃を止 めた、というのはどうですか? クラーク:「はぁ、それではGearを引き摺って帰りましょう。」 警戒しながら帰ろうとします。
GM:敵方のものと思われる無線を傍受した。 「はぁ、直った直った。 さぁ、帰るぞ。」 ローザ:向こうも修理してたってこと? ウィリアム:わざわざ通信で流すってのは妙です。 クラーク:誰か{Psychology(心理学)}持っていましたねぇ? ヒロユキ:俺が持ってる。 GM:敵方はすっかり油断してるようだ。 「さぁ、歩いて行け。 目隠し外したら撃ち殺すからな。」 ローザ:きっちり捕まってるわけね。 ヒロユキ:「2台に分かれて、片方は川岸を、もう片方は川底を行くって のはどうだ?」 クラーク:「タイミングを合わせて挟み撃ちにしましょうかぁ。 リー伍 長とローザは上に行ってください。」 ローザ:Gearに補助席ってある? 人間を確保したいときはどうすれば いいの? GM:Gearは1人乗りだ。 戦闘になったら、人間は端に隠れてても らうしかない。
相談した結果、クラークとヒロユキが正面から突入、その間にウィリア ムとローザが川岸に登って敵の背後に回ることにします。 GM:川を曲がると、目隠しされた味方のパイロットが、そちらに 向かって歩いてくるのが見える。 その向こうに山賊のGear3 台とトレーラーが、逃げていこうとしているのが見える。 ヒロユキ:人間は避けていかないとな。 ウィリアム:人質に敵の歩兵はついていますか? GM:ついてない。 人質は、1人で歩いている。
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第1ラウンド。 GM:Initiative(主導権)を振って。 クラーク:Initiativeなら、負ける要素はありませんねぇ。 (コロコロ) 7ですねぇ。 GM:こちらは3。 4差なので、そちらに4点のコマンドポイントが 付く。 このポイントを使うと、向こうの攻撃が来ても、先に 動けたり、攻撃を受けてもそれに応じて反応できたりする。 クラーク:後方から1発撃ち込みましょう。 歩いて3歩移動、中距離から 手前のJAGER1に向かってAuto Cannon。 後からなら、当たり 易いはずですねぇ。 GM:後から撃たれるとディフェンスに-2の修正が来る。 クラーク:後ろ向けている奴が悪いんですよぉ。 (コロコロ) 7。 GM:こちらは5。 差が2で命中。 クラーク:Auto Cannonの基本ダメージは5。 差が2ですから、5×2で10 点ですねぇ。 GM:Light Damageが入った。 ヒロユキ:Secondary Top Speed で移動。 7歩走ってRocket Pod。 確実 に1機潰すのは重要なので同じGearを狙う。 (コロコロ) 6だ。 GM:こっちは3。 ヒロユキ:差が3だから、12の3倍で36点のダメージ。 GM:Heavy Damegeが入った。 クラーク:まだ沈黙していませんかぁ? GM:(コロコロ) 移動系がやられて動けなくなった。 ヒロユキ:固定砲台か。 GM:固定砲台にはなれるが、動けないGearには-3の修正が来る。 もう撃ってくれとしか言えない。 残っているGearとトレーラー は走って逃げる。 第2ラウンド。 GM:敵は全員Top Speedで逃げていく。 このラウンドで、ローザ とウィリアムは好きな所から現れる。 クラーク:敵さんの前を塞いでくれると嬉しいですねぇ。 GM:それでは第2ラウンドのInitiative…って、どうせ勝てないな。 こちらは5。 クラーク:はぁ、こちらは8です。 3点有利ですねぇ。 10歩走って、手 前のJAGER1を撃ちます。 (コロコロ) 7。 GM:こちらは0。 クラーク:7差ですから、ダメージは70点ですねぇ。 GM:JAGER1は吹っ飛んだ。 緊急脱出したパイロットがひらひらと パラシュートで降りてくる。 ヒロユキ:JAGER2に近付いて後からキックだ。 7。 GM:こちらは0。 ヒロユキ:ダメージは42点。 GM:耐久15なので、Heavy Damageが入った。 あと3点ダメージが 大きかったら破壊されてた。 (コロコロ) 武器が壊れた。 ウィリアム:敵の前方を塞ぐように移動するします。 Combat Speedで3歩 移動、HUNTERにAuto CannonをROF2で射撃です。 (コロコロ) 7ですね。 GM:こちらは5。 ウィリアム:Auto Cannonのダメージは基本が9、ROF2で撃ったから+2され て10、差が2ですから20点のダメージですね。 GM:Light Damageで(コロコロ)…移動力が-1された。 ウィリアム:目的は逃走阻止ですから、移動力が下がってくれるのが一番 嬉しいですね。 ローザ:トレーラーにRocket PodをROF3で撃つわ。 (コロコロ) 3ね。 GM:こちらは0。 ローザ:ROF3だから、ダメージ+3されて15、差が3だから45点ね。 GM:Heavy Damage。 (コロコロ) 火器制御システムが壊れた。 クラーク:トレーラーの火器が壊れてもあまり嬉しくありませんねぇ。 GM:ではこちらの行動。 動ける者は全力で移動。 クラーク:「どうせ逃げ切れませんよぉ。 降伏しませんかぁ?」 山賊/GM:「うるせぇ。」 (コロコロ) トレーラーは逃走を諦めた。 Gearが2台逃げよう とする。 クラーク:「逃げるなら背後から撃ちますよぉ。」 こちらの射程は24ありますからねぇ。 ヒロユキ:追いかけてHUNTERに背後からキック。 (コロコロ) 6ゾロだ。 9。 クラーク:「おお、ドロップキックですかぁ。」 GM:こちらは-1だから、差が10? ということは60点のダメージだ。 Gearは破壊、パイロットはどうにか脱出した。 ローザ:残りはJAGER1機ね。 (コロコロ) あら、6ゾロ。 8ね。 GM:5差なので75点? パイロットは脱出…1ゾロで失敗した。 Gear の爆発に巻きこまれて死亡。 ローザ:キルマーク付いちゃったわね。
クラーク:はぁ、それでは、捕まってた味方を保護するとしましょうか。 GM:捕まってた兵士は、恐怖のために真っ白になってる。 何せ、 目隠しさせられて歩かされてたときに、周りでドンパチ始まっ たわけだから。 クラーク:「はぁ、大丈夫ですかぁ?」 GM:兵士は涙がちょちょぎれている。 ローザ:「ごめんなさい、恐かった? でも、男の子なんだから、泣い ちゃ駄目よ?」 GM:涙ちょちょぎれている。 下半身もちょちょぎれている。 ウィリアム:下半身が千切れているんですか?
クラーク:結局、敵さんの目的は何だったんですかぁ? GM:山賊行為をしてたところ、偵察小隊と戦闘になった。 で、ギ アが壊されて困ってたところで、偵察小隊の兵士を捕虜を捕 まえたので、彼に修理させてた。 その後、修理が終わったの で、捕虜は目隠しして開放した。 ウィリアム:捕虜を連れていくのではなかったのですね。 クラーク:敵さんのアジトは聞き出せますかぁ? GM:尋問は基地に帰ってからどうぞ。 クラーク:「敵さんの基地が判明したら、また出撃しないといけません ねぇ。 はぁ、面倒ですねぇ。」 ウィリアム:「我々の小隊が出撃するとは限りませんよ。」 クラーク:「はぁ、そうですねぇ。 出番が回ってこないことを祈りましょ う。」
クラーク小隊 始動 2000/7/15 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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