ハイパーT&Tリプレイ

intermission12



         GM:ヴォン、あなたは学院の導師から、仕事を頼まれます。
            「この本を、リヒテンターデ領の魔術師学院まで運んで貰えんか?」

     ヴォン:どんな本だ?

         GM:題名は『海洋生物召還術』となっています。

     ヴォン:海の生き物を呼ぶのか。 そこで何か海のモンスターでも出たのか?

         GM:ヴォンは、リヒテンターデ領の領主ゴートン・フォン・リヒテン
            ターデ子爵には会ったことはなかったですね? 人魚伝説殺人事件
            に登場したのですが。

     ヴォン:その名前には覚えが無いな。

         GM:ゴートンが魔術師学院の学生だったときは、海に関する魔法が研
            究テーマだったそうです。

     ヴォン:何だ、単なる領主の暇潰しのための本か。 で、それをいつまでに
            運べばいいんだ?

         GM:特に急ぎでは無いそうです。 馬車なら途中で1泊して2日で、徒歩
            なら3日で着きます。

     ヴォン:学院間なら、テレポートの魔方陣が使えないか?

         GM:テレポートするには<魅力度>で交渉が必要です。

     ヴォン:任務のためだが?

         GM:他領土へ無闇にテレポートすると、外交上問題になるかもしれな
            いんです。 なので特に緊急の要件で無い限りは、テレポートは控
            えて欲しい、と言われます。

     ヴォン:なら馬車に揺られてゆっくり行くか。 特にマル秘文章で無いなら、
            途中でその本を読んでみたい。

         GM:《魚群探知》《魚召還》《魚群召還》といった漁に使えそうな魔
            法について書いてあります。 時間をかければ習得できるかもしれ
            ませんが、馬車の中で2日、というのは少々時間不足でしょう。

     ヴォン:それでも魔法使いの端くれとしては、読めるところまでは読んで
            おきたい。

         GM:<知性度>を振ってください。

     ヴォン:<知性度>2レヴェル成功だ。 これは読めて精々序章だな。 

         GM:さて、馬車で出発しました。 どの程度の速さでいきます?

     ヴォン:安全運転で行く。

         GM:エリオット領内では、街道はまっすぐに引かれています。 ジョー
            ジがよく馬車で走ので、整備されているわけです。 仮令曲がり道
            があっても、ジョージが通った後には道はまっすぐになっていま
            す。

     ヴォン:ジョージの前に道は無い、ジョージの後に道はできる。

   ルーファ:迷惑ね。

         GM:その夜、街道の宿に着きました。 宿では色々噂話が聞けます。
            「ダンスコンテスト、すごかったらしいぜ。 何処かの領主達が飛
              び入り参加で優勝しちまったそうだぜ。」

     ヴォン:「その領主、高笑いしてなかったか?」

    村人/GM:「ああ。 なんでも、2人してマント翻しつつ観客席の最上段に現
              れたそうだぜ。」
            「それにしても、他領のダンスコンテスト何かに出るほど領主っ
              てのは暇なのかね。」
            「いい気なものだよな。 コンテストの道1本隣じゃ、スラムで多
              数の領民が飢えてるのにな。」

     ヴォン:色々噂になってるな。 ならもっと振り撒いてやろう。
            「あの領主の笑い声には御利益があるそうだぞ。」

    村人/GM:「えぇっ、死にかけていたお爺さんが笑い声で蘇ったって?」

   ルーファ:半々の確率で健康になるのよ。

     アクア:残り半分の確率でとどめ刺すけどね。


夢は南海を駆ける に続く
intermission11 2001/9/22 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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