ハイパーT&Tリプレイ

intermission8


  ある日の魔術師学院の風景。

 アクアリス:後輩しごいてる。
            「ほら、しっかり走って。 魔術師は体力が肝心よ。」

         GM:2人の魔術師見習いのうち、レイド君は
            「はい、先輩。」
            と素直に走っていきます。 ゼロ君は
            「魔術師ってのは頭で勝負するもんろ?」

 アクアリス:「体力無いと魔法使えないわよ?」

    ゼロ/GM:「魔法の腕が上がれば体力消費は減るだろ? ならちんたら走って
              るより、魔法の腕磨いた方がいいぜ。」

   ティアナ:「強力な魔法ほど体力消費は大きくなるのよ。 」

 アクアリス:「あなたの体力で、《氷の壁》とか維持できるかしら?」

    ゼロ/GM:「そんな体力莫迦みてぇに消費する魔法なんて、使わなきゃいい
              んだよ。 魔術師ってのはな、地味な魔法をさらっと使ってみせ
              てこその魔術師だぜ。 《魔力感知》とか《そこにあり》とか
              《鑑識眼》とかな。」

   ルーデル:若いのに地味好きです。

    ゼロ/GM:「どんな強い人間だって、罠にかかりゃイチコロだ。 《そこにあ
              り》があれば罠にかからずにすむんだぜ。」

 アクアリス:「《そこにあり》だって、10回も使えば体力無くなるわよ。」

    ゼロ/GM:「そんなしょちゅうかけてどうするんだ。 魔法ってのは、ここぞ
              というときに使うもんだぜ。」

   ティアナ:「言っていることは正論ね。」

    ゼロ/GM:「だろ? だからオレは体力作りはパスさせてもらうぜ。」
            すたすた。

 アクアリス:ゼロ君の前方に《氷の壁》。

         GM:それをかける体力はあります?

 アクアリス:かけると<体力度>残り5ね。

    ゼロ/GM:「おいおい、足止めのためにこんな魔法かけるのか? おめぇ、ふ
              らふらじゃねぇか。 今のシチュエーションでオレを足止めする
              なら、《泥だ沼だ》で充分だったんだぜ?」

 アクアリス:「ならこれならどう?」
            《蜃気楼》で壁を作るわ。

    ゼロ/GM:「幻覚ってのはいい魔法だよな。 使いどころをちゃんと押さえり
              ゃ、《これでもくらえ!》なんかより遥かに強力な武器になる
              しな。」

 アクアリス:「幻覚なら、こんな小技もあるわよ?」
            《蜃気楼・聴覚》に《蜃気楼・嗅覚》。

    ゼロ/GM:「へぇ、面白そうだな。 その魔法、教えてくれよ。」

 アクアリス:「体力つけたらね。 あなたの体力じゃ、こんな幻覚魔法だって使
              えないわよ。」

    ゼロ/GM:「分かったよ。 それじゃ、体力ついたら教えてくれよ。」

 アクアリス:「ええ。 なら今日は、隣のエトワール領まで走ってね。」

    ゼロ/GM:「ちょ、ちょっと待てよ。 エトワール領までっていや、100kmは
              あるぜ? そんなの走れるの、体力莫迦のレイドくらいだぜ?」

 アクアリス:「頑張ってね。 帰ってきたら魔法教えてあげるわよ。」

    ゼロ/GM:「本当だな?」

 アクアリス:「ええ。 証拠として、エトワール領で売ってるお饅頭買ってきて
              ね。」

    ゼロ/GM:「よぉし、行ってやろうじゃねぇか。」
            ゼロ君は駆けていきます。
            「エトワール領まで、となりゃ、この間作った改造型ボードの出
              番だな。」

 アクアリス:「気をつけてねぇ。」


intermission8 2000/5/20 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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