ハイパーT&Tリプレイ

灼熱の罠


キャラクター
  アーノルド
    ドワーフの2レヴェル戦士の少年。
    奴隷商人に捕らえられ、ローンカイラスに送り込まれたが、何とか逃げだす。
  ヴォン
    将来の賢者を夢見る人間の4レヴェル魔術師。 20歳の青年。
    何かと気苦労が絶えない。
  スカール
    エルフの3レヴェル魔導士。
    カタコトの共通語を操り、人間の世界を知るために放浪する。
  ルーデル
    無口なエルフの1レヴェル僧侶。 探求教エイコスに仕える。


GM:ではまず恒例の新キャラの自己紹介から始めましょうか。 エルフ の僧侶さん、お願いします。 えぇっと、探求教エイコスの僧侶で したね? ルーデル:(こくり) スカール:おお、エルフですか。 友達です、エルフなら。 ルーデル:(こくり) スカール:友達になること、とても、大切。 あなたも、そう思うですね? ルーデル:(こくり) スカール:ならわたし達、友達です。 おお、友達になる、素晴らしいことです。 ルーデル:(こくり) GM:ひとつアドヴァイスしておきますが、できるだけ積極的に発言して くださいね。 今回も例によって、非常に濃いメンバーが揃ってま すから、何も言わないと置いていかれますよ? ルーデル:(こくり) スカール:大丈夫です。 私、友達見捨てる、しません。 GM:ところで、ルーデル、所持金はいくらあります? 装備買った後、 5金貨以上残ってます? ルーデル:…いいえ。 GM:では、例によってあなたは行き倒れです。 一同笑。 ヴォン:やたら行き倒れが多いな。 これで行き倒れ何号目だ? GM:1レヴェルのキャラクターは装備買うと大抵はお金残りませんからね。 スカール:私も、行き倒れしてました。 でも、友達、私を拾うしてくれました。 だから、心配すること、ないです。 GM:何とか、拾って貰える様に頑張ってくださいね。 ルーデル:(こくり)
今回もまたジョージ・エリオットの屋敷から始まります。 前回前々回の情報から、どうも破壊教の勢力が何らかの陰謀を企んでると考 えたジョージは、破壊教の動向を探るために信頼できる者達を各地調査に送り込 むことにします。 スカール:クリスさんやアクアさん、破壊教追ってるですね? GM:今回登場しないメンバーは多分破壊教追ってるんでしょう。 1人 姉さんを追ってるのがいますけど。 スカール:私、人間の町、久しぶり出てきました。 この町、マイフレンド、 ジョージの屋敷、あります。 友達の所、行きます。 ジョージ/GM:「はっはっは、私がジョージ・エリオットだ!」 スカール:「おお、ジョージ、マイフレンド。」 ジョージ/GM:「はっはっは、我が友、スカール殿ではないか。 よし、再会を祝 して宴会だ!」 スカール:「おお、楽しいです、宴会、友達との。」 ジョージ/GM:「おや? スカール殿も熊の毛皮を着ているのだな。 はっはっは、 分かったぞ! それは最近流行のファッションだな!」 一同笑。 スカールは冒険で手にいれたお金で、灰色熊革のレザーアーマーを買いました。 これで、アクアリスに続いて着ぐるみエルフ第2号になります。 熊の着ぐるみを 着て町中を平気で歩く、それがエルフの感性なのでしょうか。 スカール:「ファッション、違うです。 着ると、この鎧、湧いてくるです、 力が。」 ジョージ/GM:「はっはっは、そうか。 それは頼もしいことだ。」 スカール:スクリューマドゥも買ったです。 ジョージ/GM:「はっはっは、スカール殿もスクリューマドゥか。 アクア殿と同 じだな。」 スカール:おお、私、アクアさん2号と化してきてるです。 「ところで、私、聞いた、ジョージ、婚約者、いる。」 ジョージ/GM:「はっはっは、そうだ、私には、ジェシカ・エリオットという婚約 者がいるぞ。 この肖像画を見るのだ! ババーン。」 スカール:「おお、美しい人です。」 ジョージ/GM:「はっはっは、実物はこんなものではないぞ。 これを描いたのは 所詮は人間。 神ならぬ者に、ジェシカ殿の美しさを完全に描き きることは不可能なのだ!」 スカール:「おお、そんなに、美しいですか?」 ジョージ/GM:「そうだ。 この絵でさえ、“心臓の悪い人は見るべからず”との 注意書きがあるのだ!」 ルーデル:…異界の美? ジョージ/GM:「はっはっは、この絵でさえ美しさのあまり倒れる者がいるのだ。 ジェシカ殿本人を目の前にして、正気を失った者は両手の指では 数えきれん。」 ヴォン:たしかに、あの笑い声を聞き続けたら、正気を保つのは難しいだろ うな。 ジョージ/GM:「ともあれ、よく来てくれた、我が友スカール殿。 そういえばス カール殿は優れた魔道士であったな。 ならばこのジョージ・エ リオット、スカール殿に頼みたいことがある。」 スカール:「何でも、頼むいい、私に。 私、する、何でも、できること、私 に。」 ジョージ/GM:「実は今、我が領内で破壊教の者どもが暗躍しておるのだ。 ジョ ージ・エリオットの名にかけて、奴等を放っておくわけにはいか ん。 スカール殿、力を貸して貰えぬだろうか?」 スカール:「もちろん、なるです、力に。 見捨てる、できないです、困って る、友達。」 ジョージ/GM:「それはありがたい。 スカール殿、共に破壊教の陰謀を阻止する のだ!」 スカールが合流し、いよいよ破壊教の調査に向かう…かというとさにあらず、 ジョージ/GM:「はっはっは、今夜はスカール殿が来たことを祝って宴会だ!」 ジョージの屋敷では、今夜も、やはり宴会となるのでした。 スカール:「おお、そちらの、ドワーフ、新しい、ドワーフ?」 ジョージ/GM:「はっはっは、紹介しよう、我が友、ドワーフの戦士アーノルド殿 だ!」 スカール:「友達です、ドワーフも。」 アーノルド:「あんた、おら、いじめないだか?」 スカール:「いけないです、いじめる、友達。」
スカールが合流してからからしばらく経ったある日の事です。 一人の男が、ジョージの屋敷に助けを求めてきました。 男は、ヒリアという 村の使いだそうです。 ヒリアの村は、町から半日ほど行った先にあるヒュード山という休火山の麓に あります。 村人の話によれば、そのヒュード山の周辺で最近地震が頻発してる そうです。 村人/GM:「村人の1人が行って調べてみると、恐ろしいことに、炎の悪魔がい たんです。 あれは、昔封印された悪魔が蘇えってしまったに違い ありません。 このままでは、村が炎の悪魔に襲われるかもしれま せん。 エリオット様、どうか助けてください。 エリオット様は 浮遊要塞を落とした英雄だと伺っております。 エリオット様なら、 きっと炎の悪魔を退治できるでしょう。 お願いします、エリオッ ト様。 小さな村ですので、大したお礼はできませんが、エリオッ ト様しか頼れる人はいないんです。」 スカール:「困ってる人、見捨てる、いかないです! ジョージ、助けるです、 村人を。」 ジョージ/GM:「はっはっは、そうだ! 困ってる領民を助けるのは、このジョー ジ・エリオットの務めだ! はっはっは、村人よ、大船に乗った つもりになるがいい! 悪魔など、このジョージ。エリオットが 見事退治してやろう。」 スカール:「合わせれば、力を、恐くないです、悪魔など。」 アーノルド:「炎の悪魔ってバルログだか? それは恐いだ。」 別名炎の悪魔と呼ばれるバルログは、ドワーフに対して、絶対的な支配力を持 っています。 スカール:「大丈夫です。 友情パワーあれば、恐くないです、バルログなど。」 ヴォン:「炎の悪魔とは、どんな奴なんだ?」 村人/GM:「詳しくは分かりません。 ヒュード山の中腹には洞窟があるので すが、その奥にいたそうです。」 ヴォン:「封印されていた、と言ったな? 以前封印したのはいつだ? 何処 に封印した?」 村人/GM:「古い言い伝えですから、いつの事かは分かりません。 封印した のは洞窟の奥です。」 ヴォン:うーん、それだけでは全然情報が足りん。 しかし、俺が頭使わな いと、他の連中は使わんだろうしな。 「炎の悪魔とはどんな奴だ? 強さは分かるか?」 村人/GM:「強そうでしたが、浮遊要塞の英雄、エリオット様ならきっと勝て ます。」 ヴォン:「お前が見に行ったのか?」 村人/GM:「見に行ったのは私ではありません。 見に行った者の話によれば、 洞窟の中に火を吹く悪魔がいて、命からがら逃げ出してきたそう です。」 ヴォン:「その洞窟は普段村人がよく行くのか?」 村人/GM:「いえ、特に何があるわけでもありませんので。 火山だけに、下 手すると溶岩だのガスだのが出てくる可能性もありますし。」 ヴォン:「その洞窟に、悪魔が封印されていた、ということは周知なんだな?」 村人/GM:「村の者は皆知ってます。 ヒュード山を挟んで反対側にフリアと いう村がありますが、そちらも知ってるでしょう。」 ヴォン:「封印が解けたきっかけになる様なことはなかったか?」 村人/GM:「最近よく地震が起こるのですが、それがきっかけかもしれません。」 ヴォン:「再封印の仕方は分かるのか?」 村人/GM:「私には分かりません。」 スカール:私、悪魔の封印の仕方、知らないですか? <知性度>3レヴェル成 功です。 GM:悪魔の種類がある程度特定できないと分かりません。 ヴォン:バルログなら? GM:ジョージが、 「はっはっは、バルログの封印の仕方なら分かるぞ。 我が御先祖、 ジャック・エリオットが知っているはずだ。」 と剣を抜きます。 すると剣から、 「はっはっは、我が輩がジャック・エリオットだ! バルログの封 印の仕方なら知ってるぞ。 何と言っても、我が輩はバルログの 中のバルログ、破壊教の大使徒バルログロードを封印したのだか らな!」 という声が聞こえてきます。 スカール:本当に、バルログロード、封印したですか? 封印したのは仲間で、 ジャックさん、後ろで笑ってた、気がするです。 ジョージ/GM:「はっはっは、御先祖がこう言っているのだ。 大船に乗ったつも りでいるがいいぞ。 よし、では出発するぞ。」 スカール:「おお、行くです。」 ヴォン:「ちょっと待て。 まだ全然情報が足りんだろうが。」 ジョージ/GM:「はっはっは、バルログの封印の仕方なら分かったではないか。 ならば一刻も早く行くのだ。」 ヴォン:「今はもう夜だぞ。 馬車飛ばすわけにもいかんだろうが。 出発は 早くても明日の朝だ。」 ジョージ/GM:「よし、ならば明日日の出と共に出発だ。」 ヴォン:今夜のうちにできるだけ情報を集めたいな。 アーノルド:炎の悪魔について、本か何かで調べれないだか? GM:ジョージの屋敷なら、それなりの蔵書があります。 ヴォン:今夜一晩かけて調べるぞ。 スカール:私も、調べるするです。 GM:何について調べます? スカール:バルログ、封印仕方です。 <知性度>5レヴェル成功してるです。 GM:バルログを封印するためには、ある程度の魔力を込めた石が必要で す。 たいていは水晶玉が使われますが、魔力の籠もった石を五芒 星の形に配置すれば、バルログを封印することができます。 スカール:ジョージに、そんな水晶玉、無いか、聞くです。 ジョージ/GM:「はっはっは、封印の石か? 宝物庫を探せば、それくらいあるは ずだ。 ここは、ジョージ・エリオットの屋敷なのだからな。」 ヴォン:「なら出してきれくれ。」 GM:誰か、代表で<幸運度>を振ってください。 スカール:4レヴェル成功したです。 GM:執事のパーカーが、宝物庫から5つの水晶玉を探し出してきます。 「これでございましょうか? エリオット家に伝わる記録によれば、 これでバルログを封じることができるそうでございます。」 スカール:剣に聞くです。 「できるですか、封じる、これで?」 王者の剣/GM:「はっはっは、この水晶玉ならば、バルログロードはともかく、普 通のバルログなら封印できるぞ。 上位種のグレートバルログと て、封印は不可能ではない。」 ヴォン:「バルログロードなら無理というわけか。」 王者の剣/GM:「はっはっは、心配要らん。 バルログロードなら、すでに封印さ れているではないか。」 ヴォン:「ま、バルログロードなんてのが2体もいるはずはないな。 なら多 少は安心か。」 王者の剣/GM:「問題は、封印するためには、バルログを中心に五方に水晶玉を配 置する必要があるのだが、心配は要らん! なぜなら、ここにか つてバルログロードを封印したジャック・エリオットがいるのだ からな。 大船に乗ったつもりでいるがいい。」
翌朝。 ジョージ/GM:「はっはっは、早起きは3銅貨の得! さぁ、起きるのだ。 出発す るぞ。」 一行はジョージの馬車に乗り、ヒリアの村に向かいます。 例によってジョージ の馬車は、流線型のボディには真っ赤な地に金銀の装飾が施され、大きな文字で “譲治襟夫見参!”と書かれています。 ヴォン:「相変わらず派手な馬車だ。」 GM:さて、行き倒れしてるルーデルさん、街道の前方から、妙な馬車が 猛スピードで近付いてきます。 怪しげな笑い声も響いてきます。 ルーデル:気付いてもらえるように…《後光》…。 GM:では御者が気付いて馬車を急停車させます。 ルーデル:「…助かった。」 スカール:まだ、分からないです。 逆に、破滅への、第一歩、かもしれない です。 一同笑。 スカール:「おお、大変です。 友達、倒れているです。」 行き倒れ、友達です。 近寄って助けるです。 GM:ルーデル、ふと気付くと、熊が覗き込んでいる。 一同爆笑。 ルーデル:…死んだふり。 スカール:「おお、大変、友達、死にかけてるです。」 《回復》かけるです。 GM:かかりました。 でもお腹が減って倒れてるのに、《回復》は効き ません。 スカール:「しっかりするです、マイフレンド。」 ルーデル:「…お腹が…空きました。」 スカール:「ジョージ、この友達、らしいです、お腹空いてる。」 ジョージ/GM:「はっはっは、では食糧を分てやろう。」 ルーデル:「…ふぅ。 …人心地…つきました。 …ありがとう。」 スカール:「あなた、行き倒れ、私も、行き倒れ。 友達、友達。」 一同笑。 ヴォン:「拾う方の身にもなってくれ。」 一同笑。 スカール:「行き倒れたから、私、知り合えた、友達と。」 ヴォン:「知り合いたくない奴もいるんだが。」 ルーデル:「…私…ルーデル…探求教の…僧侶。」 スカール:「私、スカール、です。 私、魔道士、です。」 ジョージ/GM:「はっはっは、私がジョージ・エリオットだ!」 ルーデル:「…助かりました。 …でも動く体力…ありません。」 ジョージ/GM:「動けないのか? うーん、なら人里につれていってやりたいが、 あいにく、我々は急いでいるのだ。」 スカール:「場所も、私たちが行く、これから、人里です。」 ジョージ/GM:「はっはっは、そうであったな。 よし、このジョージ・エリオッ トの馬車に乗るがいい。」 リーデル:(こくり) ジョージ/GM:「ルーデル殿は、探求教の僧侶と言われた? すると何かを求めて 旅に?」 ルーデル:「…目的…求めて。」 ジョージ/GM:「なるほど、で、目的は見つかったのか?」 ルーデル:「…いえ。」 ジョージ/GM:「そうか。 しかし、ルーデル殿、ルーデル殿は幸運だぞ。 何故な ら、このジョージ・エリオットに拾われたのだからな。」 ヴォン:「このメンバーなら、探求には不自由しないな。」 ジョージ/GM:「そうだ。 何といっても、私は地図作成組合のメンバーだ。 未 知なる地を探索することこそこのジョージ・エリオットに与えら れた使命なのだ! ルーデル殿の求める目的も、きっと見つかる であろう。 大船に乗ったつもりでいるがよい。」 ルーデル:…この人、知ってます? スカール:ジョージ、有名です。 ヴォン:持ってる地図に名前が載ってたりするんじゃないか。 ルーデル:「…ジョージ・エリオット様? なら…探索の大先輩。」 ジョージ/GM:「はっはっは、私を知っているのか。 いかにも、私がジョージ・ エリオットだ!」 ルーデル:「…エリオット様は…これから何を?」 ジョージ/GM:「はっはっは、このジョージ・エリオットは、これから悪魔退治に 行くのだ!」 ルーデル:「…悪魔?」 ジョージ/GM:「そうだ。 こちらの民の村で、炎の悪魔が暴れているのだ!」 ルーデル:炎の悪魔って、バルログ? GM:バルログは別名炎の悪魔と呼ばれています。 ただし、炎の悪魔と 呼ばれるのはバルログだけとは限りません。 「さぁ、ルーデル殿、共に炎の悪魔を斃しに行こうではないか。」 ルーデル:…流されます。 一同笑。
 ヒュード山               #########            ###############          ###################        #######################      ###############▲########      ######################        ########●#########         ###############          #############            ヒ  ###  フ  ヒ:ヒリア村 ▲:ヒュード山山頂  フ:フリア村 ●:洞窟
一行は、ヒリア村へとやってきました。 スカール:ひょっとして、村の位置、洞窟を中心に五芒星なってるですか? あと3ヶ所、何かあるかもしれません。 GM:村は近くには2つしか無いそうです。 スカール:村でなくても、封印の石置く場所、という気、します。 ヴォン:だが、封印の石とはそんな離しておくものなのか? GM:ジャックによれば、石の間隔に反比例して封印は強くなるそうです。 今持ってる石だと、間隔が数十メートルも離れたら効果は望めない と思われます。 スカール:なら、村の位置、思い過ごしです。 さっきの央華で、五芒星でて きたですから、ひょっとしてと思ったです。 村長/GM:「おお、エリオット様、来てくださいましたか。 どうかお助けく ださい。」 ヴォン:「まず話を聞かせてくれ。 炎の悪魔とやらの封印が解けたのはい つだ?」 村長/GM:「2,3週間ほど前から地震が頻発しだしましたので、村人の1人が様 子を見にいったところ、炎の悪魔が蘇っていたのです。 村の言 い伝えでは、あれはマグマボイアルドという悪魔だそうです。」 ヴォン:「以前封印したのはいつだ? 誰が封印した?」 村長/GM:「はるか昔のことで、記録も残ってませんのではっきりとは分かり ません。 封印したのも、勇者としか。」 ヴォン:「村の人間じゃないんだな?」 村長/GM:「悪魔が現れたので、今回と同じく町に助けを求めに行ったのです。」 ルーデル:「…悪魔についての伝承は?」 村長/GM:「マグマボイアルドが火山にいると、火山が活性化し、やがて噴火 してしまうそうです。 そうなれば、この村や、ヒュード山の向 うにあるフリア村に深刻な被害が出るかもしれません。 伝承に よれば、マグマボイアルドは満月の夜になると特に力が強くなる そうです。 明後日の夜には、満月になってしまいます。」 スカール:「おお、それ、大変です。 私達、退治するです、その悪魔を。」 村長/GM:「ありがとうございます。 とはいえ、見てのとおり小さな村です のでたいしたお礼はできません。」 スカール:「無いです、気にすること。」 村長/GM:「いえ、そういうわけにも。 おお、そういえば、この村に伝わる お守りがございました。 お礼と言っては何ですが、ちょうど5 つございますので、どうかお受取りください。」 と5つのペンダントを出してきます。 ペンダントには蛇が絡まった 姿がデザインされています。 スカール:「違うですか、大切な物と?」 村長/GM:「村を救っていただけるのなら喜んでさしあげます。」 ルーデル:…ペンダント…かけずに懐にしまう…気になるから。 アーノルド:<木訥>なので素直にペンダント首にかけるだ。 スカール:それ、ゲーム違うです。 GM:首にかけても、特に何も起きません。 スカール:何か感じること、あります? GM:《魔力感知》すれば、魔力は感じます。 実際に効果のあるお守り としては、わりとよく見られる程度の魔力です。 ただ、ちょっと 邪悪な力が入ってる様な感じがします。 魔力の大部分は中立の魔 力です。 ルーデル:…《神聖/邪悪感知》。 GM:やはりお守りからは、少し邪悪な力を感じます。 それから、村長 さんからも少しだけ邪悪な感じを受けます。 とはいっても、完全 な聖人でない限り、普通の人間なら、何らかの邪悪さは持ってるん ですが。 「このペンダントは、炎から身を守ってくれるそうです。 きっと 助けになることでしょう。」 スカール:「なら、借りるです、退治するまで、悪魔を。」 ルーデル:(こくり) アーノルド:「バルログと満月は何か関係あるだか?」 スカール:<知性度>4レヴェル成功です。 GM:バルログが満月に関係ある、なんて話は聞いたことありません。 ルーデル:「…バルログと…違うかも。」 ジョージ/GM:「うん? バルログではないのか? だが大丈夫だ。 このジョージ ・エリオットがいる限り、恐れることは何もない!」 スカール:バルログでない、その方がありがたいです。 ドワーフ、バルログ に逆らうできないです。 ルーデル:…マグマボイアルド…聞き覚えは? …<知性度>3レヴェル。 GM:聞いたことはないですね。 ヴォン:「ジョージよ、その剣は何か知ってないか?」 GM:「はっはっは、ご先祖、マグマボイアルドなる悪魔をご存じか?」 「はっはっは、心配要らん。 いかなる悪魔であろうと、このジャ ック・エリオットの手にかかれば赤子同然だ。」 ヴォン:「つまり、知らない、と。」 村長/GM:「マグマボイアルドは、一旦斃しても時間が経つと蘇ってしまうそ うです。 それを防ぐには、斃した後、マグマボイアルドの核を 見つけてこの壷に封じればいいそうです。」 とルーンが刻まれた直径50cmくらいの古びた壷を出してきます。 ルーデル:「…使い方は?」 村長/GM:「使い方、と申しましても、核をこの壷に入れて蓋と閉める、とし か伝わってません。」 アーノルド:「その壷はいつからあるだか?」 村長/GM:「遥か昔から、としか。」 ヴォン:「空いたままでか? 封印が解けたのは最近なんだろ?」 村長/GM:「それは…。」 スカール:「予備です、きっと。」 村長/GM:「そうかもしれません。 以前封印した際に、複数の壷を用意した んでしょう。」 スカール:「考えるなら、後世のこと、後、封印した、探さねばなりません、 また別の壷を。」 ヴォン:壷に《鑑識眼》をかける。 GM:いわゆる封印の壷です。 炎の力に対して特に強く効果がある様に 魔化されています。 スカール:「何か、無いですか、伝承、他に?」 ヴォン:「本か何かは残ってないか?」 GM:<幸運度>で振ってみてください。 ヴォン:2レヴェルしかしてない。 GM:本はありませんでしたが、書き置きというか、メモの様なものが見 つかりました。 ヴォン:何と書いてある? アーノルド:『旅に出ます。探さないでください。』 ルーデル:『先立つ不幸をお許しください。』 一同笑。 GM:かなり古いものらしく、文字が薄れてます。 読めるかどうか、 <知性度>で振ってください。 スカール:4レヴェル成功してるです。 GM:スカールは共通語、読めました? スカール:読めるです。 私、話すの、苦手なだけです。 GM:判読できたのは、以下の文字です。 『マグマ…イア………寒さ…弱…』 GM:4レヴェル成功なら、この書き置きでちょっと気になることがあり ます。 古そうに見えますけど、実は意外と新しい物じゃないか、 という気がします。 紙自体は古いんですけど、文字が書かれたの はごく最近じゃないか、と思われる部分があります。 スカール:「いつです、この書き込み、書かれたの?」 村長/GM:「前にマグマボイアルドを封印したときの物だとか。」 スカール:妙です。 ヴォン:「この件について、他に詳しくしってる人間はいないのか?」 村長/GM:「何分、古いことですので。」 ヴォン:「なら後は実際に現場に行ってみるしかないか。」 村長/GM:「お部屋をご用意させていただきましたので、今夜はごゆっくりお 休みください。」 スカール:「私、要らないです、部屋。私、寝るです、上で、木の、今夜は。」 村長/GM:「お部屋なら用意いたしますが?」 スカール:「自然は友達、だから、私、寝るです、中で、友達の。」 村長/GM:「なるほど。ではそちらのエルフの方も、木の上の方がよろしいの でしょうか?」 ルーデル:「…いえ。」 村長/GM:「それではお部屋にどうぞ。」
GM:さて、部屋に泊まった人は、夜になると、ジョージの笑い声が聞こ えてきます。 というわけで、眠れるかどうか、<幸運度>で1レヴ ェルを振ってください。 一同笑。 ルーデル:…失敗。 GM:寝ようとすると、ジョージの笑い声が響いてきてよく眠れませんでした。 ルーデル:「…うるさい。」
GM:翌朝、日の出と共に、 「はっはっは、皆の者、出発するぞ。」 と爽やかな声がします。 スカール:「おお、行くです。」 私、ぐっすり眠れたです。 ヴォン:「元気だな。」 もう慣れたが。 村長/GM:「行ってらっしゃいませ。」 眠そうな村長が見送ってくれます。 スカール:封印の水晶玉持っていくです。 ルーデル:…封印の壺も。 GM:誰が持つか決めておいてください。水晶玉は1つ10重量点、壺は50 重量点です。 ルーデル:…水晶は1人1個ずつ。 スカール:「ジョージ、壺、持つです。」 ジョージ/GM:「はっはっは、そんなものを持つのは従者の役目だ。 このジョー ジ・エリオットが持つのは我が御先祖の剣だ!」 アーノルド:「おらが持つだ。」 GM:準備ができると、ジョージはずかずかと歩いていきます。 スカール:皆行くです。
一行は、やがて、山の中腹にある洞窟にやってきました。 GM:洞窟の中からは硫黄の匂いがします。 洞窟の通路では、2人まで横 に並べます。隊列を決めてください。 スカール:飛び道具持ってるの、後列がいいです。 でも、誰も飛び道具持っ てないです。 ヴォン:魔術師の俺は中央にしてもらいたい。 合成プレートアーマー着て るから、防御点はそれなりに厚いが。 GM:と、そうやって隊列をどうするか相談していると、ジョージは先頭 をずかずかと歩いていきます。 スカール:「おお、待つです、マイフレンド、ジョージ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、早く来るのだ。」
GM:しばらく進むと、T字路になってます。(T字路G) ルーデル:…左右の様子。 スカール:<知性度>5レヴェル成功。 GM:両方の洞窟から、水のチャプチャプいう音が聞こえてきます。 ど ちらの音も、音源は同じだと思います。 スカール:「ジョージ、どちら行っても、同じです、多分。」 ジョージ/GM:「そうか。 なら行くぞ。」 スカール:ジョージなら、真っ直ぐ行きそうです。 ヴォン:岩を砕いてか? ジョージ/GM:「はっはっは、ご先祖、行く先を決めてくれ。」 と剣を倒す。 一同笑。 ジョージ/GM:「よし、右に倒れた。 右に行くぞ。」 ヴォン:特に反対する理由は無いな。 どうせそれで苦労するのはジョージ だ。 スカール:違うです。 ジョージ、いつも、一番最初、気絶するから、苦労す る、残り、メンバーです。
ヒュード山の洞窟           ■A∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴■           ■■∴∴∴∴∴∴∴∴∴■■            ■■┐∴∴∴∴∴┌■■             ■└─────┘■             ■       ■             ■■     ■■              ■■■ ■■■                ■ ■               ■■ ■               ■  ■        ■■■               ■ ■■       ■■ ■              ■■ ■     ■■■■B ■■         ■■■■■■  ■■■■■■■      ■    ■■■■■■               ■■■  ■   ■■      ■■■■■■■■■■■*■■■ ■ ■■   ■  ■■■■■■         ■*■   ■■■   ■ ■■              ■*■  ■■ ■               ■*■ ■■C ■■              ■*■ ■〜   ■    ■■■■■■    ■*■■ ■〜〜  ■   ■■D〜〜〜■■   ■**■ ■〜〜  ■   ■〜〜〜〜〜〜■   ■■*■ ■■〜  ■   ■〜〜〜〜〜〜■    ■*■  ■■  ■■  ■〜〜〜〜〜〜■    ■*■   ■■  ■  ■〜〜〜〜〜〜■    ■*■    ■■ ■ ■■─┐〜〜┌─■■   ■*■     ■ ■■■  ■■■■  ■■  ■*■     ■ ■■  ■■  ■■  ■  ■*■   ■■■■     ■    ■     ■■ ■  ■*■■■■■E■■     ■■ ■■■      ■ ■■■■F       ■      ■  ■■■   ■■■      ■■■■■  ■      ■■   ■■■■■   ■■■■■■   ■■■■       ■■■   G   ■■■         ■■■         ■■■■ ■■■■            ■ ■            ■ ■            ■ ■ :溶岩     :苔 :水・黒い水  *:狭い通路
GM:東に向かうと、北に向かうごく細い通路があります。(T字路F) ルーデル:…人…入れる? GM:人間ならどうにか通れそう。 ドワーフだときついかもしれません。 ルーデル:…覗き込む。 GM:曲がりくねっているので、先は見えません。 ヴォン:なら後回しにして太い方へ行く。 GM:太い方の通路をさらに東に向かうと、前方から緑色の光が漏てきて います。 ヴォン:緑? 炎じゃないのか? スカール:悩んでる間にジョージ、動くですね? ジョージ/GM:「ん? あれは何だ? よし、行ってみよう。」 ずかずかずか。 ヴォン:ガシッ。 「ちょっと待て。」 ジョージ/GM:「何だ?」 ヴォン:「いきなり行ってどうする。」 ジョージ/GM:「未知なるものがあれば、それを明らかにするのがこのジョージ・ エリオットに与えられた使命なのだ!」 ヴォン:「だからといって、危険も確かめずに行くな。」 《魔力感知》。 ルーデル:…《神聖/邪悪感知》。 GM:どちらも反応はありません。 ヴォン:ゆっくりを進む。 GM:洞窟は少し広くなってます。 辺りの壁が、緑色に光ってます。 (部屋E) ヴォン:苔か? スカール:部屋、入らずに、通路から、じっと見るです。 GM:苔は奇妙な点滅を繰り返しています。 では見た人は全員、<耐久 度>で1レヴェルを目標に降ってください。 全員:成功。 GM:苔を見てた人は、ふっと気が遠くなりかけました。 どうも、この 苔を見ていると催眠状態に陥る様です。 スカール:「ジョージ、引き返すです。」 GM:ジョージは苔を見てぼーっとしてます。 スカール:ゲシッ。 ユサユサユサ。 「ジョージ、マイフレンド、ジョージ、しっかりするです。」 ジョージ/GM:「ん? は、私は一体何をしていたのだ?」 ヴォン:「ここには何も無かった。 引き返すぞ。」
一行は、部屋Dにやってきます。 GM:この部屋は、大部分が水没しています。 西の方に、通路が見えま す。 水没してる部分の中央辺りには、白い島の様な物が見えます。 深さは、少なくとも2mはありそうです。 スカール:水の精霊は? GM:いつからシャーマンになったんですか? ルーデル:…水音した…なら…何かいる? GM:暗いのでよく分かりませんが、中央の島が動いた様な気がします。 ヴォン:《鬼火》をその島の所まで飛ばす。 GM:すると、島と思った物が動きだします。 体長10mほどの白い蛇が、 《鬼火》につられて鎌首をもたげます。 ヴォン:「でかいな。」 ジョージ/GM:「はっはっは、では行くぞ。」 と水に入って行こうとします。 スカール:「ジョージ、待つです、私達の敵、違うです、あの蛇と。」 ジョージ/GM:「しかし、あの様な怪物を放っておくわけにいかんぞ。」 スカール:「私達の目的、斃す、悪魔。 蛇、関係ないです。 まず悪魔です。」 ジョージ/GM:「そうだな。 よし、まず悪魔を退治するぞ。」
次に一行は部屋Cにやってきます。 GM:この部屋の西側半分ほどは黒っぽい水で覆われています。 ルーデル:…臭いは? GM:肉が腐った様な臭いがします。 よく見ると、風も無いのに波打っ てます。 スカール:「ジョージ、放っておくです、あの水は。」 ジョージ/GM:「はっはっは、放っておくのだな? よし、では奥に行くぞ。」 ヴォン:できるだけ水から遠い所を歩く。 GM:全員、<幸運度>で1レヴェルを振ってください。 アーノルド:失敗しただ。 GM:アーノルドの方へ、黒い水がうぞうぞと寄ってきます。 スカール:「アーノルド、走るです。」 GM:走って逃げるなら<器用度>で1レヴェルを振ってください。 アーノルド:今度は成功しただ。 GM:獲物を見失ったのか、黒い水は元の位置に戻ります。
次に一行がやってきたのは部屋Bです。 GM:前方からキーキーという声が聞こえてきます。 どうやら、蝙蝠の 様です。 ヴォン:蝙蝠か。 さてどうするか。 GM:迷ってるとジョージがずかずかと進んでいきます。 ヴォン:「待たんかい。」 スカール:「村人、言ってる、見たと、悪魔を、中で。 変です、村人、来た、 こんな奥まで。 村人、きっと、通らないです、スライムいる部 屋。 村人、きっと、逃げるはずです、襲われたら。 だから、悪 魔いるの、もっと手前かもしれないです。」 ルーデル:…蝙蝠‥どれくらいいる?か、<知性度>…3レヴェル成功。 GM:数はかなりいそうですが、このメンバーで本気で戦えば勝てないこ とはなさそうです。 スカール:「まだ、控えてるです、悪魔戦が。 消耗したくないです、体力を。」 ルーデル:「…《鬼火》で…引き付ける?」 ヴォン:「こちらが隠れられるならともかく、引き付けて結局戦うなら同じ だ。」 GM:さて、そうやって議論してると、ジョージがそろそろ笑いたくなり ます。 さぁ、はたしてジョージは笑いをこらえることができるで しょうか? 一同爆笑。 スカール:それ、絶対無理です。 GM:ではジョージが我慢できなくなって笑い出します。 「はっはっは、私がジョージ・エリオットだ!」 すると笑い声に反応して蝙蝠が襲い掛かってきます。 スカール:「部屋の中、突っ込むです。」 ルーデル:(こくり) GM:部屋に入ると、飛んでるのは吸血蝙蝠だとわかります。 ヴォン:数は? GM:数は数えきれません。 が、全体としてはMR100も無いであろうと推 測できます。 スカール:なら戦うです。 ここでは、吸血蝙蝠を群れ全体で1つのモンスターとして扱います。 吸血蝙蝠 のMRは70、一行の敵ではありません。 群れの一部が、攻撃をかい潜って噛み付 いてきましたが、一行は全て回避しました。 蝙蝠を追い払ったものの、洞窟はそこで行き止まりでした。 一行は、狭い割 れ目の所まで引き返してきます。 スカール:「この割れ目、調べるです、念のため。」 GM:狭い通路を通るなら、<器用度>で2レヴェルを振ってください。 スカール:成功です。 GM:ジョージは失敗。 「はっはっは、入っていくのかね? うん? 狭いぞ。」 じたばたじたばた。 スカール:「私、調べてくる、先を。 皆、ここで待ってるです。 ルーデル:(こくり) 結局狭い通路は入り口近くに続いていることが分かっただけでした。
一行は部屋Aにやってきました。 進んでいくと、前方か らグツグツいう音が聞こえてきます。 硫黄の臭いも強くなってきました。 ヴォン:「ジョージ、慎重に行くぞ。」 ジョージが暴走しない様に掴んでおく。 スカール:「練るです、作戦を、しっかりと。」 ジョージ/GM:「はっはっは、そんなもの、熱く燃えるハートがあれば十分ではな いか。」 ヴォン:「ちょっと待て。」 スカール:「練るです、闘気を、じっくりと。」 ジョージ/GM:「はっはっは、そうだな。 よし、闘気を練るぞ。 うん? 闘気と はどうやって練るのだ?」 ジョージは悩んでます。 スカール:ジョージ、悩んでるうちに作戦練るです。 まず様子が分かるとこ ろまで、ゆっくりと進んでいくです。 進んでいくと、その部屋は北側が断崖となっており、下の方で溶岩が赤々と燃 えていました。 GM:下の方から、燃える固まりがゆっくりと上がってきます。 スカール:バルログですか? GM:バルログとは違う様です。 見た感じは、赤熱した石がいくつも集 まって人間の顔の形になってます。 大きさは3mくらい。 ヴォン:炎を吐くんだな。 T&Tには《レジストファイア》は無いしな。 ルーデル:…例のペンダントは? アーノルド:炎に対する防御のペンダントだな。 スカール:実は、ダメージ倍増、可能性、あるです。 村長、怪しかったです。 ヴォン:寒さに弱いそうだから、《氷の嵐》をかけるか。 スカール:確実、期するなら、《韋駄天》《魔剣》です。 GM:ジョージは今にも飛び出していきそうです。 スカール:「ジョージ、相手、中です、溶岩の。」 ジョージ/GM:「はっはっは、心配ない。 このジョージ・エリオットは《翼》の 魔法が使えるのだ。」 スカール:「待つです、ジョージ。 いったん逃げて、誘き寄せるです。」 GM:逃げると、マグマボイアルドは通路まではやってきません。 マグ マボイアルドは、通路に向かって口を開けます。 口の中では火が 燃えています。 スカール:ジョージ離すです。 GM:離すと、ジョージは飛び出していきます。 「はっはっは、私がジョージ・エリオットだ!」 スカール:「ジョージ、欲しいです、《韋駄天》。」 ジョージ/GM:「はっはっは、《韋駄天》をかければいいのだな?」 ヴォン:アーノルドに《魔剣》だ。 アーノルド:ハイパーバーサークするだ。 ルーデル:…普通に。 GM:突っ込んで行ったところ、マグマボイアルドは火を吹いてきます。 全員《魔法抵抗》を振ってください。 ペンダントをしてるなら0レ ヴェル、してないなら1レヴェルです。 ルーデル:…ペンダント…ポケットに。 GM:首にかけてないと効果ありません。 ルーデル:…失敗。 ヴォン:うっ、自動失敗だ。 GM:では3Dのダメージを受けます。 防具は有効です。 ただし、防具に 魔法のかかってないと、防御点が1点下がってしまいます。 ヴォン:合成プレートアーマーだから問題無い。 ダメージも完全に止まっ た。 ルーデル:…同じく。 GM:それでは接近戦に入ります。 ヒットを出してください。 スカール:86点。 アーノルド:261点。 ルーデル:12点。 GM:359点? こちらのヒットが147でMRが200だから、一発で斃されまし た。 スカール:飛んでくれない、困ります。 飛ばないと、私達、やられます。 GM:さて、今の攻撃で魔法のかかってない武器を使った人はいます? ルーデル:(こくり) GM:魔法のかかってない武器は、熱のためこれ以降は-1の修正がついて しまいます。 スカール:私、ブラジオンとスクリューマドゥです。 GM:ブラジオンは木製の武器ですね。 戦いが終わると、ブラジオンは 燃えてしまいました。 スカール:ブラジオン、どうせ安いから、気にならないです。 GM:さて、ここにハイパーバーサークしてるドワーフがいますが、どう します? スカール:ハイパーポイント使って<慰撫>するです。 「マイフレンド、アーノルド、静まるです。」 アーノルド:「はっ。 おら、何してただ?」 スカール:「悪魔、斃したです。」 ヴォン:「核とやらをこの壷に封じ込めるんだったな。 どれだ?」 GM:辺りには赤熱した石の破片が散乱してます。 ヴォン:それらしいのを探す。 GM:破片の中に、ひときわ強い光を放つ石があります。 直径は30cmく らい。 ヴォン:熱いのか? GM:赤熱してます。 アーノルド:壷を被せて、破片の下に蓋を差し込むだ。 GM:<器用度>で振ってください。 アーノルド:<器用度>高い人にお願いするだ。 スカール:私が、やるです。 2レヴェル成功です。 GM:核を壷の中に入れられました。 「はっはっは、村に凱旋するぞ。」 ヴォン:「で、これをどうするんだ? 何処かに置いておくのか?」 スカール:「何処に、封印されていたですか、もともとは? どうして、解け たですか、封印、そもそも?」 ヴォン:「誰かが壷を割ったのか?」 スカール:「帰るです、壷持って、とりあえず。」
一行は、マグマボイアルドの核を封印した壷を持って、洞窟から出てきます。 GM:洞窟から出たところで、地震が起きます。 スカール:壷、割らない様に、注意するです。
村に戻ってきた一行を村長が出迎えます。 村長/GM:「無事マクマボイアルドを封じ込めてくださったのですね。 あり がとうございます。」 ヴォン:「この壷はどうすればいい?」 村長/GM:「村の中に封印いたします。」 ヴォン:「封印する場所はあるのか?」 スカール:「より安全です、任せる、専門家に、持っていって、町まで。」 村長/GM:「いえ、村の中には封印の場所がありますので。」 スカール:「見せてください、その場所。」 村長/GM:「村の聖域ですので、村人以外の方にはお見せできません。」 スカール:「でも、心配です。 解けるかもしれません、封印。」 村長/GM:「それは…いえ、大丈夫です。 言い伝えで、ちゃんと封印の仕方 が伝わっておりますので。」 ヴォン:「どの様に封印するのか、教えてもらえないか?」 村長/GM:「あ、いえ、私は知りません。 村に伝わる書物に書いてあります。」 ヴォン:「それを見せてくれ。」 村長/GM:「書物は…書物は倉庫の奥にありますので、出すのはちょっと時間 がかかります。」 ルーデル:「…最初…資料無いって言ってた。」 村長/GM:「い、いえ、資料が無いのは、壷に封印する前のことについてでし て、壷に入れた後はどうするかは伝わってるのです。」 ヴォン:「伝わってることがあるのなら、言って欲しかったぞ。」 村長/GM:「それは…そうそう、壷に入れた後のことですから、行く前に言っ てもしかたないと思いまして。」 スカール:「欲しいです、教えて、いいですから、今でも。」 村長/GM:「あ、い、いえ、ですから…村に伝わる秘術ですので、村人以外に 教えるわけには。」 ヴォン:どう考えても怪しいな、この村長。 村長以外に村人はいないのか? GM:村長の回りに2,3人いますが、村長の言葉にうなずいてるだけです。 あなた達と目が合うと、目を逸します。 ヴォン:村人もグルみたいだな。 GM:そうして村長と押し問答していると、また地震が起きます。 ヴォン:壷を押さえる。 GM:とっさに押さえたので、壷は無事です。 スカール:「ここ、危険じゃないです、起きたですし、地震。」 村長/GM:「い、いえ、ちゃんと地震対策もしてあります。」 スカール:「封印、解けた、違うですか、地震のせい?」 村長/GM:「だ、大丈夫です。 村で一番安全な所に封印しますから。」 スカール:「無いです、安全な所、地震起きたら。」 村長/GM:「それは…そうそう、今度町から優秀な魔術師を呼んできます。 それで安心です。」 ヴォン:「呼んでくるまで待つより、こっちから町に持っていった方が早い ぞ。」 村長/GM:「い、いえ、あとは村の問題ですから。」 スカール:「違うです、村の問題と。 ジョージ、そう思わないですか?」 ジョージ/GM:「はっはっは、そうだな、この壷は、このジョージ・エリオットが 責任を持って封じてやろう。 大船に乗ったつもりで安心するが いい。」 スカール:「大丈夫、私達、封印するです、この壷を。」 ヴォン:「ギルドに持っていって、確実に封印してもらおう。」 村長/GM:「し、しかしそこまでしてもらうわけには。 もうお礼もできませ んし。」 スカール:「無いです、気にすること、お礼なんて。」 GM:ではここらで、<魅力度>で<説得>を振ってください。 もうか なり村長はぐらついてるので、目標は1レヴェルです。 スカール:ハイパーポイント使って、4レヴェル成功してるです。 村長/GM:「分かりました、お渡しします。」 村長はしぶしぶ壷を渡す。 スカール:「預かったです、たしかに。」 ヴォン:「そうそう、このペンダントは返すぞ。」 村長/GM:「いえ、それはどうぞお持ちください。」 スカール:「帰るです、急いで。 帰ったら、入ってるかもしれません、情報、 破壊教の。」 ジョージ/GM:「よし、帰るぞ。 仲間がこのジョージ・エリオットを待っている。 いや、仲間だけでは無い。 世界がジョージ・エリオットを待っ てるのだ。」
GM:帰り道、村を出た辺りでまた地震が起きます。 スカール:急いで、戻るです。 GM:どんなに急いでも、途中夜になります。 スカール:夜徹して、走るです。 GM:全員、一晩中起きてます? スカール:二交代にするです。 GM:それでは一直目、起きてるのは? スカール&ルーデル: はい。 GM:貰ったペンダントはどうしてます? アーノルド:おらはしたまま寝てるだ。 火から守ってくれたから信頼してるだ。 GM:アーノルド、寝てると、どうも首が苦しい。 ペンダントが締って きています アーノルド:「うっ…。」 力付くで振りほどく。 GM:<体力度>で振ってください。 アーノルド:うっ、自動失敗だ。 GM:ますます締ってきました。 スカール:「どうしたです、マイフレンド。」 ビチュワでアーノルドのペンダントを切るです。 GM:<器用度>を振ってください。 自動失敗したら誤ってアーノルド に傷つけてしまいます。 スカール:ハイパーポイント使うです。 GM:ペンダントは切れました。 アーノルド:「ぜいぜい。」 GM:ペンダントを首にかけてなかった人は、ポケットでペンダントが動 いてるのを感じます。 スカール:放り出すです。 GM:<幸運度>1レヴェルに成功すれば放り出せます。 ヴォン:全員放り出せた様だな。 スカール:ジョージは? GM:ジョージ? 首が締ってましたが、自力で引き千切りました。 「な、何だ、これは?」 スカール:「放り出すです、馬車から。」
ペンダントを放り出した一行は明け方、町に戻ってきました。 ヴォン:魔術師ギルドで朝一で壷を鑑定してもらう。 鑑定の結果、壷に封じ込められてるのは、どうも悪魔ではないらしい、と分か ります。 ギルド員/GM:「封じ込められてる物の名前は分かりますか?」 ヴォン:「マグマボイアルドだそうだ。」 ギルド員/GM:「そうですか。 文献を調べてみます。」 やがて戻ってきたギルド員によれば、マグマボイアルドとは、悪魔などではな く、火山の守り神として信仰されている炎の精霊であると分かります。 マグマ ボイアルドは、火山を安定化させる精霊であり、マグマボイアルドがいないと火 山は不安定になり、噴火し易くなるそうです。 ヴォン:「しかし、マグマボイアルドがいたのに地震が頻発していたんだろ?」 アーノルド:「おら達、それ、確認してないだ。 地震が頻発してると村長から聞 いただけだ。」 スカール:「実際、地震、起こったの、封印してからです。」 ルーデル:「…戻しに行く。」 スカール:「連れていくです、兵士を。 押さえさせるです、村人を。」 ジョージ/GM:「はっはっは、兵士を連れていくのだな? よし、我がエリオット 家が誇る精鋭を連れていこう。」
一行は、エリオット家の精鋭兵士と共に、ヒリアの村に戻ってきます。 精鋭兵士達は、速やかに村長以下村人達を取り押さえました。 余談ではありますが、精鋭兵士達は、逆立てた赤い髪を風になびかせ、 「けっけっけ。」 という笑い声をあげていました。
村を精鋭兵士に任せた一行は、ヒュード山の洞窟に戻ってきます。 GM:硫黄の臭いはかなり強くなってます。 不気味な地響きが断続的に 起こっています。 ヴォン:壷を開けて核を溶岩に放り込む。 GM:すると、地響きは静まっていきました。 溶岩の中でマグマボイア ルドがゆっくり動いているのが見えます。 スカール:洞窟の入り口、封印したいです。 ヴォン:入り口を崩しておく。
その後、事件の真相は逮捕された村長の口から判明しました。 ヒリア村は、昔から領地を巡って隣のフリア村と争っていました。 事件の起こる数週間前、破壊教徒らしき人物がヒリア村を訪ねてきたそうです。 その人物は、マグマボイアルドの核と引き替えに大金を渡すと約束しました。 火口の位置の関係で、たとえ、噴火が起きたとしても、溶岩はヒリア村と反対 側、フリア村の方に流れる、そう聞かされた村長は、大金が手に入り、フリア村 にも一泡吹かせられる、ということでマグマボイアルドの核を手に入れる気にな ったのです。 蛇のペンダントも破壊教徒らしき人物が置いていったものだそうです。 スカール:「やっぱり、後ろいた、破壊教ですか。 許せないです、破壊教。」 ジョージ/GM:「はっはっは、破壊教の陰謀、このジョージ・エリオットが打ち砕 いてやろう。 大船に乗ったつもりでいるがいい。」 スカール:「潰すです、破壊教、マイフレンド、ジョージ。」 ジョージ/GM:「そうだ。 このジョージ・エリオット、我が剣にかけて誓うぞ。」 そして、ジョージの誓いの声が、エリオットの町に響くのでした。 ジョージ/GM:「はっはっは、私がジョージ・エリオットだ! 私が勝つ!」 ヴォン: いつも言ってることと変わらんぞ。
灼熱の罠 1998/12/12 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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