ハイパーT&Tリプレイ

2人の復讐者


キャラクター
  スカール
    エルフの4レヴェル魔導士。
    カタコトの共通語を操り、人間の世界を知るために放浪する。
    熊の毛皮を着込んでいる。
  ティアナ・イーヴス
    人間の4レヴェル女魔術師。 17歳。
    優れた頭脳を持つ長身の女性。
  ルーファ=モンブラン
    エルフの華麗な女怪盗。 盗みの標的を求めて夜の町を翔ける。


「父…殺された…お前に。」 悲しみが少女を復讐鬼へと変えた。           「ならば力を貸してやろう。」 少女の心に忍び寄る悪魔の囁き。           「駄目です、お嬢さん!」 そんな少女を止める声。           「はっはっは、私がジョージ・エリオットだ!」 …何の脈絡も無く笑うジョージ。
(intermission3)
GM:さて、新キャラのルーファ、自己紹介をどうぞ。 ルーファ:エルフの怪盗です。 悪い奴からだけ盗みます。 GM:出身は何処ですか? スカール:あやかしの森、どうですか? GM:あやかしの森だとダークエルフですよ。 あそこはモンスターの巣 窟ですから。 ルーファ:“竜の翼”ポストラキューム出身です。 盗みの対象を探して“竜 の脚”ローンカイラスの方へやってきました。 GM:ところで、重要な質問が一つあります。 所持金はいくらですか? ルーファ:金貨16枚です。 GM:おや、それは残念ながら、恒例の行き倒れにはなりませんね。
GM:ある日、皆さん−といっても、今回はスカールとティアナしかい ませんね−に手紙が来ます。 差出人はハワードさん、“夏だ! ビールだ!岩悪魔だ!”に登場した魔術師です。 ティアナ:それ、誰? GM:おや? そういえば、今回のメンバーには、“夏だ!ビールだ! 岩悪魔だ!”の参加者はいませんね。 でもハワードさんは、 東の果てへ(後編)東の果てへ(完結編)にも登場してますか ら、ティアナ,スカールは面識があります。 スカール:おお、モンスター達と、友達してる人ですね。 友達になること、 いいことです。 『 お久しぶりです。 その節は皆様には大変お世話になりました。 お陰さまで、私はモンスター達と共に、平和に過ごしております。当初は いくつか問題もございましたが、現在では解決の方向に向かっております。 さて、今回、モンスター達と共に無事1年を過ごすことができたことを祝 って、ささやかではございますが、パーティを開きます。 つきましては、 皆様を御招待したいと存じます。 モンスター達も、皆様に会いたがってお りますので、お越し頂けるとうれしく思います。 魔術師ハワード』 GM:岩悪魔のセヴン・カップから、クリス宛ての手紙が同封されてるん ですけど、今回クリスはいませんね。 『 イイ酒、入ッタ。 一緒ニ飲モウ。 セヴン・カップ』 GM:ケオヅ宛てにも来てるんですけど、ケオヅもいないんですね。 『 また一緒にレースしよう。 今度も俺が勝つ。 ケンタウロスのサジット』 GM:ああ、そういえば、クリスには<酒感知>技能がありましたね。 酒を飲める機会を察知して、この場にいたことにしましょう。 「お酒飲めるの〜? じゃ、行こ行こ☆」 一同笑。 スカール:クリス出てきたら、もう1人くっついて来ないですか? GM:彼は、このところ失敗が続いてるので、エトワール城の特殊工作員 訓練所で1から訓練しなおしています。 ティアナ:モンスターと共存してるって言ったら、ニール辺りが興味を持つん じゃないかしら? GM:それもそうですね。 ではニールも行くことにしましょう。 「それは中々興味深いですね。 私も是非連れていってください。」
ジョージ/GM:「はっはっは、残念ながら、私は領主としての勤めがあるので行け ん。 諸君達は、存分に楽しんでくるといいぞ。 はっはっは、行 くのなら、この馬車を使うといい。 その名も、“ジョージ・エ リオットの新たな栄光”号だ! ババーン。」 スカール:「どんな馬車ですか?」 ジョージ/GM:「はっはっは、何と、この馬車は馬がいなくても走るのだ! こち らの筒から、後方に火を吹く。 するとその反動で、猛スピード で進めるというわけだ。」 スカール:「おお、すごいです。」 ティアナ:「誰がそんなの作ったの?」 ジョージ/GM:「はっはっは、ラモン教授だ。」 ティアナ:「爆発しそうだから遠慮するわ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、すでに充分テストしてあるから、そんな心配は無い ぞ。 ただ、少々熱を発生するから、時々《氷の嵐》で冷やして くれたまえ。」 ティアナ:「《氷の嵐》は覚えてないわ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、ではこのジョージ・エリオットが直々に教えてさし あげよう。」 ティアナ:「必要無いわ。 普通の馬車で行くから。」 ジョージ/GM:「はっはっは、遠慮することはないぞ。」 ティアナ:「私は普通のがいいの。」 ジョージ/GM:「はっはっは、では、我が愛用の馬車、“ジョージ・エリオットの 栄光”号を使うといい。」 スカール:「では、行ってくるです。」 クリス/GM:「じゃ、お酒たくさん積んで行こ☆」 馬車の空いてるスペースは、全て酒樽で埋められます。 スカール:それだけじゃ、足りない、思います。 ジョージ/GM:「そうそう、この袋を持っていってくれたまえ。」 スカール:「何です?」 GM:袋に触ると、袋が笑い出します。 「はっはっは、笑い声を絶やすわけにいかんからな。 ハワード殿 にも、存分に笑い声を聞かせてもらいたい。」
スカール,ティアナ,クリス,ニールの4人は、馬車で“竜の腹”タルカスに 向かいます。 数日後、一行は、タルカスとの国境の町へやってきました。 GM:さて、ルーファ、あなたの前を、赤地に金で縁取られた馬車が走っ っていきました。 馬車は近くの酒屋の前に停まります。 ルーファ:辺りの人に、馬車の持ち主のことを聞いてみます。 ひょっとした ら、あれに乗ってるのは、あたしの獲物、金持ちで悪い奴かもしれ ません。 GM:ではジョージ・エリオットのことが聞けます。 金持ちなのは確か ですが、悪い奴、というわけではなさそうです。 ルーファ:少し様子を見ます。 GM:馬車からは、杖を2本持った女エルフが降りてきて、酒を買込んで います。 ルーファ:「素敵な馬車ですのね。」 スカール:「これ、マイフレンド、ジョージの馬車です。」 ルーファ:「ずいぶんお酒買込んでますのね。」 クリス/GM:「皆で飲むの☆」 スカール:「これから、行くです、友達のところ。」 クリス/GM:「お酒、足りなくなったから買いに来たの。」 スカール:「もう半分です、お酒、あったのに、あれだけ。」 クリス/GM:「お酒って、すぐ無くなっちゃうのよね。」 その横でニールがメモしています。 『エルフとは、こんなにも飲むものだったのか。 いったい、あの 身体の何処に入るのだろう? エルフというものは、すべからく 飲むのだろうか?』 スカール:飲んだ量、全部記録してあるですね。 ルーファ:ニールさんが書いていることを見ていいですか? 「あたしはそんなに飲みませんよ。」 ニール/GM:「そうですか。 では個人差があるということですね。」 ルーファ:「ええ。」 クリス/GM:「あたしもそんなに飲まないよ〜。」 スカール:「嘘、いけないです。」 クリス/GM:「スカちゃん、何か言った?」 スカール:何も言わないことにするです。 妙な…いえいえ、個性的な一行に好奇心を刺激されたルーファは、一行に同行 することにします。 ルーファ:「あたし、ルーファと申します。」 ティアナ:「ルーファさんね。」 ルーファ:「さんは要りませんわ。」
GM:さて、ティアナとスカールは、<感知>を振ってみてください。 ティアナ:5レヴェル成功よ。 GM:ふと誰かの視線を感じました。 ティアナ:そちらを見るわ。 GM:まだ夕方なので、通行人はわりといます。 しかし、特にあなたの 方を見ている人はいません。 ティアナ:「気のせいかしら?」
スカール:宿、とるです。 GM:“ミドリの鸚鵡亭”という宿にやってきました。 宿に入ると、籠 に入った鸚鵡が、 「コンニチハ、コンニチハ。」 と話しかけてきます。 スカール:「おお、今日は、です。」 マスター/GM:「いらっしゃい。 泊りかい?」 ティアナ:「ええ。」 適当に夕食を注文するわ。 クリス/GM:「お酒もつけてね☆」 ティアナ:「…まだ飲むのね。」 GM:しばらくすると、食事が運ばれてきます。 スカール:「そういえば、預かり物、あったです、マイフレンドジョージから。」 笑い袋取り出すです。 マスター/GM:「な、何だい、そいつは。」 スカール:「マイフレンドジョージ、いつも言ってるです。 食事、笑い欠か せないと。」 GM:笑い袋の笑いを聞かせてるうちに、籠の鸚鵡も真似しだします。 「ハッハッハ、ハッハッハ、ハッハッハ。」 「ああ、覚えちまいやがった。」 スカール:「いいことです、笑い、絶えない。」 ティアナ:「…今更言うことでもないけど…ずれてるわね。」
マスター/GM:「あんたら、部屋はどうするね? 大部屋かい? それとも個室かい? 個室は4人部屋と2人部屋があるよ。」 ティアナ:「ルーファさん、同じ部屋でいいわよね?」 ルーファ:「ええ。」 ティアナ:じゃ、私とルーファさん、それからクリスで4人部屋をとるわ。 GM:スカールはどうするんですか? いつもの様に、木の上ですか? スカール:今回は、宿にするです。 GM:ではニールと同じ部屋ですね。
さて、その晩のことです。 GM:ティアナとルーファは、<感知>を振ってみてください。 ティアナ:4レヴェル成功。 GM:夜中に、異常を感じて目が覚めました。 あなたの荷物を置いてあ るあたりから、かすかですが煙が上がってます。 ティアナ:火事? 消し止めるわ。 GM:荷物を置いてあった壁に、直径5cmほどの焦げ目ができています。 それ以外の被害は特に無い様です。 が、火が付いた原因は分りま せん。 ティアナ:部屋を調べてみるわ。 誰かが侵入した痕跡とかは無い? <探索> 7レヴェル成功よ。 GM:人が侵入した形跡はありません。 が、窓枠のところに、小さな焦 げ跡を見つけました。 ティアナ:窓の外はどうなってるの? GM:外は街道に面してます。 ティアナ:街道には誰かいるかしら? GM:今は夜中なので、人気はありません。 ルーファ:窓の外へ出て、調べてみます。 屋根に足跡とかは残ってません? それから、下の街道にも。 <足跡追跡>3レヴェル成功です。 GM:屋根に足跡は見当たりません。 街道にはいくつも足跡がありますが、 どれも昼間についたものの様です。 ルーファ:荷物と、窓の焦げ目を結んだ延長線上には何があります? GM:暗いのでよく分りませんが、見たところ特に何も無い様です。 ティアナ:荷物の中に、火が付きそうな物はある? GM:そりゃ、あります。 あなたは、炎の杖に炎のローブ、さらにサラ マンダーの指輪なんて持ってるんですよ。 ティアナ:それって、勝手に火がついたりするものなの? GM:手に取ってコマンドワードを唱えない限り、火は付きません。 ルーファ:炎関係のアイテムが1箇所に集まってしまったから、相乗効果が起 った、ってことはありません? GM:それは有り得るかもしれません。 しかし、以前魔術師ギルドで調 べた限りでは、この3つが集まったくらいでは相乗効果はまず起ら ない、とのことです。 ルーファ:なら、その3つ以外に、何かあれば起ります? GM:可能性はあります。 ティアナ:とりあえず《魔力感知》。 GM:あなたの荷物からはもちろん魔力を感じます。 それ以外では特に 変ったことは無い様です。 スカール:魔法、使ったら、ログ、残るですか? GM:よほど高レヴェルの魔法でない限り、魔法の効果が切れた後は 《魔力感知》に反応する程の魔力は残りません。
どうして火がついたのか、分らないまま夜が明けます。 スカール:「おお、いい朝です。」 GM:食堂に降りてくると、籠の鸚鵡が妙なことを言っています。 「ウラミ、ハラス。 ウラミ、ハラス。」 宿のマスターは渋い顔をしています。 「まったく、誰だ、こんな言葉教えたのは。」 スカール:「おお、良くないです、恨み持つの。」 GM:「しかたない、もう一度言葉覚え直させるか。 こんにちは、こん にちは。」 「ウラミ、ハラス、ウラミ、ハラス。」 スカール:「これ、使ういいです。」 笑い袋差し出すです。 マスター/GM:「笑い声か。 ま、ウラミハラスよりはいいか。」 ルーファ:「ご主人、ご主人は、誰かから恨みを買う様な覚えはありません か?」 マスター/GM:「そんな、人様から恨み買う様な商売はしてないよ。」 ルーファ:従業員にも聞いてみます。 <魅力度>2レヴェル成功。 従業員/GM:「私の知ってる範囲では、恨み買う様なことは起きてません。」 スカール:「あるかもしれないです、自分、覚えなくても、向こう、恨んでる。」 ルーファ:「夕べ遅くに変ったお客さんは来ませんでした?」 マスター/GM:「変った客ねぇ。 いや、特に無かったな。」
何から釈然としないものを感じつつも、一行はミンバスに向け出発します。 クリス/GM:「さ、次行こ☆」 スカール:「足りるですか、お酒。」 クリス/GM:「大丈夫よ。 まだこんなにあるもん☆」 スカール:ニールさんに聞いてみるです。 ニール/GM:「そうですね、このペースでいくと、ぎりぎり間に合うのではない でしょうか。」
一行は、国境の峠を越え、タルカスへとやってきました。 GM:夕方に宿場町に着きました。 目的地であるミンバスまではあと1日 くらいです。 スカール:宿、探すです。 GM:その前に、皆さん<感知>を振ってみてください。 スカール:4レヴェル成功してるです。 GM:後方から、視線を感じました。 ルーファ:振り向かずに、鏡で後ろを確認します。 GM:鏡は何処に持ってます? 背負い袋から取り出すのなら、それなり に時間がかかりますよ? ルーファ:それくらいなら、振り向いた方が早いわね。 スカール:「誰かいるですか?」 振り向くです。 GM:<器用度>を振ってみてください。 スカール:2レヴェル成功してるです。 GM:振り向いた瞬間、何か青っぽい光が見えました。 が、次の瞬間そ れは消えます。 スカール:光、どんなですか? 刃物ですか? GM:魔法の《鬼火》の様にゆらゆら揺らめく光でした。 ティアナ:「私達を狙ってるみたいね。」 スカール:「いっぱいあるです、ありすぎるです、心当たり。 ルーファさん、 いいかもしれないです、近付かない、わたし達に。恨まれてるか もしれないです、わたし達。 巻き込まれるです、近くにいると。」 ルーファ:「多少の危険は冒険者の仕事のうちです。」
スカール:棒切れ拾うです。 《誤魔化しの杖》かけるです。 GM:何に使うんですか? 普通の魔法の杖なら持ってますよね? スカール:《蛇作り》かけるです、視線、今度感じたら、蛇、偵察出すです。 GM:では、《蛇作り》をかけたときに《誤魔化しの杖》の適正判定です ね。 スカール:判定、今するです。 …自動失敗したです。 ドカン。 GM:1Dのダメージ…ですが、どうせニールがすぐに治しますね。 「大丈夫ですか?」 スカール:「ありがとうです。」
ルーファ:今夜は、部屋は3つとります。 スカール:わたし、今夜、外で寝るです。 対応しやすいです、その方が。 GM:外にいると、いざというときに入れませんよ? 国境近くの町でそ れほど治安が良くない所ですから、宿も夜はしっかり戸締まりしま す。 スカール:なら中に入るです。 ルーファ:今夜は人と荷物を分けます。 相談の結果、真ん中の部屋にスカールとニールが、ティアナの荷物と一緒に泊 ることにします。 ティアナは右の部屋に、ルーファはクリスと左の部屋に泊り ます。 ルーファ:窓のところに紐を張って、開けたら音が鳴る様にしておきます。 GM:<罠設置>を振ってください。 ルーファ:3レヴェル成功です。 スカール:仲間内で、合言葉、決めておくです。 GM:それでは夜です。 スカールは<感知>を振ってください。 スカール:4レヴェル成功してるです。 GM:何者かの視線を感じました。 スカール:そういう魔法、あるですか? GM:魔術師系と呪術師系の6レヴェル魔法に《千里眼》という魔法があ ります。 スカール:戦いたくないです、6レヴェル魔法使う相手と。 GM:《千里眼》の魔法とは限りませんけどね。 似た様な効果をもつマ ジックアイテムもありますし。 スカール:しばらく様子みるです。 GM:すると、1階の方が騒がしくなります。 スカール:ニールさん、起すです。 GM:下が騒がしくなったので、他の人も気付いて起きてください。 ク リスは爆睡してますが。 ルーファ:部屋の様子を確認します。 <知性度>3レヴェル成功。 GM:特に変わったことはありません。 スカール:廊下、出てみるです。 GM:下から騒ぎ声が聞こえてきます。 スカール:例の視線、感じるですか? <知性度>2レヴェル成功してるです。 GM:今は感じません。 スカール:合い言葉言って、他の人の部屋、ノックするです。 「無かったですか、変わったこと?」 ルーファ:「ありません。 先に行っててください。」 スカール:オクスタン持って、下、行くです。 熊、着てないですが。 GM:1階には、宿の人達や近所の人が集まってます。 スカール:「何あったですか?」 マスター/GM:「ちょっとした小火騒ぎですよ。 無事鎮火しましたので、ご心配 なく。」 スカール:「何処、燃えたですか?」 マスター/GM:「外の薪置き場に火が付いたんですよ。」 スカール:「何処ですか、薪置き場は?」 GM:薪置き場は、宿の建物からは少し離れてます。 もし薪置き場に火 が付いても、よほど大きな火にならない限り宿の建物には延焼し ない様になってます。 スカール:視線、感じた方向と、薪置き場の位置、一致するですか? GM:それはよく分かりません。 ルーファ:スカールさんが出ていって、しばらくしたらスカールさんの部屋に 入ってみます。 狙いがアイテムだったら、出ていくのを待ってる かもしれませんから。 スカール:ああ、忘れていたです、アイテムのこと。 GM:アイテムには特に変わったことは無い様です。 スカール:皆に話すです。 小火騒ぎと視線のこと。 「小火騒ぎ、偶然違うかもしれないです。」 ティアナ:「やっぱり狙いは私達かしら?」 スカール:「かもしれないです。」 ニール/GM:「我々が狙われているのなら、この宿を出た方がよくありませんか?」 ティアナ:「もうこの宿出発する?」 GM:時間は夜の4時過ぎです。 ルーファ:「ちょっと早いですけど、出発しましょう。」
GM:馬車置き場までやってきたところで、皆さん、<感知>を振ってみ て下さい。 スカール:5レヴェル成功してるです。 GM:庭の木立の方から視線を感じました。 スカール:気付かないふりするです。 《蛇作り》で蛇、送り出すです。 GM:2レヴェル魔法なら、4レヴェルのスカールは体力消費量を6点減ら せますから、持続時間が7戦闘ターンまでは消費1で《蛇作り》をか けられます。 スカール:持続時間、20分にするです。 GM:10戦闘ターンですから、消費は10点。 6点減らして4点消費します。 蛇を送り出したところ、蛇は何も発見せずに戻ってきます。 ルーファ:犯人の足跡が無いか、付近を調べてみます。 <足跡追跡>7レヴェ ル成功です。 GM:宿の人の足跡の足跡はありますが、それ以外の足跡はまったくあり ません。人はもちろん、地上を歩く生き物は一切近付いていない様 です。 ルーファ:痕跡はまったく無いんですね? GM:ありません。 7レヴェル成功ですから、何であれ、地上を歩くもの は近付いていないと自信を持って断言できます。 宿の人の足跡も ちゃんと判別できてますから、宿の人の足跡に紛れて、という可能 性も排除できます。 ティアナ:足跡以外の痕跡は無いかしら? <探索>8レヴェル成功。 GM:相変わらずティアナは探索の鬼ですね。 茂みの木の中に、葉が少 し焦げた跡を見つけました。 大きさは蝋燭くらいです。 スカール:「やっぱり、関係してるですか、火。 バルログです、火といえば。」 ルーファ:「バルログなんかの仕業なら、こんな宿くらい、一気に燃やされて るんじゃありません?」 GM:バルログなら逆に、葉を燃やしてしまわずに蝋燭程度の焦げ目だけ を付ける、なんてことはできないでしょう。 サラマンダーの指輪 でティアナが呼び出せるMR13のサラマンダーでも、葉の1枚くらい あっという間に燃やしてしまいます。 スカール:「使い魔レヴェルです。 きっと、別にいるです、本体。」
その日の昼過ぎ、一行は馬車でミンバスの村に着きました。 この村の近くに は、魔術師ハワードがモンスター達と暮らす遺跡があります。 クリス/GM:「ここ、この中に岩ちゃんがいるんだよ〜。」 クリスは、遺跡の中にずかずかと入っていきます。 スカール:ついていくです。 GM:遺跡の中央の部屋には、鍵穴の付いた柱があります。 クリスが持 っていた鍵で開けると、下へ向かう螺旋階段があります。(部屋A) 地下2階では、魔術師ハワードを初め、モンスター達が一行を待っていました。 ルーファ:ちょっと驚く光景なので、しばらく様子をみます。 ハワード/GM:「ようこそいらっしゃいました。 皆さん、お変わりありませんか?」 スカール:「おお、久しぶりです。 皆、元気です。」 ティアナ:「ハワードさんも、お元気そうで何よりですわ。」 スカール:「これ、マイフレンドジョージの贈り物です。」 笑い袋、渡すです。 ハワード/GM:「な、中々ユニークな贈り物ですな。」 ティアナ:ユニーク…まぁ、よく言えばユニークね。 GM:皆さんが話していると、隣の部屋から、ゴブリンがでてきます。 「ちぃ父ぃ、お客さんか?」 人間でいえば、5才くらいの女の子の様です。 「リコや、ご挨拶なさい。」 女の子は、あなた達の方を向いてお辞儀します。 「リコだぞ。 お前達、ちぃ父のお客さんか?」 スカール:「わたし、スカールです。 よろしくです。」 GM:それから、女の子のすぐ後に、ホブゴブリンが出てきます。 「おや、お客人か? 手前はグッドフェローというケチな野郎、 縁あってハワード殿に世話になっております。」 そこへ岩悪魔のセヴン・カップが 「オオ、くりす、久シブリダナ。イイ酒アルゼ、一緒ニ飲モウ。」 と酒樽を持ってきました。 たちまち、モンスター達の宴会が始まります。 リコ/GM:「お客さんならリコ、料理作るぞ。」 スカール:「ここにいるの、皆仲良さそうです。 いいことです、仲良くする の。」 ハワード/GM:「ええ、おかげさまで。」 スカール:「いつか来るです、皆で仲良くできる世界。」 ハワード/GM:「そうしたいものです。」 スカール:世間話のついでに、話すです、ここ来る途中に起こったこと。 ハワード/GM:「なるほど、火ですか。 火に関係するモンスターはわりといます が、蝋燭程度の焦げ目だけを作ると なると、逆に限定されてき ます。 よほど力が弱い存在であるか、あるいは力の正確な制御 ができる者か、ですね。 前者ならとりたて問題は無いでしょう が、後者だとやっかいな相手かもしれません。」 スカール:「迷惑かけるかもしれないです、わたし達、ここにいたら。」 ハワード/GM:「大丈夫ですよ。 ここにはそれなりの防御がありますから。」 スカール:今は視線、感じるですか? <感知>3レヴェル成功です。 ルーファ:私は4レヴェル成功しています。 GM:スカールは何も感じません。 ルーファも、例の視線に関しては何 も感じません。 が、一つ気付くことがあります。 先ほどリコと 一緒に出てきたホブゴブリンのグッドフェローが、ティアナの方を じっとを見ています。 スカール:気付いてないなら、そのまま話すです、ハワードさんと。 気付い てたら、そっち行くですが。 GM:話してると、リコがあなた達の方へ駆けてきます。 グッドフェロ ーも、リコに付き従う様にあなた達の方へやってきます。 「お前達、冒険者か? 冒険の話、リコ、聞きたいぞ。」 スカール:ソウル=ラグ=カースの話、するです。 リコ/GM:「悪い奴、やっつけたのか?」 スカール:「大人しくしてるです、今は。」 クリスの杖、指すです。 リコ/GM:「リコも、大きくなったら、悪い奴、やっつけるんだぞ。」 スカール:「そうです、やっつけるです、悪い奴は。」 リコ/GM:「大きくなったら、ちぃ父見たいに魔法いっぱい使って、おお父み たいに大きなハンマー使うんだぞ。」 スカール:「ちぃ父とおお父?」 リコ/GM:「リコは父が2人いるんだぞ。」 スカール:「ちぃ父、ハワードさんですか?」 リコ/GM:「そう。 おお父、大きいんだぞ。 リコ、おお父みたいに大きくな るんだぞ。」 ティアナ:「そのおお父さんのお名前は?」 リコ/GM:「名前? おお父。」 スカール:ハワードさんに訊いてみるです。 ハワード/GM:「リコの父親ですか? そうですね、ティアナさんにはお話してお くべきでしょう。 あの娘の父親は、かつてミンバス村の洞窟に いたキングゴブリンです。」 ティアナ:「そ、そう。」 かつて、ティアナ達は、ミンバス村を襲ってきたゴブリン達を退治しています。 (“キングゴブリンの逆襲”) GM:そう話していると、グッドフェローが割り込んできます。 「おやっさんの話とくれば、このグッドフェロー、是非とも語らね ばなりますまい。」 手前生まれはあやかしの森、 流れ流れて来たところ、 巡り合ったはおやっさん、 その侠気に惚れた手前は、 親子の杯交しやす。 天涯孤独のこの手前、 初めて知った親子の情。 親の心に触れた手前は、 おやっさんのためならと、 日々を過ごして参りやす。 されども運命はままならぬ、 幻のごときその日々は 長くは続きはいたしませぬ。 悪夢のごとき戦いが 巻き起ったのでございやす。 住処に現わる侵入者、 戦をしかけて参りやす。 若き者達守らんと、 命を張ったおやっさんは、 果てられたのでございやす。 生きて行くには戦いは、 避けられぬのがこの世界、 戦いなるもこれ定め、 おやっさんを討った者達を 恨むつもりはございやせん。 死を覚悟したおやっさんは、 たった1人のお嬢さんを、 この手前に託しやす。 命を賭けてお嬢さんを 守ると手前誓いやす。 お嬢さんを引き連れて 行く宛て無くさ迷えば、 巡る因果は糸車、 ハワード殿に巡り会い、 ここに至るのでございやす。 スカール:涙流して聞いてるです。 「おお、いい話です。」 グッドフェロー/GM: 「男一匹グッドフェロー、背中の唐獅子牡丹にかけて、必ずお嬢さ んを守り抜きやす。」 スカール:「おお、応援するです、わたしも。」 ティアナ:「えぇっと…。」 グッドフェロー/GM: 「ご心配めされるな。 敵を討とうとは思いませぬ。」 スカール:「やるなら、正面から正々堂々です。」 ティアナ:「ちょっと、無責任なこと言わないでよ。」
宴会も終わり、一行はその晩、ハワードの遺跡に泊ります。 ルーファ:念のため、簡単な罠を仕掛けておきます。 通路に、人間なら、ち ょっと屈めば通れるくらいの高さにロープを張って、その端を鳴子 に繋いでおきます。 <罠設置>3レヴェル成功です。 GM:では夜中、全員、<知性度>3レヴェルを振ってください。 全員:成功。 GM:物音で目が覚めました。 どうやら、近くで何かが戦っている音が します。 スカール:オクスタン持ってそちらへ行くです。 GM:上を向かう階段のある部屋で、モンスター同士で戦っています。 (部屋B) スカール:「おお、よくないです、喧嘩。」 GM:<知性度>を振ってみてください。」 スカール:3レヴェル成功です。 GM:モンスターは2手に分れて戦ってます。 片方が暴れて、もう片方が それを取り押さえようとしてる様です。 「ドウシタンダ、オイ落チ着ケ。」 スカール:どんなモンスター、暴れてるですか? GM:ゴブリン,オーク,ハーフオーク,ドワーフ…いえ、ドワーフはも ともといませんね。 暴れてるのは最初の3種類です。 スカール:近付けるですか? GM:回りにモンスターが集まってるので、それをかい潜っていくには <攻撃回避>のセーヴィングロールが必要です。 スカール:9レヴェル成功です。 GM:喧嘩の最前列に出られました。 スカール:「おお、止めるです、喧嘩。」 GM:しばらくして、暴れてる者達の何匹か取り押さえられます。 が、 残り10匹くらいが階段を昇って上に逃げていきました。 スカール:「何があったですか?」 モンスター/GM: 「分ラン。 コイツラガ、突然、地上ニ出ルト言ッテ暴レ出シタン ダ。」 スカール:ハワードさんはどうしてるですか? GM:騒ぎが収まった頃、駆け付けてきます。 スカール:取り押さえたモンスターに、暴れた理由、聞いてみるです。 ゴブリン/GM:「アレ? ドウシテダッケ?」 どうも混乱してる様です。 スカール:《魔力感知》です。 GM:魔法はかかっていない様です。 スカール:「何か覚えてるですか?」 ゴブリン/GM:「誰カカラ、命令サレタ。 ココデ暴レロト。 逆ラッチャイケナイ 様ナ気ガシタ。 ダカラ暴レタ。」 スカール:ちょっと待つです。 暴れたのは、ゴブリン,オーク,ハーフオー クでしたね? GM:そうです。 スカール:と、いうことは…バルログです、敵は。 ああ、助かったです。 も しセイグルさんがいたら、大変だったです。 ルーファ:大丈夫です。 セイグルは、焔喰いの斧を持っていますから、バル ログの命令に抵抗できます。 …私はセイグルを知りませんけど。 スカール:バルログではなくて、バルログの鞭を持った奴かもしれないです。 鞭持ったら、どの道バルログになるですが。 GM:状況を調べていたハワードさんが、 「大変です。 魔物化の腕輪が無くなっています。」 スカール:「どんな効果があるですか?」 ハワード/GM:「以前、私は人間を魔物化する研究をさせられておりました。 その とき使ったのがその腕輪です。 混沌の力を引き寄せて、填めた者 を魔物化してしまうのです。」 スカール:誰がいなくなったか、判るですか? GM:ゴブリンの判別は付きませんが、少なくとも、リコとグッドフェ ローはいない様です。 スカール:追跡するです。
GM:遺跡の出口近くには、グッドフェローが倒れてます。 短剣か何か で刺された様です。 「うう…。」 スカール:ニールさんに治してもらうです。 グッドフェロー/GM: 「かたじけない。」 スカール:「何、あったですか?」 グッドフェロー/GM: 「お嬢様が、突然、外に出ると言い出されやして…。」 スカール:「変わったこと、無かったですか?」 グッドフェロー/GM: 「お嬢様は妙な腕輪を填めておりやした。 それから、耳元で妙な 声が聞こえてきやした。」 ルーファ:『為したい様に為すが良い』? スカール:「どんな声ですか?」 グッドフェロー/GM: 「年取った男の声みたいでした。」 スカール:クリスに聞くです。 「ソウル=ラグ=カース、大人しくしてるですか?」 クリス/GM:「ソウちゃんなら爺様が押さえてるよ。」 スカール:「なら、声、ソウル=ラグ=カース、違うですね。」 賢者の杖/GM:「今のこやつに大した力は無い。 今でも世界征服がどうのこうの 言ってるが、口だけじゃ。」 スカール:「声、バルログ違うですか?」 賢者の杖/GM:「バルログにしては、やり方がまどろっこしいのう。」 スカール:グッドフェローに聞くです。 「どうしてあなた、刺されたですか?」 グッドフェロー/GM: 「お嬢様を止めようとしたら、他のゴブリンの1人に刺されやした。」 スカール:「あなた、支配されなかったですね、声に?」 グッドフェロー/GM: 「何となく逆らっちゃならない気がしやしたが、手前が仕えるの はお嬢様お1人だけ。 わけもわからぬ者の声など聞く義理はご ざいやせぬ。」 スカール:「ゴブリン、何処へ行ったか、心当たりあるですか?」 グッドフェロー/GM: 「判りやせん。 が、今ならまだ足跡があるはずです。」 スカール:足跡、追うです。 グッドフェロー/GM: 「手前も行きやす。」 スカール:「あなた、いたほうがいいです、ここに。」 グッドフェロー/GM: 「お嬢さんを守るは、手前の使命。 こんなところで寝てたとあっ ちゃあ、背中の唐獅子牡丹が哭きやする。」 スカール:この人、死ぬですね。 それ、パターンです。
一行は、グッドフェローと共に足跡を追っていきます。 GM:ゴブリン達の足跡は、ミンバスの村に続いています。 村では、何 人もの村人が起きてきてる様です。 ルーファ:村の状況を確認します。 スカール:戦闘、始まってるですか? GM:戦いの音はしません。 村の広場には、松明を持った村人が集まって ます。 家々にも灯りが付いています。 ルーファ:「何があったんですか?」 村人/GM:「突然、ゴブリンの一団が村の中を走り抜けていったんだ。」 ルーファ:「村からは出ていったんですね?」 村人/GM:「ああ。 そのまま裏山の方へ行った。」 スカール:追うです。 GM:村人の1人が 「おい、広場に置いてあった、キングゴブリンのハンマーが無くな ってるぞ。」 スカール:ハンマー、持っていったですね。
一行が追っていった先には、かつてゴブリン達が暮らしていた洞窟がありまし た。 スカール:《鬼火》かけて入っていくです。 ゴブリンの足跡を追っていくと、やがて十字路に出ました。 足跡は、左に曲 がっています。(十字路D) GM:<感知>を振ってみてください。 ルーファ:5レヴェル成功です。 GM:十字路の右の通路に何者かが潜んでいます。 気配からすると、人 数は2人くらいです。 ティアナ:《鬼火》をそちらに飛ばすわ。 GM:出てくる様子はありません。 スカール:盾構えて近付くです。 GM:すると、オークが2匹、襲いかかってきます。 ティアナ:《調和》をかけるわ。 GM:ティアナは4レヴェルでしたね? オークに4レヴェル抵抗は… (コロ コロ) …やはり無理でした。 オーク2匹は戦意を失います。 ルーファ:話は通じます? GM:オークはカタコトですが共通語を話します。 スカール:大丈夫、わたしも、カタコトです。 「何故襲う、したですか?」 オーク/GM:「命令、サレタ。」 スカール:「ここ、危ないので、いいです、戻った方が。」 オーク/GM:「デモ、ココ離レルナ、言ワレタ。 来タ奴、襲エ、言ワレタ。」 スカール:「襲う、しなくていいです。」 オーク/GM:「デモ、言ワレタ。」 ティアナ:《調和》の効果があるうちに先に行ったほうがいいわ。
一行は洞窟の奥へと入っていきます。 途中、何匹かゴブリンやオークが潜ん でいましたが、ティアナの《調和》で戦いは回避されます。 そして、一行は洞窟の一番奥、かつてキングゴブリンがいた部屋までやってき ました。 奥の祭壇にリコ、そしてその前に、8匹のゴブリンがいます。(部屋C) GM:<知性度>を振ってみてください。 ティアナ:5レヴェル成功よ。 GM:リコの姿が、依然と違います。 5才くらいだったのが、今は10才く らいに見えます。 ルーファ:腕輪もしてるんですね? GM:虹色に輝く腕輪を填めてます。 それから、彼女の頭の上あたりに、 蝋燭くらいの大きさの炎がふわふわ浮かんでます。 スカール:それ、元凶ですね。 ルーファ:その正体は判ります? GM:<知性度>を振って下さい。 ティアナ:4レヴェル成功よ。 GM:何らかの炎に関係するもの、としか判りませんね。 グッドフェロ ーがリコに呼びかけます。 「お嬢さん、目を覚まして下せえ。」 「リコ、起きてるぞ。」
GM:さて、あなた達に気付いたゴブリン達は攻撃してきます。 前列4匹 は短剣を、後列8匹はスリングを持ってます。 ティアナ:この部屋って、半径30mに入るわよね? GM:入りますね。 ティアナ:なら《調和》の範囲内ね。 GM:まず飛び道具が先ですね。 全員、<攻撃回避>1レヴェルを振って 下さい。 スカール:自動失敗したです。 GM:では14点のダメージです。 スカール:防具で11点止めて3点のダメージです。 ティアナ:じゃ、こちらの番ね。 《調和》に抵抗しなさい。 GM:(コロコロ,コロコロ…) ゴブリンが4レヴェルに抵抗なんてできま せん。 全員かかりました。 さて、《調和》は敵味方無差別にかか るので、ティアナ以外の人も抵抗してください。 スカール:まずいです。 さっきの攻撃で、<耐久度>下がってるです。 (コ ロコロ) 失敗です。
《調和》の魔法により、双方戦意を失いました。 しかし、問題が解決したわ けではありません。 リコ/GM:「お前、おお父殺した、本当か?」 ティアナ:「ええ、本当よ。」 リコ/GM:「なんでだ? なんでおお父殺した?」 ティアナ:「お父さんは悪い奴に操られていたのよ。 お父さんは、操られなが らも、 『こいつに操られるくらいなら、俺を殺してくれ。』 って私達に言ったの。」 GM:操られていた、というのは嘘ですね。 それで通すつもりなら、<詐 欺>か<言いくるめ>を振って下さい。 ティアナ:ハイパーポイント3点注ぎ込むわ。 (コロコロ) 4レヴェル成功よ。 GM:(コロコロ) ティアナの言うことを信じました。 「悪い奴、今、どこにいる? リコ、おお父の敵、討つ。」 ティアナ:「もうやっつけたわ。」 GM:すると、先ほどからふわふわ浮かんでる炎が、リコの耳元へ寄っ てきます。 「こいつ、それ、嘘だって言ってる。 でも、お姉さんの言うこと、 本当だと思う。 よく分からない。」 ルーファ:リコの方へ近づけます? GM:《調和》がかかってるので、戦闘的な行動はできませんが、近付く だけならできます。 スカール:わたしも、近付くです。 ルーファ:「あなたの耳元で囁いている奴の言うことが、正しいとどうして分 かるんですか?」 リコ/GM:「よく分からない。 でも、こいつがそういうのなら、そうでなく ちゃいけない。 こいつの言うこと信じないの、反逆だと言って る。」 スカール:やっぱり、そいつ、何とかしないとけいないですね。 GM:さて、そうやって話してる間にも、腕輪の虹色の輝きは次第に強く なってきます。 それに伴って、リコの身体も成長してる様です。 ルーファ:腕輪を取れますか? GM:まだ《調和》がかかってますが、腕輪取るのは戦意無しでもできる でしょう。 やるなら、<器用度>を振って下さい。 ルーファ:(コロコロ) 5レヴェル成功です。 GM:腕輪を掴みました。 すると、衝撃がきます。 <魔法抵抗>を振っ てみて下さい。 ルーファ:1レヴェル成功です。 GM:腕輪を掴んだ瞬間、気が遠くなりました。 このターンは腕輪を掴 みましたが、抜くことまではできません。 スカール:私も掴むです。 GM:ではまず<器用度>を振って下さい。 スカール:2レヴェル成功しかしてないです。 GM:すでにルーファが押さえてますから、それでも掴めました。 スカール:問題、<魔法抵抗>です。 (コロコロ) 1レヴェル成功です。 ダメ ージ、入ってなかったら2レヴェル行ってたですが。 GM:やはり、一瞬気が遠くなります。 ティアナ:そこにさらに私が掴めるかしら? GM:ティアナとリコの間には、ゴブリンがいますから、まずゴブリンの 間を抜ける必要があります。
GM:さて、そろそろ《調和》の効果が切れます。 皆さん、行動宣言し てください。 リコは2人を振り解こうとします。 ゴブリン達は、 再び暴れ出します。 ルーファ:ハイパーポイントを注ぎ込んで腕輪を取ろうとします。 GM:すでに腕輪は掴んでますから、問題は<魔法抵抗>です。 ルーファ:2レヴェル成功です。 スカール:わたしも、2レヴェル成功です。 GM:2人が成功したのなら、腕輪を抜くことができます。 抜き取った瞬 間、リコはぼーっとします。 スカール:腕輪、壊すです。 GM:壊しました、すると、腕輪から虹色の光が溢れ出します。 ふわふ わ浮いていた炎は、その光に向かっていきます。 スカール:とりあえず、この部屋から出ようとするです。 GM:混乱してるゴブリン達がいるので、すぐには出られません。 虹色 の光に向かった炎は、光を吸収して次第に大きくなってきます。 やがて、炎は人の形を取り始めます。 <記憶術>を振ってみてく ださい。 ティアナ:4レヴェル成功よ。 GM:炎は、やがて見覚えのある人物の姿になります。 以前戦った、破 壊教の司祭です。 “死の罠の樹中迷宮”で登場して、“真なる神 殿”で斃されました。 スカール:破壊教、敵です。 リコはグッドフェローに任せて、炎に向かって 身構えるです。 司祭/GM:「おお、力だ。 素晴らしい…。」 スカール:「あんた、もう退場するです。」 司祭/GM:「ふははは。 私はバルログの力に加えて、新たな力を得たのだ。 この力で破壊を振りまくのだ。」 ルーファ:私のチャクラムがこいつに効くと思えませんから、私がゴブリン達 を誘導して洞窟から出ます。 GM:ゴブリン達は、ルーファの誘導で洞窟から出ていきます。 グッド フェローは残って戦うつもりの様です。 「おやっさんが眠るこの場所を、こんな奴に邪魔させねぇ。 男1匹 グッドフェロー、命をかけて守りやす。」 ルーファ:「あなたは彼女を守って下さい。」 <説得>3レヴェル成功。 グッドフェロー/GM: 「分かりやした。 姐さん、ここは頼みやす。 おい、てめぇら、お 嬢さんを守りながら退却だ。」
GM:それでは、行動宣言をどうぞ。 司祭はあなた達に掴み掛かってき ます。 スカール:ハイパーバーサークでやっつけるです。 ティアナ:《韋駄天》をスカールに。 GM:クリスとニールはどうさせます? 何も指示しなければ、ニールは 通常攻撃、クリスは、杖に向かって 「爺様、爺様、早く起きて〜。」 ティアナ:とりあえず、第1ターンは様子見ててもらうわ。 スカール:ハイパーバーサークいくです。 (コロコロ,コロコロ,コロコロ…) やっぱり、ハイパーバーサーク終わらないです。 (コロコロ,コ ロコロ,コロコロ…) 1回目は148点です。 GM:2回目振るのが面倒でしたら、1回目のを2倍していいですよ。 スカール:なら、296点です。 GM:ヒットは司祭のヒットを上回った様です。 が、あまり手ごたえが ありません。 司祭には実体が無いらしく、あまりダメージがいっ ていない様です。 スカール:それ、まずいです。 わたし、次のターン終わったら倒れるです。 ティアナ:私はこのターン、スカールに《魔剣》かけるつもりだったんだけど…。 《魔剣》かかってたら、ダメージ入るかしら? GM:<知性度>を振ってみてください。 ティアナ:5レヴェル成功。 GM:《魔剣》をかけても、おそらくダメージは入らないと思われます。 多分、《氷の嵐》が効くんじゃないか、と思われます。 《これで もくらえ!》でも、ある程度ダメージが行きそうですが。 ティアナ:《氷の嵐》は持ってないわ。 GM:持ってませんねぇ。 セッションの最初に覚える機会があったんで すけど。 スカール:クリスに爺様モードしてもらって、《氷の嵐》かけてもらうです。 ここで爺様に頼るの、 あまり嬉しくないですが。 GM:爺様モードですか? なってくれるといいですねぇ。 ティアナ:氷以外に、こいつの弱点について何か分らない? GM:<知性度>を振ってみてください。 ティアナ:ここで失敗したら嫌だからハイパーポイントを使うわ。 …7レヴェ ル成功よ。 GM:司祭は、炎の存在であると同時に、アンデッドでもある様です。 アンデッドですので、僧侶の魔法が効きますし、神聖な品に触れる とダメージを受けます。 《神の拳!》を使えば、通常よりもダメ ージがありそうです。 ティアナ:でも神聖な品なんてここには無いし、ニールは探求教の僧侶だから 《神の拳!》は使えないわよね? GM:使えませんね。 ですが、神聖な品なら作れます。 《浄め》を武器 にかけことによって、普通の武器が聖なる武器になります。 スカール:ならかけてもらうです。 ティアナ:魔法は重ねがけできるわよね? 《魔剣》もかけるわ。 GM:それではヒットを出してください。 スカール:それでは行くです。 (コロコロ,コロコロ,コロコロ…) 848点です。 GM:今度は手ごたえがありました。 「う、まさか、まさか、熊にやられるとは…。」 司祭を取り巻いていた虹色の光は、次第に弱くなり、蝋燭ほどの炎 だけが残ります。 ティアナ:《これでもくらえ!》 GM:炎は、《これでもくらえ!》を受けて消えていきました。 GM:$B$=$l$G$O!"9TF0@k8@$r$I$&$>!#(B $B;J:W$O$"$J$?C#$KDO$_3]$+$C$F$-(B
スカール:「ぜい、ぜい、疲れたです。 セイグルさんの気持ち、分ったです。」 ルーファ:セイグルだったら、10個振ってたんですよね。 スカール:わたしも、今、10個です。 GM:でもセイグルだったら、同じ10個振っても1000越えてたでしょうね。 ちなみに今回の敵は、セイグルの持つ焔喰いならちゃんとダメージ 入ってました。 ルーファ:辺りを確認します。 これで終わりですか? GM:まったく静かなものです。 敵がいる様子はありません。 ルーファ:突然、何処からともなく笑い声が聞こえてくる、ってことが無ければ 問題ありません。 GM:笑い声? そういえば、スカールは笑い袋を持ってましたね? 戦い の最中にそれが懐から落ちてました。 辺りには、ジョージの笑い 声が木霊します。 「はっはっは、はっはっは、はっはっは。」 ルーファ:「これを、洞窟の一番奥の宝箱に、大切そうに安置しておくと面白 そうですね。 開けたとたん、笑い声が響くんです。」 一同笑。 スカール:「駄目です、これ、マイフレンドジョージからの預かり物です。」 ルーファ:「ここに置いていった方が、世界の人のためだと思いません?」 というわけで<罠設置>します。 一同笑。
スカール:「さぁ、帰るです。」 GM:洞窟の入り口では、ゴブリン達が待ってます。 「悪い奴、やっつけたか?」 スカール:「やっつけたです。」 リコ/GM:「リコも、大きくなったら、悪い奴、やっつけるぞ。」 スカール:「そうです、悪い奴、やっつけるです。」 GM:ところで、祭壇の上にはキングゴブリンが使っていた巨大ハンマー があったんですが、どうします? スカール:持って帰って、元通り村の広場に飾るです。 ルーファ:村人は、近所にモンスターが住んでることを知ってるですか? GM:遺跡に何かいる、ということは知ってますが、まさかモンスターの 大集団がいる、なんて思ってません。 ルーファ:村人に事件が片付いたことを、適当に嘘を交えて言っておきます。 「闇の勢力が洞窟にやってきてたんですが、かの名高きジョージ・ エリオットの部下達が、闇の勢力を無事退治しました。 これで 村は安心です。」 スカール:村のことは、ルーファさんに任せて、村通らずに帰るです。 GM:とりあえず、村人は納得した様です。 ルーファ:そうそう、例の笑い袋、このハンマーに仕掛けておきます。 ハン マーに触ると、笑い出すんです。 スカール:これで、誰もハンマーに悪戯しなくなるです。 GM:もともと人間に持ち上げられる様なハンマーじゃないんですけどね。
一行は、ハワードの遺跡へと帰ってきました。 ハワード/GM:「リコ、大きくなったな…。」 スカール:そういう問題ですか? そうそう、腕輪壊したこと謝るです。 ハワード/GM:「壊して、腕輪から解放された力も消滅させてくれたのですね? ならばその方がありがたい。 あの腕輪は、壊すに壊せなくて 困っていたんです。」 ティアナ:「お陰で死にそうになったわ。」 リコ/GM:「リコ、お礼にご飯作ったげる。」 スカール:とりあえず、無事終わってよかったです。 GM:まだ問題は残ってるんですけどね。 5才くらいだったリコが、今は 15才くらいです。 ティアナ:そんなの、別に問題無いでしょ? GM:いえいえ、問題おおありです。 中身は5才児のままですから、お風 呂入ったあとそのまま裸で出てきたり、人のベッドに潜り込んでき たりするのです。 というわけで、それから毎日、グッドフェローの悲痛な叫び声が聞こえること になるのでした。 「お、お嬢さん、駄目です、駄目ですってば〜。」
ハワードの迷宮地下1階      ■■■■■■■  ■■■■■■■  ■■■■■■■      ■     ■  ■     ■  ■     ■      ■     ■■■■     ■■■■     ■      ■     □  □     □  □     ■      ■     ■■■■     ■■■■     ■      ■     ■  ■     ■  ■     ■      ■■■□■■■  ■■■□■■■  ■■■□■■■        ■ ■      ■ ■      ■ ■        ■ ■      ■ ■      ■ ■      ■■■□■■■  ■■■□■■■  ■■■□■■■      ■     ■  ■A    ■  ■     ■      ■     ■■■■     ■■■■     ■      ■     □  □  ○  □  □     ■      ■     ■■■■     ■■■■     ■      ■     ■  ■     ■  ■     ■      ■■■□■■■  ■■■□■■■  ■■■□■■■        ■ ■      ■ ■      ■ ■        ■ ■      ■ ■      ■ ■      ■■■□■■■  ■■■□■■■  ■■■□■■■      ■##  #■  ■     ■  ■     ■      ■#    ■■■■     ■■■■     ■      ■     □  □     □  □     ■      ■#    ■■■■     ■■■■     ■      ■#  ##■  ■     ■  ■     ■      ■■■■■■■  ■■■□■■■  ■■■■■■■                 ■ ■                 ■ ■                 ■ ■                 ■□■
ハワードの迷宮地下2階 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■                                 ■ ■                                 ■ ■       /―――――――――――――――――\       ■ ■      /                   \      ■ ■     /                     \     ■ ■    /     /―――――――――――\     \    ■ ■   /     //―――――――――――\\     \   ■ ■   |    ////―――――――――\\\\    |   ■ ■   |   //////―――――――\\\\\\   |   ■ ■   |   ||///         \\\||   |   ■ ■   |   ||||           ||||   |   ■ ■   |   ||||           ||||   |   ■ ■   |   ||\\\         ///||   |   ■ ■   |   \\\\\\―――――――//////   |   ■ ■   |    \\\\―――――――――////    |   ■ ■   \     \\―――――――――――//     /   ■ ■    \     \―――――――――――/     /    ■ ■     \                     /     ■ ■      \                   /      ■ ■       \―――――――――――――――――/       ■ ■                                 ■ ■                                 ■ ■■■ ■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■ ■■■   ■ ■           ■ ■           ■ ■   ■ ■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■ ■   ■                             ■   ■■■□■■■■■□■■■■■□■■■■■□■■■■■□■■■   ■     ■     ■B    ■     ■     ■   ■     ■     ■     ■     ■     ■   ■     □     □  ↑  □     □     ■   ■     ■     ■     ■     ■     ■   ■     ■     ■     ■     ■     ■   ■■■■■■■■■■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■        ■■■■■■■  ■ ■  ■■■■■■■        ■     ■  ■ ■  ■     ■        ■     ■■■■ ■■■■     ■        ■  □  □       □  □  ■        ■     ■■■■ ■■■■     ■        ■     ■  ■ ■  ■     ■        ■■■■■■■  ■ ■  ■■■■■■■        ■     ■  ■ ■  ■     ■        ■     ■■■■ ■■■■     ■        ■  □  □       □  □  ■        ■     ■■■■ ■■■■     ■        ■     ■  ■ ■  ■     ■        ■■■■■■■  ■ ■  ■■■■■■■             ■■■■■□■■■■■             ■         ■             ■         ■             ■         ■             ■         ■             ■  ┌───┐  ■             ■  │   │  ■             ■  └───┘  ■             ■    □    ■             ■         ■             ■■■■■■■■■■■
ゴブリンの洞窟       ■↑■       ■↑■     ■■■□■■■     ■C└─┘ ■     ■     ■     ■     ■     ■     ■     ■     ■     ■■■ ■■■       ■ ■       ■ ■       ■ ■       ■ ■ ■■■■■ ■ ■ ■   ■■■ ■ ■       ■ ■   ■■■ ■             ■↑■ ■■■■■ ■ ■             ■↑■       ■ ■ ■■■■■      ■■□■■       ■ ■■■   ■      ■   ■       ■       ■      ■┼┼┼■       ■ ■■■   ■      ■   ■       ■ ■ ■■■■■      ■■ ■■       ■ ■             ■ ■       ■ ■■■■■■■■      ■≡■      ■■■■■■■       ■         ■     ■≡■     ■       ■■■■■■ ■■  ■    ■≡■    ■  ■■ ■■■            ■ ■ ■  ■   ■≡■   ■  ■ ■ ■           ■■ ■■ ■  ■  ■ ■  ■  ■ ■■ ■■           ■   ■  ■  ■■■ ■■■  ■  ■   ■           ■   ■   ■    D    ■   ■   ■           ■   ■    ■■■■ ■■■■    ■   ■           ■■■■■       ■ ■       ■■■■■                       ■ ■                       ■ ■                       ■ ■                       ■ ■                       ■ ■                       ■ ■
2人の復讐者 1999/6/5 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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