ハイパーT&Tリプレイ

雪のヒマ女の洞窟


キャラクター
  アクアリス・フォン・シュトックヘルド
    エルフの6レヴェル魔術師の娘。 けっこうきつい性格のお姉様。
    岩男のヘルメットを手に入れ、さらに<体力度>が上昇する。
  セイグル・テグナス
    ドワーフの4レヴェル戦士。
    釣りの名人。
    魔斧“焔喰い”を振りかざし人間離れした攻撃力を持つ。
  ニール
    人間の探求教の僧侶。
    知識の収集に余念が無く、常にメモを取っている。


“竜の脚”ローンカイラスは、ドラゴン大陸の南東部にあり、冬でも暖かい地 方です。 しかし、今年の冬は、例年に無い寒波が襲ってきました。 エリオット 領でも、今朝は朝から雪となりました。 アクアリス:そんなときは布団から出たくないわね。 GM:ジョージの館にいる人は、日の出前に叩き起こされます。 「はっはっは、諸君、起きるのだ。」 アクアリス:「何よ、こんな時間に。」 ジョージ/GM:「はっはっは、アクア殿、目は覚めたかね?」 アクアリス:「まだ日の出前じゃないの。」 ジョージ/GM:「はっはっは、着替えたら中庭に出てきてくれたまえ。」 アクアリス:「この寒いのに?」 GM:中庭に出ると、ジョージにタオルを渡されます。 アクアリス:「これで何をしろっての?」 ジョージ/GM:「はっはっは、乾布摩擦だ。 この様な寒い日には、乾布摩擦する ことがエリオット家の慣わしなのだ。」 アクアリス:「アタシはパス。」 ジョージ/GM:「はっはっは、いかんぞ、アクア殿。 乾布摩擦は健康の元だ。 そ れが証拠に、このジョージ・エリオット、生まれてこのかた一度 も風邪をひいたことは無い!」 セイグル:前からそうじゃないかと思っていたが、やっぱり“はっはっは”は 風邪ひかんか。 アクアリス:「ジョージ、女性にこんな庭先でもろ肌脱げって言うの?」 ジョージ/GM:「はっはっは、場所はちゃんと男女別に分けてある。」 アクアリス:ジョージから見えないところまで行ったら適当に抜け出しておくわ。 GM:女性側は誰も乾布摩擦なんてしてません。 「アクアさん、こっちこっち。 暖かいお茶が入りましたわ。」 アクアリス:「ありがとう。 でも、男性陣は大変ね。」 侍女/GM:「そうですね。 執事のパーカーさんなんて、結構お歳ですけど、大 丈夫でしょうか。」 アクアリス:「男性陣のためにお風呂を沸かしておいて。」 侍女/GM:「準備してありますわ。」 そんなこんなで、今朝もジョージの笑い声が響くエリオット城でした。
セイグル:氷が張ったのなら、当然ワカサギ釣りだ。 GM:セイグルが釣り場に行くと、何人もの釣り人が氷に穴を空けて釣っ ています。 「よう、セイグルさん。」 セイグル:「釣れてるか?」 釣り人/GM:「いや、今朝はまだだな。 釣れたらすぐに食べられるように準備 してあるんだが。」 釣り人の横には、釣ったワカサギを天ぷらにする用意がしてありま す。 セイグル:「どれ、わしも釣ってみるとしよう。」 氷に穴を空ける。 GM:どうやって空けますか? セイグル:氷にパンチ1発だ。 GM:では<特殊攻撃>で3レヴェルを振ってください。 セイグル:(コロコロ) 空いたぞ。 釣り人/GM:「おお、すごいな、セイグルさん。 氷が奇麗に拳の形に抜けたじ ゃないか。」 セイグル:「問題は釣れるか、だな。」 (コロコロ) <釣り>4レヴェル成功だ。 GM:大漁ですね。 セイグル:小さいのは放流しよう。 「もっと大きくなるんだぞ。」
GM:僧侶は当然、こんな寒い日には修行ですね。 <探求教>神殿の中 庭では、僧侶達が2人1組になって水を浴びたり走ったりしています。 ニール:<戦勝教>や<鋼鉄教>ならわかりますけど、<探求教>でも修行 するのですか? 司祭/GM:「苦しい中で修行してこそ、新たな発見が得られるものなのです。」 ニール:「分かりました。」 司祭/GM:「修行を行う際には、きちんと記録をつけるのですよ。 まずは修 行前の体温と脈拍を計測しなさい。」 ニール:「修行というより、実験という気がしますが。」 司祭/GM:「正確なデータを得られれば、いずれそれにより救われる人々が現 れるのです。 全ては神の御心なのですよ。」 ニール:では記録を付けながら他の僧侶と一緒に修行をはじめます。 GM:<耐久度>2レヴェルを振ってみてください。 ニール:成功しました。 GM:今朝の修行は終わりました。 体温脈拍その他異常はありません。 ニール:メモメモ。 この条件下においても健康を損なわないことは可能で ある、と。 GM:僧侶達の中には、風邪の初期症状が出てきた者もいます。 そうい う人は、これから精密な検査が行われることになります。 アクアリス:そしてそのデータが神殿の記録に加えられていくのね。 司祭/GM:「全ては神の御心です。」
GM:司祭と話していると、神官の1人がやってきます。 「司祭様、今朝の観測データに拠りますと、近いうちに大雪となり そうです。」 「そうですか。 では人々に知らせねばなりませんね。」 「私は続けて観測を行いたいと思います。」 「ではあなたは観測を続けてください。 ニール、あなたはジョー ジ・エリオット卿に大雪が降ると伝えてください。」 ニール:「承知しました。」
そしてニールはジョージの館へとやってきました。 館には、アクアリスとセ イグルもいます。 ジョージ/GM:「はっはっは、ニール様か。 今日は何かご用かね?」 ニール:かくかくしかじか。 「〜というわけで、近々大雪が降りそうです。」 ジョージ/GM:「よく知らせてくれた。 至急対策を取るとしよう。」 ニール:「それでは私はこれで。」 ジョージ/GM:「はっはっは、せっかく来たのだ。 食事くらいは食べていってく れたまえ。」 ニール:「ではお言葉に甘えさせていただきます。」 アクアリス:「今朝のメニューは、セイグルが釣ってきたワカサギの天ぷらよ。」
GM:食事をしていると、ジョージの館に早馬に乗った伝令がやってきま す。 ジョージは伝令が持ってきた手紙を読むと、 「諸君、緊急事態が起こった。 是非とも諸君らの助けが借りたい。」 アクアリス:「何が起こったの?」 ジョージ/GM:「山で遭難者が出たらしい。 これより救助に向かうので、諸君ら も一緒に来てほしい。」 アクアリス:「事情を詳しく教えて。」 手紙に拠れば、山村の村民が2人、3日前に山に登ったきり帰ってこないそうで す。 山間部では風雪が強く、救助に向かおうにも、二重遭難の危険が高く手を 出せないとのこと。 そこで村長は、領主に救いを求めてきたわけです。 アクアリス:「どうして山に登ったの?」 GM:薬草を採りにです。 3日前に登ったときは、まだ雪も降ってません でした。 その後天気が急変したわけです。 アクアリス:山の中なら、避難小屋があるんじゃない? GM:避難小屋はありますが、そこまで帰りつけたかは分かりません。 「30分後に出発するので、速やかに準備をしてくれたまえ。」 アクアリス:雪山に行くのなら、それ用の装備が要るわよね? GM:まず完全防寒具が必要ですね。 皆さんが持っている地下道用防寒 具では雪山の寒さは防げません。 アクアリス:それは必要経費よね? GM:はい。 他に買い物はありますか? 出発まで30分なので、店は1件 だけ行けます。 アクアリス:保存食はある程度要るわね。 ロープ等もあった方がいいだろうし。 GM:ではそれらの品は執事のパーカーが用意しましょう。 ニール:諸君ら、の中には私も入ってるのですよね? ジョージ/GM:「ニール殿、おそらく怪我人もいると思う。 ニール殿の助けも必 要なのだ。」 ニール:「承知いたしました。」 私は神殿に戻って、司祭様に行き先を連絡しておきます。 司祭/GM:「人々を救うのは神に仕える者の務め。 あなたに神のお導きがあ りますように。」 ニール:それにしても、領主殿の館に行くといつも事件が起こりますね。 GM:だから、他の神官は何かと理由を付けて領主の館には行かなかった でしょ? ニール:なるほど、そういう事情があったのですか。
ジョージ/GM:「はっはっは、準備はできたかね? では出発するぞ。」 アクアリス:御者席に座るわ。 ここに座ると、ハイパーポイント吸い上げられ るから嫌なんだけど。 ジョージ/GM:「はっはっは、アクア殿が操縦するのか。 ことは急を要する。 で きるだけ急いでいってくれたまえ。」 アクアリス:それじゃ、出発させるわ。 GM:雪が積もっていますので、操縦の判定は普段以上に高レヴェルの成 功が必要です。 アクアリス:事故を起こさない様にスピードを落としていくわ。 ジョージ/GM:「アクア殿、もっとスピードを出すのだ。」 アクアリス:「これ以上スピードを出すと危険よ。」 ジョージ/GM:「人の命がかかっているのだ。 多少危険でもやむを得まい。」 ニール:「事故を起こして領主殿に万一のことがあれば大変なことになりま す。」 ジョージ/GM:「はっはっは、民のために領主が命をかけるのは当然のことだ。」 アクアリス:「ここでスピードを出したって、現場に着く時間はそう差はないわ よ?」 ジョージ/GM:「1分1秒の差が民の命を救うかもしれないではないか。」 ニール:「我々の到着が少しくらい遅れても遭難者は助かるかもしれません。 しかし、我々が事故を起こして現場に到着できなければ遭難者は 絶対に助かりません。」 ジョージ/GM:「おお、それもそうだな。 アクア殿、事故に注意して、できるだ け急ぐのだ。」
GM:目的地の山村へやってきました。 村長の家が対策本部になってま す。 「おお、領主様が来てくださったぞ。」 アクアリス:「現在の状況を教えて。」 村長/GM:「3日前、薬草採取のために村の若者が2人、山に登りました。 そ の後、天気が急変し大雪となったのです。 昨日、救助隊を送り 出しましたが、まだ成果はあがっておりません。」 アクアリス:「避難小屋はあるの?」 村長/GM:「ここからまっすぐ北に上った中腹部に一つ、そこからさらに北西 方向に上ったところに一つあります。 救助隊は、下の小屋まで は行けたそうですが、上の小屋には天候が悪く行けなかったそう です。」 アクアリス:「遭難した人は食料は持ってるの?」 村長/GM:「その日のうちに山を降りる予定でしたから、1日分程度しか持っ てないはずです。」 アクアリス:「避難小屋には食料等は置いてあるのよね?」 村長/GM:「はい。 彼らが上の避難小屋に避難していれば、命の心配は無い のですが、はたしてそこまで帰り着いたかどうか。」 アクアリス:「他に避難できる様な場所はある?」 村長/GM:「山腹にはいくつか洞窟があります。 そこならば雪と風は多少は 凌げますが、夜ともなると一層冷えますし…。 それから、これ は単なる噂なのですが、洞窟の中には、雪の魔女が住んでいる とか。 あくまで噂ですけどね。」
ジョージ/GM:「では諸君、装備を渡しておこう。 まず、旗と打ち上げ花火。 何 かあれば、これで合図するのだ。 それから、このブランデー入 りの樽を首に付けてくれたまえ。」 ニール:「わざわざ首に付ける必要は無いのではありませんか?」 ジョージ/GM:「はっはっは、首に付けておけば両手が開いて便利なのだ。」 アクアリス:「全員が付ける必要は無いわね。 じゃ、ジョージが付けておいて。」 ジョージ/GM:「はっはっは、そうか。 では私が付けておこう。」
ジョージ/GM:「はっはっは。 では出発するぞ。 待っていろ、我が領民よ、すぐ にジョージ・エリオットが助けに行くぞ。 はっはっは。」 ジョージの笑い声が雪山に響きます。 アクアリス:「ちょっと待って。 笑うのは控えて。」 ジョージ/GM:「はっはっは、深刻な時ほど笑いは必要とされるものだぞ。」 アクアリス:「大きな音立てたら雪崩が起きるかもしれないでしょ。」 ジョージ/GM:「おお、そうか。 よし、ではできるだけ小さな声で笑うとしよう。 はっはっは。」 アクアリス:ジョージに笑うなってのは無理なのね。
アクアリス:火要らずの釜があるから、いつでも暖かいご飯が作れるわ。 お釜 でご飯食べながら歩く。 「やっぱりこんな寒いときには暖かいご飯よね。」 GM:食べ歩きですか。 パン片手に歩いてる人は見たことありますけど、 お釜抱えて歩いてる人は珍しいですね。 アクアリス:雪山歩くときは、カロリー補給は大切よ。 ジョージ/GM:「はっはっは、何をしてるのかね?」 アクアリス:「気にせずどんどん先に行ってちょうだい。」 ジョージ/GM:「はっはっは、疲れたのか? はっはっは、ではこの力の菜を食べ たまえ。」 セイグル:「力の菜より、乾布摩擦の方が効くんじゃないか?」 ジョージ/GM:「はっはっは、それは暖かくなりそうだ。 ではアクア殿、このタ オルで乾布摩擦をやりたまえ。」 アクアリス:「暖かい食事で身体の中からぽかぽかしてるから乾布摩擦は要らな いわ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、アクア殿、なかなか便利な物を持っているな。」 ニール:このやり取りを記録するべきか、見なかったことにするべきか。 アクアリス:“ジョージ一行は寒さに耐えながら進んでいった”とだけ書けばい いわよ。 セイグル:回を追うごとに“はっはっは”の<知性度>がどんどん下がってい くな。 アクアリス:幸運のペンダント付けてるんじゃない?
GM:下側の避難小屋までの道は、比較的緩やかです。 アクアリス:周囲に特に変わったことは無い? GM:<知性度>を振ってみてください。 アクアリス:6レヴェル成功よ。 GM:大型のヒューマノイドか類人猿のだと思われる足跡を見つけました。 足の大きさは7,80cmくらいで、足跡は、森の中へと消えています。 アクアリス:人間のものと思われる足跡はあるかしら? GM:その足跡の側にはありません。 アクアリス:なら放っておいてもいいわね。
その後一向は下の避難小屋までやってきまます。 避難小屋には、救助に来た 村人がいました。 彼らは、ここまでは来たものの、ここから先へ進むのは危険 だと判断し、待機していたのです。 アクアリス:「ここから先はアタシ達に任せて。」 村人/GM:「ありがとうございます。 ここから北西方向に数時間行った先に もう一つ避難小屋があります。 この先は、道も険しくなるので、 気をつけてください。」 アクアリス:「分かったわ。」
GM:進んでいくと、次第に風が強くなってきます。 進むのが辛くなっ てきました。 アクアリス:「ジョージ、どうするの?」 ジョージ/GM:「はっはっは、このくらいの風など…ちょっと強いな。 はっはっ は、こういうときには《炎の嵐》だ。 吹雪など消し去ってやろ う。」 ニール:「体力の無駄遣いですよ。」 セイグル:「余分な体力使うのはやめておけ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、心配無い。 力の菜がある。」 セイグル:「たくさんあるのか?」 ジョージ/GM:「2つだ。」 セイグル:「それでは行き帰りに1回ずつしか使えんぞ。」 アクアリス:上の小屋まで、後どれくらい? GM:普通なら数時間で着きますけど、この環境ならかなりかかりそうで す。 ニール:エイコスの目で前方を見てみます。 小屋は見えますか? GM:吹雪で何も見えません。 アクアリス:じゃ、曇り無き眼鏡と組み合わせたら? GM:雪を通して向こうが見えます。 でもこの位置からだと、まだ小屋 は見えません。 セイグル:わしらの力量からして、この吹雪の中を進めそうか? GM:このまま進むのは危険そうです。 何処かで吹雪が止むまで休憩し た方がいいでしょう。 アクアリス:近くに洞穴は無い? GM:無さそうです。 セイグル:「こういうときはかまくらを作るのだ。」 アクアリス:「ジョージ、かまくら作って少し休みましょう。」 ジョージ/GM:「しかし、村人が救助を待っているのだぞ。」 セイグル:「休憩が嫌なら、吹雪の中で乾布摩擦するか?」 ジョージ/GM:「それは少々寒そうだぞ。 よし、休憩しよう。」 セイグル:ではかまくらを作ろう。 GM:作るなら<体力度>で2レヴェルです。 「はっはっは、セイグル殿、頑張って作ってくれたまえ。」 アクアリス:「ジョージ、あなたも手伝ったら?」 ジョージ/GM:「おお、そうだな。 よし、私も作るとしよう。 どちらが早くでき るか勝負だ。」 ニール:「かまくらを2つ作ってもしかたないでしょう。」 ジョージ/GM:「うん? そうなのか?」 セイグル:お前<知性度>いくらだ。 ニール:うーん、このやり取りを記録するべきか…。 アクアリス:かまくらができたら、アタシは火要らずの釜で料理を作るわ。 GM:皆さん、食料を1食分減らしてください。 雪山では、しっかり食事 を摂らないと体力がもちません。 アクアリス:食料なら50食分以上持ってるわ。 GM:どうやってそんなに持ってるんです? アクアリス:さぁ? でも重量点は十分足りてるから。 大口径これでもくらえ銃 を置いてきてるから重量には余裕があるの。 GM:そりゃ、保存食は1食につき重さ3ですけど嵩がありますよ。 どう やって持ってるか、説明できます? アクアリス:じゃ、食料はパーカーさんに任せておいたことにするわ。 GM:パーカーが用意したのは1人につき5日分ですね。 アクアリス:救難者の分も必要だから、10日分。 GM:かなりの量になりますけど、まぁいいでしょう。
GM:全員、<聞き耳>を振ってください。 アクアリス:あら、自動失敗。 セイグル:おお、わしは2レヴェル成功だ。 GM:遠くから獣の咆哮らしき音が聞こえてきます。 セイグル:聞いたことのある声か? GM:ゴブリンやオークの様なヒューマノイドが上げる雄叫びの様な感じ です。 セイグル:『天は我を見放したか。』じゃないだろうな。 アクアリス:『眠ったら死ぬぞ。』とか言ってるんじゃない? GM:人間の言葉では無さそうです。 はっきりとした言葉までは聞き取 れません。 セイグル:かまくらの中からでは、どっちから聞こえたのかもわからんだろう な。
GM:しばらく休んでいると、風が弱くなってきました。 アクアリス:進めるなら進むわ。 GM:進んでいくと渓谷にやってきました。 村人から聞いたところでは、 釣り橋が掛かっていたはずですが、見当たりません。 セイグル:釣り橋の掛かっていた跡はあるか? GM:あります。 どうやら、雪の重みで橋が落ちた様です。 アクアリス:下まで降りていける? GM:渓谷の深さは20mくらい、幅は30mくらいです。 降りて行けなくは ないでしょうが、雪の積もった急傾斜を降りることになります。 アクアリス:「ロープ張ったら渡れるかしら?」 セイグル:「わしにロープ渡りをしろと?」 アクアリス:「危険そうね。 ここは体力使うけど飛ぶべきかしら。」 GM:《翼》を使うなら、安全に渡ることができます。 アクアリス:今は《翼》使うけど、帰りのことを考えて一応ロープを張っておく わ。 上下に2本張っておけば、そこそこ安全に渡れるはずよ。
GM:滑りやすい地点にやってきました。 全員<器用度>を振ってくだ さい。 <アクロバット>を持っていれば足してもいいですよ。 セイグル:失敗した。 アクアリス:アタシもファンブル。 ニール:私も失敗です。 GM:全員失敗ですか。 お互いの身体をロープで結んでいましたから、 3人が滑っていったら1人成功していたジョージも滑っていきますね。 アクアリス:これは全滅かしら? GM:皆さん、雪玉状態になって雪の斜面を転がり落ちていって、雪だる ま状態になります。 <耐久度>2レヴェルを振ってみてください。 失敗した人は、寒さのために<耐久度>と<器用度>に1点のダメ ージを受けます。 セイグル:セーヴィングロールは成功だ。 他の人間を助ける。 GM:ニールとジョージが雪だるま状態で気絶していますね。 アクアリス:ニールを助け出すわ。 ニール:<器用度>下がったのでクオータースタッフが使えなくなりました。 アクアリス:「失敗しちゃったわね。」 セイグル:「ま、よくあることだ。」 アクアリス:とりあえず、暖かいものを用意するわ。 温まるものといえばキム チ鍋ね。 <料理>2レヴェル成功。 GM:おいしそうなのができました。 ところで、何か忘れていませんか? アクアリス:食べ終わってから 「そういえば、ジョージがまだ雪に埋まったままだったわね。」 ジョージ/GM:「はっはっは、ジョージ・エリオット、復活!」 でもかなり寒そうです。
GM:また<器用度>を振ってください。 セイグル:4レヴェル成功だ。 アクアリス:アタシは2レヴェル成功。 ニール:<器用度>が下がったのが効いています。 失敗です。 GM:ジョージも失敗しました。 成功失敗が同数ですから、これは成功 した人の力次第ですね。 セイグルとアクアリスは、<体力度>を 振ってください。 セイグル:3レヴェル成功だ。 GM:滑りかけた2人を支えることがでました。
GM:前方に山小屋が見えてきました。 外から見た限りでは、明かりは ついていません。 アクアリス:コンコン。 GM:返事はありません。 中には誰もいないようです。 セイグル:とりあえず暖炉に火を付けよう。 GM:暖まったので、<器用度>が下がっていた人は回復させてください。 アクアリス:この小屋を使った形跡は? GM:ここ2,3日は使われてない様です。 アクアリス:小屋の上に上って、エイコスの目と曇り無き眼鏡で辺りを見てみる わ。 GM:<知性度>を振ってみてください。 アクアリス:7レヴェル成功。 GM:山の上の方に、3mくらいの人影が見えます。 その人影は、何かを 追いかけているようです。 アクアリス:近づいてきてる? GM:はい。 もうしばらくすれば、山小屋の近くまでやってくるでしょ う。 白い毛に覆われた大型のヒューマノイドが、鹿を追いかけて いる様ですね。 アクアリス:鹿なの? 人間じゃないのね。 「そこの大男さん。」 GM:何語で話し掛けました? アクアリス:共通語,エルフ語,ゴブリン語,牛語,悪魔語,ドラゴン語。 GM:通じてないみたいです。 ヒューマノイドはあなたの方にのしのし と近づいてきます。 セイグル:どういう生き物か分からんか? GM:見た目は身長3mの白いゴリラ、という感じですね。 <知性度>を 振ってみてください。 ニール:6レヴェル成功です。 GM:イエティじゃないかと思われます。 イエティ自体、あまり目撃記 録が無いので、詳しいことは分かりませんが。 アクアリス:鹿を食べようとしてるのね? GM:お腹を空かせている様に見えます。 アクアリス:「餌あげたらどうかしら?」 セイグル:「餌とはエルフか?」 アクアリス:「チャクラム投げるわよ?」 ニール:食料を少し投げてみます。 GM:匂いを嗅いでいます。 少し警戒してる様です。 セイグル:同じ物を食べてみせる。 GM:ではイエティも食べてみます。 身体が大きいのであっという間に 食べてしまいます。 セイグル:もう2,3個投げてみる。 GM:喜んで食べている様です。 アクアリス:ジェスチャーなら通じるかしら? 『倒れてる人間を見なかった?』 GM:それをどうやってジェスチャーで表現するんですか? アクアリス:<知性度>で表現の仕方を考えられない? GM:コミュニケーションをとりたいのなら、どちらかと言えば<魅力度> ですね。 アクアリス:<魅力度>4レヴェル成功。 GM:敵対心は持っていない様です。 アクアリス:MRはどれくらいありそう? MR93までなら《魅了》が効くんだけど。 GM:動きからするに、最低MR100はありそうです。 アクアリス:「どうしようかしら?」 セイグル:「もう山に帰ってもらってもいいんじゃないか?」 GM:ではイエティは去っていきます。 セイグル:「後をつけていく、という手はあるな。」 アクアリス:「フィルがいればそうしてもらうんだけど。」 GM:大きな足跡が残っていますから、後をつけていくことはできそうで す。 アクアリス:遭難した人はどの辺りで薬草採取していたの? GM:この小屋より上一帯です。 薬草はかなり広い範囲に分布していま す。 セイグル:ここから先は今までに輪をかけて厳しくなるな? だったら、余分 な食料はここに置いておいて、身を軽くしていこう。 ジョージ/GM:「はっはっは、よし食料は置いていこう。」 アクアリス:「ジョージ、その首の樽も置いていったら?」 ジョージ/GM:「これは救助したら即座に飲ませねばいかんぞ。」 セイグル:「“はっはっは”は樽が気に入ったみたいだから持たせておけばい いんじゃないか。」
GM:山小屋から上は、林の中を通っていきます。 林の中は、降ってく る雪少ないのですが、ときどき枝からどさっと雪の塊が落ちてきま す。 <幸運度>を振ってください。 失敗すると雪の塊が降ってき ます。 ニール:自動失敗しました。 雪まみれです。 GM:皆さんがふと気がつくと、ニールがいた地点に雪山ができています。 アクアリス:雪を払う呪文は無いわね。 GM:そんな便利な魔法はありませんね。 「はっはっは、《炎の嵐》だ。」 アクアリス:「待って。 雪には雪よ。 《氷の嵐》をかけるべきだわ。」 ニール:自力で脱出できますか? GM:<体力度>を振ってください。 ニール:1レヴェル成功です。 GM:なんとか抜け出せました。 「おお、ニール殿、抜け出したのか。 はっはっは、《炎の嵐》は 要らなかった様だな。」 アクアリス:「《氷の嵐》も要らなかったわね。」 ニール:「どちらも要りません。」
GM:前方に、必死に斜面を駆け下りている村人が見えます。 何かから 逃げている様です。 アクアリス:「あそこに人がいるわ。」 セイグル:「あれをズンバラリンすればいいのか?」 アクアリス:「違うわよ。」 ニール:村人の後ろには何かいますか? GM:見たところ何もいない様です。 後ろには山肌があって、いくつか 洞窟が並んでいます。 洞窟の中に、赤い旗が立ってるのがありま す。 村人はその洞窟から出てきた様です。 セイグル:旗とは、一般的によくあるやつか? GM:皆さんが渡された目印用の旗と同じです。 セイグル:「おおい、助けにきたぞ。」 村人/GM:「た、助けてくれぇ。」 アクアリス:「何があったの?」 村人/GM:「た、助けてくれ、洞窟の、中に、魔物が、雪の魔女が。 まだ、 仲間が、ジムの奴が捕まってるんだ。」 アクアリス:「ジョージ、この人、安全なところへ連れていって。」 ジョージ/GM:「はっはっは、このジョージ・エリオットが来たからにはもう大丈 夫だ。」 ニール:怪我はしてませんか? GM:<耐久度>にして1,2点の怪我ですね。 走ってきたため、<体力度> はかなり減っている様です。 ニール:それは休むしかありませんね。 アクアリス:「ジムはあの洞窟の中なの?」 村人/GM:「そうだ。 洞窟の奥の方に、魔物がいたんだ。」 セイグル:「つまりだ、洞窟の中にいる奴をズンバラリンすればいいのだな?」 アクアリス:「そうよ。 やっちゃいなさい。」 セイグル:「承知した。」 ジョージ/GM:「はっはっは、では洞窟へ向かうとしよう。」 ニール:「領主様は、こちらの村人を安全な所へお連れしてください。」 ジョージ/GM:「だが、洞窟には魔物の人質になっている者がいるのだろう?」 ニール:「誰かがこちらの村民を安全な所へ避難させる必要があるのです。 領主様、あなたなら、速やかにそれができるはずです。」 ジョージ/GM:「はっはっは、よし、分かった。 急いで安全な所へ連れて行こう。」 ジョージは村人を連れて《翼》で飛んでいきました。
GM:村人が出てきた洞窟には、村人の持ち物と思われる装備一般が置か れています。 この洞窟でしばらく避難していた様です。 洞窟はさ らに奥に続いています。 ニール:《後光》をかけます。 アクアリス:自然にできた洞窟? GM:<知性度>を振ってください。 ドワーフには2レヴェルのボーナス をあげましょう。 セイグル:2レヴェル成功だ。 GM:自然のものだと思われます。 岩に空いた亀裂、という感じですね。 奥の方は、人間1人がどうにか通れる大きさで続いています。 セイグル:奥へ行ってみよう。 GM:奥へ行くと、前方が明るくなってきます。 セイグル:「おおい、そこに誰かいるか?」 GM:<幸運度>を振ってください。 アクアリス:5レヴェル成功。 ニール:自動失敗しました。 GM:ニールは派手にすっ転びました。 大きな音を立てましたが、特に 反応はありません。 アクアリス:なら進むしかないわね。 人探しに来た以上、引き返すって選択肢 は無いし。
GM:先に進むと、床も壁も天井も氷でできた廊下に出てきます。 廊下 は左右にずっと続いています。 明かりが付けられていますが、氷 なので反射して周り中が光っている様に見えます。 セイグル:この廊下に出るまでは普通の洞窟だったんだな? GM:そうです。 皆さんは、壁に空いた亀裂から氷の廊下に出てきまし た。 セイグル:なら、その亀裂部分に土砂が落ちてないか? GM:皆さんがいる地点には、洞窟から流れ込んできたと思われる土砂が 氷の上に広がっています。 そこから廊下の左方向に、転々と土が 付着しています。 セイグル:「おおい、そちらにいるのか?」 GM:セイグルの声が響きますが、返事はありません。 ニール:滑らない様に注意して左手に進んでいきます。
雪のヒマ女の宮殿              ■■■■■■■■■   #######    ■   ■   ■  ##     ##   ■   ■   ■      ###  #   ■   ■   ■  #### ## #   ■+++■+++■        # ##  ■       ■        #  ## ■■■■□■■■■■■■■■■        ##  #   ■   ■   ■   ■         ## #   ■   ■   □   ■          # #   ■   ■   ■   ■  ■■■■■■■■■ ■■■■■■□■■■□■■■□■■■■■■■   □                             ■   □                             ■  ■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■■■□■■■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                   ■■■□□■■■  ■■■■■■■                   ■      ■                            ■      ■                            ■      ■                            ■      ■                            ■      ■                            ■      ■                       ■■■■■■■■■□■■■                       ■     ■     ■                       ■     ■     ■                       ■     □     ■                       ■     ■     ■                       ■     ■     ■                       ■■■■■■■■■■■■■
GM:前方から、カツカツと何かが歩いてくる足音が聞こえてきます。 ニール:エイコスの目で見ます。 GM:近づいてくるのは、キラキラ光る結晶状の人型の物体です。 どう やら、氷でできたゴーレムの様です。 セイグル:「おおい、ここに村人が来てないか。」 ゴーレム/GM:「合言葉ハ?」 セイグル:「そんなものは知らん。」 ゴーレム/GM:「侵入者発見、排除シマス。 侵入者発見、排除シマス。」 セイグル:「敵か?」 アクアリス:「そうよ。 ズンバラリンしちゃいなさい。」 GM:ここで戦うなら、足元が滑りやすいので、攻撃ヒットは2/3になり ます。 魔法を使うなら、<魔力集中>が必要です。 セイグル:(コロコロ) バーサークして98だ。 アクアリス:《これでもくらえ!》で86点よ。 GM:ゴーレム側にダメージが入りました。 身体が半分くらい削れてま す。 「右手上腕部機能停止、赤外線感知機能停止、戦闘能力60%以下ニ低 下。 侵入者排除ヲ続ケマス。」 セイグル:101点だ。 アクアリス:今度も86点。 ゴーレム/GM:「胴体中枢大破、戦闘能力10%以下ニ低下、戦闘続行ハ不能ト判断 シ、自爆もーどニ移行シマス。 5,4,3…。」 <幸運度>で<危険回避>3レヴェルを振ってください。 失敗する と爆発に巻きこまれます。 全員:成功。 GM:ゴーレムは破壊されました。 さて、セイグルを誰が静めますか? ニール:<慰撫>します。 GM:<慰撫>しに近づくのなら、<器用度>を振ってください。 失敗 すると、近付こうとして転んでしまいます。 ニール:<器用度>は8なんですけど。 (コロコロ) 失敗しました。 GM:転びながらの<慰撫>になりますから-1レヴェルのペナルティをあ げましょう。 ニール:それでも成功です。 GM:転びながらの必死の呼びかけは、セイグルの心に響いた様です。 セイグル:「おお、見事な転び方だったぞ。」 アクアリス:ゴーレムの破片を調べるけど、復活したりしない? 周辺にゴーレ ムの材料いっぱいあるんだけど。 GM:それは面白そうですけど、復活する様子はありませんね。 セイグル:「かき氷にでもするか。」
GM:廊下を進んでいくと左手に扉があります。 扉も氷でできてきます が、白く曇っていて向こうは見えません。 ニール:《神聖/邪悪感知》です。 GM:扉の向こうから弱い邪悪な気配を感じます。 セイグル:扉を開ける。 「邪魔するぞ。」 GM:扉の先は、食料庫の様です。 氷付けの肉などがあります。 部屋の 右手には扉があります。 セイグル:何の肉だ? GM:鹿とかウサギとかです。 セイグル:ここが冷蔵庫なら、扉の向こうは台所だな。 開ける。 GM:台所です。 右手には、先ほどの廊下に通じる扉があります。 調理 器具が並んでいますが、妙なことにかまどがありません。 料理中 らしいゴブリンが2体います。 「何ダ、オ前ラ?」 アクアリス:「ここのジムって人、お邪魔してないかしら?」 GM:<魅力度>を振ってください。 アクアリス:<説得>4レヴェル成功よ。 ゴブリン/GM:「迷イ込ンダ人間ナラ、1人ハ御主人様ガ連レテイッタ。 1人ハ逃 ゲタ。」 アクアリス:「御主人様って、何処にいるの?」 ゴブリン/GM:「奥ノ部屋ダ。」 アクアリス:「そう。 どうもありがとう。」 ゴブリン/GM:「チョット待テ、オ前ラ、侵入者ダナ? 侵入者ハ排除スル。」 ゴブリンは包丁を構えます。 「コノ包丁ハ、凍ッタ物デモ切レル様ニヨク研イデアルゾ。」 ニール:「食べ物は凍ったものしかないんですか?」 ゴブリン/GM:「ココニハ凍ッタ食イ物シカ無イ。」 アクアリス:「暖かい物、食べたい?」 ゴブリン/GM:「食イタイ。 デモ、御主人様ノ命令デ火ハ使エナイ。」 アクアリス:「ちょっと待って。 食べさせてあげるわ。」 火要らずの釜で料理作ってあげる。 ゴブリン/GM:「ウ、美味イ。 暖カイ食イ物ナンテ久シブリダ。」 アクアリス:「御主人様って、どんな人?」 GM:食べ物を渡しましたから、<買収>を振ってください。 アクアリス:5レヴェル成功。 ゴブリン/GM:「怖イ。 強イ。 冷タイ。」 アクアリス:「奥にいるのね。」 ゴブリン/GM:「ソウダ。 廊下ヲ左ニ行ッテ、右ニ曲ガッテ突キ当タリノ扉ノ奥 ガご主人様ノ部屋ダ。」 アクアリス:「そう。 どうもありがとう。」 ゴブリン/GM:「チョット待テ。 ソノ釜、置イテイケ。」 アクアリス:「それは駄目。」 セイグル:「釜と引き換えに何か出せるか?」 ゴブリン/GM:「コノ包丁デドウダ? ドウダ、コノ切レ味。 穴ガ空イテイルノデ 胡瓜切ッテモクッツカナイ。」 アクアリス:「うーん、それは要らないわ。」 ゴブリン/GM:「高級高枝切リ鋏モ付ケルゾ。」 アクアリス:「それも要らない。」 ゴブリン/GM:「デモ、ソノ釜、欲シイ。 暖カイ物、食ベタイ。」 アクアリス:「帰りにまた料理作ってあげるから。」 ゴブリン/GM:「約束ダゾ? 忘レルナヨ? 3歩歩クナヨ?」
一向は、廊下を先へと進み、“御主人様”がいると思われる部屋の前へとやっ てきました。 ニール:《神聖/邪悪感知》です。 GM:扉の向こうから邪悪な気配がします。 アクアリス:扉をノック。 GM:「何用じゃ?」 という声が返ってきます。 セイグル:男性、女性、どちらだ? GM:男性が、わざと高い声を出している、という感じです。 セイグル:「ま、まさか、この向こうにいるのは雪おかま…。」 アクアリス:「後任せていい? アタシ、そういうアブノーマルなの、苦手なの。」 ニール:「まぁまぁ、一緒に行きましょう。」 GM:扉を開けると、そこは応接間の様な感じです。 奥には、白っぽい 髪の長い人影が座っています。 セイグル:そいつは人間か? GM:精霊に近い生き物の様です。 セイグル:男性か? GM:外見は女性っぽくみえます。 太ももまで大胆にスリットの入った 服から白い足が見えています。 しかし、よく見るとのどぼとけが あります。 セイグル:うーん、嫌だな。 アクアリス:アタシ、ちょっと腰が引けてるわ。 ニール:そんなものに平然と対処できるほど人生経験は積んでません。 白い人影/GM:「何じゃ? わらわに何か用か?」 セイグル:かくかくしかじか。 「〜というわけで村人を返してくれ。」 白い人影/GM:「それはできぬ。 わらわはあれを気に入った。」 アクアリス:「どうして気に入ったの?」 白い人影/GM:「好きになるのに理由は要らぬ。」 セイグル:「双方合意の上か?」 アクアリス:「無理強いは良く無いわよ。」 白い人影/GM:「これから毎日、挨拶したり贈り物を贈ったり質問デートで正解を 出したりしていけば、そのうち親密度が上がっていくはずじゃ。」 セイグル:“はっはっは”を連れてくれば、こっちの方がいい男だと乗り換え ないか? そうすれば村人は無事助け出せる。 ニール:それはいい手かもしれませんね。 セイグル:問題は、こいつの美的意識がどうなのか、だな。 ニール:「村人は人間ですから、この様な冷たい所では生きていけないので はありませんか?」 白い人影/GM:「大丈夫じゃ。 わらわの一族として生まれ変わらせてやろう。」 ニール:「何事にも無理やりはよろしくありませんよ。」 白い人影/GM:「むろん、そう望むまで待ってから生まれ変わりの儀式を行う。」 ニール:「村に返してあげるという選択肢はありませんか?」 白い人影/GM:「それは嫌じゃ。」 セイグル:「その村人の何処がそんなに気に入ったのだ?」 白い人影/GM:「冷たいところ。」 セイグル:「なるほど、それは座布団1枚やろう。」 白い人影/GM:「納得したら、速やかに立ち去れ。」 アクアリス:「それは駄目よ。」 白い人影/GM:「出ていかぬのであれば、力ずくで出ていってもらうぞえ?」 アクアリス:力ずくの解決しか無いのかしら? セイグル:話せば分かりそうな奴と喧嘩はしたくないな。 「お前はその村人を自分のものにしたいんだな?」 白い人影/GM:「そうじゃ。」 セイグル:「しかし、その村人がお前と一緒にいたくないと思ってる限りは、 その村人を本当にお前のものにしたとは言えんぞ。」 白い人影/GM:「それは時間が解決してくれるぞえ。」 セイグル:「お前がその村人を放してやれば、きっと村人はお前に好感を持っ てくれるぞ。 お前に好意を持っていれば、ここに遊びにも来る だろう。 そこで仲良くなれば、お前の望み通りになるんじゃな いか?」 GM:<説得>を振ってみてください。 セイグル:ハイパーポイント4点使うぞ。 アクアリス:4点も使うの? セイグル:話してわかるなら、戦闘はしたくないからな。 (コロコロ) 3レヴ ェル成功だ。 白い人影/GM:「むう、それはそうかもしれんが。 しかし、遊びに来てくれなか ったら困る。」 セイグル:「山に来たときにでも、さりげなく助けてやるのだ。 そうすれば、 いつかお前の気持ちは届く。」 白い人影/GM:「いつか、とは言ってものう。 春になれば、わらわは外に出られ なくなるのじゃ。」 アクアリス:「暖かいところに出られる用に自分を改造できない?」 白い人影/GM:「それは種族としてのアイデンテティが崩壊する。」 セイグル:「素直に普通の人間になったらどうだ?」 白い人影/GM:「無茶を言うでない。 わらわは何処まで行っても人間にはなれぬ。」 セイグル:そもそもだ、こいつは何物だ? GM:<知性度>を振ってみてください。 アクアリス:6レヴェル成功よ。 GM:不確定名“白い人影”、確定名“フローズンハーフ”です。 氷の 精霊の一種ですね。 精霊には、本来性別などないはずなのですが。 セイグル:やっぱり雪おかまか。 「素直に女になったらどうだ? 向こうが男である以上…村人は男 だよな?」 フローズンハーフ/GM: 「なんでわらわが男を好きにならねばならんのじゃ。」 アクアリス:「じゃ、ジムって女なの?」 フローズンハーフ/GM: 「もちろんじゃ。 なんじゃ、お主ら、わらわをゲイだと思ってい たのか? わらわはノーマルじゃぞ。」 アクアリス:ノーマル、なのね。 それで。 フローズンハーフ/GM: 「ほら、ピアスだって左耳じゃろ?」 セイグル:「よし、いい手がある。 わしらにはスポンサーがついている。 そ いつに頼んで、周囲の気温を下げるアイテムを作ってもらおう。 そうすれば、お前も外で活動できる。 その後は、お前次第で仲 良くなれるぞ。」 フローズンハーフ/GM: 「ふむ、それができるのなら、いい手かもしれぬな。」 セイグル:「お前がまっとうにアタックするなら、わしらも協力してやろう。」 フローズンハーフ/GM: 「わかった。 そなたらを信じよう。」
フローズンハーフを説得した一行は、ジムが捕まっている部屋へとやってきま した。 GM:部屋の中には、15,6歳くらいの少年がいます。 「あれ? 君達も捕まったの?」 アクアリス:「あなたを助けに来たのよ。」 ジム/GM:「ありがとう。 じゃ、早く逃げよう。 あの白い奴に見つかったら、 ボク達捕まっちゃうよ。」 セイグル:「白い奴のことなら大丈夫だ。」 ジム/GM:「どうして?」 ニール:「おいおい説明しますから、今は帰りましょう。」 ところで、女の子ですよね? GM:格好は男の子ですけど、声は女の子ですね。 声変わり前という可 能性もありますけど。 ニール:で、どっちでしょう? GM:気になります? <知性度>を振ってみてください。 ニール:(コロコロ) 自動失敗しました。 《ひらめき》を使います。 GM:こんなことのために神の奇跡を使うんですか? アクアリス:天罰が下るわよ。 ジム/GM:「なんだよ、なに人のこと、じろじろ見てるのさ。」 ニール:「お怪我は無いかと思いまして。」 ジム/GM:「ボクなら怪我なんてしてないよ。」 アクアリス:「ところで、あなたの本当の名前は?」 ジム/GM:「ボクの名前はジムだよ。 みんなそう呼んでるんだから、それで いいじゃない。」 アクアリス:「名前が分からないと、領主様に報告できないの。 きちんと報告 しないと、経費が出ないのよ。」 ジム/GM:「そんなの、ボクの知ったことじゃないよ。 助けてもらったのは 感謝するけどさ、どうしてそんなの根掘り葉掘り聞かれなきゃい けないのさ。」
GM:洞窟の入り口まで戻ってくると、ジョージが来ています。 「はっはっは、村人は助けたのかね?」 アクアリス:「彼女が捕まっていた村人よ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、もう助けたのか。 流石だな。 うん、彼女?」 アクアリス:「彼女よ。」 セイグル:「実はだな、この洞窟の中には、雪おかまがいたのだ。」 ジョージ/GM:「それは魔物か?」 セイグル:「魔物であろうと、お前の領地に住んでいる以上はお前の領民だな?」 ジョージ/GM:「邪悪な魔物であれば、退治せねばならんぞ。」 セイグル:「邪悪かどうかで差別するのか?」 ジョージ/GM:「他の領民に迷惑かけるものであれば、認めるわけにいかん。」 セイグル:「大丈夫だ。 彼は迷惑はかけん。」 ジョージ/GM:「しかし、人を攫ったのではないのか?」 アクアリス:「違うわ。 遭難してた人を保護してただけよ。」 ジム/GM:「何言ってるんだよ、あいつ、ボクを捕まえてたんだよ。」 アクアリス:「外に出ると、吹雪で危険だったからよ。」 ジョージ/GM:「うーん、その雪おかまとやらの話を聞きたいところだな。」 ニール:「村人を連れて帰るのが先です。」 ジョージ/GM:「そうだな。 この件については、また後で来るとしよう。 はっは っは、これにて、一件落着。 はっはっは。」 ジョージの笑い声が辺りに響きます。 アクアリス:「ちょっと待って。 笑うのは後。」 GM:止めるのが遅かった様です。 上の方から、ゴゴゴゴという音が聞 こえてきます。 雪崩に巻き込まれるまで、1戦闘ターンの余裕をあ げましょう。 アクアリス:ジルをつかんで《翼》。 「ニール、セイグル、自分のことは自分で何とかしてね。」 ニール:ジョージにしがみつきます。 「《翼》を使ってください。」 ジョージ/GM:「はっはっは、よし、《翼》だ。」 セイグル:わしも“はっはっは”にしがみつくぞ。 ジョージ/GM:「はっはっは、中々重いな。」 アクアリス:ところで、彼女抱えていたから、性別分かるわよね? GM:それはわかりますね。 胸より肩甲骨が出っ張ってますが、女の子 です。 「ど、何処触ってるのさ。」 アクアリス:「あら、ごめんなさい。」 セイグル:山に向かって 「おぉい、彼女を巻き込んでどうする。」 GM:遠くの方から返事が返ってきます。 「わらわのせいではないぞえぇ〜。 雪山で大声をたてるでない〜。」
こうして一向は、無事村人達を救出しました。 アクアリス:城に戻ったら、ラモンさんに相談するわ。 「熱さに弱い人が、暖かいところで動ける様にできない?」 ラモン/GM:「それなら、この放熱器を付けるといいぞ。 脚に付ければ、水地 へクスに入れば放熱能力2倍じゃ。」 アクアリス:それを持ってもう一度雪山へ行くわ。 ゴブリン達に暖かい料理食 べさせるって約束もあるし。 その後、フローズンハーフとジルの間がどうなったのか、それは…。 セイグル:ま、あとは他人が首突っ込むことじゃない。 アクアリス:突っ込みたくないわ。 アタシ、アブノーマルって駄目なの。 ニール:世の中には、不可解なことも多々あるということですね。
雪の非魔女の洞窟 2000/4/16 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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