ハイパーT&Tリプレイ

キングゴブリンの逆襲


キャラクター
  ヴォン
    将来の賢者を夢見る人間の1レヴェル魔術師。 20歳の青年。
    ケオヅを拾ってしまったのが彼の不幸。
  ケオヅ・ガクラール
    家を飛び出して来た人間の1レヴェル戦士。 18歳の青年。
    幸せな奴。
  クリスターラ
    エルフの2レヴェル呪術師の少女。 フィリスターサスの姉。
    賢者の杖に装備されている。
  フィリスターサス
    エルフの2レヴェル怪盗。 女と見紛うばかりの美少年。
    クリスターラの弟(?)。
    どうやらシスコンらしい。
  アークトゥルス
    人間の戦士。 24歳。
    戦闘ではピロムを操るハイパーバーサーカー。
  アクアリス・フォン・シュトックヘルド
    エルフの女魔術師。 けっこうきつい性格のお姉様。
 アリア
    調和教アネルエの女僧侶。
    布教活動に余念が無い。
  ティアナ
    人間の1レヴェル女魔術師。 17歳。
    優れた頭脳を持つ長身の女性。

         GM:ではまず自己紹介から。 名前と職業、あと性別かな。

     ケオヅ:ケオヅだ。人間の戦士。

     アーク:行き倒れやな。

     ケオヅ:今回は行き倒れじゃないぞ。

     ヴォン:なら今回は拾わずにすむな。

     アリア:こちらが初代行き倒れ、こちらが2代め行き倒れですのね。

     アーク:そういえばわたしも行き倒れやった。

     アリア:わたくしはアリア、調和教アネルエの僧侶です。

     アーク:アークトゥルス、人間、戦士。

     クリス:クリスターラ☆ エルフの呪術師だよ☆

         GM:で、賢者の杖の持ち物、と。

     ヴォン:ヴォン、人間の魔術師だ。

         GM:ケオヅとは腐れ縁、と。

     ヴォン:何度蹴ったことか。

     ケオヅ:蹴られて引き摺られた。

     フィル:フィリスターサス、エルフの怪盗です。

         GM:で、クリスターラの弟。

     フィル:多分。

         GM:多分、ね。

     クリス:実は妹かもしれないんだよね☆

     フィル:どうでしょうね、姉さん。

         GM:この中ではクリスとフィルの姉弟だけが2レヴェルだったね。

     クリス:あたしは2レヴェルだけど1レヴェルより弱いの★

     フィル:大丈夫、僕が守りますよ、姉さん。

 アクアリス:アタシはエルフの魔術師のアクアリス。

     アーク:名前覚えられへん。とりあえずエルフの姐ちゃん1号2号と呼ぼう。

   女魔術師:私は魔術師の…名前がまだ決まらない。

         GM:まだかい。

     アリア:ならマダにしてはどうですの?

         GM:記憶喪失というのは?

   女魔術師:名前はティアナにするわ。

         GM:今回は8人パーティで魔術師が3人もいるのか。 ま、なんとかなるだろ。

         GM:さて、賢者の杖の冒険が終わった直後、クリスの姿が消えてしまいま
            した。

     クリス:旅に出ます。 探さないでください。

     フィル:探します。 旅に出ないでください。

     アーク:なんで旅に出たん?

     クリス:だって、フィルって、女の子に見えちゃうくらいの美少年でしょ?
            あの子の側にいたらいつまでたっても、あたしには恋人なんて出来な
            いんだもん★


         GM:ヴォンとケオヅはいったんローンカイラスの故郷に帰ることにしまし
            た。 別に2人で息を合わせたわけではないのに2人とも同じときに故
            郷に帰ろうとしてしまう。 そしてまた冒険に出ようと家を出るとた
            またまばったり会ってしまう。

  一同笑。

     ヴォン:嫌だー!

     ケオヅ:ふぅ、銅貨が重い。330枚あるからな。

         GM:換金しなよ。 3金貨3銀貨だな。

     フィル:前の冒険で金貨3枚を銅貨330枚と両替したんでしたね。 儲けは3銀貨
            ですか。

         GM:で、2人の目が合ってしまった。

     ケオヅ:嫌だー。


         GM:ではフィル達の方。 前回冒険を終えたフィル、アーク、アクアリス
            はその後どうしてる? シェニクの町の用事は済んだわけだけど?

     フィル:姉さんを探しにあちこちの町の酒場渡り歩いてます。

     アーク:「なんで酒場で探すんや?」

     フィル:「だって姉さんですもの。」

  一同笑。

     アーク:「理由になってないで。」

         GM:2人はフィルにつきあって酒場歩いてるんだな。

     フィル:「姉さん…。 お酒の美味しい所と言えば…。」

     アーク:そういう探し方なんか。

         GM:この酒場にも姉さんはいなかった、と肩を落して酒場から出てくるフ
            ィルがふと右手を見ると何処かで見た戦士がいる。

     フィル:「おや? あれは…。」

         GM:そして左手を見ると何処かで見た魔術師がいる。

     フィル:これは僕がいたら2人の出会いを邪魔してしまうかな?

  一同笑。

     ケオヅ:フィル見つけて手を上げる。

         GM:フィルの向うに見知った魔術師もいるのに気付く。

     ヴォン:無視して通り過ぎる。

     ケオヅ:「ちょっと待て、それはないだろ。」
            ガシッ。

     ヴォン:「お前など知らん。」

     ケオヅ:「記憶力ないな。」

     ヴォン:「お前と一緒にするな! えぇい、放せ。」

     フィル:「相変わらず仲いいんですね。」

     ヴォン:「違う!」

     アーク:「や、久しぶり。」

     クリス:知り合いなの?

     アーク:初対面やけどそう言うてしまう。

     ケオヅ:「おう、久しぶり。」

  一同笑。

     ケオヅ:「で、どなたでしたっけ?」

     アーク:「アークトゥルスや。」

     ケオヅ:「ああ、そうだ、アークトゥルス。」

     フィル:「おや、アークトゥルスさんとケオヅさん、知り合いだったんですか?」

     アーク:「ケオヅ? うーん、知らへん。」

     ケオヅ:「そういえば見たこと無い顔だな。」

  一同爆笑。

     ヴォン:「ついでに俺の顔も忘れてくれ。」

     フィル:「それはともかく、ケオヅさん、姉さん見てません?」

     ケオヅ:「いや、見てない。」

     フィル:「ヴォンさん、姉さん知りません?」

     ヴォン:「知らないな。」

     フィル:「ああ、姉さん何処行ったんだ…。」


   ティアナ:私は路銀が無いので皿洗いしてるわ。

     アーク:行き倒れやのうて?

   ティアナ:女が行き倒れるわけにはいかないわ。

 アクアリス:ならアタシも並んで皿洗いしてるわ。

         GM:なら<器用度>でセーヴィングロール。

     クリス:お皿割らないでね。

 アクアリス:1レヴェル成功よ。

   ティアナ:失敗だわ。 0レヴェルにしかならない。

         GM:ならアリアが皿1枚洗う間にアクアは2枚洗っている。

 アクアリス:「そんな洗い方じゃ駄目よ。」

   ティアナ:「そうなんですか?」

 アクアリス:「お皿はこんな風に洗わなきゃ。」

     フィル:このまま皿洗い続けたら<皿洗い>技能が付くんですね。

     クリス:宿屋渡り歩いて皿洗い☆

 アクアリス:磨くのが好きなのよ。

         GM:脅迫概念:潔癖性かな?

 アクアリス:「ほら、こんな綺麗なお皿に盛られてたら、食べようって気、する
              でしょ?」

   ティアナ:「そうですね。」


         GM:では調和教の教会にいるアリア。 ややこしいなアクアにアリア。

     クリス:アーちゃん。

     アーク:わたしもアーちゃんや。

         GM:アリアは教会でお勤めをしてる。 と、そこにエルフの美少年−だか
            美少女だかよくわからないけど−がやって来る。

     アリア:どちらでも美人ならOKですわ。

  一同笑。

     フィル:姉さんを探してるうちにふと気がついたらこんな所に。 せっかくだ
            からお参りしていきましょう。
            「姉さんが見つかりますように。」

     アリア:一緒に祈っていますわ。

     アーク:ハイパーバーサーク出来ますように。

  一同笑。

     ケオヅ:もっと金入りますように。

     アーク:お賽銭入れたいけど金貨しかあらへん。
            「な、両替してくれへんか? 金貨しかあらへんねん。」

     アリア:「それは金貨を喜捨せよという神の御心ですわ。」
            とにっこり。

     アーク:その微笑みにフラフラとなって金貨入れてしまう。

  一同笑。

     アリア:「きっとあなたに良いことがあるでしょう。」

     フィル:そんなことには関知せず祈ってます。
            「姉さん…。」

         GM:そうしてると司祭が出てくる。

     アリア:「司祭様、大変多額の御喜捨を頂きました。」

    司祭/GM:「それは良いことです。 神に感謝しましょう。」

     アーク:「神に感謝って、金出したんはわたしやねんけど。」

    司祭/GM:「神に感謝しましょう。」

  一同笑。

     アーク:「これやから坊主は。」

    司祭/GM:「シスターアリア。 見るところこちらの方は困っておられるようで
              すね。 困っている人を助けるのも神に仕える者の努めです。」

     アリア:「わたくし、まだこの町に来て日が浅いので、それは司祭様がなさっ
              てくださるのが筋だと思いますわ。」

    司祭/GM:「わたくしはこの教会を守ってゆかねばなりません。」

     アリア:「教会のことでしたら是非わたくしにお任せください。」

  一同笑。

         GM:では<説得>出来るかどうかセーヴィングロールを<魅力度>で。

     アリア:1レヴェル成功ですわ。

         GM:それくらいなら(コロコロ)もちろんカウンターされる。 君は司祭に
            説得されてしまった。

     ケオヅ:GMがファンブルしたらどうなってたんだろう?

         GM:そのときはもっと上部から指令が来る。

     アリア:「お姉さんをお探しするのをお手伝いさせていただきますわ。」

     フィル:「ありがとうございます。」

     アリア:「お姉さんって、どんな方?」

     フィル:似顔絵を描きます。 <器用度>3レヴェル成功です。

         GM:なら非常に綺麗に描けました。

     クリス:本物よりも綺麗かも☆

     ケオヅ:2レヴェル増しくらいに綺麗。

     フィル:「本物の姉さんはもっと綺麗ですよ。」

     アーク:その横でアクアリスの顔を描いている。

    司祭/GM:「この方も探すんですか?」

     アーク:「いや、横で絵描かれると対抗して描きたくなるんや。」

    司祭/GM:「そうですか。 この絵を寄進して頂けるのですね。」

 アクアリス:前回は売れたから味をしめたのね。

         GM:司祭にそんな物出したってみんな教会への寄進扱いにされる。

     アリア:「それではお姉さんを探しに参りましょう。 何処におられるか、手
              がかりはありますか?」

     フィル:「姉さんはワインが好きなので、きっと美味しいワインが飲めるとこ
              ろにいると思います。」

    司祭/GM:「そうそう、ワインと言えば、シスターアリア、隣の村ミンバスで、
              そろそろ新しいワインが出来る頃です。」

     フィル:「ワインの産地? 姉さんならきっとそこに向かうはず。 」

    司祭/GM:「ワインは神の血とも言いますし、神に仕える者としてそれを体内に
              取り入れることもまた信仰です。」

   ティアナ:生臭坊主〜。

    司祭/GM:「シスターアリア、ミンバスへ行ってワインをいただいて来てくださ
              い。」

     アリア:「では運ぶための馬車を用意してください。」

    司祭/GM:「馬車などこの教会にはありません。 ロバをお貸ししましょう。」

     アリア:「では行って参ります。 きっと快くワインを頂けますわ。神に捧げ
              ていただくのですから。」

         GM:ただで取る気かね?

     アリア:それが神の御心ですわ。


     フィル:アクアリスさんのいる酒場に行きます。
            「アクアリスさん、次の行き先が決まりました。」

    主人/GM:「おいおい、うちの働き者の娘つれて行かれちゃ困るよ。」

     フィル:「隣の村ミンバスに向かいたいんですよ。」

    主人/GM:「ミンバス? あ、ヌーボーか。 そうだ、ちょうどいいや。 アクア
              ちゃん、ちょっとヌーボーを買い込みに行ってくれないか? ティ
              アナちゃんもつけるからさ。」

   ティアナ:「つける、って…。」

 アクアリス:「どのくらい買ってくればいいのかしら?」

    主人/GM:「そうだな、3ケースくらい頼むよ。 これが代金だ。」
            1ケース25金貨として75金貨だな。

 アクアリス:「では行って来ます。」

         GM:さてクリス、君は美味しいワインの噂を聞き付けて心うきうきミンバ
            スに向かってる。

     クリス:「ワイン♪ 爺様もお酒飲みたいよね☆」

賢者の杖/GM:「そうじゃのう、楽しみじゃ。」

     クリス:「気があうねぇ、爺様。」

         GM:そうして歩いてるうちに夕方くらいに村に着く。

     クリス:「酒屋さん、開いてるかな?」

         GM:近づいてみると、なんだかやけに村がひっそりとしている。 そろそ
            ろ夕食どきなのに灯りが付いてない。

     クリス:「あれ? いないのかな?」

         GM:人はいるんだけど、息を潜めてる、って感じ。

     クリス:ヌーボーが出来る頃ってお祭り騒ぎになるのに。

         GM:そう思っていると、
            「キャー!」

     クリス:何? 行ってみる! だぁ〜っ。

         GM:行ってみると、17歳くらいの女の子が、モンスターに腕を捕まれてつ
            れていかれそうになっている。

     クリス:モンスター? どんなの?

         GM:モンスターは全部で6匹。 人間大のが1匹、あとの5匹は子供くらい。

     クリス:<知性度>1レヴェル成功。

         GM:小さいのはゴブリン、大きいのは多分ホブゴブリンだ。 で、女の子
            を掴んでるゴブリンの横に
            「姉ちゃんを放せ!」
            と言ってる12,3歳くらいの男の子がいる。

     クリス:あ、何処かで見た様な光景。

     フィル:昔森でありましたね。 でもあのときは掴んでたのは姉さんの方だっ
            た様な…。

     クリス:ホブゴブリンに《パニック》。 46点。

         GM:ではホブゴブリンの抵抗ロールだ。

     フィル:抵抗するんですか。

         GM:抵抗失敗。

     クリス:逃げた?

         GM:ホブゴブリンは目を血走らせて君に襲い掛かってくる。

     クリス:向かえ討つよ☆

     フィル:駄目! 姉さん、逃げて!

         GM:ホブゴブリンはカタール二刀流。

     クリス:これは危ないな。
            「爺様、手伝って☆」

賢者の杖/GM:「ん? 何じゃ?」

  一同笑。

     アーク:爺さん酔ってるな。

     クリス:しょうがないから普通に攻撃。

         GM:こっちは22点。

     クリス:4点もダメージ受けちゃった。 もうヘロヘロ。

賢者の杖/GM:「おう、何じゃ、いきなり。」

     クリス:「爺様なんとかして☆」

         GM:ホブゴブリンはそのまま攻撃、ゴブリンもボスが向かって行ったんで
            次から攻撃に加わる。 女の子の手を掴んでる1匹はそのまま。 その
            瞬間、クリスの意識が遠くなる。

     クリス:あ、助かった☆

     アーク:人格チェンジ!

     ケオヅ:やはり杖の所有物だな。

賢者の杖/GM:「こんな奴はこれで1発じゃ!」
            と《炎の嵐》。 クリスは体力1消費。

     クリス:体力はあたしのなんだよね。

     アーク:杖の体力電池やな。

         GM:さてこれはヒットの比べ合いだな。 (コロコロコロコロ)。

   ティアナ:女の子は巻き込まないの?

     フィル:この魔法は乱戦で使っても敵にしか当たらないんですよ。

         GM:相手にちょっとずつダメージを与えた。

     クリス:じゃ、《パニック》。

         GM:まだ君は杖に操られたまま。

     クリス:爺様、お願いね☆

         GM:今度は《氷の嵐》。

     フィル:暖めた後急速冷凍。 温度差で鎧が壊れそうですね。

         GM:ゴブリンにはかなりダメージ。 ホブゴブリンは鎧で止めている。 で、
            だいぶゴブリンが痛んできたんで逃げようとする。

     ケオヅ:痛んできた(笑)。

         GM:爺様は容赦しません。 再び《炎の嵐》。 それでゴブリンは飛ぶ。
            ホブゴブリンもボロボロ。

     クリス:流石は爺様☆

         GM:ホブゴブリンは逃亡、女の子の手を掴んでいたゴブリンも放して逃げ
            出す。

     フィル:傍目にはさぞかし強い魔術師だと思われたでしょうね。

     アリア:これは杖に冒険点が入るわね。

     クリス:体力消費だけあたし★

賢者の杖/GM:「ふぉっふぉっふぉ。 他愛もない。」

     クリス:え〜ん、あたしの口でそんなセリフ言わないで★

    少年/GM:「お姉ちゃん、強いんだ!」

     クリス:本当は弱いの★

賢者の杖/GM:「お姉ちゃん? お、そうじゃった。」
            人格チェンジ。

     クリス:「疲れた〜★」

    少女/GM:「どうもありがとうございました。」

     クリス:「ではあたしはこれで。」

    少女/GM:「ちょっとお待ちください、是非うちにおいでください。」
            少女は村の中心の大きな家に案内する。

     アリア:村長の家ね。

         GM:家に入ると奥の部屋に通される。 で、置いてあった長持をどけると
            地下に降りる階段がある。
            「どうぞこちらへ。」
            地下には恰幅のいい小父さんと奥さんらしい女性がいる。
            「おお、イリス、ザット、無事だったか。」
            「うん、姉ちゃんがゴブリンに捕まりそうになったけど、こちらの魔
              術師のお姉ちゃんが助けてくれたんだ。」

     クリス:あたしじゃないんだけど…。

    村長/GM:「どうもありがとうございました。」

     クリス:「お礼ならこの杖に言ってあげて。」

    村長/GM:「は?」

     クリス:「あ、いいや。 話すとややこしくなるから。 それはそうと、少し休
              ませてもらえません?」

    村長/GM:「あ、これは気がつきませんで。 狭いところですが、どうぞごゆっ
              くりなさってください。」
            地下室にはベッドが運び込まれてあって、食べ物なんかも蓄えてある。

     クリス:「お腹空いたな〜。」

  一同笑。

  奥さん/GM:「ちょっと待ってくださいね。」

     クリス:「あ、ラッキー☆」

     アーク:あんたがせびったんや。

  奥さん/GM:「どうぞ。 たいした食事とは申せませんが。」

     クリス:「あ、いえ、美味しそうだよ☆」

    村長/GM:「魔術師様、お力を貸していただけないでしょうか?」

     クリス:「様付けで呼ばれるほどでは…。」

    村長/GM:「魔術師様を見込んでお願いがあるのです。」

  村長の話によれば、ミンバス村は2週間ほど前からゴブリンに襲われ出したそう
です。 助けを求めに村の外に向かった村人もいたのですが、皆途中でゴブリンに
捕まってしまった様なのでした。 そしてゴブリンは村にある金目の物を略奪して
いきました。

    村長/GM:「どうやらゴブリン達を率いているのは、キングゴブリンと呼ばれる
              ゴブリンとは思えないほど巨大な身体をした化け物だそうです。」

     クリス:「で、あたしにそのキングゴブリンをやっつけろって?」

    村長/GM:「い、いえ、そんなことを…していただけるとありがたいですが…。」

     クリス:「そんな大きなゴブリンならあたし1人には荷が重いよ★」

    村長/GM:「そ、そうですね。 こんなこと、見ず知らずの魔術師様に頼むわけ
              には…。」

     クリス:「じゃ、こうしよう☆ あたしが村から出て加勢してくれる人を探し
              てくるよ☆」

    村長/GM:「おお、あなたの様な強い方がもっと来てくださるのなら安心です。」

     クリス:「じゃ、隣町行って来るね☆」

    村長/GM:「もう夜ですし、今夜はここでお休みください。」

     クリス:「ところで、この村はワインの産地だとか?」

    村長/GM:「例年ですともう新しいワインが出来ている頃なんですが…。」

     クリス:「無いの?(悲痛な叫び)」

    村長/GM:「ゴブリンの襲撃でそれどころではなくて…。」

     クリス:「村長さん! 全力を尽くしましょう!」

    村長/GM:「ありがとうございます。」

     クリス:「ワインは後で頂けます?」

    村長/GM:「それはもう、持てるだけお持ちになってください。」

     クリス:「飲める分だけでいいよ☆」

     アーク:飲める分だけ、と言って延々飲み続ける。

     クリス:爺様ってば底無しなの☆

 アクアリス:気の毒に。

         GM:では翌朝。

     クリス:一番近い村に行くね。 なるべく街道添いに。

  イリス/GM:「お願いしますね。」

     クリス:「なるべく早く帰ってくるから外に出ないでね。」

  イリス/GM:「ええ。」

     クリス:「そういえば昨日はどうして外に出てたの?」

  イリス/GM:「助けを呼びに行こうとしてたのですが…。」

     クリス:「弟さんが心配するから止めておいた方がいいよ☆」

     フィル:そうそう。

         GM:ではクリスは村から出て行った、と。 かたやフィル達の方はロバを
            2匹つれてミンバスに向かう。

     フィル:「早く行きましょう。 姉さんがいるかも。」

         GM:そうして歩いていると、フィル、君は向うの方から最愛の姉、クリス
            が歩いて来るのを見つける。

     クリス:隠れる!

         GM:ならクリスは<潜伏>で振ってみて。

     クリス:1レヴェル成功☆

     フィル:こちらは<感知>3レヴェル成功です。
            「姉さん!」

     クリス:「あ、見つかっちゃった。」

     フィル:「姉さん! やっと見つけた!」
            ダダッ、ぎゅ。

     クリス:「ちょっと、フィリスターサス、苦しいよ★」

     フィル:「姉さん…姉さん…。」
            ぎゅ、ぎゅ。

     クリス:「うぐうぐ。」

     アーク:フィルに見つかったからクリスはミッション失敗やな。

         GM:では冒険点半分。

     クリス:シクシク…。

     フィル:姉さんだ姉さんだ。

     ヴォン:「姉弟感動の対面か。」

     クリス:「あ、ヴォンちゃんにケオちゃんじゃない。」

     ケオヅ:「ケ、ケオちゃん? その、ケオちゃんってのはどうも、その、なん
              だな。 首筋を鳥の羽ですいっとなでられたような感じがするから
              止めてくれ。」

     クリス:「あ、ケオちゃんって呼ばれるのいや? ケオちゃんって、呼び方が
              なーんか可愛いじゃない?」

     ケオヅ:「か、可愛い…?」
            ぴきーん。
            「もう一度言ったら、殴るぞ。」
            ケオヅは身長低い−157cmしかない−のをかなり気にしてるんだ。

     クリス:「そんなにケオちゃんがいやなの? でも、ヅって、発音しにくくて
              舌噛んじゃうのよね★ えーと、ケオちゃんの名前はケオヅ・ガク
              ラールだからあ、ガーさん。これじゃ、どこかの鴉の妖怪だしぃ。
              ケーくん、じゃカ行が二つ続いて言いにくいしぃ……、ケーちゃん、
              ってのは?」

     アーク:「(いつもより高い声で)け・お・ちゃ・ん(ハートマーク) ケオち
              ゃんって、かわいいからええやん。」

     ケオヅ:バキッ。

     アーク:「あ痛。 何すんねん。」

     クリス:「フィリスターサス、楽しい人達だね☆」

     フィル:「そうですね。」
            と言いながらまだ姉さんは放さない。

     クリス:「うぐうぐ。 ね、みんな紹介してよ☆」

     フィル:「あ、そうですね。 皆さん、この人が僕の姉さんのクリスターラで
              す。」

     クリス:「よろしく☆」

     アリア:「この方が探されていたお姉さんなんですの?」

     フィル:「ええ。」

     アリア:似顔絵取り出して見比べますわ。

         GM:似顔絵の方が綺麗。

     クリス:「あたしこんなに綺麗じゃないよ★」

     フィル:「姉さんは綺麗だよ。」

         GM:恋は盲目、っと。

     アーク:「さっき何で隠れてたん?」

     フィル:「姉さん照れ屋なんです。」

     アーク:その一言で片付けるか。

  フィルは順にそれぞれ紹介していきます。

     クリス:「ワイン貰いに来たの? でも今は無いよ★」

  クリスは村の状況を話します。

     クリス:「だからゴブリンなんとかしたらワイン貰えるよ☆」

     アーク:「それは報酬しだいやな。」

     クリス:あたしはフィルに頼むよ☆

     アーク:あ、汚い。

     フィル:「手伝うよ、姉さん。」

     アーク:そら、フィルやったらそう言うやろうな。

     フィル:「皆さんはどうします?」

 アクアリス:「ワインは貰っていっていいんですのね?」

     クリス:「飲む分にはいいと思うよ☆ でも持って帰るにはお金払わなきゃ。」

 アクアリス:「交渉してみればいいわね。」

     ケオヅ:「で、報酬は?」

     クリス:「ワイン格安で譲って貰えると思うからそれ売ったらいいよ☆」

     ケオヅ:「冒険者が行商か。」

     ヴォン:「行き倒れるよりはましだよな。」

     クリス:「ヴォンちゃんも行くよね?」

     ヴォン:「ま、いいだろう。」

     アリア:「ゴブリンを放っておくわけには参りませんわね。」

         GM:では全員行く、と。

     アーク:「ちょっと待ってや、わたしの意見は?」

 アクアリス:「じゃ、ここにいる?」

     アーク:「ついて行けばええんやろ。」

         GM:では村に入った。

   ティアナ:<聞き耳>しながら入って行きますわ。

     フィル:金属鎧もいますから<聞き耳>は無理でしょう。 僕が少し先を歩き
            ます。

     クリス:「村の中だから大丈夫だよ☆ 皆で行こうよ☆」

     フィル:「姉さんがそう言うのならそうしますよ。」

         GM:そうして村の中に入っていくと、村長の家の前の広場にゴブリンの一
            団がいて、何か立て札の様な物を立てている。 ゴブリンは(コロコロ)
            君たちには気付かない。

     クリス:こんなにガチャガチャ音させて歩いてるのに。

         GM:ゴブリンの方もうるさくしてるからね。

     クリス:ゴブリンは何匹?

         GM:さっきと一緒。 ホブゴブ1匹にゴブリン5匹。

 アクアリス:立て札には何て書いてあるのかしら?

         GM:ここからでは分らない。

     フィル:ではこっそり見に行ってみます。 <器用度>3レヴェル成功です。

         GM:ではすぐ近くまで近づけた。

     フィル:立て札は?

         GM:共通語で
            『きんぐごぶりんカラ村長ニ告グ。 コノ村ノ名物ノわいんヲ献上シ
              ロ。』

     アリア:ワイン作るの邪魔しておいて。

     フィル:皆の所に合流しましょう。

         GM:では戻れた。 ゴブリンは立て札立て終わったみたい。

 アクアリス:「1匹捕まえましょう。」

     クリス:「フィリスターサス、峰打ち出来る?」

     フィル:「レイピアですから難しいですね。」

     アリア:「適当なところで降伏勧告すればいいですわ。」

         GM:降伏勧告してもバーサークしてる奴がいると役に立たない。

 アクアリス:「というわけでバーサークしては駄目よ。」

     アーク:「え〜っ。」

 アクアリス:「駄目なの。」

     アーク:「…はい。」

     フィル:では弓構えて近づきましょう。

         GM:ゴブリン達は帰ろうとしている。

     クリス:大声あげて呼び止める☆

  一同笑。

     アーク:おい、お前の姉さんなんとかしろや。

  第1ターン。

         GM:では行動宣言。 クリスは大声出すと。

     フィル:なら姉さんの口を塞ぎます。 …どうせならキスがいいな。

     アーク:をい。

     フィル:冗談ですよ。

     ケオヅ:通常攻撃。

         GM:まだ距離があるので接近戦は次のターンから。

     ケオヅ:ならとりあえず距離をつめる。

     アーク:当然前に出るで。

     アリア:わたくしも前に出るわ。

 アクアリス:アタシもね。

         GM:魔術師が前に?

 アクアリス:援護は2人いれば充分でしょ。

     ヴォン:ゴブリンAに《これでもくらえ!》

   ティアナ:ホブゴブリンに《これでもくらえ!》

     クリス:ゴブリンBに《パニック》。

     フィル:ゴブリンCに射撃。

         GM:では魔法と射撃の処理をしよう。 まず《パニック》でゴブリンが1匹
            逃げ出す。

     ヴォン:《これでもくらえ!》20点。

         GM:なら1匹飛んだ。 フィルの射撃は中距離の中の目標だから4レヴェルだ。

     フィル:外れました。

         GM:ホブゴブリンはティアナの《これでもくらえ!》に…(コロコロ)抵抗
            した。

  第2ターン。

         GMでは<知性度>低い順に行動宣言。

     ケオヅ:オレの知性度は10だ。

         GM:ならホブゴブと同じだ。

  一同笑。

         GM:ゴブリンはそのまま攻撃、ホブゴブリンは懐から笛を取り出して吹こ
            うとする。

     アリア:仲間呼ぶ気ね。

アーク&ケオヅ&アクアリス:
            通常攻撃。

     クリス:ゴブリンCに《パニック》。

     ヴォン:もう体力が無いから今回はパス。

   ティアナ:私もパスね。

     アリア:わたくしも見てますわ。

     フィル:<攻撃回避>からホブゴブリンの脚を狙います。

         GM:ではヒットをどうぞ。

     アーク:(コロコロ)あ、ゾロ目。 バーサークは…。

 アクアリス:駄目よ。

     ケオヅ:合計72点。

         GM:ならゴブリンにはザクっと来た。 ホブゴブは防具で止めた。

     フィル:では<特殊攻撃>行きます。 <攻撃回避>は成功です。 脚を狙っ
            ての<特殊攻撃>も3レヴェルで成功です。

         GM:ホブゴブリンの回避は4レヴェル。 ハイパーポイント使って成功。

     フィル:ま、ハイパーポイント使わせたんだからいいでしょう。

         GM:で、クリスの《パニック》で1匹逃げた。 ホブゴブリンは笛を吹いた。
            すると同じ構成の部隊がもう1組現れる。 これでホブゴブ2匹、ゴブ
            リン7匹。

  第3ターン。

         GM:ゴブリン側は全員通常攻撃。

アーク&ケオヅ&アクアリス&アリア:
            通常攻撃。

     クリス:元気なゴブリンに《パニック》。

     ヴォン:体力が無い。 パスだ。

 アクアリス:魔法使いでも攻撃参加すれば力になるわよ。

     ヴォン:そうだな、攻撃に参加する。

     クリス:もう1回さっきのホブゴブリンの脚を狙います。

         GM:ではヒットをどうぞ。

     アーク:(コロコロ) あ、またゾロ目ばっかりや。

 アクアリス:捕まえられなくなるわね。

     フィル:今度はホブゴブリン2匹のヒットも加わりますよ。

     アーク:えい、もう行くで! ハイパーバーサークや! (コロコロコロコロ) ゾ
            ロ目が多いな。(コロコロコロ) また組んだ。(コロコロコロ) まだ終
            わらん。 (コロコロコロ) やっと終わった。 154点!

     ヴォン:とんでもないな。

     ケオヅ:全員の合計して227点。

         GM:ゴブリンは全部飛んだ。 ホブゴブは…まだ生きている。

     フィル:なら<攻撃回避>…あ、自動失敗です。

  第4ターン。

         GM:ホブゴブリンは2匹ともバーサークだ。

     アリア:ホブゴブリンの武器は?

         GM:カタールの二刀流。

     フィル:ということは武器落ししても片方しか落せませんね。

         GM:ホブゴブはかなり傷負ってるしな、ハイパーバーサークだ。

     ケオヅ:ならバーサークだ!

     アーク:ハイパーバーサーク継続。

アクアリス&アリア&ヴォン:
            通常攻撃。

   ティアナ:ヴォンに《死の刃》。

     フィル:同じく脚狙いです。

         GM:さてホブゴブは…(コロコロ)。 おや? ゾロ目が出ない。 バーサー
            ク出来なかった。

     アーク:よっしゃ。

         GM:もう1匹は(コロコロ)こいつも出来なかった。

     フィル:それは終わりですね。

     アーク:よかった、今度はあまりゾロ目出ぇへんかったんや。

     ケオヅ:合計204点。

         GM:それは2匹とも潰れた。

     アーク:さあ、誰か慰撫してや。
            「うぁきゃー!」

     アリア:1人は《神の慰撫》で自動的に成功出来ますわ。

     ケオヅ:オレは?
            「ぎゃおー!」

         GM:<慰撫>に失敗するとくらうよ?

 アクアリス:アタシがやってみるわ。 (コロコロ) 成功よ。

  調和教アネルエの特殊魔法《神の慰撫》は効果範囲内のバーサーカー全員に効果
があるので実はアクアリスが<慰撫>する必要はありませんでした。

 アクアリス:「全滅させちゃったわね。」

     クリス:「ふぅ、疲れた★」

     フィル:「姉さん、肩貸すよ。」

     クリス:「ありがとう☆」

     アーク:そや、こいつら何か持ってた?

         GM:ホブゴブリンはカタール二刀流、で血まみれのレザーアーマー。 あ
            とは(コロコロ)結構小金があった。

     フィル:銅貨がいっぱい?

         GM:金貨が40枚だ。

   ヴォン:「1人5枚ずつだな。」

     アーク:「おお金貨や。 幸せ。」

     フィル:「5枚で幸せになれるんですね。」

         GM:戦闘が終わると村長の家の扉が開いて
            「わぁ、やっぱりお姉ちゃんすごいや。」

     クリス:「ザット君、助っ人つれてきたよ☆」

  イリス/GM:「皆さん、とにかく中へ。」
            皆さんは村長の家の地下室に招かれる。 でもこれだけの人数が入る
            と流石に狭い。

 アクアリス:狭いから炊事場で手伝ってるわ。

  奥さん/GM:「そんなことしていただくわけには。」

 アクアリス:「動いてた方がいいですから。」

    村長/GM:「これだけいればキングゴブリンも斃せるでしょう。」

     クリス:「きっとワインも作れるよ☆」

  村長の話によれば、ゴブリン達は村の北にある小山の洞窟に住んでいるそうです。

     クリス:「じゃ、みんなで行こっか☆」

     フィル:「村の守りは要りませんか?」

     クリス:「これだけの人数で行ったら村に来る余裕はないよ。」

     フィル:「それは楽天的過ぎますよ。」

     アーク:「ゴブリン斃して意気揚々と帰ってきたら皆血まみれで倒れてるんや
              な。」

    村長/GM:「あの…。」

 アクアリス:「なら誰か1人残る?」

     ヴォン:「ちょうどいい、こいつを置いて行こう。」

     ケオヅ:「へ?」

     ヴォン:「ここに残って村を守れ。」

     ケオヅ:「でもオレが行かなくていいのか?」

     ヴォン:「こっちは7人もいる。 大丈夫だ。」

     ケオヅ:「そうか、ならここに残ろう。」

     ヴォン:「(小声)よし、邪魔者は消えた。」

     ケオヅ:「何か言ったか?」

     ヴォン:「村を頼むぞ。」

     ケオヅ:「おう。」

     アーク:で、帰ってきたらケオヅが血まみれで倒れてる、と。

     クリス:「ゴブリンってどのくらいいるの?」

    村長/GM:「それは分りません。」

     クリス:「洞窟の広さは?」

    村長/GM:「それも分りません。」

     クリス:「村人が拐われたんだよね?」

    村長/GM:「あるいは皆殺されてしまったのかもしれません。」

 アクアリス:「ゴブリンさえいなければワインは作れるのよね?」

    村長/GM:「ええ、ゴブリンが襲ってこなければ1ヶ月もあれば。」

     クリス:「じゃ、出来るまで滞在させてくださいね。」

    村長/GM:「ゴブリンさえ退治していただけるのならそれはもう何日でもいらし
              てください。」

     アリア:「この村に教会建てたいわね。」

    村長/GM:「は?」

     アーク:「家が欲しい、馬が欲しい、いい武器欲しい、魔法の品が欲しい…。」

    村長/GM:「は? は?」

 アクアリス:アークの後頭部を殴るわ。

     アーク:「うぎゅ。」

 アクアリス:アタシはゴーントレット着けてるのよ。

     アーク:「痛い…。」

         GM:村長はあっけにとられてるぞ。

     クリス:「気にしないで☆」

    村長/GM:「そ、そうですか。」

 アクアリス:「彼はこう見えても腕だけは確かよ。」

     クリス:「バーサークすればこれほど頼りになる人いないよ☆」

     アリア:「まず扉を開ける。 アークさんを放り込む。 扉に《閉じよ》を掛け
              る。 完璧ですわね。」

     アーク:「ちょっと待てや。」

     クリス:「人質は何人?」

    村長/GM:「今まで伝令を6人送り出しました。それが全部捕らえられたとする
              と6人です。」

     クリス:「ホブゴブって賢いのかな? 生かしておいた方が得だと判断するか
              な?」

     ヴォン:「どうだ? ケオヅ?」

  一同笑。

     クリス:「ケオちゃん、ケオちゃんなら捕虜は生かしておく?」

     ケオヅ:「諦めてくれ。」

    村長/GM:「ああ、では村人は…。」

     ヴォン:「まだ可能性はある。 キングゴブリンはホブゴブリン以上に賢いか
              もしれん。」

     クリス:「希望を捨てないで☆」

     フィル:「では人質がいればそれを助けるのが最優先ですね。」

     アリア:「ところでさきほど来たゴブリン達なんですけど、表にこんな立て札
              立ててましたわ。」

    村長/GM:「ということはワイン作成の業務は再開していいんでしょうか?」

     アリア:「作れ、と言ってるのだからよほど莫迦な方でない限り襲っては来ま
              せんわ。」

     ヴォン:「ケオヅ、お前ならどうだ?」

     ケオヅ:「気が向いたら襲う。」

     ヴォン:「というわけでやはり外には出ない方がいい。」

    村長/GM:「ではゴブリンの脅威が去るまではじっとしてましょう。」

     クリス:「これ以上捕虜が増えたら大変だしね。」

     アーク:「わたしらが捕虜になるかも。」

 アクアリス:「あなたが捕まることはないわ。」

     クリス:「じゃ、明日の朝出発だね☆」

     フィル:「僕は夜の間外を見張ってます。」

   ティアナ:「一緒に見張るわ。」

     アリア:「あら、怪我なさってるのね。 《手当て》。」

     クリス:「ありがとう☆」

 アクアリス:アタシは明日の分のお弁当作ってるわ。

     アリア:「村長さん、ロープがあったら貸していただけます?」

    村長/GM:「すぐ用意いたします。」

   ティアナ:10フィートの棒は?

     アーク:それ、前回も言ったで。

     アリア:基本は10フィートの棒横に持って入れない、で、縦に持ち替えて入れ
            ない、ですわね。

     クリス:「久しぶりに賑やかだね☆」

         GM:その晩は何事も無く無事に明けます。

     クリス:「さ、出発☆」

     フィル:「元気ですね、姉さん。」

   ティアナ:「私はなんか、どっと疲れた気がするわ。」

     ケオヅ:「頑張れよ。」

     クリス:「ケオちゃん、頑張ってね☆」

     ケオヅ:「任せときな。」

     アーク:「立派な墓石立ててやるで。」

     ケオヅ:バキッ。

     アーク:相変わらず激しいツッコミやな。

         GM:君達は北の小山にやってきた。

     フィル:前に出て斥候します。

         GM:なら<器用度>で振って。

     フィル:3レヴェル成功です。

         GM:なら山肌に洞窟の入り口が見える。 で、その前に見張りがいる。 ゴ
            ブリン5匹だ。

     フィル:戻って報告します。

 アクアリス:「それくらいなら魔法は要らないわね。」

     フィル:「洞窟内のゴブリンに襲撃を知らされたらやっかいですね。」

     アリア:「遠距離攻撃はどうですの?」

     フィル:「弓を持ってるのは僕1人です。」

   ティアナ:「なら1匹斃しても後の4匹が洞窟に知らせるわね。」

     アーク:「誰かが騒いで注意引きつけたらどうや?」

     クリス:「じゃ、騒いでくるね☆」

     フィル:「姉さん、駄目です!」

     アリア:「それでは1匹は洞窟に戻りますわ。 余計な小細工するより一気に叩
              いた方がいいと思いますわ。」

     フィル:「逃げられない様に洞窟の方に回り込みましょう。」

         GM:<器用度>で振って。

     フィル:4レヴェル成功です。

         GM:ではフィルは気付かれずに回り込めた。

     アリア:「タイミング合わせて叩きますわよ。」

     クリス:「爺様、爺様で殴っちゃっていい?」

賢者の杖/GM:「こら、もっと丁寧に扱え。」

     アーク:「行くで!」

  アーク達はゴブリンに突撃します。 同時にフィルが背後から奇襲を掛けます。
これではゴブリンはたまったものではありません。 アーク達はあっさりゴブリン
を蹴散らします。

     アーク:中から出てくる気配は?

         GM:その様子はないね。

     クリス:「じゃ、襲撃に気付かれる前に入ろ☆」

  一同は洞窟に入ります。

         GM:前衛は誰?

     アーク:はい。

 アクアリス:アタシも防具は堅いから前に出るわ。

     アリア:皆様の盾となりましょう。

         GM:ではアー3人組が前、と。

 アクアリス:マスター管理楽でしょ?

     フィル:罠があるといけないから前出て斥候します。

         GM:なら後ろ3人は魔術師と呪術師?

     アリア:ならわたくしは後ろ守るべきですわね。

         GM:灯りは誰が持つ?

     フィル:僕は1人前に出ますからまず一つ灯りを持ちます。

     クリス:「松明じゃ気付かれるんじゃない?」

     フィル:「ランタンがあればいいんですけどね。」

         GM:そこで君達はふと気付く。 見張りのゴブリンがランタンを持ってい
            た。

     フィル:「いいもの持っててくれましたね。」

 アクアリス:ランタン持ってるのなら予備の油も持ってるわよね?

         GM:油は持ってない。 何故かというとこのランタンはマジックアイテム
            だから。

     アーク:ゴブリンのくせにマジックアイテム。

     クリス:油要らずのランタンだ☆

     フィル:ではランタン持って先頭に立ちます。 バックラーは使えなくなるの
            で外しますね。

 アクアリス:後列で松明持ってるわ。

     クリス:ここって天然の洞窟?

     アーク:てんねんやったらここにおるで。

         GM:天然の洞窟にほんの少し手を加えた、って感じ。

     クリス:ゴブリンが広げたのかな?

         GM:通路はずっと真っ直ぐ続いている。

     フィル:進んで行きます。

         GM:ずっと真っ直ぐ、30mほど行くと、十字路にぶつかる。正面の道は下
            り階段になっている。(十字路H)

 アクアリス:下りの道はこの階を全部回ってからにしたいわね。

     クリス:《魔力感知》するね☆

     アリア:わたくしは《神聖/邪悪感知》してみますわ。

     アーク:わたし《邪悪感知》に引っ掛かるかも。

     アリア:汝は邪悪なり。

         GM:何も感じない。

   ティアナ:ゴブリンの足跡調べてみるわ。 <足跡追跡>3レヴェル成功よ。

         GM:なら左に行く足跡の方が多そう。

     フィル:1人で左に偵察に行ってみます。

         GM:通路は斜めに曲がってずっと続いている。

     フィル:もう少し行ってみます。

         GM:しばらく行くと左側に分かれ道があってそちらから灯りが漏ている。

     フィル:<聞き耳>してみます。

         GM:ゴブリン語は判る?

     フィル:判りません。

         GM:ならゴブリンらしき声が何かしゃべってるのが聞こえるけど内容は判
            らない。

     フィル:では戻って皆に報告しましょう。
            「左側にはゴブリンがいる様です。」
            次は右に行ってみます。 

         GM:では<忍び足>を振って。

     フィル:4レヴェル成功です。

         GM:右側も斜めに曲がっている。 で、右側に同じ様に分かれ道がある。
            こちらは暗い。

     フィル:<聞き耳>2レヴェル成功です。

         GM:「グァァー。 スー。」
            4,5匹分くらいのイビキが聞こえる。

     フィル:それは不意討ちのチャンスですね。

     クリス:「1人でやるの? 失敗したら大変だよ?」

     ヴォン:「全員で行って一気に、では?」

     フィル:「金属鎧の人もいますし、誰かが失敗しますよ。 僕が1人で行きます。」

     クリス:「悲鳴あげられたら残りが起きてくるよ?」

 アクアリス:「まず1匹だけ殺してもらってその直後皆で乱入したらどうかしら?」

     フィル:「そうですね。 では僕が1人で行きます。 2分ほどしたら皆来てくだ
              さい。」

 アクアリス:「バーサーカー1人放り込む、って手もあるけど。」

     クリス:「もし寝てるのがゴブリンじゃなくて人質だったら危ないよ★」

     アーク:「バーサークせんかったらええんやろ? 切る前に人質かどうか見た
              らええやん。」

     クリス:「ちゃんと見るかな?」

  一同笑。

     アーク:「わたしは少なくともゴブリンよりは頭ええで。」

     フィル:「その確認のためにも先に行きますよ。」

         GM:ではフィルが1人で先に行く、と。 もう1回<忍び足>して。

     フィル:4レヴェル成功です。

         GM:ランタンつけてるからこちらの<感知>にはボーナスが入る。…が失
            敗だな。気付かれずに部屋に入れた。(部屋G) この部屋にはゴブ
            リン5匹とホブゴブリン1匹が寝ている。

     フィル:まずホブゴブリンを始末してしまいましょう。

         GM:ではヒット振って。

     フィル:ダークでホブゴブリンの首を切りましょう。 24点です。

         GM:首に24点。 それは飛んだな。

     アーク:そこに乱入や。

         GM:ゴブリンは寝惚けてるし、それは振るまでもないな。 5匹とも飛んだよ。

     アーク:ほな、部屋調べよか。

   ティアナ:<捜索>7レヴェル成功よ。

     フィル:7レヴェル?

         GM:なら何も無いことが判る。

     アーク:ゴブリンは何か持ってた?

         GM:カタール2つと金貨27枚。

   ティアナ:拾った金貨は私が記録しておくわね。
     フィル:通路出てみますけど、戦闘の音聞き付けて誰かやってきませんか?

         GM:その様子は無いね。

     フィル:「では先に行きましょうか。 それとも西に戻ってさっき声が聞こえ
              た方を叩きましょうか。」

     クリス:「もしこの先にもゴブリンがいたら挟み討ちされちゃうね。」

     アリア:「向うのゴブリンにはまだ気付かれてないみたいですし、まずこの先
              から調べた方がいいと思いますわ。」

     フィル:「では先見てきます。 後ろは警戒しててくださいね。」

         GM:この部屋から先はずっと通路が続いている。 そのうち遠くに明りが
            見える。 どうやら外の様だ。(出口E)

     フィル:なら見張りがいるでしょうね。 <忍び足>…ああ、自動失敗です。

     クリス:あ、こけた★

         GM:外で見張りしてたゴブリンが覗き込んでくる。

     クリス:フィルに駆け寄る☆

 アクアリス:ゴブリン語で
            「コケタダケタ。」

ゴブリン/GM:「ナンダ? マダ交代ノ時間ジャナイダロ?」

 アクアリス:「外ノ空気ヲ吸イタイ。」

ゴブリン/GM:「ナラ出テコイヨ。」

     アリア:「これで向うは当然味方が出てくると思いましたわね。」

 アクアリス:「アーク、突撃しなさい。」

     アーク:「はい、姐さん。」

         GM:1度に突っ込めるのは3人だけ。

 アクアリス:「アタシも行くわ。」

     クリス:「突撃だ☆」

     フィル:「姉さん、姉さんが前出ちゃ駄目です。」
            起き上がって前に出ます。

         GM:突撃していったら流石に気付かれるな。 ここにいるのはゴブリン5匹。
            そのうち3匹が通路に入ってくる。

     フィル:出てきたところを5匹で囲めばいいのに。 それでは各個撃破されるだ
            けですね。

     ヴォン:所詮はゴブリン。 ケオヅならどうしたかな?

     アーク:31点。

 アクアリス:21点。

     フィル:33点。

     アーク:サイコロ半分の人に負けた…。 わたし7Dやのに。

         GM:なら3匹は飛んだ。 外にいた2匹は逃げていく。

     フィル:「逃げたのなら放っておきましょう。」

     クリス:「フィル、怪我しなかった?」

     フィル:「ええ。」

 アクアリス:ゴブリンの持ち物は?

         GM:金貨10枚。

     アリア:「これで二方向から襲われる危険は無くなりましたわね。」

     フィル:「では中に戻ってもう一方へ行きましょう。」

地下1階マップ
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      ■↑■
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    ■A└─┘ ■
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■B  ■■■ ■
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      ■ ■ ■■■■■      ■■□■■
      ■ ■■■C  ■      ■D  ■
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      ■ ■             ■ ■            E
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          ■F  ■  ■  ■■■ ■■■  ■  ■G  ■
          ■   ■   ■    H    ■   ■   ■
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  一同は再び洞窟に入り、十字路Hを今度は西に向かいます。

 アクアリス:この先のゴブリンは何か話してるのよね? 何って言ってるのかしら?

         GM:聞こえるところまで行ってみるんだね? たいしたことは話してない。
            「マッタク、きんぐごぶりん様モごぶりん使イが荒イナ。」

 アクアリス:「アタシ達がその苦役から解放してあげるわ。」

     アーク:「恐い姐ちゃんやな。」

     クリス:「なんか、可愛そうになってきちゃった★」

     アーク:「あいつら斃さんとお酒飲めへんねんで。」

     クリス:「は、そうだった…。」

         GM:不意討ちするなら<忍び足>判定だ。

     クリス:みんなで行こ☆ (コロコロ)1レヴェル成功☆

         GM:誰も失敗しなかった? なら気付かれずに不意討ち出来る。

     アーク:なら終わりかな?

         GM:この部屋(部屋F)にはゴブリンのみだからな。 振るまでもない。

     アーク:さぁ、捜索タイムや。

   ティアナ:8レヴェル成功よ。

         GM:なら何もない。 断言出来る。

     フィル:とんでもないダイス目ですね。

     アーク:人間やないな。

         GM:あと金貨16枚見つかった。

 アクアリス:「先進みましょう。」
            対称形ならこちらも出口かしら?

         GM:しばらく行くと通路は北に曲がっている。

     フィル:ではまた斥候に行きます。

         GM:右に行くT字路になっている。

     フィル:<聞き耳>します。

         GM:その前に<忍び足>して。

     フィル:もちろん成功です。

     アリア:あら、失敗してしまいましたわ。

     フィル:ついてきてたんですか。

         GM:それは音がした。 すると部屋の方から
            「ン?」

 アクアリス:「巡回ダ。」

ゴブリン/GM:「ンー。 グゥー。」

     クリス:寝た☆

     フィル:「ではまた先に行って暗殺してきます。」

 アクアリス:「アタシも行くわ。」
            <忍び足>1レヴェル成功よ。

         GM:では気付かれずに部屋に入れた。(部屋C) ここにはゴブリンが5匹
            寝てる。

     フィル:ダークですっぱり。

         GM:どうせ一緒だから振らなくていい。 ゴブリンは全滅。

 アクアリス:結局ホブゴブリンがいるかだけが問題なのね。

     ヴォン:<探索>5レヴェル成功だ。

   ティアナ:私は6レヴェル成功。

  一同笑。

     ヴォン:ダイスで21振っても勝てんのか。

   ティアナ:23振ったもの。

         GM:ならMRスキャナーと、それから金貨16枚見つけた。

     アーク:掛けて見よう。

         GM:誰を見る?

     アーク:じゃ、アクアリスの姐さん。

         GM:ならアクアリスの<耐久度>が1桁だということが判る。

     アーク:ならフィル。

         GM:エルフなんですから1桁ですよ。

     アーク:じゃ、アリアさん。

         GM:アリアの<耐久度>が20代だということが判る。

 アクアリス:2桁型MRスキャナーね。 

     アリア:100以上だと壊れるんですのね。

     クリス:「これ、相手が強過ぎると爆発しちゃうんだよね? キングゴブリン
              だけは見ないほうがいいと思うよ。」

         GM:爆発したら<幸運度>で<危険回避>。

 アクアリス:これ、暗闇の中でも使えるのかしら?

         GM:対象が見えないとき?

 アクアリス:そう。 暗闇でモンスター感知は出来る?

         GM:それは見えないことにしよう。 どこに視線を合わせたらいいか判ら
            ないから。

     フィル:先に進みます。

         GM:では左側に灯りの漏てる通路がある。

     フィル:<忍び足>5レヴェル成功です。

         GM:ならもちろん気付かれない。

     フィル:<聞き耳>は4レヴェル成功。

         GM:ならゴブリン語らしき言葉が聞こえる。

 アクアリス:ゴブリン語が判るアタシが聞かないと意味がないのよね。 アタシも
            行ってみるわ。 (コロコロ) あら、自動失敗だわ。

ゴブリン/GM:「誰ダ?」

 アクアリス:「厨房ノ…ほぶすダ。」

ゴブリン/GM:「誰ダオ前?」
            ゴブリンが出てくる。
            「敵襲ダ!」

         GM:通路なので並べるのは3人まで。 こちらはホブゴブリン1匹にゴブリ
            ン2匹。

アーク&アクアリス&フィル:
            通常攻撃で94点。

     アリア:ホブゴブリンは耐えそうですわね。

         GM:ゴブリンは飛んだ。 ホブゴブリンにも鎧抜いてダメージ。 で。後ろ
            からゴブリンが2匹やってくる。

     フィル:ならこのままでも勝てますね。

         GM:そうかな? ホブゴブリンはハイパーバーサーク。

     アーク:ならこっちもや! (コロコロコロコロ) 組んだ、っと。(コロコロコ
            ロ) また組んだ。 (コロコロ) またゾロ目。 (コロコロコロ) 95点。

     フィル:全部で149点です。

         GM:なら全部飛んだ。 後ろにまだゴブリンが1匹いるけど。

     アーク:バーサーカーは突っ込んでく…んやけど慰撫してや。 体力もったい
            ないから。

     アリア:なら《神の慰撫》ですわ。

     アーク:「ふぅ。」

 アクアリス:その間に1匹を斃すわね。

         GM:それは逃げられんな。 最後の1匹も潰れた。

     アリア:ではいつも通りに探索ですわね。

         GM:ではゴブリンがいた部屋(部屋B)の探索。

     アリア:わたくしは休んでますわ。

   ティアナ:6レヴェル成功。

     ヴォン:こちらも5レヴェル成功してるんだがな。

         GM:金貨20枚。 それからホブゴブリンが持ってたカタールの片方から魔
            力を感じた。

     アーク:魔剣や魔剣。

     クリス:テンダイスソードかな?

     アリア:ワンダイソードかもしれませんわ。

     アーク:そらカースアイテムやで。

   ティアナ:手に持ってみるわ。

         GM:なら<知性度>でセーヴィングロール。

   ティアナ:(コロコロ) 自動失敗…。

     クリス:あ、こんなときに★

         GM:それはだね、非常にいい剣だと思う。

   ティアナ:「いい剣ね、これは。」

     アーク:「いい剣? でもカタールじゃな。」

     クリス:「爺様、《鑑識眼》掛けて☆」

賢者の杖/GM:「何じゃ? また今度な。 グゥー。」

     アーク:「爺様にはキングゴブリンに会ったときに酷使してもらお。」

     クリス:「体力はあたしなんだけど。」

     アーク:「そやから酷使してもらう、言うたやろ?」

     クリス:「シクシク…。」

         GM:通路を先に進むと前方に灯りの着いたちょっと広い部屋(部屋A)がある。

     フィル:<忍び足>で近づいて<聞き耳>、どちらも成功です。

         GM:なら何者かが食事してるような音がする。 やたらと大きな生き物の
            様だ。

     フィル:大きい? ひょっとしてキングゴブリン?

     クリス:何か飼ってるのかも

     フィル:ランタン消してもう少し近づいてみます。 <忍び足>3レヴェル成功
            です。

         GM:では奥にでっかいゴブリンがいる。 普通の人間の3倍くらいある。

     フィル:ゴブリンじゃありませんよ、それ。

         GM:そしてホブゴブリンが3匹。

     クリス:3匹もいるの?

         GM:キングゴブリンの背後には祭壇の様な物が見えるけど、それは何か判
            らない。

     フィル:戻って報告します。

 アクアリス:「なら先に地下を見てみましょう。」

  一同は十字路Hに戻り、北の階段を降りていきます。

         GM:階段を降りた先の部屋は鉄格子があって地下牢になっている。 その
            中には人間が何人か捕まっている。(地下牢D)

     フィル:捕まった村人ですね。 七つ道具出して<鍵開け>します。 5レヴェ
            ル成功です。

         GM:なら開いた。

 アクアリス:「皆さん、助けに来ましたわ。」

  村人達/GM:「あぁ、助かった。」

     アーク:ピロムの先舐めながら
            「助けに来たで。」

     フィル:「怖がらせてどうするんです。 歩けます?」

  村人達/GM:「え、ええ。」

 アクアリス:お弁当差し出して
            「よかったら食べてくださいな。」

  村人達/GM:「ありがとうございます。」

     クリス:「あたしのもあげる。 ゴブリンじゃろくな食べ物くれなかったよね。」

     フィル:「出口まで案内しますから逃げてください。」

     クリス:「でも逃げても途中でゴブリンに見つかっちゃうかも★」

     アリア:「何匹が逃げましたものね。」

     アーク:「ここで待っててもらう?」

     フィル:「それは外より危険ですよ。」

 アクアリス:「入って貰って《閉じよ》を掛けておけばどうかしら?」

         GM:ここは鉄格子だぞ。 隙間から刺されたら終わり。

     クリス:ここから村まではどのくらい?

         GM:歩いて2,30分ってとこ。

     クリス:「なら何人か送ってく?」

     フィル:「分断するのはこちらが危険ですよ。 ゴブリンの大部分は斃しまし
              たからもう外にはそれほどいないはずです。 逃げてもらいましょ
              う。」

 アクアリス:「ならホブゴブリンが使っていたカタール渡しておきましょう。」

         GM:では<知性度>でセーヴィングロールして。

   ティアナ:8レヴェル成功よ。

     フィル:どうして毎回そんなに成功するんですか。

   ティアナ:毎回ゾロ目が出るんだもの。

         GM:牢屋の奥の壁に、50cmくらいの取手の付いた蓋がある。 開けて中を
            見ると、斜め下にスロープになっている。

     クリス:ダストシュート?

         GM:そう、いわゆるダストシュート。

     クリス:《鬼火》飛ばしてみる☆

         GM:ゆるやかに曲がってるのですぐに見えなくなる。

   ティアナ:石転がして<聞き耳>してみるわ。 3レヴェル成功。

         GM:コロコロコロコロ…。 かなり長そう。

     クリス:《魔力感知》☆

     アーク:さっきの《鬼火》に反応したりして。

         GM:《鬼火》はもう遠くに行ってるよ。 何も反応は無いね。

     クリス:村人に聞いてみるね☆
            「ね、これ、どこに続いてるか、知ってる?」

  村人達/GM:「いえ、知りません。」

     アリア:「フェアリーがいたら見てきてもらえますのにね。」

         GM:人間でも通れそうだよ。

     クリス:「じゃ、あたし滑ってみるね☆」

     フィル:「駄目です、姉さん! 目的であるキングゴブリンの居場所は判って
              るんです。 ここは放っておきましょう。」

     クリス:「じゃ、キングゴブリンに突っ込むの?」

     フィル:「目的はそれですから。 でも、ホブゴブリンもいますし、やっかい
              ですね。」

 アクアリス:「通路で戦えばいいんじゃないかしら? キングゴブリンとホブゴブ
              リンが並んで戦う余裕はないでしょ?」

         GM:通路ならキングゴブリンとホブゴブリンは並べない。

     アーク:「そう思てたら実はキングゴブリンが後ろから魔法ビシバシ使てくる
              とか。」

 アクアリス:「その場合部屋で戦っても同じよ。」

     フィル:「では村人は出口に誘導しましょう。」

   一同は村人をつれて洞窟から出てきます。

     フィル:「気をつけて村に戻ってください。」

  村人達/GM:「本当にどうもありがとうございました。」

     クリス:「美味しいワイン、よろしくね☆」

     アーク:「結局それかい。」

     フィル:「さて、問題のキングゴブリンですね。 通路に油でも撒きましょう
              か。」

     アリア:「滑ってくれたらいいですわね。」

     フィル:「滑らなくても松明投げて火をつけてしまいましょう。」

 アクアリス:「通路にロープを張っておいたらどうかしら?」

     フィル:「あのキングゴブリンならロープくらい切って突進してきますよ。」

 アクアリス:「なら油撒いておいて通路に誘い出すのね。 ゴブリン語で“敵襲ダ
              !”と叫べば出てくるわ。」

     フィル:「隊列はどうします?」

 アクアリス:「アタシは前に出るわ。」

     アリア:「わたくしは松明持ってますわね。」

   ティアナ:「誰か《死の刃》の援護はいる?」

     アーク:「わたしはピロムやから効かへん。」

     フィル:「僕はレイピアとダークの二刀流だから《死の刃》が有効です。」

     ヴォン:「俺は《韋駄天》が1回だけ掛けられる。」

     アーク:「ならわたしにかけてや。」

     クリス:「あたしはどうしようかな?」

     アーク:「爺様起こしてや。」

  一同笑。

     クリス:「あたしって何なの?」

     フィル:「僕の素敵な姉さんですよ。」

     クリス:「《蛇使い》でちょっかいかけようかな?」

     フィル:「特別製の魔法の杖に《蛇使い》は効かないのでは?」

     クリス:「もう1本持ってるよ☆」

     フィル:「なるほど、なら面白いかもしれませんね。」

  一同は再びキングゴブリンの部屋(部屋A)の前の通路に来ます。

     フィル:通路に油を撒いておきます。

 アクアリス:「敵襲ダ! 味方ガ全滅だ!」

         GM:反応がありません。

     アーク:なら悪口言うてやろ。
            「この×××野郎!」

         GM:反応は無し。

     アーク:「逃げた?」

     フィル:「そんなはずはないでしょう。 様子を見てきます。」
            油に注意して中の様子を探りにいきます。

         GM:キングゴブリンは部屋の中で臨戦態勢だ。

 アクアリス:「大変ダ! 敵ガ火ヲ掛ケタ!」

         GM:それでも反応無し。

     アーク:「ほんまに火付けてやろか?」

         GM:油どのくらいある?

     フィル:油は二つ持ってましたから最初撒いて後一つです。

         GM:それはちょっと足りないな。

     ヴォン:「通路で戦う気は無いのだろうな。」

         GM:そうしてるとホブゴブリンの姿が見えなくなる。 入り口の横に移動
            した様だ。

     フィル:「部屋の中で戦うのは避けたいですね。 なんとか引き摺り出しまし
              ょう。」
            キングゴブリン目掛けて弓を撃ちます。

         GM:キングゴブリンは近距離の巨大な目標だから1レヴェルだ。

     フィル:頭狙ったら?

         GM:頭なら3レヴェル。

     フィル:では頭狙います。(コロコロ) 成功です。

         GM:キングゴブリンは回避…出来ない。

     クリス:キングゴブリンじゃ、矢が刺さっても、蚊が刺したくらいにしか感じ
            ないかも。

     フィル:そうでもないと思いますよ。 頭は防御点は兜と下地のみ、耐久度の
            1/5以上のダメージなら衝撃のため気絶ですから。 (コロコロ) 頭に
            44点です。

     クリス:大きい!

     フィル:僕は飛び道具の個人修正が32点あるんです。

         GM:兜と下地の防御点は…。

 アクアリス:頭にも下地あるのね。

     クリス:これで一撃だったら大笑いだね☆

     アーク:それはマスターも悲しいよな。

         GM:気絶しない。

     フィル:頭に44点くらって気絶しないんですか? いったい、いくら<耐久
            度>あるんです?

     アーク:「化け物やな。」

         GM:キングゴブリンはキレたようだ。 こちらに向かってくる。

     アーク:「バーサークか?」

 アクアリス:「中にはホブゴブリンがいるわ。 ここでアタシ達が姿消せばホブゴ
              ブリン襲うんじゃないかしら?」

   ティアナ:「扉があれば《閉じよ》掛けるところね。」

         GM:キングゴブリンは向かってくる。

     フィル:先ほど油撒いた地点まで撤退します。

         GM:キングゴブリンが通路に入ってくる。 ホブゴブリンは何処かに隠れ
            た様だ。

     アーク:行くで! ハイパーバーサーク!

     ヴォン:アークに《韋駄天》だ。

     フィル:<特殊攻撃>で足狙いします。

   ティアナ:《死の刃》をフィルに。

     フィル:失敗したら無駄になりますよ。

   ティアナ:それはしかたないわ。

     クリス:《蛇作り》☆

     アーク:(コロコロコロコロコロ) よっしゃ、この目やったら行ける! (コロ
            コロコロコロ) またゾロ目出たな。 (コロコロコロコロ) まだ続く。

     クリス:これはもう何もしなくていいかな?

     フィル:キングゴブリンは44点くらって平気な顔してましたからね。 <耐久
            度>200はあるとみていいでしょう。

     アーク:(コロコロコロコロ) 止らへんな。 (コロコロコロコロ) あ、また増
            えた。 (コロコロコロコロ) ふう、終わった。

     アリア:ずいぶん掛りましたわね。

     アーク:226点や!

     クリス:なら終わったかな?

     フィル:そう簡単には終わらないと思いますよ。

     アーク:でもまだ《韋駄天》掛ってるからもう1回あるんや。 (コロコロコロ
            コロコロコロコロコロ…) 低いな。 133点。

     クリス:飛んだかな?

 アクアリス:それにアタシのヒットが24点加わるわ。

     ヴォン:こちらの合計は383点だ。

         GM:それはザクっときた。

     クリス:でもまだ生きてるんだね。

     フィル:では<攻撃回避>します。 (コロコロ) ごめんなさい、自動失敗です。

         GM:次のターン。 キングゴブリンはハイパーバーサークする!

     アーク:来たか。 迎え討つで!

     フィル:もう1度脚を狙います。

   ティアナ:なら《死の刃》。

     クリス:蛇をホブゴブリンの方に送る☆

     フィル:キングゴブリンを噛んだ方がいいのでは?

     クリス:こっちは大丈夫だよ、きっと☆

     アリア:わたくしは何もすることありませんわね。

     フィル:キングゴブリンの足下には油撒いてありますから、松明投げたらどう
            です?

     アリア:<器用度>低いから何処へ飛ぶか分りませんわ。

     ヴォン:オレはもう体力無いので下がる。

     アーク:さぁ、行くで! (コロコロコロコロコロコロコロコロ…)

         GM:(コロコロコロコロコロコロコロ…) こっちも続いてるぞ。

     ヴォン:長いな。 こんなことこそコンピュータに任せることだな。

 アクアリス:それは駄目よ。 ハイパーバーサークは入れ子の数の上限が無いから
            バグるわ。

         GM:(コロコロコロコロ) こっちは終わった。

     アーク:(コロコロコロコロ) こちらも終わり。179点。

 アクアリス:それに26点。

     ヴォン:合計205点。

     アリア:向うもハイパーバーサークしてますから負けたかもしれませんわね。

         GM:そちらに191点だ。

     クリス:わぁ★

     アーク:そら死んだで。 <耐久度>無くなって生死判定や。

 アクアリス:アタシもね。

     フィル:1人辺り63点ですか。 これを<回避>するには何レヴェル要ります?

         GM:10レヴェルだ。

     フィル:10レヴェル? ハイパーポイント2点注ぎ込んだとして…届きそうにあ
            りませんね。 生死判定のために残しておきます。 とりあえずダイス
            2個で<回避>してみます。 (コロコロ) 駄目ですね、5レヴェルまで
            です。

     クリス:「フィリスターサス!」

     フィル:「姉さん…逃げて…。」

     アーク:生死判定や。 ハイパーポイント使って成功や。

 アクアリス:自動失敗以外なら成功だけどここはハイパーポイント使って確実に成
            功させておくわ。

     アーク:あとは頼むで。 バタッ。

     クリス:「どうしよ〜★ 爺様、なんとかして〜。」

賢者の杖/GM:「何じゃ? おお、大変じゃ!」

     アーク:もっと早よ起こせや。

         GM:クリスは杖とチェンジだ。

     クリス:「爺様、お願いね。」

         GM:キングゴブリンが倒れた3人を越えて襲ってくる。 あ、その前に蛇が
            いたんだ。 蛇のヒット出して。

     クリス:12点。

         GM:それをホブゴブリンが<攻撃回避>だ。 避けた。 誰が前衛になる?

     クリス:もう逃げてよ。

         GM:後衛は逃げられるけど中衛は逃げられない。

   ティアナ:私は魔法掛けるために中衛にいたわ。

     アリア:わたくしは逃げられますけど…。

     クリス:逃げて逃げて。

         GM:杖は《これでもくらえ!》3レヴェル掛け。

     クリス:体力消費は?

         GM:1点。

     クリス:それだけなの?

         GM:4レヴェルにするなら3点。

     クリス:なら4レヴェルでお願い☆

     フィル:これで《これでもくらえ!》でヒットの比べ合いですね。 でもいく
            ら爺様の知力が高くてもハイパーバーサーカーのヒットには勝てない
            でしょうね。

     アーク:ひょっとしたら<知力度>100くらいあって400点のヒット出せるかも。

     ヴォン:なら壁になってやろう。 後は頼むぞ。

     アリア:わたくしはキングゴブリンに《神の慰撫》してみますわ。

         GM:まずキングゴブリンの抵抗だ。 まず《神の慰撫》。 (コロコロ) 抵
            抗成功。 そして《これでもくらえ!》 ハイパーポイントを使う。 
            (コロコロ) 抵抗成功。

     フィル:そりゃ、<耐久度>200(推定)あれば成功しますよね。

賢者の杖/GM:「ぐわぁ、これが効かぬか。」
            と言ってクリスに戻ってしまう。

     クリス:「爺様!」

     アーク:終わったな。

         GM:壁になったヴォンとティアナは生死判定。

     ヴォン:ハイパーポイント使って成功。

   ティアナ:生きてます。

     フィル:まだ生きてる、けどだから何、って気がします。

         GM:残るはクリスとアリア。

     アーク:バーサーカーじゃ投降も出来へんしな。

     クリス:「爺様〜。」

         GM:もう爺様は反応しない。 では生死判定をどうぞ。

クリス&アリア:
            ハイパーポイントで成功です。

     アーク:こんだけ人数いたから大丈夫やと思ったんやけどな。

         GM:キングゴブリンは動く物が目の前に無くなったんで鎮静化する。
            すると隠れていたホブゴブリンが君達を担ぎ上げる。
            「捨テチマエ。」
            君達はキングゴブリンの部屋の奥のダストシュートに放り込まれる。
            放り込まれる前にキングゴブリンの部屋に祭壇があるのがちらりと
            見える。 <知性度>でセーヴィングロールして。

   ティアナ:3レヴェル成功よ。

         GM:なら祭壇の文字に気付く。
            『勇者ゴブリンバスターイクシムの功績を称えて』

     フィル:ゴブリンバスター? ということは何処かに魔剣ゴブリンスレイヤー
            がある?

         GM:君達はダストシュートを滑り落ちて行く。

     アリア:スターウォーズですわね。

         GM:君達はダストシュートを抜けてゴミ置き場に落ちる。(部屋I)

     クリス:体制立て直して逆襲だ☆

     フォル:そうか、今回のタイトル“キングゴブリンの逆襲”とはそういう意味
            だったんですね。

     アリア:“キングゴブリンへの逆襲”ですわね。

  一同笑。

     クリス:まずゴブリンスレイヤー探そ☆

     アリア:皆さんの傷を治したいんですけど…体力が持ちませんわ。

         GM:1点ずつ治せば1点の消費で治せる。

     アリア:まず10点治せますわ。 その後は10分につき1点ですわ。

     クリス:取りあえず動ける様にして☆

     アリア:なら全員1点ずつですわね。

 アクアリス:待って、まずフィルを治して。 そして偵察してもらうのよ。

     アーク:そうやな。 まずフィル全快させよ。

     フィル:8点で全快します。

     アリア:なら16分かけて《手当て》で全快するまで治しますわ。

     フィル:「ありがとう。」
            ではまずゴミの前で《宝の匂い》を使ってみます。

         GM:効果範囲は15mか。 なら何も感じない。

地下2階マップ
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     フィル:では偵察に行ってきます。

         GM:この部屋(部屋I)からは東西と南に通路がある。

     フィル:まず南に行ってみます。

         GM:通路がしばらく行くと行き止まりになっている。

     フィル:調べてみます。 <捜索>2レヴェル成功です。

         GM:なら突き当たりの壁が隠し扉になってるのが分る。

     フィル:隠し扉? 今は開けないでおきましょう。 戻って今度は東に向かいま
            す。


         GM:東に行くとしばらくして南に折れている。

     フィル:ずっと行きます。

         GM:西に折れるT字路がある。 西はしばらく行くと行き止まり。

     フィル:また隠し扉かもしれませんね。 調べてみます。 2レヴェル成功です。

         GM:ではやはり隠し扉がある。

     フィル:なら戻って通路をさらに南に向かいます。


         GM:南にずっと行くと突き当たり。 で、上に向かうスロープがある。

     クリス:ダストシュートの出口だね☆ さっきの牢屋かな?

     フィル:ここから逃げられるかもしれませんね。

  フィルは部屋Iに戻ると反対側も調べてみます。 その結果同じ様に隠し扉とダ
ストシュートの出口があることが分ります。

     クリス:「隠し扉、開けよ☆」

         GM:フィルが探してる間に2時間くらい経った。

     アリア:なら全員2点ずつ《手当て》いたしますわ。

     クリス:これで動けるね☆

     フィル:では南に行って隠し扉を開けてみます。 4レヴェル成功です。

         GM:なら開いた。

     アーク:さぁ、何が待ってる?

         GM:隠し扉の向うは部屋になっていた。 この部屋には祭壇と剣を持った
            像がある。(部屋J)

     クリス:ゴブリンスレイヤーだ☆

         GM:祭壇には
            『勇者ゴブリンバスターイクシムの功績を称えて 呪術師アンジェロ
              記す』

     クリス:《魔力感知》☆

         GM:剣からビンビンに感じる。

     クリス:「お借りしますね☆」
            剣を取る☆

     フィル:「姉さん! 不用意に手を出しちゃ危ない!」

賢者の杖/GM:「おお、アンジェロ、我が友よ。」

  一同笑。

     クリス:「爺様、お知り合い?」

賢者の杖/GM:「おう、アンジェロはわしの親友じゃ。」

     クリス:「この剣は何?」

賢者の杖/GM:「それはゴブリンスレイヤーじゃ。 それで少しでもゴブリンに傷を
              与えればゴブリンは即死するのじゃ。」

     フィル:少しでも、ってことはキングゴブリンのヒットを上回らないといけな
            いんですね。

 アクアリス:あなたが<特殊攻撃>したら?

     フィル:もうハイパーポイントがありませんから避けられたら終わりです。

         GM:ゴブリンスレイヤーは攻撃力7D、必要体力度21、必要器用度18、両手
            持ち。

     アーク:あ、<器用度>足りへん。 持てへん。

     フィル:僕だと1回だけ使えます。 その後疲れて動けなくなりますね。

     クリス:「爺様、何か手はない?」

賢者の杖/GM:「《能力倍増》掛けてやるぞ。」

     アーク:《死の刃》《魔剣》は重ね掛け出来る?

         GM:魔法の剣だからな。 それは駄目にしよう。

     アーク:なら正面から数の勝負やな。 《韋駄天》掛けてもらってハイパーバ
            ーサークや!

     フィル:南の扉を開けてみます。

         GM:扉を開けると、その裏側に
            『この先に進む者 呪術師アンジェロの眼鏡に適う者のみ』
           と書いてある。

     クリス:「爺様が知り合いで良かった☆」

     フィル:「なら姉さんが最初に持たなかったら危なかったのかな?」

         GM:通路が南に続いている。

     フィル:行ってみましょう。

         GM:しばらく行くと部屋。 真ん中にゴーレムがいる。(部屋K)

     アーク:ゴーレム!?

     クリス:逃げる!

賢者の杖/GM:「ちょっと待て、ゴーレムなどわしが蹴散らしてやるわい。」
            《これでもくらえ!》3レヴェル掛け。

     クリス:抵抗しないでね。

         GM:抵抗は出来ない。 ゴーレムは砕け散った。

     クリス:良かった☆

         GM:この部屋の東側と西側には隠し扉、南には昇り階段がある。

     アーク:「よし、昇るぞ!」

         GM:昇ると突き当たりに取手のついたスライド式の扉がある。

     フィル:少し開けてみます。

         GM:開けると外だ。

     フィル:近くに誰かいます?

         GM:誰もいない。

     フィル:では出てしまいましょう。

         GM:皆が出て扉から手を放すと扉は勝手に閉まる。 そして岩肌に溶け込
            んで見えなくなる。

     フィル:「一旦戻ってケオヅさん呼んできましょう。」

     ヴォン:「あいつに頼るのか?」

     フィル:「戦士は必要ですよ。 まず村に戻りましょう。」

     クリス:「1日休んで怪我治してから行こ☆」

  一同は村に戻って来ます。

         GM:村は無事の様だ。

     クリス:「ただいま、ケオちゃん。」

     ケオヅ:「おう、ゴブリンどもは蹴散らしたか?」

     クリス:「1回負けちゃった★」

     ケオヅ:「なんだ、オレに留守番させといて、すごすご逃げ帰ってきたっての
              か? まったく、とんだ甘ちゃんぞろいだな。」

     ヴォン:ケオヅに言い返せない自分が悔しい。

     クリス:「うん。やっぱ力仕事に向いている人がいないとだめみたい。 この
              次に行くときは手伝ってね。」
 
     ケオヅ:「しょうがない、オレもついて行ってやるよ。 全滅されて報酬がフ
              イになっても困るしな。」

     クリス:「なあんだ、ケオちゃんもそ〜んなにワインが飲みたかったの?」

     フィル:「そういえば今回報酬ってワインだけなんですね。」

     クリス:「充分じゃない?」

     フィル:「僕はこうして姉さんに再会できただけで充分な報酬ですよ。」

     クリス:「そうなの?」

     フィル:「ええ。」

         GM:君達は村でぐっすり休んだ。

     アリア:皆に《手当て》掛けていきますわ。

         GM:なら傷は全快させていいよ。

     クリス:「さぁ、雪辱戦だ☆」

         GM:そう思って君達は眠りにつく。 そして…。

         GM:突然だが君達はキングゴブリンの前にいる。

     アーク:なんや?

         GM:空中に文字が浮かびあがる。
            『ROUND2 FIGHT!』

     フィル:これは夢でしょうか?

     アーク:つねってみる。

         GM:痛くないね。

     アーク:夢か。

         GM:さぁ、本当に正面突破でキングゴブリンに勝てるかな? まずはホブ
            ゴブリン3匹が襲ってくる。 (コロコロ) 2匹がハイパーバーサークし
            た。

     アーク:ならゴブリンスレイヤー構える。
            「爺様、《能力倍増》頼むで。」

賢者の杖/GM:「おう。」

     クリス:体力消費は何点?

         GM:1点。

     ヴォン:1点? なら全員に掛けて欲しい。

     クリス:「爺様、次はフィルに掛けて。」

賢者の杖/GM:「分ったぞ。」

     ヴォン:《韋駄天》をアークに。

アクアリス&アリア&フィル:
            通常攻撃。

   ティアナ:フィルに《死の刃》。

     アーク:バーサークはキングゴブリン戦まで取っておこ。 今回は通常攻撃や。

     ケオヅ:オレも。

         GM:残念ながらケオヅ、君はここにはいない。 君は村にいて、でも何故
            か洞窟で戦っている皆の姿を見ている。

     ケオヅ:そうか。 みんな、頑張れよ。

     ヴォン:こちらは151点。

         GM:それはホブゴブリンにザクっと来た。

     アーク:ゴブリンスレイヤー!

         GM:ホブゴブリンはゴブリンスレイヤーの力で一撃で斃された。

     アーク:よっしゃ!

         GM:キングゴブリンはハイパーバーサークだ。

     アーク:行くで! ハイパーバーサーク!

     フィル:バックラー捨てて二刀流に、そしてバーサークします。

   ティアナ:フィルに死の刃。

     クリス:爺様に《能力倍増》掛けてもらうね。

     フィル:なら<器用度>に掛けてください。それで個人修正が+44になります。

     アーク:さぁ、勝負や! (コロコロコロコロコロコロ)

     クリス:1点、1点でいいの。

     ヴォン:合計318点だ。

         GM:なるほど、318点。 キングゴブリンはねぇ、個人修正だけで+200ある
            んだな。

     アーク:ほんまに化け物やな。

         GM:そして特大ウォーハンマーで15Dのハイパーバーサーク。

     アーク:おいおい。

         GM:(コロコロコロコロコロコロコロ…。) 合計402点!

     アーク:あ、負けた。

         GM:『K.O.! YOU LOST』

         GM:というところで君たちは目が覚める。

     アーク:「あー、夢で良かったで、ほんま。」

     フィル:「姉さんを…守れなかった…。これじゃ駄目だ。 は、そうだ、姉さ
              んを起こさないと。」
            背負い袋から姉さん覚醒用七つ道具を取り出して姉さんの部屋に向か
            います。

     クリス:七つ道具? フライパン、すりこぎ、バケツ一杯の水、鳥の羽、こよ
            り……、なんだろ、後二つ、思いつかない。

     フィル:匂い嗅がせるためのワインに…あと一つはなんでしょうね?

         GM:賢者の杖。 クリスから引き離そうとすると、クリスの頭に
            「こりゃあ〜、目ぇ覚まさんか〜、わしが連れ去られるぞ〜。」
            という声が響き渡る、と。

     クリス:「朝は苦手なのよね★」
            むっくり。

     フィル:「あれ? どうしたんです? 姉さん? 姉さんが自力で起きるなんて。」

     クリス:「なあんか、いやな夢を見ちゃってさあ。目が覚めたの。 ところで、
              あんた、その道具、何に使うの?」

     フィル:「今朝は必要なかったみたい。 …お姫様ならキスしたら目覚してく
              れるんだけど。」

     クリス:「う〜ん、あたしならそんな軟弱な方法じゃ起きないわねえ。まあ、
              お姫様じゃないから、仕方ないわね。」

     フィル:「どうかな? 今度試してみますよ。」
            マスター、やはりフィルが寝てるクリスに遭遇したら意思判定のた
            めのセーヴィングロールが必要でしょうか?

         GM:失敗したら、どうなるんだね?

     フィル:そりゃ、姉さんが起きたらいつの間にか三つ編みになってたりする
            んですよ。

     アーク:「キスしたら目覚めるんか。 ほな、今度わたしもお姫様(フィル)
              でためしてみよっと。」

   ティアナ:フィルくんお姫さまだったんだ、怪しい薬でも使ったのかな?

     クリス:「へぇえ、アーくんって、そうゆう趣味だったんだ、うん。 でもあ
              たし、別にそういうの抵抗ないから、どうぞどうぞ。 頑張ってね。」

     アーク:「軽いパーティージョークやないですか。 そうゆう年寄りの無責任
              な発言が少年を非行(バーサーク?)に走らせんねんで!」

     フィル:「お姫様…って僕のことですか。ごめんなさい、僕、男の人、駄目な
              んです。」

     アーク:「わたしかて、あかんわい!!」

     クリス:「そりは残念。」

     フィル:「姉さん、何期待してるんです?」

     クリス:「んでも、あんたが女の子、だったら、話しは大きく変わってくるわ
              よねえ。」

     フィル:「同じですよ、女の子でも。」

     クリス:「どうして? 別に変じゃないよ?」

     フィル:「だって相手はアークさんですよ?」

     クリス:「アーくんじゃだめなの? じゃあ、誰ならいい?」

     フィル:「誰ならって…。」

  少し赤くなるフィル。

     クリス:「誰なの? 誰なの? この際だから、姉さん、精一杯とりもってあげ
              るわよ。アリアさん? アクアさん? あ、ティアナちゃんかな? 
              …ま、まさか、ケオちゃん? それとも、ヴォン、とか?」

    フィル:「取り持ちなんていりませんよ。」

     クリス:「そお? やっぱ告白は自分でやる? んじゃいいわよー。 あたしは、
              ヴォンとケオちゃんの仲でもとりもってこようかな〜。」

     フィル:「ヴォンさんとケオヅさん? なるほど、あの2人、そうだったんです
              か。」

     ケオヅ:「フィル、何を誤解している? だいたい、オレとヴォンは熱い友情
              の絆でしっかりと結ばれている。わざわざクリスにとりもってもら
              うまでもない。」

     ヴォン:「腐れ縁、の間違いだろう? できたら取り持つのではなくて断ち切
              ってくれ。」

         GM:さて作戦を決めてくれ。 敵はカタール二刀流でレザーアーマーのホ
            ブゴブリンが3匹とウォーハンマーにプレートメールとバックラーの
            キングゴブリンだ。 キングゴブリンの武装は全部通常の3倍サイズだ。

     フィル:3倍サイズ、ということは攻撃力15D+3に防御点51点ですか。 戦士で
            すからさらに防御点が4点加わりますね。

         GM:固いな。 我ながらマンチだ。

     フィル:キングゴブリンのヒットを400点とすると、少なくとも450点は出さな
            いと通りませんね。 

         GM:今回に限っては爺様の力を自由に使っていい。

  賢者の杖は以下の様な能力を持っています。

1:賢者の杖は21レヴェルの魔術師兼呪術師です。 魔法を使う場合、21レヴェルと
   してレヴェル差の分だけ消費体力を減らせます。

     クリス:「じーさまの現役時代には魔術師と呪術師が分化していなかったので、
              両方の魔法が使えたんだって。」

2:クリスに憑衣しないと魔法は使えません。 憑衣した場合、<体力度>、<耐久
   度>、<器用度>は依り代であるクリスのものを、<知性度>、<幸運度>、
   <魅力度>は杖の物を使います。 <器用度>がクリスのものであるため、使え
   る魔法は7レヴェルまでに制限されます。

賢者の杖/GM:「わしももう少し器用な娘っ子に憑衣できればいいんじゃが…。」

     クリス:「え〜ん★」

賢者の杖/GM:「いやいや、確かに、クリス、お前さんのせいではないがのう。 な
              にせ、憑衣できる体、というのには、いろいろ制限があってのう。
              細かいことは、わし自身にも分からんのじゃが、相性というもんも
              必要らしいのう。 どうも、できの悪い娘っ子、というのが重要な
              のかもしれんのう。」

     クリス:「シクシク…。」

     フィル:「姉さんの悪口は止めてください。」

賢者の杖/GM:「あ、なにもお前さんのできが悪いとは、言っておらんよ、クリス。」

賢者の杖/GM:「戦闘が始まったら、アークにヴォンが《韋駄天》、わしが《魔剣》
              をかけてやろう。 ティアナの娘っ子は、フィルに《韋駄天》、じ
              ゃ。」

   ティアナ:「《韋駄天》なんてまだ覚えてないわ。」

賢者の杖/GM:「ふむ。わしが教えてやる。 金は後でもいい。 少しは役に立てと、
              クリスがうるさいんじゃ。」

     クリス:「ティアナちゃん、よかったら、じーさまに、《韋駄天》を習ってお
              かない? 貧乏になっちゃうけど。」

   ティアナ:「そうね。」

賢者の杖/GM:「フィルよ、そなたはゴブリンスレイヤーを持って、キングゴブリン
              のみを狙って攻撃するのじゃ。」

     フィル:「それは危険です。 失敗の可能性は小さくありません。」
            <攻撃回避>と<特殊攻撃>で2回の判定が要りますからね。 1/9で
            自動失敗するのですから2回なら2割くらい失敗の可能性があります。

賢者の杖/GM:「ふむ。それもそうじゃのう。」

     フィル:「避けられたら終わりです。 素早さには自信がありますが。」

 一同は様々な作戦を検討します。 村人に変装して薬入りのワインを飲ませると
か、魔法の壁を作って入り口を塞いでしまおうとか。 で結局結論は

     フィル:「直接正面からぶつかりましょう。」

になったのでした。

     フィル:「正面からぶつかっても魔法の援護さえあれば勝ち目はある、と思い
              ます。」
            夢の中でこちらが出したヒットは310点、あと140点あれば直接攻撃で
            も斃せます。 ケオヅさんが加わって杖の援護をフルに得られるのな
            ら充分届きますね。

     クリス:「ふぅん、そっかあ。 フィルがそう言うと、なぁんか勝てるような
              気がするね。」

賢者の杖/GM:「駆け出しとはいえ魔術師が3人に、わしまでおるんじゃからな。 使
              わん手はないわい。 もっとも、夢の中の戦闘ではわしがあまり働
              いておらんかったそうで、夢の中とはいえ、申し訳ないことをした
              のう。」

     ヴォン:「ケオヅ、アリアさんからトランデント借りろ。 サーベルよりトラ
              イデントの方が強い。」

     ケオヅ:「《死の刃》って剣や短剣にしかかからないんだろ? 魔法の援護が
              期待できる方がいいにきまってるじゃないか。」

     ヴォン:「大丈夫だ。 《魔剣》ならどんな武器でも掛る。」

     ケオヅ:「なにーっ! それならトライデントにすればよかったっ! このサー
              ベル、ついこないだ買ったばかりだってのに! ヴォン、なんで教
              えてくれなかったんだ!」

     ヴォン:「たしかそのサーベルはお前が勝ったんじゃなくて、フィルがレイピ
              アに買い換えたときに貰ったんじゃなかったか?」

     ケオヅ:「で、《魔剣》掛けてくれるんだな?」

     ヴォン:「肉体労働者に魔法を掛けるのは頭脳労働者の役目だからな。」

  一同が立てた作戦は以下の様になりました。

◇準備
  賢者の杖:ティアナとアクアリスに《韋駄天》を教える

◇前衛の装備
  フィル:ゴブリンスレイヤー
  アーク:ピロム+バイキング・スパイクシールド
  ケオヅ:トライデント

戦闘100分前
 賢者の杖:クリスの<体力度>に《能力倍増》。

戦闘98分前
 賢者の杖:ケオヅに《魔神の剣》。

戦闘50分前
 賢者の杖:クリスの<体力度>に《能力倍増》。

戦闘48分前
 賢者の杖:アークに《魔神の剣》。

戦闘4分前(2戦闘ターン前)
 賢者の杖:賢者の杖に《韋駄天》。

戦闘2分前(1戦闘ターン前)
 賢者の杖:アークの<体力度>に《能力倍増》、ケオヅの<体力度>に《能力倍
           増》。
 アクア :ゴブリン達を挑発。

第1ターン(対ホブゴブリン戦)
 賢者の杖:フィルの<体力度>に《能力倍増》。
      ケオヅの《魔神の剣》が切れていればフィルに《韋駄天》。
 アクア :アークに《韋駄天》。
 ティアナ:ケオヅに《韋駄天》。
 ヴォン :ケオヅの《魔神の剣》がまだ掛っていればフィルに《韋駄天》。
 アーク :ハイパーバーサーク×2。
 ケオヅ :通常攻撃×2。
 フィル :通常攻撃×2。

第2ターン(対キングゴブリン戦)
 賢者の杖:《炎の嵐》、《氷の嵐》。
 ヴォン :ケオヅの《魔神の剣》が切れていればケオヅに《魔剣》。
 アーク :ハイパーバーサーク×2。
 ケオヅ :ハイパーバーサーク×2。
 フィル :バーサーク×2。

戦闘終了後
 アリア :アーク、ケオヅ、フィルに《神の慰撫》。

     フィル:「〜という作戦で行きましょう。」

     クリス:「うーん。フィルっていろんなことを思いつくんだね。 とてもあた
              しの弟とは思えないや。」

     フィル:「(小声)弟、なんだよね、残念ながら。」

     クリス:「わ〜るかったわねえ。できの悪い姉で。 あたしが先に悪いところ
              ぜ〜んぶ持って生まれてあげたんだからねっ。感謝しなさいね〜。」

     フィル:「出来が悪いなんてことないよ。 姉さんはいいところ、いっぱいあ
              るよ。」

     アーク:「てんねんとか?」

     クリス:「アーくんに、あの、アーくんに、あんなこと言われた〜。 しくし
              く。」

     フィル:ちゃきん。
            「アークさん、姉さんを泣かせましたね。」

     アーク:「えっ、わたしが悪いのん? えっ、えっ、フィルくんこわいよう!
              え〜ん、え〜ん!!」

     クリス:「あたしたち3人、本当に、副業お笑い、で食べていけそうね。 でも、
              冒険者のぼけつっこみは、ちょっと危険。」

     アーク:「命のかかったぼけ、つっこみ。う〜ん、デンジャラス。」

   ティアナ:「私、何が悲しくてこんな面子とパーティ組んだのかしら?」

 アクアリス:「で、作戦の方はこれでいいわね?」

     クリス:「うーん、話を聞いている限りはなんとかなりそうだけど。 誰か
              が死ぬ確率は限りなく0に近づけたいよね。」

   ティアナ:「絶対に、と云う訳には流石にいきませんわねぇ…。」

     フィル:「報酬諦めて逃げてしまえば0になりますよ。」

     クリス:「そんなあ。それじゃあ、村の人たちは困ったまんまよ? イリスも
              ザットも! あんなにいい姉弟なのに。気の毒じゃない!」

     フィル:「勝てないと判断したなら逃げるべきです。たとえ村人が困ることに
              なってもね。」

     クリス:「うっ、フィルの言うことって、間違ってないかもしれないけど、で
              も、ときどきとっても冷たい…★」

     フィル:「それで姉さんが守れるならいくらでも冷たくなります。」

賢者の杖/GM:「フィルは冷たいのう。わしはお前さんをそんな風に育てた覚えはな
              いぞ。」

     フィル:「育てられた覚えもありませんが。」

賢者の杖/GM:「じゃから、育てた覚えはない、と言っておろうが。」

  一同は再びゴブリンの洞窟へ向かいます。

     クリス:「朝ご飯を食べて、お弁当を持って、っと。」

     フィル:「姉さん元気ですね。」

     クリス:「♪全滅なんか怖くない、怖くないったら、怖くない♪」

     アーク:「ああ、またなんか無茶なこと云うてはるわ。」

     ケオヅ:「死んだら、溜めた金も使えなくなるんだぞ。」

賢者の杖/GM:「その通り、金なんか貯めても、死んだらしまいじゃ。 じゃから、
              金があるんなら、せこせこ貯め込まんと、生きてるうちにぱあーっ
              と使わんかい!」

     クリス:「全滅怖くて、冒険者なんかやってられるもんですかって! …でも、
              そんなこと言ってるから、もう2回も全滅したのかも★ おまけに、
              夢でまで全滅するなんて…、やっぱ、あたしって、冒険者、むいて
              ないのかなあ…★ と、まあ、このくらい落ち込んでおけば、いい
              かしら☆ もう充分反省したから、神様どうか今度はよろしくね☆」

     フィル:「やれやれ。 姉さんにはかなわないな。」

     ケオヅ:「能天気な奴。」

     クリス:「うん、今日はケオちゃんもいるから安心だね☆」

  一同は再びゴブリンの洞窟の前までやってきました。

     クリス:「じーさま、お願いね☆」

賢者の杖/GM:「おう。 まずはケオヅに《魔神の剣》じゃな。」
            効果時間は (コロ) 2時間だ。

  そして50分後。

賢者の杖/GM:「アークに《魔神の剣》じゃ。 ふむ、3時間は効果がありそうじゃな。」

     フィル:「では姉さんの体力が回復し次第洞窟に入りましょう。」

  20分ほどして、一同は洞窟に入りました。

     ケオヅ:「おお、すごいぞ。夢で見た通りの構造だ。」

  一同笑。

     アーク:「さぁ、今度こそキングゴブリンを斃すで。」

  作戦通りに魔法の準備をした一同はキングゴブリンの部屋(部屋A)の前にやっ
てきます。
  キングゴブリンの部屋には昨日と同じ様に、そして夢と同じ様にホブゴブリン3
匹とキングゴブリンが待ち構えてました。

 アクアリス:「準備はいい? ゴブリンを挑発するわよ。」

     アーク:「ええで。」

     フィル:HTTの1戦闘ターンは2分もあるのですから、ここはじっくり2分間
            挑発してください。 立って挑発、しゃがんで挑発、ジャンプして挑
            発、前転して挑発…。

     クリス:よっ、アクアさん、芸達者! ぱちぱちぱちー☆

 アクアリス:「莫迦ナごぶりんサン。 アノ程度ノコトデあたし達ガ参ルトデモ思
              ッタノカシラ? クスッ。」

         GM:「ナンダト? オ前ラ、ヤッチマエ!」
            「イイーッ!」
            まずホブゴブリン3匹が突撃してくる。

     ケオヅ:ROUND3 FIGHT!

     アーク:行くで! ハイパーバーサーク!

     フィル:《魔神の剣》で3倍、《能力倍増》で2倍、《韋駄天》で3倍、そして
            ハイパーバーサークで3倍。 必殺の36倍攻撃ですね。

     ヴォン:「行け! 肉体労働者!」

     ケオヅ:「まうついたりょしょぶんろ!」
            『魔法使いも体力勝負なんだろ!』と言ったんだが《韋駄天》なん
            て倍速再生になる。

     フォル:「見てて、姉さん。」
            まずは通常攻撃です。

         GM:ホブゴブリンは…(コロコロ、コロコロ、コロコロ) 2匹がハイパーバ
            ーサーク。 1匹は出来なかった。

     アーク:(コロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ…) 1回目は291点。
            (コロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ…) 2回目は324点や。
            合計615点!

         GM:それは飛んだよ。 ケオヅとフィルのヒットを加えるまでもない。

 アクアリス:問題は次ね。

         GM:キングゴブリンが出てくる。 もちろんハイパーバーサークだ。

     フィル:「姉さん…姉さんは僕が守ってみせます!」
            バーサークします!
            (コロコロコロ) かなり組ましたね。 (コロコロコロ) 6ゾロです。
            (コロコロコロ) まず91点です。

     クリス:強い☆

     フィル:姉さんを守るためですから。 2回めは (コロコロコロ) 82点、合計は
            173点です。

     アーク:勝負や! (コロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ…) 309点、
            (コロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ…) 402点。 合計
            711点や!

     ケオヅ:1回めは (コロコロコロ) 駄目だ、ゾロ目が出ない。 まず66点。 そ
            して2回め (コロコロコロ) よし、ハイパーバーサークだ! (コロコ
            ロコロコロ) 99点の計165点。

         GM:ではキングゴブリンのヒットだ。 これが、長いぞ。うりゃー! (コ
            ロコロコロコロコロコロ) うりゃー、うりゃー、まだ組んでる。

     クリス:その、いちいち、うりゃーっての、変だよ、GM。

         GM:(コロコロコロコロコロコロ) さ、そろそろ終わりかなー。 (コロコ
            ロコロ) あー止ったあ。 さ、計算しよか。

     ヴォン:こっちは計1049点。 この上まだ爺様の《炎の嵐》と《氷の嵐》が残
            っているぞ。

         GM:キングゴブリンのヒットは…446点!

     アーク:勝った!

     ケオヅ:K.O.! YOU WON! PERFECT!

         GM:キングゴブリン、跡形もなく吹っ飛んだよ。 君達、すごすぎるよ。

     フィル:鎧抜いて500点以上のダメージですね。 ゴブリンスレイヤー無しでも
            飛んだんじゃないですか?

         GM:うん、飛んでます。

     ケオヅ:爺様&アーク恐るべし。

     アリア:では《神の慰撫》いたしますわ。
            「さぁ、静まりなさい。」

     フィル:「ふぅ、良かった。 今度は姉さんを守れた。」

   ティアナ:キングゴブリンの部屋を捜索するわ。

         GM:調べるとだね、金貨が10000枚見つかる。

     ケオヅ:疑問。 10000枚ってどうやって数えたんだ? ゴブリンがきちんと100
            枚ずつ包んでたとか?

  一同笑。

    クリス:なんてまめなゴブリン☆
            「ティアナちゃん、アクアちゃん、借金返せるねー☆」

賢者の杖/GM:「10000枚、ぶんどって、帰る気かね? これはおそらくゴブリンが村
              人からぶんどったお金じゃよ。 村人の全財産じゃよ。」

     クリス:「そうなの?」

     フィル:「依頼はゴブリンの脅威の排除、および人質の救出だけですから奪わ
              れた品の奪還は入ってないんですけどね。」

 アクアリス:「それはそうだけどー、今回の仕事にかかった必要経費と報酬分だけ
              もらっておいて、後は返しましょうよ。」

     フィル:「そうですね、なら報酬として要求するのは2割くらいにしましょうか。」

     ケオヅ:「それにしても壮観だな。だが、どうする?10000枚も持ちきれんぞ。
              300枚ぐらいが支障なく持ち運べる限度だからな。」

     ヴォン:「ヴァネスでは銅貨330枚しか持っていけないのを悔しそうにしてた
              よな。」

     クリス:「村に行って、人手と手押し車を借りてきたらいいんじゃない?」

     フィル:「人手を借りなくても手押し車だけでも充分でしょうね。 でも、せ
              っかくだから村人に来てもらいましょうか。 キングゴブリンとの
              戦いの跡が残るこの部屋見て貰えば報酬の要求もし易くなります。」

賢者の杖/GM:「ところでそのゴブリンスレイヤーなんじゃが、返してやってくれん
              か? 親友の付き従った英雄の墓碑代わりの剣なんじゃ。 また必要
              なことがあったら、いつでも取りにこれるからの。」

     フィル:「そうですね、借りた物は返しておくとしましょう。 持っててもこ
              んなに重いんじゃ使えませんし。」

     クリス:「なーんか、墓石持ち歩いているみたいだしー。」

     フィル:「では返しておきましょう。」

賢者の杖/GM:「すまんのう。」

     フィル:「じゃ、姉さん、そこの穴からまた滑っていきましょうか。」

     クリス:「きゃっ、滑り台。是非とも一度は滑っておきたかったのよねえ☆」

     フィル:「では僕と姉さんはゴブリンスレイヤーを返してきますから、皆さん
              は先に村に戻っておいてください。」
            これで姉さんと2人きり、っと。 杖がいますけどね。

       一同:シスコン。

  クリスとフィルは部屋Jに行きイクシムの像にゴブリンスレイヤーを返します。

賢者の杖/GM:「我が親友、アンジェロの意志じゃからな。 ゴーレムよ、やつが仕
              えた戦士の墓を、護ってやってくれよ。」
            そう言うと破壊したゴーレムが復活する。

     クリス:「うんうん、アンジェロさんっかあ。 じーさまも昔、ちゃーんとろ
              ーまんす、ってもんがあったのねえ。」

賢者の杖/GM:「クリス…。お前さん、何か勘違いしとりゃせんかね? アンジェロは、
              れっきとした男じゃぞ。」

     クリス:「え? じゃあ、じーさまも、まさか、ケオちゃんと同類?」

賢者の杖/GM:「そんなわけなかろうが!」

  一同は村に意気揚々と村に戻ってくると、村長に報告します。

     クリス:「たっだいま。 ゴブリン、やっつけてきたよ☆」

    村長/GM:「おお、ありがとうございます。あなたがたはこの村の恩人です。
              では早速ワイン作りを再開しましょう。」

     クリス:「新しいワインって、いつ出来るの?」

    村長/GM:「ゴブリン達がいるあいだ作業が出来ませんでしたから、今から急い
              で作って1ヶ月くらいでしょう。 そのときになってもよければ、で
              きあがったワインを存分に呑んでください。」

     クリス:「そんなにかかるんだ★」

 アクアリス:「だったら、酒場のおじさんに謝りにいかなきゃ。」

     フィル:「村長さん、人手を貸して頂けませんか? キングゴブリンの部屋に
              は金貨が10000枚ほど隠されていました。」

    村長/GM:「おぉ、お金も見つけて下さいましたか! 助かりました。 そろそろ
              食料の蓄えも底を尽きかけていたのです。 これでワインを作って
              出荷するまでの1ヶ月間、食いつなぐことができます。」

  一同は数人の村人をつれてゴブリンの洞窟から金貨を運び出します。

     フィル:戻って来たら武勇伝を話しましょう。
            「キングゴブリン、流石に強敵でしたよ。」
            ハンマー示して
           「こんな巨大なハンマー使うくらいですからね。 おかげで昨日は死に
              かけましたし。」

    村長/GM:「本当にどうもありがとうございました。」

     フィル:「ワイン飲み放題、でしたよね。 でも、まだ1ヶ月もかかるんですよ
              ね?」

     アリア:「村長さん、隣町の司祭様が、アネルエ神への捧げ物としてこの村特
              産の般若湯を頂きたいと申しております。小量で結構ですので、分
              けて頂けると有りがたく存じます。」

         GM:「はんにゃとお? 何ですか、野盗の一種ですか?」
            「聖職者はお酒のことをそう呼ぶのよ、お父さん。」
            「おお、そうでしたか。 もちろん、ワインが出来上がりました暁に
              は、10本でも20本でも差し上げますぞ。」

 アクアリス:「1ヶ月か。 どこかで戦士の修業でもしてこようかなぁ。 今回、魔
              法1回しか使わなかったし。」

    村長/GM:「あなたがたはこの村の恩人です。 ワインができるまでごゆっくり
              ご滞在下さい。寝台も、粗末なものしか用意できませんが。」

     フィル:村長さんからは報酬の話は出てこないみたいですね。

         GM:村長からはそんな発想出てこないみたいだね。 でもイリスちゃんが
            「お父さん、この方々は冒険者よ。 ワインなんかよりも、お礼とし
              て差し上げるのにふさわしいものがあるのではないかしら?」
            「あぁ、なるほど。 それでしたら、みなさんが取り返して下さった
              お金の1割を差し上げましょう。洞窟で手に入れられた魔法の品物
              もお持ち下さい。普通に暮らす我々には無用の物です。」

     フィル:「1割、というのは通常の落し物を発見した場合の相場ですね。です
              が、この場合は金貨は単に落ちていたわけではなく、ゴブリンの危
              険を排除した上で、罠が仕掛けられているかもしれない洞窟内を捜
              索して初めて得ることができる物ですよ。」

         GM:「はぁ、そういうものなんですか。では、どの程度が相場としては妥
              当なんでしょうか?」
            するとザット君が
            「僕知ってるよ!シェニクっていう遺跡の町じゃ、冒険者の取り分は
              全体の8割なんだって!」
            「は、8割!? それでは、ワインができるまでの1ヶ月間、我々の生
              活が立ち行かなくなってしまいます…。」
            「あら、でもそれはもともと誰のものでもないものを拾ってくるんだ
              から、今回のような場合とはちょっと違うんじゃないかしら?」

     ケオヅ:「でも、あんたらはもう半分あきらめてたんだろ? なら4割は貰える
              ってことだよな。」

     ヴォン:バキッ。
            「お前は黙ってろ。」

     ケオヅ:「痛い…。」

     フィル:「たしかに、いかに我々が20匹以上ものゴブリンを斃し、罠の危険を
              冒して探索したからといって、3割も4割も要求してはそちらも困り
              ますよね。 通常の落し物なら謝礼はその1割から2割が相場です。
              どうです、我々は8人ですから、1人あたり250、計2000では? つま
              り、通常の落し物と同じく2割です。」
     
    村長/GM:「2000ですか…。 しかしこの村もそれほど裕福というわけではない
              ので…。」

     フィル:「そうですね、昨晩は泊めていただいたことですし、そのお礼も込め
              て通常の相場の2割よりは減らしましょう。1割6分、1600ならいか
              がです?」

         GM:「あぁ、そのくらいなら何とか…。(ほっ) 村の者たちにも均等に
              負担させれば…。」
            「何言ってるの、お父さん! 仮にも村長なんでしょ? こんな時くら
              い、どーーん、と太っ腹なところ見せなさいよ。」
            フィルを振り返って
            「はい、1600金貨ですね。 我が家は他の家に比べれば蓄えがある方
              ですし、全額村長の支払いで構いませんわ。」
            「イ、イリス…。」
            「お父さん、いいわね?」
            「は、はい…。」

     フィル:「村長さんがお1人で払われるのですか…。 失礼ながら、村人全員で
              負担ならともかく、お1人では負担が大きいのではないですか?」

     ケオヅ:「んーと、引っかかるのは、多分この村の誰かのものだろうけど実際
              本当に誰のものだったかわからない、洞窟の金のうち、1600、」
            ここでちょっと不満そうな顔をする。
            「もらうってことになったはずなのに、なんで村長、あんたがその金
              額を払うって話になるんだ?」

  イリス/GM:「それはわたしから説明いたします。(キラリ) この村の各戸の被
              害総額を見積もったところ、概算で我が家が金貨2500枚、他の15戸
              が平均して500枚程度、と出ました。父のいうように原資から16%
              ずつ負担、ということもできますが、それでは当座の生活費に困る
              家も出てきます。我が家が全額負担しても、まだ他の家よりは残り
              ますので…。」

     ケオヅ:「ええっと…つまり…◎#◆?」

     ヴォン:「お前には悩むだけ無駄だ。 止めておけ。」

     フィル:「そうですね…100枚はお返しします。 その代わり、美味しいワイン、
              作ってください。」

     ケオヅ:「おいおい、勝手に決めるな。」

     フィル:「返した分の100枚は僕の分の分け前から減らしてください。」

     ケオヅ:「それなら構わないんだが」

  イリス/GM:「そんな、フィル様の取り分を減らすだなんて…。 冒険者の方って、
              何かとお金が要りよう、と聞きます。」
            うつむいて、頬を染める。
            「いいんです、お礼はお礼として、受けとって下さい。フィル様のお
              役に立てて下さい…。」

     フィル:「そうですか、ではありがたく使わせていただきます。 でもせめて、
              ワインが出来るまでお手伝いさせてください。」

         GM:するとイリスは、目を潤ませて、フィルを見つめているよ。

     フィル:でもそんなことには気付きません。
            「頑張って美味しいワイン、作りましょうね。」

     クリス:「ワイン出来たら、浴びるほど飲もうね☆」
  
     フィル:「ええ。」

   クリス:「子供はお酒、飲んじゃだめだよ〜☆」

   フィル:「大丈夫、飲み過ぎはしないよ。 後で姉さん部屋つれてかきゃいけ
              ないんだし。」

賢者の杖/GM:「飲むぞ〜。」

     フィル:「どうやって飲むんですか?」

賢者の杖/GM:「浴びるほど、と姉さんが言ったのを聞いておらんかったのか? 浴
              びるんじゃよ。」

     アーク:「せやったら、飲むぞ〜なんて云わんと、浴びるぞ〜って、云うたら
              ええのに。」

   フィル:「杖にも味覚があるんですね。」

     ヴォン:「クリス嬢、いい匂いがすると思ったらワインの匂いが染みついた賢
              者の杖が匂ってただけなんだな。」

賢者の杖/GM:「そうそう、アクア嬢ちゃん、ティアナ嬢ちゃん、《韋駄天》の分、
              金貨500枚払うんじゃぞ。」

     クリス:「ねえねえ、じーさま。 お金もちになったら、たまにはワインをご
              ちそうしてね☆」

     アーク:「そんなお願いせやんでも、杖についてんのんを舐めとったらええの
              んとちゃうの?」

賢者の杖/GM:「舐めるなー!」

     クリス:「ぜーんぶすぐに染み込んじゃって、駄目なの。」

     フィル:「試したんですね、姉さん。 あまり変な物舐めないでくださいね。」

     アーク:「意地汚い、杖やねんな。」

賢者の杖/GM:「一度戦闘中に背後から《これでもくらえ!》かけてやろうかいの、
              アーク?」

     アーク:「賢者のくせに大人げないのう。」

  1ヶ月後、ついに新しいワインが出来ました。

     クリス:「それじゃあ、祝杯といきましょー!」

       一同:「乾杯!」

     クリス:「美味しい☆ この村のワインって、最高ね。」

  ザット/GM:「そりゃそうだよ、父ちゃんが大切に育ててきたワイナリーだもん。」

     クリス:「ザット君も大きくなったらワイナリー育てるの?」

  ザット/GM:「うん!」

     クリス:「いいな。 あたしもワイナリー持ってみたいな。」

     フィル:「いつか姉さんに贈ります。 世界一のワイナリーをね。」

     クリス:「何度も言うけど、素敵な御曹司つき、ね☆」

     フィル:「御曹司はともかく、ワイナリーはなんとかしてみせますよ。」

     クリス:「だめよ。なんとかされちゃうとつまんない。それは、あたしが見つ
              けるものなんだから。フィルはフィルの目的のものを手に入れなさ
              いな。」

     フィル:「僕の目的のもの…それが手に入ったら…僕は嬉しいけど姉さんはそ
              うじゃないだろうし…。」

         GM:いいことを教えてあげよう。 ザット君は中々の美少年だ。

     クリス:きらーん☆
            「ザット君、大きくなったら、クリスお姉ちゃんをお嫁さんにもらっ
              てね☆」

     フィル:「な…。」

         GM:だけどね、ザット君はこう答えるのだよ。
            「ダメだよ! 僕は大きくなったら、イリスお姉ちゃんをお嫁さんに
              するんだ!」

  一同爆笑。

     クリス:シスコンは、いやだぁぁぁ〜〜〜…★

  キングゴブリンへの逆襲
                       1997/5/17 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録

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