ハイパーT&Tリプレイ

2人のゴーレムマスター


キャラクター
  アクアリス・フォン・シュトックヘルド
    エルフの6レヴェル魔術師の娘。 けっこうきつい性格のお姉様。
    岩男のヘルメットを手に入れ、さらに<体力度>が上昇する。
  ティアナ・イーヴス
    人間の4レヴェル女魔術師。 17歳。
    優れた頭脳を持つ長身の女性。
  ルーデル
    無口なエルフの1レヴェル僧侶。 探求教エイコスに仕える。
  ルーファ=モンブラン
    エルフの華麗な女怪盗。 盗みの標的を求めて夜の町を翔ける。


ルーデル:…探求のネタ…探しに。 GM:何処に探しにいきますか? 冒険者と一緒に冒険に行く、なんての もありますし、神殿で、学問的なことを行うのも探求です。 探      求教の神殿では、例えば、円周率を何桁まで計算できるか、とか、 定規とコンパスだけで角を三等分するには、といったこと等が探 求しています。 ルーデル:…フェルマーの最終定理とか? GM:探求教では、そうやって部屋に篭ったまま数ヶ月を過ごしている 神官がいたりするわけです。 「デビッド司祭様など、2年前に『四色問題を解決するのだ。』と おっしゃって部屋に篭ったきりです。」 ルーデル:「…身体…動かす探求…あります?」 神官/GM:「身体を動かすことでしたら、アレック司祭様が身体のことにつ いて探求なされております。」 ルーデル:「…身体のこと?」 神官/GM:「そうです。 10,000mを走っていただいて、呼吸や体温の変化を 探求します。」 ルーデル:「…それ…アレック司祭の探求…付き合っているだけ?」 神官/GM:「それもまた、神の御心にかなうことなのです。 正確さを期する ために、実験は繰り返し行います。 すなわち、10,000mを何度 も連続して走っていただきます。」 アクアリス:で、走り終えると、 『データが予測値と違うから、もう一度最初から走って。』 とか言われるのね。 ルーデル:「…死にません?」 神官/GM:「そうなったら殉教者として祀られます。」 ルーデル:「…遠慮します。」 神官/GM:「それでは、領主様の観察、というのはいかがでしょう? あなた も知ってのとおり、ここの領主様は非常にユニークな方ですの で、充分探求の対象となります。」 ルーデル:「…領主様?」 神官/GM:「そうです。 領主様の所へ行けば、たいてい何らかの事件が起こ りますから。 この間もニール神官が、ちょっとした事件に巻き 込まれていましたし。」 ルーデル:「…今まで…どういう観察結果?」 神官/GM:「領主様の笑い声を聞いていると、身近に神の存在を感じた、と いった報告があります。」
ジョージ/GM:「はっはっは、そこにいるのはルーデル殿ではないか?」 ルーデル:「…お久しぶり…です。」 ジョージ/GM:「はっはっは、何故突然ノートを取り出すのかね?」 ルーデル:「…領主様の…観察日記。」 ジョージ/GM:「はっはっは、このジョージ・エリオットの活躍を記録したいと 言うのだな? はっはっは、好きなだけ書きたまえ。」 ルーデル:(こくり)
ティアナ:魔術師学院で本の整理してるわ。 GM:<知性度>を振ってみてください。 ティアナ:3レヴェル成功。 GM:学会誌を見ていると、呪術師のラモン教授の最新の論文がありま した。 ティアナ:どんな論文? GM:ゴーレム製作についての論文です。 ファジーな命令を理解できる ようにする方法について述べられています。 これでゴーレムがよ り使いやすくなるだろう、とのことです。 ティアナ:本当かしら? ルーファ:ちらかっている部屋を指して『あれを片付けておけ。』と命令し たら、ちゃんと整理してくれんですか? アクアリス:部屋ごと片付けるかもしれないわ。 GM:論文の最後には、実際にゴーレムを製作し、実験的評価を行うの が今後の課題である、と書かれています。 ティアナ:これって、いつ書かれた論文? もしかして、もうそろそろゴーレ ムができてるんじゃない? GM:論文が書かれたのは1月前。 それからゴーレム製作に取りかかれ ば、1体くらいできているかもしれませんね。
ルーファ:そもそも、領主なんてのは、民から税金を取って私服を肥やして る奴ばっかりだから…。 ジョージ/GM:「はっはっは、私がジョージ・エリオットだ!」 ルーファ:ま、あれは別にして…。 ジェシカ/GM:「ほっほっほ、アタシがジェシカ・エトワールよ!」 ルーファ:あれも別にして…。 領主なんてのは、民から税金を取って私腹を 肥やしてる奴ばっかりだから、そういう奴から財宝を奪って、私 の懐を豊かにして、その一部を民にばら撒こう、って考えてたん ですけど。 ここの領主はちょっと違うみたいだから、とりあえず 社会勉強のために領主観察してます。 「領主ってのは、悪い奴ばかりと思っていたんですけど、ここの 領主は、頭の良し悪しはともかく、悪い奴ではないみたいです ね。」 盗賊/GM:「頭が悪いかどうか、は意見の分かれるところだな。 あれで領地 経営はうまくいってるようだし。 ま、なんとかと天才は紙一重 ってやつかもな。」 ルーファ:「最近、領主の周りで変わったことはありません?」 盗賊/GM:「館を増築するとかで、ドワーフの職人が大勢出入りしてるぜ。」
ティアナ:ジョージの館へ。 GM:庭では、何人ものドワーフが土木作業しています。 ティアナ:「何してるの?」 ドワーフ/GM:「ここに地下室作るんだ。 研究室にする、って話だぜ。」 ティアナ:ラモンさんは? GM:以前からある研究室にいます。 ラモンの部屋では、様々なゴーレ ムの部品が並べられています。 ラモンは、石製の腕に何やら細工 をしてるようです。 ティアナ:作業が終わるまで本読んで待ってるわ。 GM:(コロコロ) 2時間して作業が終わりました。 「おや、お主、来ておったのか。」 ティアナ:「ちょっと前に。 こちらの論文について、お話を伺いたいと思い まして。」 ラモン/GM:「おお、その論文か。」 ティアナ:「命令をいい加減にこなすゴーレムだとか?」 ラモン/GM:「いい加減な命令でも理解できるゴーレムじゃ。」 ティアナ:「その成果はどうなんですの?」 ラモン/GM:「とりあえず試作品を作ってみた。」 手のひらサイズのウッドゴーレムとレバーが2本付いた箱を取り出 します。 「これから試運転をするところじゃ。 この命令発信機を持ってく れ。」 レバーが2本ついた箱が命令発信機だそうです。 ティアナ:「どうやって命令すればいいの?」 ラモン/GM:「2つのレバーを動かしながらゴーレムに呼びかけるのじゃ。 基 本的な命令は、“戦えゴーレム”“負けるなゴーレム”“頑張 れゴーレム”の3つじゃ。」 ティアナ:「それだけだと、戦う相手がいないと意味無いんじゃ?」 ラモン/GM:「もちろん、それ以外の命令でも受け付けるぞ。 試してみるがい い。」 ティアナ:なんか不安だわ。 とりあえず雑巾を渡して 「床を磨きなさい、ゴーレム。」 ゴーレム/GM:「ま゛っ。」 ゴーレムは隅に置いてあった磨き粉を雑巾に付けて床を磨きはじ めます。 しばらくすると、床が鏡の様にぴかぴかになります。 ティアナ:「ストップ、ゴーレム。」 ゴーレム/GM:「ま゛っ。」 ティアナ:「部屋を整理しなさい、ゴーレム。」 GM:ゴーレムは、辺りに置いてある一見ガラクタを片付け始めます。 「こ、こら、それはゴミではないのじゃ。」 ティアナ:「ストップ、ゴーレム。」 ラモン/GM:「うむ、どうやら、この部屋にある物を全てゴミと見なしたよう じゃ。 判断力が不足しておるのかのう。」 ルーファ:…正しい判断と思う。 ラモン/GM:「それから、こんなゴーレムも作ってみたのじゃ。 義手として使 える右手型ゴーレムじゃ。 肩に付ければ、着用者の意思通りに 動くのじゃ。」 ティアナ:装着して本をめくってみる。 GM:<幸運度>を振ってみてください。 ティアナ:それはダイス次第では何かろくでもないことを起こすという宣言 ね? 5レヴェル成功よ。 GM:ページを破りかけました。 ティアナ:「どうも力加減がうまくできないみたいね。」 ラモン/GM:「そうか。 課題はまだまだあるわけじゃな。 じゃが、そういう 細かい作業以外であれば、そこそこ使えるはずじゃ。」 ルーファ:「人間にできることは人間がすればいいんです。 できないことを させましょう。」 ラモン/GM:「平均的な人間より力は強いぞ。」 この腕を使うと<体力度>15相当になります。 「その上なんと、こいつはロケットパンチを飛ばせるのじゃ。」 アクアリス:「あら、ロケットパンチなら、アイテム使えばできるわよ?」 ルーファ:「使い勝手を試してみたいので、しばらく貸してください。」 腕型ゴーレムの性能実験をします。 GM:<知性度>を振ってみてください。 ルーファ:4レヴェル成功。 GM:力はそれなりにありそうですが、細かい動きができません。 <体 力度>15、<器用度>3といったところです。 ルーファ:役に立ちませんね。 <体力度>15なら、私は自前でそれだけあり ますし。 腕が持った物の重さは使用者は感じますか? GM:感じません。 ですから、腕に持たせれば、使用者の限界重量とは 別に1500重量点分持てます。 ルーファ:それなら使い道はありそうですね。 ロケットパンチの性能はどう でしょう? 少し離れた石に向かってロケットパンチ。 GM:ロケットパンチは、あさっての方向に飛んでいきます。 ルーファ:前には飛ぶんですか? GM:一応前といえば前ですね。 アクアリス:バトルテックみたいに、180度までが前、とか? GM:前方120度の範囲の何処かに飛びます。 ルーファ:なら、先頭に立って撃てば、少なくとも味方に当たることはあり ませんね。 撃ったら戻ってくるんですか? GM:命令すれば、地面を這いずって戻ってきます。 「それから、こっちには指型ゴーレムがあるぞ。 こいつは小指型 じゃな。」 ルーファ:「小指1本でできることといえば、指きりくらいです。」 ラモン/GM:「うむ、わしもそう思うが、何故か盗賊ギルドの方から注文があ ったのじゃ。」 ルーファ:切られた指の代わりですか。 小指型ゴーレムをテーブルの上に置 いて、 「前に進め。」 って言ったら進みます? GM:尺取虫の様な感じで進んでいきます。 ルーファ:「3歩前、左に向き変え、2歩前、左に向き変え、3歩前。」 GM:ゴーレムはくるっと回って戻ってきます。 ルーファ:「これは使い方次第では有効な道具になりますね。」 アクアリス:このゴーレム達って、本当にファジーな判断ができるの? GM:<知性度>を振ってみてください。 アクアリス:6レヴェル成功。 GM:どう行動するか判断に迷ったときは、可能性のあるものの中から ランダムに選ぶようです。 アクアリス:「幻覚に対してはどう反応するの?」 ラモン/GM:「《蜃気楼》程度では効かんじゃろう。 《幻覚》や《幻術》なら レヴェル次第じゃな。」 ティアナ:スコップ渡して 「穴を掘りなさい、ゴーレム。」 ゴーレム/GM:「ま゛っ。」 ゴーレムは猛スピードで地面に穴を掘っていきます。 やがて見え ないくらい遥か下へ潜っていきます。 ティアナ:「戻ってきなさい、ゴーレム。」 GM:反応はありません。 「どうやら声が届かないようじゃな。」 ティアナ:「音声認識なの? じゃ、このコントローラーは?」 ラモン/GM:「それを持っていると主人と認識されるのじゃ。」 ティアナ:「やっかいな代物ね。 おおい、戻ってきなさい。」 GM:<体力度>を振ってください。 ティアナ:3レヴェル成功。 これで声が届かなかったら諦めるわ。 GM:反応はありません。 ティアナ:限りなく掘りつづけるわけね。 ルーファ:そのうち火山でも掘り当てるんじゃありません? ルーデル:…この世界…平面? GM:平面という説が有力です。 アクアリス:ならずっと下へ行ったら何があるの? GM:分かりません。 もしかすると、あのゴーレムは世界で初めて世界 の裏へ行った存在になるかもしれません。
アクアリス:「ところでジョージ、外でしている工事は何?」 ジョージ/GM:「はっはっは、ラモン教授の地下研究室を作るのだ。」 アクアリス:「わざわざ地下に?」 ジョージ/GM:「はっはっは、研究室といえば地下に作るものだ。」 ルーファ:「…地下だと…取り出すの…大変。」 ジョージ/GM:「はっはっは、大丈夫だ。 地上部への出口についてはちゃんと考 えてある。 地上には、カムフラージュにプールを作る。」 ルーファ:「…風通し悪いと…錆びる。」 ラモン/GM:「では扇子型ゴーレムを作るとしよう。」
ラモン/GM:「1月もすれば、新しい研究室ができるじゃろう。 それまでゴー レムの材料を集めておくとしよう。 おお、そうじゃ、お主ら、 材料集めを手伝ってくれんか?」 アクアリス:「何を集めるの?」 ラモン/GM:「あれなのじゃが…何じゃったかな、名前が出て来ん。」 ティアナ:「覚えてない?」 ラモン/GM:「名前が思い出せん。 《能力倍増》の副作用で知性が下がってお るせいじゃな。 山吹色をした丸い物なのじゃが。 山吹色のお 菓子…いや、菓子とは言わんな、あれは。」 ルーデル:「…ゴーレム…あれを探せ。」 ゴーレム/GM:「ま゛っ。」 山吹色をした丸い物、金貨を持ってきます。 アクアリス:ラモンさんに《魔法破り》。 ラモン/GM:「おお、思い出した。 集めて欲しいのは、蜜柑じゃ。 蜜柑を大 量に持ってきてくれ。」 アクアリス:今は何月? GM:5月の終わりですから、蜜柑の季節じゃありませんね。 ティアナ:「蜜柑じゃないと駄目なの? グレープフルーツとかは?」 ラモン/GM:「うーん、それでもいいかもしれんが…。」 ルーファ:ひょっとして、電池ですか? アクアリス:「何個欲しいの?」 ラモン/GM:「1万個は欲しいのう。 それくらい無いとパワーが足りんじゃろ う。」 ルーファ:やっぱり電池ですね。 アクアリス:一つ200gとして、1万個で2tね。 「蜜柑探しの報酬は?」 GM:探す物が蜜柑ですからねぇ。 普通の隊商が果物運んで得る儲けの 2倍くらいでしょうか。 アクアリス:蜜柑は何処に行けば手に入るかしら? GM:ローンカイラスは大陸の南部にあるので、5月といえば、かなり暑 くなってきます。 国内だと、もうほどんと蜜柑は無いでしょうね。 ティアナ:北の方に行かないといけないわけね。 GM:あるいは高地に登るかですね。 アクアリス:「ジョージ、蜜柑栽培してる農村の位置を書いた地図はある?」 ジョージ/GM:「はっはっは、地図が必要なのか? では地図作成組合から最新の 地図を持って来るとしよう。」 ルーファ:「蜜柑を集めるのなら、保存するための冷凍庫が必要です。」 ラモン/GM:「そうじゃな。 お主達が蜜柑を集めている間に冷凍庫を作ってお こう。」
アクアリス:寒い所へ行くのなら、栄光号にスパイクタイヤを装備するわ。 ルーファ:…それ…道路痛めます。 GM:街道は穴だらけになるでしょうね。 ルーファ:この時期に雪が降っている所まで行くにはどれくらいかかります? GM:ローンカイラス内だと、山に登るしかありませんね。 山の麓まで 普通の馬車で5日、栄光号で半日といったところでしょう。
ルーファ:盗賊ギルドで、近くに蜜柑が手に入る所が無いか聞いてみます。 盗賊/GM:「蜜柑ならもちろん果物屋だが、この時期には少ないだろうな。」 ルーファ:「だから聞きに来たんです。 夏場に値上がりするのを狙って保 存している商人なんかの情報があれば聞きたいんです。」 盗賊/GM:「季節外れの品を扱っている商人ならいるぞ。 夏は北へ、冬は南 へ買い付けにいっている。 蜜柑を扱っているかどうかまでは知 らん。 それから、町の果物屋を回れば、1つ2つ程度は見つかる と思うぜ。」 ルーファ:「たくさん蜜柑が要るんです。」 盗賊/GM:「何だ、そりゃ? 蜜柑好きな貴族にでも取り入ろうってのかい?」 ルーファ:「バイトみたいなものです。」 盗賊/GM:「ふぅん。 だが、蜜柑に関する情報などうちには無い。」 ルーファ:「少なくない年会費払ってるんですから、まじめに仕事してくだ さい。」 盗賊/GM:「まさか蜜柑について訊きにくる奴がいるとは思わなかったから な。 必要とあれば調べてやるが、どうする?」 ルーファ:「調べてください。 なるべく急いで。」 盗賊/GM:「分かったよ。 急げというのなら前金で50ほど貰おうか。」 ルーファ:「領主に請求してください。」 盗賊/GM:「なんだ、またあの領主が妙なこと始めたのか? それじゃ、明日 にでもまた来てくれ。」
ティアナ:地図を調べるわ。 <探索>6レヴェル成功。 GM:蜜柑栽培をしている高原の村を見つけました。 ルーデル:…そこの蜜柑…ここまで来る? GM:蜜柑商人は商売しながら旅していきますので、この町に来るまで に売り切れることもあります。
翌日。 盗賊/GM:「この町にある蜜柑のリストを作っておいたぜ。 全部で1215個あ るな。 それから、ここから馬車で1週間ほど離れた地点に、蜜 柑を積んだ隊商がいる。 」 ルーファ:とりあえず町にある1215個の蜜柑を買っておきます。 GM:ジョージの館に次々と蜜柑が運び込まれてきます。 ルーデル:「…まだ…要る?」 ジョージ/GM:「はっはっは、ラモン教授は1万個必要と言っておられたからな。」 ルーファ:「蜜柑を積んだ隊商がいるそうです。」 ジョージ/GM:「はっはっは、では買いに行こう。 諸君、栄光号に乗りたまえ。 おや、ずいぶん形が変わったな。」 アクアリス:栄光号なら、操縦し易いように改造したわ。 改造しまくったから、 操縦できるのは多分アタシだけね。 ジョージ/GM:「はっはっは、何かは知らんが、操縦席にレバーやペダルが増え ているぞ。 まぁいい、動かしてみれば分かるだろう。」 ルーデル:…危険? GM:<知性度>1レヴェルを振ってください。 成功すれば、この馬車 に乗ると命の危険がありそうだと思います。 ルーデル:「…遠慮します。」 ジョージ/GM:「はっはっは、遠慮は要らんぞ。 この馬車は、龍の精髄で動く馬 要らずの馬車なのだ。」 ルーデル:「…馬無しでも馬車?」 ティアナ:自動車ができた頃は、馬無し馬車と呼ばれたそうだから。 ジョージ/GM:「はっはっは、馬無しだと馬車とは呼ばんな。 はっはっは、これ は後から火を吹いて走るから、さしずめ火の車だな。」 ティアナ:すごく懐具合が寒そうに聞こえるわ。 ジョージ/GM:「はっはっは、さぁ、この火の車に乗りたまえ。」 ルーデル:「…遠慮します。」 ジョージ/GM:「はっはっは、遠慮は要らんぞ。 さあ乗りたまえ。」 ルーデル:「…遠慮。」 ジョージ/GM:「はっはっは、さあ乗りまたえ。」 ルーデル:「…。」 ジョージ/GM:「はっはっは、はっはっは。」 ルーデル:(こくり) ジョージ/GM:「はっはっは、それでは出発するぞ。 さて、どうすれば動くのだ?」 このレバーかな?」 アクアリス:「それはサンルーフ開閉レバーよ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、ではこのレバーか?」 アクアリス:「それはダウンフォースウィングの調整用。」
そんなこんなでどうにか栄光号は出発します。 ルーデル:…曲がれる? GM:それはジョージの腕次第ですね。 ルーファ:ジョージの前に道は無い。 ジョージの後に道はできる。 前方に 家があれば、通った後にはそこは街道になるんです。 アクアリス:領民が可哀想。 GM:では判定してみましょう。 (コロコロ) 失敗ですね。 馬車は森の 中に突っ込んでいきました。 乗っていた人は<幸運度>で<危険 回避>1レヴェルを振ってください。 全員:成功。 ジョージ/GM:「はっはっは、ちょっと失敗してしまったな。 皆怪我は無いな?」 ルーデル:(こくり) ジョージ/GM:「はっはっは、では行くぞ。」 ルーデル:…シートベルト締める。 GM:出発しようとすると、足元に矢が刺さります。 見上げると、木の 上にエルフが数人います。 「何故森を荒らす?」 ルーファ:「そこにいると危ないですよ。」 エルフ/GM:「エルフか。 エルフが何故木を荒らす?」 ルーファ:「事故です。 倒れた木の分は、こちらの領主が植林しますから。」 エルフ/GM:「お前は、子供を殺されたとき、代わりの子供を連れてくると言 われて納得するのか?」 ルーファ:「倒れた分の3倍くらい植林します。」 ルーデル:「…所謂…3倍返し。」 GM:<魅力度>を振ってください。 ルーファ:5レヴェル成功。 GM:言いくるめられました。 「まぁ、故意では無いようだから、今回は大目に見てやろう。」 ルーファ:「この次は見つからないようにします。」
一向は、あちこちで騒動を起こしつつどうにか隊商のもとへ辿りつきます。 ティアナ:「蜜柑をあるだけください。」 商人/GM:「毎度ありがとうございます。」 ルーファ:「全部まとめて買うから、まけてください。」 商人/GM:「それでは、1割おまけしましょう。」 ルーファ:皆には、5%引きで買ったと言って差額を誤魔化します。
ラモン/GM:「おお、蜜柑を集めてくれたのか。」 ルーデル:「…これ…どうやって使う?」 ラモン/GM:「この銅板と鉄板を蜜柑に挿していくのじゃ。」 ティアナ:「実験の目的は?」 ラモン/GM:「ゴーレムをパワーアップさせるのじゃ。」 ルーファ:「蜜柑に銅版と鉄板を挿したら、どうしてパワーアップするので すか?」 ラモン/GM:「うむ、どうやら、蜜柑には雷の精霊が宿っておるらしい。」 ティアナ:「聞いたことがあるわ。 雷の精霊は酸っぱいものが好きなのかし ら?」 ラモン/GM:「かもしれんの。 雷の精霊は金属を好むから、蜜柑に金属板を挿 してやることで精霊の力を取り出せるのじゃ。」 ルーファ:「雷の力でゴーレムを動かせるのなら、逆にゴーレム を動かせば雷を起こせるのではありませんか?」 ジョージ/GM:「はっはっは、ならばゴーレムを動かせば蜜柑ができるわけだな。」 ルーファ:「それは莫迦だと思います。」
ルーデル:…ジョージ…どうしてます? GM:執務室で執務中です。 積みあがった書類を笑いながら片付けてい ます。 ルーデル:…実務能力は高そう。 GM:<知性度>を振ってみてください。 ルーデル:…4レヴェル。 GM:一見片っ端から判子押している様に見えますが、実は適正に処理 しているようです。 ルーデル:…記録。 GM:さて、そうやってジョージの観察日記を書いているということは、 長時間ジョージの笑い声に曝されたことになります。 <耐久度> を振ってみてください。 ルーデル:…失敗。 GM:耳から、ジョージの笑い声が離れません。 ルーデルの頭の中で、 繰り返し響いています。 「はっはっは、はっはっは。」 ルーデル:…耳鳴り。 ジョージ/GM:「はっはっは、ルーデル殿、顔色が悪いぞ。」 ルーデル:「…気分が。」 ジョージ/GM:「はっはっは、気分が悪いのかね。 それはいかん、寝室に案内し よう。」 ルーデル:「…領主様は…仕事を続けてください。」 ジョージ/GM:「はっはっは、仕事などより、友人の身体を優先するのが当然だ。 はっはっは、肩を貸すから、寝室へ行くのだ。」 ルーデル:(こくり) ジョージ/GM:「はっはっは、気分が良くなるまで、私が見守っていてやろう。 ゆっくり休むといいぞ。 はっはっは、はっはっは。」 ルーデル:…眠れない。 アクアリス:ジョージの笑い声の威力のある部分を増幅すれば兵器になりそう ね。 ルーファ:兵器にしたら、「はっはっは。」と「ほっほっほ」ではどちらが 勝つんでしょうね。
ルーファ:ゴーレムの実験をするふりをしながら冷凍蜜柑をちょろまかしま す。 GM:<器用度>を振ってください。 <スリ>があれば使えます。 ルーファ:ハイパーポイント使って6レヴェル成功。 アクアリス:気づいたけど、見て見ぬふり。
アクアリス:アイアンゴーレムを作ってみるわ。 GM:では鉄の人形を調達する必要がありますね。 アクアリス:プレートメイルをゴーレム化すればいいわ。 GM:そうするとリビングアーマーになりますね。 ティアナ:鉄の人形作るより、鎧使った方が楽そうだから、私も鎧でゴーレ ムを作るわ。 GM:ゴーレム製作をするのなら、<知性度>を振ってください。 ティアナ:4レヴェル成功。 GM:時間がかかりますが、作ることはできそうです。 ルーファ:蜜柑を付けたら、どれくらいパワーアップするのですか? GM:一つ一つの蜜柑の出力はそれほど大きくありませんから、パワー アップさせるためには、かなりの量の蜜柑をゴーレムに積む必要 があります。 ルーデル:…上がったパワーと…蜜柑の重さが…相殺しません? GM:蜜柑の重量がかかりますから、スピードに関しては上がってませ ん。 背中に大きな蜜柑箱を背負う形になりますので、動きもかな り制限されそうです。 ティアナ:ゴーレムに蜜柑ぶら下げるのは格好悪いから、蜜柑ジュースで何 とかできないかしら。 リビングアーマーの内部に蜜柑ジュースを 詰め込むの。 アクアリス:綿か何かに染み込ませておけばこぼれないわ。 ルーファ:ゴーレムが傷を受けると、甘い匂いのする酸性の液体が噴出する んですね。 ルーデル:…液体…硫酸あたりにしたら…武器になります。 ティアナ:端子を鉄と銅以外の金属にしたらパワーアップするんじゃない? GM:するかもしれませんが、どんな金属を使いますか? 普通に手に入 るのは、金、銀、銅、鉄くらいです。 アクアリス:イオン化傾向を考えたら金よね。 GM:それは化学の知識が必要ですね。 ティアナ:どれがいいのか分からないから、適当な金属のペアを使って一番 いいのを探すわ。 GM:調べていくと、鉄と金の組み合わせが一番雷の精霊力を取り出せ ることが分かります。 「うむ、どうやら雷の精霊は、鉄と金が好きなようじゃな。」 ルーデル:「…嫌いな金属から逃げて…好きな金属へ行くのかも。」 ラモン/GM:「なるほど、その可能性もあるの。」 アクアリス:どうせリビングアーマー使うなら、銀製にしたいわ。 GM:銀製の鎧なんて、注文しないと手に入りませんよ。 アクアリス:なら銀メッキ。 GM:それもやっぱり注文生産ですよ。 1週間はかかります。 アクアリス:それでもいいわ。 とにかく、見た目を銀色にしたいの。 ルーファ:色塗ったらどうです? アクアリス:シルバースプレーの持続時間の長いのは無い? GM:そう便利なのはありませんね。 諦めて銀箔を貼ってください。
GM:今回のゴーレムの能力の基本値は、<知性度><器用度><幸運 度>が5、<体力度><耐久度>が15、<魅力度>が0になります。 ティアナ:身体をいじるのは大変そうだから、頭脳部分を工夫するわ。 ハイ パーポイント使って6レヴェル成功。 さらに、ゴーレムのセンサ ー周りを良くするわ。 これもハイパーポイント使って5レヴぇル 成功。 GM:ずいぶんハイパーポイント使ってますね。 ティアナ:ここで使わないと、今回使うところ無さそうだもの。 アクアリス:魔法使いたるもの、ここは力の入れどきよ。 ゴーレムの<器用度> を上げるように改造してみるわ。 GM:<器用度>を振ってください。 アクアリス:3レヴェル成功。 続いて思考回路の改造。 GM:<知性度>をどうぞ。 アクアリス:11レヴェル成功。 料理ができるようになってくれると嬉しいんだ けど。 GM:料理の手順さえ教えれば、それなりの料理は作れるでしょうね。 アクアリス:そうそう、ロケットパンチだとか妙な機構は付けないからね。 ラモン/GM:「何故外すのじゃ。 ロケットパンチといえば、男のロマンじゃぞ。」 アクアリス:「ならラモンさんの方にはロケットパンチ付けておけばいいわ。」 ラモン/GM:「時代は変わったのかのう。 わしらの子供の頃は、ロケットパン チは少年の夢だったのじゃが。」 ルーデル:…それ…違うと思う。 改造の結果、ティアナのゴーレムは<知性度>が11まで上がり、<感知>技能 を1レヴェル得ました。 アクアリスのゴーレムも、<知性度>15に<器用度>8 となります。
数日後。 ジョージ/GM:「はっはっは、アクア殿、ティアナ殿、ゴーレムはうまくできた かね?」 アクアリス:「ゴーレムの戦闘力をみるために、ジョージのリビングアーマー と試合してみたいわ。」 ジョージ/GM:「リビングアーマー部隊と戦わせるのか?」 アクアリス:「部隊じゃなくて、1体とよ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、了解した。」 ルーファ:「せっかくのイヴェントですから、お客さんを呼びましょう。」 ジョージ/GM:「はっはっは、では闘技場で公開しよう。」 ティアナ:「私のゴーレムは戦闘用に作ってないので、試合はパスするわ。」 アクアリス:頭がいいところも見せたいわね。 GM:ゴーレムに『5+8』って書いた札見せたら、『13』の札を取ってく るとか? ルーデル:…もっと賢いこと…できるのでは? アクアリス:アタシのゴーレムは、人並み以上の知能を持ってるわよ。 GM:円周率1万桁でも計算させますか?
ルーファ:盗賊ギルドに行って、ゴーレムの試合でトトカルチョすることを 持ちかけます。 盗賊/GM:「ほう、ゴーレムで試合か。 つくづく妙なことを考える領主さん だよな。」 ルーファ:酒場で、世間話を装ってゴーレムの噂を広めます。 「銀色の奴は見掛け倒しです。 蜜柑を背負っている方は、ジョー ジが大金を払って集めた蜜柑を使っているので、すごいパワー を持っています。」 GM:誤情報を流すなら、<詐欺>で振ってください。 ルーファ:5レヴェル成功。 GM:町はゴーレムの噂でもちきりです。 今のところ、一番人気がラモ ンの蜜柑背位(みかんせい)ゴーレム、二番人気がアクアの果汁内 蔵ゴーレムです。 ルーファ:盗賊ギルドに損させると自分の首が危ないので、今流れている情 報は誤情報であることを伝えておきます。 アクアリス:普通胴元はどう転んでも儲かるんだけど。 ルーファ:莫迦な盗賊がいたら、博打に出るかもしれませんから。 GM:博打に出そうな盗賊ですか? 「あ〜やっぱり蜜柑背負っている方ですかね〜。 思い切って全財 産賭けちゃいます〜。 これに勝てば、アンラッキーの名は返上 です〜。」 とか言っている人がいますが。 アクアリス:全財産賭けるのね。 気の毒に。 アタシは自分のゴーレムに100金 貨賭けておくわ。 ルーファ:アクアさんのゴーレムに10金貨賭けておきます。
そして、ゴーレムの試合の日がやってきました。 GM:出場するゴーレムは3体ですので、先に2連勝した方が勝つ巴戦に なります。 ゴーレムの攻撃力は、素手で2Dです。 アクアリス:アタシのゴーレムにはピロムを持たせてあるわ。 で、そのピロム に《魔人の剣》。 GM:ほう、それはラモンが《魔人の剣》を使えないと知ってのことで すか? アクアリス:魔法で強化するのは当然の戦法よ。
第1試合。 アクアのリビングアーマー対ジョージのリビングアーマー アクアリス:ゴーレムのヒットは54点。 GM:アクア側がかなり押しています。 「はっはっは、我がリビングアーマーよ、頑張るのだ。」 ルーファ:《七色の声》で 「ほっほっほ、銀色のゴーレム、ジョージのゴーレムなどに負け ては駄目よ。」 ジョージ/GM:「その声はジェシカ殿? 何処だ、何処にいるのだ?」 ルーファ:「ほっほっほ、あたしを見つけてごらんなさい。」 GM:ルーファの悪戯は置いておくとして、このヒット差だと、ジョー ジ側の逆転は無いでしょうね。 アクアの勝ちです。 第2試合。 アクアのリビングアーマー対ラモンのゴーレム ラモン/GM:「アクア君のゴーレムは中々の強敵のようじゃな。 よし、蜜柑を 全て新品に取り替えてパワーアップじゃ。」 アクアリス:アタシのヒットは54点。 GM:やっぱり、《魔人の剣》は強いですね。 アクア側が勝っています。 防御点に阻まれてダメージは入っていないようですけど。 アクアリス:また54点。 GM:今度も防御点に阻まれます。 ここで<幸運度>を振ってみてくだ い。 失敗すると、ゴーレムに不具合が起こります。 アクアリス:ハイパーポイント使って8レヴェル成功。 GM:ラモンのゴーレムが背負っている蜜柑の一部が衝撃で落ちました。 ゴーレムの動きが少し鈍くなります。 「うーん、背中に蜜柑を背負うのは構造上問題がありそうじゃな。」 アクアリス:「アタシのみたいな内臓型か、全身に置く分散型にすればいいわ。」 ラモン/GM:「そうじゃな、検討してみるとしよう。」
GM:アクアに賭けていた人は、掛け金が5倍になって返ってきます。 何処 からか、 「あ〜全財産失っちゃいました〜。」 とかいう声も聞こえてきます。 アクアリス:お気の毒さま。 ジョージ/GM:「はっはっは、流石はアクア殿だ。 アクア殿には、ゴーレムマス ターの称号を贈ろう。」 アクアリス:「ありがとう。」 GM:そのとき、どこからともなく高らかな笑い声が聞こえてきます。 「ほっほっほ、その程度のゴーレムでゴーレムマスターを名乗るの はまだ早くてよ。」 闘技場の最上段で、ゴーレムと共に逆光の黒いシルエットとなって 浮かびあがるあの方は、我らがジェシカ・エトワール嬢です。 ルーファ:本物が現れましたね。 《七色の声》使っても、流石にあれには勝て ません。 アクアリス:「さ、帰りましょう。」 てくてき。 ジェシカ/GM:「お待ちなさい、このジェシカ・エトワールを差し置いて何処へ行 くのかしら?」 アクアリス:「あなたの勝ちでいいわ。 じゃ、さようなら。」 てくてく。 ジェシカ/GM:「ほっほっほ、あたしと勝負するとよろしくてよ。」 アクアリス:「アタシは今試合したばかりだから。」 ジェシカ/GM:「ほっほっほ、では後日改めて勝負よ。 それまで首を洗って待っ てなさい。 ほっほっほ。」
ジョージ/GM:「はっはっは、アクア殿、勝負を挑まれたからには勝たねばならん な。 はっはっは、私も協力するから、大船に乗ったつもりでい るといい。 必要となる物があれば言ってくれ。」 ルーファ:ジェシカが連れていたのは、本当にゴーレムですか? 中にフィル が入ってる、なんてことはありません? GM:ゴーレムですよ。 アクアリス:さて…どうしようかしら。 ティアナ:目から怪光線が出るようにする。 ルーデル:…負けそうになったら…自爆。 アクアリス:鏡の鎧でゴーレム作れるかしら? GM:マジックアイテムにさらに魔法をかけると、相互干渉して予想外の ことが起こる可能性があります。 アクアリス:よく考えたら、別に試合勝つ必要は無いんだから、勝負引き伸ばす 意味は無かったわね。 ルーファ:負けたら向こうの高笑いを聞いて、勝ったらこっちの高笑いを聞く だけのことです。 アクアリス:適当に勝負してお茶を濁しておこうかしら。 ルーファ:今度はアクアさんが勝つ、という噂をばら撒いておいて、アクアさ んには負けてもらいましょうか。
ルーファ:エトワール城に潜入して情報を集める…ふりをしてフィルとコンタ クトを取ります。 GM:<幸運度>を振ってみてください。 ルーファ:2レヴェル成功。 GM:城に潜入すると、背後から声をかけられます。 「お姉さん、この城に何かご用ですか?」 ルーファ:「もう事情は知ってると思いますけど。」 フィル/GM:「わざわざこんなところから侵入して、何かしたいことでもあるん ですか?」 ルーファ:「侵入したら、有能な怪盗さんが出てきてくれるかな、と思いまし て。」 フィル/GM:「おやおや、それでは僕はお姉さんにおびき出されたわけですか。」 ルーファ:「取引しません? こちらは、エリオット領にあなたのお姉さんが 現れたら、その情報をあなたに渡す、ということで。」 フィル/GM:「僕の方からは何を出せばいいんですか?」 ルーファ:「ジェシカのゴーレムについての情報で、あなたが教えてもかまわ ないことを教えてください。」 フィル/GM:「最近、あの人はリンゴを集めています。」 ルーファ:「果物対決ですか。」 フィル/GM:「そうです。 『ジョージが蜜柑ならあたしはリンゴよ! スノーホワイトの例 にもあるように、美女にはリンゴが似合うのよ!』 とか言って、領土中のリンゴをごっそりと。」 ルーファ:「たしかに、蜜柑使うとゴーレムをパワーアップできるらしいん ですけど、結構邪魔ですね。」 フィル/GM:「あのお2人は、互いに勝負となると周りのことも考えずのめり込 む方達ですから。 とりあえず、人的被害が出ないなら、放って おいてもいいでしょう。」 ルーファ:「人的被害は出ないようにしたいですね。」 フィル/GM:「万一に備えてレスキュー隊を待機させておきましょう。」 ルーファ:「お互い、愉快な領主の側にいると退屈しませんね。 これからも 色々あると思いますけど、よろしくお願いします。」 帰りしなに、フィルの懐に『怪盗ルーファ参上』と書いたカード を滑りこませます。 GM:それは互いに<器用度>で<スリ>の対抗判定ですね。 ルーファ:私は6レヴェル成功です。 GM:フィルも6レヴェル。 「流石ですね。」 ルーファ:「あなたもね。」
アクアリス:「パーカーさん、このゴーレム対決を結婚式の2回目ってことにし たらどうかしら?」 パーカー/GM:「それでしたら、参加者全員がゴーレムを作って持ってくる、く らいのことをしませんと、ジョージ様はお認めにならないでし ょう。」 アクアリス:「やった後で、あれが結婚式だったって言いくるめちゃえばいい のよ。
そして、ジェシカとの試合の日がやってきました。 GM:ジェシカのゴーレムは、ジェシカの姿を模ったシルバーゴーレム です。 内部にはリンゴを封入してあります。 「ほっほっほ、これがあたしのアップル製ゴーレムよ! さぁ、 どちらが真のゴーレムマスターに相応しいか、勝負よ!」 アクアリス:「別にゴーレムマスター名乗るつもりは無いんだけど。」 とりあえずこっちのヒットは60点。 GM:そっちに51点いきます。 アクアリス:なら壊れたわ。 残骸回収して撤退。 ジェシカ/GM:「ほっほっほ、ジョージ・エリオット、結婚式の借りは返したわよ。 ほっほっほ、あたしが真のゴーレムマスター、ジェシカ・エトワ ールよ!」 甘い蜜柑の香りの中、ジェシカの笑い声は響き続けたのでした。
アクアリス:やっぱりジェシカのゴーレムは強いわね。 GM:装備が良かったんですよ。 ジェシカのゴーレムは、魔法のフラン ベルジュ“戦士の誉れ”を装備していました。 “戦士の誉れ”は、強力な攻撃力を持つフランベルジュです。 ただし、これを 使っての戦いに  負けた場合、使用者は自害してしまいます。 GM:ジェシカのゴーレムが負けていたら、ゴーレムが切腹してたんです。 ティアナ:ゴーレムが切腹して死ぬの? アクアリス:アップルジュースが流れ出したら死ぬんじゃない?
2人のゴーレムマスター 2000/5/20 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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