ハイパーT&Tリプレイ

Advanced Dig & Dug


キャラクター
  アクアリス・フォン・シュトックヘルド
    エルフの7レヴェル魔術師の娘。 けっこうきつい性格のお姉様。
    岩男のヘルメットを手に入れ、さらに<体力度>が上昇する。
  アークトゥルス
    人間の2レヴェル戦士。 魔法のつるはし片手に労働意欲に燃える24歳。
    ダンジョン製作が彼のライフワーク。
  ヴォン
    将来の賢者を夢見る人間の魔術師。 20歳の青年。
    魔術師ギルドの導師となるが、言うことを聞かない弟子達をかかえて苦労
    は絶えない。 
  ケオヅ・ガクラール
    家を飛び出して来た人間の戦士。 18歳の青年。
    ヴォンの幼なじみ。
    混沌の酒を飲んだことにより<知性度>が急上昇。
  ティアナ・イーヴス
    人間の女魔術師。 17歳。
    優れた頭脳を持つ長身の女性。
    炎のローブを身に纏い、炎の杖とサラマンダーの指輪を持つ彼女を人は炎
    の魔女と呼ぶ。
  ニール
    人間の探求教の僧侶。
    知識の収集に余念が無く、常にメモを取っている。


(intermission9)
GM:アークはずいぶんと久しぶりですね。 何をしていました? アーク:穴掘ってた。 GM:ずっと穴掘ってるんですか? アーク:自分で掘った穴蔵の中で、弁当食べながらお茶飲んでる。 スパイ クアーマーなんて、ずっと使ってないから埃被ってるで。 今一番 使い込んでいるのがこの魔法のつるはしや。 ずっと日光浴びてな いんで、肌の色は真っ白になってる。 GM:アークが穴を掘っていると、ぼこっと横穴が開いて何かが出てき ます。 木製の人形のようです。 アーク:しばらく眺めてる。 GM:人形は、アークが掘った穴を横切ってそのまま反対側の壁に突っ 込んでいきます。 アーク:負けへんで。 同じ方向に掘っていく。 GM:<幸運度>を振ってください。 アーク:2レヴェル成功。 GM:木の人形に追い付きました。 人形は、アークのことなどお構いな しにそのまま前方へ穴を掘っていきます。 アーク:どちらが先に力尽きるか勝負や。 GM:<知性度>を振ってみてください。 アーク:1レヴェル成功。 GM:この方向に掘っていくと、川にぶつかります。 アーク:木の人形とっつかまえる。 GM:<器用度>で<特殊攻撃>1レヴェルを振ってください。 アーク:成功した。 GM:じたばたじたばた。 アーク:人形持ってジョージの所へ行く。 あそこ行ったら誰かおるやろ。
ティアナ:私はジョージの館の図書室にいるわ。 アーク:「ちょうどええところに。 穴の中でこんな人形拾ったんやけど。」 ティアナ:ゴーレムのコントローラー取り出して 「ストップ、ゴーレム。」 ゴーレム/GM:「ま゛っ。」 アーク:「待てや。 その人形、お前のんか? 何や、この危険な人形は。 こいつ、川に突っ込もうとしとったぞ。」 ティアナ:「ちょっと命令の出し方間違えたの。」 アーク:「間違わんといてや。」 ティアナ:「穴を掘れ、と言ったら、際限無く掘り出したのよ。 穴掘りなが らあっという間に声の届く範囲から出ていったから止めること もできなかったの。」 ヴォン:「一定時間声がかからないと止まる、くらいにしておくべきだな。」 アーク:「ほな、わたしは穴掘りに戻るから。」 ジョージ/GM:「はっはっは、アーク殿、仕事は捗っているかね?」 アーク:「大将、穴掘りに順調も減ったくれも無いと思うんやけど。」 ジョージ/GM:「はっはっは、どんな仕事でも、順調かそうでないかはあるぞ。」 アーク:「わたし、趣味で掘ってるだけやし。」 ジョージ/GM:「はっはっは、趣味と兼ねた仕事というわけだな。」 アーク:「そやから、仕事とちゃうで。 目的も無しに掘ってるだけや。」 ジョージ/GM:「はっはっは、目的なら、この間地下室を掘ってくれと頼んだで はないか。」 アーク:「先生、わたし、そんなこと頼まれた記憶無いで。」 ジョージ/GM:「はっはっは、設計図を渡したではないか。」 アーク:「うーん、覚えない。」 GM:<知性度>を振ってください。 アーク:自動失敗。 GM:あなたの頭の中からは、穴を掘り始めた頃の記憶はさーっぱり消 えています。 ティアナ:「地下から何か出てきた?」 アーク:「よく分からん。」 ジョージ/GM:「はっはっは、よく分からん物が出てきたのかね?」 アーク:「何か出てきたかもしれんけど、覚えてへん。 第一、何処掘った かもさっぱりや。」 ジョージ/GM:「はっはっは、では何処を掘ったか分かる様に、地図を描かねば ならぬな。 よし、では地図を描きに潜るとしよう。」 アーク:「はぁ、頑張ってや。 暇やったんで、ところどころ落とし穴とか 作ったりしてるから、足元には気をつけてや。」 ヴォン:「どうしてわざわざ落とし穴など作る。」 アーク:「スリルがあった方がええやろ。 大丈夫死なへん程度の深さにし てあるから。」 ジョージ/GM:「はっはっは、落とし穴まである危険なダンジョンか。 それこそ、 このジョージ・エリオットが地図を描くに相応しい。」 ケオヅ:「これでもうすぐジョージはダンジョン経営ができるぞ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、ダンジョン経営か。 それもいいかもしれんな。」 アーク:「それやったら、モンスター放しておくで。」 ジョージ/GM:「はっはっは、モンスターなら、我がエリオット家が誇るリビン グアーマー部隊を配置しよう。 さらに、この前作ったゴーレム も置けば完璧だ。」 ヴォン:「そういうことは後にしてくれ。 少なくとも、俺がここから離れ てからな。」 アーク:「よく分からんうちにゴーレムまでできとるんか。 エリオット恐 るべしやな。」 ジョージ/GM:「はっはっは、ただのゴーレムではないぞ。 蜜柑をパワーとする 最新型ゴーレムだ。」 ケオヅ:蜜柑電池ゴーレム? アーク:ミカン、やったら、まだ完成してへんのやろ? 和歌山あたりに出 てきそうやな。 GM:アクアが作ったのが、内部に蜜柑ジュースを封入した、切ると黄 色い液体が出てくるゴーレムです。 アーク:正に命の水ボンジュースやな。 アクアリス:ちょっと着色して赤い液体が出るようにしたわ。 アーク:嫌なゴーレムやな。 GM:そんなこんなで、エリオット領内の蜜柑が買い占められています。 アーク:それ、蜜柑好きが暴動起こすで。 『み、蜜柑が切れた。 蜜柑をくれ。』 ジョージ/GM:「領民から、果物が欲しいという要望がで出ている。 理由がわか らぬが、領内から果物が消えたらしい。 輸入する必要がある。」 ティアナ:「輸入するより、何処かで果物を無駄遣いしてないか調べたら?」 ジョージ/GM:「つまり、何物かが果物を買い占めているのかね? それはいかん な。」 アーク:「それやったら、蜜柑とった奴を退治しにいったらええで。」 ジョージ/GM:「はっはっは、よし、蜜柑を独占している悪徳商人を懲らしめに いくぞ。」 アクアリス:「ジョージが蜜柑買い占めたんでしょ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、私は必要なだけ蜜柑を注文しただけだぞ。」 アクアリス:「1万個も注文したら、買占めになるでしょ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、そうなのか。 よし、蜜柑を増産体制を立てて蜜柑 が足りなくならないようにしよう。」 ティアナ:「で、地図を作るという話はどうなったの?」 ジョージ/GM:「おお、そうであった。 それでは諸君、準備はできたかね?」 ティアナ:「できてるわけないでしょ。」 ジョージ/GM:「何故だ? これだけ長時間話しているのだから、準備する時間く らいあっただろう?」 ティアナ:「そもそも、私が穴に潜るって、いつ決まったのよ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、時代はいつでも優れた若者を求めているのだ。 君 よ来たれ!」 ティアナ:「ふう、分かったわよ。 潜ればいいんでしょ。」 アーク:「温泉とか出てきたで。 皆で入れるほどの大きさ無いけど。」
アクアリス:ジョージの館に帰るのは、ちょっと嫌な予感がするから、探求教 の神殿にでも行くわ。 ニール:「おや、アクアリスさん、何かご用ですか?」 アーク:妹のイライザに会いに。 ニールって言うたら、イライザって妹 がいるんや。 GM:鏡に向かって独り言を呟く見習い看護婦の話ですね。 アクアリス:「特に用事ってわけじゃないんだけど、ちょっとお参りにね。」 ニール:神殿では、蜜柑に代わるものが無いか調査しています。 最近蜜柑 が品薄なので、電池として蜜柑の代わり使えるものか、果物とし て蜜柑の代わりになるような美味しいものが無いか、調べてます。 GM:探求教の神殿内は、各地から運ばれた果物で甘ったるい匂いがし ます。 アクアリス:「ちょっとやつれたんじゃない?」 ニール:「ここ2,3週間、果物しか食べていないもので。」 信者/GM:「ニール神官、ドリアンが届きました。」 アクアリス:ドリアンを火要らずの釜に放り込んで料理。   GM:そんなことをすると、ドリアンの匂いが室内に充満します。 神殿 にいる人は、<耐久度>1レヴェルを振ってください。 ニール:自動失敗。 ケオヅ:0レヴェル成功だ。 「ま、窓を。」 GM:他の僧侶達もばたばた倒れています。 アクアリス:アタシは5レヴェル成功。 「はい、できたわよ。 あら、みんなどうしたの?」 ニール:ふらふらになりつつメモ。 『ドリアンを煮込むと有毒ガスが発生する。 蜜柑の代わりには不 適と思われる。』 GM:しばらくすると、ジョージのところに、連絡がきます。 「何、探求教神殿で毒ガス発生?」 一同笑。 ティアナ:この臭いを利用して、気付け薬が作れないかしら? ケオヅ:気絶薬ならできそうだ。
ジョージ/GM:「はっはっは、さて、今から穴に潜るのだが、ニール殿も来ても らえんかね?」 ニール:「どのような理由で穴に潜るのですか?」 ジョージ/GM:「はっはっは、そこに穴があるからだ。」 ケオヅ:「底に穴があったら漏れるぞ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、水も漏らさぬ正確な地図を描くのがこのジョージ・ エリオットの使命なのだ。」 ケオヅ:「その水漏れする穴は何処にあるんだ?」 ジョージ/GM:「はっはっは、屋敷の地下だ。」 ケオヅ:「ダンジョン経営を始めたのか?」 ジョージ/GM:「はっはっは、地下室の予定が、何故かダンジョンになってしま ったのだ。」 アーク:掘ったのわたしやし、潜らなしゃない。 ケオヅ:発端を掘った?
ジョージ/GM:「はっはっは、では諸君、出発するぞ。」 ニール:念のため《神聖/邪悪感知》します。 アーク:はい、わたし邪悪。 ヴォン:ジョージの館そのものがある意味邪悪だな。 アーク:自分で掘っといてなんやけど、結構広いで。 ティアナ:通路の幅はどれくらい? GM:10フィートじゃないですか? アーク:1人用の穴やから、3フィートくらいやで。 GM:で、どういう風に穴を掘ったのですか? アーク:知らん。 その時の気分でアトランダムに掘ったから。 GM:それでは、ダイス振って決めましょう。 アーク:確か一番最初のシナリオもこんな感じやったかな?
アークの掘ったダンジョン                          □□□                          □A□  ■■■■■■■■■■■■■           □ □            B■           ■ ■  ■■■■〜〜〜■■■■ ■           ■ ■    ■〜〜〜〜■ ■ ■           ■ ■    ■〜〜〜〜〜■ ■ ■■■■■■■■■■■■■ ■    ■■〜〜〜■■ ■      D        ■     ■■ ■■  ■*■■■■■ ■■■■■■■■■      ■ ■   ■*■   ■ ■      ■ ■   ■*■   ■ ■      ■ ■   ■*■   ■ ■      ■ ■   ■*■   ■ ■      ■ ■   ■*■   ■ ■      ■ ■■■■■*■■■■■ ■■■≡≡≡      E     F     G  ≡≡≡      ■■■■■■■ ■■■■■■■■■≡≡≡            ■ ■            ■ ■            ■ ■            ■ ■     ■■■■■            ■ ■    ■■H  ■■            ■ ■■■■■■     ■            ■******     ■        ■■■■■ ■■■■■■     ■        ■  J  ■    ■■   ■■        ■■■ ■■■     ■■■■■          ■ ■          ■ ■
アーク:たしか、最初は北へ向かって掘ったんや。 GM:それではうまく掘れているか、<幸運度>を振ってください。 アーク:1レヴェル成功。 GM:北へは10m掘ってあるのが確認されました。 アクアリス:アタシが振っていい? GM:掘ったのはアークですから。
地点J。 アーク:北に10m掘ったところで、気が変わって次は西に向かって掘りだし た。 (コロコロ) 西向きも10m掘って飽きたみたいや。 ニール:メモメモ。 『このダンジョンの作者は気まぐれであると思われる。』 ティアナ:何か仕掛けとかは無い? <罠発見>4レヴェル成功。 GM:仕掛けたんですか? アーク:覚え無い。 GM:ティアナは、“どうして私はこんな所で罠なんて調べてるの?” と自分の行動に疑問を覚えます。 アーク:次は反対向けて掘ってた。 …5レヴェル成功や。 きっとこれ掘っ たときは気分乗り乗りやったんや。
アークの掘ったダンジョンは、東へ10m、その後北へ50m続き、そこで東西に 分かれていました。 (地点F) アクアリス:「どちらに行く?」 ジョージ/GM:「はっはっは、ではご先祖の宿るこの剣で、方向を決めるとしよ う。」 パタン。 「はっはっは、ご先祖は、元来た方へ戻れと言っておられるぞ。」 アクアリス:「なら、アタシ達はここで待ってるから。」 ジョージ/GM:「はっはっは、では一旦戻って来た道を確認してこよう。」 それでは、これからジョージはダンジョン内でワンダリングする ことにしましょう。 アーク:あんなんがワンダリングしてきたら嫌やで。 ヴォン:始終笑い声あげてるから、少なくともあれに不意打ちうけること は無いな。 GM:しばらくするとジョージが戻ってきます。 「はっはっは、戻ってみると、巨大モグラがいたぞ。 穴掘って逃 げていったが。」 ニール:「巨大とは、どれくらいですか?」 ジョージ/GM:「はっはっは、1mちょっとだ。」 アーク:「1mも? それはゲットせな。 モグラ、追いかけましょう。」 つるはし構えてモグラの逃げた方へ。 GM:通路の東側に、モグラが掘った穴が空いています。 (地点I) アーク:追いかける。 GM:モグラの巣穴にやってきました。 1mあまりのモグラが数体、光か ら逃げるように壁際に集まっています。 (地点H) ニール:観察してメモを取ります。 GM:大きいだけで、単なるモグラに見えます。 アーク:「剥製にし応えありそうやな。」 ジョージ/GM:「はっはっは、剥製にするのかね?」 アーク:「暇なときに剥製作ってるんや。 今までのモグラコレクション、 見ます?」 ニール:「モグラにしては少々大きいようですが。」 ジョージ/GM:「はっはっは、そんな種類もいるのだろう。」 アーク:「珍しい種類やな。 わたしのコレクションのために死んでもらう で。」 アクアリス:モグラ狙って射撃。 <射撃>3レヴェルあるから、8レヴェル成功。 GM:魔術師が<射撃>なんて技能持ってるんですか。 当然避けられま せん。 アクアリス:チャクラムでダメージは61点。 GM:首が飛んでますね。 アクアリス:「ごめん、傷が残っちゃった。」 ケオヅ:罪の無いモグラを。 GM:では、残りのモグラ2体は、パニック起こして逃げていきます。 アクアリス:まだ2匹いるのね。 じゃ、今度は傷残さないように…。 アーク:もうええで。 この首飛んだ奴、縫合して剥製にするから。 GM:モグラの死体持ったまま行くんですか? アーク:入り口に戻って、館の召使いに 「すまん、これ、いつもの場所にお願い。」 召使/GM:「おや、今日は大物が獲れたんですね。」 アーク:このモグラには栄誉あるコレクションナンバー1番を贈るで。
アーク:「大将、行き先決めてや。」 ジョージ/GM:「はっはっは、我がご先祖は、またも戻れと言っておるぞ。」 アーク:「戻ってどうするんや。」 ジョージ/GM:「はっはっは、急がば回れというではないか。」 ジョージはまた元来た道を戻ってきました。 アクアリス:「気をつけてね。」 GM:さて、こんな急作りの洞窟の中で大きな音をたてると、崩れる危 険があります。 ジョージの<幸運度>で判定してみるとしましょ う。 …自動失敗ですね。 ジョージが行った方からドサドサとい う音が聞こえてきます。 アーク:引き返す。 GM:崩れた土砂の下から、ジョージの足が出ています。 アーク:固める。 ニール:固めるんじゃありません。 アーク:つるはしで土砂取り除く。 「大将、無事でっか?」 ジョージ/GM:「はっはっは、ジョージ・エリオット、復活! 助かったぞ、アー ク殿。」 アーク:「大将、不死身やな。」 ジョージ/GM:「はっはっは、このジョージ・エリオット、子供達の声援ある限 り決して死なぬのだ。 走れジョージ、戦えジョージ、世界の 平和を守るんだジョージ! はっはっは。」 アーク:「大将、こんな所で笑うのはやばいで。」 ジョージ/GM:「はっはっは、よしできるだけ笑わないようにしよう。 はっはっ は。」 アーク:「ちょい待ち。 笑っとるやないか。」 ジョージ/GM:「はっはっは、努力はした。」 ヴォン:「それのどこが努力してるんだ。」 アクアリス:「はいはい、で、次は何処へ行くの?」 GM:「はっはっは、またご先祖様に聞けばいい。」 ジョージが剣を抜きます。 すると、剣から声が聞こえてきます。 「我輩を倒すとは何事だ。」 アーク:「何や、誰が喋ってるんや?」 王者の剣/GM:「はっはっは、我輩がジャック・エリオットだ!」 ケオヅ:「おお、これ、喋るのか。」 王者の剣/GM:「はっはっは、我輩はシャベルではない、剣だ。」 アーク:「こんなん、前にもおったな。」 ケオヅ:「確か、喋る杖がいたぞ。」 アーク:「ということは、こいつも爺さんやな。」 王者の剣/GM:「何を言う、我輩は若いぞ。」 アーク:「いくつや?」 王者の剣/GM:「はっはっは、忘れた。」 アーク:「ボケてるん?」 王者の剣/GM:「はっはっは、過ぎ去った年月のことなど、振り返る必要は無い。 若者は常に未来を見つめるのだ!」 アーク:「そやけど、若者ちゃうやん。」 王者の剣/GM:「はっはっは、年齢など、細かいことだ。」 アーク:「なぁ、これ、大将のご先祖?」 ジョージ/GM:「はっはっは、そうだ、この剣には、ご先祖が宿っているのだ。」
一向は再びT字路へ戻ってきます。 (地点F) アーク:「たしか、こっから西へ行ったら、温泉沸いてたで。」 ジョージ/GM:「はっはっは、では行ってみよう。」 アーク:「そういや、この辺、掘ってたら崩れてきたんや。 迂回した方が ええで。」 ジョージ/GM:「はっはっは、掘った後、片端から《石だ岩だ》で固めていくの はどうかね?」 アーク:「このつるはし、《泥だ沼だ》がかかってるから、《石だ岩だ》 はキャンセルするんやけど。」
西へ30m、北へ40mほど進むと、お湯が出てきました。 (地点C) アーク:「ちょっと温いから、入るんやったら湯冷めしないようにしてや。」 ジョージ/GM:「はっはっは、ではゆっくり入るとしよう。」 ティアナ:「今は地図作るのが先よ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、それもそうだな。」 アーク:「入ったらお肌すべすべになるで。」 ティアナ:「お肌が溶けてすべすべするだけじゃない?」 実はこれ、ラモン教授の実験室から出た廃液だったりしないかし ら? 水袋にお湯を入れて持っていく。 GM:<知性度>を振ってください。 ティアナ:7レヴェル成功。 アクアリス:アタシは8レヴェル成功。 GM:温泉の水が、少し濁ってるのに気付きます。 最近、何処かで嗅い だことのある臭いもします。 ケオヅ:ドリアンの匂い? GM:ラモン教授の研究室で嗅ぐような薬品臭です。 ティアナ:やっぱり。 この温泉は危険ね。
地点G。 GM:東側の壁から、ぬるぬるする黒い水が出てきました。 アーク:そういうたら、この辺で東向きに掘っとったら、臭い水出てきた から方向転換した覚えある。 ティアナ:「油みたいね。」 ニール:「この辺りに油が出るというのは初耳ですね。」 ケオヅ:「油って、植物から採るんじゃなかったのか?」 ジョージ/GM:「はっはっは、つまり、この向こうには森があるというわけだな。」 アーク:「森は森でも遥か昔やと思うけど。」 ジョージ/GM:「はっはっは、なんと、古代の森があるのか。 それは行ってみる べきだな。」 アーク:「ここ掘るん?」 ジョージ/GM:「はっはっは、掘ってくれたまえ。」 アーク:「なんか、嫌な予感するんやけど。」 アクアリス:そういえば、明かりってどうなってるの? GM:ジョージが油要らずのランタン持っていますね。 これは、油が要 らないだけで、火自体は普通の火が燃えてます。 アクアリス:「皆、逃げて。」 アーク:走って逃げる。 ジョージ/GM:「はっはっは、諸君、どうしたのかね?」 アクアリス:「気にしないで。」 GM:皆さんが逃げ出したところで、ジョージのランタンに引火します。 皆さん、<幸運度>で<危険回避>を振ってください。 ケオヅ:8レヴェル成功だ。 GM:流石ケオヅ、足が速いですね。 ケンタウロスとレースしただけの ことはありますね。 ニール:自動失敗です。 GM:では巻きこまれます。 1Dのダメージをどうぞ。 ヴォン:それにしても、温泉と石油が1箇所から出てくるってすごい所だな。 アーク:魔境やから。 ジョージ/GM:「げほげほ、今の爆発は何だ? 何者かの襲撃か?」 油要らずのランタンが壊れたので、中から燃え残りの金貨がじゃ らじゃら出てきます。 アクアリス:とりあえず《鬼火》。 アーク:「大将、ランタンランタン。」 ジョージ/GM:「おお、我がランタンが破壊されている。 そうか、まずは明かり を狙ったというわけだな。 何者かは知らぬが、襲撃者は頭の切 れる奴に違いない。」 アーク:「襲撃、ちゃうちゃう。」 ニール:「油に引火しただけですよ。」 ジョージ/GM:「なんと、引火の罠を仕掛けてあったというわけか。 はっはっは、 やはり、ダンジョンというのは罠が付き物だな。」 アーク:「知らん間に罠ができとるなんて、なんて恐ろしい。 自分で掘っ ててびっくりや。」 ジョージ/GM:「はっはっは、ここに罠があったということは、何処かに罠を仕 掛けた者がいるはずだな。 よし、罠を仕掛けた者を探しにいく ぞ。」 アクアリス:「罠じゃないわよ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、油が出てきたではないか。」 アクアリス:「油はもとから埋まってたのよ。」 ジョージ/GM:「なるほど、元から在った物を罠として利用したわけか。 巧妙だ な。」 アーク:身体で学習する人なんやな。 アクアリス:学習しないのよ、ジョージは。
地点D。 アーク:次は左右に掘ってみた。 ただしどっちかは飽きてすぐ行き止まり になってる。 (コロコロ) 西向きはなんや知らんけど、気合い入 れて掘ったみたいや。 GM:皆さん、<幸運度>を振ってみてください。 ヴォン:ファンブルだ。 GM:ヴォンの足元がぼこっと沈み、中から、にょろにょろしたものが 出てきます。 長さ1mほどの大きなミミズです。 ヴォン:攻撃する。 35点のダメージ。 ティアナ:炎の杖で攻撃。 (コロコロ) ハイパーバーサークしたい出目ね。 GM:魔法でバーサークですか? 怒りのフェースマスク付けるなら認め ますが。 ティアナ:それはパス。 ヒットは41点。 GM:ミミズはこんがりと焼けました。 アーク:「うちの婆ちゃんが言うてたんやけど、ミミズ焼いたら風邪薬に なるそうやで。」 ジョージ/GM:「はっはっは、風邪薬か。 しかし、このジョージ・エリオット、 風邪などひいたことはないぞ。」 ティアナ:風邪をひかないなんとかってやつね。
地点B。 アーク:ここでたしか弁当食べて、次は西へ掘ったんや。 GM:ここで全員<幸運度>振ってください。 ニール:自動失敗です。 GM:ニールの横の壁に穴が空いて、そこから大蟻が顔を出します。 アーク:危険な地下やな。 わたし、こんなところ掘っとったんか。 GM:アークが掘っていた間には、それほど危険なことは起こりません でした。 アクアリス:蟻目掛けてチャクラム投げつけるわ。 GM:外れるとニールに当たりますよ? アクアリス:「外したらごめんね。」 ティアナ:乱戦中は、飛び道具にはペナルティが来るのよ? アクアリス:ちゃんとハイパーポイント使うわよ。 (コロコロ) 9レヴェル成功。 GM:大蟻は一刀両断されました。 アクアリス:綺麗に切れたから、剥製にはぴったりかも。 ニール:「それにしても、やたらと大きな生き物ばかり出てきますね。」 アーク:「掘ってたときは、そんなん出てこんかったで。」 ジョージ/GM:「はっはっは、では最近住みついたのかね?」 アーク:「調べてみた方がええで。」
引き続き地点B。 アーク:西に掘るで。 (コロコロ) この日は気分乗り乗りやったみたいや。 5レヴェル成功。 GM:途中で先ほどの温泉に接します。 アーク:「そうや、南から温泉に掘ったら崩れそうやったから、こっちか ら掘ったんやった。」 ヴォン:「何故さっき温泉来たときに、この道が見えなかったんだ?」 アーク:「さっきは、崩れてきそうやったから、すぐ引き返したやん。」 ジョージ/GM:「はっはっは、これで安全に温泉に行けるな。」 ニール:「この温泉を利用するつもりなら、入り口からまっすぐな道を作っ ておいた方が便利ですね。」 アーク:「ほな、掘っとくで。」 二ール:道を掘るのはいいとして、温泉のお湯が濁っていたようですが、 原因は分かりますか? GM:<知性度>を振ってください。 ケオヅ:自動失敗。 GM:ケオヅは足を滑らせて温泉に落ちてしまいます。 ケオヅ:「わっ、ととと。」 ヴォン:「何をやっている、お前は。」 ケオヅ:「助けてくれよ。」 ヴォン:「自力で這い上がるんだな。」 アーク:「入るときはちゃんとかかり湯してから入るんやで。」 ケオヅ:「入るつもりは無かったんだが。」 ティアナ:<知性度>7レヴェル成功。 GM:温泉の上部から、色のついた液体がぽたぽたと落ちてきています。 ティアナ:臭いは? GM:薬品臭ですね。 ラモン教授の研究室で、似たような臭いの薬品を 嗅いだ覚えがあります。 何の薬だったかまでは思い出せませんが。 ニール:この温泉の上って、何があります? GM:ラモン教授の研究棟です。 アーク:「大将、この上、何かあるんと違う?」 ジョージ/GM:「はっはっは、では上に向かって掘ってくれたまえ。」 ヴォン:「自分の城の基礎壊す気か?」 ジョージ/GM:「はっはっは、そうか、なれば掘る前に新しい城を建てねばな。」 アクアリス:何かずれてるわね、ジョージって。
地点A。 GM:全員<知性度>を振ってください。 ヴォン:ハイパーポイント使って出目が4,5,6。 運がいいのか悪いのか。 GM:3レヴェル以上成功している人は、辺りの岩の質が、今までと少し と変わってきたことに気づきます。 アーク:そうなんか。 このつるはしで掘ってる限りは、岩の硬さとか全然 分からへんからな。 アクアリス:アタシは8レヴェル成功してるけど、どう違うか分かる? GM:わずかですが、銀色の光るものが含まれています。 ケオヅ:もしかして、銀? GM:可能性はあります。 とはいえ、質の違う部分は少量ですから、発 掘しても銀なら採算は取れないと思われます。 アーク:鉱石でも砕けるんか。 ほな、このつるはしで、金属製の防具どつ いたら、泥になるん? GM:鉱石の場合、石の部分が泥になって、金属部分は残ります。 鉱石 に含まれている金属は僅かですから、ほぼ泥になります。 ティアナ:鉱石の欠片を一つ採っておきます。 後で調べてみるわ。 アーク:すごいで。 ここって宝の山やな。
ダンジョン探索を終えた一行は地上へ戻ってきます。 ティアナ:回収した温泉の水持ってラモン教授の所へ。 ラモン/GM:「おお、これはわしが作った大きいことはいいことだ薬じゃな。」 ティアナ:「やっぱり原因はここだったのね。」 GM:さて、温泉で溺れたケオヅ君、<魔法抵抗>を振ってください。 ケオヅ:0レヴェル成功。 GM:鎧がきつくなってきています。 ケオヅ:「うぐうぐ。 何だか苦しいぞ。」 ヴォン:「何をやっている、お前は。」 ケオヅ:「これはきっと成長痛だな。」 ヴォン:「そうかそうか。 ではしっかりと成長してくれ。 頭の中身もな。」 ティアナ:かくかくしかじか。 「〜というわけで薬品が漏れているみたいなんです。」 ラモン/GM:「それはいかん。 すぐにチェックせねば。」
GM:薬品庫を調べてみると、棚に置いてあった薬品瓶のいくつかが割 れて転がっています。 「誰じゃ、瓶を落としたのは。」 ティアナ:「この部屋に入ったのは誰?」 ラモン/GM:「鍵はかけてあったはずなのじゃが…。」 ティアナ:部屋の中を調べてみるわ。 GM:壁に、直径20cmくらいの穴が空いています。 それから、最初に出 てきた木製の小型ゴーレムが転がっています。 ティアナ:「どうしてこれがここに?」 ラモン/GM:「おお、こんなところにあったのか。 どうやら、何処か遠くの音 を拾って勝手に動き出したらしいの。」 ティアナ:「じゃ、もしかして、薬品を落としたのは。」 ラモン/GM:「こいつじゃろう。 ほら、ここに薬品が付着しておるじゃろ?」 ティアナ:「ゴーレムの管理はちゃんとやってください。」 ラモン/GM:「すまんすまん。 新しいゴーレムにとりかかっておったものでな、 こいつのことはすっかり忘れておったんじゃ。」 ヴォン:こいつは…。 アーク:諸悪の根源はこの人やったんか。
その後、温泉は中和され、安全に使えるようになりました。 この洞窟の中の 温泉は、新たな名所として、人々に親しまれることになります。 洞窟内で発見された油田は、残念ながら量が少なく、発掘しても採算は取れ ない見通しです。 そして、金属の鉱脈ですが…。 GM:調べた結果、銀に混じって、ほんの僅かですがミスリルが含まれ ていました。 その後の採掘により、全部で200重量点分のミスリ ルが採れました。 ティアナ:ミスリルって、価値はどれくらい? GM:ミスリル1重量点で金貨10枚です。 全部で金貨2000枚分ですね。 ミスリルを使えば、上質の武器や防具を作ることができます。 ミスリルで武器を作った場合、鈍器であれば武器のヒットは鉄製の1.5倍にな ります。 残念ながら、刃のついた武器ではボーナスはありません。 防具を作った場合、防御点が通常の1.5倍になります。 アクアリス:200重量点なら、作れるのは武器1個くらいね。
アクアリス:「いろいろあったけど、全体としては上出来じゃない?」 アーク:「ええ仕事したで。 労働者の喜びや。」 GM:そうやって皆さんが、館で一息ついていると、緊急の知らせがやっ てきます。 「大変です、東の丘の中から、巨大な亀が現れました!」 「大変です、南の海の中から、巨大なトカゲが現れました!」 「大変です、北の森の地下から、巨大な芋虫と双子の妖精が現れ ました!」 ティアナ:「ま、まだ薬の影響が残っていたのね。」 アクアリス:「アタシ、用事を思い出したから、森に帰るわ。 さようなら。」 ヴォン:「知らん。 俺は知らん。」 アーク:「防空壕でも掘ろか?」 次々と現れる巨大生物達。 はたして、エリオット領の運命は…。 ケオヅ:おお、あれは伝説の大怪獣リザーラ! ママサモンが無いと斃せ ないぞ。
Advanced Dig & Dug 2000/6/24 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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