ハイパーT&Tリプレイ

2人の神官の事件簿


キャラクター
  アクアリス・フォン・シュトックヘルド
    エルフの7レヴェル魔術師の娘。 けっこうきつい性格のお姉様。
    岩男のヘルメットを手に入れ、さらに<体力度>が上昇する。
  アークトゥルス
    人間の3レヴェル戦士。 魔法のつるはし片手に労働意欲に燃える24歳。
    ダンジョン製作が彼のライフワーク。
  ヴォン
    将来の賢者を夢見る人間の魔術師。 20歳の青年。
    魔術師ギルドの導師となるが、言うことを聞かない弟子達をかかえて苦労
    は絶えない。 
  ケオヅ・ガクラール
    家を飛び出して来た人間の戦士。 18歳の青年。
    ヴォンの幼なじみ。
    混沌の酒を飲んだことにより<知性度>が急上昇。
  ティアナ・イーヴス
    人間の女魔術師。 17歳。
    優れた頭脳を持つ長身の女性。
    炎のローブを身に纏い、炎の杖とサラマンダーの指輪を持つ彼女を人は炎
    の魔女と呼ぶ。
  ニール
    人間の探求教の僧侶。
    知識の収集に余念が無く、常にメモを取っている。


(intermission10)
ケオヅ:「ああ、昨日は大変な1日だった。」 アクアリス:「あの程度で大変って言ってたら、ジョージの館で暮らしていけ ないわよ。」 GM:メイドさんの人気者になれたじゃないですか。 ケオヅ:はっ、背後に薬瓶を持ったメイドが。 アーク:狙われてるな。 GM:さて、狙われるのはケオヅだけどは限りませんよ。
ジョージ/GM:「はっはっは、諸君、すまんが、我が婚約者ジェシカ殿に手紙を 届けてくれんかね? 城の地下に温泉が沸いたとなれば、是非と もジェシカ殿に入ってもらいたいからな。」 アクアリス:温泉に入ったら、巨大なジェシカが現れたりしないかしら。 ケオヅ:「なんで手紙がこんなにでかいんだ?」 ジョージ/GM:「はっはっは、私のジェシカ殿への愛の大きさだ。」
アクアリス:エトワール領へは“竜の腕”スクイラ経由で行こうかしら? GM:フランスからドイツ行くのに、中国ロシア経由で行くようなもの ですね。 ヴォン:そんな大回りしてどうするんだ? アクアリス:何となくエトワール領へは行きたくないから。
一向は、エトワール領に向かって街道を超高速で駆け抜けていきます。 アクアリス:操縦は5レヴェル成功よ。 ケオヅ:「うっ、Gに潰される。」 ヴォン:「喋ると舌を噛むぞ。」 GM:エトワール領までは、普通の馬車なら4,5日、エリオットの栄光号 なら1日です。 アクアリス:なら途中で1泊ね。 宿はある? GM:街道ですので、宿場町があります。
エリオット領エトワール領周辺マップ         ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲ ┃           ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲ ┃            ▲▲▲▲▲▲▲▲▲ ┃エトワール領            ▲▲▲▲▲▲▲▲▲└──┐    †††      ▲▲▲▲▲▲▲  ┃    ††††      ▲▲▲▲└┐ ┏━┻━■  ††††††      ▲▲▲▲………┃     ††††        ▲▲▲▲………┃   └┐   ††††      ▲▲▲……………┃    └┐   ††††      ▲▲▲ …… ┃       ††††††    ▲▲▲   ┏━†† ┌─┘  †††††     ▲▲    ┃ †††††   ††            ┃†††††††  ††             ┃††††††††               ┏━┛ ††††††††               ┃   †††††    △△     └┐   ┃    †††    △△△         ┃     ††   △△△エリオット領    ┃     ┏━━●━━━━  △△■   ┏━┓  ┏━●━━━━━┛  ≡≡≡≡≡    ┣━━━┛┗━┿━┛≡≡≡      ≡≡≡≡≡≡    ┃       └≡≡≡≡≡≡    ≡≡≡≡≡≡≡  ━━●        ≡≡≡≡≡≡≡   ≡≡≡≡≡≡≡    ≡≡      ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡   ≡≡≡≡     ≡≡≡≡≡≡ ≡≡≡≡ ≡≡≡≡≡≡   ≡≡≡≡≡    ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡  ≡≡≡≡≡≡≡  ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡  ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡  ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡  ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡  ■:城      ┃:街道  ●:主な町    :宿場町  :山地     :丘陵地  :森      :沼地  :川      :海
一向は、宿場町の宿屋“銀流亭”にやってきました。 宿の主人/GM:「いらっしゃいませ。 6人様ですか?」 アーク:「6人部屋お願い。」 宿の主人/GM:「1階のお部屋になります。 お客さん達、どちらまで?」 アクアリス:「エトワール城よ。」 宿の主人/GM:「あそこへいらっしゃるのですか? ということは、お客さん達、 冒険者ですか? あの城には、いつも何かしら騒動が起こって いるそうですし。」 アクアリス:「怪盗もいるしね。」 GM:怪盗という言葉を聞いて、横で食事をしていた神官戦士らしい男 が声をかけてきます。 「城に盗人がいるのか?」 アクアリス:「あなたは?」 神官戦士/GM:「申し遅れた。 私は、戦勝教スーク様に使える神官戦士のジェイ という者だ。」 ティアナ:その名前に聞き覚えは? <知性度>8レヴェル成功。 GM:そういえば、何処かでジェイという名の神官戦士がいることを聞 いたことがあります。 同じ戦勝教のセーラから聞いたのかもし れませんね。 アクアリス:「領主お抱えの怪盗がいるって噂よ。」 ジェイ/GM:「領主を抱えた怪盗だと? そうか、領主を誘拐したのだな? お のれ、許せん。」 アクアリス:「領主が怪盗を雇ってるの。」 ジェイ/GM:「そうか、その領主は悪人だな? ならばこのジェイ、スーク様の 鉄槌をくださねばならん。」 ヴォン:「そんなに急ぐことはないだろ?」 ジェイ/GM:「善は急げだ。」 アクアリス:「怪盗P.って名乗ってるそうよ。」 ジェイ/GM:「何、怪盗-Piii-だと? そんな放送禁止用語のいかがわしい名前 を名乗るとは。」 一同笑。 ティアナ:今度あいつに会ったら、恥ずかしい名前の怪盗と呼べばいいのね。 アーク:「まだ未成年やから名前は伏せてるねん。」 ジェイ/GM:「未成年か。 青少年を正しい道に導くのは大人の役目だ。 この 拳で、そいつを悪から救い出してやろう。」 アーク:拳、きっと当たらへんで。 ティアナ:《神の拳!》なら当たるわ。 ニール:「町まではまだまだ距離があります。 今からそのように昂奮なさ れては、精神的にも良くありません。」 ジェイ/GM:「おお、そうだな。 よし、来るべき戦いにそなえて、トレーニン グをしておこう。 力をつけておかねばな。」 アーク:「力やったら負けへんで。」 ジェイ/GM:「おお、君は中々いい身体をしてるな。 だが、こと肉体の鍛錬で は、このジェイ、誰にも引けはとらん。」 アーク:「腕相撲で勝負や。」 ジェイ/GM:「面白い。」 アクアリス:アークに《能力倍増》。 <魔力集中>してこっそりかけるわ。 アーク:なんや力沸いてきたけど、そんなんかけられたの知らんから、全 力で行くで。 <体力度>8レヴェル成功。 GM:ジェイは勢い余って吹っ飛んでいきます。 アーク:自分でやっといてびっくりや。 ジェイ/GM:「中々やるな。 君、戦勝教に入って、その強さ、正義のために役 立ててみないかね? 志ある若者よ、共に悪を滅ぼそうではない か。」 アーク:あ、そんなん言われたら悩む。 ケオヅ:聖闘士にクラスチェンジ? アーク:聖闘士もええな、って思とってん。 (コロコロ) 説得された。 「導師様、よろしくお願いします。」 ジェイ/GM:「見ろ、あの一際大きく輝く星を。 君は、あのスークの星になる んだ。」 アーク:「分かりました。 共に戦いましょう。」 ガシッ。 ジェイ/GM:「よし、ならば今晩はスーク様の教えを説いてしんぜよう。」 ジェイはとうとうと語り始めます。 ティアナ:《心の平穏》かけたらどうなるかしら? GM:アークはふと冷静に戻ります。 アーク:とりあえず話だけは聞いてみよ。 それからどうするかはおいおい 考える。 GM:ジェイは熱く語り続けています。 アーク:今晩は語り明かすで。 「男とはですね…。」 ジェイ/GM:「男とは拳で語るものだ。」
GM:アクアリスに、商人らしい中年の男が声をかけてきます。 「いやぁ、僧侶ってのは、どうしてああも話が長いんですかねぇ。」 アクアリス:「気にしないで早く寝た方がいいわよ。」 商人/GM:「そうですねぇ。 どうもあたしは昔から僧侶のお話って奴が苦手 でねぇ。」 アクアリス:「じゃ、あなたの方へ来ないうちに、さっさと退散した方がいい わ。 明日の朝は早いんでしょう?」 商人/GM:「ええ、早めに出て距離を稼がなければいけませんから。」 アクアリス:「それじゃ、お休みなさい。」
ティアナ:アーク達を尻目に1人でちびちび飲んでるわ。 GM:軽薄そうな小柄な男が声かけてきます。 「お姐ちゃん、1人で飲んでもつまらんだろ? 一緒に飲もうぜ。」 ティアナ:「向こうの話を聞いてると退屈しないわ。」 小柄な男/GM:「あれか? あんなの暑苦しいだけだぜ。 あんなの無視して、楽 しく過ごそうぜ。」 アーク:<聞き耳>成功。 「ジェイさん、あそこに軟弱者がおるで。」 ジェイ/GM:「何、貴様か、軟弱者は?」 アーク:「こっち来い。 一緒に飲め。」 小型な男/GM:「い、いえ、あの…。」 アーク:「そこへ座れ。 ほら、酒や。」 小柄な男/GM:「あ、あの、できればあの人と話してたいんだけど。」 アーク:「女なんかと喋ってる場合ちゃうやろ。 わたしらの話を聞くんや。」 ニール:「まぁまぁ、そう熱くならずに。」 アーク:「この男にやな、真の男の生きる道を教えてやるんや。」 ニール:<慰撫>します。 アーク:(コロコロ) 抵抗失敗や。 GM:ジェイは…自動失敗です。 「うむ、探求教の神官殿の言うことにも一理あるな。」 アーク:「ちょっと大人気無かったかもしれへん。」 ジェイ/GM:「たしかにその通りだ。 男は口で語るものではない。 拳で語る のだ。」 アーク:「というわけで拳で語り合おうやないかい。」 小型な男/GM:「あ、あの、暴力は。」 アーク:「愛の拳や。」 ニール:「まぁまぁ、今晩はもう遅いですから。」
GM:小型な男はこそこそと2階に上がっていきます。 入れ違いに魔術 師風の男が降りてきます、 「ふぁぁぁ、何ですか、騒がしいですよ。」 アーク:「すまん。」 魔術師/GM:「まったく、夜は静かにするものですよ。 これだから下賎の輩は。 あなた方には分からないでしょうが、高度な学問を行うために は、睡眠は不可欠なんですよ。」 アーク:そのまま永眠させたろかい。 魔術師/GM:「それじゃ、静かにしてくださいね。 ふぁぁぁぁ。」 アーク:「ジェイさん、そろそろ寝ましょ。」 アクアリス:「それじゃ、お休みなさい。」 ティアナ:「私ももう寝るわ。」 GM:酒場にいた他の客達も、部屋に上がっていきます。
銀流亭には、一向の他に7人の客が泊まっていました。 魔術師らしい男シェン,商人風の中年の男ルカス,身の軽そうな小柄な男タッ ク,若いカップルのラルフとサイファ,ハルバートを携えた1人旅の女性カリン, そして戦勝教の神官戦士ジェイです。
銀流亭1階                     銀流亭地下  ■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■    ■■■■■■  ■↓ ■      ■   ■     ■    ■↑ワイン■  ■倉庫□  厨房  □従業員■ PC達 ■    ■ セラー■  ■  ■      ■   ■     ■    ■■■■■■  ■□■■■■■■□■■■□■■□■■■■■           ■ │└───┐           ↑■  ■ └────┘  ■■■■□■■■■■■■■  ■       ┌─■       □トイレ■  ■ ┌┐ ┌┐ │ ■ ○   ○ ■■■■■  ■ ││ ││ │舞■       □   ■  ■ └┘ └┘ │台■ ○   ○ ■   ■  ■ ┌┐ ┌┐ │ ■  中庭   ■ 風 ■  ■ ││ ││ ■■■ ○   ○ ■ 呂 ■  ■ └┘ └┘ ■         ■   ■  ■       ■ ○     ○ ■   ■  ■       ■         ■■■■■  ■■■■□■■■■■■■■■■■■■■
銀流亭2階  ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  ■   ■   ■   ■   ■   ■  ■ 空 ■ルカス■ジェイ■ 空 ■シェン■  ■   ■   ■   ■   ■   ■  ■■□■■■□■■■□■■■□■■■□■■  ■                  ↓■  ■ ■■□■■■□■■■■■■■■■■■■  ■ ■  ■    ■  ■ ■物置■ラルフ ■  ■ ■  ■サイファ■  ■ ■■■■■■  ■  ■      ■  ■  ■■□■■■□■■■■  ■   ■   ■  ■タック■カリン■  ■   ■   ■  ■■■■■■■■■
GM:全員<知性度>を振ってください。 <聞き耳>あるいは<感知> があれば使えます。 ティアナ:7レヴェル成功。 GM:3レヴェル以上成功した人は、ドカンという音で目が覚めます。 5レヴェル以上成功した人は、音が2階からしたことが分かります。 7レヴェル成功したティアナは、爆発音に混じって、男性の悲鳴が 聞こえました。 ティアナ:もう1度寝る。 本当に危ない事態になってたら、誰かが起こして くれるわ。 ニール:私はまだ寝ています。 アクアリス:叩き起こしてあげるわ。 GM:素手ですので、1D+個人修正です。 ニール:そんなもの食らったらそのまま永久に起きなくなります。 ヴォン:《魔力感知》。 GM:皆さん、マジックアイテムで固めてますので、自分達がまず反応 します。 ニール:《神聖/邪悪感知》。 GM:《神聖/邪悪感知》の効果範囲内には反応ありません。
GM:廊下には、音に気づいた宿の主人と何人かの宿泊客も出てきます。 アーク:「どうしたん?」 宿の主人/GM:「分かりません。 2階から、大きな音がしたので調べに来たので すが。」 ヴォン:音のした方を調べにいく。 GM:2階の階段を上がってすぐの部屋の中からしたようです。 この部 屋には、魔術師のシェンが泊まっています。 (2階マップ) アーク:扉をノック。 GM:返事はありません。 アーク:開ける。 GM:鍵がかかっています。 アーク:蹴破る。 GM:では<体力度>で<瞬間強力>を振ってください。 アーク:自動失敗。 足が痛かった。 「あうち。 あの腕相撲のときのパワーは何処行ったんや。」 ケオヅ:代わりに蹴破る。 2レヴェル成功だ。 GM:扉が破れました。 ニール:「蹴破らなくても、マスターキーを持ってきてもらえば良かった のでは?」 GM:部屋の中は、真っ黒に焼け焦げてます。 ベッドの上には、真っ黒 に焦げた体が一つ。
第1の被害者:シェン (2階マップ) ケオヅ:「これが噂に聞く人体発火現象か。」 アーク:黒焦げやったら、誰か分からへんですね。 宿の主人/GM:「この部屋は、シェンさんという方が泊まってらっしゃったので すが。」 アクアリス:《死者の言葉》を使える人間はいないわね。 ニール:あと1レヴェル上がったら習得できるんですが。 GM:《死者の言葉》だの《おお神よ》だの使えるキャラクターがいた ら、こんなシナリオしませんよ。 アーク:N◎VAで《ネメシス》で犯人見つける、いうみたいなもんやな。 『《ネメシス》使う』言われたら『できない』とは言えへん。 アクアリス:調和教の神官呼んで《調和復活》すれば同じことよ。 アーク:《調和復活》やったら、恨まれそうやで。 ヴォン:死んだままよりはいいんじゃないか? ケオヅ:『せっかく自殺したのに…。』 とか言うかもしれん。 ニール:シェンさん以外で、いなくなっている人はいませんか? GM:今起きてきているのは、神官戦士のジェイと商人のルカスです。 「何者から殺されただと?」 ニール:「まだ殺人か事故か自殺かは不明です。」 ヴォン:宿泊客をチェックしたい。 アクアリス:アタシ達以外には、6人いるはずね。
アーク:爺っちゃんの名にかけて事件を解決や。 …爺っちゃんって誰や? ティアナ:今回のタイトル、『そして誰もいなくなった』だったりしない? GM:次の探偵はきっともっとうまくやってくれることでしょう。
タック/GM:「よっ、お姐ちゃん、どうしたんだい? え? 人が殺された? お、 俺は知らないぜ。」 ニール:「殺されたとは一言も言っていませんが。」 タック/GM:「そ、そうなのかい。 どっちにせよ、俺は関係無いぜ。」 ニール:<法力集中>して《神聖/邪悪感知》をかけます。 GM:タックからは、少し邪悪さを感じます。
GM:しばらくすると衛兵がやってきます。 「殺しだそうなだ? 誰が犯人だ? さっさと白状しろ。」 アーク:いきなりやな。 衛兵/GM:「よし、全員しょっぴけ。」 ニール:「ちょっとお待ちください。」 衛兵/GM:「坊主風情が口出しするな。」 アーク:「ジェイさん、あんなん言うてますよ。」 ジェイ/GM:「そこの衛兵、神に仕える者を愚弄するか?」 ニール:「まぁまぁ、今は事件を解決することが先決です。」 衛兵/GM:「さぁ、さっさと出て来い。 早めに白状すれば、お上にも慈悲は あるぞ。」  ニール:「まず事件が事故か、それを調べないと。」 衛兵/GM:「よけいな口出しをするな。」 アクアリス:ここって、エリオット領? GM:はい。 ヴォン:我々の身分を明かしたら楽しそうだな。 アクアリス:「そんな偉そうに権力振りかざしていいの?」 衛兵/GM:「本官は、領主閣下が選ばれた騎士団団長様が選ばれた領土警備 部隊部隊長殿が選ばれた街道警備隊隊長殿が選ばれた宿場町警 備チーム隊長が選ばれた宿場町警備チーム第2分隊分隊長の副官 だ。 すなわち、本官の言葉は、領主閣下の言葉も同然なのだ。」 アクアリス:「ふぅん。 別にいいけど。」 衛兵/GM:「おい、貴様、不穏な動きをすると、公務執行妨害だぞ。」 アクアリス:「はいはい。」
GM:衛兵は、事件の起こった現場を調べ始めます。 「鍵はかかっていたのだな? ということは、マスターキーを持っ ている宿の主人が犯人だな。」 アクアリス:「《瞬き移動》魔法を使えば壁くらい超えられるわよ。」 衛兵/GM:「つまり、犯人は魔術師か。 おい貴様、貴様は魔術師だな?」 アクアリス:「アタシが犯人だったら、そんなこと言うわけないでしょ。」 衛兵/GM:「そこが心理的なトリックという奴だ。」 アクアリス:「魔術師組合に照合してもらえば分かるけど、アタシは《瞬き移 動》なんて使えないわよ。」 衛兵/GM:「組合を通さずに習得している可能性はある。」 アクアリス:「アタシ達はジョージ・エリオットの使いなんだけど。」 衛兵/GM:「でまかせを言うな。」 アクアリス:「アタシの顔に見覚えない?」 衛兵/GM:「岩などに知り合いはいない。」 アクアリス:岩男のヘルメットを脱ぐわ。 衛兵/GM:「その顔か? 手配書には無かったと思うが。 どっちにせよ、怪 しい奴だ。 署まで来てもらおうか。」 アクアリス:「アタシの身元なら、魔術師ギルドに行けば照会できるけど。」 衛兵/GM:「適当なこと言って時間を稼ぐ気だな?」 ニール:「この手紙をご覧ください。 私達は、ジョージ・エリオット卿に 頼まれて、ジェシカ・エトワール嬢への手紙を運んでいる途中な のです。」 衛兵/GM:「この手紙は…貴様達、使者から手紙を盗んだな?」 アクアリス:この分だと、表に停めてある馬車見せても無駄そうね。 アーク:馬車も盗んだ言われるだけやな。 ティアナ:モブに期待しては駄目よ。 アクアリス:とりあえず、魔術師組合に身元の照会はお願いしておくわ。 衛兵/GM:「さぁ、さっさと白状しろ。 ちょっと署まで来い。」 アーク:「しょっぴけるもんならしょっぴいてみろや。」 ティアナ:そろそろ起きることにするわ。 「ふぁぁぁ、何してるの?」 衛兵/GM:「貴様もこいつらの仲間か? 署まで来てもらおう。」 ティアナ:「私はずっと寝てたんですけど?」 衛兵/GM:「こんな状況で寝てられるとは、怪しい奴だ。」
一向は、何人かで衛兵の気を引いている間に、手分けして捜索することにし ます。 ニール:宿の周辺を調べてみます。 衛兵/GM:「貴様、何処へ行く気だ?」 ニール:「外の様子を調べに行くんです。」 衛兵/GM:「そう言って逃げる気だな?」 ニール:「でしたら、一緒についてきてください。」 衛兵/GM:「外に出ておいて、隙を見て逃げる気だろ?」 ニール:「神に誓ってそんなことはいたしません。」 衛兵/GM:「探求教か。 探求教信者は何をするか分からんからな。 実験だ、 とか言って爆発を起こしたりする。」 ニール:「もし犯人が外にいたら、あなた達はどうします? 外を調べない とあなた達の責任になりませんか?」 衛兵/GM:「外なら我々が調べる。」 ニール:「そこまでおっしゃるのでしたら、このホーリーシンボルをお預 けします。」 <説得>4レヴェル成功です。 衛兵/GM:「うーむ、いいだろう。 くれぐれも妙な気を起こすなよ。」 ニール:外の様子を調べます。 <探索>2レヴェル成功です。 GM:特に変わったことはありません。
ティアナ:部屋を<探索>してみるわ。 GM:<探索>するためには、30分が必要です。 より短い時間で行うに は、難易度が上がります。 ティアナ:邪魔が入るまで調べてみるわ。 <探索>10レヴェル成功。 GM:まず死因ですが、焼死に間違いありません。 犯人の遺留品と思わ れるものは一切ありませんでした。 それこそ髪の毛1本。 ティアナ:燃えたのは死体だけ? GM:死体の周囲は、死体と比べるとあまり燃えていません。 おそらく、 死体に付いた火が引火したものと思われます。 しかし普通、死体 がこれだけ黒焦げになるだけの火なら、周囲にもかなり被害が出 るはずなのですが。 ティアナ:魔法で燃やした? GM:《炎の嵐》を使うとこんな感じになります。 魔法の炎は目標だけ に集中するため、周囲にはあまり被害は出ません。
アクアリス:「お腹空いたわ。」 宿の主人/GM:「はぁ、簡単な物でしたらお作りいたしますが。」 アーク:「あんな黒焦げ見てよく食う気になるな。」 アクアリス:「そう?」 GM:食事をしてると、小型な男タックが声をかけてきます。」 「お姐ちゃん、こんなときに食えるとは、なかなか豪胆だな。」 アクアリス:「この程度で食欲無くしてたら、とても冒険なんてやってられな いわ。」 タック/GM:「犯人は魔術師らしいんだってな。」 アクアリス:「アタシは《炎の嵐》なんて使えないわよ。」 タック/GM:「分かってるって。 お姐ちゃんみたいな綺麗なのが、あんなこと するわけないもんな。 犯人が捕まるまで、部屋に鍵かけて閉じ 篭ってた方がいいぜ。」
GM:ティアナが部屋を調べていると、ラルフとサイファのカップルが やってきます。 「あの、何か分かりましたか?」 ティアナ:「手がかりでもあれば、と思ってるんだけど、何も遺留品が無い のよ。」 GM:「遺留品が無い…。 ひょっとしてこの事件、わたし達を…。」 「大丈夫だよ。 僕達は関係無いさ。」 ティアナ:「何か知ってるの? 情報があるんだったら教えて。」 ラルフ/GM:「いいえ、何も。 僕達は無関係です。」
ケオヅ:「被害者に恨みを抱いていた人物が一番怪しいんだが。」 衛兵/GM:「そんな奴がいるのか?」 ケオヅ:「そういえば、夜中に騒いでいて、被害者に注意されていた奴が いたな。」 衛兵/GM:「注意されたのを逆恨みしての反抗か。 で、誰だ、注意されたの は?」 アーク:「ちょっと騒いどっただけやのに、わざわざ文句言いに来てんで。」 衛兵/GM:「お前が殺ったのか。」 アーク:「殺ってへんちゅうに。 証拠はあるんかい。」 衛兵/GM:「署でじっくりと調べてやる。」 アーク:「おう、連れていってもらおやないかい。 後でどうなっても知ら んぞ。」 ティアナ:たちの悪いやくざね。 衛兵/GM:「そうやって笑ってられるのも今のうちだ。」 アーク:「ずっと笑っとってやるで。」 衛兵/GM:「よし、こいつを詰め署に連行しろ。」 アーク:「後は任せたで。」 ヴォン:「こんな軽い奴が魔法使いのわけないだろ。」 衛兵/GM:「共犯者がいるかもしれん。 そういえば、貴様、魔術師だな。」 ヴォン:俺は合成プレートアーマー着てるから、魔術師には見えんと思う が。 衛兵/GM:「ところで貴様達、どうしてこんな夜中に完全武装してるのだ?」 ヴォン:「第2の犯罪に備えて。」 衛兵/GM:「第2の犯罪を犯す気か?」 ニール:「これは冒険者としてのたしなみです。」
GM:衛兵と揉めていると、2階からまたドカンという音がします。 ケオヅ:「何だ何だ。」 ダッダッダ。 アーク:わたしの作戦は無駄に終わりそうやな。 せっかく衛兵の内部調査 に行こ思てたのに。 ヴォン:この衛兵達が一番怪しいからな。 アーク:でもこいつら、単なる小役人みたいやし、わたし縛られ損やな。
第2の被害者:タック (2階マップ) GM:爆発音は、タックの部屋から聞こえました。 ヴォン:鍵は? GM:かかっています。 ティアナ:《開け》。 GM:部屋のまん中に、黒焦げの死体があります。 部屋の中はやはり焼 け焦げています。 ニール:彼は1階にいたんじゃなかったんですか? GM:いつの間にか部屋に上がっていたようです。 ティアナ:《魔力感知》。 ニール:《神聖/邪悪感知》です。 GM:魔力の残りカスのようなものがあります。 この部屋で魔法が使わ れたようです。 また、邪悪な気配の痕跡があります。 ニール:「魔法ですか?」 ティアナ:「多分ね。」 衛兵/GM:「第2の犯行か。 この部屋の鍵は空いていたのか?」 ティアナ:「閉まっていたわ。」 衛兵/GM:「貴様が鍵を開けたのか?」 ティアナ:「鍵がかかっている部屋に、鍵を開けないでどうやって入るの?」 衛兵/GM:「第一発見者を疑え、というのは鉄則だ。」 ティアナ:「じゃ、前回の第一発見者は?」 衛兵/GM:「それも貴様達だろうが。 貴様達、何を企んでいる?」 ニール:ごちゃごちゃ言っている間に部屋を調べます。 衛兵/GM:「おい、貴様、現場を触るな。」 ニール:「何か証拠が残ってないかと思いまして。」 衛兵/GM:「証拠隠滅する気だな?」 ニール:「探求教の教えでは、見つけた物は有効に活かすために全て公開 します。」 衛兵/GM:「証拠は我々が探す。」 ニール:「では一緒に探してください。」 衛兵/GM:「貴様達が邪魔してるんだろうが。」 アーク:自分達では何も捜査せぇへんのに偉そうに。 ティアナ:「重要なのは、新たな被害者を出さないことよ。」 衛兵/GM:「犯人を捕まえれば被害は出ない。 つまり、貴様達を捕まえれば いいのだ。」 ニール:「私達は犯人ではありません。」 衛兵/GM:「皆そう言うのだ。」 ティアナ:「被害者になりそうな人を1箇所に集めておいたらどう?」 衛兵/GM:「そうやって、次は誰を狙う気だ? 集めておいて、次の獲物を物 色する気だろう?」 ティアナ:「あなた達が適切な処置を取らなかったから、第2の犠牲者が出た のよ。」 衛兵/GM:「貴様達が犯行を行ったから、第2の犠牲者が出たのだ。」 ティアナ:「むざむざ2人めが殺されたのは、あなた達の責任よ。」 <恫喝>3レヴェル成功。 衛兵/GM:「ほ、本官を脅すか? 本官は、領主閣下が選ばれた騎士団団長様 が選ばれた領土警備部隊部隊長殿が選ばれた街道警備隊隊長殿 が選ばれた宿場町警備チーム隊長が選ばれた宿場町警備チーム 第2分隊分隊長の副官だぞ。」
アクアリス:ひたすら食べてる。 宿の主人/GM:「お客さん、よくこんなときに食べられますね。 まったく、どう してこんなことになったのか。 5年前にこの宿を買って以来、 真面目に働いてきたのに。」 アクアリス:「今回は長期戦になりそうね。」 宿の主人/GM:「そんな、困ります。 このままじゃ、商売あがったりです。 働 て働いて、やっとこの宿が軌道に乗ってきたと思ったら、こ の事件ですからねぇ。 まったく参りますよ。」 アクアリス:「今回泊まっている人で、この宿の常連さんっている?」 宿の主人/GM:「商人のルカスさんは、いつもご贔屓にしていただいています。 他の方は皆初めての方達ですね。」 アクアリス:「泊り客達は、いつから泊まっているの?」 宿の主人/GM:「ラルフ様とサイファ様のお2人は、3日前から泊まっていらっしゃ います。 他の方達は、今晩だけのお泊まりです。」 アクアリス:「2人組は、3日も泊まっているのね?」 宿の主人/GM:「はい、ラルフ様が足に怪我をなされたとかで。」 アクアリス:「昨日までは、何か変わったことは無かった?」 宿の主人/GM:「特に何も。 私がこの宿を買って以来5年間、何事もなく過ごし てきました。」 アクアリス:「お客さんの中に、変わった様子は無かった?」 宿の主人/GM:「ラルフ様とサイファ様が、新しいお客様が入ってくる度に入り 口の方を気にしておいででした。 あれは誰かに追われていらっ しゃるのかと…あ、いえ、プライバシーに関わることでござい ますので、詮索してはいけませんね。」 アクアリス:「こっちも聞き過ぎたわね。 あ、壷焼きお願い。」 宿の主人/GM:「まだ食べられるのですか。 健啖家でいらっしゃいますね。」
GM:アークが衛兵に縛られているの見て、ジェイが文句を言ってきま す。 「この青年は、スーク様の教えに共感した者だ。 犯罪など犯すは ずがない。 彼が無実であることは、拳で語り合ったこの私が保 証する。」 アーク:頑張ってや。 衛兵/GM:「ええい、黙れ。 本官は、領主閣下が選ばれた騎士団団長様が選 ばれた領土警備部隊部隊長殿が選ばれた街道警備隊隊長殿が選 ばれた宿場町警備チーム隊長が選ばれた宿場町警備チーム第2分 隊分隊長の副官だぞ。」 ニール:「まぁまぁ、落ち着いてください。」 <慰撫>しておきます。 アーク:わたししょぴいていったら、衛兵はここに何人残る? GM:来ていた衛兵は4人、そのうち2人が連行していきますから、2人残 ります。 アーク:なら大人しく連れていかれる。 これで衛兵が減った分みんな動き やすくなったやろ。
GM:アークは詰め署に連行されてきました。 「大人しくすれば、お上にも情はあるぞ。 どうして殺ったんだ?」 アーク:「太陽がまぶしかったからや。」 一同笑。 衛兵/GM:「まぶしいだと? たしかに、被害者のシェンさんは太陽の様にま ぶしい頭をしていたが、そんなことを言ってはいかんぞ。 本人 は気にしていたかもしれんからな。」 アーク:「空が青かったからや。」 衛兵/GM:「確かにシェンさんは、青白い顔色だったが、そんなことを言っ てはいかんぞ。」 アーク:「新緑の風が香るからや。」 衛兵/GM:「シェンさんが、春の香りの香水をつけていたからってそんなこ とを言ってはいかん。」
アーク:他の客はどうしてるん? GM:ルカス,ラルフ,サイファ,カリンは部屋に篭っています。 ジェ イは現場を調べています、 ケオヅ:ということはあと4回事件が起きるのかな? アクアリス:次はジェイあたりかしら。 ニール:他の部屋も調べた方がよくないですか。 ケオヅ:実はベッドに仕掛けがある。 ベッドの上で跳ねると爆発するとか。 GM:ティアナの10レヴェルの<探索>では、部屋の中に火の付くよう な仕掛けは見つかりませんでした。 ケオヅ:2階のまだ燃えてない部屋を調べてみよう。
GM:2階の廊下では、ラルフとサイファが深刻そうに話しています。 「やっぱり、わたし達のせいじゃ…。」 「僕達とは関係無いさ。」 ケオヅ:「その話、もっと詳しく聞かせてくれ。」 ラルフ/GM:「あなたは?」 ケオヅ:「通りすがりの冒険者だ。 今の事件について、何か思い当たるこ とがあるのか?」 GM:<魅力度>を振ってください。 ケオヅ:ハイパーポイントを使うぞ。 …4個振った方がいいかな? ここは 重要そうだから、パイパーポイントを2点使って4個振ろう。 (コ ロコロ) 2レヴェル成功だ。 GM:「この人に助けを求めましょうよ。」 「いや、それは迷惑がかかる。」 ケオヅ:「ひょっとして、君達、駆け落ちか?」 サイファ/GM:「ええ。 わたし達、逃げてきたんです。 ケオヅ:「ひょっとして、君達、名前はロミオとジュリエットとか。」 ロミオ/GM:「ど、どうして知ってるんです? 宿帳には偽名を書いたのに。」 ケオヅ:「するとキャピュレット家とモンターギュ家の争いで?」 ジュリエット/GM: 「いいえ、ジェット団とシャーク団の抗争です。」 ケオヅ:「それだったら、トニーと、マリアじゃないのか?」 ロミオとジュリエットの2人は、対立する盗賊団のメンバーでした。 無法者 としての生活に嫌気の差した2人は、手に手を取って逃げたしたのです。 GM:〜という事情を、2人は歌い踊りながら説明します。 ヴォン:なぜ踊る。 GM:ジェット団とシャーク団ですから。 こいつらは、たとえ致命傷を 受けても10分以上踊り続けることができます。 ケオヅ:なんてウエストサイドなやつらだ。 ジュリエット/GM: 「ひょっとしたら、この事件の犯人は、わたし達を狙ったんじゃ ないかと思うんです。」 ティアナ:魔法を使ってくる盗賊って嫌ね。 魔法の習得に金を回すだけの余 裕があるってことだから。 ヴォン:魔術師が1人仲間にいれば、仲間内でいくらでも《教え》られるぞ。
ティアナ:「泊り客には全員会った?」 ニール:「1人旅の女性にはまだ会ってませんね。」 ヴォン:「まさか、寝てるわけでもあるまいに。」 アクアリス:「食事時になれば会えるわよ。」 ティアナ:「それまで待ってられないわ。 会いにいってみる。」 ニール:「そちらはお任せします。 女性の部屋を訪れるのは女性の方がい いでしょう。」
GM:2階の廊下でルカスが話し掛けてきます。 「2人も殺されるなんて、いったいどうなってるんでしょうねぇ。 早く犯人を捕まえてくれるとありがたいんですけど、あの衛兵 達じゃ頼りになりそうにないですしねぇ。 領主様も、どうして あんなのを衛兵にしたのかねぇ。」 ヴォン:「ここでは今までこんな事件が起こってなかったから、あいつら が無能かどうか分からなかったんだろう。」 ルカス/GM:「あの赤い髪のお兄さん、衛兵に捕まってったけど、あの人は犯 人じゃないと思いますねぇ。 私の見たところでは、奥に泊まっ ている1人旅の女性が怪しいと思うんですよ。」 ニール:「ここにいては危険です。 下に集まってください。」 ルカス/GM:「その方が安全そうですねぇ。 そうしましょう。」
ティアナ:1人旅の女性の部屋をノック。 カリン/GM:「何だい、こんな夜中に? 緊急の用事でなけりゃ、明日にしてく れ。」 ティアナ:「もしよろしければ、下の部屋に来てちょうだい。」 カリン/GM:「なんでわざわざ行かなきゃなんないんだ? アタイは眠いんだ。 余計なことで起こさないでくれ。」 ティアナ:「ちょっと事件が起きたので、お話を聞きたいの。」 カリン/GM:「事件? 何かあったのかい?」 ティアナ:「2人焼死したわ。」 カリン/GM:「死んだ? 事故かい?」 ティアナ:「殺人事件よ。」 カリン/GM:「殺人だって? 殺した奴は捕まったのかい?」 ティアナ:「まだ捕まっていません。」 カリン/GM:「逃げたのか?」 ティアナ:「おそらくまだ宿の中にいると思うわ。」 カリン/GM:「へぇ、人2人も殺しておいて、のうのうとしてる奴が、この宿の 中にいるってわけだ。 そんなふざけた奴は、しめてやんないと な。」 バキバキ。 「で、その2人はどういう状況で殺されたんだい?」 ティアナ:かくかくしかじか。 カリン/GM:「1人で寝てたら殺されたのか。 面白い、アタイのとこに来たら、 返り討ちにしてやろうじゃないか。」 バキバキ。 ティアナ:「1人は危険よ。」 カリン/GM:「てめぇの身くらい、てめぇで守れるぜ。」 ティアナ:「亡くなった方も、そう思っていたと思うわよ。」 カリン/GM:「眠ってたとき不意打ちされたんだろ? 油断しなきゃ大丈夫さ。」 ティアナ:「1人めのシェンさんはともかく、2人めのタックさんは警戒して いたはずよ。」 カリン/GM:「アタイなら大丈夫だよ。」 ティアナ:「生兵法は怪我の元。」 カリン/GM:「アンタ、アタイに喧嘩売ってるのか?」 ティアナ:「売るような喧嘩は持ってないわ。」 GM:2人で押し問答していると、衛兵がやってきます。 「おい、貴様ら、何をやっている。」 ティアナ:「単なる世間話よ。」 カリン/GM:「もう終わったぜ。 それじゃ、お休み。」 バタン。 ティアナ:「あ、待って。」 衛兵/GM:「おい、貴様、次はこの部屋の女性をターゲットにする気か?」 アクアリス:客観的に見ると、ティアナが一番怪しいかもしれないわね。
ニール:「衛兵さん、先入観を持ったままでは正しい捜査はできませんよ。」 衛兵/GM:「本官は捜査のプロだ。 何と言っても、本官は領主閣下が選ばれ れた騎士団団長様が選ばれた領土警備部隊部隊長殿が選ばれた 街道警備隊隊長殿が選ばれた宿場町警備チーム隊長が選ばれた 宿場町警備チーム第2分隊分隊長の副官なのだからな。 貴様ら を全員捕まえれば事件は解決だ。」 ニール:「私達を捕まえたとして、また事件が起こったらどうします?」 衛兵/GM:「貴様、まだ事件を起こすつもりなのか?」 ニール:「そう取りますか。」 ティアナ:私が犯人だったら、まずこの無能な衛兵を燃やすわ。 アーク:なんで燃やさへんの? ニール:「どうしてそんなに私達を疑うのですか?」 衛兵/GM:「その女は魔術師ではないか。 あの犯行は、明らかに魔術師の仕 業だ。 泊り客の中で、被害者を除けば魔術師は貴様らだけだ。 だ。 魔術師なら、鍵も開けられるだろうしな。」 ニール:「魔術師を他の客とは別に隔離しておいて、他の客は1箇所に集め ておいたらどうです?」 衛兵/GM:「魔術師なら、部屋を抜け出ることくらい造作もないだろう。 見 張っていないと安心できない。 だから、その女は詰め署に連れ ていく。」 ティアナ:「もし私が犯人だったら、詰め署に着く前にあなたは消し炭になっ てるわ。」 衛兵/GM:「ほ、本官を脅す気か?」 ティアナ:「別に。」 衛兵/GM:「本官は、領主閣下が選ばれた騎士団団長様が選ばれた領土警備 部隊部隊長殿が選ばれた街道警備隊隊長殿が選ばれた宿場町警 備チーム隊長が選ばれた宿場町警備チーム第2分隊分隊長の副官 だぞ。 本官がその気になれば、領主閣下にお願いして貴様をこ の国から追放することもできるのだぞ。」 アーク:できるもんならやってみい。 ニール:「ティアナさん、ここはいったん彼らに従って、詰め署まで同行 していただけませんか? このままでは、事態が掻き回されるば かりです。」 ティアナ:「そうね、その方が良さそうね。」
GM:ティアナは詰め署に連れていかれました。 宿の残った衛兵は、主 犯と思われるティアナが捕まったので安心しきってる様子です。 アーク:そんな奴には、後で人生の厳しさをとっくりと教えたる。 ティアナ:これでさらに事件が起こったら、次は誰が犯人に祭り上げられる のかしら? アーク:このまま行ったら、本当に“そして誰もいなくなった”やな。 ヴォン:あと衛兵は何人残ってる? GM:宿の入り口を塞いでるのが1人です。 ケオヅ:1人だけ残って、もしオレ達全員が共犯者だったら、そいつ殺され るぞ。 GM:殺すんですか?
ニール:現在の泊り客の位置を確認しておきます。 GM:ジェイは殺されたタックの部屋を調べています。 ルカスは1階で 宿の主人と一緒にいます。 ロミオとジュリエットは自室です。 カリンも1人自室に篭っています。 (2階マップ) アクアリス:1階にはアタシがいるわ。 ケオヅ:ロミオとジュリエットのところにはオレがいる。 アーク:ジェイさんが危ないんとちゃうか? ニール:「ロミオさんとジュリエットさんの所には私がいますから、ケオ ヅさんはジェイさんのところにいてください。」 ケオヅ:「分かった。 ニールさん、この2人の話を聞いてやってくれよぉ。 オレ、泣けてきちゃったぜ。 しくしく。」
アクアリス:主人に、商売の話について聞いてみるわ。 宿の主人/GM:「今は商売のことは考える気になりません。」 アクアリス:「別のこと考えて気を紛らわせた方がいいわよ。」 宿の主人/GM:「そうですね。 商売といえば、前にこの宿を持っていた方は商売 上手だったんですが、私はどうもねぇ。 前の方は、結構儲けら れていましたから。 多少はあくどいこともやっておられました が…あ、いえ、今のは忘れてください。」
GM:ジェイを探しているケオヅ、<知性度>を振ってみてください。 ケオヅ:幸運のペンダントをかけてるから…1レヴェル成功だ。 GM:ふと、前方から寒気を感じました。 そして、その直後に前方で爆 発音がします。 ケオヅ:「いったい、何なんだ?」 GM:廊下で、ジェイが黒焦げになって倒れています。 ケオヅ:「しっかりするんだ。」 でももう死んでる? GM:一応、生死判定してみますが死んでるはず…おや、6ゾロが出まし た。 生死判定成功です。 ケオヅ:「おおい、誰か来てくれ。」 ニール:急いでそっちへ行って《手当て》します。 アーク:そうするとカップルが危ないで。 ケオヅ:大丈夫。 あの2人は、仮にも盗賊団にいたんだ。 腕に覚えはある はず。 ニール:2人にも一緒に来てもらいます。 GM:2人は、恐々ついてきます。 ニール:ジェイさんに《手当て》。 3点回復させます。 GM:傷はある程度治りました。 まだ意識は戻りませんが、しばらくす れば目を覚ますでしょう。 ケオヅ:「しっかりするんだ。」 ゆさゆさ。 ニール:「ケオヅさん、今は静かに寝かせておくべきです。」 GM:<知性度>を振ってみてください。 ニール:ハイパーポイントを使います。 3レヴェル成功です。 GM:ジェイは戦勝教のホーリーシンボルを握り締めています。 ニール:身につけているんじゃなくて、握り締めているんですね? という ことは、犯人はアンデッドですか? 《死人感知》してみます。 GM:《死人感知》の効果範囲は30mですか。 では、10mほど下の方から 反応があります。 アクアリス:地下? この宿って、地下室があるの? GM:ワインセラーがあります。 アクアリス:そんなものがあったの? GM:マップにもちゃんと描いてありますよ?
GM:しばらくするとジェイが目を覚まします。 「ここは…おのれ、このジェイを焼き討ちするとは!」 ニール:「落ち着いてください。 犯人は見ましたか?」 ジェイ/GM:「うむ。 あれは亡者だな。 若い女性だった。 成仏させようとスー ク神に祈ったのだが、突然火を放ってきたのだ。」 アクアリス:魔術師の幽霊かしら。
ニール:宿の主人に聞いてみます。 「〜というわけで、若い女性の幽霊が犯人らしいのです。 何か心 当たりはありませんか?」 宿の主人/GM:「若い女性ですか。 いいえ、思い当たりません。」 ニール:「どうやら、地下に潜んでいるようです。 地下を見せていただき ます。」 宿の主人/GM:「よろしくお願いします。」
一向は、地下のワインセラーへとやってきました。 GM:<知性度>で<探索>を振ってみてください。 アクアリス:6レヴェル成功。 GM:ワインセラーの壁の一部が崩れています。 壁の中には、白い物が 埋まっているのが見えます。 アクアリス:予想はつくけど、埋まっているのは何? GM:死後数年経っていると思われる人間の骨です。 骨格からすると、 女性と思われます。 アクアリス:殺して壁に塗りこめたのね。 宿の主人に聞いてみるけど? 宿の主人/GM:「し、死体が壁の中にあったんですか? そんな、まったく気付き ませんでした。」 アクアリス:「このワインセラーはいつ作ったの?」 宿の主人/GM:「ここは私がこの宿を買って依頼手を加えてません。」 アクアリス:「前の持ち主って、どんな人?」 宿の主人/GM:「商売熱心な方でしたが…。」 アクアリス:「が?」 GM:宿の主人は口篭もっています。 ニール:「話してください。 これは事件解決のために必要なことなんです。」 <説得>3レヴェル成功です。 宿の主人/GM:「少々熱心過ぎたんでしょう、宿を、犯罪人の隠れ家として提供 したんです。」 アクアリス:「今はどうしてるの?」 宿の主人/GM:「5年前に逮捕されました。 その後のことは知りません。」 アクアリス:衛兵に聞けば分かるかしら。
一向は、衛兵に5年前に起こったことを尋ねます。 なお、ジェイの証言もあっ たため、アークとティアナは釈放されています。 GM:衛兵によれば、前の持ち主は、5年前に逮捕され、現在はエリオッ トの町で服役中とのことです。 アクアリス:「どんな罪で捕まったの?」 GM:最初は、犯人隠匿と公務執行妨害で逮捕されました。 その後の調 べで、実は10年前−当時からすれば5年前−に窃盗も行っていたこ とが発覚しました。 アクアリス:「殺人は?」 GM:殺人の罪では裁かれていません。 ニール:「前の主人の周辺にいた人物で、壁に埋められた遺体に相当しそ うな人はいますか?」 GM:主人と親しかった女性が数人います。 その半数は、後ろ暗い身で あったのか、衛兵がやってくると姿を消しました。 その後の行方 は分かりません。 ニール:「姿を消した女性達の捜査はしなかったのですか?」 GM:姿を消した女性達が、犯罪を行ったという証拠もありませんでし たし、やってたとしてもどうせ微罪だと思われたので放っておか れました。 アーク:「面倒やから捜査せんかったんやろ。」 衛兵/GM:「ほ、本官は、領主閣下の名において公正な捜査を行ったのだ。 本官の捜査に間違いは無い。」
GM:皆さんの前に、恐ろしい形相をした女性の姿が浮かび上がります。 「あいつ…は…何処?」 ティアナ:「ここにはいないわ。」 幽霊/GM:「何処…だ。 何処…にいる。」 ティアナ:「だから、ここにはいないってば。」 幽霊/GM:「何故…隠…す?」 ニール:「隠してなどいませんよ。」 幽霊/GM:「何処…だ。 焼いて…やる。 あいつ…を…焼い…てやる。 あい つ…は何処。」 ニール:「彼は現在服役中です。」 幽霊/GM:「何故だ。 何故…あいつは出てこない。 あの…臆病者。 事件が …発覚が…恐くて私を殺した…殺した臆病者。」 ニール:「彼は必ず法により裁かれます。」 幽霊/GM:「何故…あいつは…生きている。 許せ…ぬ。 決して許せぬ。 あ いつ…は何処?」 ティアナ:「エリオットの町よ。」 幽霊/GM:「何故隠…す。 お前…も…あいつの仲間か?」 ティアナ:「違うわよ。」 幽霊/GM:「ならば…あいつ…を出せ。」 アクアリス:「衛兵さん、前の主人を連れて来れる?」 GM:衛兵は気絶しています。 ヴォン:つくづく役に立たん奴。 幽霊/GM:「何処…あいつ…は何処。 お前達…何故あいつを隠す。」 ティアナ:「隠してなんていないってば。」 幽霊/GM:「お前達…も仲間だな。 私を殺し…たあいつの仲間…だな。」 幽霊はティアナに向かって火を吹きます。 …が、ティアナは炎の ローブ着てますから、火ではダメージ受けませんね。 ティアナ:そうね。 なら私が前に立っておくわ。 幽霊/GM:「あいつは…何処。 お前達…何故私…の邪魔を…する。」 ティアナ:「だ・か・ら、邪魔はしてないって言ってるでしょ。」 GM:幽霊は再び火を吹きますが、ティアナが受けて終わりですね。 ティアナ:「いい加減にしなさい。」 お返しに《炎の嵐》。 GM:火は、幽霊をすり抜けて後の壁を焦がします。 ティアナ:魔法は通じないみたいね。
その後も、一向は何とかして幽霊を説得しようとします。 しかし、妄執に囚 われている幽霊には、一向の言葉は届きません。 GM:皆さんが何か言う度に幽霊は火を吹くのですが、ティアナが受け るだけですね。 一向は、有効策求めて悩みます。 ニール:「《神の拳!》なら効くと思うのですが、あまり力押しはしたく ありませんね。」 アクアリス:「火を吹き続けていたら、そのうち力使い果たして消えるんじゃ ない?」 GM:それまで待ってみますか? アクアリス:それも手だと思うけど。
そして、一向が出した解決方は…。 アクアリス:前の主人の顔は分かる? GM:似顔絵なら、主人なり衛兵なりに聞けば描けますが。 アクアリス:じゃ、主人の顔形を聞いておいて、幽霊の前へ行って《蜃気楼》。 前の主人の幻を出すわ。 幽霊/GM:「おお。 待って…いた。 この…ときを。 私…の怨み…思い知る がいい。」 幽霊は、幻に向かって今までよりも遥かに強烈な火を吹きます。 アクアリス:もう1回《蜃気楼》で、今度は火で苦しんでいる幻を出すわ。 幽霊/GM:「苦しむ…がいい。 私を殺した…罪…に焼かれるが…いい。」 アクアリス:最後は灰となって燃え尽きた幻。 幽霊/GM:「やった。 ついに…やった。」 幽霊の姿は次第に消えていきます。 ニール:「エイコス神よ、この者の魂を導きたまえ。」
翌朝。 宿の主人/GM:「ありがとうございます。 この宿の一角に、彼女を祀る墓碑 を建てることにします。」 ティアナ:衛兵は何か言ってこない? 衛兵/GM:「事件も解決したことだし、本官の捜査を邪魔したことは不 問にしてやろう。」 ヴォン:いつ捜査をしたんだ、いつ。 GM:そこへ、魔術師組合から、アクアリスが頼んでいた身元紹介 の書面が届きます。 それを読んだ衛兵は、見る見る真っ青に なっていきます。 アーク:「どうしたん? 顔色悪いで?」 衛兵/GM:「き、貴様らは…いえ、あ、あなた方は領主閣下の…。」 アクアリス:「だから最初にそう言ったでしょ?」 ティアナ:「あなたのことは、ジョージに報告しといてあげるわ。」 衛兵/GM:「ほ、本官があなた方に無礼を働いたのは、一重に職務に忠 実であろうとするがゆえであり…。」 衛兵はひたすら言い訳を始めます。 アクアリス:そんなのは無視。
こうして事件は無事解決しました。 もちろん、過去の事件の再調査を初め、 するべきことはまだたくさん残ってますが。
GM:カリンが部屋から出てきます。 「何だい、アタイが寝てる間に事件は解決しちまったのかい。」 ティアナ:「犯人は幽霊だったわ。 危なかったわね、あなたのそのハル バートも効かない相手よ。」 カリン/GM:「幽霊相手だったら、アタイはスペシャリストさ。 神官位 は伊達じゃねぇぜ。」 ティアナ:「あなた、神官だったの?」 ニール:「どちらの宗派ですか?」 カリン/GM:「慈愛教イルミナ様だよ。」 ティアナ:「じ、慈愛教なの?」 カリン/GM:「そうさ。 この世にたむろするろくでなしどもに、イルミナ 様の慈愛を叩き込んでやるのがアタイの使命さ。」 ニール:「な、なるほど、そういう考え方もありですか。」 GM:ジェイが割り込んできます。 「慈愛を叩き込むというのは、どのようにするのかね?」 「決まってるだろ、この拳で叩き込んでやるのさ。」 「うむ、やはり、神の愛を伝えるには、愛の篭った拳が一番だ な。」 アーク:「そうや、最後にものを言うのは、拳や。」 ニール:メモメモ。 世の中には、いろいろな愛があるものですね。 ヴォン:い、嫌な愛だ。
2人の神官の事件簿 2000/6/24 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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