ハイパーT&Tリプレイ

夢は南海を駆ける


キャラクター
  アクアリス・フォン・シュトックヘルド
    エルフの7レヴェル魔術師の娘。 けっこうきつい性格のお姉様。
    岩男のヘルメットを手に入れ、さらに<体力度>が上昇する。
  ヴォン
    将来の賢者を夢見る人間の魔術師。 20歳の青年。
    魔術師ギルドの導師となるが、言うことを聞かない弟子達をかかえて苦労
    は絶えない。 
  セイグル・テグナス
    ドワーフの4レヴェル戦士。
    釣りの名人。
    魔斧“焔喰い”を振りかざし人間離れした攻撃力を持つ。
  ニール
    人間の探求教の僧侶。
    知識の収集に余念が無く、常にメモを取っている。
  ルーファ=モンブラン
    エルフの華麗な女怪盗。 盗みの標的を求めて夜の町を翔ける。


===================================    求む ・腕っぷしの強い者 ・機転の利く者 ・船上に慣れた者 そして ・夢を抱く者 成功を志す有志はご連絡願う ディック貿易商会 ====================================
(intermission12)
GM:アクアリス,二ール,ルーファの3人は、前回に引き続きリヒテン ターデ領にいます。 メインのダンスコンテストは終わりましたが、 お祭りはまだ続いています。 こちらでは綿飴だとかリンゴ飴だと かの屋台が並び、あちらでは射的や輪投げなんかが行われていま す。 二ール:それは興味深いですね。 メモを取っています。 GM:その横をお面を付けた子供が駆け抜けていきます。 ルーファ:射的をやってみたいわね。 屋台の親父/GM: 「さぁ、どうだどうだ。 この矢であそこにある人形を取ってみな いか? そこの兄ちゃん、彼女にいいとこ見せたくないかい?」 アクアリス:やってもいい? アタシ<射撃>4レヴェル持ってるんだけど。 ルーファ:何かエルフ心をくすぐるような商品は無い? 某エルフの怪盗に似 た奴とか。 GM:エルフ人形ならありますが、フィルに似たのはありませんね。 彼 が活躍してるのは主にエトワール領ですから、そちらに行けばあ るかもしれませんが。 ルーファ:そう。 そういうのが、ちょっと当たり難い所に置いてあったりし たら、何としても落としてやろう、って思うんだけど。 屋台の親父/GM: 「こっちのペア人形はどうだい? こいつはこの間優勝した高笑い 派手派手ペアをモデルにした奴だよ。」 ルーファ:それはせっかくだからお土産に貰っていくわ。 1回いくら? GM:銀貨1枚です。 ルーファ:じゃ、最初の5回くらいはわざと外すわ。 で、 「お兄さん、これ、難しいわ。 もっと当たり易くして。」 一同爆笑。 ルーファ:<魅力度>4レヴェル成功。 屋台の親父/GM: 「じゃ、もうちょっと手前に置いてやるよ。」 ルーファ:「ありがとう。」 では改めて、本気で狙うわ。 3レヴェル成功よ。 屋台の親父/GM: 「い、いきなりど真ん中かい。」 ルーファ:「お兄さんがサービスしてくれたからよ。」 とりあえず銀貨6枚使ったわね。 二ール:「流石ですね。」 ルーファ:「6回もすれば1回くらい当たるわよ。」
GM:魔道書の運搬を頼まれて学院にやってきたヴォンは、ジョージに出 会います。 「はっはっは、ヴォン殿では無いか。 残念ながらダンスコンテス トはもう終わってしまったぞ。」 ヴォン:「別に踊りにきたわけじゃない。 俺は踊りは得意じゃないしな。」 踊りといえば、<魅力度>だろ? ジョージ/GM:「はっはっは、踊りは<耐久度>だ。」 アクアリス:「空を飛びながら踊った人もいたわね。」 ヴォン:「で、これからどうするんだ?」 ジョージ/GM:「いつまでも領地を空けておくわけにはいかんから、私はすぐに 帰るつもりだ。 諸君らはここでゆっくりしていくといい。」 ヴォン:ジョージが帰るなら、一緒に帰るか。 ジョージ/GM:「はっはっは、では馬車に乗りたまえ。」 アクアリス:「ならアタシも帰るわ。 運転手がいないと困るでしょ?」 ジョージ/GM:「はっはっは、運転なら私がするぞ。」 ルーファ:「ダンスコンテストでお疲れなんだから、運転してもらってゆっ くり休んだら?」 ジョージ/GM:「はっはっは、大丈夫だ、私はハンドルを握りながら休める。」 ルーファ:それは居眠り運転よ。 二ール:小人さんが運転してくれるんですね。 アクアリス:「ジェシカさんの夢でも見ながらゆっくり寝ててください。」 ジョージ/GM:「はっはっは、では休ませてもらおう。」 二ール:私はもう少しここで調査しています。 ルーファ:私も単独行動にするわ。 GM:では同乗するのはアクアリスとヴォンですね。 アクアリスが、馬 車を走らせかけたところ、前方に大きな箱を持った男性が見えま す。 アクアリス:止まる。 男性/GM:「わととと。」 驚いた男性は箱を落としてしまいます。 アクアリス:「大丈夫?」 男性/GM:「こんな街中でスピード出さないでくださいよ。」 アクアリス:ちゃんと徐行したわよ。 GM:エリオットの栄光号には、徐行なんて言葉はありません。 停止か、 最高速か、2つに1つです。 アクアリス:ダウンフォースを付けてあるわよ? GM:それは最高速から一気に停止することができるだけです。 アクアリス:ま、ぶつかったわけじゃないんなら、そのまま去るわ。 「それじゃあね。」 GM:男性は箱を拾い上げるとぶつくさ言いながら馬車を見送ります。 ルーファ:「お兄さん、何かあったの?」 男性/GM:「暴走馬車が来たもので、驚いて箱を落としてしまったんですよ。」 ルーファ:「壊れ物?」 男性/GM:「人形なんですが…これは一旦店に帰って点検した方がいいかも しれませんね。」 ルーファ:「お兄さんは人形職人?」 男性/GM:「はい。 今は注文された人形を配達に行くところだったのですが。」 ルーファ:「その人形、見せてもらってもいい?」 男性/GM:「ええ、かまいませんよ。」 可愛い女の子の人形です。 精巧な作りの木製です。 ルーファ:「お兄さん、上手ね。 お兄さんのお店は何処にあるの?」 男性/GM:「そちらの通りを入ったところです。」 ルーファ:「じゃ、明日にでも行かせてもらうわ。」 男性/GM:「お待ちしています。 10時開店です。」
GM:さて、アクアリス、<知性度>を振ってください。 アクアリス:7レヴェル成功。 GM:どうも馬車の操作感が変です。 アクアリス:止めて調べてみるけど? GM:馬車の車軸に、木の破片が挟まっています。 どうやら、人形の足 のようです。 アクアリス:と言ってもアタシが人形が壊れたなんて知らないわよね。 ジョー ジを放っとくわけにもいかないし。 ジョージ/GM:「はっはっは、どうかしたのかね?」 アクアリス:「こんなのが挟まっていたの。」 ジョージ/GM:「はっはっは、落し物かね? それは落とし主を探すべきかな。」 ルーファ:「あら? 出発したんじゃなかったの?」 アクアリス:「車軸にこんな物がひっかかっていたのよ。」 ルーファ:「というと、さっきの人形屋のお兄さんのかしら。 何だったら、 私が届けるけど?」 アクアリス:「じゃお願い。 アタシは先にジョージを送っていったら《あなた をどこかへ…》で戻ってくることにするわ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、またここに戻るのであれば、送ってくれなくても 私が運転していくぞ。」 アクアリス:「ジョージは今日はもう寝ることになってたでしょ。 予定を覆し ちゃ駄目よ。」 ジョージ/GM:「はっはっは、予定は未定だ。 想定外のアクシデントが起こった のであれば、予定の変更は止むを得まい。」 アクアリス:「後の対処はルーファに頼んだから大丈夫よ。」 さっさと出発するわ。 GM:では判定をどうぞ。 アクアリス:あら? 自動失敗。 GM:馬車は道を外れて林の中に突っ込みました。 アクアリス:「ぶつかっちゃったみたいね。 アタシとしたことが。」 ジョージ/GM:「はっはっは、疲れているのでは無いか? では次は私が運転する から、アクア殿は休んでいてくれたまえ。」 アクアリス:「大丈夫よ。」 辺りを調べるけど、被害は? GM:<幸運度>で成功すれば被害無しです。 アクアリス:66だから9レヴェル成功よ。 じゃ、改めて走り出すわ。 GM:ではもう1度判定をどうぞ。 今度失敗したら街中での事故になり ます。 アクアリス:いくらなんでも2連続自動失敗は無いわよね。 (コロコロ) 成功。 GM:明け方頃エリオット城に着きました。 アクアリス:一眠りしたら《あなたをどこかへ……》でリヒテンターデの町に 折り返すわ。
ルーファ:人形屋のお兄さんの店に行くわ。 GM:もう夜も遅いのですが、店から明かりが漏れています。 ルーファ:中を覗ける? GM:さきほどの人形職人が、女の子の人形を修復しています。 ルーファ:コンコン。 人形職人/GM:「ああ、さっきのお嬢さんですね。」 ルーファ:「さっき馬車とぶつかりそうになった所にこれが落ちていたの。」 人形職人/GM:「おや、それはこの人形の足ですね。 ありがとうございます。」 ルーファ:「ちょっと中を見せてもらってもいい?」 人形職人/GM:「ええ、どうぞ。」 ルーファ:お店の中はどんな感じ? GM:木彫りや陶器の人形やヌイグルミが並んでいます。 歯車やぜんま いなどを使ったカラクリ人形もあるようです。 ルーファ:お茶汲んだりするのね。 アクアリス:自分そっくりの人形作ってもらったら役に立つかもね。 ルーファ:どの程度価値のあるものか判定できる? GM:<知性度>を振ってください。 ルーファ:29だから2レヴェル成功。 GM:一番精巧なものになるとおそらく金貨数千枚の価値はありそうで す。 ルーファ:「これ、すごいわね。」 人形職人/GM:「それは私の師匠が作った人形です。」 ルーファ:「でもお兄さんのも負けてないわ。」 人形職人/GM:「私はまだまだ半人前ですよ。」 ルーファ:「ここで人形見てたら邪魔?」 人形職人/GM:「触らないようにしていただけたら見るのはかまいませんよ。」 今修理している人形はぜんまい仕掛けのようです。 ルーファ:剣呑な仕掛けは無いわよね? 刃物が飛び出てくるとか。 GM:それは<罠発見>を振ってください。 ルーファ:3レヴェル精巧。 GM:危険物は無さそうです。 とがった部分には丁寧に鑢をかけてあっ たりして、寧ろ安全に細心の注意を払っているように見えます。 ルーファ:特に気に入りそうな人形は無い? GM:どういう人形がお好みですか? ルーファ:私に似ている奴はある? GM:<魅力度>を振ってみてください。 ルーファ:組んだ。 4レヴェル成功。 GM:何処となく雰囲気が似てるのがありました。 エルフの少女の人形 です。 値札には金貨250枚と書いてあります。 「そちらの人形は、背中のぜんまいを巻くとゆっくり歩いていき ます。 そしれ前方に障害物があると、そこで止まります。」 ルーファ:うーん、買っちゃおうかな。 「お兄さん、これ売約済みの札貼っておいて。」 人形職人/GM:「買っていただけるのですか? ありがとうございます。」 ルーファ:「明日取りに来るからね。」 人形職人/GM:「お待ちしております。」
翌朝。 ニール:町をぶらぶらしています。 GM:大きな箱を抱えた男性が、スラム街の方へ向かうのが見えました。 ニール:その人に見覚えは? GM:ありませんね。 ニール:では挨拶してそのまま通り過ぎます。 ルーファ:盗賊ギルドへ行ってみるわ。 ギルドマスター/GM: 「今日は何の御用ですか?」 ルーファ:「何か面白い情報は無い?」 ギルドマスター/GM: 「あまり1人の方にばかり情報を回すと、メンバーから不満が出ま す。 特にあなたはこのギルドのメンバーではありませんし。」 ルーファ:「ちゃんと儲けさせてあげたでしょ?」 ギルドマスター/GM: 「そうですね、冒険の口になりそうなものでしたら。」 ルーファ:「どんな冒険?」 ギルドマスター/GM: 「あなたは海は得意ですか?」 ルーファ:「専門は森だけど、海でもかまわないわ。」 ギルドマスター/GM: 「スラムに住んでいるディックという実業家が、船の護衛を捜して いるそうです。」 ルーファ:「そう。 じゃ、ちょっと行ってみるわ。」
GM:スラムに向かうと、昨日会った人形職人も同じ方向に向かっていま す。 ルーファ:声をかける前にしばらく後をつける。 GM:スラムに入るのは怖いらしく、おっかなびっくり、という感じで歩 いていきます。 辺りには、目つきの悪い人間がたむろしています。 ルーファ:そいつらには、盗賊の符丁で 『彼は私のだから手を出さないで。』 ってメッセージを送るわ。 GM:それは<魅力度>を振ってください。 ルーファ:4レヴェル成功。 GM:すると大部分の人間は手を出さずに遠巻きに見ています。 ただ、 男が1人、ふらふらと人形職人の方へ寄ってきます。 「よお、兄ちゃん、この道は有料道路だぜ。 荷物も重そうだな。 なんならその荷物軽くしてやるぜ。」 ルーファ:声をかけるわ。 「こんなところでどうしたの?」 人形職人/GM:「この先へ配達に行きたいのですが…。」 ルーファ:「なら私がこの人に話しつけてあげるわ。」 人形職人/GM:「そんな、女性の危険に曝すわけには。」 ルーファ:「大丈夫よ。」 スラムの男/GM: 「へへっ、姐ちゃん達2人が俺の相手をしてくれるのか? 両手に 花ってやつなだ。」 ルーファ:2人? GM:男の目線は定まっていません。 どうも薬でもやっているようです。 「2人…いや3人か。 姐ちゃん達三つ子か?」 ルーファ:「お兄さんお酒好き? スラムの男/GM: 「ああ、好きだぜ、もちろん。」 ルーファ:「お酒代出してあげるから、自分1人で飲んで。」 金貨1枚握らせるわ。 スラムの男/GM: 「き、金貨か。 姐ちゃん、金持ちだな。」 ルーファ:「昨日仕事したばっかりだからね。」 スラムの男/GM: 「おおい、この姐ちゃんは金持ちだぞ。」 ルーファ:周囲の人間には盗賊のサインを送るわ。 GM:金持ち、と聞いて自分もちょっかいを出そう、としかけたのが何人 かいましたが、それら少し偉そうな人間に止められます。
GM:少し行くと、スラム街にしてはやけに立派な建物がありました。 ルーファ:聞くまでもないと思うけど、私の目的地と一緒? GM:はい。 門には、ディックというプレートが掛かっています。 ルーファ:「お兄さんもここに用事だったのね。」 人形職人/GM:「はい。 ここのお嬢さんのための人形を頼まれたんです。」 ルーファ:それじゃ、扉をノック。 GM:返事はありません。 ルーファ:生活の気配は? GM:誰かが住んでいるのは間違い無さそうです。 ルーファ:「ディックさん、ギルドの紹介で来た者ですけど。」 扉をドンドン。 GM:それはどれくらい大きな声で呼びかけたか、<耐久度>を振ってく ださい。 ルーファ:蚊の鳴くような声しか出ないわ。 じゃ、《七色の声》。 GM:誰の声を真似するつもりですか。 ルーファ:もちろんジェシカの声よ。 「ほっほっほ、アタシを誰だと思っているの。 さっさとここを開け なさい。」 GM:その声で高笑いされると、辺りの人間がさっと逃げていきます。 しばらくすると、頭を押さえた青年が出てきます。 「な、何ですか? 何かの警報ですか?」 ルーファ:「あなたがディックさん?」 ディック/GM:「はい、そうですが、あなたは?」 ルーファ:「仕事の依頼があったので来たの。」 ディック/GM:「騒音の出前など頼んでいませんけど。」 ルーファ:「ごめんなさい、何度ノックしても返事が無いので、ちょっと大き な声を出してみたの。」 ディック/GM:「声の大きさはともかく、響きますね。 おかげでガラスの食器が 何枚かひびが入ってしまいました。」 ルーファ:「それは不幸な事故ね。」 そうか、ジェシカのところでは、笑うたびに食器が割れてるのね。 GM:人形職人はディックに人形を渡します。 「こちらがご注文の人形です。」 「あ、ああ、そういえば注文していたのでした。 ご苦労様です。」 ルーファ:「船の護衛を探していると聞いたんだけど?」 ディック/GM:「はい、酒場に出していた張り紙を見てくださったんですね?」 ルーファ:「私はギルドに聞いてきたの?」 ディック/GM:「おや? 職人ギルドに張り紙など出してなかったはずですが。」 ルーファ:「また別のギルドよ。 募集は何人くらい?」 ディック/GM:「5人くらいですね。」 ルーファ:「私達には、腕の立つ魔法使いが2人、メモ取りが趣味のお坊さん、 バルログを斃したこともある斧使いのドワーフがいるわ。」 ディック/GM:「それは頼もしいですね。 仕事の内容はご存知でしょうか?」 ルーファ:「船の上ってことしか知らないわ。」 ディック/GM:「立ち話も何ですので、どうぞお入りください。」 応接間は、スラム街の建物とは思えないくらい綺麗な装飾が施され てあり、調度品も並んでいます。 ルーファ:外との対比が大きいわけね。 ディック/GM:「さて、あなたは“香しき黄金”と呼ばれる物をご存知ですか?」 ルーファ:「さぁ、何だったかしら。」 ディック/GM:「“香しき黄金”とは胡椒の別名です。 胡椒は、同じ重さの黄金 と同じ価値がありますからね。」 ルーファ:「胡椒というと、ラーメンにかけるやつね。」 ディック/GM:「そんな贅沢をしているのですか?」 ルーファ:そもそもラーメン自体が遠くからシルクロード経由で運んでくる贅 沢品って気がするけど。 ディック/GM:「胡椒は需要はあるのですが、如何せんこの辺りでは採れません。 ここから遥か西、“竜の腕”スクイラから輸入するしか無いので す。 ただでさえ輸送費が嵩んで割高になるのですが、その上こ の町では、ある商人が交易ルートを独占しているのです。」 ルーファ:「それはいけないわね。」 アクアリス:新たな交易ルートでも探す? スエズ運河を開通させるとか。 ディック/GM:「独占のおかげでこの町では胡椒の値段は相場を遥かに上回ってい るのです。 しかし、もしスクイラ以外に胡椒の産地があったと したらどうします?」 ルーファ:「独占してる商人は面白く無いわね。」 ディック/GM:「それ以外の人は喜びますね。 で、その胡椒の産地というのは、 ここから遥か南の海の向こう、一般に“魔境”と呼ばれる所な んです。」 ルーファ:「その船旅の護衛が任務なわけね。」 ディック/GM:「はい。 船員もある程度は戦えるのですが、未知の領域への航海 となると何が出るか分かりませんし、上陸してからもおそらく 危険があることでしょう。 そこで腕に自身のある方達を雇いた いわけです。」 ルーファ:「報酬はいくらくらい?」 ディック/GM:「1人当り金貨2000枚、拘束期間は1月程度になると思います。 現 地の情報があまり無いので、どの程度の危険が起きるかは予想で きません。」 ルーファ:「分かったわ。 それじゃ、仲間と検討してくるわ。 受けるにせよ 受けないにせよ、今日中に連絡するから。」 ディック/GM:「分かりました。」 ルーファ:それじゃ、一旦表通りに戻りましょう。 GM:人形職人も一緒に帰ります。 「しかしあの人形、お子さん、というご注文でしたが、お子さんの 姿を見かけませんでしたね。」 ルーファ:何かあったのかな?
ルーファ:まず祭りの中メモ取りながら歩いているニールを捕まえる。 ニール:「未知なる海域への冒険ですか。 それは是非ともご一緒したい。」 ルーファ:「前向きな人っていいわね。」 GM:ちょうどそこへアクアリスも到着します。 アクアリス:話を聞いたら引き攣るわ。 「今来たばっかりなのに、一旦帰ってヴォンを連れてまた来なけれ ばいけないわけね?」 ルーファ:「来るときはどうしたの?」 アクアリス:「《私をどこかへ……》で跳んできたの。 この魔法は自分1人しか 跳べないから、ヴォンを連れてくるならまた馬車で来ないと。」 ルーファ:「それは大変ね。 馬車で来るなら、ついでにセイグルも連れてき て。」 アクアリス:「了解。」 GM:おや? ルーファはセイグルとは面識無いはずですが。 ルーファ:プレイ中は会ったこと無くても、同じ城に滞在していれば何処かで 会ってるわよ。 「彼がいれば、航海中の食料には不自由しなくてすむわ。」 アクアリス:「それは重要ね。」 ニール:「くれぐれも領主様にはお知らせしないように。」 アクアリス:「わかってる、ちゃんと見つからないようにするわ。」 それじゃ、体力が回復したら《あなたをどこかへ……》。 GM:ヴォン、あなたの目の前から姿を消したアクアリスが、消えたと思っ たらすぐに現れました。 アクアリス:すぐじゃないわよ。 《私をどこかへ…》は体力24点消費するから、 それが回復する48分後ね。 ヴォン:「どうかしたのか?」 アクアリス:「ちょ、ちょっと待って。」 もう48分経って体力が回復してから話すわ。 「そうそう、セイグルを探してきて。」 ヴォン:「セイグルか? どうせ何処かの釣り場だろう。」 セイグル:わしは釣り上げた獲物を抱えている。 ヴォン:「セイグル、大きな船に乗るチャンスだぞ。」 セイグル:「それは釣り甲斐がありそうだ。」 ヴォン:「アクアリス、セイグルを連れて来たぞ。」 アクアリス:アタシは体力を回復するために食事中。 多分セイグルの獲物を 1人でたいらげるわ。 二ール:どういう体質ですか。 アクアリス:この体力回復の腕輪を付けていると、体力が5倍早く回復する代わ りに、食事を3倍摂らないといけないのよ。 セイグル:「大食いならわしも負けんぞ。」 ヴォン:「食べ比べしてどうする。」
二ール:集合場所周辺で町の様子を観察しています。 GM:この町は、表通りと裏通りが非常に対照的です。 ルーファ:時間があれば、例の少年探偵団を捕まえて情報訊きたいんだけど。 GM:<幸運度>を振ってください。 ルーファ:3レヴェル成功。 GM:見覚えのある少年がいました。 「よう、姉貴、どうしたい?」 ルーファ:「ちょっと仕事を受けることになってね。 ちょっと訊きたいこと あるんだけど、ご飯おごるから付き合ってよ。」 スラムの少年/GM: 「おごり? よし、何でも訊いてくれよ。」 ルーファ:4銀貨あればそれなりに食べられるわよね? さっき射的で6銀貨使っ たから、4銀貨余ってるの。 スラムの少年/GM: 「で、何を訊きたいんだ?」 ルーファ:「そこに実業家さんの大きな屋敷があるでしょう?」 スラムの少年/GM: 「ああ、ディックさんの屋敷か。 あの人も変わった人だよな。 それなりの金持ちのくせに、わざわざスラムに住んでるんだか らよ。」 ルーファ:「あの家、女の子いなかった?」 スラムの少年/GM: 「女の子かどうか知らないけど、たしか1,2ヶ月前だったか、子供 が生まれたと思うぜ。」 ルーファ:「奥さんは?」 スラムの少年/GM: 「何回か見たことあるけど、スラムにゃ場違いって感じの人だな。 そういや、最近は見てないな。」 ルーファ:子供産んで死んじゃったとか? アクアリス:人形にされちゃった? ルーファ:「ディックさんのことについて詳しい人はいない?」 スラムの少年/GM: 「うーん、俺達の仲間にはいないな。」
二ール:探求教の教会で今回の依頼に関係する情報が無いか探してみます。 GM:教会の資料ですと、基本的には宗教絡みですよ。 二ール:では礼拝に来た人から何か訊けませんか? GM:ディックさんの奥さんが以前はよく礼拝に来てたそうです。 ルーファ:最近は来てないわけね。 GM:ここ1,2ヶ月は姿を見せないそうです。 ルーファ:産後の肥立ちが悪くて…というのは悲しい話ね。 二ール:その辺りをもう少し聞けませんか? GM:礼拝に来ている奥様方の噂話の中から、ディックさんについて何 ら聞こえてきます。 二ール:彼女達の話に混じって何か訊き出せませんか? GM:ほう、奥様方の井戸端会議に加わろうというのですね? そんな無 謀なことをしたいのなら、<耐久度>を振ってください。 一同笑。 ニール:0レヴェル成功です。 奥様方/GM:「あの方、未開の地へ向かうらしいわよ。 多分生きて帰ってこら れないんじゃないかしら。」 「まぁ、それじゃ残されたご家族はどうなるのかしら。 たしかあ そこ、この間お子さんが産まれたはずよね。」 「お子さんをお1人でお育てになるつもりかしら。 でもやっぱり 子供のためには父親がいないとね。」 「あの方お若いし綺麗だから、すぐに次の方が見つかるんじゃな い?」 「案外もう、次の方がいらっしゃるかもしれませんわよ。」 「じゃ、もしかして帰ってこれないのを承知で旦那様を送り出す 気かしら。」 ヴォン:好き勝手言ってるな。 GM:そんな根拠の無い話に付き合っているうちに3時間ほど経過します。 ニール:あの、何かこう、ちゃんと根拠のある情報は手に入りませんか? GM:なんと、今日は大根が安いそうです。 ニール:これだけ消耗して手に入ったのは大根情報ですか。
ルーファ:依頼を受けたこと、一応盗賊ギルドに連絡しておくわ。 ギルドマスター/GM: 「受けられましたか。 ギルドとしてもディック氏には成功して貰 いたいところです。」 ルーファ:「あの家って、子供産まれたにしては暗くない?」 ギルドマスター/GM: 「それはそうでしょうね。」 ルーファ:「何かあったの?」 ギルドマスター/GM: 「端的に言えば、奥さんが愛想尽かして出ていったのです。 あち こちから借金して船を調達して、その行き先がほとんど誰も行っ ことが無い魔境だと言うのですから、普通に考えればギャンブ ル以外の何物でもありません。 産まれたばかりの子供がいるの に、そんな夢物語を追い求めていたのでは、当然と言えば当然 ですね。」 ルーファ:「奥さんが止めたのに、旦那が聞かずに夢を追った、ってわけ?」 ギルドマスター/GM: 「そんなところでしょう。」 ルーファ:「子供は?」 ギルドマスター/GM: 「2ヶ月ほど前に産まれたはずですが、今屋敷にいないのなら1週 間に奥さんが出て行ったときに一緒に連れて行ったのでしょう。」 ルーファ:「奥さんも子供も元気なのね?」 ギルドマスター/GM: 「今はどうだか分かりませんが、1週間前は元気そうでしたよ。」 ルーファ:「ま、何処にいるのであれ、元気ならいいわよね。 で、奥さんの 今の居場所は?」 ギルドマスター/GM: 「奥さん相手に何か仕事をする気ですか?」 ルーファ:「別に。 ただ、赤ちゃんの顔を見ておきたいなって。」 ギルドマスター/GM: 「現在の居場所はつかんでいません。 必要でしたら調べますが?」 ルーファ:「どうしても見なきゃいけないわけじゃないからいいわ。 それじゃ、 うまくいったら胡椒の一袋でもお土産に持ってくるわ。」 ギルドマスター/GM: 「では、餞別と言っては何ですが、魔法を何か一つ教えますよ。」 ルーファ:「そうね、《パーム》を教えて。」
翌朝。 アクアリス:「ふぅ、ようやく着いたわね。 1日でこの距離を2往復は疲れるわ。」 GM:港には綺麗な帆船が停泊しています。 アクアリス:大きさは? 馬車は積めない? 上陸してから便利そうだんだけど。 GM:無茶をすれば積めなくはありませんが、そうすると他の積荷を入 れるスペースが無くなります。 アクアリス:保存食を大量に仕入れておくわ。 ヴォン:合成プレートアーマーだと海に落ちたときやばそうだな。 レザー アーマーでも買っておくか。 GM:「乗組員を紹介しておきましょう。 まず副船長のバルドス氏です。」 バルドスは高価そうな服を着た横柄な感じの男です。 バルロスは あなた達を一瞥すると 「君達が今回の雇われ人か。 賢者である私は君達と違って野蛮な ことは得意では無いのでね。 荒事は頼むよ。」 アクアリス:「賢者ねぇ。」 バルドス/GM:「そうだ、君達平民には想像も付かないだろうが、私の頭の中に は世界すら動かせる知識が詰まってるのだよ。」 ニール:「私もエイコスの司祭として知識を求める者のはしくれではあり ます。」 バルドス/GM:「ほう、司祭だったのか。 薄汚れていたので気付かなかったよ。 おっと、失礼、私は正直なもので。」 ニール:「知識を得るには時には泥の中に潜らなければならないこともあ りますから。」 バルドス/GM:「人を動かすだけの力が無いなら潜らなければならないこともあ るか。 ま、君達平民にはそれが相応しいだろう。」 アクアリス:「暇があればあなたと知的なお話をしてみたいわね。」 バルドス/GM:「ふむ、時間が空けば教えを説いてやろう。 君達が少しでも理解 できればいいのだがな。」 アクアリス:最新の魔法理論でもふっかけてやろうかしら。 バルドス/GM:「おっと、こんなところで話し込んでいる時間は無いな。 何しろ、 私は忙しいのでね。 それではしっかり護衛してくれたまえ。 もっとも私にはこの銃があるから、君達の手など借りずとも自 分の身は守れるがな。」 バルドスの腰には、引き金の付いた筒が下がっています。 アクアリス:その銃って、何か分かる? GM:小口径“これでもくらえ!”銃です。 アクアリス:「それは小口径“これでもくらえ!”銃ね。」 バルドス/GM:「ほう、知っているのか。 これは最新の魔法理論で作られた究極 の武器なのだよ。」 ヴォン:「ほう、そうかそうか。 奇遇だな、それなら俺も持ってるぞ。」 背負い袋から中口径“これでもくらえ!”銃を出す。 アクアリス:「あそこに馬車が停めてあるでしょ? で、その屋根に搭載してあ るのが大口径“これでもくらえ!”銃よ。」 バルドス/GM:「そ、それは…。」 ニール:「自慢合戦は止めた方がいいですよ。」 バルドス/GM:「あ、ああそうだな。」 アクアリス:「そうね、こんな銃くらい、製作者に頼めばいくらでも作ってく れるものね。」 バルドス/GM:「これを作られたのは偉大なる賢者にして呪術師のラモン導師だ。 君達平民がおいそれと会えるような人物では無いのだよ。」 アクアリス:「屋敷じゃ毎日見てるけど?」 バルドス/GM:「そ、そうだ、こ、こんなことを話している暇は無い。 私は忙し いのだ。」 バルドスは船室に入っていきます。 ニール:「自慢合戦が終わったならとりあえず武器はしまってください。」 ヴォン:「そうだな。 しかし、貰ったから一応持ってるが、魔術師にはあ まり役に立たないな。」 GM:ディックは次に船員を紹介します。 船員は全部で5人、そっくり 同じ顔で、ナイフ片手に全く同じポーズを取ってます。 「よろしくお願いしまーす。」 アクアリス:「どうしてナイフ持ってるの? 船員/GM:「船乗りにはナイフは必須ですよ。」 ヴォン:「同じ顔…五つ子か?」 船員/GM:「やだなあ、全然違うじゃないですか。」 ヴォン:「どう違うんだ?」 船員/GM:「スカーフの赤い俺がアンディ、隣の青いスカーフがボブ、黄色 いのがチャーリー、桃色のが紅一点のダイアナ、緑が最年少の エリックです。」 ヴォン:「やっぱり同じに見えるんだが…。」
GM:出港しようとすると、それを引き止める人物がいます。 でっぷり 太った趣味の悪い服の男です。 「待ってくれんか。 まだ出向手続きが終わってないんだ。」 「おや? 船のリース料港使用料その他諸々でしたらすでに払いま したが? 「それに加えて、手続き料というのが必要なんだ。 これを払って もらなわいと、出港されては困るんだ。」 「手数料でしたら全部お支払いしてますよ。」 「手数料と手続き料は別だ。」 アクアリス:その言い分に対して嘘発見できる? <知性度>7レヴェル成功。 GM:難癖つけていくばくかの金を取ろう、としている感じです。 ただ、 法律上でも何らかの根拠がありそうです。 アクアリス:アタシは法律を知ってる? (コロコロ) <知性度>9レヴェル成功 だけど? GM:それだけの成功なら知ってるでしょう。 相手の言うことは、確か に法律上の根拠はあるのですが、多分に法の抜け穴的な部分があ ります。 おそらく、裁判に持ち込めば最終的には勝てるでしょう。 アクアリス:なら船舶法についてマシンガンのごとくまくし立ててあげるわ。 GM:それは<言いくるめ>ですね。 アクアリス:(コロコロ) 3レヴェル成功よ。 ルーファ:さらにとどめを刺してあげるわ。 「私達がギルドから依頼を紹介されたの。 つまり、ギルドも支援 してるわけね。 それはご存知?」 <恫喝>3レヴェル成功。 GM:裁判よりもシーフギルド敵に回す方が怖い。 男はしぶしぶ引き下 がります。 アクアリス:「ああいう相手にこそ知性派の副船長さんが出てきて説得するべ きじゃないの?」 バルドス/GM:「下級民の言いがかりなどに私が一々出る必要は無い。」
セイグル:出港したら、わしは船べりで釣り糸を垂れるぞ。 アクアリス:「今日のご飯は頼んだわよ。」 セイグル:「おう。」 ルーファ:私はまず船員に怪しい奴が紛れ込んでないかチェックするわ。 GM:5人の船員達は、ぴったり息の合った動きで操船しています。 アクアリス:量産型だから同じ動きしかできないとか。 船員/GM:「酷いっすよ、俺達こんなに個性的なのに。」 ヴォン:どう見ても全員同じ顔なんだが。 アクアリス:グラフィック見れば重要人物かどうかって分かるわよね。 船員/GM:「実は俺達がシナリオのキーを握ってるかもしれないじゃないです か。」 アクアリス:そうね、このゲーム、数が力のゲームだから、5人いれば十分戦力 よね。 船員/GM:「そうですよ、なんたって俺達、セーラー戦士なんですから。」 ヴォン:それは意味が違うだろうが。 ニール:「あなた達は前からディック船長の下で働いているんですか?」 船員/GM:「そうですよ。」 ニール:「あなた達から見て、上の人はどうですか?」 船員/GM:「船長はいい人だよ。」 ルーファ:「副船長は?」 船員/GM:「あの人は俺達のことなんて無視してるから。 お偉い人だから俺 達とは話が合わないんだよ。」 アクアリス:「そう? あまり賢そうに見えなかったんだけど。」 船員/GM:「でもあの人、ちゃんと<知性度>ありますから。 俺達みたいに MR表記じゃ無いんです。」 一同笑。 ルーファ:副船長の方へ行ってみるわ。 バルドス/GM:「何か用かね? 私は忙しいのだよ。」 ルーファ:今回のメンバーのことも含めて、今回の仕事についてどう思うか訊 いてみるわ。 バルドス/GM:「船長は平民出身にしてはなかなかやり手だ。 賢者であるこの私 がサポートしてやれば、そこそこの仕事ができるだろう。」 ルーファ:賢者って身分の上ではどうなってるの? GM:ローンカイラスの身分制度では、貴族,賢者,戦士,平民,奴隷と なっています。 ルーファ:「あなたは高笑いはしないの?」 一同笑。 バルドス/GM:「何だ、それは?」 ルーファ:「こういうの。」 《七色の声》。 「はっはっは、私がジョージ・エリオットだ!」 アクアリス:《蜃気楼》でジョージの姿も出してあげるわ。 バルドス/GM:「その笑い声は何処かで聞いたことがあるな。 確かこの間のダン スコンテストに飛び入りした貴族だったか。 聞いたところによ ればその貴族は、平民達と平気で会話したり食事を共にしたりし ているという。 そんなことをしては、平民達をつけ上がらせる だけだというのに。」 ルーファ:「その貴族のパートナーの声も出せるわよ。」 バルドス/GM:「いや、充分だ。 類は共を呼ぶというか、パートナーの姫も格式 あるローンかイラスの伝統を軽視しているそうだ。 やはり貴族 とはいえ、賢者がサポートせねば国は正しく動かせないようだな。」 ルーファ:「あのダンスコンテストでは私も踊ってたのよ。」 バルドス/GM:「それは気付かなかった。 平民のことなど普段から目に入れない ようにしてるからな。」 ルーファ:「チーム名は“ジョージ・エリオット様ご一行”になってたはずだ けど?」 バルドス/GM:「平民達とチームを組むとは、やはり身分制度の何たるかを理解さ れていないようだな。」 ルーファ:「そうね、私、ジョージ・エリオットとは 『おいこら』 の間柄だもの。」 アクアリス:「頭はたいたこともあったわね。」 バルドス/GM:「本来ならそんなことをすれば良くて流刑悪くて死罪。 どうやら エリオット領では無法がまかり通っているようだな。 おっと、 ずいぶん時間を取られてしまったな。 お前達も仕事だあるだろ う。」 ルーファ:「私達の仕事って護衛でしょ? なら危険が迫るまでは仕事は無い わ。」 バルドス/GM:「見張りでもしていろ。」
GM:さて、皆さんはこれから海を進んでいくわけですが…。 ニール:なぜマジックザギャザリングのカードを並べるのですか? ルーファ:これが今回のマップなんでしょ。 マジックにはちょうどいいカー ドあるから。 GM:これから先、皆さんは1日に3回行動できます。 取れる行動は、基 本的には観察か移動です。 セイグルは、他のメンバーが観察して いる間に釣りをすることができます。 ・移動:隣接するカードに移動できます。 カードが伏せられている場合はその 時点で表向けます。 このとき、カードに応じたイベントが起きます。 移動中は、他の行動はできません。 ・観察:隣接するカードの中で、伏せられているカードを1枚表向けることがで きます。 ただし、<知性度>で朝昼は4レヴェル、夜は6レヴェルの判 に成功しなければなりません。 ・食料調達:釣りをします。 成功すればそのレヴェル分の食料が得られます。 ・修理:船の修理をします。 ただし海の上では応急修理しかできません。 船には最初、700日分の食料と、280日分の水を積んでいます。 (乗組員は12人 ですが、アクアリスは1人で3人分食べるので、それぞれ食料50日分、水20日分で す。) 船の上では、1日経過するごとに人数分の水と食料が消費されます。 水は残り10日分、食料は残り25日分になった時点で帰らねばなりません。 また、船は20点の防御点と300点の耐久度を持っています。 船の耐久度が50点 を割ると撤退しなければなりません。 ニール:エイコスの目は使えますか? GM:観察する際に1レヴェルのボーナスが付きます。
カード配置図  S      □ E┼W     □□  ↓     □□□  N     □□□□       □□□□□        □□□        □□         □
1日め。 ニール:とりあえず観察しましょう。 ルーファ:前方向を<知性度>の高い人が見て、どうでもいい方向を他の人 が見ればいいわ。 アクアリス:それじゃ、アタシがまず右前を見るわ。 (コロコロ) あら? 1,3で 自動失敗ね。 ヴォン:左前を見るが…(コロコロ) 惜しい、1足りない。 ルーファ:私だと4レヴェルはまず成功しないわね。 (コロコロ) 組んだわ。 成功よ。 進行方向右ね。 GM:カードは『島』。 穏やかな海が広がっています。 アクアリス:なら昼の行動はそちらに移動ね。 セイグル:皆が見てる間わしは釣りをしていよう。 ルーファ:夜だと見えにくくなるのよね。 GM:星明りのみで見なければなりませんから、かなり見にくくなります。 明かりを点すとしても、水平線まで飛ばせるような強力な光源でな いと意味ありません。 呪術師魔法の《猫目》でもあれば普通に見 えますが。 アクアリス:アタシには関係無いわ。 6レヴェルなら、自動失敗以外成功だから。 ルーファ:じゃ、とりあえず今晩は観察ね。 アクアリス:右前を見たわ。 カードは『水の精霊』よ。 GM:波が妙に高くなっています。 風でも吹いているのでしょうか。 アクアリス:その辺りに《千里眼》。 GM:波の動きが明らかに不自然です。 狂ったウンディーネではないかと 思われます。 セイグル:ところでわしは<釣り>8レヴェル成功だ。 GM:セイグルが釣りしてる限り食料は心配ありませんね。 水は減ってい きますが。 2日め。 アクアリス:どうする? 右手には狂ったウンディーネがいるのは分かったけど、 左手は分からないわ。 ルーファ:もし左手が危険だったとしても、結局は右か左かどちらかに進まな いといけないわ。 なら進んだらいいんじゃない? アクアリス:そうね。 それじゃ左に進むわ。 GM:『島』。 何もありませんね。 ルーファ:次は昼ね。 昼に見て夜進むのがいいと思うわ。 アクアリス:それじゃ、左方向を見るわ。 (コロコロ) また自動失敗。 何故? GM:船酔いでもしたんじゃないですか? ヴォン:右方向は成功したぞ。 GM:『島』。 やはり穏やかな海が続いています。 セイグル:わしの釣りは出目が24だから12レヴェル成功。 GM:釣り糸がすごい力で引っ張られました。 アクアリス:頑張って釣り上げてね。 セイグル:ではハイパーポイント使ってやろう。 出目が25なので12レヴェル 成功だ。 GM:巨大なマグロが釣れました。 これがマグロか、と疑わしくなるく らいでかいマグロです。 下手すると船が傾いているかもしれませ ん。 アクアリス:「これだけ大きいと料理のし甲斐があるわね。」 さっそく大トロを料理。 2レヴェル成功よ。 GM:元の材料がいい分、美味しそうなのができました。 アクアリス:「皆、大トロのお寿司ができたわよ。」 ヴォン:「寿司?」 アクアリス:「東方料理よ。」 バルドス/GM:「たかが食べ物に目の色変えるとは、これだから平民は。」 アクアリス:「なら要らないわね。」 ニール:メモメモ。 賢者というものはこの味を理解できないらしい。 バルドス/GM:「そんなことは言ってないぞ。 賢者たるもの、食に関する知識も 必要だからな。」 ルーファ:充分量があるなら、船員さん達にもまわるわよね。 船員/GM:「う、美味かったです。 どうか、これからもこの船に乗ってくだ さい。 そうすれば俺達食生活は安泰です。」 アクアリス:「まだまだ美味しい所は残ってるわよ。」 GM:でもアクアリスがいるのであっという間に無くなります。 「ああ、あんなにあったのに。」 アクアリス:「どうせ日持ちしないんから、早く食べた方がいいわ。 今回成功 すれば胡椒が手に入るから、胡椒漬けにすればいいけど。」 船員/GM:「そんな、胡椒を保存料だなんて勿体無い。 保存したいなら塩が ありますよ。」 アクアリス:「胡椒漬けって美味しいのよ。 ね、副船長さん。」 バルドス/GM:「あ、ああ、あれは中々いける。 平民のお前達では一生口にする 機会は無いだろうが。」 アクアリス:「エリオット城じゃ、よく食べたけど。」 バルドス/GM:「なるほど、領主の食べ残しを貰っているんだな。」 セイグル:「『はっはっは』よりも先に食っているような気がするが。」 3日め。 アクアリス:左を見るわ。 判定は成功、カードは『停滞』ね。 GM:どうもその付近では風が無さそうです。 ルーファ:入っちゃうと船が進まなくなるわね。 GM:緊急の際にはオールで漕いで進めますが、結構大変です。 セイグル:そんな心配を横目にわしは8レヴェル成功だ。 GM:淡々と釣り続けてますね。 ひょっとしたらこのまま漁してた方が 儲かるかもしれません。 ニール:夜のこと考えると、もう1度観察して夜動いた方がいいかもしれま せんね。 アクアリス:右を見たわ。 『島』だから何も無しね。 ルーファ:ま左を見るわ。 これも『島』。 セイグル:今日はたくさん釣ったので一休み。 4日目。 アクアリス:左を見る。 『ぐるぐる』? GM:潮の流れが変です。 どうやら渦を巻いているようです。 ニール:昼も観察しましょう。 アクアリス:なら次は右を見る。 『象亀』ね。 「船長、渦と亀と、どっちがいい?」 ディック/GM:「どちらもあまり嬉しくありませんね。 亀の方は刺激せずに通れ ば抜けられるかもしれませんが。」 ルーファ:「賢者さんは、あの亀、どんな亀か知らない?」 アクアリス:「賢者様なら、蛇語とかで亀と交渉できるわよね?」 バルドス/GM:「あいにくそんな下等語は知らないのだ。」 アクアリス:「じゃ、魔法語は?」 バルドス/GM:「ま、魔法語はいかに賢者とはいえそう簡単に習得できるもので は無いのだよ。」 アクアリス:「ふぅん。 アタシは話せるけど。」 一同笑。 アクアリス:で、アタシはあの亀の性質は知ってる? GM:襲われるかどうかは 亀の腹具合次第ですね。 セイグル:亀と言えば、わしには《赤海亀青海亀黄海亀》の魔法があるな。 これを使えば水中で自由に呼吸できるようになる。 ルーファ:「一旦戻って、『停滞』を突っ切るのが一番安全じゃない? 多少 疲れることを除けば危険は無さそうだし。」 ディック/GM:「では総員で漕ぐことにしましょう。」 アクアリス:「セイグルさん、押してくれない?」 一同笑。 セイグル:後ろからジャバジャバとバタ足することはできるが。 GM:それなら漕いだ方が効率いいでしょうね。 ルーファ:「じゃ、皆で頑張って漕ぎましょう。」 船員/GM:「がんばりまーす。」 5日め。 アクアリス:左前は『沈める都』? GM:海の奥深くに、塔のような建造物らしき物がいくつも並んでいるの が見えます。 水深200mくらいの深さです。 アクアリス:《千里眼》。 GM:石造りの建物に見えます。 建物には窓らしき穴が空いています。 窓の中で人影が動いたような気がしました。 ルーファ:海上は? GM:特に変わった様子はありません。 アクアリス:「賢者様、これは何だか分かる?」 バルドス/GM:「こ、これは未知なる事態だ。 未知なる事態への対処はお前達冒 険者の仕事だ。」 アクアリス:何か伝説では伝わってない? <知性度>9レヴェル成功。 GM:かつて浮遊都市がいくつも作られた、というのは知ってますね? そのうちの1つが、何らかの理由でここに沈んだのではないかと思 われます。 アクアリス:「ひょっとしたらこれ、浮遊都市じゃないかしら?」 ディック/GM:「もしそうだとすれば、大変な発見ですね。」 アクアリス:「船長、どうします?」 ディック/GM:「私達は重大な発見をしたのかもしれません。 しかしかなり深く にあるようですから、今の時点でこちらから何らかのアクション を取るのは難しいのではありませんか?」 セイグル:「ちょっと行って見てこようか?」 アクアリス:アタシもトリトンの腕輪持ってるから、呼吸は問題無いわ。 「ちょっと時間はかかるかもしれないけど、潜って調べたいわ。」 GM:ここから潜りますか? セイグル:一旦真上まで移動してからか。 GM:移動すると夜ですね。 夜になると、塔の窓に明かりが点ったよう に見えます。 ニール:《視界晴らし》をかけます。 GM:窓の中で人間サイズのものが動いたのが見えました。 アクアリス:じゃ、飛び込んで時間の許す限り調べるわ。 GM:夜なので視界が利きませんが、行くんですね? アクアリス:やっぱり朝まで待つことにするわ。 ニール:念のため船のへりに《警報》をかけておきます。 GM:見張りを立てたりはしないんですね? では(コロコロ)何事も無く 朝になりました。 6日め。 アクアリス:それじゃ、どっぽーん。 ニール:私は上から《視界晴らし》で見ています。 GM:潜っていくと、以前ティプトラで見た浮遊都市と同じような感じの 都市が沈んでいるのが見えます。 サイズ的には2km四方くらいで、 中央の塔を中心に同心円状に建物が並んでいます。 墜落時の衝撃 と浸食で壊れている部分も多く見られます。 セイグル:人影が見えた所は? GM:中央の塔の上の方の窓です。 <感知>があれば振ってください。 アクアリス:盗賊じゃないから技能は持ってないわ。 (コロコロ) それでも7 レヴェル成功だけど。 GM:塔の中に何かいそうな感じがします。 アクアリス:それじゃ塔の中に《千里眼》。 GM:上半身が人間で下半身が魚、つまり人魚が数人います。 何人かは 槍のような武器を持っています。 アクアリス:「人魚がいるみたいね。」 セイグル:「友好的な奴らか?」 アクアリス:「槍持ってるけど。」 セイグル:「武器なら誰でも持ってるだろう。 わしも斧持ってるぞ。」 アクアリス:人魚って何語喋るの? GM:半獣語と鯨語ですね。 アクアリス:魔法語で通じるかしら。 近くまで寄って話し掛けるわ。 人魚/GM:「お前達は何者だ? 陸の民のようだが我ら海の民に何の用だ?」 アクアリス:「アタシはアクア。」 セイグル:「わしはセイグル。 お前さんは?」 人魚/GM:「我らは海の民。 ここは我らの町だ。」 セイグル:「そうか。 上から見て光っていたので、何だろうと思って見に来 たんだ。 特に悪さをするつもりは無い。」 人魚/GM:「人の所を訪ねるときは、門から来るのが常識だろうが。」 一同笑。 セイグル:「すまん、門の場所が分からなかった。」 アクアリス:「ここって町の規模はどれくらいなの?」 人魚/GM:「ぶしつけな質問だな。 お前達の目的がはっきりするまでは答え るわけにはいかんぞ。」 アクアリス:「何もしないから、上を通らせて貰っていい?」 人魚/GM:「海上を通る分には我らは干渉しない。」 アクアリス:「じゃ、通らせて貰うわ。 せっかく来たんだから、記念に何か欲 しいような気がするけど。」 人魚/GM:「厚かましい奴だ。 そんなに欲しいなら、この槍でもくれてやろ うか?」 アクアリス:「あら、くれるの?」 人魚/GM:「うーん、陸の民とは、皆お前のように面の皮が厚いのか? 用が 無いならさっさと行け。」 アクアリス:「じゃ、バイバイ。」 船に戻るわ。 ディック/GM:「どうでした?」 アクアリス:「下には人魚の町があったわ。 沈んだ浮遊都市を改造したみたい ね。 友好的な種族みたいよ。」 ディック/GM:「それはうまくいけば交易もできるかもしれませんね。 陸でしか 摂れない品を持ってくれば取引できるでしょう。」 ニール:「水に浸けても大丈夫な品でないといけませんね。 塩だの小麦粉 だの持ってきても意味ありません。」 セイグル:「しまった、門の場所を聞くのを忘れていた。 訪ねていくなら、 門から入らないと機嫌を損ねるぞ。」 ディック/GM:「なるほど、それが彼らの文化なのですね。 異なる文化の人と交 流するときには、相手の文化を尊重する必要がありますからね。」 ルーファ:それじゃ、先に進みましょう。 アクアリス:今は昼ね。 それじゃ右を見るわ。 『島』ね。 7日め。 アクアリス:左の『島』へ進むわ。 ディック/GM:「そろそろ陸地が見えてくるはずです。」 アクアリス:次が最後のカードね。 どちらにせよ行かないといけないなら見る 意味無いかしら。 (コロコロ) また自動失敗。 今日はこれで5回め よ。 ルーファ:私は成功。 カードは『島魚ジャスコニアス』。 ってまさか…。 船員/GM:「船長、前方に陸地が見えてきました。」 ルーファ:それは陸地じゃなくて…。 アクアリス:《千里眼》。 GM:陸地ですね。 アクアリス:魚だって分からないの? GM:あなたの知識では全長3kmを越える魚などあり得ません。 「船長、島の中央に洞窟があります。 あそこから上陸できるかも しれません。」 アクアリス:それは口…。 ルーファ:<知性度>の判定をさせて。 GM:どうぞ。 失敗すると間違いなく陸地だと判断します。 アクアリス:「あの形…どうも魚のように見えるんだけど…。」 セイグル:<釣り>技能は使えないか? 一同笑。 GM:セイグルは何故かその島に惹かれるものを感じます。 セイグル:「何故か血が騒ぐ。 あれは魚じゃないのか?」 アクアリス:「釣り糸垂れてみたら?」 セイグル:「釣れたらどうする。」 アクアリス:「引き上げるの手伝ってあげるわ。」 セイグル:ハイパーポイント使って<釣り>だ。 12レヴェル成功。 船員/GM:「船長、あの島、こっちに向かって動いてるような気がします。」 アクアリス:「釣れたんじゃない?」 セイグル:「ずいぶんと手応えはあるぞ。」 アクアリス:<体力度>25で引っ張るわ。 GM:大きさから言って、船の方が引き寄せられていくんですが。 セイグル:「おおい、船長、こいつはやっぱり魚だぞ。」 船長/GM:「逃げますよ。 全員オールを下ろして全速移動です。」 セイグル:「糸切らないと駄目か?」 船長/GM:「切らないと逃げられません。」 セイグル:「せっかく釣ったのに。」 ニール:「このままでは我々が釣られてしまいます。」 セイグル:「しかたない、切るか。」 GM:では皆さん、漕ぐなら<体力度>で判定をどうぞ。 アクアリス:相手は一応生き物よね? 《これでもくらえ!》をかけてみるわ。 ヴォン:止めておけ。 無駄だ。 アクアリス:まず《能力倍増》をかけるでしょ? それから《これでもくらえ!》 5倍掛けすれば…。 GM:《能力倍増》で2倍、そこで5倍掛すると当たれば<知性度>の10倍 のダメージです。 アクアリス:<知性度>43だから430点ね。 届くかしら? ヴォン:多分向こうは<耐久度>5桁はあるぞ。 ニール:下手にちょっかいを出してよけい怒らせるかもしれませんよ。 アクアリス:やるだけやってみるわ。 430点の《これでもくらえ!》。 GM:船の舳先から、極太の光線が飛ぶわけですね。 それでは抵抗です。 アクアリスは7レヴェルなので、目標値は50。 当然のことながら、 自動失敗以外は成功です。 (コロコロ) 弾かれました。 アクアリス:42分後にもう1度挑戦するわ。 GM:それまで逃げていられるといいですねぇ。 さぁ、そんなことをし てる間に島魚との距離が縮まってきました。 ニール:あれだけ高エナジーを放出すれば、反動で船も進むのではありませ んか? GM:そうですね、今の威力なら、10m程度は跳ね飛ばされてもおかしく ありませんね。 真っ先にアクアリスが飛んでいくような気もしま すが。 セイグル:その間もわしは漕いでるぞ。 5レヴェル成功だ。 ニール:ここで追いつかれると洒落にならないのでハイパーポイント使い ます。 GM:全員の成功レヴェルの合計は9ですか。 近付かれてはいませんが、 振り切ることもできません。 アクアリス:しかたないから次はアタシも漕ぐわ。 今の《これでもくらえ!》 で消耗してるから、<体力度>4点しか残ってないけど。 必死で逃げたPC達は、どうにか巨大な魚を振り切ります。 GM:島魚は悠然と泳ぎ去っていきます。 ニール:「世界は広いですな。」 メモメモ。
カード配置図  S      E┼W    セ  ↓    蛇・  N    ・ぐ亀      人・停・・      侵・       ・       ・         ・:島 精:水の精霊 停:停滞 亀:象亀 ぐ:ぐるぐる 都:沈める都 人:真珠三叉矛の人魚 蛇:大海蛇 セ:セイレーンの呼び声 侵:侵食 魚:島魚ジャスコニアス 各カードの効果は以下の通りです。 島:穏やかな海です。 水の精霊:狂ったウンディーネがいます。 強力なマジックアイテムを持っていた り、彼女の近くで魔法を使った場合、魔力に反応して襲い掛かってき ます。 停滞:無風地帯です。 オールで漕がないと進むことができません。 象亀:大きな亀が漂っています。 襲われるかどうかは運次第です。 代表者 が<幸運度>の判定に成功すれば教われずにすみます。 ぐるぐる:大きな渦ができています。 脱出するには代表者が<器用度>の判定に 成功しなければなりません。 脱出するまでダメージを受け続けます。 沈める都:海底200mに浮遊都市の残骸があります。 海上を通る限りは何も起きま せん。 魔法なりを使用して都市まで潜ることができれば、人魚の集団 に出会います。 PCが適切な態度を取れば交渉可能です。 人魚達は周 囲6枚のカードについて熟知しています。 また、彼ら交易することもできます。 交易の品目次第では、胡椒の交 易に匹敵する利益を上げることができます。 都自体を探索することもできますが、短時間では不可能です。 その場 合は、ここから海底遺跡探索シナリオに変更になります。 海のモンスターに追われているときにこのカードにやってきた場合、 人魚の結界に阻まれて、モンスターは入ってくることができません。 真珠三叉矛の人魚: 人魚に出会います。 人魚の反応は基本的には中立です。 大海蛇:大きな海蛇に遭遇します。 代表者が<魅力度>の判定に成功すると襲 い掛かってきます。 (きっと美味しそうに見えたのでしょう。) 侵食:浅瀬になっています。 通り抜けるには<器用度>の判定が必要です。 セイレーンの呼び声: セイレーンが最も<魅力度>の高いPCを誘惑してきます。 耐えるには <耐久度>で成功しなければなりません。 島魚ジャスコニアス: 島が見えます。 が、その正体は全長3kmを超える巨大な魚です。 島魚 は船を餌と思って追ってきます。 逃げるには<体力度>の判定が必要 です。 島魚はあまりにも巨大な存在であるため、PCの攻撃はほとんど 効果がありません。 島魚に追いつかれた場合、あるいは戦闘になって 島魚のヒットを受けた場合は、船ごと島魚に飲み込まれます。 その場 合は、島魚の体内からの脱出シナリオに変更になります。
船員/GM:「船長、また陸地が見えました。 今度は多分本物の陸地だと思い ます。」 ニール:確認します。 GM:今度は間違いなく本物の陸地です。 船が通れるくらいの大きなが 南から流れています。 「私の持つ情報に寄れば、あの川を遡った所に現地の住民の集落が あるそうです。」 ルーファ:なら周囲を警戒しながら遡っていったらいいのね。 GM:1日ほど上流に遡ると、流れが南と南西の2つに分かれています。 ルーファ:何か流れてきていない? GM:<幸運度>を振ってください。 ルーファ:2レヴェル成功。 GM:南西方向から、人の手が加わった形跡のある木の欠片が流れてき ました。 ルーファ:ならそちらへ。 GM:半日ほど進むと今度は南東と西の2方向に分かれています。 ヴォン:またそのうち人工物が流れてこないか? GM:数時間待てば南東方向から流れてきます。
GM:遡っていくうちに、流れが次第に急になってきます。 「船長、俺達の腕じゃ、これ以上進めません。」 アクアリス:川の両側は? GM:カーブの外側は崖に、内側は砂地になっています。 その先には両 方ともジャングルが広がっています。 アクアリス:船を降りた方がいいのかしら。 GM:今も石などが船にぶつかり続けています。 この状態が長時間続け ば、船が損傷するかもしれません。 ルーファ:「上空から様子見てきてくれない?」 アクアリス:《翼》で上空から観察するわ。 GM:<幸運度>と<知性度>を振ってください。 アクアリス:7レヴェルと7レヴェル。 GM:南方向に10kmほどの地点から、煙が上がっているのが見えます。 アクアリス:「船長、前方10kmくらいに煙が見えるわ。」 ディック/GM:「10kmでしたら、歩いて3,4時間といったところですか。」 アクアリス:途中に滝とかはある? GM:この先1kmほど進むと滝みたいです。 ルーファ:「少し戻って、流れの緩い所に船を停めた方がいいわ。」 GM:1kmほど下流に戻ると停泊できそうな川辺がありました。
GM:船を歩いていくなら、何を持っていくか決めてください。 ルーファ:「交易のための品は?」 ディック/GM:「ここにすむ住民は太陽を崇めているそうです。 そこで太陽をイ メージする品をいくつか持ってきています。 あとはマッチや石 鹸といった日用品と、寒い地方で採れる食品などです。」 アクアリス:食料を目いっぱいもっていくわ。 重要制限を考えると、250食分持 てるわ。 船員/GM:「行ってらっしゃい。」 アクアリス:「あなた達は行かないの?」 船員/GM:「俺達は船で待機です。 船の整備とか、色々することがあるんで すよ。」 アクアリス:「荷物多いから、人足してくれない?」 船員/GM:「MR表記の俺達じゃ、何かあったら突っ込むしかできないんです。 セービングロールは判定自体できませんし。」 セイグル:「荷物ならわしが運ぶぞ。 なんでもドワーフはニハコビドレイだ そうだからな。」 バルドス/GM:「その通り。 身分を弁えることだ。」
ルーファ:この辺りの植物って、ドラゴン大陸のと違いはある? GM:熱帯雨林型の樹木やシダ類が多いようです。 ヴォン:ラフレシアとかありそうだな。 アクアリス:何か珍しい植物はある? 9レヴェル成功だけど。 GM:マラリア系の病気に効く薬草がありました。 アクアリス:少し採っておくわ。
GM:さて皆さん、<耐久度>を振ってください。 所持品が限界重量の 半分を超えている人は2レヴェル、1/4を越えている人は1レヴェル のペナルティがあります。 ニール&ヴォン: 0レヴェル成功。 GM:高温多湿のジャングルのせいでばててきました。 (コロコロ) ディッ クはわりと平気な顔をしていますが、バルドスは息も絶え絶えです。 「はぁ、はぁ。 賢者の、私が、何故、こんな思いを、せねばなら んのだ。」 アクアリス:「でもあなたが一番荷物少ないのよね。 少し持ってよ。」 バルドス/GM:「平民の荷物など、賢者である私が持つ必要は無い。」 アクアリス:アタシ達とジョージの関係とか、彼が知らないこと全部話してあげ るわ。 一同笑。 バルドス/GM:「ざ、戯言を言うな。 ここがローンカイラスなら、そのような嘘 はあっという間にばれるぞ。 そうなれば刑罰が待っている。」 セイグル:「何だ、ケンジャというのはだらしないな。 ニハコビドレイの方 がずっと役に立つぞ。」 バルドス/GM:「わ、私は頭で働くのだ。」 セイグル:「なら頭で歩け。」 一同笑。
GM:数時間進むと、ジャングルが開けた所へ出てきました。 少し向こ では煙が昇っているのが見えます。 ルーファ:周囲警戒。 GM:茂みから、槍を持った肌を緑色に染めた人が数人出てきました。 アクアリス:「どういう種族なの?」 ディック/GM:「おそらく、肌を緑に塗って保護色にしているのでしょう。」 ルーファ:それはつまり、保護色が必要になるような強敵がいるってことね。 バルドス/GM:「緑色に塗るなど、野蛮人の考えることはわからん。」 ニール:その言葉が聞こえたら確実に気を悪くします。 GM:相手は言葉が通じていないようです。 アクアリス:「船長、どうするの?」 ディック/GM:「私も彼らの言葉をいくつか知ってるだけですので、はたしてうま コミュニケートできるかどうか。 まぁ、やってみましょう。」 ディックは住民に色々話し掛けますが、どうもうまく通じないみた いです。 アクアリス:彼ら何語を話しているの? GM:言語表には無い独自の言語です。 アクアリス:なら魔法語で話し掛ける。 GM:では彼らの単語を見せてあげましょう。 こちらの単語でコミュニ ケーションを取ってください。 一同爆笑。 GMが出してきたのは、原始人をロールするゲームOGの単語表です。 この単語表は、わずか17語しかありません。 住民/GM:「you food! you food!」 アクアリス:アタシ達を食べ物だって言ってるの? セイグル:何となく飯をくれ、と言っているような気がするので、干し魚を差 し出してみよう。 住民/GM:「food?」 セイグル:干し魚を渡して自分も食べる。 「美味いぞ。」 GM:受け取って食べてみます。 “美味い”とかいう単語はありません ね。 ニール:“はい”も“いいえ”も無いんですよ。 ヴォン:そのくせ“どちらとも言えない(obsurity)”があるというのはどう いう言語体系だ? 住民/GM:「food!」 美味しそうな表情をしています。 食べ終わった住民は、村の方を 指して 「me go, you go. me go, you go.」 アクアリス:「村へ来いって、言ってるみたいね。」 ディック/GM:「まずは友好的な接触ができたようですね。」 アクアリス:でもここから先、「あなた達と交易したい」ってどう言えばいいの かしら。 動詞が“寝る”と“行く”しか無いのね。 バルドス/GM:「野蛮人が野蛮人が…。」
GM:皆さんは住民の村に案内されました。 皆さんの周りでは、数十人 の住民が奇妙な踊りのような動きをしています。 その中から、杖 を持った老人が皆さんの前にやってきます。 老人は、片言の共通 語で 「何者、お前達?」 と訊いてきます。 アクアリス:「アタシ達は遠い遠い島から来たの。」 長老/GM:「島、来る? それ、違う。 島、来る、ない。」 アクアリス:「だから、島から来たの。」 長老/GM:「島、来る、ない。」 今回のルールでは、長老との会話では助詞助動詞は使えません。 プレイヤー が使っても、GMは助詞助動詞は無視して解釈します。 ですので、注意して話さ ないと思わぬ意味に取られてしまうのです。 アクアリス:「アタシ達、遠い島に住んでるの。」 長老/GM:「お前達、来た、遠く。 何用、村?」 アクアリス:「物と物の交換をしたいの。 アタシ達の欲しい物とあなた達の欲 しい物をかえっこよ。」 長老/GM:「何、欲しい、お前達?」 アクアリス:胡椒を見せて 「これが欲しいの。」 GM:<魅力度>を振ってください。 アクアリス:まずいわね、さっきハイパーポイント使い過ぎたわ。 3レヴェル成 功よ。 長老/GM:「胡椒、聖なる品。 我々、捧げる、胡椒、神。」 アクアリス:「船長、交易には何を出すつもりなの?」 ディック/GM:「まずは太陽の形の輝く物、金製のメダルです。」 ルーファ:「じゃそれを見せてみましょう。」 長老/GM:「何、それ。 それ、輝く、太陽?」 アクアリス:「これはアタシ達にとっての太陽なの。」 長老/GM:「太陽、明るい。 太陽、熱い。 それ、熱い?」 アクアリス:ここの部族って火は使ってるの? GM:火起こし弓のような物を使っています。 アクアリス:「太陽を崇めてるんだったら、火も崇めてるんじゃないかしら? ならマッチと油はどうかしら?」 ルーファ:「マッチも油も1個2個じゃ意味ないわよ。」 ディック/GM:「両方ともしたら、充分に持ってきてますよ。」 ディックの背負ってる荷物にはどちらもそれなりにあります。 アクアリス:油を地面に注いで、目の前でマッチで火を付けてみせるわ。 GM:もう1度<魅力度>を振ってください。 アクアリス:3レヴェル成功よ。 GM:周りの住民が、マッチを指して 「small fire tree, small fire tree!」 油を指して 「fire water, fire water!」 と騒いでいます。 アクアリス:「これと胡椒を交換して。」 長老/GM:「我々、渡す、胡椒。 お前達、渡す、小さい、燃える、木、燃え る、水。」 アクアリス:「これからも継続して交換したいの。 アタシ達また来るから、ま た交換して。」 長老/GM:「お前達、来る、また。 我々、渡す、胡椒、また。」 アクアリス:「船長、交渉成立よ。」 ディック/GM:「ありがとうございます。 どうやら今回の交易は成功ですね。」 ルーファ:その間に村の様子を探ってみるわ。 どんな生活してるのか分かる? GM:こっそり探るなら<忍び足>を振ってください。 ルーファ:6レヴェル成功よ。 GM:では気付かれずに調べられます。 続けて<探索>を振ってください。 ルーファ:4レヴェル成功。 GM:そこかしこに、意外と高い文明を持っているのでは無いか、と思わ れる部分が見受けられます。 住居などを見れば、相当な建築技術 を持っていることが分かります。 アクアリス:そんな建築技術を持ってる部族がどうして17語しか無いのよ。 GM:あなたが理解できたのがその17語だけなんです。 言語体系が既存 の言語と大きく違うので、魔法語でも理解できない部分が出てくる んです。 長老/GM:「我々、歓迎する、お前達。 我々、持って来る、食べ物。 お前達、 食べる。 我々、踊る。 お前達、観る、踊り。」 アクアリス:「船長、どうやら食事を出してくれるみたいよ。」 ルーファ:「それは受けないと失礼になるわよね。」 バルドス/GM:「こ、こんな野蛮人の出す食事など食べられたものでは無い。」 ルーファ:「食べないと、食べられちゃうかもしれないわよ?」 一同笑。 バルドス/GM:「だから野蛮人は嫌なんだ。」 アクアリス:「そう? アタシには文化的な部族に見えるけど?」 バルドス/GM:「お前達平民からすればそうだろう。 だが賢者たる私にすれば到 底受け入れられるものでは無いのだ。」 アクアリス:「それじゃ、ここから1人で帰る?」 バルドス/GM:「だ、誰か護衛してくれるのだな?」 セイグル:「わしは帰りに荷物を運ばねばならんから、帰れんな。」 アクアリス:「帰りたいのはあなた1人なんだから、1人で帰れば?」 バルドス/GM:「ひ、1人で帰れと? こんな未開地でもしものことがあったらどう する。」 セイグル:「そうだ、お前荷物になれ。 そうすればわしが運んでやる。」 一同笑。 セイグル:「わしが運ぶのは荷物だけだからな。」 バルドス/GM:「へ、平民どもが…。」 バルドスは渋々引き下がります。 アクアリス:この副船長、喋らせないようにした方がいいわね。 ニール:見張りしてた方が良さそうですね。 GM:広場では、火の付いた松明を持った住民の踊りが披露されます。 見慣れない踊りですので、かなり奇妙に見えます。 皆さんの前に は、何かの肉を焼いた物が運ばれてきます。 「food, food!」 セイグル:食べてみよう。 ヴォン:何の肉か分かるか? GM:知りたいですか? ヴォン:何となく、知らない方が幸せそうだな。 とりあえず食べてみよう。 GM:鶏肉のような味がします。 何の肉か知りたい人は<知性度>を振っ てください。 アクアリス:7レヴェル成功よ。 GM:トカゲの肉ですね。 セイグル:「分かった。 これは魚じゃない。」 アクアリス:「東洋には大山椒魚って言う牛肉によく似た味の生き物がいるそう よ。 それに近いわね。」 ハイパーポイント注ぎ込んで皆を<言いくるめ>るわ。 「皆、これは牛肉の親戚よ。」 一同笑。 GM:さて、食べた人は<耐久度>を振ってください。 ヴォン:0レヴェルだ。 GM:蕁麻疹が出てきました。 体質に合わなかったんでしょうね。 ヴォン:副船長はどうしてる? GM:全身を掻きむしりながら 「野蛮人が野蛮人が。」 セイグル:わしは肉を持ってきたやつに干し魚を渡すぞ。 「ゆーふーど! みーふーど!」 GM:セイグルの周りには住民が集まってきて、次々肉を差し出します。 セイグル:「おう、ゆーふーどみーふーど!」 GM:続いて、明らかに蛇だと分かる肉が運ばれてきます。 バルドスに は頭の部分が渡されました。 「へ、蛇!? こ、この野蛮人…。」 セイグル:副船長に当身。 GM:当身をくらって気絶しまいた。 長老が 「どうした、そいつ?」 セイグル:「疲れて寝た。」 長老/GM:「我々、案内する、寝場所。 寝場所、冷たい。 眠る、ぐっすり。」 ルーファ:誰かついていった方がいいかもしれないわね。 ニール:では私がついていきましょう。 GM:小屋に案内されました。 床には穴を掘ってあります。 で、穴の中 動いている物がたくさんいます。 ヴォン:ちょっと待て。 GM:穴の中では、無数の蛇が蠢いています。 ニール:それは確かに冷たいでしょうね。 住民/GM:「you sleep, you sleep.」 ルーファ:そのまま副船長突っ込めば? どうせ気絶してるんだから分からな いわ。 ニール:その前に腰の銃を取り上げます。 こんなもの下手にぶっ放された ら交渉決裂ですから。 ルーファ:武装解除したなら、最悪でも悲鳴あげてもう1度気絶するだけね。 アクアリス:そうしたら「あれは歓喜の声です」って言えばいいわ。 ルーファ:食事が終わったら適当な理由つけて撤退した方がいいわね。 そう しないと私達も蛇の穴よ。 ニール:多分、噛まない種類の蛇なんでしょうが。 アクアリス:そろそろ帰りたいって伝えるわ。 「アタシ達の仲間が川辺で待ってるの。」 長老/GM:「お前達、連れてくる、仲間。 我々、用意する、食べ物。」 アクアリス:「今回はこれで帰らせていただくわ。」 GM:では<魅力度>をどうぞ。 アクアリス:3レヴェル成功。 長老/GM:「お前達、帰る。 いつ、来る、お前達? 我々、歓迎する、お前達。」 アクアリス:「また近いうちに来るわ。」 そうそう、保存食はお土産にここに置いていくわ。 80食分あるか ら、皆に行き渡るでしょう。 ルーファ:あ、せっかく覚えたのにこの魔法使うの忘れてたわ。 確か太陽を 象ったメダルを持ってきてたわよね? GM:何をする気ですか? ルーファ:彼らの目の前で、《パーム》で消してみせるわ。 長老/GM:「お前、消す、太陽?」 ルーファ:呪文を切って出してみせる。 長老/GM:「お前、出す、太陽? お前、神!?」 一同笑。 GM:住民達は一斉にひれ伏します。 ルーファ:「これをあなた達にあげるわ。」 長老/GM:「神、与える、太陽。 我々、捧げる、生贄。」 ルーファ:「生贄は要らないわ。」 長老/GM:「我々、捧げる、炎。」 アクアリス:「炎も要らないから、胡椒を頂戴。」 長老/GM:「我々、捧げる、胡椒、たくさん。」 胡椒の入った袋が次々と運ばれてきます。 アクアリス:「ありがとう。」 長老/GM:「神、与える、大地。 我々、感謝する、神。」 アクアリス:「もうひれ伏さなくていいから、立ち上がって。」 長老/GM:「我々、立ち上がる、神のため。」 ルーファ:聞きようによっては危ない台詞ね。 アクアリス:それじゃ、お約束で副船長を忘れて帰ろうかしら。 ニール:それは迷惑な置き土産になってしまいます。 GM:そのとき、小屋からすごい悲鳴があがります。 「へ、へ、蛇!?」 しばらくすると、よろよろと真っ白な髪になったバルドスが出てき ます。 「へ、へび、ぼくのうえをへびがいっぱい。」 ルーファ:白い髪。 それはまるで太陽の輝き。 長老/GM:「お前、髪、太陽。 お前、神?」 住民達は、今度はバルドスを取り囲んでひれ伏します。 セイグル:「おおい、そろそろ帰るぞ。」 バルドス/GM:「かえる、ぼくおうちにかえる。 へびきらい。」 アクアリス:もう1度当身。 セイグル:よし、それで荷物扱いで運べるな。 アクアリス:今回判別できた現地民の言葉は対応表を作っておくわ。
一向は、大量の胡椒(とバルドス)を抱えて船へと戻ってきました。 船員/GM:「お帰りなさい。 出港の準備はできてますよ。 あれ? 副船長、 どうして髪を染めたんですか?」 アクアリス:「現地の人達が染めてくれたのよ。」 船員/GM:「副船長、ロマンスグレーって感じで似合ってますよ。」
一向は川を下り,外洋へと出てきました。 船員/GM:「船長、また前方にあのでっかい魚がいるんですけど、どうしましょ う?」 セイグル:「また釣ろうか?」 バルドス/GM:「わあい、おさかなおさかな。」 ルーファ:「こいつを生贄にすれば私達は助かるかもね。」 ニール:「それは流石にまずいでしょう。」 アクアリス:「皆で漕ぎましょう。」 GM:では<体力度>で判定をどうぞ。 失敗すればどうなるかは御分か りですね? 島魚から逃れるために必死でオールを漕ぐPC達。 ここでGMは再びカードを並べます。 GM:さあ、この端からこちらの端まで逃げ切れば助かります。 各自行 く手を観察するか、オールで漕ぐか申請してください。 「船長、どちらに向かって漕げばいいんですか?」 アクアリス:「アタシが観察するから、皆は漕いで。」 右を見るわ。 (コロコロ) あら、自動失敗。 GM:さっぱり分かりません。 さぁ、左右どっちへ進みます? アクアリス:右。 GM:右は『島』。 「船長、まだ追ってきますよ。」 では、他の人は漕いでください。 ヴォン:自動失敗だ。 セイグル:9レヴェル成功。 船員/GM:「船長、間が縮まってきます。 早くなんとかしてください。」 アクアリス:左を見るわ。 GM:『島』ですね。 さぁ、漕いでください。 「もう腕が限界です。」 アクアリス:残るカードは2枚、多分どちらか正しい方をめくれば助かるんだろ うけど…。 ヴォン:GMがGMだけに、どちら捲っても必ずもう一方が正しかった、となる ようにカードに細工してそうだ。 アクアリス:左を見るわ。 (コロコロ) 成功ね。 GM:左は『象亀』です。 アクアリス:それじゃ、右に行くべき? ルーファ:左に行ったら島魚対象亀の南海の大決戦が見られるんじゃないかし ら? ニール:亀の横を掠めるように移動すれば、そちらに気を取られてくれるか もしれません。 GM:では亀の方へ進む、でいいですね? 進んでいくと、島魚はもっと 大きな獲物に気付いてそちらに向かいます。 亀の方も威嚇するよ うに首をもたげます。 ニール:今のうちに離脱しましょう。 GM:巨大な生物がぶつかり合ったので、大きな波が生まれます。 さぁ、 頑張って逃げてください。 ルーファ:多分これが最後の判定だからハイパーポイント注ぎ込むわ。 GM:注ぎ込んでください。 ここで失敗すると、次回のシナリオは漂流 シーンからのスタートになります。 PC達はハイパーポイントを注ぎ込んでダイスを振ります。 その結果、どうに 巨大な波を振り切ることができました。 GM:船は2体の巨大生物を後ろに、ローンカイラスの港へと向かってい きます。 セイグル:「ああ、わしの獲物が。」 ニール:「海底都市がどうなったか少し心配ですね。」 アクアリス:「大丈夫よ。 波が起きるのは海面だから、海底は何とも無いはず よ。」 ニール:「この波が沿岸部に到達する可能性はありませんか?」 アクアリス:「必要なら《あなたをどこかへ……》で跳ぶけど?」 GM:まだ陸までは距離がありますから、多分大丈夫かど。 ルーファ:「津波ならともかく、そこまでは届かないでしょ。 あの2体がいく らでかいとは言っても、地震の規模には程遠いわ。」 アクアリス:「一応念のため連絡はしておくわ。」 ルーファ:「するのはいいけど、その原因は言わないでね。」 アクアリス:それじゃ、ゴートンの城へ《あなたをどこかへ……》。 48分して 体力回復したらまた戻ってくる。 GM:行きは可能ですが、外洋を航海中の船に戻ってくるのは無理です。 アクアリス:「じゃ、頑張って漕いできてね。」 ニール:「あの、漕ぎ手は多い方が…。」 アクアリス:「バイバイ。」 《あなたをどこかへ……》。 ニール:「…行ってしまいましたね。」
そして一向は、無事港へと帰ってきました。 GM:港には、赤ちゃんを抱いた女性が待っています。 彼女は、ディッ クが降りるなりその頬をひっぱたきます。 セイグル:うむ、感動的なシーンだ。 ニール仲良いことはいいことです。 GM:えぇっと、ずっと見ています? アクアリス:《千里眼》で気付かれないように見ているわ。 ニール:私は邪魔をしないようにエイコスの目で見ています。 ヴォン:間近で見たいなら、《姿隠し》を使おうか? GM:皆して覗くんですね? ルーファ:マスターがロールしてくれるんだったら楽しわ。 GM:「心配させて悪かった。」 「悪かった、ですって? 勝手にこんな無謀な冒険に手を出して、 悪かった、ですますつもり?」 「勝算はあったんだ。」 「失敗したらどうするの。 あなたに何かあったら、この子は父親 の顔を知らずに育つのよ。」 えぇっと、まだ見ます? ルーファ:GMが限界になるまで見たいわ。 GM:これ以上続けてもシナリオに影響しないので飛ばします。 ルーファ:逃げたわね。 ディック/GM:「皆さんのおかげで予定よりも多くの胡椒は手に入りました。 最 初の約束では金貨2000枚でしたが、2500枚出させていただきま しょう。」 ニール:増額分は辞退します。 アクアリス:アタシも。 「その分は奥さんと子供のために使ってあげて。」 ディック/GM:「ありがとうございます。」 ルーファ:私は貰うわ。 「それから、胡椒を小袋1袋分貰えない?」 ディック/GM:「それくらいでしたらどうぞ。」 ルーファ:「ありがとう。」 嫌って言われたら《パーム》で隠すつもりだったけど。 「それから、この件はギルドに対してはどうする?」 ディック/GM:「今後の交易で得られた利益の一部はギルドに収めるつもりです。 それが安全ですし、結果的に安上がりになるでしょうから。」 ルーファ:「なら私からも声かけておくわ。」
アクアリス:アタシは魔術師学院に行って今回の発見を報告するわ。 GM:この町の学院ですか? アクアリス:エリオットの町の学院ね。 《あなたをどこかへ……》。 GM:テレポート連発していますね。 そのうち石の中に飛び込みますよ。 アクアリス:《千里眼》で確認してから跳ぶから大丈夫。
ニール:「ところで、副船長さんはどうします?」 バルドス/GM:「わー、かもめがとんでるー。」 ルーファ:「ショック療法は?」 アクアリス:「蛇料理を食べさせるとか?」 バルドス/GM:「ぼくへびきらいー。」 セイグル:「よし、わしが鰻を釣ってきてやろう。」 ニール:「こういう症状でしたら、調和教で診てもらうのがいいと思います よ。」 調和教神官/GM: 「どうされました?」 ニール:「こんな症状の人がいるのですが。」 調和教神官/GM: 「おお、これは《調和復活》で<知性度>が下がったのですね?」 アクアリス:それじゃ、<知性度>が一番高かったことになるじゃない。 ルーファ:「蛇食べたら白くなったの。」 GM:事情を説明すると、バルドスは調和教神殿で保護されます。 ニール:“これでもくらえ!”銃も預けておきます。 調和教神官/GM: 「それは?」 アクアリス:「彼の持ち物よ。」 調和教神官/GM: 「でしたら、それを見せれば何か思い出すかもしれませんね。」 ニール:「いや、それは危険かと。 これは武器なんです。」 バルドス/GM:「すもーるばんばんしんぐふぁいやー、すもーるばんばんしんぐ ふぁいやー。」 ルーファ:「渡しちゃったら、まさに気違いに刃物になるわ。」 調和教神官/GM: 「では完治すれば本人に返却しましょう。」
ルーファ:盗賊ギルドへ行くわ。 ギルドマスター/GM: 「無事帰られましたか。」 ルーファ:「当たり前じゃない。 はい、お土産。」 ギルドマスター/GM: 「これは中々上質な胡椒ですね。 今後の交易では大きな利益が出 ことでしょう。」 ルーファ:「今後保護の方はよろしくね。」 ギルドマスター/GM: 「保護料が支払われる限りこの町での安全は保障します。」 ルーファ:「それから、この金貨はスラムの子供のために使って。」 ギルドマスター/GM: 「了解しました。 たまには慈善事業もいいでしょう。 ですが、上 の方を動かさない限り、根本的な解決にはなりませんよ。」 ルーファ:「スラムを知っている人間でなければできないこともあるでしょ?」
そして一行は、リヒテンターデの町を後にし、エリオット城へ戻ってきました。 GM:皆さんを完全武装したジョージが出迎えます。 「はっはっは、諸君、南海に大怪獣が出たそうだ。 さっそく退治 に行くぞ。」 ルーファ:「それってでっかい亀?」 ジョージ/GM:「はっはっは、亀と魚だそうだ。 では出発だ。 はっはっは。」 ヴォン:もう好きにしてくれ。
現地の住民との会話ルール 長老との会話 単語は自由に使えますが、助詞助動詞を使うことができません。 その他の住民との会話 以下の17語のみを使用できます。 お前(you),我(me),岩(rock),水(water),火(fire),木(tree),毛(hair), バンバン(bang),寝る(sleep),匂う(smelly),洞窟(cave),食い物(food), 物(thing),小さい(small),大きい(big),太陽(sun),行く(go) <知性度>の判定に成功した場合、以下の1語も使用できます。 あいまいに(obscrely)
夢は南海を駆ける 2001/9/22 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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