ハイパーT&Tリプレイ

龍の心臓


キャラクター
  ケオヅ・ガクラール
    家を飛び出して来た人間の2レヴェル戦士。 18歳の青年。
    幸せな奴であったが“幸せのペンダント”を装備しますますしあわせ〜に。
  ヴォン
    将来の賢者を夢見る人間の2レヴェル魔術師。 20歳の青年。
    ケオヅとは幼馴染み。
  クリスターラ
    エルフの2レヴェル呪術師の少女。 フィリスターサスの姉。
    賢者の杖に装備されている。
  フィリスターサス
    エルフの3レヴェル怪盗。 女と見紛うばかりの美少年。
    何でも出来る優等生だが重度のシスコン。
  アクアリス・フォン・シュトックヘルド
    エルフの2レヴェル魔術師の娘。 けっこうきつい性格のお姉様。
    魔術師なのに戦士並の戦闘能力を持つ。
  セーラ
    人間の戦勝教スークの1レヴェル僧侶。 24歳の長身の美女。
    豪快な姐さん。

         GM:今回は新キャラ無しか。 キャラメイク無いと楽だな。 まずはセー
            ラさんを除く5人の方から行こうか。

     フィル:前回の冒険を終ったらまたミンバス村に帰ってきたんですよね。

     ヴォン:前回は酔っていたので冒険には出なかったんだ。

     ケオヅ:前回は幸せのペンダントを手に入れて個人修正が5点も上がったぞ。

     ヴォン:その代りただでさえ少ない<知性度>が5点も下がったんだよな。

         GM:で、帰ってきてからまた毎晩酒盛していた、と。

     フィル:毎晩? そういうわけにはいかないでしょう、やっぱり?

 アクアリス:この村じゃ水よりワインの方が安いんじゃないかしら? だから毎日
            自然とお酒が入るの。 売り物にならないワインが余ってるはずだし。

     フィル:飲めればいいんですね。

 アクアリス:1杯めはまともなワイン、2杯め,3杯めと行くに従って質が落ちていく
            のよ。

     フィル:それでも気付かないんですね。

     クリス:今って季節はいつ?

         GM:9月くらい。

     クリス:じゃ、夏ばてで動けない★

     フィル:それは大変。 栄養のあるもの作らなくては。

         GM:食べ物で釣ってるな。 夏ばてには鰻かな?

     ケオヅ:「お、鰻か? うまそうだな。」

     クリス:「油っこいのはやめて〜★」

 アクアリス:「小麦をワインで煮たらいいわ。」

     フィル:「それは食べ易くていいですね。 待っててくださいね、姉さん。」

         GM:そうやって1月ほど経った頃、君達に手紙が来る。 差出人は友好的な
            モンスターを作り出す研究をしている例の魔術師、ハワードさん。

     クリス:あ、合体させてた人。

         GM:この前はお世話になった、という礼状です。 で、中にペンダントが
            同封されている。

     クリス:幸せのペンダント?

     フィル:ムーンストーンのペンダント?

         GM:このペンダントを持っていれば例の遺跡に自由に入れるそうだ。

     フィル:要するに鍵ですね。

     クリス:前回入れないようにしたのよね。 入れるとアリアさんが退治に行っ
            ちゃうから。

     フィル:「このペンダントのことはアリアさんには内緒ですね。」

     クリス:そういえばアリアさんは?

         GM:調和教の教会建てるためにいろいろ飛び回ってるんじゃないかな?
            で、ハワードさんは遺跡でモンスターを育てているそうだ。

     クリス:「伯爵の屋敷には帰らないのかな? 屋敷にもモンスターいたよね?」

     フィル:「いましたね。 サーベルタイガーにオーム蛇が。」

     クリス:「あ、ミーコね☆ やっぱり伯爵のお嬢さんのイリヤさんが世話して
              るのかな?」

         GM:で、何か困ったことがあればいつでも訪ねてきてくれ、と書いてある。

     クリス:「あたしそろそろ旅に出たいな。秋風も吹いてきたし。」

     フィル:「おや、すっかり夏ばて治ったようですね。 良かった。」

     クリス:「フィルはイリスがいるからここ離れるわけにはいかないよね?」

     フィル:「いつまでもここにいるわけにはいきませんよ。」

     クリス:「イリスと別れ別れになっちゃうよ?」

         GM:横でイリスがうるうるした目をして見つめててあげよう。

     フィル:「いえ、だから…。」

         GM:困ってる困ってる。

         GM:さてセーラさんはどうしてる? 賢者の杖を手に入れた冒険以来ご無
            沙汰してるけど?

     セーラ:いろいろ寄ってたんだ。

  一行と別れた後、セーラはしばらくローンカイラスにとどまってました。 ロー
ンカイラスでは主に探求教が信仰されています。 セーラはそんな中、戦勝教の教
えを広めようと毎日教会で説いていました。

         GM:さてある日、宿に帰ってくると、縦じまの帽子を被った見たことのあ
            る顔がいる。

     クリス:トラネコさんだ☆

トラネコ/GM:「おお、姐さん、姐さん、久しぶり。」

     セーラ:「あぁ、久しぶり。 ところで何かいい仕事、ある?」

トラネコ/GM:「もちろんだよ。 今度またタルカスに帰るんだが、その護衛を探し
              てるんだ。 例によって報酬は撃墜数でどうだい?」

     セーラ:「Ok。」

トラネコ/GM:「じゃ、商談成立だな。」

  セーラはトラネコの隊商の護衛に雇われ、タルカスに向かいます。

         GM:隊商の中に羽振りの良さそうな身なりのいい若い男が1人いる。 戦士
            の様な格好をしているが片手に杖を持っている。

     セーラ:魔法戦士?

         GM:セーラさんはいくつだっけ?

     セーラ:24よ。

         GM:ならセーラさんより若いな。 その人はトラネコさんに対してわりと
            横柄な口調で話している。 セーラさんにもときどき声をかけてくる。
            「やぁやぁ傭兵のお姉さん、しっかり働いてくれたまえ。 はっはっ
              は。」

     セーラ:嫌な奴。

         GM:端正な顔立ちをしている。

     セーラ:でも雰囲気が良くない。

         GM:雰囲気は貴族の坊っちゃん。

     フィル:品質だけは良さそうなあまり使ってないピカピカの剣持ってるんじゃ
            ないですか?

         GM:そうそう。

     クリス:甘やかされたお坊っちゃん?

 アクアリス:魔法戦士なんてろくな奴いないわ。

         GM:アクアのお兄さんは魔法戦士じゃなかったかね?

 アクアリス:だから言ってるのよ。

         GM:さて護衛だが、今回はモンスターは出ずに無事タルカスに着いた。

     フィル:なら報酬無しですね。

         GM:まぁ途中の宿代と食事代はトラネコさん持ちなんだが。
            「いやぁ、今回は残念だったねぇ。」

     フィル:今度からはモンスター呼ぶ方法を見つけてから雇われましょう。

         GM:これこれ。
            「ところで姐さん、護衛の契約に関してはこれで終りなんだが、前
              の伯爵の館のときに一緒にいた連中、どこにいるか知らないか?」

     セーラ:「あいつら? うーん、話聞かないな。」

トラネコ/GM:「そうか。 実はな、こっちの兄さんなんだが、そういう腕利きの冒
              険者を探してるそうなんだ。 あいつらなら、まぁ頼りになりそ
              うだし、紹介してやろうかと思ってたんだが。」

     セーラ:「あたしも一度連絡取りたいと思ってるんだが。」

     フィル:連絡取りたいんだったら賛美歌の13番をリクエストしてください。

         GM:それはどこぞのスナイパーだ。
            「じゃぁ、しばらくこの宿にいるから。」
            そう言ってトラネコと魔法戦士は割と上等な宿に入っていく。

     フィル:さてどうやって合流します? タルカスとミンバス村ですよね?

         GM:ミンバスはタルカスから近いよ。

     クリス:でもどこにいるか分からないんじゃ見つからないよ。

     フィル:姉さんのことをちゃんと知っていればこの時期にはミンバスにいると
            分かるんですけどね。僕達の噂が流れてるってのも変ですしね。

     クリス:「秋といえば栗よね。 タルカスに買い出しに行こ☆」

     フィル:「じゃ、行きましょうか。」

  クリスとフィルは栗を買いにタルカスの町にやってきます。

         GM:まだちょっと時期が早いんで高いね。

     クリス:「今日は☆」

  果物屋/GM:「へぃ、らっしゃい。」

     クリス:「この栗ちょうだい☆」

  果物屋/GM:「毎度!」

     クリス:「ペーストにしてケーキにしたら美味しそう☆」

     フィル:「じゃ、帰って作りましょう。」

     クリス:「作ってくれるの?」
            わくわく☆ あぁ、食べ物につられてしまう★

     フィル:「美味しいの、作りますよ。」

     クリス:ついでにアクセサリーショップ寄ってくね☆
            「ね、フィル、この髪飾り、イリスに似合いそうじゃない?」

     フィル:「ええ、似合うと思いますよ。 あ、このブローチ、姉さんにぴった
              りですよ。」

     クリス:「あたしは別にいいのよ。」

     フィル:「そりゃ、姉さんなら何にもつけなくても絵に成りますけど。」

     クリス:フィルの目ってどうなってるんだろ?

         GM:そうやって姉弟じゃれてる、と。 では町にいる3人は<幸運度>で振
            ってみて。

     フィル:(コロコロ) 4レヴェル成功です。

         GM:4レヴェルもか。 ならフィルはセーラさんを見つけた。

     セーラ:パン買って食べながら歩いてる。

     フィル:「おや? あそこにいるの、セーラさんじゃないですか?」

     クリス:「あ、ほんとだ☆ おーい!」

     セーラ:「よう、久しぶり。」

     クリス:「お久しぶり☆」
            バンバンバン☆

     セーラ:ガシッ、グルグルグル。

     クリス:あれ〜。 お目々グルグル〜。

     セーラ:「ところで他の奴らは?」

     フィル:「隣村のミンバスにいますよ。」

     クリス:「これからマロンケーキ作るの☆ ね、一緒に食べない?」

     セーラ:「いいな。」

     クリス:「じゃ、皆でお茶会ね。 アップルティーなんかいいな☆」

     フィル:「ちゃんと買ってありますよ。」

     セーラ:「それはそうと、トラネコっていう隊商の親父、覚えてる?」

     クリス:「ああ、あの着ぐるみのおじさん。」

         GM:着ぐるみじゃない。 あれで地なの。 着ぐるみみたいな体型だけど。

     セーラ:「あの親父が皆に会いたがってるそうだ。」

     クリス:「そうなの?」

     セーラ:「この町にいるから来て欲しいとか。」

     クリス:「じゃ、村に戻ってみんな呼んでこよ☆」

  クリスとフィルはセーラと一緒にミンバス村に帰ってきます。

     クリス:「たっだいま☆」

 アクアリス:「あら、ずいぶん買込んだのね。」

     クリス:「美味しそうでしょ☆ マロンケーキにするの。 じゃ、厨房にれっつ
              Go!」

         GM:みんなして厨房にやってきたの? そうそう、そういえばセーラさん
            とアクアは初対面だったね。

 アクアリス:栗ゆがきながら
            「はじめまして。」

     セーラ:「おう。」

 アクアリス:「じゃ、みんなで栗剥きましょう。」

     クリス:「どんどん剥いてね☆」

     ケオヅ:つるっ。
            「う、栗が逃げる。」

     セーラ:「で、さっきのトラネコの話なんだけど。」

         GM:さっき、といっても町からこの村まで半日かかってる。

     セーラ:「腕利きの冒険者を集めてるらしい。 であのときの冒険者なら腕立
              つんじゃないか、って探してるそうよ。」

     セーラ:「あの冒険で腕利き? 見る目あるのかな?」

     フィル:「ま、話だけでも聞きにいってみましょうか。」

         GM:という相談を厨房でやっている、と。

     ヴォン:「次は裏漉しだな。」

     クリス:「砂糖混ぜてペースト☆」

 アクアリス:「メレンゲ作りましょう。」

     クリス:「ツノが立つまで〜。」

     セーラ:「オーブンに火が入ったぞ。」

     フィル:「お茶いれましょう。」

     クリス:「カモミールカモミール☆」

     セーラ:「ラヴェンダーも中々おつなもの。」

     クリス:「それもいいわね☆」

  その後はちょっとしたパーティになります。

 アクアリス:今日はこれでシナリオ終りかしら?

         GM:終る? そうして冒険者達は日々幸せに暮しましたとさ。

     クリス:めでたしめでたし☆

 アクアリス:終ってどうするの。

  翌日。 一行はタルカスに行くことにします。

     フィル:「じゃ、出発しましょうか。」
            イリスさんには姉さんが昨日買った髪飾りを渡します。
            「お元気で、イリスさん。」

  イリス/GM:「行ってしまわれるのですね、フィル様。 いつまでもお待ちしてい
              ます。」

     クリス:「きっとまた帰ってくるから。」
            ひしっ☆

  イリス/GM:「ええ、お義姉さん。」

     ケオヅ:エルフ待ってたら50年とか100年は経つぞ。

     フィル:…。

  一行はタルカスに着くとトラネコが泊ってる宿に向かいます。

         GM:ロビーでトラネコと例の魔法戦士が寛いでいる。

     セーラ:「よ。」

トラネコ/GM:「おお、来てくれたのか。」

     クリス:「今日は☆」

トラネコ/GM:「こちらのエリオット卿が君達みたいな冒険者を雇いたいそうだ。」
            その魔法戦士は腰に手を当てて…。

     フィル:牛乳を飲んでいる。

     クリス:やっぱりフルーツ牛乳☆

         GM:歯をキラーンと光らせながら…。
            「やぁやぁ冒険者の諸君。 私がジョージ・エリオットだ。 はっはっ
              は。」
            ローンカイラスでわりと有力な貴族のエリオット候爵の二男坊だ。

     クリス:知ってるの?

         GM:侯爵の名前は知ってても二男坊までは知らないだろう。

     フィル:「で、我々に何をお望みでしょうか?」

ジョージ/GM:「私はこう見えても地図作成組合の一員なのだよ。 はっはっは。 今
              回諸君を雇うのはだな、」
            と言うと地図を
            「ばっ。」
            と広げる。

     クリス:『ばっ。』って実際に言ったの?

         GM:そう。
            「ババーン。」

     クリス:おっ茶目☆

ジョージ/GM:「ここだ!」
            “龍の腕”スクイラを指さす。 スクイラの流血平原だ。

     フィル:「ここに行くんですか?」

ジョージ/GM:「ここにあるという“龍の心臓”を探しに行くのだよ。 はっはっは。」

     クリス:「龍の心臓?」

  ドラゴン大陸には龍脈と呼ばれる精髄の流れる道が縦横無尽に走っています。
“龍の心臓”は、その名の通りドラゴン大陸の心臓に位置し、精髄が結集する中心
地となっていると言われています。 そして、ドラゴン大陸を揺るがした大魔術師
戦争において、浮遊要塞の一つが落下し、龍の心臓に穴を開けてしまったらしく、
その影響により、かつては肥沃な草原であった流血平原は荒野と化し、モンスター
が徘徊する様になった、とされています。

     クリス:心臓に穴が開きっぱなしなの?

 アクアリス:「じゃ、その穴を塞ぎに行くの?」

ジョージ/GM:「それは我々のすることではないよ。 発見して場所を確定させれば
              いいのだよ。はっはっは。」

 アクアリス:“大鉄人”ガルバーの行ったところまでは分かってるの?

         GM:ガルバーのことを知ってるとすれば“龍の翼”ポストラキューム出身
            のセーラさんだな。 <知性度>で振って。

     セーラ:(コロコロ) よっしゃ、3レヴェル成功。

         GM:なら知っている。ガルバー・ガルバリウスという2mを越す大男だ。

     セーラ:あの爺いだな。

 アクアリス:「ガルバーの行った所は地図に載っている?」

ジョージ:GM:「載ってない。 なんせガルバー卿は自分が何処にいるか分からなか
              ったからな。 はっはっは。」
            つまりさ迷ってた。

  一同笑。

     クリス:「それでも帰れたの?」

ジョージ/GM:「それが鉄人の鉄人たる所以だよ。 はっはっは。」

 アクアリス:「流石は地図作成組合のメンバーね。」

     ケオヅ:「地図作成っていうのは分からない所へ行って分からないまま帰って
              くればいいのか?」

 アクアリス:「だから皮肉で言ってるの。」

     ケオヅ:「そうか、全然分からなかった。」

ジョージ/GM:「だが私は迷う心配は無い。 何故ならこれを持っているからだ。 バ
              バーン。」
             懐から何やら箱型の装置を取り出す。

     クリス:「これ何?」

ジョージ/GM:「これは“じぃぴぃえす”と言う最新式の装置なのだよ。 はっはっ
              は。」

  一同爆笑。


     フィル:ドクロマークのボタンが付いてるとか。

     クリス:ああ、押しちゃいけないのに…。

         GM:付いてない付いてない。
            「これがあれば自分の居場所がたちどころに分かるのだよ。 はっは
              っは。」

     ヴォン:「精度は?」

ジョージ/GM:「100m単位の目盛りが付いているぞ。 はっはっは。」 

     フィル:『今何処にいるか分かったぞ。 向こうに山が見えるだろう? 我々は
              あの山の上にいるんだ。』

  一同笑。

ジョージ/GM:「龍の心臓を発見したらこれに印をつけておけば正確な位置を記録で
              きるという寸法だよ。 はっはっは。」

 アクアリス:「地図作成組合って1桁は誤差の範囲って言ってなかったかしら?」

ジョージ/GM:「そ、それは下っ端の奴等が作った地図だよ。 私の地図は正確だ。」

 アクアリス:「あなたの作った地図を見せてくださらない?」

ジョージ/GM:「よかろう。 ババーン。」
            ローンカイラスの名前も聞いたこともない村の地図を出してくる。

 アクアリス:「これ、合ってるのかしら?」

ジョージ/GM:「合ってるに決まってる。」

 アクアリス:「この村に行って合ってるか確認したいわね。」

     フィル:「ローンカイラスに戻るんですか?」

 アクアリス:「どうせ往復で1年もあればいけるでしょ?」

     クリス:「まぁ1年くらいならいいけど。」
            エルフだもんね☆

ジョージ/GM:「何を言う。 今すぐに出発するのだ。」

     フィル:「目的は龍の心臓の位置が分かればいいんですね?」

ジョージ/GM:「そうだ。」

     フィル:「報酬は?」

ジョージ/GM:「1人あたり金貨1000枚出そう。 途中に出るであろうモンスターを退
              治するのが諸君の役目だ。」

     クリス:「旅費は出してくれるの?」

ジョージ/GM:「旅費か?」

     クリス:「侯爵様☆」

ジョージ/GM:「もちろん旅費も出すぞ。 はっはっは。」

     クリス:「ところで侯爵様、ワイナリー持ってる?」

ジョージ/GM:「ワイナリー? 父が経営しているぞ。 はっはっは。」

     クリス:キラーン☆

 アクアリス:「あなたは戦闘に参加するの?」

ジョージ/GM:「私は後ろから魔法で援護しよう。 はっはっは。」

 アクアリス:「じゃ、私が前衛ね。」

     クリス:「女の子を前に出すの?」

ジョージ/GM:「そ、それもそうだな。 ここはやはり卓越した戦士でもある私が前
              に出るべきだろう。」

     フィル:「でもアクアリスさんは魔術師とはいえ並の魔法戦士以上の戦闘能力
              を持ってるんですよね。」

 アクアリス:「じゃ、腕相撲してみない?」

         GM:なら<体力度>でセーヴィングロールだな。

 アクアリス:(コロコロ) 1レヴェル。

         GM:こっちも1レヴェル。 もう1回だな。

 アクアリス:今度は2レヴェル。

ジョージ/GM:「う…。 はっはっは。 ちょっと油断したな。 はっはっは。」

 アクアリス:所詮は魔法戦士なんてこの程度ね。
            「やはり私が前に立つわ。」

     クリス:「じゃ、今日は侯爵様のおごりで宴会ね☆」

  一同笑。

ジョージ/GM:「え、宴会?」

     ケオヅ:「お、いいな。」

     クリス:「景気付け景気付け☆」

  ジョージを丸め込んだ一行はそのまま宴会モードに入ります。

     クリス:「さ、侯爵様もどうぞ☆」

 アクアリス:高いの選んで注文するわ。
            「このフカのヒレって美味しいわね。」

ジョージ/GM:「私など毎日食べてるぞ。 はっはっは。」

     フィル:宴会の間に抜け出して盗賊ギルドへ行きます。裏を取っておきたいで
            すから。 盗賊ギルドでジョージの似顔絵を描いて
            「聞きたいことは2つです。 この人物がジョージ・エリオットという
              エリオット侯爵の息子で地図作成組合のメンバーであるか、また、
              そうならばどんな人物であるか、を教えてください。」
            情報屋に金貨10枚ほど渡します。

  結果、ジョージがエリオット侯爵の息子であり、地図作成組合のメンバーである
ことに間違いないと分かります。 地図作成組合では特に目立った功績は立ててい
ないということです。

     フィル:本物の貴族なら報酬の心配はありませんね。 受けても問題無いでし
            ょう。

     クリス:「す〜☆」

     フィル:「姉さん? もう寝ちゃったんですか?」

 アクアリス:「さっきアルコール50度の飲んだから当分起きないわよ。」

     フィル:いつもと同じ様にベッドに運びます。
            「お休みなさい、姉さん。」

  翌朝、一行はスクイラに向かいます。

     クリス:乗馬なんてできない★

     フィル:「姉さん、後ろに乗ってください。」

         GM:普通に馬乗るだけなら0レヴェル成功でも充分だよ。

     セーラ:あたし<器用度>6。

ジョージ/GM:「はっはっは。 よし、馬車を用意してやろう。 はっはっは。」

     クリス:どんな馬車?

     フィル:馬車と言いつつ実はチャリオット。

         GM:幌の付いた普通の馬車。

     クリス:御者は誰がするの?

     フィル:<乗馬>持ってる人、います?

     ケオヅ:<調教>しか無い。

     フィル:では僕が御者をしましょう。

     クリス:で、中ではお茶会☆ あ、そうだ、行く先々で地酒買ってくね☆

         GM:季節的にはビールかな? ワンケース4金貨くらい。

     クリス:フィルは運転中だから飲めないのよね? ちょっと気の毒かな?

     フィル:いいんです。 姉さんが幸せそうですから。

  馬車に乗った一行はアーティストゥール、カートラと町を越えてスクイラの国境
にやってきます。

         GM:国境には関所があって身分証明書の提出が求められる。

     クリス:そんなの持ってない。

         GM:もちろんジョージが持ってるから大丈夫。

     クリス:貴族だもんね。

     ケオヅ:やはり『ババーン。』と出すのか?

ジョージ/GM:「はっはっは。 私はローンカイラスの貴族、ジョージ・エリオット
              だ。 ババーン。 これが身分証明書だ。 はっはっは。」
             でもローンカイラスの貴族はマークされる。 手形が発行されるが、
             必要最小限の町以外には行かないように、と言われる。

     クリス:悪いことしないようにって?

 アクアリス:確かスクイラでは魔術師は信用されないのよね。 戦士の格好してお
            くわ。

     フィル:普段から戦士と変らないでしょ、アクアさんは?

     クリス:あたしも呪術師に見えない様にした方がいいかな?

     フィル:姉さんならお姫様に見えますよ。

     クリス:あたしじゃお姫様には見えないよ★

     フィル:見えますよ、きっと。

  一行は首都スクイラを越えてさらに西に進みます。

         GM:スクイラまでは街道が整備されてるんだけど、そこから先は道がでこ
            ぼこしてる。 フィル、ちゃんと御者ができたか<器用度>で振って。

     フィル:(コロコロ) ダイス目だけで30出ました。8レヴェル成功です。

         GM:8レヴェル? ならでこぼこ道にも関わらず全く揺れずに走れた。

     クリス:あれ? 走ってるのかな? 止ってるのかな? 分かんない。

         GM:やがて流血平原の西にあるゾルドンという町に着く。
            「はっはっは、今日はここで情報収集だ。」

     クリス:「魔法使いが嫌われてるならあまり動かない方がいいかな?」

     セーラ:「変装するならこのバックラーとゴーントレット貸すぞ。」

         GM:杖はどうするね?

     クリス:「爺様は置いてくわけにいかないね。」

     フィル:棒術使いを名乗る。

         GM:そんな話をしてる先で杖持ったジョージが突き進んで行く。

     フィル:「あれがいますから、魔法使いが1人でも2人でも同じですよ。」

     クリス:「じゃ、行っちゃえ行っちゃえ。」

         GM:そのあれ、は酒場のドア開けて
            「頼もう! はっはっは。」
            とか言っている。

     フィル:後ろからハリセンで叩きたくなりました。

     クリス:周りみんなで囲んで行こ。

     セーラ:「ここはあたしが行く。」
            ドア開けて
            「ちわーっす。」

マスター/GM:「おう。」
            ここのマスターはドワーフだ。

     セーラ:「エールをくれ。」

     ケオヅ:フレェェェー!フレェェェー!

         GM:ドワーフは返事もせずにジョッキを置く。

     クリス:「ね、おじさん、ここの観光名所って龍の心臓なの?」

マスター/GM:「あんな所観光に行く奴はおらん。」

     セーラ:「龍の心臓についてちょっと調べたいんだ。」

 アクアリス:「地図作成組合に協力してるの。」

マスター/GM:「地図作成組合?」
            こめかみの辺りがピクピクと。

 アクアリス:まずいこと言ってしまったかしら?

マスター/GM:「あんたらも地図作成組合か。」
            ジョージを指して
            「これまでにも何人か兄さんみたいな青っ白い連中が流血平原に行っ
              たが帰ってきた奴はいない。」

ジョージ/GM:「幾多の先人が斃れていった道無き道をこのジョージエリオットが開
              くのだ。 私の名は地図作成組合に永久に残るに違いない。 はっは
              っは。」

     セーラ:「モンスターが出る?」

マスター/GM:「出る。 好き好んでモンスターの犠牲になりに行くのなら止めない
              が。」

     クリス:「犠牲になるつもりは無いんだけど。」

     フィル:「大丈夫、姉さんは僕が守りますから。」

マスター/GM:「何か知りたいなら東の外れにいる占い婆さんにでも聞いてみるんだ
              な。」

     クリス:「占い師? 恋占いしてもらお☆」

  一行は占い師のもとにやってきます。

     クリス:「今晩は☆」

  占い師/GM:「何を占ってしんぜよう?」

     セーラ:<法力集中>して《神聖/邪悪感知》。

     クリス:あ、あたしもこっそり《魔力感知》。

         GM:神聖さや邪悪さは感じない。 魔力は少し感じる。

     セーラ:「龍の心臓について聞きたい。」

  占い師/GM:「ふむ、占ってしんぜよう。」
            水晶玉を覗き込み始める。

 アクアリス:龍の心臓のことを調べにきた連中が毎回ここに来るんだからどうせセ
            リフは固定されてるわ。

  占い師/GM:「月が満ちる時…東の壁より…心臓へと至る道を指し示す…。」

     セーラ:「前に向かった連中がいたはずだけど、そいつらがどうなったか分か
              る?」

  占い師/GM:「それも見るのかの?」

     フィル:すると水晶玉にバジリスクが浮かび上がって石化する。

  占い師/GM:「邪悪な影…黒い肌の女…。」

     クリス:「女?」

 アクアリス:「ダークエルフ?」

     フィル:夏ですし、日に焼けたのかも。

  占い師/GM:「心してかかるがよい…。」

     ケオヅ:「ついでに占ってくれ。 何処に行ったら金が手に入る?」

  占い師/GM:「金髪碧眼の男…。」

     ケオヅ:「そうか、向こうて高笑いしてるあいつにくっついて行けばいいんだ
              な。」

ジョージ/GM:「はっはっは。 私がジョージ・エリオットだ。 私がスポンサーだ。
              はっはっは。」

     クリス:「ねぇ、あたしの恋愛運占って☆」

  占い師/GM:「恋愛運とな? ふむ…。 む…。 むむ…。」

     クリス:「もしもし?」

  占い師/GM:「お前さん達、姉弟かの?」

     クリス:「そうだけど?」

  占い師/GM:「ふむ…。 む…むむ…。」

     クリス:「お婆さん?」

  占い師/GM:「てるてる坊主…。」

     クリス:「へ? てるてる坊主?」

  占い師/GM:「まぁそういうわけじゃ。」

     クリス:「そういうわけって、どういうわけなの?」

     フィル:「姉さん、占いであまり悩んでもしかたないですよ。」

     クリス:「あたしのお相手はてるてる坊主なの〜?」

  翌朝、一行は流血平原に出発することにします。 占い師は“月が満ちる時”と
言っていたのですが…。 月はとっくに沈んでしまいました。

 アクアリス:もう出発するの? 何か情報が足りない様な気がするんだけど。

  ですから“月が満ちる時”って…。

ジョージ/GM:「では行くぞ。 このじぃぴぃえすに従って東に行くのだ。 はっはっ
              は。」

     クリス:朝からお日様に向かっていくのね。

ジョージ/GM:「さあ出発するぞ。」
            じぃぴぃえす見て
            「東はこっちだ! はっはっは。」

     クリス:「そりゃ、お日様出てくる方が東よ。」

ジョージ/GM:「いや、太陽の出る位置は季節により違うんだ。」

 アクアリス:じぃぴぃえすって信用できるのかしら? コンパスでも確認しておくわ。

         GM:ちゃんと合ってるよ。

 アクアリス:でもこまめに確認しながら行くわ。

         GM:やがて日は暮れてくる。 全員<知性度>でセーヴィング。

     ヴォン:7レヴェル成功だ。

     ケオヅ:(コロコロ) お、ゾロ目。 (コロコロ) またゾロ目。 (コロコロ) お
            お、なんと、1レヴェル成功だ。

  一同爆笑。

         GM:1レヴェル以上成功してる人は気付く。 周りからヒタヒタと近付いて
            くる影がある。

     ヴォン:「何だ?」

         GM:さてどれにしようか。

     クリス:ランダムなの?

     ケオヅ:コロコロ、あ、ドラゴンだ。

     クリス:それはやめてね。

         GM:オークが6匹だ。

 アクアリス:距離は? 飛び道具は使える?

         GM:7レヴェル成功だからな。 近付かれる前に気付いた。

     ヴォン:なら《これでもくらえ!》だ。

  ヴォンの先制の《これでもくらえ!》により戦いが始まります。

         GM:ジョージも攻撃に参加する。

 アクアリス:ではお手並みを見せてもらいましょうかしら。

         GM:(コロコロ) ジョージのヒットは27。

 アクアリス:流石魔法戦士ね。

ジョージ/GM:「はっはっは。 私がジョージ・エリオットだ。」

 アクアリス:ちなみにアタシは30。

  一同笑。

ジョージ/GM:「う…。 はっはっは、中々やるじゃないか。」

  不意打ちでもされなければオークは一行の敵ではありません。 2ターンでオーク
は全滅します。

ジョージ/GM:「はっはっは。 オークごとき私の敵では無い。 はっはっは。」

     ケオヅ:さて、金は持ってるかな?

         GM:漁ると金貨が13枚見つかる。

     ケオヅ:「1枚、2枚、たくさん。 おお、金貨がたくさんあった。」

     フィル:「さて、見張りの順番を決めましょうか。」

     クリス:「じゃ、最初はケオちゃんとヴォンちゃんね☆」

     ヴォン:「こいつと組むのか?」

     クリス:「だって、恋人同士でしょ?」

     ヴォン:「違〜う!」

  相談の結果、ケオヅとヴォンが一直め、セーラとフィルが二直め、そしてアクア
リスとクリスが三直めをすることにします。

ジョージ/GM:「私は寝させてもらうぞ。 私はスポンサーだ。 はっはっは。」

     クリス:「早起きは三銅貨の得!」

ジョージ/GM:「三銅貨の得! よし、私も三直めに入ろう。 はっはっは。」

     フィル:この人、<知性度>いくらなんでしょう?

         GM:では一直めのペア、<幸運度>でセーヴイングロール。

     クリス:ゆけ、ケオちゃん。

     フィル:<知性度>を捨てて得た<幸運度>の効果が見られますね。

     ケオヅ:(コロコロ) 1レヴェル成功だ。

         GM:なら特に何も起きなかった。 では二直目。

     セーラ:<幸運度>だな?

         GM:いや、振らなくていい。 そのまま何も起きない。 三直目も起きない。

     クリス:一直目には何があったのかな?

         GM:翌日の昼頃、右手の方に馬らしい四本足の獣に乗った人影がやってく
            るのが見える。 人間にしては少し小さいかな?

 アクアリス:3時方向にホビットらしき影発見。

     フィル:弓構えてます。

     クリス:「見にいこ☆」

     フィル:「駄目です、姉さん。」

         GM:50mくらいまで近付くと分かる。 ワニみたいな動物の上に子供の様
            なのが乗ってる。 それが3組。 

     ケオヅ:きっとワニを数えてるんだ。

     クリス:で、赤剥けにされるのよね。 じゃ、乗ってるのはウサギさん?

         GM:<知性度>でチェック。

     ケオヅ:-1レヴェル成功だ。

     ヴォン:分かった分かった。

         GM:2レヴェル以上なら上に乗ってるのはグレムリンだと分かる。 3レヴ
            ェル以上なら下の生き物はスノリゴスターだと知っている。

     フィル:向こうの様子は?

         GM:向かってくる。 攻撃する気みたいだ。

 アクアリス:説得できるかしら?

     セーラ:お前のお母さんは泣いてるぞ。 さぁ無駄な抵抗は止めるんだ。

     クリス:うるうる。

     ヴォン:グレムリンはグレムリン語だな。

 アクアリス:悪魔語なら知ってるんだけど。

         GM:グレムリンは聞く気はないみたい。

     フィル:なら弓撃ちます。

         GM:小さい目標だから4レヴェル。

     フィル:(コロコロ) 当りです。 ダメージは54点です。

         GM:相変わらずフィルの射撃修正は極悪だな。 グレムリン飛びました。
            残り2匹はスノリゴスターから飛び降りる。 スノリゴスター3匹は色
            めき立って向かってくる。 次のターンから乱戦だ。

     フィル:グレムリンを攻撃できます?

         GM:後ろの方にいるから無理。

 アクアリス:飛び道具はOkよね。

     クリス:じゃ、グレムリンAに《パニック》。
            「たぶん向かってくるから誰かガードして。」

     フィル:姉さんの前に立ちます。

     クリス:フィルが攻撃避けたらあたしに来るんじゃない?

     ヴォン:グレムリンBに《これでもくらえ!》だ。

         GM:グレムリンAはアクアに《のろま》、Bはアクアに《パニック》。

     クリス:アクアさんばっかり。

 アクアリス:《韋駄天》をフィルに。

         GM:《のろま》の方の効果が優先だから抵抗に失敗したら魔法は次のラウ
            ンドまでかけられない。

 アクアリス:《のろま》の抵抗、失敗。 《パニック》の抵抗も失敗。

         GM:では《韋駄天》をキャンセルしてグレムリンBに向かっていってくだ
            さい。 クリスが《パニック》かけたグレムリンAは逃げていった。

     クリス:ラッキー☆

         GM:グレムリンBは《これでもくらえ!》で飛んだ。

 アクアリス:するとアタシはどうなるの?

     フィル:攻撃しようとしたとたん獲物を横取りされたので腹いせにヴォンさん
            に攻撃する。

         GM:予定通り《韋駄天》を掛けられる。 ただし次のターン。

     フィル:もうこれであとはスノリゴスターだけですね。 ダイス振る必要はあ
            ります?

         GM:ま、振ってみて。

  振ってみたところ、やはり一行のヒットはスノリゴスターのヒットを大きく上回
ります。

         GM:スノリゴスターはもうボロボロ。 逃げだそうとする。

     ケオヅ:「金持ってるかな?」

     クリス:「持ってないよ、ワニだもん。」

     セーラ:「食べられるかも?」

     クリス:「お腹壊すよ。」

     フィル:「逃げるなら無理に追う必要は無いでしょう。」

  日が暮れるまでにその後も何回かモンスターと遭遇しますが一行は無事切り抜け
ます。

ジョージ/GM:「はっはっは。 流血平原の名は伊達ではないということだな。」

     セーラ:「並の奴らなら1日で全滅だな。」

         GM:夜の見張りは昨日と同じでいいのかな?

     クリス:うん、いいんじゃない?

         GM:なら一直目の2人はまた<幸運度>でどうぞ。

     ケオヅ:2レヴェル成功だ。

         GM:幸せのペンダントの効果だな。 ではケオヅ、君は地面の上に1本の光
            の線が走ってるのを見つけた。

     フィル:レーザー?

     ケオヅ:たどってみる。

         GM:東西にずっと伸びている。

     ケオヅ:どっちから来てるか分かるか?

         GM:光を遮ってみれば分かるけど、それを思い付くかどうか<知性度>で
            セーヴィングロールだな。 簡単なことだから0レヴェル成功でOk。

     ケオヅ:-1レヴェル成功。

  一同笑。

         GM:それじゃ思い付かない。

     ケオヅ:じーっ。 ただひたすら見てる。

     クリス:ヴォンちゃんに言えば?

     ケオヅ:ヴォン? 誰だっけ、それ。

     ヴォン:おい…。 こっちはこいつの行動に気付いていいか?

         GM:いいよ。

     ヴォン:後ろから蹴飛ばす。
            「何やってる?」

  一同笑。

         GM:激しいツッコミだな。

     ヴォン:「何だこれは?」

     ケオヅ:「知らないのか? これは光だ。」

     ヴォン:「誰がそんなこと聞いている。」

     ケオヅ:「何だって聞くから…。」

     ヴォン:手で光を遮ってみる。

     フィル:レーザーでジュ。

     ヴォン:おっと、手じゃ危い、適当な布切れで遮る。

         GM:別に光に触ってもなんともないよ。 光は皆さんが来た方から東向き
            に走っている。 方向は真東。

 アクアリス:あら、あのじぃぴぃえすって正確だったのね。

         GM:ヴォン、<知性度>でセーヴィングロール。

     ヴォン:3レヴェル成功。

         GM:空を見れば満月だ。

     クリス:あ、あの占い☆

         GM:やがて光は次第に薄れて消えていく。

     フィル:どこから光が来てるんでしょうね?

  ゾルドンの町でもう少し調べていれば分かったことなのですが。

         GM:光を見たのは2人だけだね。

     ヴォン:消えてしまったのならわざわざ他の人間を起す必要は無いだろう。
            交代のときに伝える。

ジョージ/GM:「何? なぜ起こさなかった?」

 アクアリス:「だからね、明日から1晩中起きてればいいわ。 そうすればその光も
              見えるだろうし、見張りも3人ずつになるから。」

ジョージ/GM:「なるほど。」

  一同笑。

     フィル:それで納得するんですね。

ジョージ/GM:「い、いや待て。 それは何か違うぞ。」

 アクアリス:<言いくるめ>てあげる。

         GM:いくらなんでもそれはすぐに気付くよ。(苦笑)

         GM:3日めは特に強力なモンスターとは出会わずにすむ。

     フィル:強力でないのとは会ったんですね。

         GM:でも蹴散らせた。 で、夜。
            「今晩は私が一直めに行くぞ。 私は光の道が見たいのだ。 はっはっ
              は。」

     クリス:じゃ、あたしとアクアさんも一緒に最初ね☆

         GM:やがて月が昇ってくる。 しばらくするとまた光の道が現れる。
            「よし、じぃぴぃえすで確認だ。 おお、正確に真東だ。」

     クリス:他の人起すね☆

 アクアリス:地面に光に添って線を引いておくわ。

     クリス:「月が出てる間に行った方がいいのかな?」

 アクアリス:「食糧も減ってきてる分荷馬車に空きができてるわね。 交代で荷馬
              車で休みながら進むのはどう?」

ジョージ/GM:「よし、そうしよう。」

         GM:夜の平原を光に添って進んで行くと、前の方から何かがやってくる。

     ヴォン:気付いたらすぐ皆を起す。

ジョージ/GM:「何だ、あの影は? おい、皆起きろ。」

     ヴォン:臨戦体制を整える。

     クリス:何が来たのかな? 《鬼火》飛ばしてみる☆

         GM:前方にいたのはショウタイみたいだ。

     フィル:1個小隊?

         GM:商隊。 商人のキャラバン。

     クリス:「今晩は☆」

     セーラ:こんな荒野にキャラバン? 《神聖/邪悪感知》。

         GM:聖邪入り乱れてる。

     クリス:《魔力感知》。

         GM:キャラバンの積み荷から魔力を感じる。 キャラバンは君達の前まで
            やってきて止る。 キャラバンの構成員は皆赤いローブを着ている。

  やってきたのは通称“赤き死の商人”と呼ばれるキャラバン隊です。 スクイラ
の街道でごくまれに出会うこのキャラバン隊は、魔法の武具を売っています。

         GM:非常にレアな品もいっぱい売っている。 しかも、通常の半額程度の
            値段で。

     フィル:それはすごい。

 アクアリス:でも
            「あまりお金が無いわ。」

ジョージ/GM:「はっはっは。 金などいくらでも持っているぞ。 はっはっは。 品
              を見せてくれ。」

     セーラ:流石歩く財布。

死の商人/GM:「こちらでございます。」

     フィル:夜中なんですよね。 それでも商売ですか。

         GM:そんなことは気にしない。

     クリス:何があるの?

         GM:何が欲しい? 魔法の武器防具は各種揃っている。 フィルが欲しがっ
            てた“スティンガー”もあるぞ。

     フィル:スティンガー? それは欲しい。

  “スティンガー”は非常に優れた攻撃力を持つレイピアとマンゴーシュのセット
です。

死の商人/GM:「9000金貨でございます。」

     フィル:「残念ですが、それは手が届きません。」

ジョージ/GM:「はっはっは。 なんなら報酬の前払いしてやってもいいぞ。」

     フィル:報酬は1000金貨でしたね。 レイピア+1Dはあります?

         GM:<幸運度>でセーヴィングロール。

     フィル:3レヴェル成功です。

         GM:残念、それは無いみたいだ。

     フィル:アンコモンのスティンガーがあってコモンのレイピア+1Dが無いんで
            すか。

         GM:サーベル+1Dならある。

     フィル:サーベルは要りません。 サーベルとレイピアの攻撃力は同じですけ
            ど、レイピアの方が格好いいですから。

         GM:どうしてもレイピアがいい? レイピア+3ならあるよ。

     フィル:僕はバーサークしませんから+3なら+1Dと遜色ありませんね。

 アクアリス:「ね、灰色熊革のレザーアーマーはあるかしら?」

死の商人/GM:「625金貨でございます。」

  灰色熊革のレザーアーマーは、着ると戦士でなくてもハイパーバーサークする能
力を得、しかも<体力度>が5点も上昇するというレザーアーマーです。

     クリス:ああ、熊さん☆ 暖かそう☆

  一同はジョージから前払いしてもらった報酬で武具を買い込みます。 一同が買
った品は以下の通りです。
    ヴォン:    合成プレートアーマー
    ケオヅ:    ピロム+3
    フィル:    レイピア+3, ミゼリコルド+3, レザージャーキン+1
    アクアリス:灰色熊革のレザーアーマー, スクリューマドゥー
    セーラ:    オクスタンランス+1

         GM:フィルとアクアは報酬全部使い切ったのか。

     フィル:半額で買えるチャンスなんてめったにありませんからね。

 アクアリス:と思ったらまた出てきたりして。

     フィル:今度は1/3で売ってるとか。

     クリス:あたし何も買うものなかった★ でもいいの。 魔法買うんだから。

 アクアリス:スクリューマドゥーも買ったからこれで6Dハイパーバーサークができ
            るわ。

     フィル:もはや魔術師じゃありませんね。 で、ヴォンさんはプレートアーマ
            ーですか?

     ヴォン:そう、いかにもT&Tの魔術師だろ?

     フィル:魔術師が着ぐるみにプレート。 すごいパーティーですね。

ジョージ/GM:「よし、引き続き東に進むぞ。 はっはっは。」

  赤き死の商人と別れた一行は再び東に向かいます。

 アクアリス:コンパスで確認しながらよ。 くれぐれもじぃぴぃえすを信用しちゃ
            駄目よ。

         GM:東に進んでいくと、翌日の昼頃、南北に走る亀裂にぶつかる。

 アクアリス:「止って止って。」

     クリス:裂目の幅はどれくらい?

         GM:幅は10mくらい。 南側には見渡す限り続いてる。 北側へは1kmほ
            ど迂回すれば通れそう。

     フィル:裂目を覗き込んだら何か見えます?

     クリス:《鬼火》飛ばしてみる☆

         GM:《鬼火》は30mくらいまで降りていく。 その先は角度がついててよ
            く見えない。

 アクアリス:「向こう側に回る? それとも谷を降りる? もしかするとここが入
              り口かもしれないわ。」

ジョージ/GM:「そうだな。 夜になればまたあの光の道が照らすかもしれんな。 よ
              し、ここでキャンプだ。」

         GM:夜になった。 今夜も綺麗な満月が昇ってくる。

 アクアリス:そんな莫迦なこと無いわ。

     フィル:昨日も満月、今日も満月、明日も満月。

         GM:それは冗談だけど。 ちょっと欠け始めてる。 光の線はもう消えそう
            な細い線。 光は裂目に消えている。

     クリス:「やっぱりここなんだ。」

ジョージ/GM:「その様だな。」

     クリス:「誰かロープ持ってる?」

     フィル:「ロープは20m持ってます。」

     クリス:「うーん、10mほど足りないね。」
            10mって落ちたら痛いよね?

     フィル:かなり高いですよ、10mは。 “変化の棒”は梯子にはなりませんよ
            ね?

     ケオヅ:そいつを30mに伸して滑り降りる。

     フィル:武器なら何でもなりますから、30mの棒が武器ならいいんですけどね。

 アクアリス:10フィートの棒が武器になるんだから30mだってなるわ。

         GM:ならないならない。 1番長い武器でパイクの3.6m。

 アクアリス:じゃ、ジャイアント用のパイクにする。

         GM:無し無し。 そういうのは無し。

     フィル:降りられそうな段差はありません?

         GM:北側からなら下って行けるかもしれない。

     フィル:「じゃ、この地点に印付けておいて北にいってみましょう。」

     クリス:「よし、出発☆」

 アクアリス:「この地点をじぃぴぃえすで記録しておいてね。」

ジョージ/GM:「おお、そうだな。」

         GM:裂目の北側はなだらかなスロープになっている。

     フィル:では馬を置いて降りるとしましょう。

         GM:しばらく降りると、東側に横穴が見つかる。

     フィル:「ここの地点は?」

ジョージ/GM:「ちょっと待ってくれ、じぃぴぃえすで確認する。 おお、ここだ、
              間違いない。 はっはっは。」

     クリス:「よぉし、行こう行こう☆」

  一行は灯りを点し、横穴に入っていきます。

         GM:しばらくいくと十字路になっている。(十字路C)

 アクアリス:「まっすぐ東に進みましょう。」

         GM:しばらく行くと北に折れ曲がってる。

 アクアリス:「あら、真東を逸れてしまうわね。」

     フィル:「とにかく行ってみましょう。」

ジョージ/GM:「じぃぴぃえすがあるから迷う心配は無いぞ。 はっはっは。」

 アクアリス:「ところで、万一の場合はそのじぃぴぃえすだけでも持って帰れば
              情報になるのかしら?」

ジョージ/GM:「万一って何だ?」

 アクアリス:「パーティが全滅しそうになって、1人だけでもそれ持って逃げられ
             る人間がいれば逃げたらいいのかしら?」

ジョージ/GM:「もちろんだ。 その場合は私が持って逃げるんだ。」

 アクアリス:「そう、それ持って逃げればいいのね。 それだけ聞きたかったの。」

マップ
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     フィル:先に進みます。

         GM:進む? じゃ、通路はこうなってる。

     クリス:何かに突き当たるまで通路を進む。

         GM:進んで行くと通路はまた北に折れて十字路があって…。 決してGMが
            今ランダムにダンジョン作ってるとは思わない様に。

  一同笑。

  一行は通路を進みT字路Bの地点にやってきます。

         GM:先頭にいるフィルとケオヅは<知性度>でセーヴィングロール。

     ケオヅ:ま、また<知性度>? -1レヴェル成功だ。

     フィル:4レヴェル成功です。

         GM:T字路の左手−東の方から何かがやってくる。

     フィル:皆に注意します。

     クリス:また赤い衣装の人とか☆

     フィル:T字路に引っ込んで様子をうかがいます。

         GM:すると目の前を四つ足の動物が2頭通りすぎていく。 でっかい狼だ。
            狼はそのまままっすぐ進んでいく。

     クリス:狼なら匂いでこっちに気付いてるんじゃない?

     フィル:こっちに来ないならそのまま行ってもらいましょう。

         GM:では狼はそのまま通路の奥に消えていく。

     フィル:「さてどうします?」

     クリス:「狼の行った先に何かあるかも。」

  一行はT字路Bを右に折れて通路を西に進んでいきます。

         GM:通路は延々と続いてる。

     ケオヅ:これはひょっとして伝説の四畳半マップ。

     クリス:マップが描けない★

     ヴォン:この長い通路って意味あるのか?

     ケオヅ:きっとここで追い掛けっこするんだ。

     セーラ:「あ〜あ、疲れちまったぞ。」

     フィル:「ま、行ける所まで行ってみましょう。」
            じぃぴぃえすで見ると今の位置はどうなってます?

         GM:もう少しで裂目に当るはず。

     クリス:実はループしてるとか☆

     フィル:それは嫌ですね。

         GM:通路はずーっと続いてる。
            「じぃぴぃえすによればここは裂目のはずだ。 裂目の下を潜ってる
              ようだな。」

    フィル:「ひょっとして龍脈の中に入ってしまっていて、このまま大陸中に続
             いているのかも。」

    ヴォン:「それならそれで大発見だ。」

         GM:そのうち通路は徐々に昇っていっている。 そしてしばらくすると地
            上に出る。(出口E)

     フィル:何処に出ます?

         GM:荒野のど真ん中。 裂目の西側だ。

     フィル:ではマークしておいて戻りましょう。

         GM:戻る途中で前方から足音。

     フィル:1本道ですから避けられませんね。 剣構えて待ち受けます。

         GM:やってきたのは黒い犬。

     フィル:火を吹く犬ですか。

  現れたのはヘルハウンド。 炎による攻撃は<耐久度>へのダメージと同時に防
具を損なってしまいます。

     フィル:魔法の防具買ったばかりなのに焼かれたくありませんね。 一気に斃
            してしまいましょう。

         GM:ではヘルハウンドの炎が飛んでくる。 前列の2人は<幸運度>で2レ
            ヴェルのセーヴィングロール。

     ケオヅ:う、1足りない。

         GM:では防具のどれかが防御点が1点下がる。

  これ以上炎の攻撃をくらったら大変とばかりに一同は全力でヘルハウンドを攻撃
します。 結果、ヘルハウンドは1ターンで沈んだのでした。

     ケオヅ:「バックラーが焦げてしまった。」

     フィル:「僕のバックラー貸しますよ。 僕は二刀流に専念しますから。」

     クリス:「ふぅ、疲れちゃった★」

     ケオヅ:「ならここに体力回復薬が…あれ、無いぞ?」

  ケオヅは前回体力回復薬を手に入れました。 が、気絶してる間に勝手に他のメ
ンバーに使われています。

     フィル:「おや、無くしてしまったんですか? それはしかたないですね。」

 アクアリス:「駄目よ、落し物には気をつけなくちゃ。」

  ヘルハウンドとの戦いで消耗した一行は出口Eまで戻って休むことにします。

         GM:1時間ほど休んでると、通路の奥からオーク3匹が現れる。

  もちろんオーク3匹は敵ではありません。 魔法を使うまでもなく、完膚無きまで
にオーク達は叩き潰されます。

     セーラ:「このオクスタン、いいな。 最高の手応えだ。」

     ヴォン:「しかしよく出てくるな。」

     フィル:「ここって、時間が経つと無限に出てくるんじゃないでしょうね?」

  体力の回復した一行はT字路Bまで戻り、今度は東に向かうことにします。

         GM:また前方から何かくる。

     フィル:T字路まで戻って脇に隠れます。

         GM:やってきたのはストーカーだ。

     クリス:人を付け回す人?

     フィル:85t強襲型メック?

         GM:二本足で歩く豹。

     フィル:通り過ぎていくならそのまま隠れてましょう。 今回はモンスター退
            治が目的じゃありませんし。

  ストーカーを回避した一行は再び東に向かいます。

         GM:しばらく行くと突き当たりに両開きの扉、その両側には岩でできたで
            っかい人形だ。

     セーラ:「ゴーレム?」

     フィル:ゴーレムにはレイピア効きそうにありませんね。

         GM:そういうルールは無いから効く。

     フィル:なら全員魔法の武器になりましたから戦えますね。

         GM:魔法の武器じゃないと効かないってルールも無かったんじゃないかな?

     フィル:でもやはり
            「ゴーレムとは戦いたくありませんね。 ここは一旦下がりましょう。」

     クリス:「何処かに合言葉があるかもしれないね☆」

     ケオヅ:“ウィッス!”

     クリス:言うと思った☆

  一行は何処かでゴーレムの合言葉が分かるのではないかと洞窟内を探してまわり
ます。

         GM:面倒だからこの辺全部行き止まりにしよう。

     クリス:あ、やっぱりランダムに作ってたんだ。

 アクアリス:つまりゴーレムを斃せってことね。

  再びゴーレムの前に戻ってくる一行。

     セーラ:ゴーレムと戦うのか。 なら皆と水杯を交す。

 アクアリス:「ここじゃ狭いから戦うのは不利ね。」

     フィル:「誘き寄せられたらいいんですけどね。」

 アクアリス:「爺様叩き起しなさい。」

     クリス:「起きないよ、多分。」

賢者の杖/GM:「グゥー。」

     クリス:「あたしが瀕死になれば起きるだろうけど。」

     セーラ:「なるほど。」
            指をペキペキ。

     フィル:「止めてください、そんなことは。 誰かが通りかかるのを待って合
              言葉を聞き出すのはどうです?」

 アクアリス:「しばらく待ってみましょう。」

         GM:しばらく待ってるとだね、扉が開いて…何が出るのかな?

     フィル:モンスター!モンスター!!のモンスターを順番に出してるんじゃあ
            りません?

         GM:出てきたのは頭が牛。 ミノタウロスだ。

     フィル:ミノタウロスじゃ言葉通じませんね。

  一行はミノタウロスとコミュニケーションを取ろうとします。 が、言葉の通じ
ない悲しさ、戦いになってしまいます。 あっさりと勝てましたが、何も情報は得
られませんでした。

     セーラ:友好の証に踊ったのに。

         GM:それは挑発してると判断されるって。

 アクアリス:「言葉が分かるのが現れないと駄目ね。」

  さらに1時間後、またモンスターが現れます。

     フィル:いくらでも出てきますね。 まるでコンピュータゲームの経験点稼ぎ。

         GM:出てきたのはトカゲ。 何故か8本足。

     フィル:バジリスク?

     クリス:ケオちゃんが一緒に走ったやつだね☆

     ケオヅ:よし、ならまた競走だ!

     クリス:駄目って。

  一行はそのまま通り過ぎるのを見送ります。

     フィル:「しかたありませんね。 ゴーレムの所に行きますか。」

     クリス:「遠くから飛び道具撃ったら?」

         GM:ゴーレムは動き出すまで傷つけられない。

     クリス:じゃ、《蛇作り》。
            「蛇さん、ちょっと行ってきて。」
            蛇をゴーレムの所に送り込む☆

         GM:蛇が近付いてくるとゴーレムが動き出して蛇を殴る。

     フィル:では動き出したで弓を撃ちます。

アクアリス&ヴォン:
            《これでもくらえ!》

     セーラ:《神の拳!》

         GM:その攻撃でゴーレムの1体はかなりボロボロに。

     フィル:石のゴーレムにも矢って刺さるんですね。

         GM:その1体は向かってくる。

     フィル:では逃げて広い所まで誘き寄せましょう。

  一行はゴーレムを引き寄せつつ入口Dまで走ってきます。

         GM:ゴーレムは洞窟の外には出てこない。 入口まで来ると引き換えして
            いく。

     クリス:じゃ、後ろから撃つ☆

  この射撃により追ってきたゴーレムは破壊されます。

     クリス:「あと1体だね☆ でも予備の杖使っちゃった★ 誰か杖かベルト持っ
              てる?」

 アクアリス:「予備の杖は無いわね。」

     クリス:「誰もベルトしてないの?」

ジョージ/GM:「はっはっは。 私のベルトはだな、職人が一本一本丁寧に作り上げ
              たという代物で、そんじょそこらの既成品とはわけが違うのだ。
              ほらここに職人の名前が彫ってあるだろう?」

     クリス:「それちょうだい☆」

ジョージ/GM:「い、いや、ベルトが無いとだな…。」

     クリス:「代りにロープで縛っとけば平気☆」

ジョージ/GM:「貴族たるものロープではだな…。」

     クリス:「侯爵様がそこまでしたって苦労談がまた冒険の困難さをアピールで
              きるよ☆」

ジョージ/GM:「おお、そうだな。 はっはっは。」

     クリス:「じゃ、ベルトもらうね☆」
            するする☆

  扉の前に戻ってきた一行は、ジョージからせしめたベルトを蛇にしてもう1体の
ゴーレムのところに送り込みます。 動き出したところへの一斉射撃でその1体も破
壊されたのでした。

         GM:ゴーレムが気の毒になってきたぞ。

  ゴーレムを破壊した後、一行は体力回復のために休むことにします。休憩中にモ
ンスターが何回か現れましたが全て撃破します。

         GM:モンスターが気の毒になってきたぞ。

         GM:扉の前にやってきた。

     フィル:<聞き耳>してみます。

         GM:脈動の様な音がする。

     クリス:「やっぱりここが心臓なんだ。」

     セーラ:《敵感知》。

         GM:スークの特殊魔法か。 扉の奥に敵を感じる。

     セーラ:「気をつけて。」

     フィル:「では開けますよ?」

     クリス:「罠は調べないの?」

     フィル:「さっきからモンスターが通ってるんですから罠は無いでしょう?」

     クリス:「こっちから開けたら罠があるかも。」

     フィル:「そうですね、一応調べてみましょう。」

         GM:罠は無さそう。

     クリス:じゃ、2レヴェルで《開け》。

         GM:開かない。

     フィル:「向こうからじゃないと開かないんでしょうか?」

 アクアリス:「なら次に開けたときになだれ込むしかないわね。」

         GM:待ってるとまた扉が開く。 出てきたのはスケルトンだ。

 アクアリス:「扉が閉る前に一気になだれ込むわよ。」

  一行はスケルトンを破壊しつつ扉の内側になだれ込みます。

         GM:扉の向こうは大広間。 東側の半分は大きな池みたいになっている。
            満たされているのは水では無く、何か光輝く液体。 その水面はどく
            んどくんと脈打ってる。(大広間A)

     クリス:これが心臓なんだ。

         GM:広間の床には魔法陣が描かれている。

     クリス:じゃ、ここからモンスターが出てきたんだ。

         GM:そして魔法陣の上に浮かぶ人影が一つ。 戦士装束なんだけど、手に
            1本の杖を持っている。

     クリス:爺様のお友達かな?

    人影/GM:「久しいな、サジタリオ。」

     クリス:「爺様、交代だよ☆」

         GM:賢者の杖がクリスの口を借りて話し出す。
            「お主か、ソウル=ラグ=カース。」
            「お前と別れてから…。」

     クリス:ひょっとして爺様の恋人?

         GM:違う!

     フィル:そうそう。 爺様の恋人はアンジェロでしょ?

     クリス:あ、そうだった。

         GM:それも違う。
            「お前と別れてからわしはずっとここで考えていたのだよ。 お前に
              どうやって復讐してやろうかとな。」

     クリス:こんな変な所にいるからそんなことばっかり考えちゃうんだよ。

賢者の杖/GM:「お主がそんなことを言える立場か。 あの戦争ではお主は加害者の
              立場に立ったのじゃぞ。」

     クリス:あ、爺様格好いい。

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「ふん、綺麗事だな。 まぁよい。 今日の所は旧友との再会というこ
              とでこの程度の挨拶にしておこう。 だがわしの邪魔をするなら容
              赦はせぬぞ。 こやつらはお前らの仲間か?」

     クリス:装備品なの…。

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「よくもここまで不細工な連中ばかり集めたものだな。」

 アクアリス:「アタシの何処が不細工ですって?」

     セーラ:「おんどりゃ、黙ってれば言いたいこと言いやがって。」

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「名誉を捨てたお前にはそいつら程度がお似合いだな。 そうだ、お
              前の仲間がどこまでやるか、見せてもらうとしよう。」
            すると魔法陣から人影が現れる。 ダークエルフの女性だ。

     セーラ:占いの女か。
            「そいつと戦えと?」

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「わしの子飼の部下だが中々よく働いてくれる。 彼女を斃すことは
              できるかな? それではわしは遠い空の下から見せてもらうとしよ
              う。 わはははは。」
            そう言うと人影は消えていく。

     セーラ:消えていく奴に向かって首をかき切るポーズ。

         GM:ダークエルフの女性は剣を構える。

 アクアリス:「あなたを見捨てていく様な主人に忠義を尽くす必要はあるの?」

         GM:聞く耳もたない。

     クリス:今度は爺様いるから大丈夫だよ☆

         GM:クリスは人格チェンジ。

     クリス:え? あたしに戻っちゃうの?
            「爺様、それはないよ★」

賢者の杖/GM:「お主の力を見せてやれ。」

     クリス:「あたし戦いになるとすることないの。」

         GM:では戦闘開始。 ダークエルフの得物はフランベルジュ。

     ケオヅ:よし、突っ込むぞ。 ハイパーバーサークだ!

     ヴォン:「肉体労働者よ、《韋駄天》をかけてやろう。」

 アクアリス:アタシも突っ込むわ。 ゾロ目が出ればハイパーバーサーク。

     セーラ:《神の拳!》は効くか?

     フィル:ダークエルフはある1つの魔法に耐性がありますよ。

     セーラ:ならあたしも攻撃。

         GM:ジョージはアクアに《韋駄天》。

     フィル:うーん、困りました。 ダークエルフとは言っても女の子を攻撃した
            くないんですよ。

 アクアリス:そんなこと言ってる場合?

     クリス:女の子に弱いのね。

     フィル:昔森でさんざんエルフのお姉さま方に遊ばれましたから。
            「変化の棒よ、バトンになれ。」
            頭狙って気絶させます。

         GM:ダークエルフはハイパーバーサークだ。

     セーラ:「どりゃ!」
            17点。

     ケオヅ:(コロコロ) おお、6が4つ。 (コロコロコロコロ) 58点。 2回めは(コ
            ロコロコロコロコロ) 61点。

 アクアリス:アタシは…。

     フィル:世にも珍しい魔術師のハイパーバーサーク。

 アクアリス:(コロコロコロ) 2回合わせて103点。

     クリス:合計239点。

         GM:それは飛んだな。 生死判定は…生きてる。 ダークエルフはよろよろ
            と魔法陣に倒れ込む。

     フィル:受け止めます!

         GM:それは間に合わない。 ダークエルフは倒れた瞬間、消えてしまう。

     フィル:また出てくるんでしょうね、それは。

     フィル:「爺様、事情を話してくれますね?」

賢者の杖/GM:「その前に魔法陣をなんとかせんとな。」
            《泥だ沼だ》で魔法陣を消し去る。
            「ここが龍の心臓じゃよ。 そしてあの液体が龍の精髄じゃ。」

     セーラ:「あいつはここで龍の心臓の力を利用してモンスターを産出してたと
              いうわけか?」

賢者の杖/GM:「そうじゃな。」

     フィル:「爺様が来るまで延々と? もし来なかったら永久に待ち続けていた
              んですか?」

賢者の杖/GM:「あやつの本体はここにはおらん。 何処におるかは想像がつかんこ
              ともないがの。 あやつはそこからモンスターを送り込んでおった
              んじゃろう。 流血平原がモンスターが徘徊する様になった一因じ
              ゃな。」

 アクアリス:「ではここを塞ぐ必要があるわね。」

賢者の杖/GM:「そうじゃな、ここに来る通路を崩してしまえば、後は龍の心臓の自
              然治癒に任せればいいじゃろ。」

     クリス:「じゃ、塞いじゃお☆」

ジョージ/GM:「ちょっと待て、塞いでしまったら私の手柄が確認できなくなってし
              まうではないか。」

 アクアリス:「この平原はこれから回復していくわ。 それをしたのはあなただと
              地図組合に報告すればいいのよ。 回復すれば、あなたのしたこと
              は評価されるわ。」

ジョージ/GM:「うーん、しかしだな…。」

     クリス:「この土地の荒廃を止めたのは私だとふれて回ればいいよ☆」

ジョージ/GM:「そうだ、私が止めたのだ。 はっはっは。」

     セーラ:「この洞窟に入り口に記念碑を建てるのはどうだ?」

ジョージ/GM:「記念碑か。 そうだ、そうしよう。」

     クリス:「侯爵様のことは行く先々の土地で話してあげる☆ 侯爵様、伝説に
              なるよ☆」

ジョージ/GM:「そうだ、私は伝説になるのだ。 私がジョージ・エリオットだ。 は
              っはっは。」

  一行は龍の心臓へと続く通路を崩しつつ外に戻ってきます。

ジョージ/GM:「よし、ここの壁に私の名を刻んでおこう。」

     セーラ:“譲治襟夫見参! 世露死苦!!”って。

  一同爆笑。

ジョージ/GM:「はっはっは。 これで私の名は永遠に残ることだろう。はっはっは。」

     フィル:そりゃ残るでしょうけどねぇ。

     ヴォン:地図作成組合の品位を下げたとして評価が下がるんじゃないか?

         GM:でもジョージ君はそんなこと考えていない。
            「地図作成組合の私の地位も上がることだろう。 はっはっは。」

     クリス:「証拠のベルトもあるし☆」

ジョージ/GM:「はっはっは。 これがそのベルトだ。 そして私がジョージ・エリオ
              ットだ。 はっはっは。」

  龍の心臓
                       1997/9/13 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録

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