ハイパーT&Tリプレイ

東の果てへ(前編)


キャラクター
  ヴォン
    将来の賢者を夢見る人間の2レヴェル魔術師。 20歳の青年。
  クリスターラ
    エルフの2レヴェル呪術師の少女。 フィリスターサスの姉。
    賢者の杖に装備されている。
  フィリスターサス
    エルフの3レヴェル怪盗。 女と見紛うばかりの美少年。
    何でも出来る優等生だが重度のシスコン。
  アクアリス・フォン・シュトックヘルド
    エルフの2レヴェル魔術師の娘。 けっこうきつい性格のお姉様。
    熊の毛皮を着込んでいる。
    ハイパーバーサーク能力を得、並外れた戦闘能力を持つ。
  ティアナ
    人間の1レヴェル女魔術師。 17歳。
    優れた頭脳を持つ長身の女性。
  ソーワン
    武者修行中の人間の1レヴェル戦士。 14歳の少年。
    スクイラの部族の出身。
  スカール
    エルフの1レヴェル魔導士。
    カタコトの共通語を操り、人間の世界を知るために放浪する。
  セイグル・テグナス
    ドワーフの1レヴェル戦士。
    釣りの名人。

         GM:今回は新キャラは1人かな?

         P1:はい、作るしてます。 (コロコロ,コロコロ,コロコロ…) おや? 能
            力値、オール、12以上、です。 魔法戦士になる、できます。

         GM:それはすごい。 あとは所持金だね。

         P1:所持金は…(コロコロ) 金貨、40枚。

  一同爆笑。

         P1:せっかく、高い能力を持ってるのに、これじゃ、棍棒しか買えません。
            武器防具を、買うしたら、文無しです。

         GM:では君は行き倒れ3号だ。

  一同笑。

 アクアリス:このセッションでは伝統的に行き倒れは見捨てられるのよ。

     フィル:そして道行く人の足つかむとそのまま引き摺っていかれるんです。

 アクアリス:それでも離しちゃ駄目よ。 相手が諦めるまでずっとついてくの。

         P1:もう1つのキャンペーンに登場するエルフの魔術師、シャラが、探し
            てる、莫迦な、エルフを、作りたいんですけど、ちょうどいいかもし
            れません。

         GM:また係累かね?

         P1:「私、知りたい、人間のこと。」
            と言って、森を飛び出すしてきたエルフ、です。 怪しいのが、いい
            ので、魔導士、します。 名前は、スカール、です。 カタコトの、共
            通語しか、話せません。

     フィル:でも怒ると妙に流暢になったりするんですね。

   スカール:知性、あるですけど、理性、ないです。

         GM:セイグルはかなり久しぶりだったね。

   セイグル:ドワーフのセイグル・テグナスだ。 戦士で武器は両刃ブロードアッ
            クス。

     フィル:正当派ドワーフですね。

   セイグル:釣り好きで水さえあればいつでも釣りをしておる。 <魚釣り>技能
            も持ってる。

     クリス:そんなのあるの?

   セイグル:マスターに交渉してもらったんだ。

         GM:クリスも欲しかったら<うわばみ>技能をあげるよ。

     フィル:<利き酒>ってのも良さそうですね。

         GM:ソーワンはどうしてた?

   ソーワン:おいらは武者修業中。 一度タルカスまで来たけどまたスクイラで修
            業していた。

     フィル:なら前回スクイラに行ったときに会えたかもしれませんね。

         GM:よし、では前回の帰りにジョージが拾ったことにしよう。
            「はっはっは。 私がジョージ・エリオットだ。 そこの少年、腕が立
              ちそうだな。 雇ってやるぞ。 はっはっは。」

   ソーワン:あちこちでいろんなことしたからお陰で能力値が上がったり下がった
            り。

     フィル:下がってどうするんです。

     クリス:最初の冒険のときのあのゴブリンの像だよね。 あたしも触ってこよ
            うかな? 美人になれるかも☆

     フィル:姉さんはすごく綺麗ですよ。

     クリス:あたし<魅力度>11しかないんだけど?

     フィル:隠してるんですね。 でも隠しても隠しきれない魅力があるんですよ。

     クリス:シスコン、回追う毎に酷くなるね?

     フィル:こんな素敵な姉さんがいれば誰だってそうなりますよ。

         GM:前回参加してないのはあとはティアナか。 キングゴブリンのとき以
            来だね。

   ティアナ:ミンバス近辺でいろいろバイトしてたんです。

     クリス:延々皿洗い?

   ティアナ:ですからいろいろ。 でもあまりお金は稼げなかったわ。

         GM:ヴォン、アクア、クリス、フィルは前回から引き続きだな。

     クリス:あたしね、<薬剤術>覚えたの☆

   セイグル:ヤクザ医術?

  一同笑。

         GM:小指繋ぐとか、弾を摘出するとかそういう医術だな。

     クリス:調合法は知ってるけど、材料買うお金が無いので使えないの★ 薬で
            治して欲しい人は材料持ってきてね☆

 アクアリス:アタシもお金持ってないわ。 前回魔法の品買込んだから。 お陰で戦
            士並の戦闘能力になって、魔法も使い放題になったけど。

         GM:さて皆さんは前回の龍の心臓の探索を終えてタルカスまで帰ってきた。

     クリス:ケオちゃんとセーラさんは何処行ったのかな?

 アクアリス:ケオヅさんなら荷車引っ張って何処か行ったわ。

     ヴォン:これで平和になる。

     クリス:大丈夫、たとえ離ればなれになっても運命の赤い糸が2人を導くから☆

     ヴォン:そんな糸は無い。

 アクアリス:セーラさんはまた布教の旅に出るそうよ。

         GM:途中で少年を拾った。
            「はっはっは。 少年よ、家出かね?」

   ソーワン:「家出じゃない。」

ジョージ/GM:「帰る家が無いのか?  よし、私が雇ってやろう。 はっはっは。」

   ソーワン:「…人の話を聞け。」

 アクアリス:「あら、ソーワンさん。」

   ソーワン:「よう、お前らか。」

 アクアリス:「腕上げたみたいね。 手合わせしない?」

         GM:アクアと手合わせなんかしたら一撃で飛ぶぞ。

     フィル:負けてアクアさんに弟子入りするんです。

   ソーワン:「いや、おいらはまだまだ未熟だから。」
            魔術師なんて信用できるもんか。

         GM:そういえば今回も魔術師が多いな。 魔術師3人に呪術師1人か。

   ソーワン:「なんか信用出来ない奴ばっかりだな。」

ジョージ/GM:「はっはっは。 大丈夫だ。 私は由緒正しきエリオット家の二男だ。」

     ヴォン:余計信用されないんじゃないか?

ジョージ/GM:「さて諸君、私はこれからローンカイラスの地図作成組合に報告に戻
              るのだが、証人として諸君らも来てもらえないか?」

 アクアリス:「報酬は?」

ジョージ/GM:「報酬ならもう渡したろ?」

 アクアリス:「それは龍の心臓への往復の護衛の報酬よ。 ここから先はまた別の
              契約になるわ。」

トラネコ/GM:「報酬ならわしが出すぞ。」

     クリス:「あ、トラネコさん☆」

トラネコ/GM:「これからまたローンカイラスにキャラバン組んで向かうんだ。 そ
              の護衛にあんたらを雇いたい。」

   ソーワン:「お久しぶりです。」
            お世話になった人には丁寧にしろって。

トラネコ/GM:「おお、久しぶり。」

   スカール:ローンカイラス、行ったら、男爵暗殺の噂、流れてません?

     フィル:大丈夫です。 ローンカイラスなら貴族暗殺は日常の一コマです。

  トラネコに雇われた一行はジョージと共にローンカイラスに向かいます。

         GM:国境付近に来た所で、前方に街道の真ん中で誰かが倒れてるのが見え
            る。

     クリス:「もしもし?」

     フィル:「姉さん、いきなり近付くと危いですよ。 行き倒れを装った盗賊か
              もしれません。 街道の真ん中というのも怪しいですし。」

     クリス:「大丈夫よ。 もしもし?」

   スカール:「助ける…してください…。」

     フィル:盗賊のサインを送ってみます。 …けど当然反応はありませんよね。

     クリス:しゃがみこんでつんつん☆

   スカール:「空いたです…お腹…。」

     クリス:「お腹減ってるの?」
            ワイン袋渡すね。

     フィル:「空きっ腹にワイン? それはまわりますよ。」

     クリス:「気付け薬よ☆」

         GM:ではスカールは<耐久度>でセーヴィングロール。

   スカール:(コロコロ) ゾロ目、です。 (コロコロ) また、ゾロ目、です。(コロ
            コロ) 5レヴェル成功してるです。

   ティアナ:こんなところで運使い果たしてどうするの。

   スカール:「助かり、ました。 あなた、私の、恩人、命の。」

         GM:そしてインプリンティング、と。

 アクアリス:「また余計なもの拾ったわね。」

     ヴォン:「俺の二の舞になるなよ。」

     クリス:「ね、侯爵様、何か消化のいい食べ物、ある?」

ジョージ/GM:「ならば私が口で噛んで食べやすくしてやろう。 はっはっは。」

  一同笑。

     クリス:口移し☆

   スカール:私、男、です。

     クリス:「鍋で煮込めば食べやすいよね。」

 アクアリス:「じゃ、アタシたちもお昼にしましょ。」

トラネコ/GM:「昼にはちょっと早いがいいか。」

 アクアリス:「向こうの木陰に行きましょう。」

   ソーワン:トラネコに聞いてみる。
            「最近、行き倒れって多いんですか?」

     フィル:1レヴェルの冒険者の半分は初期装備買うと行き倒れになるんです。

  一同笑。

  一行は街道脇で昼食を取ることにします。

     クリス:山菜摘んできて鍋に入れるね☆

 アクアリス:意識はっきりさせるために豆板醤(とうばんじゃん)入れるわね。

  一同笑。

   スカール:「辛い、です。」

     クリス:「どうして倒れてたの?」

   スカール:「私、出ました、村から、見たくて、外の世界。 でも、無くなりま
              した、お金、すぐ。 オーク、出てきて、盗るしていきました、
              お金。」

         GM:ではそうやって大騒ぎして食べてる、と。

   セイグル:小川で釣りをしている。

         GM:では<魚釣り>で振って。

   セイグル:2レヴェル成功だ。

     クリス:川なら何が釣れるかな?

         GM:でっかい鮭が釣れた。

   セイグル:身長よりでかいな。

         GM:そうやって君が釣りをしていると、何やら美味しそうな匂いが漂って
            きた。

   セイグル:ごそごそと草むらをかき分けてそちらに向かう。
            「こんな辺鄙な所で昼飯とは、冒険者か?」

     クリス:「一緒にご飯食べない?」

  一同笑。

     フィル:「いきなりですね、姉さん。」

   セイグル:「料理の腕は確かなのか?」

     クリス:「器用な人がいるから大丈夫よ☆」

   セイグル:「ではこれを捌いてくれ。 1人では食べきれん。」
            鮭を渡す。 魚拓を取ったので片面は墨で真っ黒。

  一同爆笑。

     フィル:「捌くんですか?」
            (コロコロ) 器用度3レヴェル成功です。

         GM:なら奇麗に捌けた。

     フィル:切身を鍋に入れていきましょう。

     クリス:石狩鍋ね。

     フィル:味見して
            「うん、こんなもんですね。」

   セイグル:「どれどれ。 ほう、なかなかやるな。 エルフのくせに。」

     フィル:「ドワーフに味が分かるとは知りませんでしたよ。」

  一同笑。

     クリス:「喧嘩は駄目よ。」

     フィル:「はい、姉さん。」

   スカール:「おお、ドワーフ。 私、初めて、見ました、ドワーフ。 私、知りた
              いです、ドワーフのこと。」

   セイグル:「…なんだ、これは?」

     フィル:「落し者です。」

   スカール:「おお、これがドワーフ。」
            ペタペタ。

   セイグル:「一般的にエルフがどんな奴かは知っておるが、これはだいぶ規格外
              れのようだの。」

     フィル:「え、エルフだったんですか?」

   スカール:食べるしてないから、耳、萎れてるです。

     フィル:ならもっと日光浴びないと。

         GM:そうやって騒いでると、皆さん<知性度>で振って。

     フィル:4レヴェルです。

   スカール:5レヴェル、です。

   ティアナ:私は6レヴェル。

 アクアリス:このパーティで<知性度>振らせちゃ駄目よ。 20点越えてるのが5人
            もいるんだから。

         GM:料理の匂いに惹かれてやってきたのはセイグルだけじゃない。

     フィル:「気をつけて! 何かいますよ! 姉さん、下がって!」

   スカール:「また、ですか、お客さん、飛び入りの?」

         GM:草むらの中から現れたのはオーク10匹。

   スカール:「許せないです、オーク。 オーク、盗るしていきました、私の、
              お金。」

         GM:気付いた人は先制攻撃していいよ。

   ティアナ:《これでもくらえ!》。 誤魔化しの杖使ってかけるわ。 (コロコロ)
            あ、爆発。

  一同笑。

     フィル:「爆発? オークの先制攻撃ですか?」

ジョージ/GM:「気をつけろ、このオークは魔法を使うぞ。」

  一同爆笑。

     ヴォン:《韋駄天》をかける。 この中で一番攻撃力が高いのは…アクアか。

  一同のヒットはオーク達を上回り、少しずつ傷を負わせます。 そこへクリスの
《パニック》とフィルの<特殊攻撃>によりオークは確実に数を減らされます。

        GM:4匹が消えた時点で残り6匹は逃げ出す。

    クリス:逃げるならほっとくね。

    フィル:アクアさん、1人でパーティのヒットの半分出してましたね。

    クリス:「あぁ、戦ってる間にお鍋か煮詰まってる★」

  セイグル:「煮物なら大丈夫だろう。 焼物なら炭になってるが。」

    ヴォン:戦闘中にオークが引っくり返さなくてよかったな。

    クリス:きっとお鍋背にして守ってたの☆

  スカール:引っくり返すしてたら、バーサークしてたです。

  ティアナ:そして味方が引っくり返したら攻撃目標が変るのね。

  一同笑。

トラネコ/GM:「やぁ、あんたらやっぱり強いなぁ。」

     フィル:「10匹も出てくるなんて物騒になりましたね。」

トラネコ/GM:「だからあんたら雇ってるんじゃないか。 そちらのエルフとドワー
              フも中々強いな。」

   セイグル:「隊商か?」

     クリス:「この着ぐるみのおじさんに雇われてるの。」

         GM:着ぐるみじゃないって。

   スカール:「私、自信あります、腕に。 雇ってください、私。」

トラネコ/GM:「よし、じゃぁまとめて雇ってやろう。」

   セイグル:「で、そっちの高笑いしてるのは?」

ジョージ/GM:「はっはっは。 私がジョージ・エリオットだ。」

     クリス:「あたしの未来の婚約者なの☆」

     フィル:「姉さん…。」

   スカール:未来の、婚約者、なんですね。 未来の、旦那、じゃなくて。

  一同笑。

     クリス:「地図作成組合の役員で、地図作ってるんだって。」

   セイグル:「地図? どれ、見せてみろ。」

ジョージ/GM:「はっはっは。 これが私の作った地図だ。 ババーン。」
            名前も聞いたことがない様な町の地図を出す。

   セイグル:「こんな地図では役に立たんぞ。」

ジョージ/GM:「何を言う。 この町に住んでいる人の役に立つぞ。」

   セイグル:「住んでいる人の役に立つ地図とはこんなのを言うのだ。」
            この辺の川と釣り穴場を書き込んだ地図を出す。

  一同笑。

ジョージ/GM:「おお、これは確かに役に立つ。 君、この地図を売ってくれ。」

  一同爆笑。

   セイグル:「いくら出す?」

ジョージ/GM:「100金貨でどうだ?」

     フィル:それはすごい。

     クリス:流石ジョージ・エリオット☆

   セイグル:「この地図を人のために役立ててくれるなら売ろう。」

ジョージ/GM:「ああ、ジョージ・エリオットの名にかけて約束しよう。」

   セイグル:この地点に『鮭の大物が釣れる』と書き込んでから渡す。

ジョージ/GM:「おお、これはかたじけない。」

    フィル:地図マニアですねぇ。 いつかの石版、彼に売ればさぞかし高く買って
           くれたでしょうね。

  その後何事もなく、一同は無事ローンカイラスに着きます。

ジョージ/GM:「はっはっは。 さぁ、地図作成組合に行くぞ。」

     フィル:「アクアさん、周りの人が奇異な目で見てるんですけど?」

 アクアリス:「気にすることないわ。」

         GM:ローンカイラスではドワーフは荷運び奴隷扱い。 ジョージは地図作
            る人なら誰でも丁重に扱うけど。

     フィル:ならジョージにくっついてる限りは大丈夫ですね。

トラネコ/GM:「じゃぁオーク10匹も出たしな。 1人頭50金貨出そう。」

     クリス:「これで薬の材料買える☆」

   スカール:「装備、買うできます、いろいろ。」

         GM:ジョージはまっすぐ地図作成組合に向かう。
            「はっはっは。 私はジョージ・エリオットだ。 戻ってきたぞ。 は
              っはっは。」
            すると中年のおじさんが出てきて
            「この莫迦者が!」

     クリス:「ひぃ、ごめんなさい★ あ、あたしが謝ることないんだ。」

     フィル:「突然大きな声で怒鳴らないでください。 姉さんが怖がってるじゃ
              ないですか。」

ジョージ/GM:「やぁやぁ、これはノートン組合長。」
            <知性度>で振ってください。3レヴェル以上の人は知っている。地
            図作成組合組合長のノートン・フェロウだ。

   ティアナ:8レヴェル成功。

     フィル:それはきっと知らなくていいことまで知っていますよ。 彼の出生の
            秘密とか。

ノートン/GM:「門外不出のじぃぴぃえすを勝手に持ち出しおって。」

  一同笑。

ノートン/GM:「ところでそちらの諸君は?」

     フィル:「彼に雇われたんです。」

ノートン/GM:「冒険者の方か。 こいつの口車に乗ったんですかな?」

     クリス:「侯爵様はそんな悪い人じゃないよ。」

ノートン/GM:「悪い奴でないのは確かにそうですな。 単純な奴ですから。」

 アクアリス:「じぃぴぃえすは正常に動作していたわよ。」

ノートン/GM:「当たり前です。 これはかのノイロット師が遺された貴重な品なの
              ですからな。」

   セイグル:「まだ他にもあるのか?」

ノートン/GM:「今地図作成組合にあるのはこれ一つだけですな。」

  かつて“天空の賢者”と呼ばれた魔術師、ノイロットは空高く昇り、大陸の全体
図を作りました。 その全体図を基に、地図作成組合の組合員達は各地を調査し、
詳細な地図を作っていったのです。 

     フィル:大陸全体が見えるくらい上空って、成層圏まで達してそうですね。

ノートン/GM:「最初に空を飛んだとき、ノイロット師は弟子達にじぃぴぃえすを持
              たせて上空から指示を出したんですな。 そのじぃぴぃえすの現存
              する貴重な一つがこれ。 昔はもっとあったのですが次々と持ち出
              されてしまったんですな。 まったく、勝手に持ち出しおって。」

 アクアリス:やっぱり値打ち物だったのね。

ジョージ/GM:「はっはっは。 しかしですな、そのお陰でなんと、龍の心臓という
              貴重な情報を得ることができたのですぞ。 はっはっは。」

     クリス:証拠のベルトもあるし☆

ノートン/GM:「それは後で人をやって確認させよう。」

     フィル:「ちゃんと名前も書いてありますし。」

ノートン/GM:「何を書いてあるですと?」

 アクアリス:「目印に壁面にジョージ・エリオットさんの名を書いておいたのよ。」

ノートン/GM:「まぁ、それは置いておきましょう。 このじぃぴぃえすが返ってく
              るのを待っていたんです。」

   セイグル:「何に使うんだ?」

ノートン/GM:「“龍の尾”ティプトラの探索をしようと思いましてな。」

     フィル:「あんな所を探索するんですか?」

  “龍の尾”ティプトラはどんな国であるのかは分かっていません。 国どころか、
人がいるのかも不明の魔境となっています。
  数少ないティプトラに行って戻ってきた者によれば、ティプトラはモンスターの
巣窟となっているそうです。

     フィル:あんな所、行く人いるんですね。

         GM:行ったのはガルバー・ガルバリウス卿。

     フィル:またあの人ですか。 何処へでも行きますね。

         GM:ティプトラの町は全て高い城壁で囲まれ、外から内部を窺うことは出
            来なかったそうだ。

   セイグル:中で人は生活してるのか?

         GM:それも分からなかった。 が、ティプトラ内には“灰色の槍騎兵”と
            呼ばれる全身を灰色の鎧につつんだ集団がうろついているそうだ。
            彼らはよそ者を見つけると襲い掛かってくるという。
            「そのティプトラに探索に行く準備をしてたらこやつがじぃぴぃえす
              を持ち出したんですな。 それで帰ってくるのをずっと待っていた
              のです。」

     フィル:ローンカイラスからスクイラまで往復したんですから1年は経ってま
            すね。

         GM:ノートンはこれからティプトラに向かう。 ジョージも連れていくそ
            うだ。

     クリス:「侯爵様が行くの? ならあたしも連れていって☆」

     フィル:「姉さん、危険ですよ。」

 アクアリス:ノートンさんって強いのかしら?

         GM:<知性度>で振ってみて。

 アクアリス:3レヴェルよ。

         GM:ノートンは首からペンダントを下げている。

     フィル:幸せのペンダントですか?

         GM:“探求教”エイコスの聖印だ。

     クリス:僧侶かな?

 アクアリス:「危険な探索に向かうならアタシたちの腕を買わない?」

   スカール:「おお、私、好きです、探索するの。」

ジョージ/GM:「彼らは私が信頼を置いてる優秀な冒険者ですぞ。 はっはっは。」

   スカール:余計、信頼されない、気、するです。

ジョージ/GM:「こちらのドワーフはなんと、地図が描けるのですぞ。 はっはっは。」

  一同爆笑。

ノートン/GM:「そうですな、私は攻撃的な魔法は使えませんからな。 優秀な護衛
              が欲しいと思っていたところです。」

 アクアリス:「貰った報酬分だけの仕事はするわよ。」

ノートン/GM:「希望者を募っておるのですが、誰も応募して来ないんです。」

     フィル:「そりゃ、来ないでしょうね。」

ノートン/GM:「報酬に関しては糸目をつけません。 成功すれば10000金貨出しまし
              ょう。」

  一同ざわめく。

   スカール:それ、逃げたく、なったです。

     クリス:「そんなに?」

     フィル:「何処まで調べるんですか?」

ノートン/GM:「今回はノイロット師が作られた地図の検証ですから、とりあえず5
              ヶ所あるらしい町を全て回ります。 町中に入るのは危険そうです
              から、最低限位置だけは確認します。」

     クリス:1歩だけ足跡付けて帰る☆

     フィル:危険な所には蛇を送り込むんですよ。

   セイグル:蛇の何処に足跡ができる。

  一同笑。

   スカール:蛇に、足、付けたら、いいです。

   セイグル:それがいわゆる蛇足だ。

ノートン/GM:「食糧等はこちらが負担します。  馬車を用意しますので、可能な所
              までは馬車で進みます。」

   セイグル:「灰色の槍騎兵とやらがいるのなら少なくとも馬が通れる道はあるん
              だろう。」

ノートン/GM:「条件はそれでいいですかな?」
            行くのはノートンとジョージ、そして荷物運びにドワーフが5人。

     クリス:ドワーフさん?
            「お名前は?」

ノートン/GM:「では紹介しましょう。 さ、ドワーフの諸君、自己紹介したまえ。」

     クリス:アイン、ツバイ、とか。

         GM:ドワーフ達は順番にぼそっと名前を言う。バルン、ムジカ、ガルク、
            バウ、ブライ。

     フィル:分かりにくいから背番号付けてもらいましょうか。

   セイグル:兜を色分けする。

         GM:赤青黄桃緑って?

     クリス:桃色? 女の子がいるの?

         GM:全部男。

   スカール:5人いたら、1人女は、常識、です。

     フィル:結局全部で15人ですか。

ノートン/GM:「戦うのが目的ではありませんからな。 戦いはできる限り回避しま
              す。」

   スカール:「こちら、回避しても、向こう、向かってくるかもしれません。」

ノートン/GM:「ですから可能な限り、ですな。 受けていただけるのなら前金とし
              て1000金貨お渡しします。」

     クリス:「やった☆」

  一同は装備や魔法を買うことにします。

     フィル:魔法の品は買えます?

         GM:ローンカイラスの首都だから、ある程度の物なら手に入る。 入手難
            易度易の品は無条件で売っている。 それ以上は運次第。

  皆、中々買う物が決まりません。 ここでかなりの時間を取ります。

         GM:しまったな、余計な所で時間を取ってしまった。 ゲーム開始前に予
            め考えておいてもらうんだった。

  一行はローンカイラスから北に向かい、バスタウォックを越えてティプトラとの
国境にやってきます。

     フィル:バスタウォックに男爵暗殺犯の手配書が出てません?

     クリス:例の事件と前後関係はどうなってるのかな?

   カタール:シャラは、変なエルフを、追って行って、バスタウォックに、着いた
            んですから、きっと、こっちが、先です。

         GM:バスタウォックからティプトラへ行くに従って街道は寂れていく。や
            がて街道沿いに建物も無くなる。

     フィル:「人通りが減ってきましたね。」

     クリス:「なんか、わくわくするね☆」

     フィル:「姉さんと2人きりならもっとわくわくしたんですけど。」

         GM:そしてしばらく行くと、ぽつんと1軒、宿屋らしき建物が建っている。

     フィル:こんな所に宿屋ですか?

         GM:今ならまだ間に合うから、ここで休んで帰れ、という宿屋。 道に迷
            って来てしまう人もいるしね。 宿屋の名前はイーストエンド。

   セイグル:パンが造れない。

         GM:イーストが切れた?

     クリス:「今晩は☆」

    主人/GM:「いらっしゃい。」

     フィル:「15人ですけど、泊れます?」

    主人/GM:「あんたらも道に迷ったのか?」

 アクアリス:「地の果てを見にきました。」

    主人/GM:「悪いことは言わん、引き返しなされ。」

     フィル:「行くのが目的なんですよ。」

 アクアリス:「部屋取りたいんだけど?」

    主人/GM:「いくらでも空いてますから、好きな部屋をどうぞ。」

     クリス:じゃ、女の子3人が同室で男性は大部屋かな?

     フィル:僕は個室を取ります。

         GM:ノートンとジョージもそれぞれ個室。

 アクアリス:「皆と一緒に大部屋に泊った方が安全よ?」

ノートン/GM:「そうですか。 冒険者の諸君がそういうのならそうしましょう。」

     フィル:でも僕は個室です。

         GM:宿屋には君達以外にも客が3人。 テーブルで食事している。

 アクアリス:同業者かしら?

         GM:3人組のうち1人はエルフ。

     クリス:あら、ご同業?

     ヴォン:D&Dならエルフは職業だが。

         GM:外見は20才くらい。 杖を持っている。 あとの2人は人間。 1人は明
            らかに戦士。ごつい鎧とでかい剣。 もう1人は長剣と小剣を持ってい
            る。

     フィル:二刀流ですか。

     クリス:「今日は☆」

    戦士/GM:「おう、可愛いお嬢ちゃんだな。」

     クリス:「“可愛い”なんて言われたの、久しぶり。」

     フィル:「いつもは“綺麗”ですものね。」

     クリス:「ご一緒させてもらっていい?」

    戦士/GM:「お嬢ちゃんみたいな可愛い人なら大歓迎だ。」

     クリス:じゃ、マイジョッキ取り出して一緒に飲む☆

   ティアナ:どうしてマイジョッキなんて持ち歩いてるの。

     クリス:酒場のおじさんに貰ったの。

     フィル:姉さんの隣に座ります。

     クリス:3人とも男?

         GM:エルフは男、戦士も男、二刀流は…分からん。

  一同笑。

     クリス:あ、ここにも不明の人が1人。

         GM:メッシュ入れて派手派手な格好をしてる。

     クリス:イヤリングして、脚は透け透け。

   セイグル:それなら性別分かるだろう。

     クリス:「どちらへ行かれるの?」

  エルフ/GM:「あー、私は魔術研究都市カートラの学者で、ウパと言いますぅ。
              えー、ドラゴン大陸各地の調査をしてるうちに、とうとうこんな
              東の果てまでやってきてしまいましたぁ。」

     クリス:「じゃ、ここから先へ?」

    ウパ/GM:「あー、それは検討中ですぅ。 ここから先は魔物のいっぱいいる
              恐ぁいところだそうですからぁ。」

     クリス:「そちらのお2人は?」

    ウパ/GM:「あー、私の護衛といいますかぁ、助手といいますかぁ。 あな
              た達はどちらへ行かれるんですかぁ?」

     クリス:「北に向かうの。」

    ウパ/GM:「魔物のいっぱいいるこわぁい所へ向かうんですかぁ?」

     クリス:「魔物のいっぱいいるこわぁい所へ向かうの。」

     フィル:「調査に行くんですよ。」

     クリス:「お名前教えてくださいな。」

    戦士/GM:「フッ、問われて名乗るのもおこがましいが、オシリスってけちな野
              郎さ。 覚えておいてくんな、お嬢ちゃん。」

     クリス:「そちらの綺麗なおみ足の方は?」

二刀流の人/GM:
            「わたしはオリバー。」

     フィル:声で性別分かります?

         GM:フィルと一緒。 分からない。
            「ひょっとしてあんた達、わたしの性別疑ってる?」

     クリス:「ううん、身近にも分かんないのがいるから。」

     フィル:「性別なんてどうでもいいことです。」

オリバー/GM:「そうよねぇ。 あんた、いいこと言うじゃない。 そんな詰まらない
              ことに拘ってちゃ、楽しくないわよね。」

 アクアリス:この人達、強そう?

         GM:まぁそこそこの腕に見える。

 アクアリス:ジョージに持ちかけてみるわ。
            「あの人達、強そうだから雇ったらいいんじゃない?」

   セイグル:雇うと金がかかるぞ。

 アクアリス:雇うのはジョージよ。

ジョージ/GM:「そうだな。 やぁやぁ君達、一緒に行かないかね?」

     クリス:「一緒に行こ☆」

    ウパ/GM:「でもこわぁい所だそうですしぃ。」

     クリス:「一緒に行けば安全よ☆」

         GM:なら<説得>だな。

     クリス:<魅力度>低いのに。 (コロコロ) 1レヴェル成功。

         GM:(コロコロ) カウンターされたよ。

     フィル:ということは逆に姉さんがつれていかれるんですね。

 アクアリス:「これだけ人数がいれば安全よ。 ティプトラに行く者に会えるなん
              て、こんなチャンスはめったにないわ。 調査のためにこんな辺境
              まで来たんでしょ?」

    ウパ/GM:「ここまでは人の手の入った平穏な所ですからねぇ。」

 アクアリス:「未知の世界を見てみたくありません?」

         GM:<説得>をどうぞ。

 アクアリス:4レヴェル成功よ。

         GM:(コロコロ) それでもカウンターされた。
            「平和が一番ですぅ。 あぁ、お茶が美味しい。」

 アクアリス:アタシの魅力を跳ね返すなんてなかなかやるわね。

  翌朝。 一行はウパ達と分かれ、北に向かいます。

ジョージ/GM:「はっはっは。 諸君、出発するぞ。」

     フィル:ずっと馬車で行けます?

         GM:整備されてないので次第に走りにくくなる。
            「ここから先は馬車は難しそうですな。 置いていきましょう。」

     フィル:「こんな所なら盗まれることはないでしょうけど、帰ってきたころに
              は風雨にさらされてボロボロになってますね。」

     クリス:「宿屋に預けてくればよかったね。」

ノートン/GM:「今更言ってもしかたのないことですな。」

     クリス:馬は何頭いるの?

         GM:6頭。

     クリス:ならドワーフさんと、あと1人が1頭ずつつれていけばいいね。

     フィル:<乗馬>か<調教>持ってる人ですね。

   ソーワン:おいらが持っている。

         GM:隊列決めて。 道は充分広いんで何人でも並べる。

         GM:道は段々登り坂になってくる。

   セイグル:馬の進める所を探しながら進もう。

         GM:小一時間ほど登り続けると峠に差し掛かる。

     フィル:先に何か見えます?

         GM:先には荒野が続いてる。 人影一つ見えない。

   セイグル:水地はあるか? 川とか池とか。 水の確保は重要だし、釣りもできる。

         GM:釣りの出来そうな大きな水地は見えない。 進行方向の向かって左手に
            は大きな森が広がっている。

     フィル:「僕達エルフだけなら森の中通った方が安全ですけど、馬つれて進む
              のはつらいですね。」

   セイグル:「だが森の中なら灰色の槍騎兵とやらに会わないのではないか?」

   ティアナ:「そちらの方が安全かもしれないわね。」

     クリス:「最初の目的地は何処なの?」

ノートン/GM:「ババーン。」

     クリス:師匠もババーンって言うのね。

ノートン/GM:「この街道添いに進むと、プファフェンという町があるそうですな。」

     フィル:「何故入ったことが無いのに町の名前が分かるんですか?」

ノートン/GM:「大魔術師戦争以前の記録がありますからな。 当時は国交があった
              そうですな。」

   セイグル:「街道があるんだから以前は国交があったんだろう。」

ノートン/GM:「普通に街道を進めば2,3日で着く距離ですな。」

 アクアリス:「早く着けるならその方が安全じゃないかしら?」

   セイグル:「なら発見されそうになったら森に隠れる、でいいだろう。 右の荒れ
              地の方は見通しが利くからいいとして、左の森に注意しながら行こ
              う。」
            もちろん前も見るぞ。

         GM:ジョージは前しか見てない。
            「はっはっは。 私がジョージエリオットだ。」

     フィル:人数いるから360度チェックする余裕はあるでしょう。 …と、そうし
            て安心してると上から来るんです。

  一同笑。

         GM:進むうちにやがて日が暮れてくる。
            「ここでキャンプですな。」

     クリス:「荒れ地の方が安全かな?」

 アクアリス:「アタシ達エルフだけなら木の上がいいんだけれど。」

     フィル:「不意を討たれる危険が減りますから、見張らしの利く荒れ地の方が
              いいでしょう。」

 アクアリス:「これだけ人数がいれば見張りは4交代にできるわね。」

     クリス:「早起きは3銅貨の得!」

ジョージ/GM:「3銅貨の得! 私は4直目に立つぞ。 はっはっは。」

 アクアリス:相変わらず扱い易いわね。

  翌朝。

         GM:街道を歩いていると、まっすぐ前を見ていたジョージが前方に人影を
            発見する。 おそらく灰色の槍騎兵。

     クリス:「逃げよう!」

     フィル:向こうの反応は?

         GM:また気付いていない様だ。

     クリス:「森に隠れよ☆」

         GM:なら<潜伏>だな。

     フィル:「《姿隠し》は使えます?」

     ヴォン:「俺は使える。 10人までだ。」

     フィル:「なら隠れるのが得意な人は自力で隠れて他の人は魔法で姿を消しま
              しょう。」

  <器用度>の高いのは順にフィル(26),スカール(18),アクアリス(17),ジョージ
(16),ノートン(15)です。 この5人は自力で隠れます。

     ヴォン:「それ以外は俺の近くに寄れ。 消えるぞ。」
            効果時間は30分。

         GM:では残り5人は<潜伏>だ。 ジョージとノートンは2レヴェル。

 アクアリス:ハイパーポイント使って2レヴェル成功。

   スカール:私も、2レヴェル、です。

     フィル:自動失敗が恐いのでハイパーポイントを使いましょう。 4レヴェルで
            す。

         GM:最低が2レヴェルだから<感知>のカウンターは3レヴェルだな。 (コ
            ロコロ) 失敗。 発見されなかった様だ。 灰色の槍騎兵はだんだん近
            付いてくる。

 アクアリス:姿消したのは見つからないわよね?

     クリス:でも《魔力感知》されたら1発★

     フィル:《魔力感知》は消費しませんけど、怪しいと思わない限り普通は魔法
            使おうとはしないでしょう。

         GM:灰色の槍騎兵達は君達が隠れている森の前を通り過ぎていく。

     フィル:どんな奴らかは観察できます?

         GM:灰色の槍騎兵は全部で5騎。 噂通り槍を持って全身灰色の鎧。 5騎と
            も同じ様に見える。

     クリス:人間?

         GM:大きさは人間。

   セイグル:馬は普通の馬か?

     クリス:角があるとか。

     フィル:頭が無いとか。

         GM:普通の馬に見える。 馬具なんかも灰色。

     クリス:馬も灰色?

         GM:葦毛って奴かな?

     クリス:お互い話をしたりとかはしてる?

         GM:何も言わずに黙々と進んでる。

     クリス:統制は取れてるの?

   スカール:5騎とも、全く、同じ動作で、歩いてる様な気が、するです。

         GM:そんな、1騎が右足を上げれば全員上げてるなんてことはないよ。

     クリス:パトロールしてるならきょろきょろ周り見てる?

         GM:首は常に前方向いてる。

     クリス:ジョージみたい。

   スカール:でも、魔法的な、知覚を持ってるかも、しれないです。

     クリス:通り過ぎたところで《魔力感知》。

     フィル:姉さん、下手に手を出さない方がいいですよ。 魔法使ったことを感
            知されるかもしれません。

         GM:《魔力感知》の到達距離は9m。 そんな近くには隠れてないでしょ?

     クリス:じゃ、行っちゃうのを見送ってあたし達も出発しよ。

   セイグル:ところで馬はどうなる?

     フィル:隠れてる間に鳴くかもしれませんね。

   セイグル:それ以前に隠れられるのか?

         GM:馬は隠すのは大変だな。

   スカール:2人が、《姿隠し》かければ、隠れるできます?

     ヴォン:俺以外に《姿隠し》は使えないんじゃないか?

     フィル:ティアナさんかアクアさんに《教え》ておいたらどうです? お金は
            後で払うとして。

         GM:馬1頭は人間1人扱いになるかな?

 アクアリス:馬って400kgはあるわね。

   セイグル:それ言い出すとフェアリーなら何十人でもOKになる。 馬も人間も
            同じ、と割り切った方がいい。 もしくは馬と人を1セット、としてし
            まうか。

         GM:では今回は馬と人はセット、ということにしよう。

     フィル:それでも《姿隠し》は複数の人が覚えておいて損はないでしょう。

   スカール:毎回、ハイパーポイント使って隠れるの、大変です。

  結局ティアナが《姿隠し》を《教え》てもらうことにします。

         GM:灰色の槍騎兵との遭遇から3日めの昼過ぎ、前方に町の城壁が見えて
            きた。

     フィル:じぃぴぃえすで確認です。

ノートン/GM:「あれがプファフェンの町らしいですな。」
            前方に入り口がある。 門は閉っている。

     クリス:人影は?

         GM:見当たらない。

   セイグル:煙が上がってるとかいうことはないか?

         GM:そんな様子は無い。

     クリス:「門から死角になる様に行く?」

     フィル:「それは大回りになりますよ。」

ノートン/GM:「迂回はできそうですな。 ですが…。」

   セイグル:「行くなら正面から行くべきだ。」

 アクアリス:「町の場所を確認するのが目的なんだから、さっさと先に行った方が
              いいんじゃないの?」

   セイグル:「町の住人と接触すれば情報が得られるかもしれん。 しかしトラブ
              ルを引き起こす可能性もある。」

     フィル:「トラブルに巻き込まれてもここならまだ逃げ帰れますよ。」

 アクアリス:「アタシ達は場所を遠目に確認するだけにして、実際に住人と接触す
              るのは国の大使にでも任せればいいんじゃない?」

     クリス:「灰色の槍騎兵なんてのにパトロールさせてるんだからあまり友好的
             じゃないと思う。」

     ヴォン:「灰色の槍騎兵が住人の味方とは限らんぞ。 奴らから守るために城
              壁を造ったのかもしれない。」

   セイグル:スポンサーの意見は?

ノートン/GM:「どちらの意見も一理ありますな。 とりあえずもう少し近付いてみ
              ましょう。」

         GM:城壁にはでっかい門。

     クリス:門番は?

         GM:詰め所の様な所があるが、人影は無い。

     クリス:廃虚かな?

   スカール:門、動いた跡、あるです? 鎖は錆びてるですか?

         GM:そんなにぼろぼろでは無い。 詰め所の方は、駅の改札口みたいな感
            じで城壁の中まで通れる様になっている。

     クリス:じゃ、そっちに行ってみよ☆

     フィル:なら僕が偵察に行きます。 詰め所の中に誰かいます?

         GM:誰もいない。 そのまま町中に入れる。

     フィル:町中に人は?

         GM:いない。

     フィル:廃虚ですか? 建物の様子は?

   セイグル:何のための町かは分かるか? 生活するための住居なのか、戦争のた
            めの砦なのか。

         GM:普通の住居に見える。 町は円形で、放射状の道がある。 町の中央に
            高い塔が建っている。

   セイグル:塔と町の造られた年代は分かるか?

         GM:年代は良く分からないけど、比較すれば塔はこころもち新しいかな?

     フィル:「さて、どうします? 入ってみます?」

     クリス:「入ってみよ。」

  一同はプファフェンの町に入ります。

   スカール:人、歩いた跡、あります?

   セイグル:馬が通った跡は?

         GM:どちらも見当たらない。

     クリス:とりあえず《魔力感知》。

     フィル:町全体が反応するかも。

         GM:何も反応は無いね。

     クリス:建物の中って入れそう?

         GM:入れるんじゃないかな? 扉は開け放たれている。

     クリス:どこかに文字は書いてない? 標識とか。

         GM:あるよ。 酒場とか店とかの看板が出てる。

   セイグル:店に商品は置いてあるか?

         GM:見たところ無い。 家具なども無くなっている。

   スカール:埃は、どれくらいあるです?

   セイグル:1年くらい使われていないか、それとも100年は経ってるか。

     フィル:あるいはつい先ほどまで誰かいた様に見えるとか。

         GM:埃の様子からすると少なくとも数ヵ月は放っておかれてる。

  一行は塔以外の町中をざっとみて回りますがやはり猫1匹いません。

     フィル:あと残るはあの塔ですね。 ところで、今何時くらいですか? この町、
            夜になると恐いんですけど。

         GM:そろそろ夕方。

     クリス:「そろそろ外に出よ。」

     フィル:「町の外と中、どちらが安全でしょうね? 何処かの空家に入って夜
              を明す、という手もありますが。」

   セイグル:すると一番後ろにいたはずなのに誰かに肩叩かれる。

   スカール:「何かが、復活しそうです、夜になると。」

         GM:そう思って見ると城壁の中は何か異世界の様にも見える。

     フィル:異世界? じぃぴぃえすはちゃんと働いてます?

         GM:動いてるよ。

     クリス:「外の方がいいよ。」

  一同は町の外で夜営することにします。

     フィル:詰め所から町の中をうかがってみます。

   セイグル:なら万一に備えてわしは後ろに控えておこう。

         GM:町の中は真っ暗。

     クリス:でもどこからともなく笑い声が聞こえるとか。

   スカール:歌い声、聞こえる、とか。

     フィル:昼と変化無いんですね? 塔の様子は?

         GM:暗くてよく分からない。

     フィル:「姉さん、《猫目》かけてください。」

     クリス:「はい、《猫目》☆」

         GM:なら<知性度>で振って。

     フィル:4レヴェル成功です。

         GM:すると塔の中で何かが動いた様な気がした。

     クリス:見ない方が良かったかも。

   スカール:見なかったことに、しましょう。

     フィル:「あの塔に何かがいそうです。」

   セイグル:「調べるとしても明日だな。」

   スカール:「必要性、あの塔、調べる、は?」

ノートン/GM:「特に無いですな。 場所は確認したのですから。」

   スカール:町の中、塔あった。 追加情報1。

     クリス:町には誰もいなかった。 追加情報2。

     フィル:「なら明日は先に進みましょう。」

         GM:では4直め、起きてる人は<知性度>でセーヴィングロール。

   スカール:5レヴェル、です。

         GM:後方にぽつんと人影が見える。

   スカール:「何か、来ました。起きて、ください。」

         GM:やってきたのは灰色の槍騎兵。 5騎いる。

     クリス:戻ってきたんだ。

     ヴォン:なら《姿隠し》だ。

   セイグル:隠れるのは無理だ。 テント出してるし、焚き火も炊いてる。

         GM:灰色の槍騎兵は君達に気が付いて突っ込んでくる。

     クリス:交渉の余地無し?

   セイグル:「わしらは戦いに来たのではない!」

         GM:反応無し。 そのまま槍構えて突っ込んでくる。

         GM:1ターンめ。 距離は50mから100m。 次のターンには接近戦になる。

     フィル:向かってくるなら弓を撃ちましょう。

 アクアリス:チャクラム投げるわ。

     ヴォン:セイグルに《韋駄天》を次のターンから効果がある様にかける。

   ティアナ:フィルに《韋駄天》。

         GM:ジョージはアクアに《韋駄天》。 ノートンは射撃。 では射撃から。
            中距離の人間大の目標だから4レヴェル。

 アクアリス:馬狙うわ。

         GM:馬なら3レヴェル。

 アクアリス:(コロコロ) 外れ。

     フィル:僕は上の人間を狙います。 ハイパーポイント使って… (コロコロ)
            成功です。

         GM:なら<攻撃回避>。 4レヴェルか。 (コロコロ) ハイパーポイント2
            個使って成功。

     フィル:避けられましたか。 でもハイパーポイント削っただけでもよしとし
            ましょう。

         GM:ノートンの射撃は(コロコロ) 命中、槍騎兵の回避はハイパーポイント
            2個使って…(コロコロ) 命中した。 (コロコロ) これは飛んだな。

     クリス:「ノートン先生偉い☆」

   スカール:そして、未来の、婚約者、代える?

     クリス:しないよ。 ノートンさんとじゃ年が釣り合わない…。

         GM:ノートンは40代。

     クリス:…こともない。 あたし60才。

  一同笑。

     ヴォン:迷いがあるな。

     フィル:僕と姉さんは2才違い。 なら釣り合いますね。

   セイグル:戦闘中に何話してるんだ。

         GM:それでは第2ターン。 接近戦になる。

セイグル&ソーワン&アクアリス&スカール:
            通常攻撃。

     クリス:馬に《パニック》☆

     フィル:それは正しいですね。 僕は攻撃をかい潜って騎兵2人の利腕を狙い
            ます。

         GM:ではまず《パニック》。 馬は逃げていった。 もちろん上に乗ってる
            のも一緒。

     フィル:これであと3騎ですね。

   ソーワン:(コロコロ) バーサークだ。

 アクアリス:(コロコロ) ハイパーバーサークしたいんだけど、慰撫できる?

     フィル:僕がしますよ。

   スカール:私、<魅力度>19あります。 ノーマルバーサーカーなら、慰撫します。

 アクアリス:ならハイパーバーサークよ。

   セイグル:わしはやめておこう。

     フィル:戦士を差し置いてハイパーバーサークする魔術師。

   スカール:20、です。

   ソーワン:31だ。

   セイグル:89。

 アクアリス:(コロコロ) 回って (コロコロ) 回って…。

         GM:敵側もバーサークしている。

     フィル:これで勝てなかったら次のターン《魔剣》かけてください。

 アクアリス:139点。

         GM:それにノートンとジョージを加えて…。

   スカール:それに、おそらくMR表記の、ドワーフのヒットも、加わるです。

         GM:おお、槍騎兵は飛んだ。 2騎減らされたのが大きいな。

     フィル:何者なんでしょう? 調べてみます。

         GM:そんなことをしてる暇は無い。 戦闘が終った瞬間、城門が開いていく。

     クリス:「誰もいなかったのに。」

     フィル:「気をつけて、姉さん!」

  開いてゆく城門。 そこで一同が見たものは…。
                                                               続く

  次回予告
    城門開いてあらわれたるは、
    ついに神秘のベールを脱ぐか、
    伝説の民ティプトラの民、
    どこにいったかアークとケオヅ、
    ジョージはバナナを取れるのか!?
    次回ハイパーT&T、
    東の果てへ(中編)に、
    華麗にハイパーバーサーク!
            ドラゴン大陸の歴史がまた1ページ。

  東の果てへ(前編)
                       1997/10/18 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録

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