ハイパーT&Tリプレイ

東の果てへ(完結編)


キャラクター
  ケオヅ・ガクラール
    家を飛び出して来た人間の3レヴェル戦士。 18歳の青年。
    幸せな奴であったが“幸せのペンダント”を装備しますますしあわせ〜に。
  ヴォン
    将来の賢者を夢見る人間の3レヴェル魔術師。 20歳の青年。
    ケオヅを拾ってしまったのが彼の不幸。
  クリスターラ
    エルフの3レヴェル呪術師の少女。 フィリスターサスの姉。
    賢者の杖に装備されている。
  フィリスターサス
    エルフの4レヴェル怪盗。 女と見紛うばかりの美少年。
    何でも出来る優等生だが重度のシスコン。
  アクアリス・フォン・シュトックヘルド
    エルフの3レヴェル魔術師の娘。 けっこうきつい性格のお姉様。
    熊の毛皮を着込んでいる。
    ハイパーバーサーク能力を得、並外れた戦闘能力を持つ。
  セイグル・テグナス
    ドワーフの3レヴェル戦士。
    釣りの名人。
    魔斧“焔喰い”を振りかざし人間離れした攻撃力を持つ。
  ティアナ
    人間の2レヴェル女魔術師。 17歳。
    優れた頭脳を持つ長身の女性。
  スカール
    エルフの2レヴェル魔導士。
    カタコトの共通語を操り、人間の世界を知るために放浪する。
  セーラ
    人間の戦勝教スークの2レヴェル僧侶。 24歳の長身の美女。
    豪快な姐さん。

  魔術師ソウル=ラグ=カースの野望を阻止するために、一行は浮遊要塞を飛ば
して東の果て、ティプトラに向かいます。

賢者の杖/GM:「着くまでにはまだしばらく時間がかかるのう。 クリス、わしは
              ソウル=ラグ=カースとの戦いに備えて休むからお前に代わるぞ。」

     クリス:「爺様、ここ、制御しなくていいの?」

賢者の杖/GM:「自動制御にしてある。」

     クリス:「じゃ、お休みなさい。 グー。」

賢者の杖/GM:「いや、寝るのはわしじゃ。」

     クリス:「あたしも寝る☆ グー。」

     フィル:「姉さん? 疲れてるんですね。 寝ててください。」

     クリス:「疲れてないよ。 憑かれてるけど★」

     フィル:とにかく、寝るのならここじゃ風邪ひきます。 姉さん抱き抱えて
            空いてる部屋に運んでいきます。

     クリス:「大丈夫よ、フィル。 あたし、起きてるから。」

   スカール:「おお、仲いい、姉弟、です。 いいことです、仲いいこと。」

 アクアリス:頭押さえながら
            「ちょっと…この姉弟の場合は…違うんだけど。」

     クリス:「着くまで時間があるのなら前祝いしよ☆」

         GM:酒なんて積んでないよ。

     クリス:あたし持ってるもん☆

         GM:岩悪魔のセヴン・カップもビールの樽は背負っていたな。

     クリス:でもそれはセヴちゃんの分だから飲んじゃ駄目よね。

         GM:岩悪魔はビールが切れると暴れ出すからな。

 アクアリス:切れたら敵要塞に突入してもらいましょう。

     フィル:まだ暴れられるとまずいですよ。 ちょうど突入するときに合わせ
            てビールが切れる様に持っていくんです。

     クリス:ビールの補給はできないの?

         GM:この要塞は遺跡になってたところだから何も無い。

 アクアリス:「年代物のお酒が残ってるかもしれないわ。」

     クリス:「そうよね。 探しに行こ☆」

     フィル:「姉さん、むやみに歩き回ると危険ですよ。」

   セイグル:廃墟になっていても水溜まりはあるだろう。 そこに魚さえいれば
            何も言うことはない。

  一同笑。

         GM:釣り好きはもう1人いる。 浮遊要塞の端に座って空中に釣り糸垂れ
            ている。

     フィル:ウパさんですね。

     クリス:「何釣ってるの?」

     セーラ:「釣れるのか?」

    ウパ/GM:「あー、よく分かんないですぅ。」

     クリス:「よくわかんない物が釣れたらどうやって料理したらいいのかな?」

     フィル:「そういうことは釣れてから考えましょうね。」

   スカール:「垂れているなら、釣り糸を、向かって、下に、釣れるかもしれま
              せん、人間が。」

     クリス:アー君が釣れるかも☆

  一同爆笑。

     フィル:カンダタのごとく糸を昇ってくるんですね。

         GM:しかしアークって人気あるな。

     クリス:だってアー君だもん。

    ウパ/GM:「あー、何か釣れたようですぅ。 鳥ですねぇ。」

     セーラ:「焼き鳥ね。」

     クリス:「寒いときにはやっぱり鳥鍋よ。」

 アクアリス:マスター、この調子で大丈夫なの?

         GM:大丈夫。 ちゃんと終われる、と思う。

 アクアリス:完結編は今回で終わり。 で、次回は完結編エピローグでしょ?

         GM:いや、今回で本当に終わり。 …多分。

     フィル:前方を警戒しています。

     クリス:流石フィル。 しっかりしてるね。

        GM:遠目にソウル=ラグ=カースの浮遊要塞が見えてくる。

 アクアリス:「今のうちにカタパルト作らない? 接舷したら白兵戦になるんで
              しょ?」

     フィル:「乗り込むんですか? この要塞を向こうの要塞にぶつければ終わ
              りですよ。」

   スカール:「ぶつけてから、乗り込むです。」

 アクアリス:「だから乗り込んでいる間に攻撃されないようにカタパルトで援護
              するのよ。」

   スカール:「アクアリスさん、飛ばすですか、カタパルトで?」

  一同笑。

 アクアリス:「そんなことしなくてもアタシは《翼》で飛べるわよ。」

     フィル:「姉さん、薬剤術で飛べますよね?」

     クリス:「《空中浮遊》の薬なら5人分作れるよ☆」

ジョージ/GM:「はっはっは。 私も《翼》で飛べるぞ。」

 アクアリス:「接舷してしまえば縄梯子なりで跳び移れるわ。」

     クリス:「じゃ、先に飛びたい人は薬で飛ぶ?」

ジョージ/GM:「はっはっは。 このジョージ・エリオットが先陣を切ってやろう。」

   スカール:「駄目です、それ。」

     フィル:「2回も落ちたの忘れたんですか?」

ジョージ/GM:「はっはっは。 三度目の正直と言うではないか。」

     フィル:「向こうが移ってくるのを迎え討つ、という手もありますよ。」

   セイグル:「この要塞には対要塞用の装備は無いのか?」

賢者の杖/GM:「今はその機能は動いとらん。」

     フィル:「復旧はできないんですか?」

賢者の杖/GM:「できん。 グー。」

     クリス:「爺様、疲れてるのかな?」

 アクアリス:「爺様、寝る前にアタシに《能力倍増》を《教え》なさい。」

賢者の杖/GM:「グー。」

         GM:そろそろ浮遊要塞同士がぶつかる。 向こうの要塞ではモンスター
            が右往左往している。

     ケオヅ:ピロム構えて
            「さぁ、突撃だ。」

     ヴォン:「そういう問題か? 何処かにつかまろうとか、そういう発想はな
              いのか?」

     ケオヅ:「おお、そうだな。」

     フィル:「姉さん、こっちにつかまって!」

         GM:2つの要塞はどっかん、とぶつかる。 では全員<幸運度>で1レヴ
            ェルのセーヴィングロール。

     ケオヅ:自動失敗だ。

     フィル:<知性度>捨てて幸運のペンダント付けた意味がありませんね。

     ヴォン:「ちゃんとつかまらないからだ。」

         GM:ケオヅは1Dのダメージ。

     クリス:怪我したの? じゃ、《回復》。

     フィル:そんな暇はありませんよ。 すぐに戦いになります。

         GM:向こうのモンスターも衝撃でしばらく立ち上がれない。

     フィル:向こうが立ち直る前に一気に仕掛けましょう。

ジョージ/GM:「はっはっは。 突っ込むぞ。」

     フィル:「突っ込む前に射撃仕掛けましょう。」

         GM:もうジョージは突っ込んでしまった。
            「はっはっは。 私がジョージ・エリオットだ。」

     フィル:ならば続いて突っ込むしかありませんね。

賢者の杖/GM:「目指すはソウル=ラグ=カースただ1人じゃ。 中央の塔を目指す
              のじゃ。」

     クリス:「さぁ、みんな走ろー!」

   セイグル:「何処へ?」

  一同笑。

賢者の杖/GM:「クリス、それを言わんと。 わしの声はお主にしか聞こえんのじ
              ゃぞ。」

     クリス:「中央の塔よ。 ザコは放っておいて。」

  セヴン/GM:「俺達ガ援護スルカラ先ニ行ケ。」

     クリス:「あとでみんなで祝杯あげるんだからね。」

         GM:敵陣に突っ込んでいく。 では全員1レヴェルで<攻撃回避>をどう
            ぞ。 幸運度に自信があるのなら<罠/危険回避>でもいい。

     クリス:じゃ、<幸運度>で。 あ、自動失敗★

     フィル:姉さんを庇います!

         GM:ではフィルは1Dダメージ。 防御点は有効。

     フィル:なら防具で止まります。

     クリス:「ありがと、フィル。」

         GM:ではさらに敵陣の奥深くへ。 ということで今度は2レヴェルで振
            って。 失敗した人は2Dのダメージ。

     セーラ:防御点で止まった。

         GM:それでは最後。 3レヴェル。

     ヴォン:そんなもの成功せんぞ。 合成プレートアーマーで15点まで止まる
            からいいが。

     フィル:問題は防具薄い姉さんとアクアリスさん、ティアナさんですね。
            僕も防御は薄いけど避けられます。

     クリス:あ、成功☆

 アクアリス:アタシも平気。

   ティアナ:成功よ。

         GM:ならば全員モンスターの中をくぐり抜けて塔の前に到達した。

     フィル:ここまで誰が来れました?

         GM:ノートンさんはセヴン・カップ達と一緒に援護組にまわっている。
            ドワーフ5人組もいない。

   スカール:PCだけ、ですか?

         GM:ジョージソーワンうっきー!、ウパ、オシリス、オリバーの3
            人組がいる。

     クリス:ルヴァ様とオスカー様とオリヴィエ様ね☆

ジョージ/GM:「はっはっは。 塔に突っ込むぞ。」

     ケオヅ:「おう、突っ込むぞ!」

     セーラ:「おりゃ!」

         GM:突っ込もうとすると、塔の入り口の前にボワッと火の手が上がる。

 アクアリス:「バルログ!?」

     クリス:バルログって前回斃したよね?

   スカール:あれが、最後の、バルログとは、限りません。 きっと、第二第三
            の、バルログが、現れます。

         GM:炎をまとった黒い影。 でも前回斃したバルログより一回り大きい。
           「おやぁ。 これはグレートバルログですねぇ。 これは珍しいです
             ねぇ。」

     クリス:ウパ様ってのんきね。

   スカール:バルログなら、セイグルさん、危険です。

         GM:グレートバルログの目線がセイグルに。

     クリス:セイグルさんの目と耳を塞ぐ。

         GM:目と耳を塞いでもバルログの声はセイグルの脳に直接響く。
            「オ前ノ仲間ヲ攻撃シロ。」

   セイグル:「う…。」

     クリス:仲間と思ってなければ大丈夫ね。

  一同笑。

         GM:ではスカールは攻撃対象から外れる。

  一同爆笑。

   スカール:「おお、私の、友達。 駄目です、聞く、バルログの、声を。」

         GM:セイグルは“焔喰らい”の魔斧は持ってるよね? 斧の方からバル
            ログの声に抵抗する力を感じる。 5レヴェルの<魔法抵抗>に成功
            すればバルログの声に耐えられる。

     クリス:5レヴェルも要るの?

   セイグル:ハイパーポイントを2点使うぞ。 (コロコロ) 成功だ。
             「失せろ、バルログ!」

   スカール:「おお、すばらしいです、私の、友達。」

          GM:グレートバルログは訝しげな表情をみせる。
             「ホウ、面白イ。 卑小ナル定命ノ者達ヨ。 オ前達ニ先制ノ機会
               ヲヤロウ。」

     クリス:ええ格好しいなんだ。

     フィル:そんな余裕みせたら多分1ターンで終わりますよ。 バルログ相手な
            ら“焔喰らい”は10Dになるんですから。

     クリス:でもグレートがついてるし。

 アクアリス:全力でいくなら間違いなく斃せるわ。 問題は全力出し切るか、よ。
            ソウル=ラグ=カースとの戦いが待ってるんだから。 ここは体力
            を温存するべきかもしれないわ。

   セイグル:問答無用。 ハイパーバーサークだ。

     ヴォン:行くのか? なら《韋駄天》だ。

 アクアリス:《魔剣》よ。

   スカール:なら、終わり、です。

         GM:他の人は?

     クリス:もう振らなくてもいいんじゃない?

   セイグル:では振るぞ。 10Dのハイパーバーサークだ。 (コロコロコロコロコ
            ロ…)

     フィル:何点行くでしょうね?

   セイグル:全然終わらん。 (コロコロコロコロ)

         GM:一応グレートバルログの防御のヒットは振るが…焼け石に水、とい
            う感じだな。

   セイグル:そりゃ! とりゃ! (コロコロコロコロ)

     セーラ:ハイパーバーサークっていつ見ても豪快ね。

   セイグル:うりゃ! ほりゃ! (コロコロコロコロ)

   スカール:このヒット、こちら来てたら、大変でした。

     ケオヅ:前回は素で400いってたしな。

   セイグル:うぉりゃあぁぁ! (コロコロコロコロコロ) ふぅ、やっと1回目が
            終わりだ。 では2回目だ。

         GM:もうそれ、今のを2倍していいよ。

   セイグル:うむ。 ダイス目は350だ。 それに武器修正の3を足して3倍、そこ
            に個人修正を足して2倍、そこから体力消費分3を引く、と。 合計
            2161だ。

         GM:2000超えた? もうそれ、グレートバルログ消し炭だよ。

   セイグル:「うりゃあぁぁぁ!」

     セーラ:「これこそ漢(おとこ)ね。」
            ハイパーポイント使って<慰撫>。

   セイグル:「ふぅ。」

     セーラ:「お見事。」

ジョージ/GM:「はっはっは。 さぁ、一気に行くぞ。」

     クリス:「休まないの?」

     フィル:「そんな暇はありませんよ。」

         GM:周りではセヴン・カップ達がソウル=ラグ=カース配下のモンスタ
            ー達と乱戦状態。

   スカール:「仲間達、戦ってくれてる。 急ぐです、私たちも。」

         GM:塔にやってきた。 

     フィル:この上にソウル=ラグ=カースがいるんですね。 塔を切り倒せます?
            2000点もあればできそうです。

   セイグル:炎のモンスターではないから8Dだ。

     フィル:なら塔に火をつけてから切りましょう。

     クリス:火がついてたら炎のモンスターになるの?

         GM:この塔の材質は古代のものらしく、君達には未知の物だ。

     フィル:セラミックかな?

         GM:この塔、以前見たときと1カ所変わっている。 塔の半ば辺りに皿の
            様な物が張り出している。

     ヴォン:パラボラアンテナか?

     フィル:上空からエナジーを受けてるんでしょうか?

ジョージ/GM:「はっはっは。 悩んでいてもしかたない。 行くぞ!」

 アクアリス:「フィル、あなたが先頭を行って。」

     フィル:「了解。」

ジョージ/GM:「はっはっは。 先頭を行ってこそジョージ・エリオットなのだ。」

 アクアリス:「何言ってるの。 罠があるかもしれないでしょ? ここはフィルに
              任せるの。」

     クリス:走って昇ってく☆ これで少しは痩せるかな?

     フィル:姉さん、スリムじゃないですか。

     ヴォン:昇るのは息を切らさない程度の速さでだ。 着いたはいいがぜいぜ
            い言ってたのでは話にならないからな。

     クリス:いざとなったらジョージの腰に下げている力の菜を奪って食べる☆

ジョージ/GM:「これは私のだぞ。」

     クリス:「気前のいい人って好かれるのよ、侯爵様☆」

ジョージ/GM:「はっはっは。 よし、いざというときには提供しよう。 庶民に物
              を分け与えるのは貴族の義務だな。」

 アクアリス:「そうそう。 そうしないといざというときに骨も拾ってもらえな
              いわよ。」

  一同笑。

         GM:塔の半ば、皿型のでっぱりがある所までやってきた。 ウパ、オシ
            リス、オリバーの3人が立ち止まる。
            「あー、この辺りですねぇ。」

     クリス:「何があるの?」

         GM:窓を開ける。
            「はぁ、やっぱりここですねぇ。」
            皿の上にドラゴンが3匹乗っている。

     クリス:ドラゴンが3匹も? 窓を閉めて見なかったことにする☆

     フィル:なるほど。 龍の力を利用してこの要塞を浮かせてるんですね。

     クリス:じゃ、あの龍達が一生懸命パタパタ飛んでるの?

  一同笑。

    ウパ/GM:「あー、ここは私達に任せてくださいぃ。 貴方達は先へどうぞぉ。
              はぁ、よっこいしょ。」

     クリス:「よっこいしょ、じゃないでしょ?」

    ウパ/GM:「あー、止めないでくださいぃ。」

     フィル:ウパさんだと時間がかかってしかたないのでオシリスさんに聞き
            ましょう。
            「何をするんですか?」

   セイグル:「ドラゴンに勝てるのはドラゴンだけ、というやつか?」

     クリス:べろんと変装解くとドラゴンだった?

オシリス/GM:「おう、勘がいいな。」

     クリス:「あたし達も手伝うわ。」

    ウパ/GM:「来るんですかぁ? 危ないですよぉ?」

     フィル:「姉さん、僕達はソウル=ラグ=カースを目指さなくては。」

     クリス:「でもドラゴン相手で大丈夫?」

     ケオヅ:「大丈夫と言うんだから大丈夫だろ?」

 アクアリス:「援護は要らない? 《韋駄天》かけるわよ?」

オシリス/GM:「ありがとうよ、お嬢ちゃん。 でも任せてくんな。」

     クリス:じゃ、先に行く。

    スカール:「頑張ってください。」

オリバー/GM:「あなたたちもね。 チュッ。」
            と投げキッス。 ドラゴンに向かっていく。 ドラゴン達は3人を見
            下ろして、

     クリス:きゃおう!

         GM:天に向かって吼える。
            「あー、やっぱり正気を失っていますねぇ。」

     クリス:やっぱりお友達のドラゴンなんだ。

         GM:ウパは懐をごぞごぞ。
            「あれぇ? 何処いったんですかねぇ?」

     クリス:ああ、やっぱりウパ様って…。

    ウパ/GM:「ああ、ありましたぁ。」
            ウパは笛を取り出して吹く。

     クリス:ぴー。

         GM:音はしない。

     クリス:犬笛なんだ。

         GM:ウパが笛と吹くと、ドラゴンがもう3匹現れる。 ウパ達はそのドラ
            ゴンに乗り込む。
            「よっこいしょ、っとぉ。 さぁ、行きますよぉ。」
            「じゃ、行ってくるぜ、お嬢ちゃん。」
            「ふふ。」

   スカール:「さぁ、行きましょう、私達も。」

ジョージ/GM:「おう、行くぞ。 はっはっは、私がジョージ・エリオットだ。」

         GM:最上階と思われる所まで昇ってきた。 前には大きな扉がある。

     フィル:ざっと罠を確認しましょう。 4レヴェル成功です。

         GM:罠は無さそう。

     ケオヅ:蹴り開ける。 ドカッ。

         GM:蹴り開けた。 そこに向かって《これでもくらえ!》が飛んでくる。

     ケオヅ:くらってたまるか!のお守り持ってるぞ。

     クリス:なら大丈夫だね。

         GM:1レヴェルで抵抗して。

     フィル:1レヴェルなんですか?

     クリス:ザコもいるんだね。

     フィル:ソウル=ラグ=カースなら17レヴェルはあるでしょうからね。

     ケオヅ:1レヴェルなら耐えた。

     フィル:2撃目が来る前に一気に部屋になだれ込みましょう。

         GM:扉の向こうには階段があって、玉座の様な椅子がある。 人影が玉
            座に1人、その横に1人。 前に10人ほど。 玉座に座っているのは
            …。

     クリス:アー君。

  一同笑。

     ヴォン:こんな所にアークがいてどうする。

         GM:龍の心臓で見た男だ。 つまりソウル=ラグ=カース。 で、その横
            に立っているのは…。

     フィル:ダークエルフのお姉さん?

         GM:いや、違う。 玉座の横に立っているのはアークだ。

   一同爆笑。

     フィル:何故アークがここに?

         GM:アークは鎧どころか服もズボンしか履いてない。 なのに腕輪を填
            めている。

     クリス:ああ、洗脳の腕輪填められちゃったんだ★

         GM:で、前にいる10人。 これが全部アークだ。

  一同再爆笑。

     フィル:量産型アーク?

     クリス:11匹アーク大行進☆

     セーラ:サッカーができるわね。

     ケオヅ:「おお、アークが11人…。」
            じゃなかった。
            「おお、アークがたくさん。」

  一同笑。

 アクアリス:笑ってる場合じゃないわよ。 7Dハイパーバーサークが11人よ。

   スカール:「あの人、友達ですか?」

     クリス:「あの腕輪に操られてるの。」

   スカール:「操る、友達。 許せません。」

 アクアリス:腕輪なんか填めなくてもアークなら食事で動くのに。

  一同笑。

     フィル:ところで、《これでもくらえ!》は誰が撃ってきたんでしょう?

     クリス:ソウル=ラグ=カース?

         GM:抵抗は1レヴェルだよ?

     フィル:何処かにもう1人潜んでるんでしょうか?

 アクアリス:アークが実は魔法戦士だったとか。

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「ようやくここまでたどり着いたか、サジタリオ。」

     クリス:「爺様、交代だよ。」

賢者の杖/GM:「ようやく、とはお笑いぐさじゃの。 お主の張った罠程度ではわ
              しと仲間達を遮ることはできんかったというわけじゃ。」

   セイグル:数の暴力とも言うがな。

     フィル:向こうも数いるんだからおあいこです。

賢者の杖/GM:「ところで、その見苦しいやつらは何じゃ?」

     クリス:「アー君だよ☆」

     フィル:ジョージはアーク見て何も言いませんか?
             『兄上!』
            とか。

  一同笑。

     フィル:アーク=エリオット家の長男説がありますからね。

         GM:言わない言わない。
            「見苦しいとはよく言ったものだ。 こいつもお前達の仲間じゃろ?」

     クリス:見苦しい、というより寒々しいよ。 なんで服着てないの?

 アクアリス:また行き倒れて装備剥がされたのね。

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「キングゴブリンを斃したこいつの腕を見込んでスカウトしたのだ。」

 アクアリス:拾った、の間違いじゃないかしら?

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「そして私はクローン技術を完成させた。 その成果がこいつ達だ。」

   セイグル:プラナリアだな。

     セーラ:欠陥品はいないのか?

 アクアリス:だから、本当は16人か32人作ったのよ。 で、成功したのが10人。

  一同笑。

     セーラ:クローンはオリジナルの記憶は持ってる?

   セイグル:2倍に増やすごとに記憶が半分になるんだ。

  一同笑。

     セーラ:で、本物はどれ?

     クリス:『綺麗なお姉ちゃんだ。』
            と言ったら振り向いたのが本物。

   セイグル:腕輪をつけてるやつだろ?

 アクアリス:きっとコピーにはハイパーポイントは無いわ。

     クリス:じゃ、やっつけて生死判定に成功したのが本物だね☆

  一同爆笑。

     ケオヅ:ハイパーポイントを使い切ってたら?

     クリス:しょうがないから後で《調和復活》☆

     フィル:ところで、そろそろ彼の話の続き、聞いてあげません?

     クリス:あ、そうだね。 さ、どうぞ。

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「この男には魔法使いの素質があった。 そこでクローン達は魔術
              師にしてみた。」

     クリス:《これでもくらえ!》はアー君だったんだ。

     ヴォン:だが1レヴェルの魔術師などにしてどうする。

     フィル:全部素直に戦士にすれば強いのに。

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「さて、こいつらと戦ってもらうとしよう。 余興代わりに楽しま
              せてもらおうか。」

     クリス:「やだよ。」

賢者の杖/GM:「余興じゃと? そもそもお主の目的は何じゃ? あのときの様に世
              界を征服することか?」

     クリス:爺様格好いい☆

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「世界征服? その野望がお前の手によって破れた今、私の目的は
              お前を斃すことに変わったのだ。」

     クリス:じゃ、爺様差し出せばいいね☆

  一同笑。

 アクアリス:復讐達成したらまた目的が世界征服に戻るわよ。

     セーラ:手放さない様に杖をくくりつけておくか?

   セイグル:爺さんも大変だな。 えらいのに取り憑いたものだ。

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「さぁ、我がクローン達の力をその身で味わうがよい!」

     フィル:アークさんが以前の能力値と変わってないのなら《パニック》1発
            で決まりですね。 アークさんは<耐久度>5しか無かったはずです
            から。

   セイグル:コピーは魔術師だというのなら本物との区別はつくな?

     クリス:上にいるのが本物でしょ?

     セーラ:意表をついて下の10人の中に本物を紛れ込ませてるかも。

     クリス:じゃ、1ターン待たないと分からない?

     フィル:大きな武器持ってるのが本物ですよ。

         GM:上にいたアークはピロムとバイキングスパイクシールド。

     クリス:じゃ、それが本物だ。

        GM:下の10人は10フィートの棒。

  一同爆笑。

   スカール:10フィートの棒、持たせる。 ソウル=ラグ=カース、莫迦です?

         GM:11人のアークが向かってくる。

     ケオヅ:普通に攻撃。

   セイグル:本物が交じってるが気にしないでバーサークだ。

         GM:ソーワンも通常攻撃だな。 うっきー!はコピーに《パニック》。
            ジョージは突っ込む。 で、量産型アークは全員《これでもくらえ
            !》。 オリジナルは突っ込んでくる。

   スカール:オリジナルに、《パニック》、です。

     セーラ:《神の拳!》をオリジナルに。

     クリス:それ、アー君死ぬよ。

         GM:くらって生死判定だな。

     フィル:アークさんがハイパーポイントが残っていればいいんですけど、敵
            に捕まってるってことは途中で使い切ってる可能性があります。

     セーラ:彼が真の漢(おとこ)なら耐えられるわ。

 アクアリス:無理よ。(きっぱり)

         GM:ハイパーポイント残ってても失敗するかもしれない。 2レヴェルな
            のに<幸運度>14しか無いから。

     セーラ:ならコピーに《神の拳!》。

     ヴォン:コピーに《これでもくらえ!》だ。

     クリス:コピーに《パニック》。

 アクアリス:アタシはセイグルに《韋駄天》よ。

   ティアナ:多分もう充分ね。 防御してるわ。

     フィル:アークさんの方はおそらくもういいでしょう。 ならばソウル=ラ
            グ=カースに射撃しましょう。

         GM:ソウル=ラグ=カースはオリジナルに《韋駄天》。 ではまず魔法
            から。うっきー!の《パニック》で1人逃げた。 クリスの《パニッ
            ク》も効いた。

     クリス:これで2人は《これでもくらえ!》の標的から外れるね。

         GM:じゃあ、NPCにしよう。 うっきー!とソーワンを狙っていたのが消
            えた。 オリジナルにかけたスカールの《パニック》は効いてない。

     クリス:効かないの? アー君なのに?

 アクアリス:クリスナイフかしら? でも《韋駄天》が飛んでるんだからそんな
            はずないわね。

     ヴォン:何かエンチャントされたな?

     フィル:改造されたんじゃないですか? アークさんの身体、半分くらい機
            械化してません?

   セイグル:何か怪しげな品を持ってないか?

         GM:さきほども言った通りアークは上半身裸。 で、見たところ何も持
            ってない。

     フィル:悩むのは後にしましょう。 ソウル=ラグ=カースに射撃です。 4
            レヴェルで狙います。 (コロコロ) 外れました。

ソウル=ラグ=カース/GM:
            「はっ、何処を狙っている?」

     フィル:「今ので間合いは計りました。 次は当たりますよ。」

         GM:では遅い魔法。 セーラの《神の拳!》とヴォンの《これでもくら
            え!》で2人撃沈。 同時に全員に《これでもくらえ!》が飛んでく
            る。 1レヴェルで抵抗。 <耐久度>低いエルフ達が問題かな?

     フィル:僕はクリスナイフ持ってますから3レヴェルまでは無効です。

     ケオヅ:そういえばオレもクリスナイフ持ってたんだ。

   スカール:耐えました。

クリス&アクアリス:あたし達も。

         GM:誰もくらってないの? なら武器戦闘。

     フィル:8D勝負ですか?

         GM:アークは7Dだよ。

     クリス:セイグルさんは10Dじゃないの?

   セイグル:相手が炎のモンスターのときだけ10Dになる。

     クリス:じゃ、アー君に火をつけときゃよかった。

  一同笑。

     フィル:《韋駄天》がかかったとはいえ、まずアークさんに勝ち目はありま
            せんね。

   スカール:《パニック》、効かなかった、しかたないです。

     フィル:最悪の場合はつれて帰って《調和復活》かけてくれる人探しましょ
            う。 アークさんが改造されて強化されていた、という可能性もあ
            りますけど、こちらはセイグルさんがとんでもないヒット出しそう
            ですし。

   セイグル:そりゃ! そりゃ! (コロコロコロ) お、これは止まった。

         GM:《韋駄天》の1回目が止まった?

   セイグル:いや、1回目の1組目が止まったのだ。 2組目行くぞ。 (コロコロコ
            ロ) ダイス増えた。

         GM:これは飛んだかな? コピーの《これでもくらえ!》は全然効いて
            ないしな。

     フィル:魔術師なんかにするから。 全員戦士にしておけば強敵だったのに。
            コピーに《魔剣》でも《教え》ておけば違ったかもしれませんが。

   スカール:ソウル=ラグ=カース、莫迦です。

   セイグル:合計418だ。

         GM:それはオリジナルコピー共々飛んだよ。 オリジナルは…(コロコロ)
            生きてる。

     クリス:アー君って、毎回生死判定になるね。 じゃ、腕輪外してあげよ。

     フィル:アークさんのことは後です。

         GM:では第2ターン。

   セイグル:そのままソウル=ラグ=カースに突っ込む。 ハイパーバーサークだ。

     ケオヅ:同じくハイパーバーサーク。

         GM:ソーワンは通常攻撃、うっきー!は…何処かに隠れたことにしよう。
            ジョージも突っ込む。

 アクアリス:今回は魔術師に徹するわ。 《韋駄天》をフィルに。

     フィル:ならクリスナイフは捨てます。 攻撃をかいくぐって頭を狙います。

     クリス:アクアさん、ハイパーバーサークしないの?

 アクアリス:それは今回隠し玉のつもりなの。 ソウル=ラグ=カースはアタシ
            がハイパーバーサークできるって知らないはずだから。

     ヴォン:魔法は温存しておきたい。 まだ終わりじゃないかもしれない。

 アクアリス:その余裕はないかもしれないわ。

     ヴォン:かもな。 ならセイグルに《魔剣》だ。

   ティアナ:ジョージに《韋駄天》。

         GM:ならジョージはバーサークする。 で、だね。 ソウル=ラグ=カー
            スは《結界》だ。

     フィル:それは…敵ながら正しい判断ですね。 これでこちらの体力がかな
            り無駄になりました。

         GM:バーサーカーは<体力度>減らして。

   セイグル:むぅ、6点も減ってしまった。

     ケオヅ:オレはいきなり沈静化したぞ。 鎧が重い。

     フィル:聖闘士がいれば《結界》なんて消せるんですけどね。 

     クリス:爺様、交代して。 《魔法破り》かけて。

         GM:なら交代した。 それでは次のターン。 バーサーカーは無意味に《
            結界》を殴り続けてる。

 アクアリス:沈静化させましょう。
            「落ち着きなさい、セイグル。」

   スカール:「静まるです、マイフレンド、ジョージ。」

ジョージ/GM:「はっ、私は何をしていたのだ? おお、まだ敵がいるではないか。」

     フィル:「見ての通り《結界》ですよ。」

         GM:で、みんなどうする?

     フィル:向こうが《結界》を解除する瞬間をうかがって切りかかりましょう。

   セイグル:《結界》の周りに薪を積んで火をつければどうだ?

     フィル:いつ《結界》解くか分からないんですから警戒は解けませんよ。 

         GM:そうやって《結界》の方を注目してる、と。 するとソウル=ラグ
            =カースは《私をどこかへ……》で瞬間移動する。

     クリス:逃げたの? 冗談じゃないわよ。

         GM:では全員<知性度>で<感知>3レヴェルを振って。

     ケオヅ:3レヴェルって何だ?

   セイグル:そんなもの出るわけがない。
            「逃げるな!」
            と叫んで誰もいない《結界》をゲシゲシ殴る。

     セーラ:「おのれ、逃げるとは!」

         GM:成功した人は部屋の入り口に気配を感じる。

    ヴォン:そんな所に跳んだのか。

        GM:ソウル=ラグ=カースは後ろに瞬間移動した。 成功した人は気付い
           て反応していい。

    フィル:戦士達が気付いてないんですね。

        GM:ソーワンも気付いてない。 ジョージは気付いた。 うっきー!は気
           付いたけどもう体力も無いし、隠れてる。

   セイグル:気付いたのなら声をかけてくれ。

         GM:次のターンには反応できる。

     フィル:セイグルさんには《韋駄天》まだかかってますから、このターンの
            1回目で気付いて2回目で攻撃できますよね?

         GM:それは許可しよう。

    セイグル:なら振り向いて走り寄って殴る。

     クリス:入り口って、あたしの真ん前?

 アクアリス:後ろに現れたってことは後列の魔術師が接敵することになるわね。
            隠し玉発動よ。 魔術師のハイパーバーサーク。

   ティアナ:ならアクアリスに《韋駄天》。

     ヴォン:もう体力がない。 誰か剣使ってるか? 《死の刃》ならかけられる。

     フィル:僕はレイピア+ミゼリコルドです。

     ヴォン:ならフィルに。

 アクアリス:また《結界》されるとまずいわね。

     フィル:多分ソウル=ラグ=カースは体力消費1点で《結界》かけられるで
            しょうね。 毎ターン使い続ければこちらの体力が先に尽きます。

   スカール:正しい、戦術です。 もっと、狡猾な、手、ありますけど。

     フィル:《結界》の中で《韋駄天》《能力倍増》あたりをかけてから解除、
            というのが強力ですね。

     クリス:あまりマスターにアドバイスする様なこと言うと使われちゃうよ?

         GM:でもまた《結界》張っても爺様の《魔法破り》があるんだな。 さ
            てどうしよう。 怖そうなのはやっぱりセイグルだな。

     フィル:本当に怖いのはアクアさんだってことを知らないんですね。

     クリス:ぱっと見可愛いお嬢さんだもんね。 熊の着ぐるみだけど。

         GM:駄目だ。 《魔法破り》がある以上何もできない。 《私をどこか
            へ……》で逃げるのも駄目だしな。

     クリス:爺様偉い☆

   スカール:ソウル=ラグ=カース、莫迦です、やっぱり。

         GM:ならしょうがない。 《炎の嵐》だ。

     フィル:ダイス何個振ってくるんでしょうね? でも《炎の嵐》ではバーサ
            ークはできませんしね。 アクアさんの6Dハイパー×2、セイグルさ
            んの8Dハイパーで決まりじゃないですか?

         GM:決まりかもしれないな。 それにジョージも加わるし。

     セーラ:するとアタシは気づけないまま終わるのか? 最後の戦いなのに。

     ケオヅ:「なぁみんな、あいつ何処へ行ったんだ?」

   セイグル:「おりゃあ!」
            (コロコロコロコロ)

     ケオヅ:「あれ? 後ろで何かやってるのか?」

 アクアリス:「はぁぁぁ!」

     ケオヅ:「騒がしいな。 そうか、あいつが逃げたんで勝利の祝いだな。」

ジョージ/GM:「はっはっは。 私がジョージ・エリオットだ!」

     ケオヅ:「みんな気が早いな。」

         GM:ジョージは武器が重い。 2回目終わった時点で気絶。 <耐久度>
            にもダメージが来てしまった。

 アクアリス:やっぱりジョージね。

         GM:それでも92出したぞ。

     クリス:ロウソクの最後の輝きね。

         GM:まだ死んでないって。

 アクアリス:ジョージにしては上出来ね。 あたしは162点。

         GM:やっぱりアクアには勝てんか。

   セイグル:わしは210点。

         GM:それは…飛んだ。

     ケオヅ:気付かないまま終わってしまった。

賢者の杖/GM:「油断するでない、クリス。 その杖に触るなよ。」
            ソウル=ラグ=カースは奇妙な杖を持っている。

     セーラ:《神聖/邪悪感知》。

         GM:邪悪な波動を感じる。
            「ソウルの本体はその杖じゃ! クリスよ、わしをあの杖に叩きつ
              けてくれ。」

     フィル:「そうするとどうなるんです?」

     クリス:「爺様、いなくなっちゃうの?」

賢者の杖/GM:「わしのことなら心配するな。」

     クリス:「爺様、いなくなったら寂しいよ。」

賢者の杖/GM:「そう言ってくれるのは嬉しいのう。」

 アクアリス:アタシは体力使い果たして倒れてるのよね。 クリスの足首をつか
            むわ。

     クリス:どてっ。

  一同笑。

     フィル:姉さんを庇います。

         GM:シリアスな場面なのに。

 アクアリス:何も転ばなくてもいいのに。
            「このままこの遺跡に埋めてしまえばいいんじゃない?」

         GM:「それではいつか復活してくるぞ。」
            そんなことをやってる間にズズズズ、と大きな音が響き出す。 そ
            してバタバタと誰かが走ってくる。 ウパ、オシリス、オリバーだ。
            「大変ですぅ。 この要塞、落ち始めましたぁ。 皆さん避難するん
              ですぅ。」

     フィル:「急いで向こうの要塞に移りましょう。 さぁ、姉さん、早く爺様
              の言うとおりにして。」

     クリス:「でも爺様が。」

     フィル:「今は一刻を争うんです。」

     クリス:「…分かった。」

         GM:クリスが賢者の杖でソウル=ラグ=カースの杖を叩く。 すると2つ
            の杖から光がほとばしる。

     クリス:爺様、死なないでよ。

         GM:その光の中にとある情景が浮かんでくる。

  浮かんできたのはとある遺跡の中らしき情景。 その遺跡には賢者の杖が鎮座
しています。 賢者の杖を若い魔術師が取ろうとします。
  「この戦乱の世に、光を照らすため、私に力を貸してくれ!」

     クリス:あたしと同じことをやったんだ。

  ソウル=ラグ=カースはかつて大魔術師戦争を終結させようと賢者の杖の力を
求めました。 しかし、彼は強力な力を得たことにより、野望を持ちました。

     クリス:だから爺様は下手な奴にしか憑かなくなったんだ。

  賢者の杖の力によりソウル=ラグ=カースは浮遊要塞を操り、大陸制覇をもく
ろみました。 その野望を阻止するため、賢者の杖は浮遊要塞を墜落させました。
ソウル=ラグ=カースは自らの身を杖と化すことにより生き延びます。

   スカール:さっき斃した男、杖に操られていたですね。 名前も、知りません
            が。

     クリス:たまたま杖触ってしまった不幸な人?

         GM:で、光は消える。

     クリス:爺様は?

         GM:大丈夫、賢者の杖は君の右手に握られている。 で、君の左手にも杖
            が握られている。

     クリス:へ?

  一同笑。

賢者の杖/GM:「さぁクリス、走って逃げるんじゃ。」

     クリス:「爺様、死ななかったのはいいんだけど、この杖はどうするの?」

賢者の杖/GM:「持って逃げるのじゃ。」

     クリス:「置いていきたいんだけど。」

賢者の杖/GM:「放っておいたらまた大変なことになるぞ。」

     クリス:ならあたし今度は杖2本の装備品になっちゃうの?

    ウパ/GM:「皆さん、急ぐんですぅ。 もうすぐ落ちますぅ。」

   セイグル:オリジナルアークを担いで逃げる。

         GM:ジョージも倒れてる。 誰か拾っていって。

 アクアリス:アタシも。

オシリス/GM:「ほらよ、お嬢ちゃん。」
            アクアを抱き上げる。

     クリス:やっぱりオスカー様は女の子優先ね。

         GM:部屋の外にはドラゴンが待機してる。
            「さぁ、乗ってくださいぃ。」

         GM:ソウル=ラグ=カースの浮遊要塞は墜落していく。

   セイグル:要塞は何処に落ちる?

         GM:要塞はエイサの町の上に浮かんでいた。

   セイグル:「おぉい、落ちるから逃げろぉ。」

         GM:浮遊要塞が飛んできた時点で皆避難してるよ。

   セイグル:念のためだ。

    ウパ/GM:「さてぇ、何処に降ろしましょうかぁ?」

     クリス:「向こうの浮遊要塞に降ろして。」

    ウパ/GM:「分かりましたぁ。」

         GM:浮遊要塞に戻ってきた。 ソウル=ラグ=カースの手下だったモン
            スター達もすでにお友達状態になっている。

  一同笑。

モンスター達/GM:
            「モウ戦ッテモ仕方無イモンナ。」

     クリス:「そうそう、みんなお友達☆」

賢者の杖/GM:「この浮遊要塞も遠からず墜落するぞ。 テレポーターで逃げるの
              じゃ。」

   セイグル:「制御はできないのか?」

賢者の杖/GM:「ティプトラでは浮遊要塞の動力となる龍の精髄は得られんのじゃ。
              ここまで飛んできたのも惰性じゃからな。」

   セイグル:「モンスターを連れて跳ぶのか?」

賢者の杖/GM:「テレポーターの行き先は無人のプファフェンじゃから問題無いじ
              ゃろう。」

     クリス:じゃ、飛べない人から順番に。

         GM:ウパとオシリス、オリバーはドラゴンに乗って飛んでいく。
            「お元気でぇ。」
            「またな、お嬢ちゃん。」
            「ふふ。 チュッ。」

     フィル:「あなた達は何者なんですか?」

    ウパ/GM:「秘密ですぅ。」

   セイグル:しまった、ドラゴンがいるのなら魚拓を取っておくんだった。

  一同爆笑。

         GM:テレポーターでプファフェンの町に帰ってきた。 ダークエルフ達
            が待っている。
            「やった様だな。」

     フィル:「ええ。」

エピュオム/GM:
            「まったくたいしたものだ。 芸人にさせておくには惜しい。」

     クリス:「芸人じゃないよ★」

賢者の杖/GM:「ところでエピュオムよ、相談なのじゃが、このモンスター達、
              ここに住まわせてやってはくれんかの? 他へ連れていくと大騒
              ぎになるでな。」
            「ああ、その方がいいだろう。」

     クリス:「ときどき遊びに来るからね☆」

エピュオム/GM:
            「ああ。 とはいえ、我々の価値観はお前たち他国人とは相容れな
              い部分が多くある。 お前たちとは個人レヴェルで友人とは思え
              るが、組織や国家はその限りではない。 これからもティプトラ
              国内、そして時には国外にも戦乱の火の手は上がるだろうが、そ
              のことをもって我々を責めてくれるな。」

  数ヶ月後、一行はミンバスの村に戻ってきます。

賢者の杖/GM:「祝杯じゃぁ。」

     クリス:「じゃ、乾杯!」

     フィル:ここまで祝杯しなかったんですか? 途中ローンカイラスとか通っ
            たはずですけど。

     クリス:きっと何回もやってるんだよ。

 アクアリス:報酬はどうなったの?

         GM:地図は今回完成しなかった。 が、2つの町を確認できたんで半額の
            5000金貨出そう。

 アクアリス:戦った分は?

         GM:それは地図作製組合が出す筋合いの物ではないからね。 地図作製組
            合からは全員に5000金貨ずつだ。

     フィル:全員? アークさんは?

         GM:それは流石に出ないな。

     クリス:じゃ、またアー君行き倒れ?

         GM:そうそう、ノートンはだね、
            「ノートン殿、ケオヅへの報酬はわたくしを通してくださりませ。」
            とうっきー!に言われたのでうっきー!にケオヅの分も渡した。で、
            うっきー!はケオヅには
            「とりあえずこれで借金は減りましたが、まだまだ残っております
              るのでしっかり稼ぐことでございまする。 それまでわたくし、
              貴殿についていきまする。」

  一同笑。

     クリス:ところで、この杖はどうなるの?

賢者の杖/GM:「クリス、わしがこやつの力を封じるから、お主が制御するのじゃ。」

     クリス:「あたしが? ソウル=ラグ=カース。 これから《蛇使い》で蛇に
              なるのはあんたよ。 こき使ってあげるからね。」

ソウル=ラグ=カースの杖/GM:
            「エルフの娘よ、私と手を組まんか? 私と手を組んで世界征服す
              ればワイン飲み放題だぞ?」

  一同笑。

     クリス:「ワイン?」

賢者の杖/GM:「こりゃ、クリス。 そやつの甘言に乗るでない。」

     クリス:「でもワイン飲めるもん。」

ソウル=ラグ=カースの杖/GM:
            「そうだ。 私と組めば大陸中のワイナリーが手に入るぞ。」

     クリス:じゃ、爺様はポイッ。

賢者の杖/GM:「こ、こりゃ、クリス。」
            そうすると爺様に乗っ取られる。

     クリス:えーん、また装備品になっちゃった★

     フィル:「姉さん…。」

     ヴォン:コンビ漫才がトリオ漫才になったな。

   セイグル:1人ボケツッコミができる奴はよくいるが、1人てんぷくトリオがで
            きるとはたいしたものだ。

     ヴォン:このまま芸人として巡業したらおひねりがもらえるぞ。

     クリス:えーん。

         GM:さて、それではこれでHTTキャンペーンを終了します。 おつきあい、
            どうもありがとう。

       一同:お疲れ様。

     クリス:「ちょっと待ってよ。 あたしは杖2本押しつけられたままなの?」

  アーク/GM:「それも人生やで。」

     クリス:「え〜ん。 アー君に、アー君に言われた〜。」

     フィル:ちゃきん。
            「アークさん、姉さんを泣かしましたね?」

 アクアリス:「ふぅ、まったく…。 まだまだ目を離すわけにはいかないわね。」

  東の果てへ(完結編)
                       1998/1/10 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録

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