ハイパーT&Tリプレイ

湖畔の館


キャラクター
  ルーン・ムー
    4レヴェル魔術師の少女。 本当の両親を探している。
  エィシンクロナス
     通称A。 人間の4レヴェル戦士。 刃物マニア。 ルーンとは幼馴染み。
  リュミエール
    4レベル僧侶のエルフ。 誰とでもお友達になれる。
  ゲンマリウス
    リュミに仕える3レベル聖闘士のドワーフ。 宝石細工を得意とする。
  フィリスターサス(2Pカラー)
    エルフの3レヴェル怪盗。 女と見紛うばかりの美少年。 リュミとは幼馴染み。
    姉のクリスターラから逃げている。
  プリケルマ
    フェアリーの慈愛教の僧侶。
    きらびやかなドレスを着込み、見掛けは美少女だが…。
  ニムゲ
    プルケルマに仕えることを選んでしまった聖闘士。
  シャラ
    エルフの女魔術師。
    故郷を飛び出した知り合い、スカールを連れ戻そうと探している。

         GM:それでは例によって自己紹介からどうぞ。

 プリケルマ:うちはフェアリー、慈愛教の僧侶や。

         GM:10フィートの棒を持ってる?

 プリケルマ:それはD&Dの女エルフや。

     フィル:フェアリー用の10フィートの棒は1/10サイズなんです。

 プリケルマ:つるはしの兄ちゃん探すのが目的や。

         GM:アークトゥルスかね。

     リュミ:バーサークが命の方ですねぇ。

         GM:探してどうする?

 プリケルマ:あんなん欲しい。

     ニムゲ:命の恩フェアリーであるプリケルマ様に仕える聖闘士、ニムゲでござ
            います。

 プリケルマ:出会ったこと後悔してへん?

     ニムゲ:後悔などするはずがございません。 プリケルマ様に出会って私はす
            くわれたのです。

     フィル:足元を。

     リュミ:強く生きるんですよぉ。

 プリケルマ:大丈夫や。 うちと一緒にいたら強くなれるで。

     ルーン:ルーン・ムーです。 拾われっ子で親探しの旅に出てます。 拾われた
            ときにムーンストーンのブローチ持ってました。

         A:彼女の幼馴染みのエィシンクロナス。 通称A。 刃物気違いで刃物使
            いたいがために戦士になった。

     フィル:2才違いなんですね。 いじめてたりしません?

         A:どうだったかな? 旅の目的は特に無い。 強いて言えば修業かな?

     リュミ:それは表向きで実はルーンさんと一緒にいたいからなんですぅ。

  一同笑。

     リュミ:いつかお2人の結婚式挙げてさしあげますぅ。

         A:と、彼には誤解されている。

     フィル:誤解でしょうかね?

         A:さぁ?

         GM:で、誤解してる人どうぞ。

     リュミ:調和教の僧侶リュミですぅ。 旅の目的は布教です。

         GM:布教という名を借りた…。

     リュミ:お友達作りですぅ。 さぁ皆さん手をとって輪になりましょう。

       ゲン:わしはリュミ様に仕える聖闘士のゲンマリウスだ。 リュミ様に導い
            ていただいている。 仲良くすることは良いことなんだ。

     フィル:エルフの怪盗、フィル(2Pカラー)です。 僕にはクリスという名
            前の姉さんがいるんですけど、いろいろいじめられるんで逃げてます。

     リュミ:あの人がいじめたりするはずないと思いますぅ。 ポッ。

     フィル:赤くならないでくださいな。 噂によると姉さんも冒険に出たそうで
            す。 ですから酒場には出来る限り近付きません。 もしかすると姉さ
            んがいるかもしれませんから。

     リュミ:クリスさんとフィルさんとわたしは幼馴染みなんですぅ。

     フィル:でも僕のことはすっかり忘れていましたよね?

     リュミ:そうでしたかぁ?

     シャラ:魔術師のシャラよ。 旅の目的は飛び出してしまった知り合いを連れ
            戻すこと。

 プリケルマ:知り合いって?

     シャラ:スカールという莫迦なエルフよ。 そのうち出すわ。

         GM:これ以上係累を増やしてどうするね、君達。

         GM:O^JXVjNsB

     リュミ:ルーンさんの故郷を求めて次の町に向かいましょう。 次はイルスで
            すねぇ。 私達の故郷に近付くことになりますけど、いいんですかぁ?

     フィル:姉さんがいるかもしれませんね。 でも酒場さえ近付かなければ大丈
            夫です。

  一同笑。

     フィル:もしいたらすぐに隠れます。

     ルーン:でもフィルって美形だから目立つのよね。

     リュミ:まわりに女の人が寄ってきますから隠れても見つかってしまいますぅ。

     フィル:女性だけとは限らないんですけどね。 困ったことに。

     リュミ:たいへんですねぇ。

         GM:では4人はタルカスに向かう、と。 そちらのエルフのお嬢さんはどう
            するね?

     シャラ:莫迦なエルフがいない聞き込みするわ。

 プリケルマ:それじゃ不特定多数になるで。

         GM:そうするとタルカスからシュニク経由でイルスに向かった莫迦なエル
            フがいる、という情報が聞けた。

  一同爆笑。

     リュミ:私のことですかぁ? 否定は出来ませんがぁ…。

 プリケルマ:そういう特定出来ないキーワードで探すのは無理があるで。

     シャラ:エルフのイメージを一変させてしまう様なエルフ。

 プリケルマ:それでも一緒やぁ!

  一同笑。

     シャラ:イルスに向かう。
            「あの莫迦。 とっとと連れ戻してやるわ。」

 プリケルマ:うちはあのつるはしの兄ちゃんがイルスに行ったと聞いたんでイルス
            に向かう。

     ニムゲ:プリケルマ様の仰せのままに。

         GM:では全員ほぼ同時にイルスに着いた。

     フィル:「とりあえず宿屋に行きましょう。」

     リュミ:「いえ、広場に行きますぅ。」

     フィル:「またマイムマイム踊るんですか?」

  一同笑。

     リュミ:「お友達を作りにいくんですぅ。」

     フィル:「“調和教の教え”=“お友達を作る”なんですね、リュミさんにと
              っては。」

       ゲン:ついていく。

     フィル:「じゃぁ部屋取っておきますね。」


     シャラ:「莫迦なエルフ見掛けませんでした?」

         GM:いきなり聞き込みするんだね? すると、

     リュミ:「さぁ皆さんお友達になりましょう。」

         GM:という声が聞こえてくる。

     フィル:そのうちマイムマイムも聞こえてくるんですね。

         GM:では広場の方はひとまず置いておいて先に酒場に行こう。

 プリケルマ:広場はもうすぐ酷いことなるで。 ニヤリ。

  一同笑。

         GM:酒場ではマスターがグラスを磨いてる。

 プリケルマ:ずっと同じグラス磨いてるんやな。

      フィル:キョロキョロ、姉さんはいませんね。

         A:「親父、酒。」

マスター/GM:「メチルかい、エチルかい?」

  一同笑。

         A:「飲める方。 ここの銘酒は?」

マスター/GM:「メチルは冗談だが、こんな真っ昼間から飲むのかい?」

         A:「今日はもう寝るだけだから。」

マスター/GM:「いろいろ取りそろえてるよ。」

         A:目がキラリ。

 プリケルマ:もう宴会モードやな。

     フィル:静かに食事したいので少し離れてます。

     ルーン:「マスター、こんな石見たことない?」

マスター/GM:「いやぁ、見たことないねぇ。」

     ルーン:「シクシク…。」

マスター/GM:「値打ち物かい?」

     ルーン:「値打ち物はこちらの翡翠の指輪です。」

  一同笑。

         A:「見せてどうする。」

 プリケルマ:自慢してるみたいや。

     フィル:「盗賊に狙われますよ。」
            ちなみに怪盗なら盗る前にまず予告状が来ます。

     シャラ:酒場に入って行って聞き込みするわ。
            「ねぇ、マスター、変なエルフの噂聞いたことなぁい?」

マスター/GM:「知らないねぇ。」

     フィル:「おや、人探しですか?」

     シャラ:「ええ。 あたしの村のエルフなんだけどね、エルフのイメージを台
              無しにする様な言動ばっかりするエルフなの。」

     フィル:「台無し?」

     シャラ:「人間の世界に出て人間の素晴らしさを学ぶんだ、とか言って…。」

     リュミ:人間は素晴らしいんですぅ。 エルフもドワーフもホビットも皆素晴
            らしいんですぅ。

     シャラ:「人間の言葉も話せないくせに村飛び出していったのよ。 あいつが
              いるとエルフの評判落ちてしまうわ。」

         GM:それじゃ広場。

 プリケルマ:「ニムゲ。」

     ニムゲ:「は、何でしょう?」

 プリケルマ:「兜取って。」

     ニムゲ:「はっ。」
            カポッ。

 プリケルマ:ニムゲの耳を噛む。

  一同爆笑。

         A:何の意味がある?

 プリケルマ:手帳取り出して
            『人間の耳は美味しくない。』

     ニムゲ:「御用はお済みでしょうか?」

 プリケルマ:「うん、もうええよ。 今度するときは左の耳に行くで。」

     リュミ:右の耳を噛まれたら左の耳を差し出すのですぅ。

  一同爆笑。

 プリケルマ:どんな宗教や。

     ニムゲ:「それが慈愛の教えなのですね。 ありがとうございます。」

 プリケルマ:何やよう分からへんけど、ありがたがってるから
            「そうやで。」

         GM:そうやって耳噛みながら歩いてるとエルフの僧侶が演説してる。

     リュミ:「さぁ皆さん、心を合わせて歌を歌いましょう。」

         GM:それは<説得>だな。

     リュミ:(コロコロ) 4レヴェル成功ですぅ。
            「さぁ歌いましょう。」

         GM:かなりの人数が集まってくる。 教義に同調というよりもとりあえず
            面白そうだから、だけど。

       ゲン:横で樽でも叩いてリズムとっていよう。

 プリケルマ:「ニムゲ、一緒に歌うで。 人集めるんや。」

     ニムゲ:「承知いたしました。 さぁ皆さん、歌いましょう。」

         GM:じゃぁ魅力度でどうぞ。

     ニムゲ:(コロコロ) 2レヴェル成功。

         GM:ならリュミほどではないが人が集まってくる。

 プリケルマ:まぁよう頑張った、というので頭撫でてあげる。

     リュミ:「さぁ心合わせて歌いましょう。」

 プリケルマ:「歌うんや。」

         GM:そうすると大合唱になる。

  一同爆笑。

         GM:本官さんらしき人達も来てるけど下手に手をだすと暴動になるかもし
            れない、と手を出しかねている。 

     リュミ:「さぁ本官さん達も一緒に歌いましょう。」

         GM:そのうち楽器を持った人達もやってくる。

         GM:宿の方にも音楽が聞こえてくるよ。

     フィル:耳栓して食事してます。

 プリケルマ:他人のふりしてるんやな。

     フィル:食事は静かにとりたいですから。

     シャラ:「マスター、あの歌は何?」

マスター/GM:「こんな大合唱されるのは初めてですよ。」
            ウェイトレスさん達が見にいきたそう。

     フィル:「行かない方がいいですよ。 一緒に歌わされますから。」

ウェイトレス/GM:
            「そうなんですか?」

     フィル:「抵抗失敗すると歌ってしまいます。」

         GM:まるでセイレーンだな。

         GM:そうして10曲も歌うと皆それぞれ散っていく。

     リュミ:「みなさん、また歌いましょうねぇ。」

       ゲン:終ったら樽をもとの所に片付ける。

 プリケルマ:あ、ドワーフがおる。 そっちにテケテケと飛んでいく。

       ゲン:「なんじゃ? フェアリーか?」

 プリケルマ:「ね、髭ちょうだい。」

  一同笑。

     シャラ:暴走始めてるわねぇ。

       ゲン:ブチッ。
            「ほら。」

 プリケルマ:「ニムゲ。火口箱。」

     ニムゲ:「はっ。」

 プリケルマ:ボウ。 燃えた。 手帳取り出して
            『ドワーフの髭は燃える。』

  一同笑。

     シャラ:しょっぱなから飛ばしてるわねぇ。

     リュミ:「もしもし、フェアリーのお嬢さん、何をしてるんですかぁ?」

 プリケルマ:「知識集めてるんや。 さてお腹空いたしご飯食べに行こうか。」

     ニムゲ:「はっ。」

     リュミ:「それではご機嫌よう。」

       ゲン:「そろそろわしらも宿に向かいましょう。」

     リュミ:「そうですねぇ。」

     シャラ:同じ方向に行くことになるのね。

 プリケルマ:後ろ振り向くといるんやな。

     リュミ:目が合ったら
            「ご機嫌よう。」

 プリケルマ:何回か振り返る。

     リュミ:その度に
            「ご機嫌よう。」

 プリケルマ:テケテケと酒場に入っていく。

     フィル:おや? フェアリー? ちょっとピンときたので視線合わせないように
            します。

  一同笑。

 プリケルマ:うちはバジリスクか?

       ゲン:バジリスクの方がましかも。

マスター/GM:「いらっしゃい。」

 プリケルマ:「お酒。 ニムゲ払っておいて。」

     ニムゲ:「はっ。」

 プリケルマ:財布外付けなんや。

     リュミ:「ただいま戻りましたぁ。」

     フィル:「大合唱でしたね。」

     リュミ:「ここの方達は優しい方ばっかりで一緒に歌ってくださったんですぅ。」

     フィル:「みんな抵抗に失敗したんですね。」

  一同爆笑。

     リュミ:「ルーンさんの方はどうでしたかぁ?」

     ルーン:「何も分からなかったわ。 シクシク。」

     リュミ:「大丈夫ですぅ。 きっとそのうち手がかりが見つかりますぅ。」

         A:「この酒はなかなかいけるぞ。」

     リュミ:「あ、私にもください。 あ、さっきお会いしたお嬢さんじゃないで
              すかぁ。」

 プリケルマ:ずっと前を飛んでたんやけど。

         A:「知り合いか?」

     リュミ:「さっき一緒に歌ってくださった方ですぅ。」

     フィル:「おや、あなたも抵抗失敗したんですね。」

  一同爆笑。

     ニムゲ:「さきほどの僧侶の方ですね。」

 プリケルマ:テケテケっと飛んでいってリュミの耳を噛む。

  一同爆笑。

     リュミ:長いから噛み易いかもすれませんねぇ。

       ゲン:噛むなら攻撃する。

     リュミ:「いけません、ゲンさん。」

       ゲン:寸止めして
            「リュミ様がそうおっしゃるのでしたら。」

 プリケルマ:メモメモ。
            『エルフの耳も美味しくない』

         A:「姉ちゃんも飲むか?」

 プリケルマ:「どうも。 ぐびぐび。」

     フィル:「それ以上勧めるのは止めた方がいいですよ。」

     ニムゲ:「これで結構お酒には強い方ですから。」

     フィル:「でも身体の大きさからするともうかなり飲んでるのでは?」

     リュミ:「コップに漬ってるという感じですねぇ。」

 プリケルマ:「う?」

     ニムゲ:「あ、溺れますよ、プリケルマ様。」

 プリケルマ:「うい。」

         A:「それだけで酔うのか。 フェアリーは安上がりだな。」

 プリケルマ:「ニムゲご飯。」

     ニムゲ:「はっ。 マスター、ご飯お願いします。」

 プリケルマ:「ご飯ご飯ご飯ご飯。」

マスター/GM:「やかましいのが来たな。」

     フィル:「耳栓使います?」

マスター/GM:「ところでお嬢ちゃん、」

     ルーン:「はい?」

マスター/GM:「さっきの宝石だけど、売りたいのかい?」

     ルーン:「このムーンストーンは売れません。 わたしの両親を探す唯一の手
              がかりなんです。 これだけを見につけていたそうです。」

 プリケルマ:それブローチやろ? それだけをってことは肌に刺しとったん?

     ルーン:違います。

マスター/GM:「お嬢ちゃん捨て子だったのかい?」

     ルーン:「捨て子って酷い…。 違います。 どなたかが育ての親に預けていっ
              たんです。」

マスター/GM:「そういう話ならこの商店街の外れに占いやってる婆さんがいるから
              訪ねてみたらどうだい? よく当るって評判だよ。」

     ルーン:「占い師?」

ウェイトレス/GM:
            「あたしもこの前占ってもらったんだけど、そしたら3ヶ月後に運命
              の人が現れるんですって。」

 プリケルマ:「ニムゲ、Goや!」

     ルーン:「わたしが先だもん!」

     ニムゲ:ああ、Goって商店街に行く、という意味だったのですね。

         A:アタックして運命の人になる?

 プリケルマ:ニムゲの頭の上に乗り込む。 というわけでパイルダーON状態。

  一同笑。

  ルーン達は辻占いのお婆さんの所にやってきます。

     ルーン:「もしもし、お婆さん。」

  占い師/GM:「…。」

     ルーン:「お婆さん?」

  占い師/GM:「…。」

 プリケルマ:「お姉さん。」

  占い師/GM:「なんじゃ?」

  一同爆笑。

 プリケルマ:「占って。」

  占い師/GM:「何を占うのかの?」

 プリケルマ:「あ、占ってもらうこと考えてなかった。 そや、うちはいつ結婚で
              きる?」

  占い師/GM:「手のひら見せてくれんかの。」

  一同笑。

  占い師/GM:「…小さいのう。 よく見えんわい。」

 プリケルマ:「ニムゲ、代りに手を出しや。」

     ニムゲ:「御意に。」

  占い師/GM:「ふむ、お前さん、受難の相が出ておるの。」

  一同爆笑。

  占い師/GM:「特に女難が強いの。」

  一同再爆笑。

 プリケルマ:「ニムゲ気ぃつけや。」

     ニムゲ:「お心遣い、ありがとうございます。」

 プリケルマ:「お姉ちゃん次どうぞ。」

     ルーン:「ねえお婆さん、わたしの故郷を探して欲しいの。」

  占い師/GM:「故郷とな。」

     ルーン:「この石が手がかりなんです。」

  占い師/GM:「ちょっと見せてごらん。」

     シャラ:娘よ!

  一同爆笑。

         A:それじゃいきなり話が終ってしまう。

  占い師/GM:「お嬢さん、これを何処で手に入れられたのかな?」

     ルーン:「育ての親に預けられたときに持っていたそうです。」

  占い師/GM:「そういうわけならその育ての親御さんが知っておるのではないのか
              の?」

     ルーン:「その両親も早くに亡くなってしまったんです。」

  占い師/GM:「ふむ、これはごく微かにではあるが魔法の波動を発しておるの。」

     ルーン:そういえば《鑑識眼》かけてなかった。

  一同笑。

         A:何してるんだか。

  占い師/GM:「わしも色々見てきたが、こういう物を見るのは初めてじゃの。」

     ルーン:「占えます?」

  占い師/GM:「ちょっと待っとれよ。」
            水晶玉取り出して覗き込む。

 プリケルマ:「外れ、と出てくるん?」

  占い師/GM:「少し黙っておれ。」

     フィル:横から掴んで持っていきたいですね、このフェアリー。

     ルーン:わたしは《浮遊》で飛ばしたいわ。

     リュミ:では《眠り》かけてさしあげましょう。 プリさん、お休みなさい。

 プリケルマ:(コロコロ) フェアリーが抵抗なんて出来へん。
            「はにゃ。」

         GM:じゃぁ落ちるのでダメージ。

  一同笑。

     ニムゲ:受けます。

     リュミ:で、私は体力使い果たしたのでへたりこみますぅ。

  一同爆笑。

 プリケルマ:命削ってそんな魔法かけるんか? 格好ええ。

     リュミ:疲れたといってもまだ6点残ってますから大丈夫ですぅ。
            「ああ、疲れましたぁ。」

       ゲン:肩を貸す。

  占い師/GM:「ふむ、見えるの。 男じゃな。 黒い服を着ておる。」

     ルーン:「お父さん?」

 プリケルマ:お母さんかも。

  占い師/GM:「それは分からぬ。」

     ルーン:お父さんかお母さんか分からない?

  一同笑。

     リュミ:「年はいくつくらいの方ですか?」

  占い師/GM:「ぼんやりとした写っておらんので分からぬ。 何やら靄がかかって
              おる様じゃ。」

     フィル:さぁ。《視界晴らし》です。

     ルーン:「背景には何か見えませんか?」

  占い師/GM:「これは神殿らしいの。」

     リュミ:「何の神ですぅ?」

  占い師/GM:「分からぬ。」

     フィル:多分あの神−というと語弊がありますけど−でしょうね。

     リュミ:「もう少し分かりませんかぁ?」

  占い師/GM:「もう絵が消えてしまった。」

     ルーン:「何処の神殿か分からないんじゃ大陸中回ってみることになるわ。」

     リュミ:「神殿ということが分かっただけでもいいじゃないですかぁ。」

     ルーン:「ならまず調和教の神殿から回ってみるからリュミさん、案内してね。」

  占い師/GM:「ちょっと待ちなされ。」

     ルーン:「あ、お金ですね。」

  占い師/GM:「いや、そうじゃなくての。」

     ルーン:「じゃ、お金要らないんですね?」

  一同笑。

  占い師/GM:「いや、もちろん見料はもらうがの。 ローンカイラスのイルダミア
              魔法学院ならそのブローチが何であるか分かるんじゃないかの。」

 プリケルマ:ローンカイラス? 行きたくない。

     リュミ:「ローンカイラスですかぁ? 私の故郷ですぅ。 もしかしたらクリス
              さんに会えるかもしれませんねぇ。」

     フィル:「じゃ、一旦帰ります? ローンカイラスといっても広いですからま
              さか姉さんに会うことは無いでしょうし。」

     ルーン:「じゃ、行ってみましょう。」

  ルーン達は宿屋に帰っていきます。 後には眠り込んでいるプリケルマとニムゲ、
そしてもう少し見ていたら面白そうだな、とフィルが残ります。

 プリケルマ:「パチッ。」

     ニムゲ:「お目覚めですか、プリケルマ様。」

 プリケルマ:「ねぇ、早くうちのこと占って。」

  占い師/GM:「もう少し手が大きくなったらの。」

  一同笑。

     フィル:「なんでしたら手相写しましょうか?」
            プリケルマさんの手相を大きく引き延ばして紙に写します。

  占い師/GM:「ふむ、破滅の相が出ておる。」

  一同爆笑。

  占い師/GM:「それでは見料は1回金貨5枚、3人分で15枚じゃ。」

 プリケルマ:「え?」
            キョロキョロ。
            「ああ、いつの間にか皆先に帰ってる。」

  一同笑。

  プリケルマ:「フィルも姿消してるし…。」

  ルーン達は宿屋に戻ってきます。 少ししてプリケルマ達も帰ってきます。

     フィル:《鑑識眼》まだかけてないのでしたらかけたらいかがです?

     ルーン:じゃぁ体力目いっぱい使って4レヴェルで《鑑識眼》かけるわね。

         GM:やっぱり分からない。 感じるのは魔法の波動なんだが、未知の魔法
            だ。

     リュミ:なら《神聖/邪悪感知》ですぅ。

 プリケルマ:うちが光る。

  一同笑。

    フィル:異教徒なら邪悪になるのでは?

    リュミ:調和教と慈愛教なら別に対立はしないでしょう。

         GM:別に何も光らないね。

         GM:何もしないならこのまま今日は終る。

 プリケルマ:はいはい、ニムゲの体力吸う。

  一同笑。

         GM:《聖闘士の務め》かけるんだね。

 プリケルマ:「ニムゲ、何処から吸われたい?」

         A:吸血フェアリーか。

     フィル:ひょっとしてプリケルマさんって羽根2枚?

 プリケルマ:「今日は鼻の頭から吸うで。」

     シャラ:痒そう。

     フィル:美人なんですから首筋から吸えば絵になるのに。

         A:同じサイズじゃないと首は噛めないだろ?

     リュミ:血管が浮いてる所じゃないと噛めないんですぅ。

 プリケルマ:ちょっとちょっと。 ほんまに噛んでるわけやないねんで。
            「チュウゥゥゥ。」
             っと。 体力11点吸わせてもらったで。
            「ニムゲおおきに。」 

     ニムゲ:「はっ。」

     シャラ:「あれ本当にフェアリー?」

     リュミ:「あれはあれでお幸せなんですよぉ。」

         GM:では翌朝。

     リュミ:「私達はイルダミアに向かいます。」

 プリケルマ:「ローンカイラス? そちらには行きたない。」

     フィル:「そうですね、フェアリーの方は止めた方がいいでしょう。 ローン
              カイラスではフェアリーはペット扱いされてしまいますから。」

     リュミ:「たしかにフェアリーさんは迫害されていますぅ。 でも、だからこ
              そ一緒に行ってこうやって仲よくなりましょう、と皆に広めるので
              すぅ。」

     フィル:「危険と分かってるのに引き込むわけにはいきませんよ。」

     リュミ:「私が守ってみせますぅ。」

     フィル:「守りきれるとは限りませんよ?」

     リュミ:「誰でも最初は危険が付き物ですぅ。 でも誰かがそれを乗り越えて
              こそ道が開けるのですぅ。」

     フィル:「でもそれに人を巻き込んではいけませんよ。」

     リュミ:「大丈夫ですぅ。 私達の故郷の人はむやみに危害加えたりしません。」

 プリケルマ:ニムゲの後ろで隠れる。

     リュミ:「さぁ、一緒に行って皆とお友達になりましょう。」

     フィル:「嫌がってるものを無理につれていくわけにはいきませんよ」

     リュミ:「誰かが最初にお友達になれば、その後次々と輪が広がって行きます
              ぅ。 さぁ、プリケルマさん勇気を出してその最初の人になるので
              すぅ。

         GM:<説得>振ってみるかね?

     フィル:<恫喝>じゃないですか?

     リュミ:<説得>で振りますぅ。

         GM:リュミは不幸のサイコロ持ってたね。 (コロ) 今回は発動しなかった。

     リュミ:(コロコロ) 3レヴェル成功ですぅ。

 プリケルマ:うちは(コロコロ) あかん、説得されてもうた。
            「ニムゲ、何やわからんけどあの兄ちゃんについていかなあかんみた
              い。」

     リュミ:「さぁ、行きましょう。」

 プリケルマ:「何や分からへんけど、ついて行くで。」

     リュミ:「そうです。 これで私達はお友達になれましたねぇ。」

     フィル:ではキャラクターシートのお友達欄に書き込んでください。

  一同笑。

     ニムゲ:「プリケルマ様、迫害されているフェアリーがいるのなら解放するた
              めに力を尽くすべきではないでしょうか?」

 プリケルマ:「そうやな。 さぁ、ニムゲ、行くで。」
            たまには宗教的に目覚めるんや。 3歩歩いたら忘れるけど。

       ゲン:飛んでるんじゃないのか?

 プリケルマ:なら3羽ばたき。

     シャラ:「あたしはどうしようかな。 あいつ探したいけどあてがあるわけで
              もなし。 変なエルフがこちらに向かったって噂聞いたんだけど。」

     フィル:「噂じゃあまり当てになりませんね。」

     リュミ:「よかったら一緒にローンカイラスに行きませんかぁ? あそこには
              たくさんエルフがいますから、その中に紛れ込んでいるかもしれま
              せん。」

     シャラ:「そうね、あいつ人間の言葉カタコトしか話せないし、エルフの中に
              いるかもしれないわね。」

     リュミ:「一緒に参りましょう。 旅は道連れといいますしぃ。」

     ニムゲ:道連れの意味が違いますね。

  一同笑。

 プリケルマ:ほんまに道連れや。

         GM:やっと出発したな。 さぁ、そろそろ巻き入れようか。

  一同笑。

         GM:1,2,3,4…ここまででシナリオの7行が終った。

     リュミ:終りませんねぇ。

     シャラ:そりゃこのメンバーじゃねぇ。

  ここまででゲーム開始から1時間半が経過しています。

         GM:では皆はイルダミアに着いた。

 プリケルマ:ほんまは途中で色々起る予定やったんやろ?

     リュミ:途中フェアリー達を励ましながら行きますぅ。

         GM:イルダミアの町中では学生風の人も目立つ。

     ルーン:「じゃ、わたし魔法学院に行くわ。」

         GM:全員ゾロゾロ行くのかね?

         A:「皆で行く意味は無いな。」

     ルーン:「なら1人で行くわ。 学院って危険は無いでしょ?」

 プリケルマ:「突然変な魔法が飛んできたりするかもしれへんで。」

     シャラ:「魔法には興味あるからあたしも学院に行くわ。」

     リュミ:「私もついていきますぅ。」

       ゲン:「なら当然わしもじゃな。」

         A:「俺は…。」

     リュミ:「ルーンさんが行くのならもちろん行きますよねぇ。」

         GM:そちらの2人はどうする?

 プリケルマ:面白そうな所探して飛び回る。
            「行くで、ニムゲ。」

     ニムゲ:「はっ。」

     リュミ:「プリさんが飛び回られるのは心配ですぅ。」

     フィル:「1人で飛ばない限りは大丈夫ですよ。 ニムゲさんが一緒にいれば所
              有物と見なされますから。」

       ゲン:ペットの持ち込みお断り、とか。

  一同笑。

         GM:「放し飼いにしてるんですか?」
            とか声かけられる。

 プリケルマ:ちょっとむかつくで、それは。

  ルーン達は学院に行き、アイテム鑑定の部署に向かいます。

         GM:鑑定の受付にはお姉さんが座っている。

     フィル:「すみません、鑑定お願いします。」

     ルーン:「こちらの石なんですけど。」

    受付/GM:「少々時間がかかりますがよろしいでしょうか?」

     フィル:「どれくらいかかります?」

    受付/GM:「それは分かりかねます。」

     リュミ:「では明日もう1度来ますから、どのくらい時間がかかるかだけでも
              教えてください。」

    受付/GM:「承知しました。」

     ルーン:「預り証書いてください。」

    受付/GM:「はい、こちらです。」

         A:「さて、宿に帰るか。」

     リュミ:「私は布教活動してまいりますぅ。」

 プリケルマ:「ニムゲ、帰ろう…。 この町面白無い。」

     リュミ:「プリさん、一緒にフェアリーは仲間なんだ、ということを訴えませ
              んかぁ?」

 プリケルマ:「そやけど…。」

     リュミ:「地道に訴えていけば人も動くものですぅ。」

 プリケルマ:「ほな行ってみようか。  ニムゲ、おいで。」

     ニムゲ:「はっ。」

  リュミ達は街角に出ると説法を始めます。

         GM:フェアリーとドワーフをつれて話すんだね?

     リュミ:「さぁみなさんお友達になりましょう。」

         GM:皆足早に去っていく。

     リュミ:「そこの若い方、さぁ、手を繋ぐのですぅ。」

         GM:さささささ。 ますます足早に去っていく。

 プリケルマ:「面白ない…。」

     リュミ:「諦めてはいけません。 僧侶であるあなたが諦めたら他のフェアリ
              ー達はどうなるのですぅ。」

 プリケルマ:それすごい説得力あるな。 ほらうちも説教始めてみる。

     リュミ:2人で呼び掛けますぅ。

 プリケルマ:「そこの学生さん、おいでおいで。」
            こら何か違う呼び込みや。

     リュミ:「シュンとしてじっとしてらした方がいいかもしれません。」

 プリケルマ:「そうかもしれへん。」

         GM:そうやってると、5つくらいの男の子が出てくる。 で、金貨3枚ほど
            握り締めてリュミに話しかける。
            「おじちゃん、このふぇありーうって。」

 プリケルマ:「うっ。」

     リュミ:「このフェアリーさんは小父ちゃんのお友達だから、お金とは交換出
              来ないんですぅ。」

  男の子/GM:「そうなの?」

     リュミ:「ぼうやだってお金と交換されちゃったら嫌でしょ?」

  男の子/GM:「だってぼくにんげんだもん。」

     リュミ:「フェアリーさんだって同じなんですぅ。」

  男の子/GM:「ふぇありーはちがうもん。 そうおかあさんがいってた。」

     リュミ:「フェアリーさんだって同じなんですよぉ。」

  男の子/GM:「そうなの? ぼくわかんない。」

     リュミ:「今は分からなくていいんですぅ。 フェアリーさんもお友達なんだ、
              ということだけ覚えておいてください。 ぼうやが大きくなる頃に
              はきっと変っていますからぁ。」

  男の子/GM:「じゃぁうれないの?」

     リュミ:「ええ。」

  男の子/GM:「うん、わかった。」
            男の子は去っていく。

     シャラ:家に戻って網持ってくんじゃ?

  一同笑。

     リュミ:「プリさん、気を悪くしないでくださいね。 あの子だって悪気があ
              ってああ言ってるんじゃないんですから。」

 プリケルマ:あれで悪気あったら殺ってるで。 《神の拳!》や。

     リュミ:「たとえ少しずつでも、フェアリーはお友達なんだ、という子供が増
              えていけばきっと変っていきます。」

 プリケルマ:そや、ああいうこと言うガキ1人ずつ誘き寄せて《神の拳!》してい
            ったら世界変るで。

  一同笑。

  結局この日の説法はたいした成果は上がらず、男の子の心に一石を投じただけに
終ります。

         GM:では全員宿に帰ってきた。

     リュミ:「さぁ、飲みましょう。 この地方ではプリカッツェが美味しいんで
              すぅ。」

     フィル:キョロキョロ。 ワインなんで出すと姉さんが出てくるんじゃ…。

     シャラ:「どうしたの?」

     フィル:「いえ、ちょっとね。」

     リュミ:「まぁまぁ飲みましょう。」

         GM:じゃぁ宴会モードかな? ドワーフの口に合うような強い酒は無いけど。

       ゲン:かまわん。 警護の任もあるからあまり酔うわけにはいかんしの。

 プリケルマ:隅っこの方で暗〜くなってちびちび飲んでる。

     リュミ:「プリさん、気を落さないでください。」

 プリケルマ:うちの心は遠くのお空に飛んでる。 ああ、うちは金貨3枚か…。 そ
            んな安いんか…。

  一同笑。

         A:安いのがショックだったのか?

 プリケルマ:30枚くらいやったらまだ許したるけど、占いの見料より安いねんで。

     フィル:「つれてきてしまったのはまずかったかもしれませんね。」

     リュミ:「いいえ、でもプリケルマさんの悲しみがやがて皆の心に伝わってい
              くのですぅ。 そうすればきっと変っていきますぅ。」

     フィル:「将来変るためだからといってプリケルマさんを悲しませていい理由
              にはなりませんよ。」

     リュミ:「ごめんなさい、プリさん。」

 プリケルマ:「うん…。」

     リュミ:「さぁ、今日は飲みましょう。」

  一同笑。

     シャラ:結局それなの?

 プリケルマ:ちょっと飲んでさっさと部屋に上がる。

         GM:宿代は金貨3枚。 ドワーフとフェアリーは1枚。

     シャラ:要するにペット料金ね。

         GM:ドワーフにはまともなベッドは用意されない。

     リュミ:「ゲンさん、あなたがベッドに寝てください。 私は床で寝ますぅ。」

       ゲン:「リュミ様を床で寝かせるわけにはいかぬ。」

         GM:一応ドワーフにも簡易ベッドは用意されるよ。

     リュミ:「あなたがベッドで寝ないなら私も寝ません。」
            そのまま床で寝ちゃいますぅ。

       ゲン:寝た頃見計らってベッドに運ぶ。

     フィル:師弟愛ですね。

 プリケルマ:うちはニムゲのベッドの潜り込む。

     ニムゲ:で、いつの間にか私はベッドの下に蹴落とされてるんです。

  一同笑。

 プリケルマ:広いベッドに大の字になって寝る。

         A:でかいベッドだな。

     ルーン:あれ? 女の子と男の人が同じ部屋でいいの?

 プリケルマ:ええねん。 どうせニムゲやし。

     シャラ:あたしとルーンが同室かな? 魔術師同士だし。

     フィル:僕は個室取ります。

     リュミ:皆さんと一緒の部屋にしないんですかぁ?

     フィル:静かに寝たいですから。

         GM:では翌朝。

     ルーン:学院に行くわ。

         GM:受付のお姉さんが
            「あ、ちょっとお待ちになってください。」
            と言って奥に向かう。 しばらくすると眼鏡かけて髭生やした爺さん
            が出てきて
            「ああ、あんたがあのブローチ持ってきた人じゃな?」

     ルーン:「何か分かりました?」

  鑑定士/GM:「ちょっと奥に来てくれんかの。」

     リュミ:ついていきますぅ。

  鑑定士/GM:「なんじゃ? 皆来るのか?」

         A:「彼女とは一心同体だから。」

     リュミ:「ああ、やっぱりそうだったんですねぇ。」

         A:いや、その場の言い逃れ。 ついていくための口実。

     リュミ:「いつかお2人の結婚式を挙げてさしあげますぅ。」

  鑑定士/GM:「ならあんただけついてきてくれ。」

         GM:ルーンとAは奥の部屋に通される。

     リュミ:《不可視の天衣》かけてついていきますぅ。

         GM:それは多分ばれるよ。

     リュミ:やるだけやってみますぅ。

     シャラ:それは変に疑われるだけよ。

     フィル:そうするくらいなら頼み込んだ方がいいですよ。

     リュミ:じゃぁ待ってますぅ。

         GM:では奥の部屋。
            「まぁそこにかけなされ。」

     ルーン:「何か分かりました?」

  鑑定士/GM:「このブローチじゃがの、これは拾い物かの?」

     ルーン:「親から譲り受けた物です。」

  鑑定士/GM:「親御さん?」

     ルーン:「本当の両親を探してるんです。」

  鑑定士/GM:「結論から言おう。 このブローチに付いてる飾り、これは大地教の
              物じゃ。」

     ルーン:「大地教?」

  鑑定士/GM:「大地教の存在は巧妙に隠されておるので普通の人は知らんじゃろう。」

     ルーン:「どんな宗教なんですか?」

  今の大陸、ドラゴン大陸が現れるまでに世界にはかつて7つの大陸が存在してい
ました。 大陸はその寿命を終えると新たな大陸を産出し、天に昇って神となるの
です。 そして8つめの大陸であるドラゴン大陸が数百年前の地震で神として覚醒
した、として崇めているのが大地教です。

  鑑定士/GM:「ドラゴン大陸が神として天に昇るのを助けよう、と信者達は活動し
              ておるそうじゃ。」

  大地教の僧侶は高位の司祭ともなれば大陸中を網の目の様に走ってる龍脈を流れ
る龍の精髄と呼ばれるエナジーを操ることが出来るようになります。 大地教の存
在が知られるとその力を利用しとうとするものが現れるかもしれません。 そのた
め大地教の存在は一般人には隠されています。

     ルーン:「この飾りをついた物は大地教信者が持ってる物なんですか?」

  鑑定士/GM:「そうじゃな、本来ならもっとはっきりと龍の形をしておる紋章が付
              いておるんじゃが、これはそれを隠しておる様じゃ。」

         A:「何らかの条件で出てくる?」

     ルーン:「魔法でですか?」

  鑑定士/GM:「そうじゃな。」

     ルーン:「どうすれば出てくるんです?」

  鑑定士/GM:「それは分からんのう。」

         A:「大地教の神殿の場所は分かるのか?」

  鑑定士/GM:「隠された宗教じゃからな。 あまり表立って聞いて回ると狙われる
              かもしれん。 じゃから、わしにここで聞いたことも口外しないで
              もらいたい。」

         A:「分かった。」

  鑑定士/GM:「そういうわけでお互い名前は聞かないことにしよう。」

         A:「しかしこれじゃ手がかりにならんな。」

     ルーン:「探せないわ。」

         A:「何か大地教信者を見分ける手がかりは無いのか?」

  鑑定士/GM:「もちろん同じ様なシンボルは持っておるじゃろうが、巧妙に隠して
              おるじゃろうな。 同じ大地教の信者ならそれが大地教の物だと分
              かるが、そうで無い者には普通の魔法の工芸品と区別つかんじゃろ
              う。」

     ルーン:「どうやって信者になるの?」

  鑑定士/GM:「同じ血族の者などに伝えていっておるのじゃろう。」

     ルーン:「じゃあわたしは両親は大地教なのかな?」

  鑑定士/GM:「あんたは魔術師になった様じゃし、どういうつもりであんたの親が
              それをあんたに渡したのかはわからんがな。 そうじゃな、もしよ
              ければ大地教のことをよりくわしく知ってる人を紹介してやろう。」

     ルーン:「お願いします、紹介してください。」

  鑑定士/GM:「その人にもわしから聞いたというとこは言わんでくれ。」

         A:「なら偶然訪ねてきた、とすればいいな。」

  鑑定士/GM:「わしの名前は出さんでくれよ。」

         A:「名前聞いてないじゃないか。」

  鑑定士/GM:「そうじゃったな。 その人の名は…。」

     フィル:ノイエさん?

     リュミ:ゼファーさんの方がありそうですぅ。

  ルーン達は以前大地教の信者と思われる者たちと会っています。 それがゼファ
ーとノイエ、そしてエミーです。

  鑑定士/GM:「レイモンド卿というローンカイラスの男爵じゃ。」

     フィル:違いましたか。

  鑑定士/GM:「今は政治の表舞台には出ずに隠棲しておる。」

         A:「その男爵は何処に住んでいる?」

  鑑定士/GM:「この町の北に深緑湖があるじゃろ? その対岸じゃ。 天気のいい日
              なら湖岸から男爵の屋敷が見えるじゃろう。」

     ルーン:「そこへ行くには湖を船で行くの?」

  鑑定士/GM:「それが一番安全じゃろう。 陸を行くと森の中を通らねばならんし
              の。 距離的には真ん中を直線に突っ切るのが早いんじゃが、あの
              湖はモンスターの巣窟だという噂もあるしの。岸沿いに行くのがい
              いじゃろ。」

 プリケルマ:大丈夫や。 巻きが入ってるからモンスターは出てこうへん。

  一同笑。

  鑑定士/GM:「わしに教えられることはここまでじゃな。」

     ルーン:「ありがとうございます。」

     リュミ:「何か分かりましたぁ?」
            どの程度話しますぅ?

         A:あまり話すとまずいからな。

     ルーン:「対岸の森の中の屋敷に住むレイモンドという男爵を紹介してもらっ
              たわ。 だけど、紹介してもらったということを知られては駄目な
              の。あくまで偶然を装わないとね。」

     リュミ:「では布教の旅の途中道に迷った、としましょう。」
            森の中なら迷った、というのにもそれなりに説得力がありますぅ。

     フィル:エルフがいるのに迷うんですか?

     リュミ:私なら迷うかもしれません。

  一同笑。

     フィル:なるほど。

     リュミ:ああ、納得されてしまいましたぁ。 シクシク。

     ルーン:「では行きましょう。」

     リュミ:「モンスターが出るなら回っていった方がいいですねぇ。」

         A:何日くらいかかる?

     リュミ:どのくらいの大きさの湖ですかぁ?

         GM:でっかい。 ドラゴン大陸最大の湖だからね。

     リュミ:船の手配ってありますぅ?

         GM:調べてみれば分かるけど、船はある。 対岸への直行便なんてのはも
            ちろん無いけど、岸沿いに行く船ならある。 普通に森を抜けていく
            よりもかなり早く着く。 3日か4日くらいかな?

     リュミ:直前で降りて1日森で迷うとしてぇ…。

     フィル:わざわざ本当に迷う必要は無いでしょう。

     リュミ:岸沿いに船が出てるなら船着き場はありますよねぇ? そこって村と
            かはあるんですかぁ?

         GM:漁が出来るんなら漁村が出来るんだろうけど、漁出来ないから小屋が
            あるだけ。

     リュミ:人は住んでないんですねぇ?

         GM:船乗りさんは住んでるけど、その人もそこが家なんじゃなくて、仕事
            のために出てきてるだけ。

     リュミ:じゃぁ途中で食糧買うって出来ないんですねぇ。 するとたくさん保
            存食が必要ですねぇ。 片道5日、1日3食として1人30食、8人で120食
            要りますねぇ。

         GM:保存食は1食5銀貨。

     リュミ:湖の水は飲めますぅ?

         GM:勇気があればね。 この湖の水はその名の通り深緑をしてるよ?

     リュミ:じゃぁ水も持っていかないといけませんねぇ。

     フィル:《食物の浄め》を使えばいいんじゃないですか?

     リュミ:その魔法は覚えてないんですぅ。

         A:樽買って転がしていくか。

     リュミ:かなりの重さになりますねぇ。

         GM:船に積むんだから重さは関係無いんでは?

     リュミ:でも降りた後のこと考えるとぉ。

         GM:いいよ。 それ言い出したら長旅出来なくなる。 船着き場で補給出来
            るとしよう。

  船に乗ってルーン達は対岸に向かいます。

         GM:途中モンスターは出なかった。

 プリケルマ:ほんまは何匹くらい用意してたん?

         GM:本当はねぇ…。 まぁそれは置いておこう。

     リュミ:船賃はいくらかかりましたぁ?

         GM:行きで10金貨。 フェアリーはペット扱いなので要らない。

 プリケルマ:う…。

         GM:やがで屋敷が見えてくる。

     リュミ:「こんな所に住んでいるのではきっと寂しい思いをなさってますぅ。
              お友達になりましょう。」

         GM:男爵の屋敷の側にも船着き場がある。

     リュミ:船頭さんに、私達が船でここに来たことを話さないでください、とお
            願いしますぅ。

 プリケルマ:それめちゃ怪しいで。

         GM:男爵の屋敷の前の船着き場は正式の物じゃないから特に言わない限り
            素通りされる。

     シャラ:余計なこと言わずに1つ前で降りて森を行きましょう。

         GM:手前で降りるんだね?

     リュミ:本当に迷うかもしれません。

  一同笑。

     シャラ:エルフが3人いるんだから大丈夫よ。

  1つ前の船着き場で降りたルーン達は森を抜け屋敷の前にやってきます。

     フィル:迷った様に見えるように少し身体汚しましょう。

         GM:2階建てで、正面に玄関がある。 ちょっと異様なのは…。

 プリケルマ:男爵が油舐めている。

         A:それじゃ化け猫だ。

 プリケルマ:ほな男爵は実は

プリケルマ&ニムゲ:
            芋だった。

  一同笑。

     リュミ:息ぴったりですねぇ。 ゲンさん私達もああなりましょうね。

       ゲン:うむ。

         GM:建物は幅が20m、奥行き30mくらい。

     リュミ:屋敷というほどの広さではありませんねぇ。

     フィル:地下に広大に広がってるかもしれませんよ。

         GM:異様なのは窓が無いこと。

     シャラ:窓が無い? つまり日光が入らない?

     フィル:それはあまり会いたくない方では? にんにくでも持ってくるべきだ
            ったかもしれませんね。

     シャラ:でも伯爵じゃなくて男爵なのよね。

     リュミ:大丈夫ですよぉ。 カランカラン。
            「今日はぁ。」

         GM:すると女の子の声で
            「どちら様ですか?」

     リュミ:「すみません、旅の僧侶でございますぅ。 道に迷ってしまいました
              ぁ。 どうか一晩止めていただけませんかぁ?」

         GM:「ちょっとお待ちになってください。」
            しばらくすると扉が開いて50歳くらいの身なりのいいおっちゃんが
            立っている。後ろにはメイドらしい女の子が控えている。
            「迷われたのですか。 こんなあばら屋でよろしければどうか休んで
              いってください。」

     リュミ:「ありがとうございます。」

         GM:では屋敷の見取り図を…。 (ごそごそ) あ、入り口書いてなかった。

  一同笑。

     フィル:では窓から入りましょう。

     ニムゲ:窓はありません。

     フィル:じゃぁ《泥だ沼だ》で壁壊しましょう。

         GM:正面玄関を入ると2階までの吹き抜けのホール。 で、正面の台座の上
            に翼の生えた悪魔の像がある。

       ゲン:それは…。

     ニムゲ:男爵が
            『その像は夜な夜な動き出して困るのですよ。』
            と言ってきたら嫌ですね。

     リュミ:《神聖/邪悪感知》したいですぅ。

     フィル:人の家に通されていきなり魔法をかけるのは失礼ですよ。 するなら
            集中して気付かれない様にしてかけてください。

     リュミ:なら<法力集中>で呪文やしぐさ無しでかけますぅ。

         GM:(コロ) まだ不幸のサイコロは発動しない。

     シャラ:あたしも<魔力集中>して《魔力感知》。

 プリケルマ:うちは<法力集中>して《死人感知》。

         GM:アンデッドの反応は無いよ。 彫像はもちろんガーゴイル。 魔力感じる
            し調和教の教義からすれば邪悪。

         A:リュミならお友達になろうとする。

     フィル:ガーゴイルは悪魔語ですね。

     リュミ:誰かしゃべれますぅ?

     フィル:誰もしゃべれませんいませんね。

     リュミ:あぁ、お友達になれません。

         A:戦いは避けたいな。

     リュミ:男爵が命じなければ戦いにはなりませんよ、きっとぉ。

         GM:大きさは3m40cm。

         A:でかいな。

     ニムゲ:ガーゴイルが、ですね。 一瞬男爵が、と思ってしまいました。

     フィル:男爵と戦いになったときにGMが
            『言い忘れてたんだけど男爵はジャイアントだよ。』
            と言ってきたら嫌ですね。

レイモンド卿の屋敷1階マップ
    ┏━━━━━━━━━━┯━━┯━━━━━━━━━━┓
    ┃          │  │          ┃
    ┃  物置      □  │  風呂場     ┃
    ┃          │  │          ┃
    ┠──────────┤  │          ┃
    ┃          │  │          ┃
    ┃  厨房      □  ├────────□─┨
    ┃          │  □          ┃
    ┠──────────┤  ├──────────┨
    ┃          │  │          ┃
    ┃  寝室1A    □  □  寝室1B    ┃
    ┃          │  │          ┃
    ┠──────────┤  ├──────────┨
    ┃          │  │          ┃
    ┃  寝室1C    □  □  寝室1D    ┃
    ┃          │  │          ┃
    ┠────┬─────┴□□┴─────┬────┨
    ┃    │              │    ┃
    ┃ 書斎 ├─┐          ┌─┤応接間 ┃
    ┃    ├─┤          ├─┤    ┃
    ┃    ├─┤          ├─┤    ┃
    ┃    ├─┤    ┌┐    ├─┤    ┃
    ┃    │      └┘      │    ┃
    ┃    │              │    ┃
    ┃    □              □    ┃
    ┃    │              │    ┃
    ┗━━━━┷━━━━━━□□━━━━━━┷━━━━┛

レイモンド卿の屋敷2階マップ
    ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
    ┃                        ┃
    ┃                        ┃
    ┃  ┌──────────────────┐  ┃
    ┃  │                  │  ┃
    ┃  │  ホール             │  ┃
    ┃  │                  │  ┃
    ┃  │                  │  ┃
    ┃  │                  │  ┃
    ┃  │                  │  ┃
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    ┃  └────────□□────────┘  ┃
    ┃                        ┃
    ┃                        ┃
    ┠─□──┬─┬──────────┬─┬──□─┨
    ┃    ├─┤          ├─┤    ┃
    ┃寝室2A├─┤          ├─┤寝室2B┃
    ┃    ├─┤          ├─┤    ┃
    ┃    ├─┤          ├─┤    ┃
    ┃    ├─┤          ├─┤    ┃
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    ┃    │              │    ┃
    ┗━━━━┷              ┷━━━━┛

         GM:皆は正面入って右手の部屋に案内される。
            「どうぞこちらの部屋へ。」
            この部屋は応接間になっている。 ドワーフとフェアリー以外には椅
            子を勧められる。 ドワーフにもパイプ椅子みたいなのが出される。

     シャラ:フェアリーはパイルダーON状態よね?

  一同笑。

         GM:「どうぞ。」
            メイドさんがお茶を出してくれる。

     リュミ:「どうもありがとうございますぅ。 ずずずずず…。」

         GM:メイドさんはみんな若い。 14〜18歳くらいの女の子達。

     フィル:実は男爵はロリコン?

    男爵/GM:「何処へ行こうとされていたのかな?」

     シャラ:この森で冒険のネタでも見つけたとしようかしら?

     リュミ:そのために最寄りの町から来た、としましょう。

         GM:最寄りの町はバスタウォックだな。

     フィル:「この森に冒険のネタがあるという噂を聞いたのでバスタウォックか
              ら来てみたんです。」

 プリケルマ:ボケのネタ?

  一同笑。

     フィル:「ここはどの辺りになるんです?」

    男爵/GM:「ここはもう深緑湖の湖岸ですよ。」

     フィル:「深緑湖? そんな所まで来てしまったんですね。」

     シャラ:「森抜けてしまったわね。」

    男爵/GM:「もっと北側に用事が?」

     シャラ:「ええ、来過ぎてしまったみたいです。」

     ルーン:わたしのブローチ見て男爵は反応しない?

         GM:特に何も反応は無い。

    男爵/GM:「ところでその冒険のネタ、とは何ですかな?」

     リュミ:「私は世界の宗教について勉強してるんですけども、この森の奥深く
              に忘れられた神殿がある、と聞いたんですぅ。」

    男爵/GM:「あなたは調和教のお坊様の様ですが、もちろん他の6つの神のこと
              もご存じですね?」

     リュミ:「ええ。 もちろん、私が仕えるのはアネルエ様ですけども、それ以
              外の神にも学ぶべきところはあると思っているんですぅ。」

    男爵/GM:「破壊教もですかな?」

     リュミ:「破壊について知らなければ創造も出来ないのではないか、と思いま
              すぅ。 ですから、出来るだけ色々なことを学んでそれを自分の信
              仰に生かしていきたいのですぅ。」

 プリケルマ:今の話聞いてたらすごいまともな人に聞こえるで。

     リュミ:「どんな宗教の人とも互いに教え合ってお友達になれるように努めて
              いるのですぅ。」

         GM:わりと筋道立ててるからこれは<説得>かな? でも実は嘘なんだし。

     フィル:騙すなら<詐欺>じゃないですか?

         GM:<詐欺>だな、やっぱり。

     リュミ:<詐欺>は持ってません。 ではハイパーポイント使いますぅ。

         GM:(コロ) 不幸のサイコロは発動せず。

     リュミ:(コロコロ) あ、1ゾロ。 (コロコロ) また1ゾロ。 (コロコロ) また
            1ゾロですぅ。

  一同爆笑。

     リュミ:(コロコロ) 29だから合計52ですぅ。

         GM:7レヴェル成功か。

     リュミ:偉業達成ですぅ。

 プリケルマ:ほな偉業カード出してや。

         GM:それは聞き出せたな。
            「忘れられた神殿があるというのは知らないが…。」
            男爵は大地教の話をし出す。 内容はだいたい学院で聞いたこと。 そ
            れに加えて、
            「大地教の神殿の場所は知らないが、もし大地教の神殿の総本山があ
              るとすればドラゴン大陸の精髄の中心である龍の背骨山脈の山中じ
              ゃろうな。」

     ルーン:そこに行くことになるのかな?

     フィル:背骨山脈と言っても広いですね。

     リュミ:「男爵様はどうして大地教のことを知ったのですかぁ?」

    男爵/GM:「わしも昔宗教に関する文献を調べたことがあるのでな。 その文献
              を当っていくうちに、文献には書かれていない、意図的に削除され
              た部分があることに気付いたのじゃ。 そこで実際に調べたところ、
              大地教の存在が分かったというわけじゃ。」

     リュミ:「何処で調べられたのですかぁ?」

    男爵/GM:「山脈の近くの村の古老じゃ。」

     リュミ:「何処の村ですぅ?」

    男爵/GM:「さて、もうかれこれ20年前になるからな。 はたして村がまだ在る
              かどうか。」

     フィル:高々20年じゃないですか。

     リュミ:「大地教は親から子に伝えられるものなんですかぁ?」

    男爵/GM:「大地終の存在自体が隠されておるのじゃから、外部と出入りはほと
              んど無いに等しい状態じゃろう。 とすればおそらく血族に伝えて
              るのじゃろう。」

     ルーン:ブローチ見せて聞きます。

     リュミ:見せちゃうんですかぁ?

     シャラ:危険だと思うわ。

         GM:ちなみに男爵は魔法の杖を持っている。

 プリケルマ:杖ならワイン飲ませるんや。

     ルーン:ならもう少し様子見るわ。

     リュミ:「私の知り合いに龍のシンボルらしき物を持ってる人がいるんですが、
              彼は親が分からないので親を探しているんですぅ。 彼の親の手が
              かりになりそうなのがその龍のシンボルだけなんですぅ。 彼の親
              を探してあげたいんですぅ。」

    男爵/GM:「なるほど。 しかしわしは先ほど話したくらいしか知らないのでな。」

     リュミ:「そうですかぁ。 どうもありがとうございましたぁ。」

    男爵/GM:「わしも若い方を迎えるのは久しぶりじゃ。 どうぞ旅のお話などを
              聞かせてくだされ。」

     フィル:若い方、ね。

     リュミ:私はまだ50歳ですぅ。

     フィル:姉さんより年下なんですね。

     シャラ:「ところで男爵、妙なエルフご存じじゃありません?」

  一同爆笑。

     シャラ:「カタコトの言葉で『わたし、知りたい、人間のこと。』とか言って
              るエルフなんですけど。」

    男爵/GM:「知らないな。 わしの知ってるエルフは皆流暢に話していたのでな。」

     シャラ:「そうですか。」

    男爵/GM:「とりあえず今晩はごゆっくりとお休みくだされ。」

         GM:8人か。 皆には1階の4部屋があてがわれる。 普段はメイドさんが使
            ってる部屋みたいでそれほど飾り気は無い。 各部屋ベッドは2つずつ。
            (寝室1A〜1D)

     リュミ:「2人ずつですねぇ。 まず僧侶と聖闘士は組、であとはルーンさんと
              シャラさん、Aさんとフィルさんですねぇ。 ルーンさんとAさん、
              というのもいいんですけどねぇ。」

     ルーン:「な…。」

     リュミ:「私としてはそうしたいんですけど、そうすると残りがシャラさんと
              フィルさんになりますぅ。」

     シャラ:「戦力配分考えたら魔術師が同じ部屋ってのは避けたいわね。」

     リュミ:「ならシャラさんとフィルさんが同じ部屋ですねぇ。」

     ニムゲ:リュミさんはフィルさんがどちらだと思ってるんです?

     リュミ:男だと思ってますぅ。 だからいつも同じ部屋にしましょう、と誘う
            んですがぁ…。

     フィル:それを拒否していつも1人部屋を取ってます。

     シャラ:「着替えるときは覗かないでね。」

     フィル:「ええ、お互い覗かない様にしましょう。」

  結局寝室1Aにはプリケルマとニムゲ、1Bにはリュミとゲン、1Cにはルーン
とA、そして1Dにはシャラとフィルが泊ることにします。

     ルーン:Aとは幼馴染みだし、大丈夫よね?

 プリケルマ:幼馴染みやから危いんやで。

  一同笑。

         GM:廊下の奥には風呂があるので自由に使っていいそうだ。

     リュミ:ああ、広いお風呂ですぅ。 泳いじゃいますぅ。

 プリケルマ:さっそく風呂に入るで。

     フィル:フェアリーなら茶碗風呂じゃないですか?

  一同笑。

         GM:広いから何人でも入れるよ。

     リュミ:「じゃ、時間を男女に分けて入ってしまいましょう。」

     フィル:「どうぞ入ってきてください。」

     リュミ:「フィルさんは入らないんですかぁ?」

     フィル:「僕は後で空いてるときに入ります。」

         GM:では全員時間変えて入れたことにしよう。 ここでフィルの入浴シー
            ンとか入れても楽しそうなんだが時間も迫ってるし。

     フィル:そうそう。

         GM:夕食は2階のホールに案内される。

     リュミ:「素敵なホールですねぇ。」
            歌って踊りたくなりますぅ。

  一同笑。

         GM:夕食ではこの地方の料理が色々並べられる。

     リュミ:ごちそう? ワインなんかも出てくるんでしょうねぇ。

         GM:男爵の隣には何やら不吉な香りを漂わせた男が座っている。

     リュミ:「はじめまして。」

 プリケルマ:奴隷商人とか言わんといてや。

         GM:男は黒ずくめて、首から金槌を象ったメダルを下げている。

 プリケルマ:え? やばいで、それ。

     リュミ:破壊教オーボーですかぁ?

    男爵/GM:僧侶なら知ってるでしょう。
            「こちら、わしの友人で葬儀屋を営んでおる男じゃ。 一緒に宗教談
              義に花を咲かせようと思うてな。」

     リュミ:破壊教の方は苦手ですけど、好奇心もあるので話聞きますぅ。

  食事の間、ルーン達は旅の話などをいろいろし、また男爵の方もかつての冒険譚
を披露します。

    男爵/GM:「10年ほど前に妻と娘を亡くしての、それ以来表舞台からは退いて隠
              棲しておったのじゃ。」

     リュミ:「では奥様と娘様のためにお祈りさせてください。」

  男爵は、その後奴隷市場に行っては女の子を買い、メイドとしての教育を施して、
他の貴族に仕えられる様にしてきました。

 プリケルマ:結局は奴隷売り飛ばしてるねんけどな。

         GM:たしかにメイド達はきちんと教育されている様だ。 ただやっぱり躍
            動感、とかそういうものはない。

     リュミ:国の形態がそうなってしまっているんですねぇ。 ここで奴隷制がど
            うとかいう話しても無駄でしょうしねぇ。 苛められている、とかい
            うのなら男爵退治になるんでしょうけどぉ。

         GM:そんな様子はない。 ちゃんと扱われてるよ。 では皆さん、<知性度
            >でセーヴィングロール。

A&シャラ&フィル:
            3レヴェル成功。

         GM:なら3人はメイドの中の1人がちょっと落ち着かない様な感じなのに気
            付く。

     リュミ:そわそわしてる?

         GM:何やら思い詰めた様な表情をしている。

     リュミ:でも気付かないんですぅ。
            「はぐはぐ。 美味しいですねぇ。」

         GM:もちろん酒も出される。
            「このワインはフローレンから取り寄せたものじゃ。」

     リュミ:「あぁ、フローレンのワイン。 素敵ですねぇ。」

     フィル:だから僕はフローレンには近付きません。 姉さんがいそうですから。

         GM:各種冒険譚の後は色々な雑談になる。 今食事してる2階のホールの回
            りの廊下には、男爵が今まで冒険で手に入れたり買い集めた品やその
            レプリカなどが展示してあるそうだ。

     リュミ:書物はありますぅ?

         GM:書物は1階の書斎。 壁一面の本棚になっている。

         A:閲覧はしてもいいのか?

         GM:書物は男爵が一緒にいるときなら見てもいいそうだ。

     リュミ:「それは是非閲覧させてください。」

    男爵/GM:「では書斎に行こうかの。」

  夕食後、ルーン達は部屋に戻ってきます。 リュミとゲンは男爵について書斎に
向かいます。

     シャラ:「ねぇ、フィル、メイドの中に様子おかしい娘いたの、気付いた?」

     フィル:「ええ。 気になりますね。」

     シャラ:「皆にも一応言っておいた方がいいと思うわ。」

         GM:皆にふれて回るんだね?

       ゲン:慈愛教ペアには言わなくていいと思う。

  一同笑。

 プリケルマ:ええもん。 風呂入ってるもん。

         A:「おう、お前たちも気付いたか。 探ってみる価値はあるかもしれんな。」

     リュミ:でも男爵も葬儀屋さんも、悪い方には見えませんでしたぁ。 ガーゴ
            イルを置いているのは気になりますがぁ。

     フィル:めったにありませんよ、そんな屋敷。

     シャラ:「とにかくあの娘とコンタクト取りたいわね。」

         GM:メイドは常に1人、玄関ホールにいる。 今いるのはその娘じゃない。

         A:「あの娘と入れ替わったときを見計らって声かけるか。」

     リュミ:入れ替わるとは限らないんですぅ。

         A:「メイドに接触するなら女の子の方がいいだろうな。」

     リュミ:プーンの方がいいとおもいますぅ。

 プリケルマ:うちはプーン扱い? ええもん、風呂入ってくるから。

     リュミ:女の子3人で行けばいいんですぅ。 お肌すべすべになりますよぉ。

 プリケルマ:行くって風呂かい。

     リュミ:メイドさんの部屋に行きたいならそれでも…女の子同士なんですから、
            お茶しようって部屋に押し掛けたらいいんですぅ。

         A:何処から出すんだ。

 プリケルマ:干し肉とか乾パン持って行く。

  一同笑。

     リュミ:その辺からワインくすねてくんですぅ。

         GM:と、知恵をつけるリュミは今いない。

     リュミ:ああ、そうでしたぁ。

         A:まあ男ばっかりで行くのはまずいだろうな。

     リュミ:フィルさんなら分からないから大丈夫ですぅ。

  一同笑。

     リュミ:口紅でもすれば完璧女の子ですぅ。

     ルーン:塗ってあげる。

     フィル:それは昔森でエルフの御姉様方にさんざんされたからいいです。

     シャラ:皆でよってたかって化粧するのね。

     フィル:逃げます。

         GM:なら<攻撃回避>だ。

  一同笑。

  ルーン達はなんとかあのメイドに接触しようとしますが、中々うまくいきません。

     ルーン:「お茶持ってきてくださらない?」

  とか、

         A:「腹減ったから何か作ってもらえないか?」

  とか、はては

     リュミ:ガシャン!
            「ああ、ポット落してしまいましたぁ。」

  とかまでしたのですが。

 プリケルマ:うちらってとんでもない客やな。

  さらにはメイドの部屋に忍び込んだりまでします。

     シャラ:見つかったらす巻きね。

  それでも目的を果たすことは出来なかったのでした。

         GM:そんなこんなで時間は過ぎていく。

     リュミ:「寝るときには念のため入り口に《警報》かけましょう。」

 プリケルマ:「ニムゲから吸い取った体力あるからうちもかけられるで。」

     リュミ:「じゃぁ2ヶ所ずつかけましょう。」

 プリケルマ:寝る前にまたニムゲから吸っとくで。 今晩は眉毛からや。

         GM:さて深夜2時頃。 リュミの《警報》反応がある。 シャラとフィルの
            部屋だ。(寝室1D)

     リュミ:「はっ。 ゲンさん、起きてください。」

       ゲン:「はっ。」

         GM:あの娘が忍び足で入ってくる。

 プリケルマ:夜這いや。

     リュミ:で、どっちが本命ですぅ?

  一同爆笑。

         GM:シャラとフィルは<知性度>でセーヴィングロール。

     シャラ:(コロコロ) 1レヴェルよ。

         GM:それじゃ目覚さない。

     フィル:僕は自動失敗です。

     リュミ:ああ、<知性度>高い人達なのに。
            「ゲンさんはここで待機していてください。」
            隣の部屋に行きますぅ。

         GM:さて彼女の<忍び足>は…(コロコロ) 自動失敗とか言ってる。

     リュミ:ドンガラガッシャーン。

         GM:気付いていいよ。

     フィル:「おや? あなたは?」

     リュミ:さぁ2人で魅了するんですぅ。

     シャラ:「何かお話があるんでしょ?」

  女の子/GM:「え、ええ…。わたしはミナと言います。」

     リュミ:姿現して
            「どうかしたんですぅ?」
            ゲンさんにもおいでおいでしますぅ。

     シャラ:それは彼女のプレッシャーかかるから止めた方がいいわ。

     リュミ:じゃぁエルフ3人組で話聞きましょう。

     フィル:「どうぞかけてください。」

    ミナ/GM:「はい。」

  ミナは2年ほど前にこの屋敷にやってきました。 その間に何回がメイドの入れ替
わりもありました。 ミナと中の良かった女の子もあるときローンカイラスのさる
貴族に仕える、ということで去っていきました。

    ミナ/GM:「彼女からは今でも時々手紙が来ます。 内容は特に当たり障りの無
               いことなんですけど。」

     フィル:切手を剥がすとそこに『助けて』と書いてあるかもしれません。

  その女の子が屋敷を去るときには、あの破壊教の僧侶が御者をしていたそうです。
ミナは彼女を見送りたかったのですが、男爵から止められてしまいます。 そこで
ミナは屋敷を抜け出し、草むらに隠れてやってくる馬車を待つことにしました。

    ミナ/GM:「ですが…馬車の中には誰も乗っていなかったのです。」

     ニムゲ:御者も?

     シャラ:「それはいつの話?」

    ミナ/GM:「3ヶ月くらい前です。」

     リュミ:「手紙は来るんですよねぇ。」

    ミナ/GM:「ええ。月に1回くらいの割合で。」

         A:手紙は本人が書いたのか?

     シャラ:時間があればかまかけてみられるんだけどね。 本人しか分からない
            様な情報を聞いてみるの。

         GM:さて廊下にいるゲンさん、<聞き耳>チェックイして。

       ゲン:ん? (コロコロ) 自動失敗じゃ。

         GM:何も気付かないな、それじゃ。

     リュミ:「すみません、その手紙を持ってきてくださいませんかぁ?」

    ミナ/GM:「はい。」

 プリケルマ:うちらも起してや。

     フィル:手紙取りに行って貰ってる間に皆を起しておきましょう。

         GM:ではフィルは<聞き耳>チェック。

     フィル:成功です。

         GM:玄関ホールの方から物音がする。

         A:ガーゴイルか?

     フィル:ミナさんを押し止めて玄関ホールへの扉を少し開けて覗き込みます。

         GM:ガーゴイルが戦っている。

     フィル:誰と?

         GM:ガーゴイルと戦ってるのは人間と思われる黒ずくめの人影が2つ、犬
            が3匹。

     シャラ:犬?

     フィル:では寝てる人を起しましょう。 ルーンさんとAさんの部屋の扉を蹴
            り開けます。

 プリケルマ:そしたらうちの頭に《警報》が響くねんな。
            「ん? なんや?」

     ニムゲ:「何が起ったのですか?」

     リュミ:「どっちが敵か味方か分かりませんねぇ。ここは両者戦いで疲弊した
              ときに行くのがいいと思いますぅ。」

 プリケルマ:「あんたときどき恐いな。」

         GM:では両者の戦い。 (コロコロコロコロコロ)

 プリケルマ:なんやいっぱいサイコロ振ってるな。

         GM:ガーゴイルが押されてる。

         A:「どちらが味方か判断出来ないのでは手を出せないな。」
            とりあえず武器の準備だけはしていよう。

 プリケルマ:武器研ぐん?

  一同爆笑。

     シャラ:《魔力感知》。

 プリケルマ:《神聖/邪悪感知》や。

         GM:戦闘してるからそちらに注意払う余裕は無いな。 気付かずにかけら
            れる。

 プリケルマ:ガーゴイル相手に余裕かませる奴やったら嫌やで。

         GM:ガーゴイルはもちろん魔法、人影は人自体には感じないが、何らかの
            魔法の品を身につけてる。 犬からは感じない。 邪悪はガーゴイルか
            らのみ感じる。

     シャラ:「あたし達は男爵の客なんだからガーゴイルに加勢するべきかしら?」

         GM:手を出さないなら戦いは続いていく。 (コロコロコロコロコロ) この
            ターンもガーゴイルが押されてる。

 プリケルマ:「もっと近付いて様子見てみる。」

     ニムゲ:「それは危うございます。」

 プリケルマ:「うち飛べるから平気や。」
            うちが危くなったらニムゲが助けにくるから、その間に逃げられる。
            …うちって鬼畜?

         GM:次のターンはどうする?

 プリケルマ:扉の隙間からテケテケと飛んでいく。

     ニムゲ:「お待ちください、プリケルマ様。」
            扉を開けて追い掛けます。

     シャラ:マジに行くの?

 プリケルマ:この状態で男爵が出てこえへんのが気になるねん。 そやから戦闘し
            てる横抜けて書斎へ行くねん。 向こうにはうちに構うてる余裕無い
            やろ?

     ニムゲ:プリケルマ様が行かれるのでしたら行きます。

     リュミ:「待ってください。」
            私も追い掛けますぅ。

       ゲン:それではわしも自動的に行くことになる。

     フィル:なし崩しにホールに出てしまいましたね。 しかたありません、
            「何物だ!」
            と叫びつつホールに出ましょう。

 プリケルマ:ほな書斎に行くで。 これで出てこえへんのは絶対何かあるねん。

     フィル:書斎に隠れて震えてるのかもしれませんよ?

     シャラ:逃げてるのかもしれないわね。

 プリケルマ:でも窓無いで?

     シャラ:隠し通路があるかもしれないわ。

         GM:出るだけで戦闘には参加しないんだね? ならそっちにはヒットは行
            かない。(コロコロコロコロ) ガーゴイル押されてる。 どうやらガー
            ゴイルはハイパーバーサークしてる様だ。

         A:ハイパーバーサークでまだ押されてる? 戦いたくない相手だな。

     リュミ:人間の方はハイパーしてないんですねぇ?

         GM:バーサークもしてない。

         A:とんでもないな。

         GM:フィルの問いかけに対する返答は
            「お前らこそ何者だ?」

  一同笑。

 プリケルマ:客や。

     リュミ:言語は?

         GM:共通語。 フィルは共通語で問いかけたからね。

 プリケルマ:男? 女?

     ニムゲ:たまに分からない方もいらっしゃいますね。

         GM:2人とも男。 体型からして多分人間かエルフ。 1人はブロードソード、
            もう1人は短剣二刀流。

     リュミ:犬は普通の犬ですぅ?

         GM:とくに戦闘に訓練されたという感じでは無い。

     シャラ:つまり人間2人が強いわけね。

         GM:ブロードソード持ちが強い。
            「君達に危害を加えるつもりは無い。」

     シャラ:見てていいのかしら?

     フィル:「お前達の目的は?」

長剣の男/GM:「詳しいことは後だ。」

         A:そりゃ戦闘中に長々応えられないだろうな、

 プリケルマ:実は男爵のお友達とか。

         A:毎回ガーゴイルと戦っていく?

 プリケルマ:そうやってお互いの力確かめ合うねん。

  ルーン達はそのまま謎の男達とガーゴイルの戦いを静観します。 その間にプリ
ケルマは書斎の方に飛んでいきます。

 プリケルマ:今はたと気付いたけど、この中におる奴の方が恐いんとちゃうやろか?

         GM:書斎には誰もいない。

 プリケルマ:隠し通路探す。(コロコロ) 1レヴェル成功や。

         GM:では本棚がスライドするのを見つけた。

 プリケルマ:「ニムゲ、本棚って動くもん?」

     ニムゲ:「普通は動きません。」

 プリケルマ:「ニムゲ、動かして。」

     ニムゲ:「はっ。」

         GM:隠し通路か開く。

 プリケルマ:覗き込むで。
            「ニムゲ、行ってみよか。」

     ニムゲ:「御意。」

         A:ちょ、ちょっと待て。 先に行くんじゃない。

  そうこうしてるうちにガーゴイルは斃されます。

     フィル:「ではあなた方の目的を聞かせてもらえますか?」

長剣の男/GM:「悠長なこと言ってる場合じゃ無い。 ガーゴイルが復活してしま
              うぞ。」

     シャラ:「身体の一部が無くなれば復活しないのよね。 犬にくわえさせて
              持っていかせたら?」

二刀流の少年/GM:
            「あ、それいいね。 じゃ、ラン、これ持って遠くへ行って。」
            「オン。」

     リュミ:結構若い人なのかな?

長剣の男/GM:「男爵はその部屋にはいないのか?」

     フィル:「それに答えるわけにはいきませんね。」
            まだどちらに味方するべきか分からないんですから。

  その瞬間書斎から…。

 プリケルマ:「ニムゲ、男爵おらへんな。 この穴から逃げたんやな。」

  一同爆笑。

     ニムゲ:「きっとこの屋敷の何処かに通じてるんだと思います。」

長剣の男/GM:「男爵はいないのか。」

     フィル:「あなた方は何なのです?」

長剣の男/GM:「それを説明してる余裕は無いんだ。 奴はもう行動を開始している。」
            と言って階段を駆け昇っていく。

     リュミ:ついていきますぅ。

         GM:男達は2階の大広間の扉をバン、と開けて踊り込む。

         A:一緒に入る。

         GM:部屋の中には男爵とメイド7人。

     シャラ:メイドも?

     リュミ:ミナさん以外全員? 操られてるんですぅ?

     シャラ:「ミナをガードしておいて。」

     リュミ:「分かりましたぁ。」

         GM:大広間の中央には魔法陣が描かれている。

     フィル:魔法陣? 何か呼び出す気でしょうか?

         A:プリケルマとニムゲは来てないんだな。

 プリケルマ:ニムゲ、後で美味しいところで出るんやで。

     ニムゲ:はっ。

     フィル:高い所からギターを鳴しながら現れるんですね。

 プリケルマ:「ニムゲ、行くで。」

     ニムゲ:「はっ。」

         GM:この屋敷に窓が無かったのは、屋敷の壁添いに隠し通路が延々と続
            いてたから。 各部屋に隠し扉で出られるようになっている。

     フィル:ということはお風呂にも?

     ニムゲ:これならすぐに彼らに合流出来ますね。

 プリケルマ:でもしばらく様子見てピンチになってから出るんや。

     シャラ:味方が崩れてから来たら手遅れよ。

長剣の男/GM:「レイモンド男爵、いや魔法将軍レイモンド。 仲間の敵、討たせ
              てもらうぞ。」

     リュミ:魔法将軍?

         A:何者だ?

 プリケルマ:偉そうな肩書きやな。

    男爵/GM:「何のことじゃ? こんな深夜にやってくるとは無礼な客じゃ。」

         A:深夜にメイドに囲まれてる方も怪しいぞ。

     ルーン:ハーレム?

         GM:メイド達は男爵に取りすがってる様だ。

     リュミ:メイドさん達にとっては男爵は育ての親なんだから当然ですぅ。

         GM:「よいか、皆、わしから離れるんじゃないぞ。」
            「卑怯な。 その娘達を離せ。」

         A:盾にする気か?

    男爵/GM:「助けたければここまで来るがよい。」

     フィル:男爵のそのセリフは明らかに悪役ですよ。

         GM:男爵の言葉で長剣の男は魔方陣突っ切って男爵に突っ込む。

         A:魔法陣の上通るか?

         GM:男爵は
            「皆、避けろ!」
            と言ってメイドを突き飛ばす。 が、そのためメイドの1人がバランス
            を崩してかえって剣の方に向かうような形になってしまう。 <知性
            度>で1レヴェルのセーヴィングロールをどうぞ。

全員(もちろんプリケルマとニムゲは除いて):
            成功。

         GM:男爵は一見メイド達を庇おうとしてる様に見えるが、実は巧妙に盾に
            してるんだと分かる。

         A:魔方陣通っても影響は無かったのか?

         GM:今の所はね。 長剣の男はとっさに剣を止めようとするが止められず
            女の子の腕に浅く怪我させてしまう。

     シャラ:それでも一撃で死ななかったのは運が良かったわ。

         GM:女の子を怪我させてしまった彼は怯んで後ずさりする。 と、突然あ
            の葬儀屋が現れて鎌で斬り付ける。

         A:姿を消していたな。

         GM:(コロコロ) これは生死判定だな。 レヴェル高いから目標レヴェルも
            高いな。

     リュミ:ガーゴイルに勝ってしまう人なら相当高いんですぅ。

         GM:ハイパーポイント使って生きてはいる。 魔法陣の中央で瀕死状態。

     ニムゲ:それはいきなり生贄に使われそうですね。

         GM:二刀流の少年が
            「ランドルフ!」
            と駆寄ろうとする。 葬儀屋は倒れた男の首に鎌をあてて
            「近寄るな。」

 プリケルマ:ええ悪役ぶりや。

    男爵/GM:「おや、お客人達もお休みの所を起してしまったようじゃな。 すぐ
              にすみますのでどうぞごゆっくりお休みくだされ。」

     フィル:「どういうことですか?」

    男爵/GM:「わしを目の敵にする者達がいましての。 ほんの2週間ばかり前にも
              退治してやったのじゃが。 いや、お騒がせして申しわけありませ
              ん。」

     リュミ:「お待ちください、私は調和教の僧侶として、みすみす命が失われる
              のを見過ごすことは出来ません。 この者の命、私に預けていただ
              けませんかぁ?」

    男爵/GM:「それは出来ませぬな。 こやつらとわしは言わば不倶戴天の敵同士。
              たとえ今助けたとしても再びわしの命を狙ってくることになる。」

     リュミ:「ではそうしないように私が説得いたしますぅ。」

    男爵/GM:「そうなれはわしは助かるが果たして聞きますかな? どうじゃ、そ
              ちらの男?」

     リュミ:「聞いてください。」

二刀流の少年/GM:
            「誰に何と言われたって諦めるもんか。」

     フィル:「事情を話して貰えませんか?」

二刀流の少年/GM:
            「…分かった、全部言うよ。 ローンカイラスの貴族、レイモンド男
              爵は<龍の首>カザンの魔法将軍なんだ。」

     リュミ:「カザン?」

     フィル:「あそこは“龍の慟哭”があるから通れないはず。」

二刀流の少年/GM:
            「カザン帝国はドラゴン大陸の征服を狙って大陸全土にスパイを送り
              込んでるんだ。 レイモンドは30年前からここローンカイラスで活
              動をしてるスパイなんだ。」

         A:それに対する男爵の反応は?

         GM:男爵は何も言わない。 葬儀屋は薄ら笑いを浮かべている。

     リュミ:葬儀屋さんの名前はなんですぅ?

         GM:ダンカン。

     リュミ:「ダンカンさん、その人を離してあげてください。」

ダンカン/GM:「そうは…いきませぬな。 こちらにも…こちらの…事情というもの
              が…ありましてな。 …くっくっ。」

     リュミ:「その事情を話してもらえますぅ?」

ダンカン/GM:「あなた方には…関わりの無いこと。 …くっくっ。」

     フィル:「ここまで見てしまって何も知らずにこのまま行け、というのは無理
              です。」

ダンカン/GM:「それは…困りましたな。 …くっくっ。」

     リュミ:「私はその人を助けたいんですぅ。 神に仕える物として、それを曲
              げるわけにはいかないんですぅ。」

ダンカン/GM:「ならば…あなた方も…我々の…敵と…なりますかな? …くっくっ。」

     リュミ:「私はただその人の命を救いたいだけですぅ。 その物騒な物を引いて
              もらえません?」

ダンカン/GM:「それを…すれば…あなたは…拙僧に…何を…してくださるのかな?
             …くっくっ。」

     リュミ:「何をさしあげればよいですぅ?」

 プリケルマ:あなたが欲しい。

  一同笑。

     リュミ:「人の首に刃物を突きつけていては、平和に話はとてもできません。」

ダンカン/GM:「そもそも…これは…平和な…交渉では…ない。 …くっくっ。」

     リュミ:なるほどぉ。

 プリケルマ:丸め込まれてる。

         GM:そう話をしてる間にも血はどくどくと。

     リュミ:「私はこれからそちらに近寄りますぅ。 私はあなたに危害を加える
              つもりはありません。 武器は持っておりませんし、調和教には攻
              撃的な魔法もありません。」

ダンカン/GM:「では…どうあっても…近付かれると。 では…拙僧は…ここで…引
              いて…後は…男爵の…判断に…任せるといたそう。 …くっくっ。」

     リュミ:「ありがとうございますぅ。」

    男爵/GM:「リュミエール殿、あなたの人の命を助けたいという思いには圧倒さ
              れる。 じゃがわしも伊達に修羅場を潜ってきてはおらん。」

     リュミ:「お願いしますぅ。」

    男爵/GM:「この者達をそちらにやってもいいですかな?」

     リュミ:「メイドさん達をですぅ? どうぞぉ。」

         A:手下かもしれない。

    男爵/GM:「行け。」
            メイドがやってくると同時にダンカンは引いていく。

     リュミ:ならば倒れてる人の所に向かいますぅ。 《手当て》ですぅ。

         GM:なら出血は止る。

  GMはメイドを現すフィギアを次々と移動させていきます。(配置図1)

         GM:メイド達はこう動く。

         A:「おい、魔法陣を描くな。」

     シャラ:「六芒星?」

     フィル:メイドさん達の様子は?

         GM:非常に冷静な感じ。

     ニムゲ:実は皆グルだったんでしょうか?

配置図1
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃                                ┃
 ┃                                ┃
 ┃  ┌──────────────────────────┐  ┃
 ┃  │            爵             │  ┃
 ┃  │         葬                │  ┃
 ┃  │                          │  ┃
 ┃  │          /─娘─\           │  ┃
 ┃  │         /     \          │  ┃
 ┃  │        /       \         │  ┃
 ┃  │       娘         娘        │  ┃
 ┃  │       │         │        │  ┃
 ┃  │       │    娘    │        │  ┃
 ┃  │       │   ゲ 男   │        │  ┃
 ┃  │       娘    リ    娘        │  ┃
 ┃  │        \       /         │  ┃
 ┃  │         \     /          │  ┃
 ┃  │          \─娘─/           │  ┃
 ┃  │                          │  ┃
 ┃  │           フ  A           │  ┃
 ┃  │          犬少犬             │  ┃
 ┃  └───────────   ル───────────┘  ┃
 ┃            娘  シ                ┃
 ┃                                ┃
 ┠─□──┬─┬──────────────────┬─┬──□─┨

  ル:ルーン   シ:シャラ   爵:レイモンド男爵 娘:メイド
  A:A     フ:フィル   葬:ダンカン    犬:犬
  リ:リュミ           男:長剣の男
  ゲ:ゲン            少:二刀流の少年

         GM:では行動宣言をどうぞ。

       ゲン:メイドの1人を突き飛ばす。

         A:突進して真ん中の女の子を突き飛ばす。

     シャラ:魔法陣消したいわ。

         A:魔法陣は何で書いてあるんだ?

 プリケルマ:血やったら嫌やな。

     リュミ:メイドさん達に話しかけますぅ。

     ルーン:ミナさんを庇ってるわ。

     フィル:男爵の正面に立ちましょう。

     リュミ:そこは危いですぅ。

     フィル:でも女の子達は庇わなくてはいけませんから。

         GM:皆特殊行動か。

         A:誰も攻撃はしなかったからな。

         GM:まずシャラ。 魔法陣を消そうとするが消えない。 リュミの呼び掛け
            は無反応。

     リュミ:やっぱり操られてるんですぅ?

         GM:女の子を突き飛ばすなら<体力度>で振って。 <瞬間剛力>があれ
            ば使える。

         A:(コロコロ) 4レヴェルだ。

       ゲン:(コロコロ) わしも4レヴェルじゃ。

  一同笑。

         GM:そりゃ吹っ飛ぶよ。

 プリケルマ:下手したら顔面から着地や。

         A:死ぬよりはましだろ。

         GM:二刀流の少年は長剣の男に駆け寄って魔法陣から引き擦り出そうと
            する。犬は両横に回る。

     リュミ:危いから入ってこないで欲しいですぅ。

         GM:男爵は首から下げていた…。

     フィル:迷子札。

  一同笑。

 プリケルマ:迷子はうちらや。

         GM:君達は次のターンの最初には隠し扉からこの部屋の隅に出られるから。
            男爵は金色の宝石を床に叩き付ける。 葬儀屋は填めていた指輪を擦っ
            ている。

         A:魔法陣は意味無かったのか?

     シャラ:魔法陣が阻止されたから他の手段を取ろうとしてるのかもしれないわ。

         GM:男爵が砕いた宝石からは虎が現れる。 葬儀屋の宝石からは豹男だ。
            そして隅の隠し扉からはプリケルマとニムゲが現れる

 プリケルマ:ああ、もっと格好良く登場したかったのに。

配置図2
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃                                ┃
 ┃                                ┃
 ┃  ┌──────────────────────────┐  ┃
 ┃  │プニ       葬  爵             │  ┃
 ┃  │      豹        虎          │  ┃
 ┃  │            フ             │  ┃
 ┃  │  娘  犬    /─娘─\ 犬         │  ┃
 ┃  │         /     \          │  ┃
 ┃  │        /       \         │  ┃
 ┃  │       /         娘        │  ┃
 ┃  │       │ゲ        │        │  ┃
 ┃  │  娘    │         │        │  ┃
 ┃  │       │     A   │        │  ┃
 ┃  │       娘         娘        │  ┃
 ┃  │        \    リ  /         │  ┃
 ┃  │         \     男          │  ┃
 ┃  │          シ─娘─/ 少         │  ┃
 ┃  │                          │  ┃
 ┃  │                          │  ┃
 ┃  │                          │  ┃
 ┃  └───────────   ル───────────┘  ┃
 ┃            娘                   ┃
 ┃                                ┃
 ┠─□──┬─┬──────────────────┬─┬──□─┨

  ル:ルーン   シ:シャラ   爵:レイモンド男爵 娘:メイド
  A:A     フ:フィル   葬:ダンカン    犬:犬
  リ:リュミ   プ:プリケルマ 男:長剣の男    虎:虎
  ゲ:ゲン    ニ:ニムゲ   少:二刀流の少年  豹:豹男

         GM:では次のターン。 突き飛ばされた女の子達は元の位置に戻ろうとする。

     リュミ:気絶しません?

         GM:しなかったみたい。 というよりも目付きが元々妙。

     フィル:それは操られてる、と見るべきでしょうね。

     リュミ:魔法陣完成は防いだ方がいいでしょうねぇ。

       ゲン:女の子1人引っ張ってきて捕まえておけば魔法陣は完成せん。

     ルーン:わたしが行こうかな?

     シャラ:貴女はミナから離れないで。 ミナも中に入ったら操られるかもしれな
            いから。

     リュミ:では私が1人抱き抱えて連れ出しますぅ。

       ゲン:わしは突っ込む。

         A:同じく。

         GM:ならダンカンも応戦する。

     ルーン:Aに《韋駄天》。

     シャラ:《韋駄天》をフィルに。

     フィル:僕はクリスナイフ持ってるから効きませんよ。

     シャラ:じゃ、《韋駄天》をAにかけるからルーン、貴女は《魔剣》お願い。

     ルーン:分かったわ。

         GM:レイモンド男爵はAに《のろま》だ。

     フィル:魔道士ですか。

         A:《韋駄天》帳消しか。

         GM:ではまずリュミの行動から行こうか。

     リュミ:ハイパーポイント使いますぅ。(コロコロ) 1レヴェル成功ですぅ。

         GM:なら定位置から少しだけ動かせる。 Aは9レヴェルで抵抗して。

         A:そりゃ無理だ。 振るだけ振るけど。 (コロコロ) 抵抗失敗。

         GM:では《韋駄天》は帳消しだ。 では通常攻撃に入ろうか。 あ、ダイス
            が足りないな。

 プリケルマ:なんや恐いこと言うてるな。

         A:では行くぞ、ハイパーバーサークだ!

  このターンはパーティ側が僅かに押し勝ちます。 防御点の無い虎と豹男に少し
傷を与えました。

     シャラ:「一気に行くわよ。」
            もう1度Aに《韋駄天》。

     ルーン:ならまた《魔剣》よ。

         GM:ダンカンは通常攻撃、男爵はAに《スモッグ》。

         A:またか。 抵抗は(コロコロ) 出来るわけないな。 体力半分か。 辛い
            な。 1回目の行動終った時点で残り体力6点になる。

     フィル:このターンで潰さないとまずいですね。

     リュミ:「ゲンさん、バーサークです。」

       ゲン:「はっ。」

 プリケルマ:「ニムゲ、ニムゲもバーサークや!」

     ニムゲ:「はっ。」
            聖戦士バーサークします!

       一同:おお。

         A:行くぞ! (コロコロコロコロコロコロ) お、これはすごい。

 プリケルマ:消える間際のロウソクや。

         A:そうかもな。(コロコロコロコロコロコロ) まだまだ続くぞ。537点だ!

  《スモッグ》で半ば気を失いながらもAのハイパーバーサークとニムゲの聖戦士
バーサークの組み合わせは信じられないほどの威力を産出し、一撃でレイモンド男
爵達を吹き飛ばしてしまいます。

     ニムゲ:聖戦士のセーヴィングロールはハイパーポイントを使って確実に成功
            させておきます。

         A:さて何点消耗するんだ? <体力度>6だから武器が10点、防具が1点
            足りない。 さらにハイパーバーサークで3点消耗。

         GM:なら<体力度>に5、<耐久度>に9のダメージだ。

         A:おお、残り<体力度>1,<耐久度>1だ。

     ルーン:危かったわね。

     リュミ:さぁ、《神の慰撫》ですぅ。

       ゲン:わしはリュミ様が命じれば止るぞ。

 プリケルマ:ニムゲもうちが言うたら止る。

         GM:で、Aは気絶してるから必要ない。

  一同笑。

         GM:戦闘が終るとメイド達は突然糸が切れた様に崩れ落ちる。

       ゲン:魔法陣から引っ張り出そう。

         GM:で、倒れていた長剣の男、ランドルフの方は、はっと気がついて
            「レイモンド! 仲間の敵! …あれ?」

         A:「ちょっと遅かったな。」

 プリケルマ:「もっと早く起きや。」

     リュミ:「事情を説明してもらえますかぁ。」

         GM:「すまないが言うわけにはいかないんだ。」
            そう言うランドルフを二刀流の少年マーテル君がつんつん。
            「もう喋っちゃったよ。」

  一同爆笑。

     リュミ:「とりあえず顔見せてください。」

         GM:「そうだな。」
            マスクを取る。 ランドルフは20そこそこの人間、マーテルはエルフだ。

     リュミ:「あなた達は何なのですぅ?」

  ランドルフとマーテルは自分達は大地教の人間であると明します。 現在、カザ
ン帝国の破壊教勢力が中心となってドラゴン大陸制覇を目論んでおり、大地を守ろ
うとする大地教とその勢力は水面下で激しく勢力争いを繰り広げているそうです。

ランドルフ/GM:
            「さてこの娘達はどうするか…。」

     リュミ:故郷につれていくんですぅ。

         GM:故郷なんてないよ。 生れたときから奴隷なんだから。

     フィル:メイドさん本人の意見は無いんですか?

         GM:この娘達はほとんど主体性無いから。

     ニムゲ:生れたときからですから奴隷としての考え方しか出来ないんですね。

     フィル:飛び出して冒険者になろう、とかいう娘はいません?

     リュミ:飛び出したところで冒険の技能なんて持ってないと思いますぅ。

         GM:大地教の2人がとりあえず預かろう、と言うよ。

     リュミ:「あなた達が彼女達の生活保証してくださるのならそれがいいと思い
              ますぅ。」

     フィル:というわけで信者8人獲得ですね。

  一同笑。

     リュミ:「一つ教えていただきたいんですが、大地教のシンボルというのは親
              から子に伝えられるんですぅ?」

マーテル/GM:「そういうケースが多いよ。」

     リュミ:「では、もしある子供が捨て子にされていて…。」

     ルーン:シクシク。 捨て子じゃないもん。

  一同笑。

     リュミ:「誰かに預けていかれたとして、その子供にシンボルを托すとした
              ら、どういう意味がありますぅ?」

     ルーン:「このブローチがどういう意味の物かご存じですか?」

     リュミ:見せちゃうんですぅ?

マーテル/GM:「ぼくにはよく分からないけど、大地教の社会はほとんど人間の出
              入りが無い世界だなんだ。 あまり大っぴらに名乗るわけにいか
              ないから。 あ、もちろんあなた達は話さないと思うけど。」

 プリケルマ:当たり前や。 話したらライバル増やすねんで。

  一同爆笑。

マーテル/GM:「この大陸の寿命はまだ1000年はあるから、自分達の目で神の覚醒を
              見ることは出来ない。 親の気持として、そんな大地教の世界に自
              分の子供を置きたくない、と考える人もいるらしいんだ。 だから
              人里に捨て子の様な形で子供を置いていく人もいるらしいよ。」

     ルーン:シクシク。 捨て子じゃないの〜。

     リュミ:「ならどうしてシンボルを持たせるんですぅ?」

マーテル/GM:「単にお守りとして持たせてるのか、それとも別に意味が込められて
              るのかぼくには分からないよ。」

     ルーン:「そうですか。」

     リュミ:「マーテルさん、ランドルフさん。」

マーテル/GM:「まだ何か?」

     リュミ:「サインください。」

  一同爆笑。

     リュミ:これでまたお友達が増えましたぁ。

  ルーン達は男爵の書斎を調べることにします。

         GM:マーテルが手紙を見つけたよ。
            「ちょっとみんな、これを見て! この手紙…
              『ムーンストーンの聖印を持つ少女がそちらへ向かった』
              って…これ、ひょっとして、ルーンさんのことじゃないの?」

     フィル:「手紙? すると…。 差出人はあの鑑定士でしょうね。」

マーテル/GM:「鑑定士? …ふうん、そんな人がいるんだね。(ぼそっ)要チェッ
              クということかな。」

         A:「何が目的だ? 何者なんだあいつは、それに男爵も。そのあたりの
              関係を示すものは他に何かないか?」

     リュミ:「何にせよ、ルーンさんの身に、何らかの危険がある可能性がありま
              すねぇ。 これから先は充分に気をつけないといけませんねぇ。」

  書斎で見つけた書類から、男爵は人間の身体を用いて悪魔を呼び出す秘術を研究
していたらしいことが判明します。 今までに姿を消したメイド達はおそらくその
実験の犠牲になったんだろう、とルーン達は結論付けました。

     シャラ:「今回は収入無しね。」

 プリケルマ:「何言うてんねん。 2階の廊下に魔法の品が並んでるやん。」

     フィル:「盗むんですか?」

 プリケルマ:「館の主人殺してるねんで。 今更躊躇する意味無いで。」

         A:「そりゃそうだ。」

 プリケルマ:「さ、ニムゲ、めぼしい物探すんや。」

     ニムゲ:「はっ。」

         GM:レイモンド男爵がサーベル+1D持ってたよ。

     フィル:サーベル? レイピアの方が格好いいから要りません。 有利不利考え
            たらレイピアよりサーベルの方が有利ですけど。

     シャラ:こだわりは必要よね。

         A:片手半ブロードソードの方が強いな。 俺は要らない。

       ゲン:教義に合わない。 生活に使える物でないとな。

     ニムゲ:包丁+1Dなどですね。

  一同笑。

     リュミ:「ゲンさん、これは包丁ですぅ。」

  一同爆笑。

     リュミ:「さぁ、お使いなさい。」

       ゲン:「リュミ様がそうおっしゃるのでしたらこの『大きな包丁』、使わせ
              ていただきます。」

         GM:それで納得するかね。

     フィル:流石聖闘士。

  レイモンド男爵の屋敷からめぼしい物を持ち出した一行はそのまま隣の国、<龍
の翼>ポストラキュームに向かうことにします。 男爵は悪魔を呼び出す研究をし
ており、その証拠もあるのですが、相手は貴族、揉み消されであろうとルーン達は
考えました。

     シャラ:足付かないといいわね。

  果たして一行は無事ポストラキュームに着けるのでしょうか?

         GM:それはGMだけが知っているのだよ。

                                                            続く

  湖畔の館
                            1997/8/11 狸御殿HTTセッションにて収録

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