It came from the Late,Late,Late Show リプレイ

大怪獣リザーラ・狂乱の東京湾


キャラクター
  ジェニー・サマーズ
    ヒロイン、ママサ博士の孫娘ママサ桜を演ずる売り出し中の新人女優。
    実年齢は不明。
  リューカナワ
    新聞記者、コニシキヒロミ役の俳優。 25歳。
  霧島涼
    自衛隊員、富士武士を演ずる俳優。 24歳。
  ケン・レイモンド
    自衛隊員、沖田勇役の俳優。 24歳。
  デビッド・クロケット
    ママサショウ博士を演ずる俳優。 49歳。
  リック・ラング
    ママサ博士の助手、マイケルハーディー役の少年俳優。 17歳。

           GM:今回の映画はいわゆる怪獣物。 南の海に眠っていた怪獣が目覚め
              て日本を襲う。 まず最初は沖縄のとある島で生態調査隊が調査し
              てるところから始まる。 調査でジャングルの中を進んで行くと…。

         ケン:沖縄でジャングル…。

       リュー:時代設定は現代?

           GM:現代です。

         霧島:弥生時代の沖縄ならジャングルあるかもしれませんね。

     ジェニー:こんな映画の監督がそんな考証してるわけないわ。

           GM:突然ジャングルが途切れる。 そのら辺にある木が薙ぎ倒された様
              に1つの方向に向かって倒れている。

     デビッド:自然破壊だ。

           GM:その開けた空間に調査隊が5人ほどいる。 誰かエキストラの調査隊
              員役演って。

エキストラの調査隊員/リック:
              『これは? 台風か?』

エキストラの調査隊員/リュー:
              『台風なもんか。 全部同じ方向に倒れてるぞ。』

エキストラの調査隊員/デビッド:
              『竜巻じゃないか?』

           GM:調査隊が木の倒れてる方を観ると山に大きな穴が開いている。

エキストラの調査隊員/リュー:
              懐中電灯で照らしてみよう。

           GM:中は暗い。 えぇっと、鼻に関係しそうな技能は在ったかな?

     デビッド:<嘘>とか?

           GM:違うだろ。 とりあえずエキストラ演ってる人は<知性>で振って。
              エキストラは全員<知性>10だ。

エキストラの調査隊員/リック:
              10%? そんなの出ないよ。

エキストラの調査隊員/リュー:
              出なかった。 何も気付かずに懐中電灯持って洞窟に入っていく。

エキストラの調査隊員/GM:
              『何か生臭くないか?』

エキストラの調査隊員/リュー:
              『そうか?』

           GM:大きな穴がずっと続いている。 もう1度<知性>で振って。

エキストラの調査隊員/リュー&リック:
              出ない。

           GM:では気付かずに通り過ぎようとすると前方からピカーと明りが。

エキストラの調査隊員/リック:
              『誰かそこにいるのか?』

       リュー:そので暗転かな?

           GM:調査隊員の恐怖に歪む顔をバックにタイトルが出る。 『大怪獣…』
              これは後で編集。 怪獣の名前後で決めよう。

       リュー:“大怪獣東京湾の決戦”とか。

         霧島:“大怪獣狂乱の決戦”なんてどうでしょう?

       リュー:そうだな…“狂乱の東京湾”だな。

         霧島:タイトル決まりました。“大怪獣なんとか、狂乱の東京湾”。

           GM:タイトルが消えると新聞がザーっと刷られてくシーン。 “調査隊
              謎の失踪”といった見出しが入る。 “最後の通信『何だ!? あれ
              は?』”

           GM:では新聞社のシーンに行こう。

       リュー:「監督、私は何の演技をすればいいんですか?」

      監督/GM:「調査隊失踪に関する情報を受け取って沖縄に行こうと決意する様
                子を演じてくれ。」

コニシキ/リュー:
               では電話を受けながらメモ取っている。 で、受話器をガシャンと
               置いて
              『デスク! 沖縄に取材に行かせてください。 出張費出してくださ
                い。』

           GM:なら<説得>だな。

       リュー:出ない。

           GM:ではデスクを説得する様な演技は出来ない。
              「そんな説得じゃ効かないぞ。」

       リュー:「監督! もう1度演らせてください! 私の演技はこんなもんじゃ
                ないんです!」

      監督/GM:「じゃぁ、もう1回演ってみな。」

コニシキ/リュー:
              『デスク! 沖縄に取材に行かせてください。 出張費出してくださ
                い。』
              (コロコロ) …出ない。
              「こ、こんな演技じゃ納得出来ません!」

      監督/GM:「これ以上演ってもフィルム無駄使いだ。 このままいくぞ。」

エキストラのデスク/GM:
              『そんな金あるわけないだろ。 行くのは勝手だがな。 ま、いい取
                材が出来たら出せなくもないが。』

       リュー:「監督、夜、赤提灯でやけ酒をあおってる姿ってのはどうでしょう?
                で、そこで他のメンバーと知り合うんです。」

      監督/GM:「それでもいいがそのシーンはもう少し後だな。」

           GM:次はママサ博士の研究所のシーン。
              「行方不明の調査隊はここの研究所の1部門から派遣された。 君
                たちは調査隊の後を追って沖縄に行くんだ。」

マイク/リック:『博士! 調査隊が行方不明になったそうです。』

ママサ/デビッド:
              『うむ、早速調査じゃ。』

マイク/リック:『では準備しておきます。』

  桜/ジェニー:『お祖父様、何かあったのですか?』

ママサ/デビッド:
              『うむ、沖縄の調査隊失踪の調査に行く。』
              そういえばここの研究所って、何の研究してるんだ?

  桜/ジェニー:そんなこと、考えては駄目よ。
              『わたくしも連れて行ってください。』

マイク/リック:『お嬢さん、それは危険ですよ。』

  桜/ジェニー:『そんなことおっしゃるの? あのこと、お祖父様にばらしちゃお
                うかしら?』

マイク/リック:『ちょ、ちょっとお嬢さん…。 わかりましたよ。』

ママサ/デビッド:
              『マイク、あのことってなんじゃ?』

マイク/リック:『いえ、別にたいしたことじゃないんです。』

  桜/ジェニー:『お祖父様、これ、お母様から預かってきました。』

ママサ/デビッド:
              『おお、すまんの。』

           GM:次のシーンは空襲方面の自衛隊陸軍基地。

       リュー:まず海自では? 怪獣の上陸を押さえるんだから。

     ジェニー:陸自と海自なんてそんな考証、このクラスのSF映画がするわけな
              いわ。

         霧島:我々はアメリカ人でしょう? なら沖縄、と言えば自分達のマリーン
              がいる所、くらいの意識しかないのでは?

           GM:出すとやられ役になってしまうからこの手のアメリカ映画にマリー
              ンは出てこない。 あくまで怪獣に叩き壊されるのは自衛隊。

         霧島:まだ怪獣が出たという情報は入ってないんでしょう?

           GM:単なる行方不明事件だな。

         霧島:ならまだ出動はしませんね。

     デビッド:こっちは何が起ったのかも分らないままに現地に調査に行くことに
              なったぞ。

      監督/GM:「今はまだ平和に談笑しててくれたまえ。」

      監督/GM:「では赤提灯のシーンだ。 ここでリューとママサ博士が知り合う。」

  桜/ジェニー:『お祖父様、またこんなところに来てらっしゃって。 お母様に言
                いつけますわよ。』

ママサ/デビッド:
              『あいつには言わんでくれ、な? お小遣いやるから。』

  桜/ジェニー:『しかたありませんわね。 お母様には黙ってますわ。』

       リュー:「監督、ここで桜とすれ違って肩がぶつかる、ってのはどうですか?」
              で、桜の顔がアップになると。

           GM:それは<容姿>で判定だな。 ジェニー、振ってみて。

     ジェニー:アタシ<容姿>は高いのよ。 もちろん成功。

      監督/GM:「そうだな、ここでジェニーのアップを入れて客を惹き込もう。」

  桜/ジェニー:なら肩がぶつかって
              『すみません。』
              とにっこり。

ママサ/デビッド:
              『いやぁ、準備結構大変だったのう。』

マイク/リック:『博士何かしましたっけ?』

コニシキ/リュー:
              ふらりと入ってきて
              『おっちゃん、ガンモとコンニャク。』

ママサ/デビッド:
              『さて、明日は沖縄じゃの。 そう言えば沖縄にはハブがいたの。
                ハブ避けのスプレーがいるな。』

マイク/リック:『博士が作られたハブ避けのスプレーならちゃんと入れておきまし
                たよ。』

           GM:<体力>で振ってくれ。 <うわばみ>があるならそれでもいい。

ママサ/デビッド&コニシキ/リュー:
              失敗。

           GM:では酔ってくれ。

コニシキ/リュー:
              『おや、沖縄に行くんでしゅか? そらまたなんで。』
              と名詞を渡す。

       リック:間違って“キャバレー×××”っての出しちゃうとか。

           GM:<演技>で振ってくれ。

コニシキ/リュー:
              成功。

           GM:ならちゃんとした名詞を出せる。

ママサ/デビッド:
              『ふむ、新聞社の方か。』

コニシキ/リュー:
              『私も沖縄に行くんれす。 ですくはらめって言ってるけど、あれ
                は絶対重大な事件らと思うんれす。 あなたの調査隊の記録係と
                して連れていってくらさい。』

           GM:<説得>だな。

コニシキ/リュー:
              成功。

ママサ/デビッド:
              『ふむ、そうか。 ちょうど記録係が欲しいと思っとったのじゃ。
                ところで君…文字は書けるのかね?』

  一同笑。

マイク/リック:『博士酔ってますね。』

コニシキ/リュー:
              『もちろんれすよ〜。』

ママサ/デビッド:
              『よろしい、ついてきたまえ。』

      監督/GM:「そのまま息投合して出ていってくれたまえ。」

ママサ/デビッド:
              『さぁ、うちで飲み直しじゃ。』

      監督/GM:「次は空港のシーンだ。ここで改めて桜とコニシキが顔を合わせる。」
              2人は<知力>で振って。

     ジェニー:11振っても入らない。 いいのよ、アタシは<容姿>はあるんだから。

コニシキ/リュー:
              『あ、貴女は昨日の。』

  桜/ジェニー:『どちら様でしょう?』

コニシキ/リュー:
              『申し遅れました。 私、こういうものです。』

           GM:<人気>で振ってみて。

       リュー:入らない。

           GM:では格好よく自己紹介は出来なかった。

ママサ/デビッド:
              『昨日記録係として雇ったのじゃよ。』

コニシキ/リュー:
              『毎朝新聞社のコニシキと申します。』

  桜/ジェニー:『新聞社の方? じゃ、写真も撮られるんですの?』

コニシキ/リュー:
              『ええ。』

  桜/ジェニー:『わたくし、写真好きなんですの。 よかったら教えてくださいな。』

コニシキ/リュー:
              『喜んで。』

           GM:飛行機が飛ぶシーン。 これはバンクのフィルム−前に使ったやつ
              の使い回しのフィルム−を使う。というわけで沖縄だ。 さっきと
              同じセットだがここは沖縄だ。 では暑くなった、というところを
              全員<演技>してくれ。

ママサ/デビッド:
              入った。
              『流石に沖縄は暑いのう。』

       リュー:入らない。

           GM:デビッド以外全員失敗か。

       リュー:「監督、撮り直ししてください!」

      監督/GM:「ここは沖縄の雰囲気を出したいからなぁ。 よし、撮りなおしだ。」

     デビッド:せっかく入ったのに。 (コロコロ) 今度は失敗。

       リュー:入らない。
              「監督! もう1度!」

      監督/GM:「何やってるんだ。 ここは沖縄だぞ。」

       リック:「ちょっと走って汗かいてきます。」

           GM:ではもう1度。

     デビッド:全然入らない。

      監督/GM:「それじゃ寒くて震えてる様に見えるぞ。 もう1回だ。」

マイク/リック:よし、入った。
              『暑いですね、博士。』

  桜/ジェニー:アタシもね。

      監督/GM:「よし、編集してマイクと桜のところだけを使おう。 ママサ博士
                はテイク1で撮ったのを切張りだ。」

       リュー:「出番が減ってしまった…。」

      監督/GM:「次はホテルだ。 行方不明の調査隊の泊ったホテルに来た。」

エキストラのホテル従業員/GM:
              『調査隊の関係者の方ですね。 どうぞ。』

ママサ/デビッド:
              『そうか、我々は関係者じゃったんじゃな。』

  桜/ジェニー:『まぁ、お祖父様ったら。』

マイク/リック:『博士はご自分の研究以外のことは見えてない方ですから。』

      監督/GM:「よし、カット。」

         ケン:出番が無いな。

         霧島:我々は怪獣が出てからですからね。

       リック:で、あっさりやられるんだね。

           GM:ホテルで演りたいことはある?

     ジェニー:それはもちろん、シャワーシーンよ。

  一同笑。

           GM:<容姿>で振って。

     ジェニー:もちろん成功よ。

      監督/GM:「桜のシャワーシーンを入れるぞ。」

     ジェニー:シャワーシーンといってもほとんど湯気で見えないのよ。 アタシ
              は清純派なんだから。

  一同笑。  

      監督/GM:「では翌朝。 小型船で島に渡る。」

       リック:<小型船舶>で振っていい?

           GM:あるならどうぞ。

       リック:でも25%なんだよね。 …失敗。

      監督/GM:「なにやってるんだ。 船が出ないとどうしようもないだろ。 もう
                1回だ。」

       リック:もう1回。 …失敗。
              「この船、調子悪いですよ。」

小道具/リュー:「船のせいにするな!」

      監督/GM:「船を動かすところはエキストラがやる。 君の出番は無しだ。」

           GM:船がジャングルの島に向かう。では島を前にした船上のシーンだ。
              「島に臨んで一言ずつ言ってくれ。」

ママサ/デビッド:
              『しかし彼らはいったい何処へ行ってしまったのだろう?』

           GM:<演技>だな。 入ればアップだ。

     デビッド:入らない…。

  桜/ジェニー:水飛沫を浴びて
              『きゃっ、冷たい。』
              もちろん成功よ。

           GM:では桜のアップ。 そのバックに博士の声だけが流れる。

       リュー:なんかジェニーのシーンばかりだな。

           GM:ジェニーのプロモーション映画になってきたな。

     ジェニー:あとは水着姿ね。

  一同笑。

      監督/GM:「では次はジャングルだ。」

      監督/GM:「調査隊が消えたジャングルの獣道のシーンだ。」

マイク/リック:資料をめくりながら
              『調査隊はこの獣道を行ったようですね、博士。』

ママサ/デビッド:
              『うむ。』

コニシキ/リュー:
              『ここで最後に調査隊が目撃されたんですね?』

マイク/リック:『その様です。』

コニシキ/リュー:
              『原因は何だとお考えですか?』

マイク/リック:『それを調べるために博士が来られたのです。』

ママサ/デビッド:
              『2,3の仮説はあるがの。 まず現場を確かめてからじゃ。 彼らの
                足取りを追ってみよう。』
              これってやっぱり<演技>?

           GM:今のシーンをアップにしたいなら振ってくれ。

     デビッド:…いい。 これだけうまくいったのにやり直しは嫌だ。

           GM:では今のセリフは後ろ姿で声だけが流れた。

     デビッド:悲しい。

       リュー:<演技>の無い俳優はこうなるんだな。

      監督/GM:「ジャングルを進んで行くと突然木が薙ぎ倒されている。 ではま
                ずは驚いてくれ。」
              <演技>だ。

       リック:また<演技>か。 こんなことならもっと<演技>に注ぎ込んどき
              ゃ良かった。…失敗。

       リュー:入らない。

       リック:「監督、ここは撮り直しを! 初めて怪獣の痕跡に遭遇する重要な
                シーンなんですから。」

      監督/GM:「ならもう少しまともな演技してくれ。」

ママサ/デビッド&マイク/リック&桜/ジェニー:
               入った。

      監督/GM:「コニシキだけ編集で外して使おう。」

マイク/リック:『博士、これはいったい?』

ママサ/デビッド:
              『局所的な竜巻か? いや、違うな…。』

  桜/ジェニー:『お祖父様、写真を撮っておきますね。』

ママサ/デビッド:
              『おお、頼むぞ。』

コニシキ/リュー:
              桜と並んで写真を撮ってよう。<写真>成功です。

           GM:では格好よく写真を撮れた。

     デビッド:怪獣が通った跡だとは気付けないか?

           GM:<生物学>で振ってくれ。

       リック:出ました。

           GM:では巨大な足跡を発見する。

マイク/リック:『これは…博士! 来てください!』

ママサ/デビッド:
              『なんだ?』

マイク/リック:『見てください! 動物の足跡、巨大な動物の足跡です!』

       リュー:写真を撮ります。 (コロコロ) う、失敗。

     ジェニー:ならアタシが撮るわ。 成功です。

      監督/GM:「素人の方がうまいぞ、おい。」

     ジェニー:「写真くらいちゃんと撮りたいわね。」

       リュー:人気はオレの方が上なのによ。 あのくそ小娘が。

マイク/リック:『ずいぶん巨大な生き物ですね。』

ママサ/デビッド
              『突然変異で生れた生き物かもしれんな。…これに匹敵するといえ
                ば象が…恐竜か…。』

           GM:<生物学>で振ってみな。

     デビッド:(コロコロ) 入らない。

       リュー:「すげー嘘っぽく聞こえるな。 棒読みだぞ。」

      監督/GM:「今のシーンはカットだな。」

ママサ/デビッド:
              『よし、追ってみよう。』

           GM:なら<追跡>だ。

     デビッド:う…失敗。 見失ったかな?

     ジェニー:スタッフが一生懸命作った足跡を踏んじゃったんじゃない?

      監督/GM:「まったく、カットだカット。 もう1回だ。」

     デビッド:(コロコロ) 全然入らん。

       リュー:(コロコロ) よし、01成功!
              『こっちです!』

      監督/GM:「他の皆はコニシキについて行ってくれ。」

     ジェニー:アタシは少し遅れそうになってるわ。

コニシキ/リュー:
              『桜さん、大丈夫ですか?』

  桜/ジェニー:『ありがとうございます。』

           GM:<演技>だな。

       リュー:入らない…。

     ジェニー:アタシは当然成功よ。

      監督/GM:「うーん、ここは桜が中心のシーンにしよう。」

     ジェニー:当然ね。

       リュー:オレの方が人気は上なんだぞ〜。

         ケン:「出番が無い。」

         霧島:「怪獣の着ぐるみでも着ます?」

         ケン:「着てみようか。」

      監督/GM:「よし、では怪獣が登場するシーンは君に任せよう。 着ぐるみ来
                ておいてくれ。」    

           GM:足跡を追っていくと洞窟に行き当たる。
              「さぁ、洞窟に入ってくれ。」

       リュー:「監督、その前に我々、沖縄らしいコスチュームを貰ってません。」

     デビッド:「そういえば白衣のままだ。」

  一同爆笑。

       リュー:「私まだトレンチコートです。」

      監督/GM:「いかん、忘れてた。」
              いわゆる探検隊ルックが支給される。
              「しかし今から撮りなおしたらフィリムがまた要るな。 もういい、
                服なんて誰も気付かん!」

       リュー:今までトレンチコートだったのが、シーンが移ると急に探検隊ルッ
              クになるんだな。

  一同笑。

         霧島:「バサッと脱いだら下に探検隊の服着てたらどうでしょう?」

       リュー:「それじゃコメディだよ。 それくらいなら何も言わずに突然替っ
                た方がいい。」

      監督/GM:「もっと早く言ってくれよ。」

       リュー:やっぱり三流監督だな。 早くこんな監督とは縁と切りたい。

      監督/GM:「では洞窟のシーン行くぞ。」
              <追跡>で振ってくれ。      

       リック:入った。

           GM:では前の調査隊の痕跡を見つける。

       リュー:写真を撮る。(コロコロ) 入らない。 このダイス呪われてるぞ。

           GM:写真は撮らなかった、と。

       リュー:うう…。

           GM:前の調査隊のカメラなどが散らばっている。

ママサ/デビッド:
              『おお、これは!』

  桜/ジェニー:『お祖父様、何か写ってるかもしれませんわ。』

ママサ/デビッド:
              『そうじゃな。』

           GM:<追跡>で振ってくれ。

       リック:成功。

           GM:血の付いた服の切端が岩場の影に落ちてるのを見つけた。

マイク/リック:『これは…。』
              お嬢さんがいるから、博士だけ手招きで呼びます。
              『博士。』

ママサ/デビッド:
              『これは…。 この分では彼らはもう…。』

           GM:分りきってることを敢えて口にするんだな。 <演技>してくれ。

     デビッド:うっ、失敗だ。

       リュー:フィルムを無駄にしたな。 スタッフの視線が冷たいぞ。

      監督/GM:「もう1回やってみな。」

     デビッド:『これは…。 この分では彼らはもう…。』
              (コロコロ) …また失敗。

      監督/GM:「はいはい、カットカット。 次行くぞ、次。」

     デビッド:「出番が無くなってしまった…。」

           GM:突然奥の方に光が見える。

マイク/リック:『あれは?』

     デビッド:懐中電灯であちこち照らしたあとゆっくりとそれに向かって光を当
              る。

           GM:<演技>だ。

     デビッド:入った。

           GM:照らすと爬虫類の組織だと分る巨大な物体の一部が見える。 そし
              てその真ん中には君達を睨む巨大な目が。

  桜/ジェニー:絶叫するわ。
              『キャーッ!』

コニシキ/リュー:
              『どうしたんです、桜さん!』

  桜/ジェニー:『目、目が…。』
              ばっちし<演技>入ったわ。

           GM:なら格好よくツーショットのシーンが撮れる。

コニシキ/リュー:
              『な!? 桜さん、逃げてください!』

           GM:カメラガタガタ揺らして小石をパラパラ落す。

ママサ/デビッド:
              『いかん! 逃げるんじゃ!』

     ジェニー:「上から落ちてきた岩に当たりそうになて危機一髪助かる、ってど
                う?」

      監督/GM:「そうだな。」

コニシキ/リュー:
               『危ない、桜さん!』
               桜を突き飛ばす。

           GM:それは<敏捷力>だな。

       リュー:失敗。 転んだ。

     ジェニー:「何するのよ! 大根!」

      監督/GM:「このシーンはロングだな。」

      監督/GM:「怪獣登場のシーン行くぞ。 岩を破って出てきてくれ。」

    怪獣/ケン:『ガオォー!』

           GM:<演技>だ。

         ケン:(コロコロ) 転けた。

      監督/GM:「何やってんだ。 セット作るの大変なんだからな。」

スタッフ/デビッド:
              「もう1回この石、積むんですか?」

      監督/GM:「仕方ないだろ。 積み直しだ。」

    怪獣/ケン:もう1回。
              『ガオォー!』
              今度は成功。

      監督/GM:「洞窟の外だ。 さぁ、怪獣見上げて驚いてくれ。 あそこの旗持っ
                てるスタッフが怪獣だと思ってくれ。」

マイク/リック:『莫迦な、あんな生物が現在の地球にいるはずは…。』

ママサ/デビッド:
              『あれはまさか伝説の…。』
              う、怪獣の名前が出てこない。

       リュー:驚きながらも写真を撮っていよう。

      監督/GM:「さぁ、船まで全力疾走してくれ。」
              <体力>で振って。

       リュー:入らない。 へたへた、と走ってる。

     デビッド:駄目だ、こちらも入らない。

       リュー:本当にB級だな。

      監督/GM:「何やってるんだ。 もう1回だ。」

     デビッド:駄目だ…。

リュー&ジェニー&リック:
              成功。

      監督/GM:「博士の部分は外して他を使おう」

    怪獣/ケン:『ギヤァーオォォー!』

           GM:<威嚇>だな。

         ケン:くっ、駄目だ。

      監督/GM:「全然恐くないぞ。」

     ジェニー:<声援>って使ったら、送られた相手の判定にボーナスが付くのよ
              ね。 怪獣さん、頑張って、って声援しようかしら。

  一同笑。

       リュー:モスラの双子だな。

      監督/GM:「さぁ、船に乗って逃げてくれ。」

       リック:「監督、船のエンジン駆けるシーンを入れてください!」

      監督/GM:「やってみな。」

       リック:確率25%。 (コロコロ) 駄目、入らないや。

           GM:エンジンはエキストラが駆ける。

      監督/GM:「さぁ、自衛隊、出番だぞ。」

         ケン:着ぐるみ脱がなくては。

       リュー:まずエキストラが自衛隊の出動要請だな。

      上官/GM:『富士隊員、沖田隊員、緊急事態だ。 すぐ島に飛んでくれ。』

    沖田/ケン:『ラジャー!』

      監督/GM:「2人はヘリで現場へ。 ヘリが飛び立つシーンはバンクだ。 ではヘ
                リの中から怪獣を見て驚いてくれ。」

    沖田/ケン:成功。
              『あ、あれは!』

           GM:怪獣が暴れてるシーンは別撮り。 自衛隊の戦闘機が叩き落されてい
              る。

       リュー:「監督、自衛隊機が叩き落されるのを見て恐怖に震える調査隊を入
                れてください。」

       監督/GM:「やってみな。」

ママサ/デビッド:
               『おお、自衛隊じゃ。』
               (コロコロ) 出ない。

  桜/ジェニー:もちろん成功よ。 自衛隊機が叩き落されるのを思わず顔を背ける
              わ。

コニシキ/リュー:
              カメラ構えたまま呆然としていよう。

      監督/GM:「ヘリは怪獣を偵察した後、沖縄の基地に戻る。 調査隊の4人は第
                一発見者ということで基地に呼ばれる。」

       リュー:「監督、その前に電話でデスクにスクープを伝えるシーンを入れて
                ください!」

           GM:もう1回<交渉>だな。

       リュー:成功。

    デスク/GM:『よし、取材費を出そう。 君はそのまま続けてくれたまえ。』

コニシキ/リュー:
              『はい!』

           GM:コニシキが電話を掛けるシーン、そして新聞が印刷されるカットが
              入る。
              “沖縄に怪獣出現!”

           GM:ママサ博士は偉そうな人に質問される。
              『博士、あの怪獣はいったい何なのだね!?』

ママサ/デビッド:
              歩き回りながら
              『あれはおそらく伝説の幻獣、リザーラじゃろう。』

       リック:怪獣の名前が決まったね。

           GM:<演技>成功? なら非常に印象的に話せる。
              『リザーラだって?』

       リック:「伝説ってどんなのなのかな?」

     デビッド:「卵は地中に埋まってたんだろうな。」

     ジェニー:「埋まってたはずが、最近のリゾート開発だとかで出てきてしまっ
                たのよ。 これで自然破壊がどうのこうのという崇高なテーマが
                さもついた様な気にさせるのよ。」

     デビッド:「すると伝説は海を汚すな、とかいうものだな。」

     ジェニー:「海を汚してはいけない、汚すとリザーラがやってくる、ね。」

      監督/GM:「よし、では資料映像を流すから、そういうセリフを被せてくれ。」

       リュー:ここで<人気>ロールに成功すれば資料映像ではなくアップでモノ
              ローグ出来るんだがな。

     デビッド:どうせ成功しないからいい。

           GM:全員<知識>で振って。

         ケン:成功。

           GM:なら君はリザーラの伝説を思い出す。

    沖田/ケン:『リザーラというのは確かインドネシアの伝説に出てくる幻獣だ。
                だが伝説でもあそこまで大きいなんて言ってないはずだ。』

ママサ/デビッド:
              『環境汚染のせいじゃろうな。 おそらく産業廃棄物を取り込んで
                突然変異化したんじゃろう。』

           GM:首脳達が集まって会議してるシーンが入る。

         ケン:核を使うことを強攻に主張する各国の首脳とか。

       リュー:それはバンクだな。 どの怪獣映画でも必ず使われる共通フィルムだ。

     デビッド:このシーン、前も見たことあるぞ、となるんだな。

           GM:『ここは核を使うべきだ!』
              『日本はあくまで非核三原則を守る。』

       リュー:「監督、この辺りでやっぱりラヴシーンが欲しいと思いませんか?」

      監督/GM:「どんなのだね?」

       リュー:「桜の木の下で…。」

     ジェニー:「桜が歌うのよ。」

  一同笑。

     ジェニー:「母から教わった歌を歌うんだけど、その歌にリザーラが出てくる
                のよ。」

       リュー:「そのものずばり、が出るんじゃなくてリザーラを暗示する、とい
                う歌だな。」

     ジェニー:「海を汚しちゃいけないよ、って歌ね。」

     デビッド:「海を汚せば鬼が来る、って感じの歌だな。」

      監督/GM:「よし、夜の海辺のシーンにしよう。 1人座って口ずさむ。」

     ジェニー:<歌>は成功よ。

           GM:非常に綺麗なシーンが撮れた。

     ジェニー:シャワーシーンに歌。 これであとは水着ね。

  一同笑。

       リュー:「監督、そこをコニシキが通りかかるんです。」

           GM:<演技>をどうぞ。

リュー&ジェニー:
              成功。

           GM:綺麗に撮れたな。

  桜/ジェニー:『あ、コニシキさん。』

コニシキ/リュー:
              『大丈夫、きっと博士がなんとかしてくださいますよ。』

      監督/GM:「ではここでCMを入れよう。 この後の展開をどうするか考えてくれ。」

       リュー:「まず自衛隊に頑張ってもらう。」

       リック:「でも全然効かないんだよね。」

         霧島:「最初は通常攻撃、効かないので怪しげな秘密兵器を出してくる。」

     デビッド:「反射衛星砲、とか。」

         ケン:「莫迦莫迦しいのも試してみる。 ワイヤーでぐるぐる巻きにして
                しまうとか。」

      監督/GM:「ワイヤー? 駄目だ、見栄えが良くない。」

       リュー:「いかにも最新兵器、ってのを出してきてコテンパンにやられるの
                がいいんだよ。

     デビッド:「電磁ネット作戦、とか。」

      監督/GM:「そうそう、それくらい。」

     ジェニー:「鉄塔立てて高圧電流流す、ってのは?」

      監督/GM:「派手に火花が飛び散る。 いいね。」

       リュー:「最後に決めるのは自衛隊じゃないな、やっぱり。」

     ジェニー:「桜の歌で帰っていくのはどう?」

       リュー:「それも手だな。」

       リック:「博士が対リザーラ用秘密兵器を開発するってのは?」

     デビッド:「こんなこともあろうかと30年前から研究を重ねてきたんじゃ、
                とか言って出してこよう。」

       リュー:「歌で帰るよりもそっちの方がいいか?」

     デビッド:「秘密兵器でリザーラをやっつけた後、重々しい口調であれが最後
                のリザーラとは限らない、と語る。」

     ジェニー:「で、ラストシーンは海で水着よ。」

       リュー:「水と戯れる桜、そしてそのままカメラが海に潜っていく。 する
               と海底には巨大な卵が1個転がってる、というのはどうだ?」

     デビッド:「その卵にピシッと皹が入る?」

       リュー:「それでは恐怖映画だ。 卵があるだけで充分だろう。」

            GM:基地のシーン。 隊長がリザーラを偵察に行った部下から状況を聞
               いている。
               『何? リザーラが本島に向かってるだと!?』
               と説明的なセリフを言う。
               『至急住民を避難させろ。』

       リュー:なら住民の避難風景が入るんだな。 もちろんバンクで。

           GM:バンクの住民避難シーン。 宣伝カーみたいなのが
              「リザーラがこちらに向かってます。」
              と言って回ってる。 もちろんセリフは後で吹き替え。

           GM:リザーラが海を進んでいくシーン。 自衛隊の巡回挺がリザーラを
              遠巻きにしている。 突然、リザーラが火を吐く。 巡回挺は一瞬の
              うちに火に包まれる。

     デビッド:模型にしか見えない巡回挺なんだな。 燃え方がブラスチック。

           GM:再び基地シーン。
              『何としても本島上陸は阻止するんだ。』

       リック:いろんな秘密兵器出してくるんだね。

         ケン:変温動物だから冷やすとか。 液体ヘリウムとかぶつけて。

       リック:まずは通常の爆撃だね。

           GM:戦闘機がリザーラにミサイル攻撃をかける。たちまちリザーラは煙
              に包まれる。
              『やったか?』

       リック:やったわけないのにお約束のセリフだね。

           GM:もうもうと立ち込める煙の中から平然と現れる。
              『効きません!』
              リザーラが腕を振ると近くを飛んでいた戦闘機が2,3機落される。
              米軍のマークの付いた飛行機も飛んでるがこれは何故か落されない。

  一同笑。

     ジェニー:「次は特攻ね。」

      監督/GM:「特攻?」

     ジェニー:「だって日本人はそうするものなのよ。」

     デビッド:「鉢巻絞めて?」

           GM:飛行機がリザーラに突っ込む。 が、全然効いてない。

         ケン:コードネームシンプウも駄目か。

           GM:『コードネームフリージング作戦開始!』
              液体ヘリウムを積んだミサイルを発射する。 何故かさっき特攻し
              たパイロットと同じ顔だが気にしてはいけない。

         ケン:コードネームって、そのままじゃないか。 液体ヘリウムぶつけて
              周りが凍り付く…で、火を吹いて終わり。

     デビッド:火吹くか?

     ジェニー:凍り付いたらペキペキと氷割って出てくるのよ。

           GM:リザーラが凍ったな、と思ってほっとした瞬間、ペキペキと割って
              復活する。
              『駄目です! 効きません!』

         ケン:「もう少し自衛隊がいろいろしないとな。」

       リック:「で、最後に博士が秘密兵器を出してくるんだよね。」

     デビッド:「さてどんな兵器にしようか…。」

       リュー:「東京の研究所で博士が秘密兵器を作る。 で、それを自衛隊に渡
                して撃ってもらう。」

           GM:やがてリザーラは沖縄本島に上陸、辺りを破壊しまくる。
              『駄目です! 撤退です!』
              この辺りは別撮り。 というわけで君達は撤退シーンを演じてくれ。

    沖田/ケン:『撤退だ。』
              戦闘機に乗って飛び去る。 <航空機>は成功。


マイク/リック:『博士、ここは一旦東京の研究所に戻って対策を練りましょう。』

ママサ/デビッド:
              『うむ。』

           GM:沖縄を破壊し尽くしたリザーラは再び海に潜っていく。
              『リザーラを見失いました。』


  桜/ジェニー:『リザーラは何処へ行くのかしら?』

ママサ/デビッド:
              『リザーラは汚染の進んだ所に現れる。 ならば次に現れるのは…
                東京、じゃろうな。』

         ケン:タイトルが東京湾だしな。

           GM:場面は東京の研究室。 自衛隊の長官と今回作戦に参加した沖田と
              富士がいる。

コニシキ/リュー:
              『博士、博士の研究しておられたあれは使えませんか?』

ママサ/デビッド:
              『おお、そうだった。 あれがあった。』

       リック:どんな兵器だろ?

         ケン:なにかよく分からない兵器。 核生物兵器とか。

ママサ/デビッド:
              『リザーラが爬虫類ならば…あのハブ避けスプレーが使えるかもし
                れん。』

  一同爆笑。

         ケン:そうか…あのハブ避けスプレーは伏線だったんだ。

       リュー:説明はもっともらしいが持ってるのはスプレー。

マイク/リック:『ハブ避けスプレーは原液を一万倍に薄めて使っています。 原液
                のままならあるいは…。』

ママサ/デビッド:
              『しかし…あのママサモンを使うのは…。』

   一同笑。

       リュー:なんて嘘くさい名前。

    沖田/ケン:『核は駄目ですよ。』

ママサ/デビッド:
              『いや、ママサモンとは特殊な毒物なのじゃ。 爬虫類には絶対的
                な効果を持つんじゃが、それ以外にはほぼ無害というものじゃ。』

コニシキ/デビッド:
              メモ取りながら
              『どういう効果があるんですか?』

       リック:<生物学>は成功。
              『爬虫類の細胞に対して〜。』
              ともっともらしいことを言うよ。

     デビッド:細胞が破壊されていくスライドを映す。

マイク/リック:『これは一万倍に薄めたママサモンをハブの細胞に加えた映像です。』

           GM:で、実際に採取したリザーラの細胞で実験するシーンが入る。

     デビッド:何故かリザーラの細胞があるんだな。

       リュー:いったいいつの間に採取したんだ?

     デビッド:顕微鏡持ってきて皆の前で細胞にママサモンを加える。

           GM:ではそこで緊張してるシーンを<演技>だ。

 デビッド以外:成功。

         ケン:「肝心の博士が失敗してどうする〜。」

      監督/GM:「君の顔だけもう1回撮り直しだ。」

     デビッド:(コロコロ) う、また失敗。

           GM:博士は皆に背を向けて顕微鏡覗いている。 その後ろ姿を皆が緊張
              しながら見守っている。

     デビッド:また後ろ姿だけ…。

           GM:顕微鏡の中の映像が映される。 リザーラの細胞が見る間に溶けて
              いく。 というわけで博士、もう1回<演技>だ。

     デビッド:失敗…。

       リック:じゃ、助手がやります。 成功。
              『博士! 見てください!』

ママサ/デビッド:
              『おお!』

     ジェニー:桜は祖父が対リザーラ兵器を完成させてしまったのを見てちょっと
              悲しそうな顔をして部屋を出ていくわ。 当然<演技>は成功。

       リュー:それに気付いて追い掛けよう。

           GM:それは<敏捷>だな。

       リュー:入った。

     ジェニー:桜の木の下にたたずんで母から教わった歌を口ずさんでるわ。

     デビッド:海を汚せば鬼が来る♪

コニシキ/リュー:
              『桜さん。』

  桜/ジェニー:『この歌…ひょっとするとリザーラのことを歌ってるんじゃないか
                と思うんです。』

コニシキ/リュー:
              『桜さん、もう1回歌ってください。』

     ジェニー:<歌>は成功。

       リュー:で、歌の内容は? それ次第でこれからの展開が変ってくる。

     ジェニー:海を汚してはいけない、汚すと大きな鬼が襲ってくる、ってとこね。

コニシキ/リュー:
              『我々人類が海を汚してしまったからリザーラはやってきたのかも
                しれません。』

  桜/ジェニー:『リザーラは…本当は優しい生き物なんです。』

コニシキ/リュー:
              『しかし、すでに何人もの人の命が失われています。 このままリ
                ザーラを放っておくわけにはいかないのです。』

  桜/ジェニー:『でも…。』

コニシキ/リュー:
              『分かってください、桜さん。』
              と桜をまっすぐ見つめる。

  桜/ジェニー:『コニシキさん…。』

           GM:ラヴシーンにしたいなら<演技>

       リュー:入った。ふふ、俺って二枚目。

           GM:失敗してたら晴て三枚目になれたのに。

       リュー:実はコニシキは結婚していていきなり奥さんが出てくるとかなるん
              だな。

      監督/GM:「では次は研究所。 対リザーラ特殊弾頭が出来たところからだ。」

         ケン:ありったけのママサモンを積み込んで。

      監督/GM:「1発しかないから気をつけろ、というシーンを演じてくれ。」

         霧島:「いったいどんな弾頭なんでしょう? どうやって撃ち出します?」

     デビッド:「魚雷挺から撃ち出すんじゃないのか?」

         霧島:「ケン、小型船舶は動かせます?」

         ケン:「いや、出来ない。」

      監督/GM:「なら飛行機だな。」

         ケン:俺と霧島、どちらも<航空機>は32なんだよな。

マイク/リュー:『完成しました。 これが弾頭です。』

      監督/GM:「さぁ、これしかないんだ、という重厚な感じで弾頭を渡してくれ。」

         霧島:予定表によると1月先まで入手できないということですね。

  一同笑。

     デビッド:それじゃ話にならない。

       リック:現存する原料となる鉱物はもう無い、とか。

     ジェニー:そこではっきりと無い、って言ってしまうと、続編作ったときにま
              た同じ手を使おうとするけどそれが駄目だった、ってパターンが使
              えなくなるわ。 ここは日本中からかき集めてこれだけ、って言う
              のよ。

       ママサ:続編では世界中からかき集めるんだな。

       リック:続編、あるの?

           GM:さぁ、<演技>だ。

ママサ/デビッド:
              (コロコロ) よし、01成功!
              『日本中からかき集めてやっとこの1発分じゃ。 これでもうママサ
                モンは残っておらん。 頼むぞ。』

           GM:非常に重厚なシーンが撮れた。

       リュー:クリティカル成功の概念が無いのが残念だな。

           GM:それでは対リザーラ特殊弾頭を積んだ戦闘機が飛び立つシーン。 そ
              の前にミサイルを積み込むシーンがあるがこれはバンクだ。

         霧島:積み込んだときにはトムキャットだったのに発進するのはF16だ
              ったりするんですね。

  一同笑。

      監督/GM:「操縦席と後ろの副操縦席に2人は入ってくれ。」

     ジェニー:「飛び立つ直前に走ってきて『リザーラを殺さないで。』と叫ぶが
                彼らには聞こえない、というシーン入れたいわ。」

      監督/GM:「演ってみてくれ。」

     ジェニー:もちろん成功。

           GM:さぁ、戦闘機に乗った2人は<航空機>ロールだ。

         ケン:(コロコロ) 失敗。

         霧島:同じく失敗です。

      監督/GM:「おいおい、ここはクライマックスなんだぞ。 テイク2だ。」

         霧島:(コロコロ) ほとんどファンブルです。

      監督/GM:「はいはい、テイク3。」

         ケン:(コロコロ) う、1足りない。

         霧島:成功しませんね。 <航空機>32だから3回に1回は成功するはずな
              のに。

      監督/GM:「ちゃんと演ってくれよ。 もう1回。」

         ケン:(コロコロ) 00。 大失敗。

      監督/GM:「まじめに演れ!」

         ケン:(コロコロ) 駄目…。

         霧島:私は成功だけど、ナビゲータの私だけ成功してもしかたないんですが。

      監督/GM:「ほら、もう1回だ。」

         霧島:成功。

         ケン:(コロコロ)
              「すみません!」

      監督/GM:「ほら、次!」

         ケン:(コロコロ) よし、成功!

         霧島:今度はこっちが失敗です。

      監督/GM:「お前らなぁ…。」

         霧島:「どうも呼吸が合いません。」

      監督/GM:「まったく…。 ここ撮らなきゃ映画にならないだろうが。 はい、
                次。」

    霧島&ケン:失敗…。

       リック:フィルムがどんどん無駄になってくね。

  この後2人は10回近く失敗し続けます。

      監督/GM:「何回やれば気がすむんだ。 ほら、次行くぞ、次。」

         霧島:入りました。

         ケン:駄目…。 さっきから10回以上失敗してる。

       リック:3回に1回は成功するはずなのに。

      監督/GM:「はぁ…。 頼むからちゃんと演技してくれよ。」

         ケン:(コロコロ) 99なんて言ってる。

         霧島:こちらはときどき入るのに…。

      監督/GM:「次。 テイク…何回目だ?」

  18回目です。

         ケン:(コロコロ) やった! 入った!

         霧島:こちらもです。
              『さぁ、時間が無い。 行くぞ!』

      監督/GM:「やっと撮れたな。 ふぅ。」

         ケン:長かった…。

           GM:リザーラが東京湾に顔を出す。
              『東京湾にリザーラが出現しました!』

       リュー:プレスルームで他のプレス達が質問してる間に抜け駆けしてこっち
              にやってくる。 すると何故か彼女と会ってしまう。

  桜/ジェニー:飛び立つ戦闘機に向かって叫んでるわ。
              『リザーラを殺さないで。』

       リュー:桜にコートを掛けます。

           GM:はい、<演技>。

       リュー:失敗…。

      監督/GM:「もうフィルム残ってないからそのシーンはカットだ。」

       リュー:シクシク…。

     ジェニー:大量に使った人がいますものね。

         ケン:はっはっは。

           GM:東京湾でリザーラが火を吐いているシーンは入る。 そして場面は研
              究所に移る。

ママサ/デビッド:
              『うまくいってくれよ。』

マイク/リック:『必ずリザーラはあれで斃されます。』

     ジェニー:「ね、アタシをリザーラの見える海の側につれて行ってよ。」

       リュー:「でももう研究所に4人がいるシーンは撮ってしまったぞ。」

     ジェニー:「そんなことは気にする必要は無いわ。」

      監督/GM:「研究所は海の側にある。」

       リュー:「でも研究所で喜びを分かち合うシーンも欲しいじゃないですか。」

      監督/GM:「そうだな…。 でも今回は彼女の売り出しだからな。」

  一同爆笑。

     デビッド:結局プロモーション映画だったのか。

       リュー:「もっと私のシーンも増やしてくださいよ。」

      監督/GM:「上からの意向でな。 彼女を撮れと言われてるんだ。」

  一同笑。

     デビッド:そうだったのか。

           GM:戦闘機からはいよいよ目標が見えてきた。

       リック:さぁ、1発勝負!

    富士/霧島:『アプローチは何度でもやってやる。 納得の出る狙元になるまで
                撃つなよ。』

    沖田/ケン:『ああ。』

           GM:これは<砲術>だな。

         ケン:<砲術>は20%しかない。 (コロコロ) 駄目だ。

      監督/GM:「もうフィルム無いしな…。 アップのシーンは無しだ。」

         ケン:主役になるチャンスだったのに…。

           GM:戦闘機がミサイルを発射する。 そしてリザーラに向かって飛んで行く。

     ジェニー:リザーラに当たる瞬間に目を背けてコニシキの胸にしがみつくわ。

       ママサ:で、再びリザーラにカメラが向くとリザーラ泡だらけ。

       リュー:桜を抱き止めてあげよう。 <演技>は…失敗。

       ママサ:わざとらしい抱き方。

      監督/GM:「大丈夫、彼女中心に映してるから。」

       リュー:「駄目ですよ、これじゃ彼女が下品な女に見えてしまいますよ。」
              <説得>は成功。

      監督/GM:「それもそうだな。 ならもう1回。」

       リュー:(コロコロ) ひゅるるるる…。

      監督/GM:「どのみち駄目だな。 このまま行こう。」
              ミサイルが飛んで行く、当たる瞬間にカメラは桜に移る、で、スタ
              ッフが塗りたくった泡だらけのリザーラにカメラは戻ってくる。
              「そうだ、この瞬間に喜びに湧く一同というシーンも撮っておこう。」

       リュー:「上の人の受けが悪かったらそちらと差し換えるんですね。」

      監督/GM:「そうそう。 それでは皆研究所に戻ってくれ。」

       リュー:さぁ、喜ぶぞ。(コロコロ) 駄目。

マイク/リック:入った。
              『やりましたよ、博士!』

      監督/GM:「使えるのはマイクか。 でも1人だけじゃなぁ。 もう1回だ。」

       リュー:今度は入った。 そしてその決定的な瞬間を写真に撮る。<写真>
              も成功!

      監督/GM:「さぁ、ラストシーンだ。」

       リック:「やっぱり海辺かな?」

      監督/GM:「2通り用意しておこう。 まずは研究所で博士が一言行ってくれ。」

ママサ/デビッド:
              『これでリザーラの脅威は去った。 じゃが、海が汚され続ければ、
                第2第3のリザーラが現れることじゃろう。』

           GM:さぁ、<演技>だ。

     デビッド:よし、01! ラストは決まった!

           GM:そして場面は南の海。 カメラは海に潜っていく。 その海の底に眠
              る卵。 そしてEND。
              「ではもう一つ、夏の海辺のシーン、行こうか。」

       リュー:海辺で遊んでる人のバンクがまず入る、と。

     ジェニー:そしてアタシは海を見てものうげにしてるわ。

       リュー:そこに歩いてくる。 <演技>はばっちり。 無言で桜の横に立つ。

     ジェニー:そのまま海を見つめているわ。

       リュー:そこに博士の声が被さる、というのはどうだ? で、最後に卵が映
              ってEND。

      監督/GM:「よし、そうしよう。 それでどっちになるかは上次第だ。」

       リュー:「さぁ、打ち上げだ!」

       リック:「それではクランクアップを祝して。」

         一同:「乾杯!」

       リュー:「しかし次はもっとましな監督の映画に出たいよな。」

       リック:「そのうちお呼びがかかるよ。」

       リュー:「だけどよぉ、どうして俺があんな小娘の引き立て役演らなきゃい
                けないんだ?」

     ジェニー:アタシはたとえ三流でどうしようもない大根とはいっても一応は先
              輩だから取りあえず今は顔立ててあげるわ。
              「リューさん、今回はどうもありがとうございました。」

      監督/GM:「しかしだなぁ、皆、次に私の映画に出るときはもっとましな演技
                してくれよ。」

       リュー:もう出たくないぞ。 こんなヘボ監督の映画には。

  大怪獣リザーラ・狂乱の東京湾
                       1997/4/12 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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