央華封神リプレイ

若仙温古 追黒影


  これより語られまするは央華の大道に導かれし若き仙人様の物語。 各々の師
匠の下で修行をしていた8人の仙人様が、助けを求める邑人の声に応えるため、
下界に降りてこられます。
  それではまずはその仙人様達を紹介申し上げましょう。

紫雲(しうん)
  変化幻術の仙人様でございます。
  その、何と申しますか、戒律に従う方でございます。

亢同裁(こうどうさい)
  風水卜占の仙人様でございます。

李麗(りれい)
  召鬼の女仙様でございます。

回六空(かいりっくう)
  五遁金行の仙人様でございます。
  熱血漢、という言葉が相応しい方でございます。
  金行とは冷静さを司ると伺っておりますが。  

秋豊明(しゅうとうめい)
  禁術の仙人様でございます。

信玄(しんげん)
  巫蠱の仙人様でございます。
  蛇と鳥と蝦蟇をつれていらっしゃる、非常に物静かな方でございます。

胖三張(はんさんちょう)
  厭魅厭勝の仙人様でございます。

秀英(しゅうえい)
  長嘯の仙人様でございます。
  男とも女ともつかぬ不思議なお姿をしていらっしゃいます。


さて、これから語ります仙人様の物語、ことの起りは少し前に遡ります。 修行の旅に出ていらっしゃった若き仙人様達は、とある邑で、“美貌の占い師” に出会われます。 一方、その邑は狒々に襲われておりました。 狒々は、お腹の大きい女性を差 し出せ、と要求してきたのでございます。 邑人達は、土地神にお願いして祠の 周辺に結界を張ってもらい、子供ができたら子供が産れるまではその結界の中に 隠れることにしておりました。 そこをたまたま通りかかった仙人様達により、 狒々は退治された。 ですが、それで終わったわけではありませんでした。 狒々を操っていた黒幕 こそ、その占い師だったのでございます。 占い師は、化け物の幻覚を次々と出 してきては仙人様達を苦しめました。 さらに、占い師は様々な洞統の仙宝を使 ってきたのでございました。 “美貌の占い師”の正体は1羽の鴉でございました。 仙人様達は鴉を追いましたが、逃げられてしまいます。 GM:問題の鴉だが、符等も使った様子もなく、化け物の幻覚出したこと を考えるとかなり腕が立つ。 “美貌の占い師”の姿に化けていた ときには声まで女の子の声になっていた。 これはおそらく長嘯の 仙宝、[声彩珠]を使ったと思われる。 さらに、半分壊れかけた [停時旛]だとか妙な物を持っていた。 つまり、多分仙術行使が 9や10ある奴で、しかも他の洞統の仙宝もある程度手に入れること ができると思われる。 六空:やっかいな奴だな。 GM:さて、どうするか、方針を決めてくれ。 六空:相手は変化の様だから、紫雲の師匠、瞬毅師伯の所へ行って情報が 無いか訊いてみる。 GM:師匠の名は柏瞬毅(はくしゅんき)という、ネズミが昇仙した方で普 段は子供の姿をしておられる。 [幻影砂]の邪悪な使い方に関し ては右に出る者はいないと言われている。 六空:俺がGMしてたとき、そいつには泣かされたぞ。 紫雲:「師匠、ただいま戻りました。」 瞬毅/GM:「ごくろうでチュ。」 紫雲:「お土産の固焼き煎餅です。」 瞬毅/GM:「ポリポリ。 いい歯ごたえだチュ。」 紫雲:かくかくしかじか。 「〜という女性占い師が出てきたんです。」 瞬毅/GM:「それはひょっとしてこんな顔でチュか?」 と《仮装容姿》。 紫雲:「そうです、こんな顔です。」 とこちらも《仮装容姿》。 六空:「あの、同じ顔が並ぶのは気持ち悪いんですが。」 瞬毅/GM:「気持ち悪いでチュか?」 ずらずらっと5人に増える。 カードをずらりとならべるGMに一同爆笑。 おお、忘れておりました。 今回のプレイでは、GNは央華封神トレーディング カードゲームのカードを用意し、プレイの補助として使用しております。 イラストのあるカードは状況が分りやすく、プレイヤーにも好評でございまし た。 GM:“美貌の占い師”のカードは今6枚持ってるから6分身までできる。 六空:「…。」 GM:央華封神TCGのブーストパック開けたらアンコモンカードが全部こ れだった。 紫雲:「駄目ですよ、六空師兄。 師匠の前でそんなこと言うと分身して しまいますから。」 [幻影砂]のうち5人までの人影を出す[黄幻影砂]って余りがち なんですよ。 六空:これだから変化幻術は…。 瞬毅がPCだったとき、何度こいつの邪 悪な[幻影砂]に泣かされたことか。 紫雲:「で、お師匠様、何かご存知ですか?」 瞬毅/GM:「これを相手にしてるんでチュか。 あなたも大変でチュね。 今回 は応援を呼んでみました。」 瞬毅が合図すると5人の仙人が現れる。 六空:「本物ですか?」 秀英:「本物であれ、偽物であれ、美しければ問題ありません。」 瞬毅/GM:「しかしこれで全部で8人でチュか。 巫蠱は3匹お供を連れていま チュし。 ここでは少々手狭でチュね。 こちらに来なさい。」 紫雲:「さ、行きましょうか、皆さん。」 GM:ここは変化幻術の洞なので瀛洲島にある。 洞の名前はまだ決めて ない。 そのうち決める。 六空:完壁山万能洞でなければいい。 GM:瞬毅様についていくと、洞窟が段々小さくなってくる。 そして、 辺りには《変化縮身》の陣が描かれている。 紫雲:この洞窟を抜けると、身体が縮むのです。 GM:洞窟を抜けた先は照明のキラキラした宮殿の様な場所。 大きさは 普通の人間サイズなので、今の君達から見ると巨大サイズ。 秀英:「おや、これは中々のものですね。」 信玄:「そうですね。」 GM:さて、前方から巨大な人影が歩いてくる。 <知識>で振ってみて。 六空:1ゾロが出たけどここで裏成功する気は無い。 GM:12以上なら知ってる。 六空:おや、それでも知ってた。 GM:非常に有名な方だ。 西王母様。 この島の長だ。 六空:つつーっ。 GM:柏瞬毅様の師匠のそのまた師匠が西王母様。 師匠がどんな人かは まだ柏瞬毅様がPCのときのGMが設定してくれていないので分からな い。 六空:ぐさぐさっ。 GM:西王母様は、あちらこちらの部屋を覗いてあれこれ指示を出してい らっしゃる。 そして足下に視線を向けると、それまでぴしっとし ていた表情が緩んで、嬉しそうになさる。 「あら、瞬ちゃんじゃない。 久しぶり。」 「これはこれは西王母様、お久しぶりでございまチュ。」 「今日はどうしたの? お友達たくさん連れて。 1,2,3…9人+3匹ね。」 「少々相談したいことがありまチュので、お部屋をお借りしまチュ。」 「じゃ、いつもの所使ってね。」 ということでやってきたのは台所。 一同笑。 GM:瞬毅様は台所で働いている駆け出しの見習い道士が料理を皿によそ おってくれる。 六空:ちょっとで腹がいっぱいになる。 食費が浮く。 秀英:でも大ききなったらどうなるんです? 六空:そ、そうか。 胃の中の物は小さいままかもしれんな。 GM:と“美貌の占い師”化けてる紫雲を尻尾で指して、瞬毅様曰く。 「これに化けておって、変化変術を使う奴と言えば、墨周爪という 者でチュ。 鴉から昇仙した私の兄弟子だったのでチュが、正体 が鴉だけあって光り物が好きでした。」 一同笑。 紫雲:妖魔リプレイのガーではないでしょうね? GM:その様なことは無い、と思うが。 瞬毅様曰く、墨周爪の光り物好きは、少々度を越していて手癖が悪いと言われ るくらいにまでなっていたそうでございます。 あちらこちらの洞に遊びに行く度に、持って帰っても怒られない程度の品を持 ち帰っては自分の部屋に貯め込んでおったとか。 GM:以前出てきたのが、ボロボロになった[停時旛]。 1度使うと破れ てしまう上に、効果が出るかはダイス次第、という使えない代物。 ほとんどゴミ同然の品ばかりでしたので、多少の苦情はあったものの、墨周爪 対して特に処罰は無かったそうでございます。 しかし、ある邑である事件が起きたときに、墨周爪は1人の女性占い師に惚れ 込んでしまったそうでございます。 GM:つまりこの人、“美貌の占い師”。 六空:あー、そういうことか。 墨周爪曰く、彼女の水晶玉に映っている彼女の瞳が綺麗だった、とのこと。 瞬毅/GM:「綺麗だったのは水晶玉か、瞳か、どっちでチュか? と聞いたら うーん、と迷ってました。」 占い師は普通の人間、方や墨周爪は仙人と志しておる者です。 仙人と普通の 人間が同じ時を過ごすことは罷り成りませぬ。 それ故、墨周爪は修行を止めて 仙境を出ていってしまったそうでございます。 瞬毅/GM:「20年くらい前のことでチュ。 その後彼がどうなったかについて は知りませんが、貴方達の話を聞くと、どうも邪仙に転びかけて いる様でチュね。」 豊明:「狒々を操って臨月の女性を拐う、というのは、すでに邪仙ではな いのですかな?」 信玄:「そうですね。」 李麗:臨月の女性ってことから思い付く様な仙術とか仙宝って無い? GM:いくつかの仙術の条件として、生れが特殊、というのがある。 例 えば王家の産れであるとか。 その中に“母親から産れてない”と いうのがある。 六空:死んだ母親から産れた、って奴だな。 GM:特定の結界等を破るための条件として、死んだ母親から産れた子供 が該当することがある。 条件の例としては、 “母親から産れなかった子供が、夜でも昼でも無い時間に、切れない刀で符を 破る。” などというのがあそうでございます。 この場合は、死んだ母親から産れた子供 が、朝が夕に、刃を潰した刀で切る、というのが一つの答えでございましょうか。 瞬毅/GM:「臨月の女性を求めてるとなれば、何か邪悪な仙宝を作ろうとして いるとか、封印を破ろうとしているとかいったことが考えられま チュね。」 六空:後者の様な気がする。 GM:さぁ? それに関する情報はまだ出てない。 六空:“光り物”が封印されてるんじゃないか? 何となく読めてきた様 な気がする。 瞬毅/GM:「人間の女性に惚れて、仙人を止めるというのなら、それはそれで 一つの生き方でチュから、洞を出ていっても行方を探すことも無 く放っておいたのでチュが、どうやらそうもいかなくなったみた いでチュね。」 李麗:「その占い師の女性、というのはどうなったの?」 GM:調べてないから分らない。 李麗:「それを調べておいた方がいいかもしれないわね。」 六空:「その占い師は邑に定住していたのですか? それだったら邑へ行 けば知ってる者がいるでしょう。」 瞬毅/GM:「直接話しをしたわけではありませんので、分りません。 出会っ た邑ならわかりまチュが。」 六空:「その邑に行って、土地神にでも聞いたら分るかもしれん。 行っ てみよう。」 李麗:「占い師の名前って分ります?」 瞬毅/GM:「白鈴、という名でした。」 三張:「あの、瞬毅師伯、余ってる青銅剣がありはったら譲っていただけ ませんやろか?」 六空:そういえば三帳は前回青銅剣折ったんだったな。 [眉目飛刀]と 青銅剣で連続裏成功してパリン。 [眉目飛刀]の裏成功の方は特 に反動無かったんだが。 秀英:青銅剣で良かったでじゃないですか。 三帳:「瞬毅師伯、この紙と交換していただけませんやろか?」 瞬毅/GM:「紙は歯応えが無いから要らないでチュ。」 六空:《以金行為別形 変》を使えば青銅剣くらい作れるんじゃないか? 銅があれば、だがな。 秀英:折れた青銅剣を使えばいいでしょう? 六空:お、それもそうか。 瞬毅/GM:「そうでチュね、高林様のお弟子に、私が渡すのも問題ありまチュ し。 それではこれを差し上げましょう。」 と女性の姿に変身する符を一枚くれる。 一同爆笑。 李麗:高林道人にも効く様に<行使値>を高くしてあるのね? 紫雲:いえ、低くても高林道人はわざと見破らないことにするでしょう。 私が《仮装容姿》で女性の姿になったときもあえて抵抗はしません でしたから。 瞬毅/GM:「そうそう、六空、貴方のお師匠様から、何か情報があったら知っ ておきたいので帰って知らせる様に、と言伝かっていまチュ。」 六空:「分りました。」 では一旦師匠の所に帰る。 李麗:「誰か、一緒に乗騎に乗せていってくれない?」 六空:「俺の[大カブト虫]に乗るか? いったん師匠の所へ戻が、でき れば関係者には全員来て欲しいんだが。」 李麗:「[大カブト虫]なら10人は乗れるわね。 なら乗せてもらおうか しら。」 紫雲:羽根生やして 「そんなに乗ったら暑そうですね。 私は自力で飛んでいきます。」 三帳:「青銅剣貰ときたいからわたしは高林師匠の所へ帰りまっさ。」 秀英:「あまり1ヶ所に何人も行ってもしかたないでしょう。 私は三張師 兄と一緒に高林道人の所へ行きます。 何となく好奇心をそそら れますし。」 六空:「女性がいれば高林道人は異様に機嫌が良くなるんだが。」 李麗:「触られるのは嫌。」 GM:高林道人の女好きは仙人達の間で轟いてるからな。 紫雲:このパーティ、8人もいるのに女性が1人しかいないのはそのせいじ ゃないですか? GM:高林道人は酒を持った女が頼みに行くと、何でも聞いてくれる。 多少触られるのさえ我慢すれば。 紫雲:「本当に女性でなくても拘りませんよ。 見掛けさえ女性であれば。」 六空:「そのために三張は女に変身する符を渡されたんだろ。」 三張:「わたしかて触られとうありまへん。 触るんはわたしも好きやけ ど。」 六空:「これも修行のうちだ。」 秀英:「嫌な修行ですね。」 信玄:「そうですね。」 李麗:「とにかく、あたしは六空と一緒に行くわよ。」 紫雲:「高人道人の所は前に行ったばかりですし、今回は私も六空と一緒 に行くとしましょう。」 GM:で、六空の師匠って誰だ? 五遁か。 六空の好みに合わせると狐か な? 六空:うっ、狐? ま、まぁ、狐ならまだいいか。 カモシカは絶対嫌だが。 GM:乗騎がいれば幸せというカモシカ少女、里羚。 しかし彼女は洞開 いてるのか? 豊明:<仙術行使>10くらいでうろうろしてそうです。 GM:もう一つ上でもいいな。 六空:狐の上って…た、鷹? き、狐でお願い、狐で。 GM:よしよし、そんなに言うのなら鷹にしてあげよう。 鷹から昇仙し た紫目娘々だ。 目と眉の角度は10時50分がデフォルトだがしばし ば11時55分になるという。 六空:ひえーっ。 紫雲:「それでは行ってらっしゃい。 私は高林道人の所へ行きますので。」 三帳:「あんた、今紫目娘々の所へ行くと言うたばかりやないか?」 紫雲:「“改むるを厭わず、前言を翻すを恐れるべからず”です。」 秀英:よかった、先に高林道人の方へ行くと言っておいて。 紫雲:「それでは行きましょうか。」
三張様、紫雲様、秀英様は高林道人の元へ向かわれます。 もちろん、三張様 は瞬毅様にいただいた符を使って女性の姿となられましたし、紫雲様も女性の姿 になられます。 秀英様は特に姿を変えたわけではありませんが、元々女性の様な 容姿をしていらっしゃいます。 GM:高林道人は非常に機嫌がいい。 「まぁ青銅剣の1本や2本ならいくらでも持っていくといいぞい。 なんなら[眉目飛刀]も持っていくかの?」 目尻下がりっぱなし。 「三張、これからずっとその姿でおらんか?」 三張:「いえ、長時間はもちまへんので。」 高林道人/GM:「そうか。 残念じゃのう。」 紫雲:「腰をお揉みしましょう。」 高林道人/GM:「おお、すまんの。」 GM:双方1D6振って。 大きい方がいい。 三張:こんなときに1や。 紫雲:3です。 GM:では符を1枚くれた。 三張は行使値は8の《似人 等受呪詛形》符。 紫雲には《依呪 生分身》符をくれる。
GM:さて問題の方に移ろうか。 六空:「お師匠様、ただいま戻りました。」 紫目娘々/GM:「それで?」 ギロリ。 六空:かくかくしかじか。 「〜というわけで…。」 紫目娘々/GM:「それで?」 六空:「あの、ですから…。」 紫目娘々/GM:「取り逃がしたって?」 眉と目が11時5分。 一同笑。 いえ、笑ってる場合ではございませんな。 紫目娘々/GM:「あたしの弟子が、我が洞府の名を背負っておきながら、鴉と戦っ て、取り逃がしたって?」 六空:「にっ、逃げ足の速いやつでしたので。」 GM:シャキン。 紫目娘々の爪が伸びる。 それでは18を目標に恐怖判定 をしたまえ。 一同笑。 六空:ひっ、ひえーっ。 老化する〜。 (コロコロ) ほっ、-2の失敗です んだ。 GM:六空に蹴爪が飛んでくる。 1D+5点のダメージをあげよう。 六空:7点。 い、痛い。 GM:さて、それを見ていた周りの人にも恐怖判定をしてもらおうか。 豊明:わたしらは洞の外で待っております。 GM:では音だけなので恐怖値14で勘弁してあげよう。 李麗:そ、それでも14? -4失敗で放心。 豊明:(コロコロ) -7失敗。 永遠の精神異常と2年の老化。 狂気表は…恐 怖症を植え付けられましたな。 一同爆笑。 いえいえ、まったく笑ってる場合ではございませぬ。 GM:それはもちろん、紫目娘々恐怖症だな。 秀英:その恐怖症なら誰でも最初から持ってるのでは? 信玄:そうですね。 豊明:逃げます! とにかく逃げます! 地の果てまで逃げます! 李麗:「こ、これが天をも揺るがすという紫目娘々の怒りなのね。 噂に は聞いていたけど…。」 信玄:「そうですね。」 豊明:あ、いけませんな。 “心気を清浄、平静に保ち、激しい感情に乱 されることなかれ”の戒律に反してしまいましたな。 紫雲:ならば戒律を守るためにはもう1回戻ってこなければなりませんね。 六空:これは恐怖判定の結果による回避不能なことだから反したことには ならないだろう。 信玄:そうですね。 GM:とりあえずストレスを発散したので紫目の眉と目は10時10分に戻っ た。 紫目娘々曰く、墨周爪は以前娘々の洞から、仙宝を盗んでいっ たそう。 紫雲:なんて命知らずな。 GM:盗んでいったのは、それ持って命令されると、思わず従ってしまう、 という宝玉。 例えば、 「修行をサボって居眠りしてる暇があったらまじめに働け。」 とか言われると、まじめに働いてしまう。 六空:お師匠様に修行中使われた様な…。 秀英:そんな物使わなくても紫目娘々の命令に逆らえる者なんていないの では? 六空:しかしそれが盗まれて悪用されたら大変だな。 紫目娘々/GM:「あ奴が宝玉を悪用してる様なら何とかしてこい。」 六空:「は、はっ。 命に変えましても。」 と直立不動。 紫目娘々/GM:「ならさっさと行け!」 ゲシッ。 六空:「は、はい!」 李麗:この方、9時15分より下になったことはあるの? GM:知られている限りでは、10時10分より下はありません。 紫雲:本人に聞いてみたらいかがです? 李麗:まだ死にたくないから止めておくわ。 GM:大丈夫。 まだ誰も12時ジャストは見たことないから。 同裁:…見た人間…死んでる。 信玄:そうですね。
全員寿命が縮む様な思いをしながら紫目娘々から情報を聞いた仙人様達は、高 林道人の所へ行っておられた仙人様達と合流してこれからの事を相談なさいます。 豊明:縮む様な、ではなくて本当に寿命縮んでおるんですがな。 GM:さて、他に何か聞くことはある? 六空:うーん、まだ何かありそうな気がするんだが…。 同裁:…後で…気付く? 六空:そうなりそうな気がする。 うーん、思考の迷宮に嵌まり込んでし まった。 信玄:そうですね。 紫雲:サラサラサラ。 皆の悩んでる様子を見て散文にしています。 今回 の話は誰を主人公にしましょうか。 六空:「考えるのも面倒だ。 占い師がいた邑へ行ってみよう。」 信玄:「そうですね。」 GM:風水卜占の人、<知識>で振ってみて。 同裁:…<知識>? …17。 GM:同裁はなんと無く気になる情報があった様な気がする。 同裁:…気になる? GM:今までに出た情報の中で、何か気になるものがあると思う。 何か キーワードを一つ挙げてくれ。 正しいものを選んだら情報をあげ よう。 同裁:なら…盗まれた仙宝。 GM:仙宝に関しては先ほど以上の情報は無い。 ときたま師匠が躾の悪 い弟子に使うことがある。 効果時間は命令が達成されるまで。 駆 け出しの仙人クラスであれば、まず逆らえない。 同裁:一般人なら…抵抗できない…と。 六空:狒々を操るのにも使えるな。 GM:基本的には命令が達成されるまで効いてるんだが、何かの理由でで きなくなった場合、効果は切れる。 例えば、無理に実行しようと すれば確実に死ぬ、なんて状況になったら、そこで命令を放棄でき る。 同裁:それでも…と改めて命令されたら? GM:そこまで邪悪なことを言う師匠はいない。 六空:可能だがしない、と。 一度にかかるのは何人? GM:1人。 基本的に弟子に言うこと聞かせるためのものだから。 紫雲:「鴉は他の洞からは何を持っていったんでしょうね?」 GM:残り2個ぐらいしか入ってない金丹壷とか 六空:「鴉の被害状況を調べるか。」 李麗:「どうやって? 調べる方法は無いわ。」 秀英:「一旦それぞれの洞に戻ってお師匠様に聞いたらいいのではないで すか?」 紫雲:「もう1回紫目娘々の所に戻るわけですね。」 と散文書きつつボソボソを言います。 GM:さっき「早く行け」と言って追い出されたのに、すぐに戻ってきた らどうなるかな? 六空:紫雲を見てジロリ。 紫雲:「おや? どうかしました? 私は散文書いているだけですが。」 秀映:「気持ちが落ち着く曲でも奏でましょうか?」 六空:「とにかく、邑に行こう。」
仙人様達がやってきたのは“大地を潤す大河”の傍らの邑でございました。 GM:邑の側には大河が滔々と流れている。 その河の恵みのお陰か、か なり裕福そうな邑だ。 同裁:とりあえず…[羅盤]。 GM:特に変わった様子は無い。 六空:しまった、墨周爪の普段の姿を聞いておくのを忘れてた。 紫雲:例の占い師の姿でいいのでは? 私が化けますから。 『こんな顔を見ませんでした?』 同裁:…『生き別れの姉…です。』 って? GM:情報収集は全員集まってする? 李麗:2手くらいに分れるわ。 ぞろぞろ行ってもしょうがないし。 豊明:誰か絵の描ける人はおりませんかな? 2手に分れるなら、片方は占 い師の似顔絵が必要でしょう。 六空:何なら、増えることもできますが? 一同笑。 李麗:それは余りにも変よ。 邑人を警戒させるだけだと思うわ。 あたし は、まず邑人に20年くらい前のことを知ってる人がいないか聞いて みるわ。 六空:では2手に分れよう。 三張:まず邑長の所へ行きたい。 紫雲:私は占い師の姿になっておきましょう。
GM:邑人に話を聞くなら、このカードの中から1枚引いてくれ。 時間的 にはそろそろ夕暮れなので、夜までに1つのチームは2枚までカード を引ける。 李麗:ならまず1枚。 “やんちゃな子供たち”ね。 秀英:それでは20年前のことを聞いても無駄ですね。 李麗:「ねぇ、20年くらい前のこと、知ってそうな人っていない?」 子供達/GM:「20年前? 古い話なら長老だよ。」 李麗:じゃ、次は長老の所に行くわ。 GM:それでは邑長の方へ向かったチームはカードを引いて。 三張:“勇敢な兵士”? 紫雲:なんと、邑長は勇敢な兵士だったのですね。 GM:違う違う。 それは門番だ。 「何用であるか?」 紫雲:「邑長に、この邑で20年ほど前に起ったことについてお話をお聞き したいのですが。」 門番/GM:「邑長は只今お忙しいので誰ともお会いにならん。」 紫雲:「私達は多少なりとも仙術を修めてる身です。 もし何かお困りで ありましたら、お助けできるかもしれませんが?」 門番/GM:「あなた方は仙人なのか?」 秀英:「そうです。 まだ駆け出しではありますが。」 ここにいるメンバーは皆仙人だと言ってもいいんですね。 同裁:俺は…もう1方の方にいるから…。 門番/GM:「それでは少々お待ちください。」 門番は奥に行く。 しばらくすると戻ってきて 「邑長は是非仙人様にお会いしたいと申しております。 どうぞお 入りください。」
GM:さて、やってきたのは“話好きの長老”の所。 六空:出たか、“話好きの長老”。 三張:前回も出た様な気ぃするんやが。 六空:前回は三日三晩話を聞かされたな。 長老/GM:「旅のお方、何かご用かな?」 李麗:「とある事情がありまして、20年ほど前のことを調べておりますの。」 長老/GM:「ほう、20年。 で、わしは何を話せばよいのですかな?」 李麗:「白鈴という女性の占い師がこの邑にいたはずなんだけど、その女 性について何かご存じ? 長老/GM:「なるほど。 では上がりなされ。」 李麗:「はい。」 GM:さて、全員通されたのかな? 逃げた人は? 李麗:いないわ。 秀英:では皆さん3日間拘留ですね。 六空:そうなりそうな気がする。 信玄:そうですね。 GM:長老はいろいろと話をしてくれる。 が、かなり寄り道が多い。 「あの頃のわしはな…。」 李麗:うまくタイミングを見計らって本題に戻すわ。 GM:ならうまく本題に誘導できるか<知覚>で振ってみて。 李麗:20。 GM:それでは長老は裏成功を…。 六空:こらこら。 GM:20なら成功。 「たしかに、20年ほど前白鈴と名乗るそれはそれは若く美しい占い 師がおったのう。 邑の若い者は皆その占い師に夢中になっての う。 わしももう10年若かったらのう。」 さて、次は<魅力>で振ってみようか。 難易度は“普通の人には 極めて難しい行為”だ。 李麗:16。 GM:ふっふっふ。 こっちは19。 「隣の邑からもわざわざ若い者がやってきてのう、明日の天気だの 夢見がどうだっただのどうでもいいことを群がって訊いておった のう。」 李麗:「それなら結婚を申し込む者もいたでしょ?」 長老/GM:「そうじゃのう、わたしの将来の結婚相手を占ってくれ、と頼みに 行った連中が、にこにこしながら帰ってきた例はなかったのう。 一同笑。 長老/GM:「わしがあと10年若かったら結果は違っておったかもしれんがのう。」 李麗:「それから20年、今はその占い師はどうしてるのかしら?」 長老/GM:「20年といえば長いからのう。 この邑にもいろいろあった。」 六空:話題を白鈴に絞らせる。 GM:それは難易度“ひょっとして成功するかもしれないから、やるだけ やってみようか?”だ。 <知識>で振って。 六空:裏返す! 裏返して21だ。 反動は無し。 長老/GM:「そういえば、どうしたものじゃろうな、過去に1度、この邑に、 大きな事件が起った。 それ以来姿を見せん様になったのう。 ひ ょっとするとあの事件の最中に命を落したのではないか、と涙に くれる者が多かったのう。 ここだけの話なんじゃが、わしもあ の娘には中々目をかけておってのう。 とは言っても年の差が年 の差なので、正面切っては口説けんかったのじゃが…。」 豊明:またわき道に逸れてきましたな。 何とかして戻したいところです な。 GM:では<意思>で振りたまえ。 一同笑。 と、申しますのも、豊明様の<意思>は僅かに5しかございません。 GM:さあ、裏成功でも何でもしてみたまえ。 こっちは21だ。 豊明:すでにサイコロが振れませぬな。 李麗:「もしかしてその事件は仙人が解決したんじゃない?」 長老/GM:「そういえば、そういう話も聞いたことあるのう。 どうしてそん なことをご存じなんじゃ?」 李麗:「あたし達も仙人を志しているの。」 同裁:「あ…言ってしまった…。」 長老/GM:「ほう、あんた達も仙人なんじゃな? であれば、様々な修行をし ておるのじゃな?」 李麗:「それはまぁ色々と。」 長老/GM:「であれば何か具体的に教えてくださらんかのう。」 六空:なら師匠の話をしてやろう。 一同爆笑。 長老/GM:「そ、それは何と恐ろしい。 寿命が2年ばかり縮んでしもうたわい。」 秀英:長老の寿命が2年も縮んだら突然ばったり倒れません? GM:それは大丈夫。 さて、ここにいる人は<知覚>を振って。 12以上 なら成功。 六空:それなら1ゾロでも成功する。 GM:外からは何やら雀の鳴き声が。 一同笑。 長老/GM:「確かに仙人様達がその事件において活躍された。 わしも仙人様 の手助けをしてのう。 仙人様にも感謝されたものじゃ。」 さて、何処までが本当の話か、<知覚>で判定して。 李麗:21。 GM:紫雲のお師匠様、柏瞬毅様の話はでてきた。 瞬毅様は色々マスター 泣かせな幻術を駆使して邑人を襲っていた邪仙を退治されたそうだ。 他にも何人かの仙人が関わっていたが、その人達もやっぱり今では 何処かで洞府開いている。 長老は仙人達が実際に妖怪と戦う所は 見ていないそうだ。 六空:一般人が妖怪見たら寿命縮むからな。 GM:人間にしては長く生きてるからそれなりに恐い物も見てるけど、そ れでもせいぜい<精神値>は5,6点くらい。 <恐怖値>18なんて見 た日にはあっという間に逝ってしまう。 李麗:白鈴という人は? GM:そもそも、邑に危険が迫ってることを予見したのが白鈴。 彼女の 予見を聞いて、邑長がつてを辿って仙人に助けを求めた。 李麗:白鈴は仙人達と行動を共にしていたの? GM:仙人と共に、避難の誘導とか、怪我人の手当てとかをしていたそう だ。 李麗:具体的にどういう事件が起こったの? GMが取り出したのは“何者かが湖の堰を崩した”のカードでございました。 GM:邑の側を流れる川の上流には湖がある。 そこの堰が壊されると邑 は水浸しになる。 李麗:「で、その堰は壊されたの?」 長老/GM:「それはじゃな…おお、そろそろ昼飯の時間じゃな。 食べてゆか んかね?」 一同笑。 同裁:もう昼か…。
GM:それでは邑長の方。 邑長はこれ、“善良な邑長”。 紫雲:邑長に訊いてみます。 「一つお伺いしたいのですが、20年ほど前、私の様な姿の占い師が この邑にいませんでしたか?」 邑長/GM:「その占い師なら存じております。」 紫雲:「それと今回の事件とは何か関係はあります?」 邑長GM:「この邑の川上に湖がございます。 20年ほど前、その占い師の予 言の通りに湖の堰が壊されて大変な騒ぎになりました。 そのと きは仙人様達が来て、水を堰き止めて、そして湖に巣食ってって いた妖怪を退治してくださいました。 しかし…また20年前と同 じことが起り始めたのです。」 そう話してると、邑長の娘が出てくる。 娘はこれ。“祈りを捧げ る巫女”そして“生け贄の儀式が行われた”。 紫雲:なるほど、そういうことですか。 秀英:これからその娘が生け贄にされそうになっているんですね? この時期、普段であれば、川の水位は安定してるのでございますが、今年は 何故が妙に水位が増えたり減ったりしておりました。 不思議に思った邑人が川 の様子を見に行ってみると、墨で書かれた木簡が流れてきたそうでございます。 木簡には、邑を水没させられたくなければ邑長の娘を生け贄に差し出せ、と書か れていたのでございます。 邑長/GM:「次の満月の晩、この娘を生け贄に差し出さねばならぬのです。」 紫雲:「そうですか。 すみません、元の姿に戻らさせていただきます。」 驚かせるといけないので物陰に隠れて変身を解除します。 秀英:わざわざ変身を解く必要は無いのでは? 紫雲:しかし邑長の娘さんがいますから。 ここは男の姿でいるべきでし ょう。 秀英:娘さんに素顔見せるためですか。 紫雲:せっかく<魅力>が11もあるのです。 秀英:何に<魅力>を使う気ですか、何に。 紫雲:変化幻術は軽薄なんです。 秀英:ひょっとして、<魅力>の上がる[金霞冠]着けてるのもそのため ですか? 紫雲:やはり<魅力>は上げておかないといけませんから。 李麗:あたし[伝声鬼]を飛ばして紫雲に言いたいことがあるんだけど。 紫雲:何でしょう? 李麗:その娘さん、ひょっとして妊娠してるんじゃない? 紫雲:そうですね、聞いておきましょう。 「失礼ですが、お嬢さんはどなたかと結婚されてます?」 娘/GM:「いいえ。」 紫雲:「それではお腹が大きいということはありませんね。」 GM:娘は真っ赤になっている。 三張:それはしゃーない。 聞いておかなあかん情報や。 信玄:そうですね。 紫雲:「お嬢さん、失礼なこと聞いてすみませんでした。」 にっこり笑いかけます。 GM:笑いかけるかね? なら<魅力>で振りたまえ。 笑顔一発でオトす のは“普通の人には極めて難しい行為”だな。 秀英:でも紫雲師兄は専門家ですから。 紫雲:(コロコロ) 19、[金霞冠]で+1して20です。 GM:+6も成功してるよ。 娘はすがる様な目で紫雲を見てる。 紫雲:「事情を知ったからには放っておくわけにはいきません。 我々で できることはいたしましょう。」 娘/GM:「仙人様…。」 紫雲:「ところで、20年前のことをよく知っている方はいらっしゃいます か?」 GM:ここに“邑一番の物知り”というカードがあるんだが、素直にここ に行かせるつもりはない。 これを登場させたければ何らかのアプ ローチを考えてくれ。 紫雲:では土地神の祠の場所を聞いておきましょう。
その晩、紫雲様、三張様、秀英様は邑長の家に泊めてもらうことになさいます。 この間、長老の家に向かわれた残りの仙人様達は延々と話を聞かされております。 紫雲:それでは今晩はゆっくりと休ませてもらうとしましょう。 GM:長老の家に行った連中は呼ばないんだね? 紫雲:何処に行ったかなんて知りませんから。 秀英:きっとこちらの会話は李麗師姉が[伝音鬼]で聞いてるでしょう から、必要なら六空師兄達の方からやってきますよ。 李麗:あたし[伝声鬼]なんて飛ばしてないわよ。 秀英:そうなんですか? てっきり飛ばしてるものとばっかり思ってまし た。 ま、こちらから呼び出す必要があれば[招仙笛]を使えばい いでしょう。 GM:さて、紫雲、難易度“普通まず失敗しない行為”に対して<知覚> で振って。 紫雲:16です。 GM:夜中に、庭に娘が出てきた。 そして、空の月と、池に写った月を 交互に見ている。 紫雲:「心配要りませんよ。 私達が何とかいたします。」 娘/GM:「仙人様…。」 秀英:変化幻術の言葉ですね。 六空:変化幻術は“改むるを厭わず、前言を翻すを恐れるべからず”だか らな。 さっぱり信用できない。 信玄:そうですね。 GM:娘は紫雲の胸に飛込んでくる。 さて、基本的には子供向けなので、 シーンはここで切ろうか。 一同笑。
翌朝。 秀英:「おや? 紫雲師兄、どうしてそちらの部屋に?」 紫雲:「少々娘さんに伺いたいことがありまして。」 にこにこ。 GM:ほう、部屋まで行ってたのかね? ならそういうことにしてあげよ う。 ちゃんと責任持てよ。 一同笑。 李麗:戒律は大丈夫なの? 紫雲:“喜びを忌むことなく、快さを楽しむべし。”です。 GM:では紫雲、<体力>で振りたまえ。 紫雲:16です。 GM:それは通ってしまったよ。 何が、とは言わんが。 一同爆笑。
紫雲:次は“邑一番の物知り”の所に行きたいですね。 GM:うーん、そうだな、紫雲にはとんでもない判定をさせてしまったか ら、サービスしてあげよう。 “邑一番の物知り”の所へやってき た。 秀英:招仙笛吹いて長老の方へ行った師兄達に居場所を知らせておきます。 李麗:音が聞こえたら、ちょっと席を外して[伝声鬼]を送り込むわ。 GM:そうすると長老に 「人の話はまじめに聞くものじゃぞ。」 と割り込みされる。 一同笑。 李麗:[伝声鬼]で紫雲達に話しかけるわ。 「どうしたの?」 紫雲:かくかくしかじか。 「というわけで、“邑一番の物知り”という人の家にいます。」 李麗:「わたしの方はもしかしたら今晩もここを離れられないかもしれな いわ。」 紫雲:「そうですか。 それでは頑張ってください。 そうそう、この邑の 土地神の祠の場所も訊いておきましたから、早めに行ってくださ いね。」 李麗:「だから、離れられないんだってば。」 紫雲:「あまり時間はありませんよ。」 秀英:「満月まであと2日ですね。 」 李麗:「…努力はするわ。」 GM:さて、“邑一番の物知り”は割りと学者肌の人。 「何かご用かね?」 紫雲:かくかくしかしか。 「と、いうわけで20年前に起こった事件についてお伺いしたいので すが。」 物知り/GM:「いくつか話があっての、どれが本当なのか、それとも全部ただの 噂なのかわからんが…。」 “邑一番の物知り”は3つの話を語りました。 第一の伝説は“邑を呑む大洪水の伝説”。 物知り/GM:「いつか、上流の湖の堰が壊されて、この邑は滅びる、という話じ ゃ。 この邑ができた頃からそんな話があって、実際何回が危な かったこともあった。」 第二の伝説は“地底に眠る遺跡の伝説”。 物知り/GM:「そもそのあの湖は何故できたか。 これはわしの説なんじゃが、 あの湖の下には何かあるんじゃないかと思う。」 ここで遺跡、と言ってしまうと、神話時代の話のはずの央華の世界 の遺跡とは何だ、という話になってしまう。 六空:神々の遺跡とか? GM:そう、央華自体の誕生に関わる様な、そんなとんでもないもの、と いう可能性も少なくない。 六空:下手したら五祖五凶まで行くな。 物知り/GM:「一説によれば、古代、悪さをした龍が天帝様の怒りに触れて、あ の湖に封じられたという噂じゃ。」 これは根も葉も無い噂。 “地底に眠る遺跡の伝説”のカードに龍 が描いてあるから仕方なく言ったと思ってくれ。 第三の伝説は“封印された死霊の伝説”。 物知り/GM:「あるいは封印されているのは龍などではなく、冥界へ通じる扉だ という説もある。 この川を三途の川に見立てたのかもしれんな。」 秀英:「それぞれの伝説に何か根拠はあるんですか?」 物知り/GM:「全て言い伝えじゃ。 調査しようにも、封印されているのが龍だ の冥界への扉だのかもしれんのでは、仙人様でもなければ手を出 しようが無い。 そうじゃな、あなた方が仙人様ならば、伝えて おかねばならんことがある。覚悟はよろしいかな?」 三張:「覚悟やて?」 秀英:「必要なこととあれば。」 物知り/GM:「その昔、邑を襲ったのは亀の化け物じゃ。」 六空:団甲将軍? そんな物が出てきたら我々のレヴェルでは洒落になら んぞ。 勝てなくはないが、戦う場所を間違えたら全滅する。 豊明:それは恐いのですかな? GM:たかが知れてる。 <恐怖値>は虎並。 豊明:恐い。 一同笑。 物知り/GM:「以前この邑に来られた仙人様が、残していった記録がある。 こ れをあなた方にお渡ししよう。」 同じ場所に同じ妖怪が再び現れる、というのは央華の大道の定めるところでご ざいます。 以前邑に来た仙人様達は、将来、同じ妖怪が現れたときのために記録を残して ゆかれたのでございます。 六空:うーん、洪水か。 俺は水を作り出すことならできるが、止めるこ とはできん。 GM:仙人が残していった記録を見ると、次に再び団甲将軍が現れるまで には、108年はかかる、と記されている。 紫雲:すると本物ではなく、化けてるだけですか? GM:もしくは、育ちきってない奴。 どちらにせよ、団甲将軍ほどの力 を持った奴ではない、と思われる。
GM:さて、そろそろ昼になった。 おめでとう、長老へ行った組はよう やく解放される。 李麗:「どうも貴重なお話をありがとう。」 長老/GM:「また何か聞きたいことがあったら来てくだされ。」 李麗:「ええ、何かあったら。」 GM:招鬼の戒律には嘘ついてはいけない、とかは無いんだな。 三張:厭魅厭勝ならあるんやがな。 ここにおらへんで良かったで。 李麗:あたしは何か聞くことあったら本当に来るつもりよ。 GM:しかし、“酔っ払いの親父”のカードは2枚も入れていたのに誰も 引かなかったな。 絡んでやろうと思ってたのに。
合流した仙人様達は、湖の中央にあるという土地神の祠に行ってみることにな さいます。 GMが出したのは“祠が壊されてしまった”でございました。 李麗:祠の入り口で《祈願 見気顕正》。 GM:見るまでも無い。 どよーんとした気が漂ってる。 断言ができない が、これだけ気が滞ってるということは、土地神はすでにどうにか されていると思われる。 同裁:[羅盤]…。 陰気の一番多い所…? GM:やはり祠。 李麗:土地神はここにはいないの? GM:いることはいるが、かなり力を失ってる様だ。 李麗:《祈願 明鬼》。 「どうしたの?」 土地神/GM:「…強い…力を持った…現れて…わしには…どうしようも…ない…。」 六空:「何が現れたんだ?」 土地神/GM:「…亀…2匹…そして…娘の姿…」 秀英:団甲将軍2匹に“美貌の占い師”ですか。 六空:団甲将軍が2匹? それは洒落にならんぞ。 同裁:…占い師が…亀…操ってる? 李麗:「そいつらは今何処に?」 土地神/GM:「…分らぬ…。 …亀は…近くに…おそらく…。」 六空:「その娘については何か知ってるか?」 土地神/GM:「…20年前…仙人と共に…戦った…。」 秀英:「戦ったんですか?」 土地神/GM:「…仙骨…認められ…仙人に…。」 同裁は、そう言われてみると、たしかに何処かの風水の洞で、綺麗 な女性の占い師がいた様な気がする。 同裁:…おや? GM:最初にキーワードを一つ選べって言ったよな? そこで、占い師を 選んでいれば、それを思い出していた。 同裁:「そいつが…今回の…黒幕?」 六空:「いや、姿がそいつなだけだ。 中身は違うかもしれん。」 信玄:「そうですね。」 土地神/GM:「…気は…全然…違う…。」 六空:「その気に覚えは?」 だいたい予想はついてるが。 土地神/GM:「…一番…近い…かつての…仙人…。」 六空:やはり正体は鴉だな。 秀英:「とりあえず亀の居場所を探しましょうか。」 信玄:「そうですね。」 秀英:湖の魚を呼んで聞いてみましょう。 GM:呼んでも魚は来ない。 どうやら、この湖からは魚は逃げた様だ。 秀英:亀を恐れて逃げたのなら無理に呼ぶわけにはいきませんね。 李麗:[見鬼]を飛ばして探らせるわ。 21。 GM:大きい亀が深い所を泳いでる。 李麗:「あの辺りにいる様ね。」 六空:「しかし、水の中では手も足も出ない。」 豊明:「こちらから水の中に入るのは自殺行為ですな。」 信玄:「そうですね。」 六空:「なんとかしておびき出そう。」 秀英:「本物の白鈴さんが、風水の洞にいるのなら、つれてくればいいん じゃないですか?」 六空:多分、白鈴はもういないと思う。 すでに亡くなっていて、それが 鴉が暴れだした原因じゃないか。 GM:私はそこまで邪悪ではないつもりだよ。 同裁:…白鈴について…何か知らないか? <知識>で21だ。 GM:現在修行中だ。 同裁:…なら…洞にいるな。 六空:風水は時間がかかるからな。 同裁:…俺も…56年…修行してる。 秀英:「それでは白鈴さんを呼びましょう。」 李麗:「でも今何処にいるか分らないわ。」 秀英:「同裁師兄のお師匠様に聞いたら何か知ってるかもしれませんよ。」 ところで、同裁師兄のお師匠様って誰です? GM:風水か。 ならこいつにしてあげよう。 “遙飛翔”だ。 六空:そいつなら問題ないな。 その上になるとやばいが。
同裁様は、飛翔師匠の元に戻られます。 GM:師匠に訊ねると白鈴のいる洞が分った。 連れて帰りたいのならう まく交渉してくれ。 秀英:お互い、風水同士だと、禅問答になりそうですね。 同裁:「ある女性の…偽物…現れた。 おや…そういえば…あんた…何処 かで見た様な…。」 GM:<魅力>で振りたまえ。 同裁:裏返して…21。 白鈴/GM:「それはもしかしたら…。 分かりました、行きます。」 そして、翌日の日没少し前に、同裁様は1人の女性を連れてもどってこられます。 GM:同裁が戻ってくるまで、他は好きに時間を使ってくれ。 紫雲:ならば邑長の娘の所へ行っていろいろ話を聞いていましょう。 秀英:はいはい、好きなだけデートしていてください。 李麗:一晩あれば、<仙術行使値>が一つ上の仙宝を作れるわね。 六空:よし、《命金行変質 化》の符を作っておこう。
そしていよいよ満月の晩がやって参ります。 仙人様達は、祠のある島で妖怪 が現れるのを隠れて待つことになさいます。 紫雲様は邑長の娘の姿に変わられ て、生け贄を入れる箱の中に入っておられます。 GM:月が昇ってくると、亀が2匹湖から現れる。 団甲将軍の<体格>は 12だが、こいつらはせいぜい10そこそこ。 そして、バサバサとい う音がして、鴉が1羽飛んでくる。 そいつは祠の前に降りると、占 い師の姿になる。 「この娘を生け贄に捧げれば、湖の堰を護る結界が解ける。 そう すれば…。」 李麗:その言葉は後で調べる必要がありそうね。 とりあえず、今は白鈴 さんをつれて鴉の前に出るわ。 紫雲:「まぁ、同じ方が2人も。」 墨周爪/GM:「あ、あなたは…。」 墨周爪は仙人としての姿に戻る。 「な、何故だ。 あなたは邪仙に封印されて、それを解くためには… うっ、あ、頭が…。」 六空:なるほど、そういうことか。 李麗:《祈願 三尸探心》で鴉の心を探ってみるわ。 GM:かなり混乱してる。 「わ、私は騙されていたのか? と、すれば、今まで私のしてきた ことは…。」 とがくっと膝をつく。 それを白鈴が駆け寄って助け起す。 李麗:鴉の陰の気は強いの? GM:前は陽の気がそこそこあったけど、なんやかんやで徳値減らされて 邪仙に近付いてしまった、という状態。 亀の方からは強い陰気を 感じる。 さて、その亀でございますが、2匹の亀は何が起ったのか分らない、という様 子で頭をよせて何やら唸っておりました。 やがて、亀は仙人様の方を向き直る と、やにわに襲い掛かってきたのでございました。 恐ろしいことに、2匹の亀は[蜈蜂袋]や[風刃車]等の仙宝を持っていたの でございました。 GM:[蜈蜂袋]の袋はかなりボロボロになっている。 開けてみると、 おや? 出てきたのは蜂が1匹だ。 一同笑。 GM:[風刃車]もほとんど羽根が取れかけている。 というわけで両方 とも<仙術行使>1の仙術として抵抗してくれ。 壊れかけの仙宝など、修行を積んだ仙人様達にとっては驚異となりません。 秀英:(コロコロ) それでも抵抗失敗しています。 裏返して成功します。 GM:裏返して受ける反動の方が大きいと思うが。 秀英:でもダメージで6を振ると死にますから。 ま、まぁ、多少は苦労はございましたものの、かくして、2匹の亀は仙人様に 退治されたのでございます。
さて、後に残るは墨周爪。 彼はこれから今までの行いを償うことになるので ございましょう。 それを語るのは、また次の機会に譲るといたしましょう。
若仙温古 追黒影 (若仙古きを温め 黒き影を追う) 1998/10/3 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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