ガープスルナルリプレイ

雪のヒマ女の洞窟


キャラクター
  カノン
    タマットの戦士。 好奇心旺盛だが何かと不幸にめぐり合う。
  ファウロ
    タマットのレンジャーで槍の達人。 カノンの兄貴分。
  バイザ
    ライオン型ギャピットの娘。 珍しい獣を追い求める狩人。
  フィアナ
    治癒系を得意とするウィザード。
  シャノン
    フィアナの使い魔の猫。


月が導く物語。 今宵の舞台はバドッカの西はグレースの山。 七色の光に照らされて浮かぶ物語。
こんにちはだにゃ。 ボクはシャノン。 御主人様のフィアナ様の使い魔の猫にゃ。 これからボクが話すのは、御主人様とボクが遭遇したとある事件にゃ。 御主人 様の華麗な活躍を特と聞いて欲しいにゃ。 GM:物語の舞台はグラダス半島は鬼面都市バドッカ近くのとある宿場町。 皆さんは旅の途中、たまたまその町に立ち寄りました。 皆さんは同 じ宿にやってきました。 カノン:何か変わった料理はあるにょ? 僕は料理のレシピ集めるのが趣味な のだ。 GM:宿の主人は手早く料理を作っています。 手捌きからするとかなりの 腕前のようです。 カノン:「それは美味しそうだにょ。 レシピを教えて欲しいのだ。」 GM:<調理>を振ってください。 カノン:+6失敗だにょ。 GM:親父は手際良く料理を作っていきますが、速過ぎてあなたには分か りませんでした。 バイザ:「流石ぷろダ。」 GM:おや、バイザも調理場の方へ来たんですね。 バイザ:猪ブラ下ゲテイルワ。 来ル途中森デ狩りシタノ。 GM:バイザはライオン型のギャビットでしたね。 なら狩りもお手の物で すね。 バイザ:アタシ、弓得意。 フィアナ:ライオンなら弓とか使わないで素手で獲ったんじゃないかしら? バイザ:「猪、要ラナイ?」 宿の主人/GM:「ほう、いい肉だな。 なら今晩の宿代食事代はこの肉、ということ でどうだ?」 バイザ:「ソレデイイワ。」 宿の主人/GM:「皮も結構奇麗だから、皮細工ギルド辺りへ持っていけばそれなり の値段で買ってくれるはずだぞ。 肉はそうだな、角煮にでもする か。」 カノン:ファウロのアニキの方へ戻るにょ。 「アニキ、足がライオンの女の人がいるのだ。」 ファウロ:ちらっと見るものの気にせずクスクス吸ってる。 ぷわー。 カノン:「アニキ…。」 アニキに声掛けるの諦めてバイザさんをじーっと見るのだ。 バイザ:猪ノ皮、加工する。 (コロコロ) 失敗、びりびりびり。 「ア、破ッテシマッタワ。」 カノン:じーっ。 GM:そんなにじっと見てるのでしたら、<好奇心>を振ってください。 カノン:失敗にょ。 GM:好奇心旺盛なあなたは、見てるだけでは我慢できなくなります。 カノン:「もしもし、何作ってるのだ?」 バイザ:「敷物ヨ。」 カノン:「それはすごいのだ。」 バイザ:「要ル?」 カノン:「僕今お金持ってないのだ。」 バイザ:「アタシモ持ッテ無イワ。」 宿の主人/GM:「金無いのか? そっちのギャビットの姐さんがいいとして、あんた は宿代、ちゃんとあるのか?」 カノン:「向こうでクスクス吸ってるのが僕の保護者だにょ。」 ファウロ:ぷわー。 GM:宿屋の一角が曇ってますね。 「お客さん、煙草は窓の方で吸ってくれないか? こっちに煙が来る と、料理の味が落ちちまうんだ。」 ファウロ:「禁煙なんて書いてないぞ。」 宿の主人/GM:「目の前の壁に書いてあるだろうが。」 ファウロ:「ならこの1本吸い終わったら動く。」 ぷわー。 GM:暴煙者ですね。 さてフィアナは何してます? フィアナ:本を読んでるわ。 GM:フィアナは猫連れでしたね。 食事を出すところに動物の連れ込みは… ま、ライオンが入れるんですから猫くらい問題無いでしょう。 バイザ:コノ世界食品衛生法ハ無イカラ大丈夫ヨ。 GM:猫はライオン見て怯えてるかもしれませんね。 バイザ:小動物ハ狩ラナイワ。 シャノン:「御主人様、御主人様、面白い人がいるにゃ。 足がライオンさんにゃ。」 フィアナ:本に夢中で気付かないわ。 シャノン:「ボク、ライオンさん見てくるにゃ。」 フィアナ:「え? ライオン? 駄目よ、シャノン。」 シャノン:「でも優しそうな人だにゃ。」 GM:そんなやり取りをしていると、入り口の扉が開いて、太った中年の 男性が入ってきます。 ファウロ:金持ってそうか? GM:身なりは良さそうです。 「あ〜親父さん、人手欲しいんですけど、腕の立つ人、いませんかぁ?」 「そうだな…。」 バイザ:オモムロニ槍ヲ出シテ磨キ始メルワ。 宿の主人/GM:「あんた、立派な槍持ってるじゃないか。」 バイザ:「コレ?」 ぶん。 宿の主人/GM:「こ、こら、宿の中で槍振り回すんじゃない。 それはともかく、こ ちらの旦那が、腕を立つ奴を雇いたいそうだ。」 ファウロ:「いくら出す?」 中年の男/GM:「あ〜、いきなりお金のことですかぁ。」 ファウロ:「安い仕事はやらないぞ。」 中年の男/GM:「え〜そうですねぇ、こちらとしてはお1人100ムーナくらい出そう かなと思っているんですぅ。」 ファウロ:「200。」 中年の男/GM:「お2人なら200ですねぇ。」 カノン:「アニキ、仕事受けるにょ?」 ファウロ:「内容に拠る。」 中年の男/GM:「あ〜、内容言うの、忘れてましたねぇ。 これはうっかりしていま したぁ。 私、武器類を扱っている商人なんですが、これから街道 越えて山奥の村に売りに行く予定なんですぅ。 え〜なので道中の 護衛をしていだたきたいんですぅ。」 ファウロ:「宿代食事代。」 中年の男/GM:「え〜そうですねぇ…。」 交渉関係の技能は持ってますか? ファウロ:<言いくるめ>る。 「必要経費はそっちもちだな?」 中年の男/GM:「あ〜一口に必要経費と言っても色々程度がありますからねぇ。 護 衛の方が使う剣や槍も必要経費といえば経費ですし。」 ファウロ:「生きていくために必要な分だ。」 中年の男/GM:「あ〜そうですねぇ、では衣食住と申します通り宿代食事代でしょ うか。」 ファウロ:「何処まで行って何日の行程だ?」 中年の男/GM:「え〜ここから馬車で3日くらいの所にあるグラーセって村ですぅ。」 ファウロ:「3日で100か。 あと20付かないか? そうすれば1日40で割り切れる。」 中年の男/GM:「あ〜割り切れるのがお好きでしたら、1日33で99、というのではど うですか?」 ファウロ:「…帰るか。」 カノン:「ア、アニキ、待って。 僕、仕事受けるにょ。 仕事受けないとア ニキに借金返せないのだ。」 中年の男/GM:「あ〜お若いのに借金抱えていらっしゃるんですかぁ。 大変ですねぇ。」 カノン:「だから仕事受けるのだ。」 中年の男/GM:「え〜99ムーナで受けていただけるんですねぇ。」 ファウロ:「100だ。」 中年の男/GM:「え〜ではあなたは100で、そちらの方は99で。」 ファウロ:「2人とも100だ。」 中年の男/GM:「あ〜そうですねぇ。 ではお2人を100で雇いましょう。 しかし護 衛2人ではまだ不安ですねぇ。」 カノン:「あそこに力持ちそうな人がいるのだ。」 バイザ:力持チ? <体力>ナラアタシ12デ貴方13ヨ? カノン:あ、ライオンさんより僕の方が力持ちだったのだ。 「あの、ライオンさん。」 バイザ:「アタシモ護衛シロッテ?」 カノン:「こっちの商人さんが困ってるにょ。」 バイザ:「山ノ方ナラ、獣ハ出ル?」 中年の男/GM:「あ〜そうですねぇ、狼とか出るみたいですぅ。」 バイザ:「珍シイ獲物ハ?」 中年の男/GM:「え〜ツチノコとかですか?」 バイザ:「出ルノ?」 中年の男/GM:「どうでしょうねぇ。 あ〜幻の獣ですから。」 バイザ:「ウーン、食事ヲ出シテクレルナラ護衛スルワ。」 中年の男/GM:「あ〜お食事というと、やっぱり生肉ですかぁ?」 バイザ:「普通ノデイイワ。」 ファウロ:「あんたも一緒に護衛するのか。 俺はファウロだ。 よろしく。」 カノン:「僕はカノンだにょ。」 バイザ:「アタシハばいざ。」 中年の男/GM:「あ〜自己紹介がまだでしたねぇ。 え〜私、武器屋を営んでいるト ラネコと申しますぅ。」 フィアナ:「すみません、今猫と言いませんでした?」 シャノン:御主人様、大の猫好きなんだにゃ。 トラネコ/GM:「え〜私の名前がトラネコと言うんですぅ。」 ファウロ:「おい、ウィザード。」 フィアナ:「はい?」 ファウロ:「あんた、治癒魔法が使えるか?」 GM:初対面の相手にずいぶんいきなりな質問ですね。 フィアナ:「得意よ。」 ファウロ:「トラネコさん、ウィザードも連れて行ったら便利じゃないか?」 トラネコ/GM:「あ〜そうですねぇ。いかがです、3日間の護衛として100ムーナで 雇われていただけませんか?」 フィアナ:「1日50で150ムーナなら。」 トラネコ/GM:「あ〜あなたも割り切れるのがお好きなんですねぇ。 では1日33ムー ナで99ですねぇ。」 シャノン:「ボクもいるから150にして欲しいにゃ。」 トラネコ/GM:「あ〜猫さんが鳴いてますねぇ。 わかった、お腹空いてるんでしょ?」 シャノン:「違うにゃ。」 トラネコ/GM:「あ〜そんなひお腹空いてるんですかぁ。 じゃ、このミルクあげま す。」 シャノン:「違うにゃ違うにゃ。」 でもペロペロ。 フィアナ:「この子は賢いのよ。」 トラネコ/GM:「え〜どんなことができるんですか?」 フィアナ:「シャノン、5+7は?」 シャノン:「にゃあにゃあにゃあにゃあにゃあにゃあにゃあにゃあにゃあにゃ あにゃあにゃあ。」 トラネコ/GM:「すごいですねぇ。 でも私の欲しいのは護衛であって芸人さんじゃ 無いんですぅ。」 ファウロ:「おい、ドラネコさんよ。」 トラネコ/GM:「トラネコですぅ。」 ファウロ:「この猫、使い魔みたいだから、前歩かせて警戒させたらいいんじゃ ないか?」 トラネコ/GM:「あ〜使い魔さんなんですかぁ。」 フィアナ:「この子と私は感覚共有してるのよ。」 トラネコ/GM:「え〜それは便利ですねぇ。 でも男湯覗いちゃ駄目ですよぉ。」 フィアナ:「そんなことしないわよ。」 トラネコ/GM:「あ〜そうですか。 どうも最近お風呂に入ってると視線を感じるも ので。」 ファウロ:「誰がお前を見るんだ。」 トラネコ/GM:「玉のお肌ですからぁ。」 ファウロ:「何処が。」 トラネコ/GM:「え〜では猫さんの分を20ムーナ追加する、ということでどうです かぁ? あなたが100ムーナ、猫さんが20ムーナですぅ。」 フィアナ:「この子はもっと働くわよ。」 トラネコ/GM:「では猫さんが100ムーナ、あなたが20ムーナの合計120ムーナでは?」 フィアナ:「ふぅ。 120でいいわ。」 ファウロ:「ファウロだ。 よろしく。」 挨拶がてらフィアナさんから掏る。 カノン:「駄目だにょ、アニキ。」 フィアナ:猫をけしかけるわ。 シャノン:「御主人様に何するにゃ。」 トラネコ/GM:「あ〜皆さん、喧嘩は駄目ですぅ。」 ファウロ:「挨拶代わりだ、気にするな。」 トラネコ/GM:「え〜和を乱すような挨拶は止めてください。」 ファウロ:「心配するな、ドラネコさん。」 トラネコ/GM:「トラネコですぅ。」 ファウロ:「ああ、そうだったな、ドラネコさん。」 GM:トラネコさんの馬車は3台あります。 前中後、どれに乗りますか? バイザ:アタシハ馬車ニ乗レルノ? GM:ライオンは無理っぽそうですね。 ファウロ:「カノン、お前目いいんだから、一番前に乗って前方見張ってろ。」 カノン:「分かったのだ。」 そんなわけでボク達はトラネコさんの護衛として馬車でグレースと言う村まで 行くことになったにゃ。
GM:街道は次第に山道に入っていきます。 右に左にカーブの連続ですし、 石が多いでガタガタします。 元々荷馬車ですから、乗り心地はあま り良くありません。 ファウロ:「おい、ドラネコさんよ。」 トラネコ/GM:「トラネコですぅ。」 ファウロ:「やばい所はどの辺りだ?」 トラネコ/GM:「え〜もう少し行くと、森が深くなって見通しが利かなくなるんで すぅ。 あ〜噂ではその辺りに山賊さんが出るとか。」 ファウロ:ならそろそろ槍を構えておこう。 フィアナ:盾を用意しておきます。 GM:盾は構いませんが、揺れる馬車の中で刃物を構えるのは危険ですよ。 ファウロ:大丈夫だ。 少なくとも自分は傷付けない。 トラネコ/GM:「あ〜荷物に傷付けないようにしてくださいねぇ。」 ファウロ:「気にするな。」 トラネコ/GM:「気にしますぅ。」 ファウロ:「そんなことより外を気にした方がいいぞ。」 GM:では先頭の馬車に乗っているカノン、視覚判定をしてください。 カ ノンは<鋭敏視覚>を持っているので15以下で成功ですね。 カノン:-3成功にょ。 GM:前方に、道を塞ぐように木が倒れています。 カノン:馬車を止めるのだ。 ファウロ:槍を持って馬車から飛び降りる。 「おい、フィアナさんよ、猫を偵察に出してくれ。」 シャノン:「ボクにはシャノンって名前があるにゃ。」 とてとて偵察に行くにゃ。 ファウロ:「おっと、偵察中に鳴くんじゃないぞ。」 シャノン:「鳴かないにゃ。 ボクをそこらの猫と一緒にしないで欲しいにゃ。」 GM:ではシャノンの視覚判定をしましょうか。 動物の感覚は鋭いので目 標値12としましょう。 シャノン:成功にゃ。 GM:茂みの中に人影が潜んでいます。 カノン:改めて繁々とその辺りを見るのだ。 -9成功にょ。 GM:-9も成功したのですか。 ならはっきり分かります。 茂みの中に潜 んでいるのは4人。 レザーアーマーを着て剣と弓を持っています。 現在地から敵までの距離はだいたい15mくらいです。 ファウロ:「ドラネコさん、迂回するか、突っ込むか、どっちがいい?」 トラネコ/GM:「トラネコですぅ。 それはともかく、迂回すると山をぐるっと回ら らなければなりませんから、余分に2日は掛かりますぅ。」 カノン:「日にちが稼げれば、僕達はお金が稼げるのだ。」 トラネコ/GM:「え〜契約は村に着くまでの護衛、ですから、余計に掛かっても皆 さんに払う金額は同じですよぉ。」 カノン:「日当じゃないにょ?」 トラネコ/GM:「あ〜そうですねぇ、日当がよろしいのでしたら、4日で着いたら日 当25ムーナ、5日で着いたら日当20ムーナにしましょう。」 ファウロ:「それじゃ総額は同じじゃないか。」 トラネコ/GM:「あ〜そうですねぇ。」 カノン:「ところでどうするのにょ? 早く決めないと、飛び道具が来たら危 ないのだ。」 バイザ:「ウィザードさんよ、長距離から相手をぶっ飛ばせる呪文は無いの か?」 フィアナ:「持ってないわ。」 シャノン:「御主人様は攻撃呪文なんて野蛮なものは持ってないにゃ。」 バイザ:「アタシガ囮ニナッテ敵ヲ引キ付ケヨウカ?」 ファウロ:「いや、いい。 カノン、前に出て囮になれ。」 カノン:「僕が危険なことするにょ?」 ファウロ:「骨は拾ってやる。」 GM:心配しなくても、カノンは<不幸>ですから、前に出ようが出るま いが真っ先に危険が降りかかってきます。 カノン:「引き換えした方がいいと思うのだ。」 ファウロ:「後ろから襲われなければな。 カノン、周囲に伏兵がいないか確認 しろ。」 カノン:(コロコロ) -7成功にょ。 GM:いい目ですね。 敵は前方の4人のみです。 その目なら分かりますが、 周囲にはロープが何本か張ってあります。 どうやらそのロープを引っ 張ると、周囲がガサガサ鳴る仕組みのようです。 ファウロ:なら前にだけ注意すればいいんだな。 「バイザ、右の敵を頼む。 カノン、俺達2人で左の敵を仕留めるぞ。」 カノン:「了解なのだ。」 フィアナ:カノン君に2点の《怪力》を掛けておくわ。 (コロコロ) 1,1,4でク リティカル成功。 GM:体力消費無しで魔法が掛かりました。 クリティカルですから、余分 に1点効果が増えたことにしましょう。 カノン:これで僕<体力>16にょ。 GM:そちらが魔法をかけたのなら、こちらも動きましょう。 足元に矢が 飛んできます。 「おっと、動くんじゃないぞ。 お前達は俺達10人に囲まれてるんだ ぞ。」 カノン:あれ? でも敵は4人のはずにょ。 GM:でもあなたは<朴訥>でしたね。 囲まれている、という言葉を裏付 けるように周囲からガサガサ音がします。 カノン:う、信じそうなのだ。 バイザ:喋ッテル奴ニ向カッテ矢ヲ撃ツワ。 GM:15m離れているので-4の修正です。 バイザ:ナラ1秒狙ッテ。 (コロコロ) 外レタ。 山賊/GM:「おっと、つまらない真似はするなよ。 なんたって俺達は10人もい るんだからな。」 周囲がガサガサ。 さらに茂みの中から矢が2本足元に飛んできます。 「大人しくしないと次は当てるぜ。」 バイザ:その茂みに向かってダッシュ。 カノン:アニキと一緒にダッシュするのだ。 GM:茂みの中にはショートボウを持った男が、慌てて弓を捨てて剣を抜 こうとします。 (コロコロ) 準備失敗、剣は抜けませんでした。 カノン:大振りで攻撃するのだ。 (コロコロ) 命中したのだ。 GM:まだ命中したとは限りませんよ。 とは言え、まだ剣を抜いていない ので<受け>はできませんし、盾は無いので<止め>もできません。 できるのは成功率の低い<避け>のみ。 (コロコロ) 失敗です。 カノン:<体力>上がってるのでダメージは2D+3にょ。 (コロコロ) 13点の 切りにょ。 GM:13点? こいつはレザーしか着ていませんから防御点は2点。 切り ダメージなので抜けた11点が1.5倍の16点。 それは気絶ですね。 フィアナ:可哀想ね。 GM:攻撃されたので、残りの山賊達が剣を抜いて向かってきます。 ブロー ドソードを持ったのが1人、ショートソードを持ったの2人です。 「お前ら、俺達10人を敵に回すとは、よっぽど死にたいらしいな。 いいか、今ならまだ荷物置いていけば命は助けてやるぞ。」 フィアナ:バイザさんの後ろに隠れて《誘眠》に集中。 GM:なら2人がバイザに、もう1人がフィアナに向かっていきます。 この ターンは接近して終わりです。 ではイニシアチブを振りましょう。 ファウロ:この中で<戦術>を持っているのはカノンだな。 カノン:僕が振るにょ? 5だにょ。 GM:こちらは3。 そちらの先攻です。 おっと、その前にフィアナの呪文 の発動は? フィアナ:《誘眠》の集中時間は3秒よ。 GM:では頑張って後2秒生き延びてください。 フィアナ:私そんなに危険なの? GM:そりゃ、剣を持った山賊が目前に迫ってきてるのですから。 フィアナ はウィザードですから白兵戦能力は無いでしょう? フィアナ:なら一旦逃げる。 ファウロ:フィアナさんを助けに行く。 GM:ファウロの位置からは移動力の半分使えばフィアナの所まで移動で きます。 全力攻撃なら大振りになりません。 ファウロ:なら全力攻撃。 命中して6点の刺し。 GM:防具で2点止めて残りを2倍。 8点のダメージを受けて…朦朧となり ました。 ファウロ:さらに全力攻撃の2回目。 刺しの4点。 GM:生命力が-2になって気絶です。 バイザ:ぼすヲらいおんノ脚デ蹴ル。 切リノ7点。 GM:それはかなり痛い。 うーん、すでに2人も倒されているし、ここは 口車で乗り切ろうとしましょう。 「お、お前ら、周りには10人の部下がいるんだぞ。」 ファウロ:「すでに2人倒した。」 山賊/GM:「ま、まだ8人もいる。 い、いいか、今ならまだ許してやるぞ。」 ファウロ:「それはこっちの台詞だ。 今ならお前の所持品の半分で許してやる。」 山賊/GM:「しょ、所持品の半分だな? じゃ、俺達、これで帰らせてもらうか ら。」 山賊は財布をその場に置くと、気絶した2人を引っ張って逃げようと します。 ファウロ:哀れだから見逃してやろう。 GM:100mほど離れたところで 「覚えてやがれ。」 カノン:もう忘れたのだ。 フィアナ:他に言うこと無いのかしら。 トラネコ/GM:「あ〜皆さん、強いんですねぇ。」 ファウロ:「この場合報酬はどうなる?」 トラネコ/GM:「え〜山賊さんは10人もいたんですよねぇ。」 ファウロ:「ああ、10人相手にするのは大変だったぞ。 な、苦労したよな、カ ノン。」 カノン:「え? 相手は4人…。」 ファウロ:「10人だよな。」 カノン:「アニキが言うならそうなのかな。」 トラネコ/GM:「そうですねぇ。 10人もいたとなれば、お1人様50ムーナ上乗せし ましょう。」 ファウロ:「気前がいいな、ドラネコさん。」 トラネコ/GM:「トラネコですぅ。」
そして数日後、ボク達は無事にグレースの村に着いたにゃ。 GM:この村は山の上なので、麓と比べるとずいぶん寒くなります。 辺り は一面雪野原、さらに今も雪が降っています。 ファウロ:「まったく寒いな。」 ぷはー。 カノン:「寒いのだ。」 GM:人間も寒いですが、特に猫は大変です。 シャノン:「寒いにゃ。」 GM:ではシャノン君は意思判定です。 失敗したら、コタツに潜り込んだ まま出てこれなくなります。 シャノン:成功にゃ。 ボクは意思の強い猫にゃ。 GM:そういえばライオンも猫科だから寒がりですよね? さぁ、意思判定 をどうぞ。 バイザ:+1失敗。 猪ノ毛皮ヲ取リ出シテ被ル。 GM:猪の皮を被ったライオンですか。 カノン:僕は元気に雪だるま作るのだ。 宿の主人/GM:「あまり遠くへはいかない方がいいぞ。 慣れない人はちょっと積も るとすぐ身動き取れなくなるからな。 …慣れないライオンはどう なんだろうな?」 ファウロ:「雪はどれくらいで止みそうだ?」 宿の主人/GM:「どうだろうな。 この分だとしばらく吹雪くかもしれんなぁ。」 カノン:閉じ込められるにょ? フィアナ:探偵物みたい。 GM:雪の山荘物がいいですか? でしたら急遽シナリオを変更しますが。 カノン:変えなくていいのだ。
GM:村の広場では子供達が雪合戦しています。 カノン:楽しそうだにょ。 僕も混ざるにょ。 子供達/GM:「じゃ、君は向こうのチームね。 雪球を潜り抜けて相手の旗を取っ たら勝ちだからね。」 カノン:「分かったのだ。」 ファウロ:まさかとは思うが、あいつがいないだろうな? GM:あいつとは? ファウロ:何にでも首を突っ込む男装のシャストア高司祭だ。 GM:ほう、リクエストされてはしかたありませんね。 雪合戦をしている 子供の中にボーイッシュなアルビノのシャストア高司祭のジューン がいます。 「そぉれ、増える魔球!」 バイザ:ソレハ反則ヨ。 カノン:雪球を避けながら旗に向かうのだ。 ジューン/GM:「さて問題です。 本物の旗はどっちでしょう?」 敵陣にはそっくりな旗が2本並んでいます。 カノン:うーん、とりあえず雪球を作って投げ付けるのだ。 (コロコロ) 命 中。 ジューン/GM:「よくもやったな。 なら光る魔球!」 ファウロ:「おい、ジューン、久しぶりだな。」 ジューン/GM:「あれ? こんな所で何してるの?」 ファウロ:「仕事だ。 お前こそここで何してる。」 ジューン/GM:「この村でもうすぐ雪祭りあるんだよ。」 ファウロ:「他の客に迷惑かけて無いだろうな?」 ジューン/GM:「楽しんでもらってるよ。」 ファウロ:「俺は巻き込むなよ。 ところで、一緒にいたサリカ高司祭の姉ちゃ んはどうした?」 ジューン/GM:「追っ手を撒くために何処かへ行っちゃった。」 ファウロ:「そうか、何処行ったか分からないか。」 ジューン/GM:「点々と転がっている返り討ちに会った追っ手の死体を追いかけて いったら見つかると思うよ。」 カノン:「雪祭りって何するにょ?」 ジューン/GM:「大きな雪像とか氷像とか作ったり、スキーやスケートの競技した り、山荘に閉じ込められて連続殺人事件に巻き込まれたりするん だよ。」 カノン:「本当?」 ジューン/GM:「本当だよ。 こぉんな感じの雪像作るんだから。」 と《幻影》。 氷の幻獣フェンリルにでもしておきましょうか。 カノン:「すごいにょ。 こんな像を作るにょ?」 ファウロ:「シャストアの言うこと信じるのは莫迦だぞ。」 ジューン/GM:「信じてくれないの?」 だーっと涙を流してあげましょう。 で、流れた涙が足元に溜まって 洪水になります。 ファウロ:<不信>するぞ。 (コロコロ) 17でファンブル。 GM:涙の海に巻き込まれて溺れそうになります。 ファウロ:やれやれ、大変な目に会った。 ちなみに、ジューンさんというのは、こちらのリプレイで活躍しているシャス トア高司祭にゃ。 幻覚魔法が得意で、ジューンさんの周りではいつも楽しそうな 幻覚が踊っているそうにゃ。 ファウロさんが言っているサリカ高司祭というのは、ジューンさんと一緒に旅 してたナーシュという女の人にゃ。 回復魔法の使い手で、とっても優しいお姉さ んだそうだにゃ。
GM:ふと気付くと、村の一角に村人達が集まっています。 表情を見る限 りでは何か心配事を話し合っているようです。 バイザ:厄介ナしゃすとあ高司祭ニツイテ? GM:さあ? カノン:近付いて聞き耳立てるのだ。 村人/GM:「昨日下山のはずなのにまだ山から降りてこない。 この雪だし、遭 難したんじゃないか?」 「ビッグジムはベテランだから、この程度の雪くらい大丈夫だろう が、今回はジャンもいるしな。」 カノン:「もしもし。 人探ししてるにょ?」 GM:カノンは<悪い容貌>でしたね。 3D6を振ってください。 カノン:1,1,2。 クリティカルだにょ。 GM:こんなところでクリティカルを振りますか。 見事な目を出したカノ ンを見て、村人は歴戦の勇者だと思いました。 「お願いします、勇者様、ビッグジムとジャンを助けてください。」 カノン:「何があったのだ?」 村人/GM:「村人が2人、山に登ったまま降りてこないんです。」 カノン:「手伝ってあげてもいいんだけど、僕の仲間は五月蝿い人ばかりな のだ。 でも例えばご飯を食べさせてあげたりすれば…。」 村人/GM:「分かりました。 すぐ用意します。」 カノン:「報酬が多いと嬉しいのだ。」 村人/GM:「分かりました。 ご飯は大盛りにします。」 カノン:「いや、ご飯じゃなくて…ご飯も多いと嬉しいけど。」 村人/GM:「おかずも大盛りにします。」 カノン:「おかずじゃなくて…。」 村人/GM:「デザートも付けます。」 カノン:「僕手伝ってあげるのだ。」 村人/GM:「お願いします。 2時間後に捜索隊を出しますので、同行してくだ さい。」 カノン:準備をしに宿に戻るのだ。 「ご飯ご飯☆」 バイザ:「オ帰リ。 豪ク機嫌ガ好イ様ネ。」 カノン:「訳あってこれから雪山に人探しに行くのだ。」 バイザ:「雪山ハ危険ヨ?」 カノン:「村人が捜索隊を出すからそれにくっついて行くののだ。」 ファウロ:「そうか。 頑張れよ。」 カノン:あれ? ひょっとして僕が皆を誘わないといけないにょ? GM:しっかり仲間を集めてください。 フィアナ:安請け合いするから。 「報酬は?」 カノン:「美味しいご飯が食べられるのだ。」 バイザ:「分カッタ、アタシモツイテイッテアゲル。」 フィアナ:「私はパス。 雪山じゃ、シャノンが凍えちゃうし。」 シャノン:「寒いのは嫌にゃ。」 カノン:「村人さんが可哀想なのだ。」 フィアナ:「食べ物に釣られたような気がするんだけど。」 カノン:「で、でも村人さん、とっても深刻そうな顔してるのだ。」 ファウロ:「おい、カノン。」 カノン:「一緒に行ってくれるにょ?」 ファウロ:「行く前に借金返せ。」 カノン:「しくしく…。」 ファウロ:「じゃ、気を付けて行けよ。」 ぷはー。 カノン:「仕方ないにょ。 バイザさん、一緒に行くのだ。」 バイザ:「分カッタワ。」 ファウロ:「フィアナさんよ、二重遭難って言葉を知ってるか?」 フィアナ:「これから起こることかしら?」 シャノン:「ボク、ちょっと見てくるにゃ。」
カノン君とバイザさんは、村人さんに案内されて村長さんの家にやってきたにゃ。 GM:村長の家が対策本部になっています。 バイザ:「遭難者ノ特徴ハ?」 GM:遭難者は2人。 ビッグジムは50歳くらいのベテラン狩人。 ジャンは 14,5歳くらいで今回初めて山に登りました。 バイザ:「彼等ガ取ッタるーとハ分カル?」 GM:山には中腹部と頂上近くに1箇所ずつ避難小屋があるそうです。 狩 場は上の小屋付近にあるので、無事避難してるなら上の小屋にいる だろう、とのこと。 バイザ:「山ニ危険ナ生物ハ?」 村人/GM:「危険…雪のヒマ女は伝説ですし。」 バイザ:「ひま女?」 村人/GM:「あの山には、雪のヒマ女様と呼ばれる存在がいる、という伝説が あるんです。 この辺りでは、冬になると雪に閉ざされて外に出 ることもままならなくなります。 その中を無理に出ると、山に 住む雪のヒマ女様に捕まってしまうのです。 捕まった者は、雪 が融けるまで帰してもらえない、とか。」 バイザ:「生キテ帰レルノネ?」 GM:話によって色々あります。 その年の春に帰れたというのもあれば、 帰ってみたら300年が過ぎていた、というのも。 もっともこの村が できてから100年くらいしか経ってませんが。 カノン:「それって何処に住んでいるにょ?」 村人/GM:「山の中の何処かに、水晶の宮殿があるそうです。」 バイザ:「ソノひま女以外には?」 村人/GM:「巨大な脚を持つ獣がいる、という噂もあります。」 バイザ:「珍シイ獣? 遭難者ヨリ其方ニ気ヲ取ラレルワ。」 カノン:「人探しが終わったら付き合ってあげるのだ。」 バイザ:「早ク片付ケテ探シニ行キタイワ。」 カノン:「で、いつ出発するにょ?」 村人/GM:「1時間ほどしたら出発します。」 カノン:「装備は?」 GM:雪山用完全防寒具を貸してくれます。 鎧は革なら中に着込めます が、金属鎧は無理です。 バイザ:猪ノ皮デ雪靴ヲ作ルワ。 GM:バイザは4本足ですから、4つ作らねばなりませんね。 では<皮細 工>を振ってください。 バイザ:(コロコロ) +1失敗。 取リ合エズ皮ヲ脚ニ巻キ付ケルワ。 カノン:「保存食も欲しいのだ。」 GM:村人達が食料を運んできます。 「この食料を持っていってください。」 バイザ:「分カッタワ。」 村人/GM:「それから、このブランデー入りの樽を首に付けてください。」 バイザ:「ソレハ救助犬ジャ?」 村人/GM:「いえ、この方法は、高名なシャストア高司祭様が教えてくださっ たのです。」 カノン:それは嘘だにょ。 GM:でもあなたは<朴訥>でしたね? <知力>を振ってください。 失敗 すればおかしいことに気付きません。 カノン:(コロコロ) 17。 ああ、信じてしまうのだ。 GM:ファンブルですね。 諦めて首に付けて下さい。 ファウロ:心配なので様子を見にこよう。 「カノン、お前何してる?」 カノン:「人助けに行くのだ。」 ファウロ:「それは知っている。 お前が首に付けているのは何かと訊いてい るんだ。」 カノン:「人助けの道具なのだ。」 ファウロ:「誰がそうしろと言った? カノン:「シャストア高司祭様だにょ。」 ファウロ:「それはあそこで雪合戦してるあいつか?」 村人/GM:「はい。 あんなにお若いのにすごいお方らしいです。」 ファウロ:<忍び>でジューンの背後に忍び寄る。 で、後ろから殴る。 GM:どちらを? 雪合戦をしているジューンは2人います。 ファウロ:<不信>だ。 ばこっ。 ジューン/GM:「痛ぁい。 何するのさ。」 ファウロ:「お前、村人に妙なこと教えるんじゃない。」 ジューン/GM:「ルークス聖王国じゃ、本当に首にブランデー入りの樽付けるんだ よ。」 ファウロ:「それは犬だろうが。」 ジューン/GM:「村人さんにはちゃんとそう言ったよ。 『北のルークス聖王国では、バーナード君が首に樽付けて遭難者 救助してるんだよ。』 って。」 ファウロ:「ちゃんとセントバーナードと言え。 それじゃ人名と勘違いするだ ろうが。」 ジューン/GM:「するかな?」 ファウロ:「してた。 ところでお前、人助けする気は無いか? これから雪山 の遭難者に行くんだ。 何でも、ここの山には雪のヒマ女という伝 説の…。」 ジューン/GM:「分かった、行く。」 ファウロ:「それじゃ、お前は報酬は要らないな?」 ジューン/GM:「どうして?」 ファウロ:「お前は珍しい伝説を見つけられたらそれでいいんだろ?」 ジューン/GM:「それだけじゃ駄目。 もう1個条件があるよ。」 ファウロ:「何だ?」 ジューン/GM:「ギャビットのお姉さんの肉球触らせて。」 バイザ:「イイケド。」 ジューン/GM:「わぁい、ぷにぷに〜。」 ファウロ:「充分堪能したか?」 ジューン/GM:「うん。 それじゃ、出発だね。」 そう言うと嬉々として首に樽を付けます。 ファウロ:「お前な…。」 ジューン/GM:「バーナード君もこうしたんだよ。」 ファウロ:「それはお前が言った出鱈目だろうが。」 ジューン/GM:「人を騙すにはまず味方から、味方を騙すにはまず自分からだよ。」 ファウロ:「味方しか騙してないだろうが。」 ジューン/GM:「あ、猫さんにも樽付けてあげるね。」 ファウロ:「人の話を聞け…。」 シャノン:「要らないにゃ。」 ファウロ:「当然のように猫と話すんじゃない。」 ジューン/GM:「異種族間コミュニケーションって大事だよ。」 カノン:「結局皆一緒に行ってくれるにょ?」 ファウロ:「仕方無いからな。」 ジューン/GM:「冒険は6人でやるものだってトレボーさんも言ってるよ。 でもグッ ドとイビルはパーティ組めないから気を付けてね。」 シャノン:「出発にゃ。」 そんなこんなで、ボク達は遭難した村人の救助に出発したにゃ。 ところでボクの首の樽、似合ってるにゃ?
GM:皆さんは山道を登って行きます。 登るに従って次第に雪は増えてい きます。 なので、雪に慣れていない人は滑るかもしれません。 特 に<不幸>な人は、たまたま溝になっている所を踏んでしまったり します。 カノン:やっぱりハプニングは僕のところに来るのだ。 GM:では<軽業>を振ってください。 失敗すると雪にすっぽり嵌まりま す。 カノン:14。 失敗にょ。 ファウロ:「おい、カノン、何やっている。 よっこらしょ。」 GM:カノンを助け出した後には、カノン型の穴が残っています。
GM:進んでいくと、次第に吹雪いていきました。 カノン:「小屋はまだにょ?」 案内人/GM:「もう少し先なんですが、これでは進めそうにありませんね。」 ファウロ:「ここに風除け作って休むか。 おい、カノン、かまくら作るぞ。」 カノン:「了解。」 GM:では<体力>を振ってください。 働くカノン君の指揮を鼓舞するた めにシャストア高司祭は《幻覚変身》でチアリーダーになりましょ う。 ファウロ:「そんなことしてる暇あったらお前も働け。」
GM:小屋への道の近くで、妙な物を見つけました。 異様に大きな何者か の足跡です。 カノン:「ビッグフットにょ。」 ファウロ:「とりあえず追ってみるか。」 GM:足跡は森の中に消えています。 ファウロ:「この森は狩場か?」 案内人/GM:「いえ、ビッグジムが狩場にしているのはもっと上です。」 ファウロ:「新人が一緒なら、練習がてらここで狩りしている、ということは?」 案内人/GM:「その可能性はあります。」 ファウロ:「とりあえず探してみるか。」 ジューン/GM:「そうそう、ひょっとしたら足跡の先にいるかも。」 バイザ:「コンナ大キナ足跡ノ主ニ会ッタラドウスルノ?」 ジューン/GM:「まずは挨拶かな。」 バイザ:取リ合エズ付近ヲ調ベルワ。 <探索>-8成功。 GM:最近この森に人が入った痕跡はありません。 ファウロ:「ここは無視して先に進むか。」
GM:およそ2時間後、1つめの小屋までやってきました。 小屋の中に人影 はありません。 バイザ:ドレ位前ニ使ワレタカシラ? 日記デモ残ッテナイ? (コロコロ) 1,1,1ヨ。 GM:最後に使われたのは3日前。 予定では、3日前にはここを越えて上の 小屋に向かい、1日前にはここに帰ってくることになっていました。 カノン:「帰ってきてないのだ。」 ファウロ:「とりあえずここで一泊するか。 フィアナさん、ここまでのことを 記録しておいてくれ。」 ジューン/GM:「記録なら得意だよ。 『我々救助隊は前世紀のものと思われる白骨死体を発見した。』」 カノン:「記録はフィアナさんに任せるて、一緒に料理作るにょ。」 GM:では凍った肉相手に奮闘してください。 カノン:凍ってるにょ? GM:そりゃ、この寒い中数時間運んできたのですから。 カノン:僕<料理>8しか無いのだ。 でも頑張って作るにゃ。 GM:料理ができるまでの間、案内してきた村人は不安を紛らわすかのよ うにボソリボソリと喋り出します。 「そういえば、こんな伝説を聞いたことがあります。 ある村人が、 ちょうど、こんな風に雪を避けて小屋に避難していると、扉をノッ クする音がするんです。 扉を開けてみると、そこには血の滴る鉈 を持った殺人鬼がいた、とか。 その村人は必死で逃げ回ったが、 最後には追い詰められて手足を切り刻まれて殺されたそうです。」 カノン:「殺されたのにどうして噂が伝わっているにょ?」 案内人/GM:にやり。 「聞きたいですか?」 カノン:「や、やっぱりいいのだ。」 そうしているうちに段々暗くなってきたので、ボク達は今晩はこの小屋で休む ことにしたにゃ。 ファウロ:念のため3交代で見張りを立てよう。 フィアナと俺、カノンと村人、 バイザとジューンだ。 GM:2直目、カノンが村人と見張りをしていると、退屈したのか村人が話 し掛けてきます。 「こんな日は、語り部から聞いた話を思い出します。 ある村人が、 雪山の山荘の管理を頼まれたそうです。 ところが、その山荘は、 かつて殺人を犯して山に逃げてきたものの、雪迷って死んだ殺人 犯の霊が取り憑いていたそうです。 管理人は、霊の影響で次第に 正気を失い…。」 カノン:「あ、あの、他の話をして欲しいのだ。 郷土料理の話とか。」 案内人/GM:「ある村人が、美味しそうな匂いがするな、と思って調理場を覗くと…。」 カノン:「も、もう話はいいのだ。」 GM:さてここで聴覚判定をどうぞ。 カノン:失敗した方がいいような気がするのだ。 でも成功してしまったにょ。 GM:何処か遠くの方で、低い唸り声が聞こえたような気がします。 カノン:小屋の戸締りをもう一度確認して、扉をがっちり閉めておくのだ。 GM:そこでふと気付きます。 薪がもうすぐ無くなりそうです。 カノン:それって、やっぱり僕が薪取りに行かないといけないにょ? 案内人/GM:「薪でしたら、裏の小屋にあるはずですよ。」 カノン:「分かったにょ。 取ってくるのだ。」 案内人/GM:「そうそう、こんな話もあります。 村人達が、小屋から1人、また 1人と外に出て行くが、誰も帰ってこない…。」 カノン:「も、もう話はいいにょ。」 GM:小屋から薪を運んでいると、下の方の森の中で白い大きな生物が動 くのが見えたような気がしました。 カノン:そちらを良く見てみるにょ。 GM:2足歩行の大型の生物みたいです。 一瞬、その生物があなたの方を 振り向き、目が合ったような気がします。 カノン:薪を持って小屋に逃げ帰るにょ。 「大変だにょ。 何かいたのだ。」 ファウロ:「それじゃ分からん。 詳しく説明しろ。」 カノン:「白くて大きいのが2本足で歩いていたのだ。」 ジューン/GM:「こんな感じ?」 2mくらいの白熊の《幻影》が出てきます。 カノン:「もっと大きいにょ。」 ジューン/GM:「じゃ、こんな感じ?」 今度は熊の足の指1本だけが出てきます。 ただしその1本で小屋の中 はいっぱいです。 ファウロ:「お前、極端なんだよ。」 ジューン/GM:「極端ってのは、これくらいだよ。」 次は小屋いっぱいの白い毛1本の《幻影》です。 ファウロ:手を払って消す。 ジューン/GM:「ああ、せっかく出したのに。」 ファウロ:「お前、明かり出せるな? カノンの剣に明かり付けろ。」 GM:では《持続光》を掛けましょう。 バイザ:其ノ生物ノ足跡ヲ追ウ。 GM:2本足の生物が、何かを引き摺った跡があります。 付近には鹿らし い毛が散らばっています。 カノン:「鹿なら今回の遭難とは関係無いにょ。」
翌朝、ボク達は上の小屋目指して雪道を登っていったにゃ。 でもボクは寒いか ら、御主人様の懐に入ってるにゃ。 GM:谷を渡る釣橋のあるはずの地点にやってきました。 ところが、釣橋 谷底に落ちています。 どうやら雪の重みで崩れたようです。 カノン:いつ切れたか調べるのだ。 GM:昨日か一昨日ですね。 重みで引き千切られたみたいです。 ファウロ:細工の形跡は無いんだな? なら周りを調べてみる。 バイザ:コノ下ハ? GM:10mほど下に谷川が流れています。 バイザ:「落チテタラ死ンデルワネ。」 フィアナ:「降りた方がいいのかしら?」 ファウロ:「飛べる呪文はあるか?」 フィアナ:「あいにく持ってないわ。」 バイザ:「ロープなら持ってるが。」 ファウロ:「おい、ジューン。 お前、飛べたよな? 下行って見て来い。」 ジューン/GM:「了解。」 シャノン:「ボクも連れていって欲しいにゃ。」 ジューン/GM:「わぁい、猫さんだ猫さんだ。」 なでなで。 フィアナ:「くすぐったいから止めて。」 GM:谷底には、雪の下に釣橋の残骸があります。 「どうするの? 釣橋掘り出すの?」 ファウロ:「できるか?」 ジューン/GM:「ボク1人じゃ、思いっきり時間かかりそうだよ。」 ファウロ:「仕方無い、降りるか。」 ロープ引っ掛けて降りる。 バイザ:アタシ体重208kg。 切レナイカシラ? GM:2本くらい纏めて使えば大丈夫でしょう。 バイザ:ナラ降リテ残骸ヲ調ベル。 GM:雪の重みで落ちたのは間違い無さそうです。 ファウロ:整備不良だな。 バイザ:補修費ニハチャント予算ヲ回サナイト。 ファウロ:「上に登るか。 おい、ジューン、このロープを反対側の木に結んで きてくれ。」 ジューン/GM:「蝶々結び?」 ファウロ:「固結びにしろ。」 GM:ロープを伝って登るのなら、<敏捷度>-2か<軽業>を振ってくださ い。 ファウロ:それは難しいわね。 (コロコロ) ぎりぎり成功よ。 GM:(コロコロ) 村人は失敗しました。 バイザ:受ケ止メル。 (コロコロ) 6,5,6。 ファンブル。 GM:それはまともに落ちましたね。 10mの落下だからダメージは10D-20で すね。 ファウロ:下は雪だぞ。 GM:では10D-30としましょう。 5点のダメージで朦朧状態。 バイザ:村人ハろーぷデ括リ付ケテ引ッ張リ上ゲル。 GM:そうするなら上から引っ張る人は<体力>を振ってください。 フィアナ:上にいるのって私? 私ウィザードよ。 (コロコロ) やっぱり失敗。 GM:途中で村人を落としてしまいました。 「もう駄目ですぅ。 ああ、川の向こうで死んだお爺さんが手を振っ ている…。」 フィアナ:《大治癒》を村人さんに。
GM:途中林の中を抜けていきます。 林の中だと、雪はあまり降ってきま せんが、たまに木の上から大きな雪の塊が落ちてきます。 というわ けでカノン、避けてください。 カノン:すでに当たるの前提にょ? 避けたのだ。 GM:あなたのすぐ横に大きな雪の塊が落ちてきました。
やがて、前方に小屋が見えてきたにゃ。 GM:上の小屋に着きました。 1日前か2日前に人がいた形跡があります。 バイザ:足跡を追跡。 GM:雪が降りしきる中を追うのは大変ですよ。 ファウロ:「なんで使い魔が犬じゃないんだ。 犬なら匂いで追えるのに。」 シャノン:「ボクのせいじゃないにゃ。」 カノン:「ここ以外に避難できそうな所は無いのだ?」 案内人/GM:「もう少し上にはいくつが洞窟があります。」 ファウロ:「おい、ジューン、ちょっと上空から辺りを見てくれ。」 シャノン:「ボクも一緒に行くにゃ。」 GM:ではシャノンの視覚判定をしましょう。 目標値は12です。 シャノン:-4成功にゃ。 GM:上の方には洞窟が並んでいます。 そのうちの一つの入り口に旗のよ うな物が揺れています。 ファウロ:調べに行くか。 GM:あなたが言うまでも無く、好奇心旺盛なジューンはその洞窟の方へ 飛んでいきます。 しばらく飛ぶと射程外になったのか、フィアナと シャノンとの通信が途絶えます。 フィアナ:100mから出ちゃったのね。 バイザ:「偵察ガ帰ッテコナイト動ケナイワ。」 フィアナ:「帰ってくるの?」 ファウロ:「帰ってこないな。 行ってみるか。」 GM:洞窟へ近付いていくと、シャノンとの通信が回復します。その洞窟 から村人らしい50代くらいの男性が転がり出てきます。 「た、助けてくれ。」 ファウロ:「ビッグジムさんか?」 ビッグジム/GM: 「そ、そうだ。」 カノン:「一緒にいたはずのジャン君はどうしたのだ?」 ビッグジム/GM: 「まだ捕まっている。」 カノン:「誰に?」 ビッグジム/GM: 「雪のヒマ女だ。 雪が強かったので、あの旗を立ててある洞窟に避 難していたんだが、その奥が雪のヒマ女の宮殿に続いていたんだ。」 バイザ:「宮殿、トハ?」 ビッグジム/GM: 「洞窟の奥の切れ目に入っていくと、氷でできた廊下に出てきたん だ。 そこには小柄な白っぽい生物が何匹かいて、わし等は捕まっ て牢屋に入れられたんだ。 そこに雪のヒマ女がやってきた。 雪 のヒマ女はどうしてだかジャンを気に入ったらしく、ジャンを何 処かへ連れて行った。」 バイザ:若イノガ好キ? ビッグジム/GM: 「わしはどうにか見張りの隙をついて逃げてきたのだ。」 カノン:「ジャン君は今のところは生きてるのにょ?」 ビッグジム/GM: 「分からん。」 カノン:「氷の宮殿って寒そうだにょ。」 ビッグジム/GM: 「冷んやりとはしていましたが、風が吹き込まないのでそれほど寒 くはありませんでした。」 カノン:「分かったのだ。 僕達がジャン君を助けに行くから、ビッグジムさ んは戻るのだ。」 ビッグジム/GM: 「では小屋で待機しています。」
そしてボク達は、旗の立ててある洞窟にやってきたにゃ。 洞窟の奥には、さら に奥に続く狭い隙間があったにゃ。 GM:洞窟の奥へ進むには、狭い隙間を潜り抜けなければなりません。 人 間なら通れそうですが、ギャビットは難しそうですね。 通りたけれ ば<敏捷度>を振ってください。 バイザ:成功。 GM:胴体を擦りつつ進んでいくと、天然の岩壁だったのが氷の壁に代わ ります。 さらに奥に進むと、氷で出来た東西へ進む廊下にぶつかり ます。 廊下は天井も床も全て氷でできています。 皆さんは氷の壁 にできた割れ目から出てきたわけです。 カノン:床も氷だと滑りそうなのだ。 GM:<不幸>な人だと滑るかもしれませんね。 カノン:やっぱり僕は滑るにょ? GM:さぁ、どうでしょう。 ゆっくり歩く分には大丈夫ですけど。 カノン:それって絶対何処かで走らされるのだ。 GM:おや、走りたいですか? カノン:走りたく無いのだ。 GM:さて、ここは何処もかしこも氷なので、辺りは松明の光を反射して キラキラ輝いています。 カノン:でも松明消すと皆困るのだ。 GM:ここは床も反射率の高い氷でできています。 ところでフィアナさ ん、フィアナさんはスカートでしたよね? フィアナ:「警告。 私の足元は見ないでね。」 GM:で、廊下は東西に続いていますが、どちらに向かいます? カノン:廊下の先を良く見るのだ。 GM:廊下の東側から今入ってきた割れ目に向かって土の跡が続いていま す。 カノン:ならそれを追って東に向かうのだ。
雪のヒマ女の宮殿              ■■■■■■■■■   #######    ■   ■   ■  ##     ##   ■   ■   ■      ###  #   ■   ■   ■  #### ## #   ■+++■+++■        # ##  ■       ■        #  ## ■■■■□■■■■■■■■■■        ##  #   ■   ■   ■   ■         ## #   ■   ■   □   ■          # #   ■   ■   ■   ■  ■■■■■■■■■ ■■■■■■□■■■□■■■□■■■■■■■   □                             ■   □                             ■  ■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■■■□■■■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                     ■  ■  ■     ■                   ■■■□□■■■  ■■■■■■■                   ■      ■                            ■      ■                            ■      ■                            ■      ■                            ■      ■                            ■      ■                       ■■■■■■■■■□■■■                       ■     ■     ■                       ■     ■     ■                       ■     □     ■                       ■     ■     ■                       ■     ■     ■                       ■■■■■■■■■■■■■
GM:廊下を東に進むと、北側に氷でできた扉があります。 扉は白く曇っ ているので中を透しては見えません。 土の跡はこの扉から出てい ます。 バイザ:扉ニ聞キ耳。 GM:氷の扉に耳付けて聞き耳ですか? カノン:それはとても冷たそうなのだ。 GM:「ぐぉぉぉ。」 というイビキが聞こえてきます。 バイザ:アマリ魔女トカ女王トカイウ感ジノ鼾ジャ無イワネ。 ファウロ:扉をそっと開けて覗き込む。 GM:扉の奥は牢屋になっています。 牢屋の前では、白っぽい人間型の 生き物が眠りこけています。 牢屋は全て空っぽです。 ファウロ:「猫、行け。」 シャノン:偵察に行くにゃ。 GM:白い生き物はぐっすり眠っています。 おそらく、彷徨いの月に関 係する生き物かと思われますが、良く分かりません。 牢屋の一つ には、つい最近まで人がいた形跡があります。 ファウロ:「どうする? あいつをふん縛って尋問するか。」 カノン:「寝てるならこっそり先へ進んだ方がいいと思うのだ。」
GM:廊下を東に進むと、北に扉が2つ並んでいます。 右側の扉からは美 味しそうな匂いが漂ってきます。 カノン:う、気になるのだ。 ファウロ:聞き耳。 GM:トントントンと刃物で木の板を叩くような音がします。 ファウロ:「踏み込むか、通り過ぎるか、どうする?」 カノン:「美味しそうなのだ。」 ファウロ:「下手に中に入ったら、お前が料理されるかもしれないぞ。」 カノン:「それは嫌なのだ。」 ファウロ:そっと扉を開ける。 バイザ:《沈黙の叫び》デ無音状態ニ。 GM:扉の向こうは厨房のようです。 白っぽいヒューマノイドがまな板 の上でキャベツを切っています。 カノン:う、どんな料理を作ってるか気になるのだ。 フィアナ:カノンがレシピ聞きに飛び出さないように押さえてる。 GM:テーブルの上には、模様の入った綺麗な皿の上に丁寧に料理が盛り 付けられています。 その横には、安っぽい皿に適当に盛られた料 理が10皿ほどあります。 ファウロ:扉をそっと閉めてもう1つの扉に向かう。 GM:では全員<忍び>を振ってください。 カノン:<忍び>なんて持ってないのだ。 GM:カノンは足音を立ててしまいました。 すると厨房から、 「飯ノ時間ハマダ先ダ。」 ファウロ:言葉が通じる相手か。 とりあえずもう一つの扉に聞き耳。 GM:何も聞こえません。 ファウロ:そっと開ける。 GM:食料庫です。 棚には凍った肉や野菜が積まれています。 ファウロ:「厨房にいる奴は言葉が通じるな。」 バイザ:「誰カガふれんどりーニ話シ掛ケル?」 ジューン/GM:「はぁい。 ボク、フレンドリー得意だよ。」 フィアナ:何か不安。 ファウロ:「おい、俺を牢屋にいた奴と同じ姿にしてくれ。」 ジューン/GM:「はぁい。」 ファウロに《幻覚変身》を掛けましょう。 ファウロ:厨房に入る。 料理人/GM:「飯ハマダダ。 モウスグ出来ルカラ待ッテイロ。」 ファウロ:「いつだ?」 料理人/GM:「先ニコノ料理ヲひま女様ノ所ニ運ンデカラダ。」 ファウロ:「ヒマ女様って何処にいるんだっけ?」 料理人/GM:「奥ノ部屋ニイラッシャルゾ。」 ファウロ:外に戻る。 「ヒマ女とやらは奥にいるらしい。」 バイザ:「じゃんノ居場所ハ?」 ファウロ:「訊いてない。」 ジューン/GM:「じゃ、次はボクが訊いてくる。」 ファウロ:「いや、せっかく変身したんだから魔法が効いてるうちにこのまま 奥に向かおう。」 ジューン/GM:「維持するだけなら疲れないから、ずっと変身してられるよ。」
GM:先へ進むと、廊下は南に折れます。 廊下の向こうから、何か光る 物がガシャンガシャンと音を立てて近付いてきます。 ファウロ:しばらく様子を見る。 GM:光る物は一定の範囲を行ったり来たりしてるようです。 ファウロ:ゴーレムか? GM:<神秘学>を振ってください。 フィアナ:-3成功。 GM:氷でできたアイスゴーレムのようです。 ファウロ:何らかの通行手形でもあるのか。 バイザ:《幻覚変身》デモ見破ラレソウダナ。 ファウロ:寝てた奴を縛って尋問するか。 牢屋まで戻る。 GM:縛ろうとすると目を覚まします。 「ナ、何ダ、オ前等?」 ファウロ:「捕まえていた人間はどうした?」 ヒューマノイド/GM: 「牢屋ノ中二…居ナイ、逃ゲラレタ。 大変ダ、ひま女様ニ怒ラレル。」 ファウロ:「俺達が探してやる。」 ヒューマノイド/GM: 「恩ニ切ル。」 ファウロ:「もう1人はどうした?」 ヒューマノイド/GM: 「ひま女様、連レテ行ッタ。」 ファウロ:「そうか、分かった。 フィアナ、眠らせろ。」 フィアナ:《誘眠》が…クリティカル成功。 GM:完璧に眠りました。 これは王子様のキスでも無い限り目を覚まさな いでしょう。 ファウロ:牢屋の中に放り込んでおこう。 カノン:「あ、しまった。 見張りの通り方聞きそびれたのだ。」 ファウロ:「台所にいた奴に聞けばいい。 ジューン、《透明》を掛けてくれ。」 掛けて貰ったらゴーレムの近くに隠れる。 GM:しばらく待っていると、料理人が料理を持って廊下を歩いてきます。 「合言葉ハ?」 「ウィッス!」 「通レ。」 ファウロ:《透明》が効いている間についていこう。 GM:料理人は廊下を南に進んで正面の扉をノックします。 「ひま女様、今晩ノ料理ヲオ持チシマシタ。」 「入れ。」 ファウロ:隠れる。 バイザ:《透明》ナノニ隠レル意味アルノ? ファウロ:向こうが視覚だけとは限らないからな。 GM:扉の向こうは豪華な作りの食堂になっています。 部屋の真中はテー ブルクロスの掛けられたディナーテーブルが置かれています。 その 奥の席には、白っぽい髪の長い人物が座っています。 「ほう、今宵の料理は中々の物じゃな。」 「オ誉メニ与リ恐悦デゴザイマス。」 ファウロ:一旦皆の所へ戻る。 「〜というわけで奥にはボスらしい人物がいた。」 ジューン/GM:「ところで、合言葉言わずに行ったらどうなるのかな?」 ファウロ:「するなよ。」 カノン:「きっと丁重な持て成しがあるのだ。」 バイザ:「試スナラ貴女1人デ行ッテネ。」 ファウロ:奥に向かう。 アイスゴーレム/GM 「合言葉ハ?」 ファウロ:「ウィッス!」 アイスゴーレム/GM: 「声ガ小サイ!」 ファウロ:「ウィィッス!!」 アイスゴーレム/GM: 「マダ小サイ!」 ファウロ:「ウィィィィッス!!!」 アイスゴーレム/GM: 「静カニシロ。」
GM:扉の前までやってきました。 ファウロ:扉をノック。 雪のヒマ女/GM: 「何用じゃ?」 ファウロ:「ちょっと話したいことがあるんだが。」 雪のヒマ女/GM: 「見慣れない顔じゃな。 客人か。 中に入るが良い。」 カノン:「ありがとうなのだ。」 ファウロ:「あんたが雪のヒマ女さんか?」 雪のヒマ女/GM: 「そうじゃ。 そなた達は?」 バイザ:自己紹介するわ。 ヤッパリ<礼儀作法>ハ必要カシラ? ジューン/GM:くるっとターンして決めポーズ。 「ボクはジューンだよ。」 バイザ:旅ノ芸人トデモ言ッテオコウカシラ。 雪のヒマ女/GM: 「慰問団か? それは嬉しいのう。 この辺りは冬になると春まで雪 に閉じ込められるのでのう。 もっともわらわは雪の無い所へは行 けんのじゃが。」 カノン:「今宵1晩楽しいパーティをする代わりに帰して欲しいのだ。」 雪のヒマ女/GM: 「それはできん。 わらわはあの者が気に入った。」 バイザ:「じゃん君ノ方ハ何ト言ッテルノ?」 雪のヒマ女/GM: 「これからゆっくり時間を掛けていけば、きっとイエスと言ってく るはずじゃ。」 さてここで皆さん視覚判定か聴覚判定をしてください。 さらに<神 秘学>があるなら振ってください。 ファウロ:視覚で-5成功。 GM:このヒマ女様、よく見ると喉仏があります。 ファウロ:「・・・。」 フィアナ:<神秘学>-3成功。 GM:氷の精霊フローズンシルフの変種のフローズンハーフ、日本名雪お かまでは無いかと思われます。 フィアナ:嫌な変種ね。 カノン:「ジャン君のどの辺りが気に入ったのだ?」 雪のヒマ女/GM: 「冷たいところかのう。 あの冷たい言葉がたまらんのだ。」 カノン:「冷たい言葉がいいなら、ここに達人がいるにょ。」 ファウロ:「何故俺を指差す。」 カノン:「アニキは冷たい言葉の達人なのだ。」 ファウロ:「帰して貰わないとこちらも困るんだ。」 雪のヒマ女/GM: 「これはあの者とわらわの2人の問題じゃ。 無粋なことを言うで無 い。」 ファウロ:「ジャンに会わせてくれ。」 雪のヒマ女/GM: 「それはできん。 そなた達が実力行使に出んとも限らんのでのう。」 ファウロ:「帰してくれないと討伐隊が出るかもしれないぞ。」 カノン:「大勢の人が武装して押し寄せるかもしれないのだ。」 雪のヒマ女/GM: 「雪山で大勢で押しかけても身動き取れなくなるだけじゃ。」 ファウロ:「討伐隊には雪山のプロもきっといるぞ。」 雪のヒマ女/GM: 「わらわがここであの者と幸せに暮すのを大勢で邪魔すると言うの か。 全くもって無粋じゃ。」 カノン:「ジャン君の両親も心配してるのだ。」 雪のヒマ女/GM: 「それはいかんのう。 あの者のご両親には近々挨拶に行くとしよう。」 カノン:「どういう挨拶にょ?」 雪のヒマ女/GM: 「『これからはお義父さんと呼ばせてたもれ。』」 ファウロ:「ではジャン君に両親宛の手紙を書かせてもらえないか?」 雪のヒマ女/GM: 「手紙か。 よし、少し待っておれ。」 しばらくすると手紙を持ってきます。 「これをご両親に渡してたもれ。 失礼の無いようにの。 何と言っ てもわらわの将来の義理の親なのじゃから。」 カノン:筆跡はジャン君にゃ? GM:ジャンの筆跡を知っていますか? フィアナ:村に戻れば分かるわ。 バイザ:検閲シタ形跡ハ? GM:封を開けて調べますか? フィアナ:調べるなら一旦両親に見せてからね。
そしてボク達は一旦村に戻ってきたにゃ。 戻る間にもカノン君には色々不幸な 事故が起きたにゃ。 ああ、不幸って大変だにゃぁ。 GM:村に戻ってくると、ジャンの両親が心配そうにしています。 「あの子は? 何かあったのですか?」 ファウロ:かくかくしかじか。 両親/GM:「ヒマ女様に気に入られた?」 フィアナ:「手紙を預かってるわ。」 両親/GM:「おや? この手紙には、2,3日したら帰る、と書いてますが。」 ファウロ:「でもヒマ魔女さんは帰す気が無いみたいだぞ。」 フィアナ:「ちょっと拝見。」 『ここにいたら、美味しいものいっぱい食べさせてくれるから、もう2,3日泊まっ てく。』 バイザ:「贅沢三昧サセテ引キ止メル気ネ。」 両親/GM:「ヒマ女様はどんな方なのですか?」 ファウロ:かくかくしかじか。 両親/GM:「そ、そんな、よりによっておかまだなんて。 そんな人の所へうち のジャンをやるわけにはいきません。」 フィアナ:「そりゃそうよね。」 カノン:「でも、ヒマ女様って、実はとっても優しい人だと思うのだ。」 バイザ:「コノママ春ニナルノヲ待ッテモ良イ様ナ気ガスルワ。」 両親/GM:「で、でもあの子はまだ子供なんです。 たぶらかされてるのかもし れません。」 ファウロ:「ジャン君ってノーマルだよな?」 両親/GM:「ノーマルとは?」 ファウロ:「異性が好きか同性が好きか、だ。 異性好きならたぶらかされる心 配無いだろう。」 両親/GM:「もちろん、ジャンは普通の娘です。」 フィアナ:「え? 娘? ジャン君って、女なの?」 両親/GM:「もうすぐ15になると言うのに、男の子みたいな格好して山を走り 回って…。」 ファウロ:「うーん…。 とりあえず、本人宛とヒマ女宛に手紙を書いてくれ。」
ボク達は、再びヒマ女の宮殿にやってきたにゃ。 もちろん、再び来るまでの間 も不幸な人はやっぱり不幸だったにゃ。 ファウロ:「両親から手紙を受け取ってきた。 娘をよろしく、とのことだ。」 雪のヒマ女/GM: 「ほう、ご両親もわらわ達の仲を認めてくれたのか。」 カノン:「娘をよろしく、なのだ。」 雪のヒマ女/GM: 「早速挨拶に行くとしようかのう。」 カノン:「ジャン君は女の子なのだ。 それでもいいにょ?」 雪のヒマ女/GM: 「何を言っておる。 女の子じゃからいいのではないか。 わらわは ノーマルじゃぞ。」 フィアナ:ノーマル…。 カノン:「と、とりあえず、ジャン君宛の手紙を受け取ってるのだ。」 GM:では奥の部屋に通してもらえます。 一見男の子な女の子がいます。 「お兄ちゃん達も遭難したの?」 ファウロ:「いや、お前の様子を見にきたんだ。」 ジャン/GM:「ここにいたら美味しいもの食べられるから、もう2,3日ここにいる よ。」 カノン:「春まで帰してもらえないかもしれないにょ。」 ファウロ:「お前も伝承知ってるだろ? 帰ったら300年後かもしれないぞ。」 フィアナ:「2度とご両親に会えないかもしれないわよ。」 ジャン/GM:「それはやだ。」 カノン:「ご両親は心配してるぞ。」 ジューン/GM:「了解。」 《幻影》で両親の姿を映し出しましょう。 ジャン/GM:「うーん、じゃ、一旦帰るよ。」 フィアナ:ずいぶんあっさりと。 GM:「帰ってしまうのか…。」 「うん。」 「また来てくれるか?」 「気が向いたら来るよ。」 「その冷たい言葉。 やっぱりいい女じゃのう。」 カノン:そういうのが好みなんだにょ。 ファウロ:「1度じっくり話をしてみることだな。」 雪のヒマ女/GM: 「そうじゃのう。」 ファウロ:「それじゃ、俺達はこれで失礼する。」
ジャン君、あ、違った、ジャンちゃんを連れてボク達は山を降りてきたにゃ。 村長/GM:「ヒマ女様は何とおっしゃられてました?」 カノン:「ヒマ女さん、いい人だったのだ。」 ファウロ:「今後のことはそちらでヒマ女と交渉してくれ。」 バイザ:「後ハ本人次第ネ。」 村長/GM:「そうですか。 何はともあれ、ご苦労様でした。 報酬の料理がで きております。もちろんデザートも。」 カノン:「わあい、ご飯だにょ。」 ファウロ:「結局報酬は料理か。」 村長/GM:「デザートもありますが。」 ファウロ:「いや…まぁいいか。」 何はともあれ、無事ジャン君を救出したボク達は、村人さんの用意してくれた 御馳走にありついたにゃ。 村人さんは、ボクにはちゃんと暖かいミルクを出して くれたにゃ。
ここまでが今回の事件の顛末にゃ。 世の中には珍しい話もあるものだにゃ。 ちなみに、雪のヒマ女というのは漢字にすると、魔女にして魔女に非ず、で、 非魔女と書くそうだにゃ。
雪の非魔女の洞窟 2001/2/12 西淀川区にて収録


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