ガープスルナルリプレイ

intermission1



  こんにちは。 ここまで読んできてくれた人なら、ボク達が王都エグを目指して
旅してるって、ことは知ってるよね?
  今回のお話は、その旅途中にあったちょっとしたできごとだよ。

         GM:君達が宿場町の宿にいると、旅人風の男が声をかけてきた。
            「あんた達、何処へ行くんだい?」

     ルディ:「王都エグだ。」

    旅人/GM:「それならいい近道があるよ。」

   ジューン:土管の中に潜ると、ワープできるとか?

    旅人/GM:「その道には、途中に温泉もあるんだ。」

   ジューン:「温泉? いいね。」

     ルディ:「急ぐ旅でも無いし、温泉に入っていくのもいいか。 よし、出発す
              るぞ。

     エイジ:…。

     ルディ:「あれ? エイジは何処だ?」

   ジューン:「いつものように部屋に篭って猫磨いてるよ。」

     エイジ:今回は磨く布を変えてみました。


GM:旅人に聞いた道を歩いていくと、エイジは<第六感>で嫌な感じを 受ける。 エイジ:「皆さん、ちょっと待ってください。 何か危険が迫ってます。」 GM:そう思って周囲に注意を払うと、前方から「ドドドドド」と何かが 近付いてくる音が聞こえる。 アウド:上空から偵察。 GM:野生動物の大群が、何かから逃げるように猛スピードで迫ってくる。 ナーシュ:《空中歩行》で上空に待避します。 ジューン:ボクも《飛行》で逃げるよ。 ルディ:飛べない俺とヴァイスはどうするんだ? エイジ:私が《浮揚》を掛けますよ。 GM:君達の下を、野生動物が駆け抜けていく。 ルディ:「火山でも噴火したのか?」 アウド:「引き返すか?」 ジューン:「調べてみるべきだよ。 このまま放っておいたら動物さん達が大 変だよ。」 ルディ:「そうだな、一応調べてみよう。」
GM:数km先の森の中から、巨人らしきものが頭を出している。 ルディ:「何だ、あれは?」 ジューン:<神秘学>-7成功だよ。 GM:巨人っぽいけど、それにしてはどうも違和感がある。 ジューン:じゃ、《幻覚感知》。 GM:幻覚でも作成物でも無い。 ルディ:何をしようとしてるのか、しばらく様子を見る。 GM:10分ほど経ったが、全く動く様子は無い。 エイジ:10分して動かないなら、20分待ってみましょう。 ジューン:そして10年が過ぎた。 ナーシュ:「もう帰りませんか?」 でもあんなのがいるなら、やっぱり正体を確かめなきゃね。 放っておいたら 大変なことになるかもしれないし。
GM:傍までやってきた。 身長10mほどの巨人みたいに見える。 中からは ウィンウィンという音が聞こえる。 ルディ:「妙な音だな。」 ジューン:「これってあの巨人の鳴き声かな?」 GM:よく見ると、巨人の材質は木製っぽい。 所々に繋ぎ目がある。 ルディ:張りぼてか? GM:しばらく見ていると、巨人の胴体が開いて、中から女性が現れる。 「いらっしゃいませ。 アトラクションへようこそ。」 散々煽っておいてこの展開。 思わず皆吹き出しちゃったよ。 女性/GM:「当アトラクションでは、各種温泉巡りをお楽しみいただけます。 波の出る温泉や流れる温泉、ウォータースライダー等取り揃えて ございます。」 ジューン:「あ、楽しそう。」 入ってみる。 ナーシュ:「ちょっと待ちなさい。」 ジューン:「だって、面白そうじゃない。」 ナーシュ:ジューンちゃんの首根っこ掴んで持ち上げます。 ジューン:「ふみーっ。」 じたばたじたばた。 ルディ:「入場料は?」 女性/GM:「無料でございます。」 ヴァイス:「にゅ、入場料、只だが、た、退場料、要るとか。」 女性/GM:「一切無料でございます。」 ルディ:「どうしてこんな所にあるんだ? こんな山奥じゃ客が来ないんじゃ ないか?」 女性/GM:「こんな山奥だからこそ作れるのです。」 ルディ:「それだけ設備があるのに只でいいのか?」 女性/GM:「スポンサーがおちますので。」 ジューン:「スポンサーってどんな人?」 女性/GM:「私は存じません。」 ルディ:「うーん、入ってみるか。」 エイジ:ずかずかと入ってきます。 女性/GM:「男湯女湯混浴がございます。」 ナーシュ:もちろん、女湯に入りますわ。 ジューン:《幻覚変身》して男湯ってのもありかな? ナーシュ:ジューンちゃん? 男湯入るのは冗談だけどさ、せっかくいつも男の子のふりしてるのに、こんな ところで女の子だとばれちゃうのはなんかやだな。
なんだかんだあって、ボク達は男女に分かれて温泉に入ることになったんだ。 もちろん、ナーシュお姉さんとボクは女湯。 ルディお兄さん達は混浴の方へ 行ったみたいだけど。 GM:湯船に浸かっていると、妖しい音楽が聞こえてくる。 精神で抵抗し て。 失敗した人はうつらうつらしてくる。 ナーシュ:「眠い…。」 ジューン:「ナーシュお姉さん、どうしたの?」 ゆさゆさ。 ナーシュ:「すー。」 ジューン:とりあえず脱衣所に引っ張っていくよ。 GM:さらに怪音が聞こえてくる。 起きている人は-2で、寝ている人は -6で判定。 成功した人は起きられる。 君達以外の客は皆完全に眠 り込んでいる。 ナーシュ:成功しました。 「あら、ジューンちゃん、どうしたの?」 ジューン:「いきなり寝ちゃったんだよ。」 ナーシュ:「ジューンちゃん、とりあえず服着ましょう。」 鎧まで着込みます。 ジューン:「でも湯船にはまだ眠ってるお姉さん達がいるし。」 下着だけ着けたら、寝てるお姉さん達を脱衣所に連れてくる。 ヴァイス:ぼ、僕は判定ファンブルだ。 GM:ヴァイスは完全に眠り込んでいる。 エイジ:起こしてあげましょう。 ヴァイス君に<空手>で三連コンボです。 1点、0点、0点。 ヴァイス:ぼ、防御点で防いだ。 エイジ:風呂入るのに鎧着てるんですか? ヴァイス:が、<頑強>だ。 一同笑。 エイジ:殴った手の方が痛いですね。 なら次はルディ君に三連コンボです。 0点、1点、0点。 ルディ:1点痛かった。 GM:それでも起きない。 アウド:なら次は全力ダメージ+2で部位狙いでもするか。 ルディ:永遠の眠りに入るぞ。 アウド:とりあえず、脱衣所に上げておこう。
GM:女湯の脱衣所に黒ずくめが4人が現れる。 ジューン:「ここ女湯だよ。」 GM:女も1人いる。 そいつらは、 「どういうことだ、起きているじゃないか。」 とか言ってどうするか考えているようだ。 ナーシュ:「どう見ても管理者がありませんわね。 何の目的ですか?」 バトルファンを構える。 GM:君を無視して仲間同士で相談している。 「全員寝てるはずじゃなかったのか。 話が違うじゃないか。」 ナーシュ:「ジューンちゃん、どうします? 友好的な相手では無さそうです し、制圧しますか?」 ジューン:「そうだね。」 眠っているお姉さん達が入るように《闇》。 とりあえず、これで お姉さん達は安全だし、裸見られずにすむよね。 GM:黒ずくめは悪口を言い始める。 「卑怯だぞ。 《闇》から出て来い。」 ナーシュ:悪口言われたら<かんしゃく>が発動しますわ。 バトルファン構 えてにじり寄ります。 GM:黒ずくめ達は、 「必殺、桶攻撃。」 ナーシュ:バトルファンで止めましたわ。 ジューン:マントも着けてないから、避けるしか無いんだよね。 (コロコロ) 失敗。 「痛ぁい。 何すんのさ。」 ナーシュお姉さんに《赤外線視覚》。 続いて《闇操作》で、そい つらの周りを《闇》で囲むよ。 GM:黒ずくめ達は逃げていこうとする。 ジューン:逃げていったんなら、とりあえず寝てるお姉さん達に服着せていく ね。
GM:男湯には、塀の上から黒ずくめの男達が飛び降りてくる。 「起きている奴がいるのか。 今日はついてないな。」 エイジ:発動体の腕輪は風呂場でも肌身放さず身に着けてますから、呪文に 集中しましょうか。 《電光》に集中します。 GM:黒ずくめの男達も《電光》をばちばち言わせ始める。 ジューン:お風呂場で《電光》ってよく効きそうだね。 エイジ:《電光》発動。 (コロコロ) 外れました。 GM:《電光》が壁に当たると、壁に穴が開く。 「ああ、安普請なのに。」 反撃の《電光》がエイジに。 エイジ:《瞬間回避》しました。 GM:外れた《電光》で床に穴が開く。 「こら、避けるんじゃない。」 エイジ:「なら撃たなければいいでしょう。」 黒ずくめ/GM:「よし、こうなったら…。」 黒ずくめは君の周りをぐるりと取り囲む。 エイジ:かごめかごめですか? GM:男達は、ぶつぶつと悪口を言い始める。 エイジ:ほう、そんなことをするなら、《芳香》で生ゴミの匂いを漂わせて あげましょう。 黒ずくめ/GM:「く、臭い。 この生ゴミが。」 黒ずくめ達は逃げ出す。 エイジ:「私の悪口を言った報いです。 私を負かそうなどとは10年早い。」
ナーシュ:男湯の前に行ってみます。 GM:男湯の方からは、生ゴミの匂いが漂ってくる。 ナーシュ:「皆さん、無事ですか?」 アウド:「とりあえず命は無事だ。」 ナーシュ:「何がありましたの?」 アウド:「どう説明すればいいやら。 ルディとヴァイスが眠りっぱなしな んだ。」 ナーシュ:「《覚醒》をかけますわ。」 アウド:なら2人を引き摺って脱衣所から出てくる。 ジューン:男性陣は、服着るって宣言してなかったよね? ということは裸のま まかな? アウド:そうだな。 ジューン:《ぼやけ》。 一同爆笑。 だってさ、やっぱり男の人の裸なんて見たくないもん。 ナーシュ:裸くらい、サリカ神殿の患者さんで見慣れています。 わぁ、ナーシュお姉さん、おっとな。
GM:天井に開いた穴の上に黒ずくめ達が現れる。 「よくも邪魔しやがって。」 上から赤い物が飛んでくる。 ヴァイス:か、《火球》? GM:トマトだ。 一同笑。 うーん、なんだかなぁ。 ナーシュ:「食べ物を粗末にしてはいけませんわ。」 ヴァイス:「そ、そうだ、いけないぞ。」 GM:次は腐った卵が振ってくる。 ジューン:「やだ、気持ち悪い。」 エイジ:ファンブルして転びました。 GM:では君の顔面に腐った卵が降り注ぐ。 アウド:「なんで温泉に来てこんな目に会うんだ。」 飛んでいってぶん殴る。 GM:殴られたはずみで黒ずくめは穴から落ちた。 下の温泉に嵌まる。 アウド:そいつに向かって卵を投げる。 エイジ:《痒み》です。 GM:温泉の中でのた打ち回っている。 アウド:こんな建物、ぶっ壊してやる。 柱に向かってキック連打。 GM:作りが悪かったのか、ボロボロ壊れていく。 「こ、こら、止めろ。」 アウド:ホイーリングブレードを構えて 「何のためにこんなことをしたんだ?」 ヴァイス:「た、食べ物粗末にした。 へ、返答次第では許せない。」 黒ずくめ/GM:「隣町のラーダ卿に頼まれたんだよ。 来た人の身ぐるみ剥いで売り 飛ばして一儲けしようと。」 何か、ずいぶんせこい貴族だね。 それにしても、これだけの設備作ったら、儲けよりも設備費の方が大きいんじゃ ないのかな?
そんなこんなで、悪巧みしていた連中は、首謀者の貴族共々、近くのガヤン神 殿に連れて行かれたんだよ。 ルディ:首謀者の顔を一目見たかったな。 ガヤン信者/GM: 「とんでもない奴らでしたね。」 ジューン:「そうそう、女湯入ってくるなんて許せないよ。」 ナーシュ:「ジューンちゃん、論点が違いますわ。」 アウド:「ま、温泉堪能できたし、いいじゃないか。」 ジューン:「でも服汚されたし、下着姿見られたし。」 ナーシュ:「精神的に疲れました。」 ルディ:「トマト塗れになっちまったな。 起きたらあちこち痛いし。」 エイジ:私は勝ったので気分高揚しています。
これが旅の合間に起こった事件の顛末だよ。 あ、念のために行っておくけど、今回のことって、フィクションじゃないから ね。 そりゃ、ちょっとは脚色したけどさ。 世の中には、色んな人がいるんだよ ね、うん。 さぁて、今回の事件、物語にしたらウケるかな? 舞台が温泉なら、やっぱりイ ラストは欲しいよね。 誰かイラスト、描いてくれないかな? 王都に着いたら、 描ける人探してみよっと。 (本編へ)
intermission1 2001/11/4 西淀川区区民会館にて収録


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