ウィッチクエストリプレイ

『XIII. 悪夢』


キャラクター
  ペネル
    13才のメイドさん。
    特技は料理とお掃除。
  ルーン
    1才 ♀
    身体の色が、今日のお月様の色に合わせて変わる珍しい猫。
  シムーン
    13才の占い師さん。
    水晶玉占いが得意。
  フェンネル
    1才 ♀
    桜色の猫。 とても綺麗好き。


GM:ルーンの、月の色の毛並みってどんな色ですか? ルーン:そのときの月の色に合わせて変わりますにゃ。 夜は黄色、昼 見えないので透明になりますにゃ。 GM:では魔女のマントもそれに合わせて変わるわけですね。 シムーン:青いマントになったときは遠回りして帰りたくなるのね。 ペネル:月が雲に隠れたときは? GM:観測できないものは、確率的に存在する、所謂シュレディン ガーの猫状態になります。
GM:フェンネル、あなたが日向ぼっこしていると、人の形をした 一本足の物体が、ピョンピョン跳ねてきます。 フェンネル:「案山子? 案山子が歩くのは初めて見たの。」 案山子/GM:「おいらも歩くのは初めてだよ。」 フェンネル:「それなら納得。」 シムーン:納得できるのね。 案山子/GM:「猫さん、猫さん、ここらでシムーンっていう魔女さんはいな いかね?」 フェンネル:「それはわたしの御主人様なの。 御主人様、案山子の人が来 たの。」 案山子/GM:「こんにちは。」 シムーン:「案山子とは珍しいわね。」 案山子/GM:「珍しいかい? 畑に行けばいくらでもいるよ。」 シムーン:「歩く案山子は珍しいわよ。」 案山子/GM:「おいら、歩けないよ。 跳ねてるだけで。」 シムーン:「で、私に何の用?」 案山子/GM:「あんたに手紙渡してくれって頼まれたんだよ。」 シムーン:「手紙?」 案山子/GM:「おいらの懐の中に入ってるんだけど、すまんが取ってくれい か? おいらの腕、まっすぐ横に伸ばしっぱなしで動かせな いんだ。」 ペネル:腕曲げられないんじゃ、背中痒くなったら大変そう。 シムーン:「はいはい。」 手紙の内容は? 『次の22日に、魔女夜会がありますので、出席してください。 ジェニファ・シュテルン』 シムーン:22日といえば、私の魔力の上がる日ね。 案山子/GM:「それじゃ、確かに渡したからな。」 シムーン:「ありがとう、気を付けてね。」 案山子/GM:「ところで、おいら、ちょっと相談したいことがあるんだ。」 シムーン:「何?」 案山子/GM:「おいら、脳味噌無いんだけど、どうにかして手に入らないか な?」 シムーン:「脳味噌ならオズって国にいったら入れてくれるらしいわ。」 案山子/GM:「そこへはどうやって行ったらいい?」 シムーン:「竜巻で飛ばされると行けるそうよ。 とりあえず、天気予報 に注意して、竜巻警報が出たら突っ込んでいったらいいわ。」 案山子/GM:「そうか。 どうもありがとう。」 案山子はピョンピョン去っていきました。 フェンネル:「ご主人様、本当に竜巻で行けるの?」 シムーン:「この本にはそう載ってるわよ。」 フェンネル:自分で読んで確かめるの。 GM:<美しさ>を振ってください。 フェンネル:失敗なの。 GM:この本は、ハードカバーで猫には少々重い本です。 本を読も うとすると、バランスを崩して本の下敷きになってしまいます。 フェンネル:「きゅー。」 シムーン:「だから気を付けなさいって言ったでしょ?」 言ってないけど。
GM:ルーンさん、あなたがいる塀の下の地面で、何やらボコボコと いう音が聞こえてきます。 ルーン:下を見ますにゃ。 GM:日の当たっている地面が、ボコボコと盛り上がって、真中に穴 が開きます。 で、 「うわ、眩しい。」 ルーン:「何がそんなに眩しいんですにゃ。」 GM:モグラは穴の中に一旦引っ込むと、日陰の地面に出てきます。 「太陽が眩しかったんだよ。」 ルーン:「日向を確かめずに出てきてはいけないんですにゃ。」 モグラ/GM:「一応地図を確認したんだけどね、これが上から見た鳥瞰図で ね。 下から見た土竜図なら間違わなかったんだが。」 シムーン:bird view ならぬ mole view ね。 モグラ/GM:「猫さん、猫さん、この辺りに、ぺネルさんって魔女はいない かな? 今の時間だと、何処かのお屋敷の廊下を掃除してる そうなんだけど。 あ、今は雑巾絞ってるはず。」 ルーン:「知りませんにゃ。」 モグラ/GM:「そうか。 じゃ、とりあえずまた別の場所から出てみること にするよ。」 フェンネル:庭にぼこぼこ穴開けたら、後でメイドさんが怒られるの。 GM:ぺネル、あなたが廊下の掃除をしていると、床から鋸が突き出 てきて、ギコギコ穴を開けようとします。 シムーン:難儀な奴ね。 ぺネル:鋸を押さえる。 モグラ/GM:「おや? 何かに引っかかったかな?」 ぺネル:床をこんこん。 「誰かいるの?」 モグラ/GM:「誰かいるぞ。」 ぺネル:「こんな所に穴を開けちゃ駄目よ。」 モグラ/GM:「開けないと入れないぞ。」 ぺネル:「入るなら玄関から入ってきて。」 モグラ/GM:「玄関ってどっちだ?」 ぺネル:「あっち。」 モグラ/GM:「指差されても、床越しじゃ見えないぞ。」 ぺネル:床をコンコン。 「こっちの方向よ。」 GM:モグラは玄関に向かって床下を掘り進んでいったようです。 ぺネル:とりあえず床に穴を開けられるのは防いだわ。 フェンネル:でも床下はボロボロなの。 シムーン:まるで白蟻ね。 GM:玄関の方から、泥だらけのモグラが入ってきます。 ぺネル:「ああ、せっかく掃除したのに。 まずこれで足拭いて。」 GM:足を拭きました。 でもモグラは全身泥だらけです。 ぺネル:「その泥なんとかしてから来て欲しかったわ。」 モグラ/GM:「でも穴掘ってきたら泥がつくのは当たり前。」 ぺネル:「どうして掘ってくるのよ。」 モグラ/GM:「だっておいらモグラだもん。」 ぺネル:「でも、家に入るときは玄関から、敷地に入るときは門からに してね。」 モグラ/GM:「地面の下には『ここが境界です』なんて表示は無いぞ。」 ぺネル:地面に国境は無いのね、 「何の用なの?」 モグラ/GM:「郵便配達を頼まれてね。 おいらが土の中で寝ていたら、い きなり穴を開けられて手紙を渡されたんだ。」 モグラは泥だらけの手紙を渡します。 ぺネル:「ど、どうもありがとう。」 GM:そうやって話していると、メイド長さんがやってきます。 「まぁ、何ですこの廊下は。 あなたはこれで掃除したという のですか。」 シムーン:きっと名前はロッテンマイヤーさんね。 ルーン:廊下に《ぐるうみんぐ》しますにゃ。 メイド長/GM:「あ、あら、綺麗な廊下ね。 いつもこれくらい仕事きっちり してくれればいいのよ。」 ぺネル:ルーンちゃん、ありがとう。
シムーン:「お土産は何がいい?」 フェンネル:「甘いデザートがいいの。」 シムーン:「それじゃ、行ってくるわ。」 ルーン:「その前に、服を着替えた方がいいと思うの。 みんな多分お 洒落してくるの。」 GM:お洒落するなら<礼儀作法>か<素敵な笑顔>を振って下さい。 シムーン:<素敵な笑顔>1レヴェル成功。 フェンネル:「ねぇシムーン、あたしがいなくてもちゃんと飛べるの?」 シムーン:「とりあえず挑戦してみるわ。」 GM:では<猫要らず飛行>を振って下さい。 シムーン:(コロコロ) 失敗。 GM:箒はぴくりとも動きません。 シムーン:魔女夜会の場所って見晴らしいい? GM:山の天辺ですので、非常にいいです。 シムーン:その付近に人目のつかない物陰はある? ハイドインシャドウ ができるような所。 GM:まだ夜会の場所に行ったことが無いのでわかりません。 シムーン:なら現地を水晶玉に映す。 <占い>2レヴェル成功。 GM:ちょうどハイドインシャドウができて、さらにバックスタブが できそうな物陰を見つけました。 シムーン:「フェンネルちゃん、この物陰に《猫の穴》出して。」 GM:《猫の穴》を通ると泥だらけになりますよ。 シムーン:それは現地についてから何とかすることにして、とりあえず移 動するわ。 GM:魔女夜会の場所に出てきました。 シムーン:まず《服を綺麗に》で泥を落として、さらに《打ち上げ花火》 で周囲の視線をそっちに向かわせる。 GM:20+今日の魔法力を2回振って下さい。 シムーン:成功。 物陰から出て何事も無かったかのように 「こんにちは。」 魔女/GM:「こんにちは。 あの花火、誰が上げたのかしら?」 シムーン:「わ・た・し。 すごいでしょ?」 GM:シムーンは華々しく魔女デビューしました。 ぺネルの方はど うしますか? ぺネル:《猫の穴》だけは使いたくないから、魔法でなんとか飛ぶわ。 ルーン:メイドさんは、傘を片手に空を飛びますにゃ。 GM:傘で飛ぶなら19+今日の魔法力を振って下さい。 ぺネル:ルーンちゃん、1D貸して。 ルーン:5点貸しましたにゃ。 ぺネル:(コロコロ) 成功。 GM:傘を片手にふわりと浮き上がりました。 さて、夜会の場所ま で飛んでいけるでしょうか。 <風読み>を振って下さい。 ぺネル:2レヴェル成功。 GM:ぺネルは風に乗って優雅に飛んできました。 ちょうどそこへ、 シムーンが上げた花火が背景に浮き上がります。 シムーン:彼女のために演出したみたいね。
夕方になると、あちこちから魔女達が集まってきます。 ほとんどが箒で 飛んできますが、中には妙に泥汚れが目立つ人も。 魔女夜会と言っても、やっていることは単なるお茶会と変わり有りません。 料理好きな魔女も多いので、テーブルには様々な手料理が並べらます。 シムーン:思いっきり食べる。 魔女/GM:「あまり食べ過ぎると、重くなって飛べなくなるわよ。 時々 いるのよ。 帰りにどうしても飛べなくなって、慌てて猫を 呼ぶとか。」 シムーン:「大丈夫です。」 新米の魔女さん2人は、この辺りの魔女のリーダーであるジェニファさん に挨拶します。 ジェニファ/GM: 「せっかくだから、新しく来た方には、自己紹介していただき ましょう。」 シムーンとぺネルのいる床がぐぐっと持ちあがって、上からス ポットライトで照らされます。 シムーン:とりあえず<素敵な笑顔>2レヴェル成功。 「シムーンです。 占い師をしています。 ペネル:「ペネルです。 よろしくお願いします。」 せっかくスポット浴びたので、傘の上にテーブル乗せてを回す わ。 GM:<力仕事>を振ってみてください。 ペネル:(コロコロ) 失敗。 シムーン:こっそりとシムーンに《筋力アップ》。 GM:19+今日の魔法力。 シムーン:成功。 今日のうちに目いっぱい魔法を使っておくわ。 GM:ペネルは傘の上でテーブルを軽々と回します。 シムーン:さらに《色とりどりのスポットライト》。 GM:ペネルはすごく注目を浴びています。 ペネル:「そろそろ疲れてきたのでテーブルを下ろします。 そこをど いてください。」 シムーン:これで彼女も華々しくでビューね。 ジェニファ/GM: 「今度の新人さんは派手ね。 私も対抗して何かしようかしら。」 シムーン:あ、見たい気がする。
GM:しばらくして落ち着いたところで、ジェニファさんが2人を呼 びます。 「今日から、皆さんは魔女として、困っている人々の力になっ てあげてください。」 シムーン:ここで『私達普通の女の子に戻ります。』って言うわけにはい かないのよね? GM:そんなこと言うとこの契約書が…。 ペネル:6月以内に解約すると違約金なのね。 ジェニファ/GM: 「さっそくですが、皆さんにお仕事を頼みたいんです。」 シムーン:「どんなお仕事ですか?」 ジェニファ/GM: 「ここから南に20kmほどいったところに、シーズって村があり ます。 そこでお医者さんをしているジョセフさんという方 が、薬草を採ってきて欲しい、とおっしゃってるんです。 その薬草は、高い山の上に生えているので、歩いていくのは 大変です。 ですから、空を飛べる魔女に頼んでこられたわ けです。」 シムーン:「OKです。」 ジェニファ/GM: 「では地図と薬草の絵をお渡ししますので、よろしくお願いし ます。」
そして夜も更け、魔女夜会が終了しました。 シムーン:「このフルーツ持って帰ってもいいですか?」 ジェニファ/GM: 「どうぞ。 よろしければ、余ったお菓子も持って帰ってくだ さい。」 シムーン:「それではお言葉に甘えて。」 GM:シムーンがお菓子に手を伸ばそうとすると、横からひっさらっ て行く魔女がいます。 「このお菓子はあたしが目をつけていたのよ。」 シムーン:「早い者勝ちよ。」 奪い返す。 フェンネルがお腹を空かせて待ってるんだし、こ こで負けるわけにはいかないわ。 フェンネル:わたしはケーキ1個でいいの。 シムーン:待ってて、フェンネル、必ずこのケーキの山を持って帰るから。 フェンネル:だからそんなに食べられないの。 GM:<いじっぱり>を振ってください。 シムーン:(コロコロ) 失敗。 魔女/GM:「バーゲンファイターと呼ばれたこのあたしに勝とうなんて10 年早いわ。」 魔女は巨大な袋にお菓子をごっそりと詰め込むと、悠然と飛び 去っていきます。 シムーン:少しは残ってない? GM:フルーツが2つ3つ残ってます。 フェンネル:それで充分なの。 シムーン:それを冷やしたまま家に送りたいわ。 GM:どうやって送ります? シムーン:クール宅急便とか。 フェンネル:それはきっと黒猫が出てくるの。 GM:ねこばすを呼べば運んでもらえますよ。 シムーン:家に瞬間移動させられる? GM:それは難易度高いですよ。 難易度は2、魔女が作ったデザート なので魔法を信じる力は12、合計14+今日の魔法力です。 シムーン:(コロコロ) 成功。 GM:フェンネル、あなたがソファで寝ていると、突然フルーツが降っ てきます。 フェンネル:「きゃー。」 シムーン:そういえば、転送先のことは考えてなかったわ。 GM:逃げられるかどうか、<美しさ>を振ってください。 フェンネル:失敗なの。 「きゅー。」 シムーン:そんなことは露知らず、私はのんきに傘で飛んでいくことにす るわ。 GM:傘を持ってきてました? シムーン:《傘よ出よ》。 今日は魔法力が高いからガンガン使うわよ。 GM:13+今日の魔法力です。 シムーン:5と6。 失敗ね。 GM:傘を出そうとしたところ、大きな傘のキノコが出てきました。 フェンネル:どんなキノコなの? GM:スーパーキノコか、1UPキノコか、毒キノコか、好きなのを選 んでください。 フェンネル:魔法の失敗でできたなら、きっと紫色で黄色のぶちのある悪趣 味なキノコなの。 シムーン:しかたがないので<ごまかし>。 キノコ片手に空を飛ぶわ。 GM:18+今日の魔法力です。 シムーン:成功。 「それでは皆さん、ごきげんよう。」 魔女/GM:「キノコを持ったピンクの服の女の子…ピーチ姫?」 シムーン:知らない間に姫になってたのね。 ペネル:あんな大きなキノコがあれば、料理がいっぱいできるのに。 フェンネル:でも紫で黄色の段だら模様なの。 GM:あのキノコが欲しい、と思いますか? 思うなら、<魔女の力> を振ってください。 ペネル:2レヴェル成功。 GM:ペネルの思いが通じたのか、辺りから、紫のキノコがむくむく と生えてきます。 シムーン:嫌な魔女夜会になっちゃったわね。 ペネル:なら私は傘を小脇に抱えて、キノコ持って飛ぶ。 ルーン:そもそも、どうして2人とも箒で飛ぼうとしないのですにゃ? ペネル:<猫要らず飛行>は失敗したから。 ルーン:失敗したのは行きですにゃ。 帰りの判定はまだしてませんにゃ。 シムーン:わたしは、今日は魔法力が高いから、箒よりも魔法使った方が いいと思ったの。 ルーン:でも魔女は箒で空を飛ぶものですにゃ。 そうじゃないと、 「あの娘は箒で空を飛べなかったから魔法を使ったのね。」 と思われるにゃ。 さらに《猫の穴》を使ってしまうと、 「魔法を使うこともできなかったのね。」 と言われることになるにゃ、 シムーン:そうなの? 《猫の穴》を使うのはまずい、という認識はして たんだけど。 ルーン:最悪なのは、箒で飛べなくて、魔法も失敗して、さらに猫に愛 想尽かされて《猫の穴》も掘ってもらえなくて、泣きながら歩 いてくることにゃ。 シムーン:確かにそれは最悪ね。 ルーン:ですからとりあえず猫とは仲良くしておくことですにゃ。
GM:キノコ片手に飛んでいるシムーンですが、実は一つ問題が起こっ ています。 キノコから、進路上に、胞子がばらばらと降って いるのです。 シムーン:後ろ見るのが怖い。 GM:振り向くと、紫色の光の帯が山から一直線に続いていて、大変 幻想的な風景になっています。 シムーン:しくしく。 これはどう対処したらいいのかしら? GM:基本的には、シムーンが出したキノコですから、シムーンが消 そうと思えば消せます。 シムーン:あ、なら家に着くまでそのまま飛んでいくわ。 GM:その間ずっと胞子をばら撒いてますが? シムーン:どうせキノコを消したら胞子も消えるんでしょ? GM:それはそうですが、その間町の人達は、謎の発光キノコに遭遇 することになります。 シムーン:夜道が照らされていいじゃない。 街灯代わりよ、 GM:そうやって自分自身を誤魔化すなら、<ごまかし>を振ってく ださい。 シムーン:何よ、それ。 (コロコロ) 成功。 そうよ、これは町の人のた になることなのよ。 GM:さて、家に帰ってくると、パートナーの猫がフルーツの下敷き になってます。 フェンネル:ぴくぴく。 シムーン:「何してるの?」 フェンネル:「な、何か降ってきたの。 何これ?」 シムーン:「あなたへのプレゼント。」 フェンネル:「出す場所を考えて欲しいの。」 シムーン:「それは失敗失敗。 でもあなた、これ好きでしょ?」 フェンネル:「こんなに持って帰ってきて、顰蹙買わなかったの?」 シムーン:「大丈夫、もっと強者がいたから。」 フェンネル:「ところで、さっき町が紫色に光ってたみたいなの。」 シムーン:「街灯よ。 夜が綺麗になれば楽しいでしょ。」 フェンネル:「どうせならもっと綺麗な色だったらよかったと思うの。」 シムーン:「それじゃ、綺麗なのを出してあげるわ。」 《発光キノコよ生えろ》。 GM:18+今日の魔法力です。 シムーン:成功。 「どう?」 フェンネル:「な、何なの?」 シムーン:「ムーディなライトよ。」 フェンネル:つんつん。 GM:突付くと胞子がぼわっと噴出します。 <強さ>を振ってくだ さい。 失敗すると咳き込んでしまいます。 フェンネル:失敗。 「げほげほ。」 家中キノコの山なの。 ルーン:キノコの山というと美味しそうですにゃ。 シムーン:とりあえず今晩はこのまま寝るわ。 ルーン:そして冬虫夏草みたいに養分吸われて、大きなキノコになるん ですにゃ。
GM:ペネル、あなたが飛んで帰ろうとすると、山から町に向かって 紫色の光の帯が見えます。 その帯が消えたかと思うと、その 帯の終点にあった1軒の家がボワっと光りだします。 ペネル:「あら、綺麗。」 シムーン:私達、同じ美的センスだったみたいね。 ファンネル:この町には破壊的なセンスの持ち主しかいないの? シムーン:破壊じゃないわ。 これは創造よ。
GM:朝になりました。 フェンネル:MPは回復してていいの? GM:寝たなら回復できます。 が、あの状況で寝られました? シムーン:私は眠れたわよ。 フェンネル:うなされそうなの。 GM:<強さ>を振ってください。 成功すればこの状況でも平然と 眠れました。 フェンネル:(コロコロ) 失敗なの。 「うーん、キノコが、キノコが生えてくるの。」 GM:朝になると、占い師さんのところへ相談に何人かやってきます。 「すみません、辺り中が紫色に光るって夢見たんですけど、こ れは何かの予兆でしょうか。」 シムーン:フェンネル、力を2D貸して。 フェンネル:7点分貸したの。 シムーン:<ごまかし>…失敗。 町の人/GM:「何か知っているんですか? 知っているなら教えてください。」 シムーン:皆を安心させるために<素敵な笑顔>2レヴェル成功。 「安心してください。 もう2度とあんなことは起こりません。」 町の人/GM:「ああ、シムーンさん、あなたがそう言うなら信じます。」 シムーン:何か、新興宗教の教祖みたいになってきたわね。 GM:さらに衛兵がやってきます。 「この辺りで怪しい光を見たという通報があった。」 シムーン:「な、何も無いです。」 衛兵/GM:「何か知ってるんじゃないか? ちょっと署まで来てくれ。」 シムーン:「私は何も知らないんです。」 <ごまかし>失敗。 これは大人しくしょっ引かれるしかない かしら。 フェンネル:衛兵さんに《忘れたにゃ》。 衛兵/GM:「おや? 本官はここで何をしているのだ?」 シムーン:「道を見失ったのでしたら、占いましょうか?」 衛兵/GM:「うーん、では見てくれ。」
シムーン:「ふう、一段落ついたわね。」 フェンネル:一段落したところで寝るの。 シムーン:「寝ないで。 今日はお仕事があるの。」 フェンネル:「眠いの。」 シムーン:「後で美味しい物食べさせてあげるからついてきて。」 まずペネルの家へ行くわ。 GM:ぺネルの家を知ってます? ペネル:こっちはシムーンの家は分かるわよね? 夕べ光ってた所だか ら。 GM:では、衛兵さんが去っていったところで、ペネルがやってきま す。 ぺネル:「もうあの紫は消しちゃったの? もったいない。」
ぺネル:採ってくる薬草についての知識はある? GM:薬草の図を貰っています。 かなり大きな木の葉っぱの部分だ そうです。 フェンネル:保存方法は知っておきたいの。 GM:特に高温とか高湿度にしない限りはかなり長い期間薬効がある そうです。 シムーン:それじゃ、素直に箒で飛ぶわ。 (コロコロ) 失敗、失敗、失敗。 どうにか<猫入らず飛行>が3レヴェル成功したわ。 「フェンネルちゃん、ごめん、後からついてきて。」 GM:<猫要らず飛行>は単に猫の力借りないだけで、猫連れて飛べ ますよ。 シムーン:ならフェンネルをバスケットに入れて飛ぶわ。 フェンネル:「眠いの。」 シムーン:「ごめんね。 後でフェンネルちゃんの好きな物買ってあげる から。」 フェンネル:「猫用シャン…すう。」 シムーン:「猫用シャンパンね。 分かった、善処するわ。」 フェンネル:「すう。」 シムーン:猫用シャンパンなんて呑気な物があるの? GM:あります。 この世界では、猫用の品は色々売られています。 需要と供給の関係で、下手すると人間用よりも高かったりしま すが。 シムーン:頑張ってお金稼ぐことにするわ。 それじゃ<猫要らず飛行>。 ぺネル:わたしは<曲芸飛行>が成功。 GM:猫の力を借りていないにも関わらず、シムーンは非常に安定し て飛んでいます。 その横では何故か宙返りしながら飛ぶぺネ ルがいるわけです。 ぺネル:蛇行回転錐揉み急降下〜。
GM:目的地の山へやってきました。 シムーン:<山と草木>…失敗。 GM:多分この木が目的の薬草だと思われる木を見つけました。 シムーン:《木と話す》。 GM:17+今日の魔法力です。 シムーン:成功。 「すみません。」 木/GM:「何じゃ?」 シムーン:かくかくしかじか。 「というわけで薬草が必要なんです。」 木/GM:「それならわしの葉っぱじゃな。」 シムーン:「少しいただきたいんです。」 木/GM:「うーん、最近葉っぱの量が少なくなってきてのう。 昔は1本 や2本抜けても気にしなかったのじゃが、この生え際の辺り、 が、そうも言ってられなくなってのう。」 シムーン:「どうして少なくなってきたの?」 木/GM:「年のせいか、若い頃に脱色してたのが今頃になって効いてき たのか。」 シムーン:《木を元気にする魔法》。 GM:それはどういう魔法なのか曖昧なので、難易度が上がりますよ? シムーン:何か木に養分あげたら元気にならない? 木/GM:「それよりも、最近雨が少ない方が堪えるのう。」 ルーン:《顔洗い》ですにゃ。 木/GM:「おお、降ってきたか。 ありがたいのう。」 シムーン:「最近、雨が少なかったの?」 木/GM:「今年は空梅雨らしいのう。 エルニーニョのせいかのう。」 シムーン:「雨が少ないってのは気になるわね。」 木/GM:「わしには何も成っておらんぞ。」 シムーン:「その木に成るじゃないわよ。」 木/GM:「そうか、その気になっておらんのか。」 ペネル:私達の住んでる町でも雨は少ない? GM:今年は全国的に少雨のようです。 シムーン:取りあえず、葉っぱ何枚か貰うことにするわ。 木登りの判定 は? GM:<力仕事>です。 猫なら判定無しで登れますよ。 フェンネル:でも爪立てて登ったら傷付けちゃうの。 ルーン:そんなに傷は付きませんにゃ。 登って紙に描いてある絵と照 合しますにゃ。 GM:多分、この葉っぱで間違いなさそうです。 ルーン:あまり採り過ぎると怒られそうですから、必要最小限だけ採り ますにゃ。 ペネル:<薬の調合>で何か分かる? 1レヴェル成功。 GM:この葉っぱは加工すると熱冷ましの薬になります。 「100年ほど前に熱病が流行ったときは、よってたかってわし の葉を持っていきよってのう。 あの頃はまだ若かったから、 すぐに生えてきたが、今同じことされたら復活できんのう。」 シムーン:ここからジョセフさんの所までは遠い? GM:歩いてだと遠いですね。 シムーン:「それじゃ、どうもありがとう。」 ルーン:去る前に木に《幸運招き》ですにゃ。
シムーン:<猫要らず>飛行…失敗。 さてどうしようかしら。 フェンネル:「また穴掘るの?」 シムーン:「またって言わないで。」 《ねこみち》で移動できる? GM:《ねこみち》は猫だけです。 猫に持てる程度の品なら一緒に 運べますが。 シムーン:《猫の鈴になあれ》。 GM:17+今日の魔法力。 シムーン:成功。 「ごめん、運んで。」 フェンネル:ぱくっ。 シムーン:「食べないで。 首に付けてよ。」 ぺネル:「猫は自分で鈴を付けられないわよ。」 シムーン:「そこまで考えてなかったわ。」 ぺネル:フェンネルの首にシムーンを結ぶ。 シムーン:「それじゃ、わたしたち先に行ってるから。」 フェンネル:《ねこみち》なの。 ぺネル:<曲芸飛行>成功。 ルーン:最近、真っ直ぐ飛ぶことってなくなりましたにゃ。
GM:フェンネルは、目的地の診療所の前にやってきました。 シムーン:元の姿に戻る。 ルーン:鈴を首に付けたまま元に戻ると、猫にスリーパーホールドかけ た状態になりますにゃ。 フェンネル:それは嫌なので外すの。 GM:猫に鈴は外せません。 シムーン:なんとか自力で解けない? ぺネル:わたし、蝶々結びにしたわよ。 フェンネル:紐の端を足で押さえて引っ張るの。 シムーン:「痛い。 そんなに引っ張らないで。」 GM:フェンネルはピンクの猫でしたね。 村の子供達が見つけて 「あ、ピンクの猫だ。」 「可愛い。」 シムーン:「触らないで。」 子供達/GM:「わぁ、鈴が喋った。」 シムーン:「鈴だと思ったら大間違いよ。」 フェンネル:「魔女が子供を脅かしちゃ駄目なの。」 シムーン:「軽いコミュニケーションよ。」 子供達/GM:「お姉ちゃん、魔女?」 「ね、魔法使って。」 「この猫お姉ちゃんの? わたし、この猫欲しい。」 ぺネル:その様子を上空から見て、うちの猫が巻き込まれないように子 供達が去るまで待つわ。 フェンネル:それはずるいの。 女の子/GM:「私の飼ってる猫、もうすぐ赤ちゃん産まれるの。」 シムーン:「それは楽しみね。」 女の子/GM:「ピンクの猫ってどうやったら産まれるの? 私も魔女になっ たらいいのかな?」 シムーン:「どんな猫が産まれるかは、神様が決めることよ。」 女の子/GM:「魔女になれば、神様とお話できる?」 シムーン:「ならなくても、神様はみんなのことを見てるわ。」 女の子/GM:「お風呂入ってるときも?」 シムーン:「さ、さあ、それはどうかしら。」 GM:さて皆さん、魔女は<聞き耳>を、猫は<美しさ>を振って下 さい。 ぺネル:1レヴェル成功。 GM:少し離れた木の陰に、皆さんの方を伺うように見ている雀斑の 子供がいます。 その子に気付くと、その子はすぐに木の陰に 隠れます。 シムーン:それは気になるわね。 「私は薬を届けるから、フェンネル、あなたはあの子を見てい て。」 フェンネル:「わかったの。」
GM:診療所には白衣を着たお爺さんがいます。 ぺネル:「こんにちは。 お届け物です。」 ジョセフ/GM:「おや、その薬草は。 わざわざどうもありがとうございます。」 シムーン:「この薬草って、何に使うんですか?」 ジョセフ/GM:「精製すると熱冷ましになるんです。」 シムーン:「熱病が流行ってるんですか?」 ジョセフ/GM:「いや、そういうことはありません。 単に、薬のストックが 切れそうだったので魔女さんにお願いしたんです。」 シムーン:なんだ、単に薬が切れただけ? ルーン:や、ヤクをくれ…。 シムーン:それは薬が切れる、が違うわよ。 ぺネル:「ところで、この薬草を採った木が、雨が少なくて元気がなかっ たみたいだけど。」 ジョセフ/GM:「今年は空梅雨らしいですね。 この診療所の裏手にも薬草園 があるのですが、雨が降らないおかげで、薬草の発育が例年 ほどよくありません。」 シムーン:やっぱり、雨が何かあるのかな? ジョセフ/GM:「ともあれ、今日はありがとうございました。 よろしければ、 夕食でも召し上がっていってください。」 シムーン:夕飯まで時間あるわよね? ちょっと外を散歩するわ。
フェンネル:木の陰で見てた子の所に行くの。 GM:その子はフェンネルに気付くと抱き上げます。 「ピンクの猫って珍しいな。 お前、何処から来たんだ?」 フェンネル:「にゃ。」 雀斑の子/GM:「お前、お腹空いてるのか?」 フェンネル:「にゃ。」 雀斑の子/GM:「ちょっと待ってろよ。」 フェンネル:「にゃ?」 GM:その子はだーっと診療所に駆けていきます。 で、ジョセフに 「爺い、ミルクちょっと貰うぞ。」 と声をかけると、返事も聞かずにミルクとお皿をもって診療所 から飛び出てきます。
ペネル:「今ミルク持っていった子は?」 ジョセフ/GM:「ジャンと言って、しばらく前にわしが引き取ったんです。」 ペネル:引き取った? GM:さらに事情を訊きますか? ペネル:あまり突っ込んで訊くのも失礼ね。
ジャン/GM:「ほら、ミルクだぞ。」 フェンネル:ぺろぺろ。 ジャン/GM:「美味いか?」 フェンネル:「にゃ。」 GM:そのとき、診療所の裏手から、でっかい犬が出てきます。 ルーン:10mくらい? GM:そこまではありません。 多分。 その犬は、ジャンの方にやっ てきて擦り寄ります。 フェンネル:犬はちょっと怖いの。 GM:優しそうな目をしています。 動作から、かなり年取った犬だ と分かります。 シムーン:「あら、ミルク貰ったの? よかったわね。」 GM:シムーンが来ると、ジャンはぷいっと去っていきます。 犬も ジャンの後をついていきます。 フェンネル:「何処行っちゃったのかな?」 シムーン:「後でお礼言わないとね。」
シムーン:<魔法を調べる>で空梅雨の原因は分かる? 3レヴェル成功よ。 GM:空梅雨は魔法のせいではない、ということが分かります。 3レ ヴェル成功でしたら、さっき去っていったジャンから微弱な魔 力を感じます。 ファンネル:その子って女の子なの? GM:さぁ? 確認します? ファンネル:見た目で分からない? ルーン:味で分かりませんにゃ? GM:舐めるんですか? ファンネル:いくつくらいの子なの? GM:11か12くらいです。 ファンネル:もし魔女になるならそろそろなの。 ルーン:《猫の瞳は真実の瞳》ですにゃ。 GM:真実、とはちょっと違うのですが、ジャンにだぶって、金髪で 白いドレスのお姫様の姿が見えました。 ファンネル:その子がお姫様の格好をしてるのとは違うの? GM:ジャンは日焼けした茶色の髪に黒い瞳です。 格好もどう見て も男の子で、お姫様とは全然違います。
シムーン:適当に村の中を散歩したら、診療所に戻るわ。 ジョセフ/GM:「お帰りなさい。 夕食ができてますよ。」 シムーン:「いただきます。」 GM:夕食を食べていると、ジャンと犬が入ってきます。 「ジャン、夕食ができてるぞ。」 「要らない。 もう寝る。」 ジャンはそのまま奥に入っていきます。 シムーン:「ジャンと仲良くしたいわ。」 ジョセフ/GM:「そうしていただけるとありがたいです。 最近、あの子は沈 みがちでして。」 シムーン:「女の子なら、女の子同士ならきっと仲良くなれます。」 ジョセフ/GM:「おや、よく女の子だと分かりましたな。」 シムーン:お姫様がどうこう言ってたから。 「でも名前はジャンなんですよね?」 ジョセフ/GM:「ジャニスという名前なんですが、本人が、 『ジャニスなんて女の子の名前は似合わない、ジャンでいい。』 と言うもので。」 シムーン:「沈みがち、というと?」 ジョセフ/GM:「最近、あの子は時間があれば寝てばかりで。 友達ともうま くいっていないようですし。」 シムーン:「あの子の趣味は?」 ジョセフ/GM:「この犬、ベスといって何故か女性名がついているのですが、 以前はこのベスとよく遊んでいました。」 ルーン:犬と喋りますにゃ。 べス/GM:「おお、猫さんか。」 フェンネル:「こんばんは。」 べス/GM:「小さい子じゃのう。 ああ、あの子も小さかったのう。」 フェンネル:「あの子って誰なの?」 ルーン:「お姫様?」 べス/GM:「そうじゃのう、あの子はわしのお姫様じゃ。」 ルーン:「白いお姫様。」 べス/GM:「あの子は白くないのう。」 ルーン:「白いドレス着ててとても綺麗でしたにゃ。」 べス/GM:「それはわしも見てみたいのう。 …ところでご飯はまだかの う。」 シムーン:ぼけてる? ルーン:『今日の晩御飯は何だったかな?』 『そんな昔のことは忘れた。』 『明日の朝ご飯は何?』 『そんな先のことは分からない。』 GM:ちなみにこの犬、背中の模様が大きな星マークです。 フェンネル:魔女犬っているの? ルーン:ルーン的には、魔女猫が生まれ変わった存在、として犬になる ことがありますにゃ。 ぺネル:背中の模様について何か調べられる? GM:単なる毛の模様のようです。 フェンネル:「背中の星、綺麗なの。」 べス/GM:「自分の背中は見えんからのう。 そういえばあの子も背中の 星が綺麗言ってくれたのう。 わしから見れば、わしなんぞ よりあの子の方が綺麗なんじゃが。」 フェンネル:「あの子、優しい人なの。」 べス/GM:「そうじゃろ、そうじゃろ。 いい子なんじゃ。」 ルーン:《猫の瞳は真実の瞳》をこの犬に。 GM:正真証明の犬です。 フェンネル:魔女犬でもない? GM:魔力は感じません。 シムーン:《犬とお話》。 「こんばんは。」 べス/GM:「お前さん、話せるのか?」 シムーン:「ちょっとの間だけだけどね。 ちょっと訊きたいんだけど、 ジャンってどんな子?」 べス/GM:「いい子じゃ。」 シムーン:「わたしを見て逃げたんだけど。」 べス/GM:「お前さん、ジャンを苛めたのか? それはいかんぞ。」 シムーン:「苛めてないわよ。」 べス/GM:「本当じゃな? あの子を苛めたらわしが承知せんぞ。」 シムーン:「ごめんなさい。」 苛めてないけど犬の迫力に思わず謝ってしまったわ。」 「ジャンと仲良くなりたいと思ったんだけど、相手にしてくれ ないの。」 べス/GM:「最近、あの子は元気が無いのう。 昔あの子が小さかった頃 は、よくわしの背中に乗って一緒に山を駆け回ったものじゃ。」 シムーン:「彼女が変わった原因に心当たりは無い?」 べス/GM:「あの子の両親がのう、事故にあったんじゃ。」 シムーン:「その親御さんは?」 べス/GM:「さて、どうなったのか、その事故以来姿を見ないのう。」 ぺネル:わたしも話し掛ける。 「こんばんは。」 べス/GM:「お前さんも話せるのか。 最近は珍しい人間が多いのう。 わ しも結構長い間生きておるつもりじゃが、話しの分かる人間 に会ったのは初めてじゃ。 そういえば、わしがまだ子犬だっ た頃に…。」 何か言わないと、このまま延々と話し続けますよ。 ぺネル:「ジャンのご両親が事故にあったのは?」 べス/GM:「麓の町じゃ。 馬車の事故だったそうじゃ。」 ルーン:『ある夜、馬車で走っていたら紫色に光るキノコに気を取られ て…。』 シムーン:それは嫌。 ルーン:両親って普通の人間ですにゃ? GM:犬に訊く限りでは、少なくとも、お母さんが箒で空を飛んだ、 ということはありません。 フェンネル:この世界の魔女って遺伝なの? ルーン:遺伝する部分もあるけど、そうでもないみたいですにゃ。 シムーン:「ジャンと仲良くなれるように努力するわ。」 べス/GM:「仲良くするのはいいことじゃ。」
ジョセフ/GM:「よかったら今晩は泊まっていってください。 なんせ、ベッ ドならいくらでも空いてますから。」 ぺネル:お医者さんのベッドが空いてるのはいいことね。 シムーン:「ではお言葉に甘えて。」 フェンネル:あの子の部屋に行ってみるの。 GM:扉が閉まっています。 フェンネル:かりかり。 ジャン/GM:「うん? どうしたんだ?」 フェンネル:「みゅ。」 ジャン/GM:「お腹減ってるのか? よし、ちょっと待ってろよ。」 ジャンはミルクを持ってきます。 フェンネル:ちょっと飲んだら、そのままこの子のベッドに潜り込むの。 ジャン/GM:「どうした? こんなに残してお前、どっか身体悪いのか? 熱 であるのか?」 額に手を当てて 「猫の平熱っていくらだっけ。 そういや、爺いが熱冷まし持っ てたな。」
GM:どうします? 何も無いならもう寝たことにしますよ。 シムーン:事故にあった場所は聞き出せる? GM:誰から聞くんですか? もう夜ですが。 シムーン:猫に頼んで、町の猫に最近事故があった場所を訊く。 GM:あなたのパートナーはもうベッドの中です。 夕べは発光キノ コのせいで寝ていませんから、もう寝てるでしょうね。 フェンネル:「すう。」 シムーン:「猫用シャンパン出すから、あなたの猫に頼んで猫に訊いても らえない?」 ちなみに猫用シャンパンっていくらくらい? GM:いいやつなら金貨1枚くらい。 魔女の収入は1月に金貨5,6枚で す。 シムーン:そんなに高いの? じゃ、安請け合いしちゃったのね。 ルーン:「もう夜遅いから猫達も寝てると思いますにゃ。」
GM:皆さんが寝たところで、魔女は<魔法の力>、猫は<美しさ> を振ってください。 ルーン:1レヴェル成功。 GM:眠りに入る直前に、何らかの魔力を感じました。 さて、皆さ ん、ふと気がつくと、皆さんは、黄色いレンガの道にいます。 周りは見渡す限りの平原で、道の先にはお城があります。 周 に人の気配は無く、明るさから多分昼だと思われるのですが、 空には太陽がありません。 フェンネル:皆揃ってるの? GM:4人ともいます。 ルーン:MPは? GM:寝る前の状態です。 フェンネル:「あれ? 寝たはずなの。」 ルーン:月はでてますにゃ? わたしの毛並みは今の月の色になります にゃ。 GM:出てません。 …ということは透明になるんですか? ルーン:現実世界の月の色になりますにゃ。 GM:今あなたが現実世界の月の色を認識してるならその色になりま す。 現実世界のあたなの身体の方は月の色になっているでしょ うが。 ルーン:お城に続く道の反対方向はどうなってますにゃ? GM:ずっと向こうに続いているようにも、途切れているようにも見 えます。 フェンネル:要するにお城に行けってことなの。 ルーン:お城に向かってダッシュ。 GM:お城に向かおうとすると、その瞬間、お城のバルコニーにいま す。 お城には、綺麗なお姫様と、多分王子様だろうと思われ る人影とがいます。 お姫様は、さっき《猫の瞳は真実の瞳》 で見たお姫様です。 2人は、バルコニーからお城の外を見てい ます。 ルーン:夢の中の様な気がするので話しかけてみますにゃ。 「こんにちは。」 お姫様/GM:「なんだ? 黄色い猫か。 オレ、黄色い猫って初めて見たな。」 ルーン:「あなたは?」 お姫様/GM:「お姫様。」 ルーン:「何してるの?」 お姫様/GM:「良く分からないけど、お姫様ってのは、バルコニーから見下 ろしてるもんだろ? で、片手にグラス持って 『ふっ、愚民どもが。』 って言うんだってさ。」 シムーン:王子様の方に話しかけるわ。 「あなたは?」 王子/GM:「私ハ王子様デス。」 シムーン:「お名前は?」 お姫様/GM:「王子様の名前って、どんなのがあるのかな? なんか知らな いけど、童話じゃ王子様の名前って、全然出てこないんだよ な。」 ペネル:王子様の顔は誰かに似ていない? GM:王子の顔は、整ってはいるのですが、ある意味非常に無個性で す。 一般に美形と言われる人の特徴を全部足して平均すれば こんな感じになるかな、と思われます。 シムーン:「王子様って、白馬に乗ってるものよ。」 GM:そう言うと、バルコニーにいるのに白馬に乗った王子になりま す。 「うーん、何か変じゃないか?」 シムーン:「お姫様なら、家来がいるの?」 お姫様/GM:「家来? あ、ああ、もちろんいるぜ。」 背景に、鎧を着た兵隊がずらっと現れます。 全員同じような 背格好で、顔も皆同じです。 シムーン:「全員同じ顔なのね。」 お姫様/GM:「変かな? ならこれなら問題無いよな。」 兵隊達はフルヘルメットになりました。 シムーン:「メイドさんとかもいる?」 お姫様/GM:「も、もちろんだ。」 やはりずらっとメイドさんが現れます。 フェンネル:「お姫様なら、爺やさんがついてるの。」 お姫様/GM:「爺や…そうだな、爺やか。」 爺やの格好をしたジョセフさんが現れました。 フェンネル:無意識で入れられる人を入れたの? 知り合いに王子様はいな かったから量産型王子様になったの。 シムーン:実はこの子は本当にお姫様で、ジョセフさんは爺やだったとか。 ペネル:あの犬に似てるのはいない? GM:いません。 訊いてみます? ペネル:訊いたらきっと城の番犬として登場するのね。 シムーン:ひとつ訊いてみたいことがあるんだけど…訊いたらまずい気も するし。 言っちゃっていい? ぺネル:言ってみたら? シムーン:「どうして王様とお后様がいないの?」 GM:その瞬間、王子も衛兵も消え去って、お姫様だけが残ります。 背景は、城から、どこかの街角に変わります。 道端には壊れ た馬車が横たわっています。 「な、なんでそんなこと訊くんだよ。 お前なんか嫌いだ。」 シムーン:やっぱり。 GM:そこで皆さん目が覚めます。 フェンネル:「にゃ?」 GM:ジャンも目を覚ましたようです。 「ちくしょう…。 どうして思い出させるんだよ。」 フェンネル:「みゃあ。」 ジャン/GM:「あ、ああ、お前、いたんだったな。 お腹空いてるのか?」 フェンネル:「みゃ。」 ジャン/GM:「よしよし、今ミルク持ってきてやるからな。」
GM:朝食を食べていると、子供達がやってきます。 「ジャン、うちの猫ね、もうすぐ赤ちゃんが産まれそうなの。 見に来ない?」 「見たくねぇよ。」 ジャンはまた部屋に戻ってしまいます。 フェンネル:子供達の方はジャンを嫌ってないの。 シムーン:子供達に話し掛けるわ。 子供達/GM:「あ、猫だ猫だピンクの猫だ。」 フェンネル:「ふみゃ?」 シムーン:「ジャンって動物好きなのね。」 子供達/GM:「うん。 よく一緒に山に遊びに行って、野兎とか追い掛け回 してるよ。 気が付いたら暗くなって帰れなくなったり。」 シムーン:「最近、ジャンに塞ぎ込んでるみたいね。」 子供達/GM:「そりゃさ、お父さんとお母さんがあんなことになっちゃな。」 シムーン:「何があったの?」 子供達/GM:「ジャンが俺達と遊んでるときに事故に遭ったんだよ。 この 前の冬、山で遊んでたら、暗くなって帰れなくなったたんだ。 近くに山小屋があったから、俺達そこで一晩過ごしたんだけ ど、そのときに、俺達を探してたジャンのお父さんとお母さ んが、雪で滑った馬車に跳ねられたんだ。」
ジョセフ/GM:「ジャン、これから薬草採りに行くのだが、手伝ってくれんか?」 ジャン:「しょうがねぇな。」 シムーン:「私達もお手伝いします。」 ジョセフ/GM:「ありがとうございます。」 GM:ジャンはぷいっとそっぽを向きます。 シムーン:嫌われちゃったわね。
GM:薬草園に行く途中で、ペネルは、子供達が集まって何やら相談 してるのを見かけました。 ペネル:「何の相談?」 子供達/GM:「明日、ジャンの誕生日なんだ。 だから俺達で、ケーキでも 作れないか、って相談してたんだ。」 ペネル:「ケーキならわたし得意よ。」 子供達/GM:「本当? じゃ、手伝ってくれよ。 なんせ俺達の中で女はジャ ン以外にはこいつ1人なんだけど、こいつ〔味覚消失〕なん だ。」 「何よ、〔自信過剰〕で〔守銭奴〕で〔恐怖症・暗闇〕のあん たに言われたくないわ。」 ペネル:わたし、この子達と一緒にケーキ作ってるから、後はよろしく。
GM:薬草摘みを手伝う人は、<山と草木>か<薬の調合>を振って下 さい。 シムーン:持ってないわ。 GM:薬草を摘もうとするとジャンが怒鳴ります。 「莫迦、そいつを摘むときは手袋をしねえとかぶれるぞ。」 シムーン:「あ、そうなの? どうもありがとう。」 ジャン/GM:「べ、別にお前のために言ったんじゃないぜ。 かぶれたりしたら、 爺いの仕事が増えるからな。」 フェンネル:本当は優しい子なの。
GM:しばらく摘むと、ジャンがジョセフに 「爺い、これだけ摘めばもういいだろ? オレはもう帰って寝 るからな。」 ルーン:ジャンについて帰りますにゃ。 GM:ジャンは診療所に帰ると、ベッドに潜り込みます。 「…。」 ルーン:様子を見てますにゃ。 ジャン/GM:「うーん、眠れねぇなぁ。 そうだ、多分爺さんの薬品棚に置 いてるはず…。」 ジャンは診療所の薬品棚に手を延ばします。 「えぇっと、スイミンスイミン…これは水中呼吸できるように なるスイミング薬か。 スイミンスイミン…この銀色のかな? Hg…水銀か。 スイミンは…多分これかな?」 ルーン:その薬品のラベルは読めますにゃ? GM:<美しさ>で判定してください。 ルーン:失敗すると恐そうなので《猫かぶり》で<美しさ>を上げますにゃ。 (コロコロ) 成功ですにゃ。 GM:睡眠薬です。 量を間違うと危険です。 ルーン:飲もうとしたら止めます。 ジャン/GM:「おや? お前、ついてきたのか? どうした? 分かった、お 腹空いてるんだろ?」 ルーン:「にゃあ。」 ジャン/GM:「違うのか? ああ、言葉が分かりゃいいんだけどなぁ。」 ルーン:《化け猫》。 ジャン/GM:「な、なんだ、お前。」 ルーン:「猫ですにゃ。」 ジャン/GM:「何処が猫なんだ、何処が。 その姿はどう見たってメイドさ んじゃねぇか。」 ルーン:「私は魔女猫ですにゃ。」 ジャン/GM:「魔女猫って、メイドさんになるのか?」 ルーン:「そうですにゃ。」 ジャン/GM:「で、オレに何の用だ?」 ルーン:「そんな薬を飲んではいけませんにゃ。」 ジャン/GM:「別にいいだろ。 眠れないから飲むんだよ。」 ルーン:「睡眠に逃げるのは不健全ですにゃ。」 ジャン/GM:「お前に関係無いだろ。 お説教なんかたくさんだ。」 ルーン:「まだ1回しか言ってませんにゃ。」 ジャン/GM:「いや、たくさんんてのはそういう意味じゃなくてだな。 た くさんてのは…えぇっとたくさんってのは…ちょっと待って ろ。 今辞書調べるから。」 フェンネル:意外ときっちりなの。 ジャン/GM:「はっ、なんでオレが辞書調べなくちゃいけないんだよ。」 ルーン:「分からない言葉は調べるものですにゃ。」 ジャン/GM:「と、とにかく、お説教は聞きたくない。 オレは夢見てるの がいいんだよ。」 ルーン:「眠って見る夢は覚めたら終わりですにゃ。 それよりも、現 実で夢を叶えるようにした方がいいですにゃ。」 ジャン/GM:「現実のオレなんて雀斑だらけだし、ドレスなんて似合わない し。」 ルーン:「それだけですにゃ?」 ジャン/GM:「え?」 ルーン:「夢に逃げたい理由はそれだけですにゃ?」 ジャン/GM:「オレが…オレが普通の女の子みたいにおしとやかにしてなかっ たから、父さんと母さんは死んだんだ。 オレが山なんかに 遊びに行かなかったら…。」 ルーン:「それで、自分を責めて夢に逃げてるにゃ? そんなあなたを 見たらご両親はどう思うにゃ?」 ジャン/GM:「どうだっていいだろ。 どうせオレなんて…。」 ルーン:「この、莫迦。」 バキッ。 1発殴ってさしあげますにゃ。 ジャン/GM:「な、何しやがる。」 シムーン:『殴ったね。 親にも殴られたことなかったのに。』 GM:ちょうどそこへシムーン達が帰ってきます。 診療所の扉を開 けると、ペネルがジャンに右ストレートを決めています。 フェンネル:「な、何やってるの?」 ルーン:「皆あなたを心配してるんですにゃ。 なのに、どうしていつ までも夢に逃げるんですにゃ?」 ジャン/GM:「どうせオレなんかがガラにも無い夢見てるって思ってるんだ ろ?」 フェンネル:この子も、ちゃんと髪の毛梳かしてドレス着たら綺麗になるの。 シムーン:ならやってみるわ。 私1人だと難しそうだから、ペネルも呼ぶ。 《ペネル召還》。 GM:17+今日の魔法力ですが…本当に呼ぶんですか? シムーン:呼ぶ。 (コロコロ) 成功よ。 GM:卵白を泡立てている最中のペネルが現れました。 シムーン:あ、そういえば、ケーキ作ってるんだったわね。 GM:ペネル、<空中でのバランス>を持ってます? ペネル:持ってないわ。 GM:では突然テレポートさせらせたあなたはバランスを崩して泡立 て中のボールを飛ばしてしまいます。 シムーン、あなたの方 卵の入ったボールが飛んできました。 <走る>に成功しない と頭から被ることになります。 シムーン:ここで卵被ると格好つかないんだけど…被っちゃったわ。 フェンネル:《ぐるうみんぐ》なの。 シムーン:ありがとう。 それじゃ、改めてメイクアップ。 まずドレスを 出す。 「さ、このドレスを着て。」 ジャン/GM:「こ、こんなびらびら、オレに似合うわけねえだろ。」 ペネル:《衣装変え》。 ジャン/GM:「な、なんだよ、これ。」 シムーン:《鏡よ出ろ》。 「どう?」 ジャン/GM:「に、似合わねえって言ってるだろ。」 フェンネル:本当に似合わないの? GM:表情をなんとかすれば、とても似合いそうです。 ルーン:《猫なで声》ですにゃ。 「笑えば、きっと綺麗になりますにゃ。」 ジャン/GM:「そ、そうかな。」 ペネル:花冠も被せてあげる。 「とても綺麗よ。」 GM:そこへ、子供達がやってきます。 「わぁ、ジャン、綺麗。」 「そ、そう?」 シムーン:あとはあの子達の任せておけば大丈夫そうね。 ペネル:ならケーキ作らないと。 ルーン:《猫かぶり》が効いてる間に手伝いますにゃ。 <美しさ>2レヴェ ル成功。 GM:美味しそうなデコレーションができました。 ペネル:《そして心をひとつまみ》。
シムーン:もしジャンに魔女の素質あるなら、中魔女様に伝えておいた方 がいいかしら。 《伝書鳩》でジャンのこと書いて送るわ。 GM:しばらくするとジェニファさんの返事が返ってきます。 「あなた達が、いいと思うようにしてください。」 ルーン:『汝の為したいように為すがよい。』 シムーン:ジャンはどう思ってるの? ジャン/GM:「このドレスって、魔法で出したんだよな。 魔女って、面白 そう。」 シムーン:「魔女になりたい?」 ジャン/GM:「オレみたいに女の子らしくなくてもなれるのかな?」 シムーン:「充分女の子らしいわ。」 フェンネル:「自分と同じ日に生まれた猫を探すの。」 ジャン/GM:「オレの誕生日…って明日だな。 じゃ、明日生まれる猫を見 つければいいのか。」 シムーン:魔法についての話をしてあげるわ。 ジャン/GM:「お、オレ、あまりややこしい話聞くと頭痛くなるんだ。」 シムーン:「魔女の力って、理屈で考えることじゃないの。 皆を幸せに したい、って思う心が、魔法の力になるのよ。」 ジャン/GM:「そう思えば、飛べるようになるのか?」 シムーン:「そうよ。 こんな風にね。」 ここまで言ったからには、飛べないと恥ずかしいわね。 (コロ コロ, コロコロ, コロコロ) …飛べなかったわ。 GM:ジャンは期待するような目で見ています。 シムーン:魔法で飛ぶわ。 GM:どうやって飛びますか? 翼が生えてくるとか、下に向かって 大きく息を吐くとか、右足を上げてそれが落ちる前に左足を上 げてそれが落ちる前に右足を上げてというのを繰り返すとか。 シムーン:風船持って飛ぶ。 (コロコロ) 成功よ。 ジャン/GM:「飛ぶのはいいけどさ、その格好だと、スカートの中、見えて るぜ。」 シムーン:「あ…。」 ルーン:箒で飛ぶときは、箒に横乗りすれば大丈夫ですにゃ。 ジャン/GM:「そうか、魔女って、慎み無くても成れるんだな。」 シムーン:「そ、そうよ。 魔女に慎みなんて要らないのよ。」 ジャン/GM:「じゃ、オレにも成れるよな。」 シムーン:「ええ、きっと成れるわ。」 ああ、女の子として、何か大切な物を捨て去ったみたい。
GM:その夜、皆さんはまた夢を見ます。 丘の上に、お墓が2つ並ん でいます。 その前にジャンがいます。 シムーン:お墓に手を合わせるわ。 ジャン/GM:「ありがとう。 本当は、本物の墓に墓参りしたいんだけど、 本物は父さんの故郷の村にあるんだ。」 ルーン:「きっとあなたの気持ちはご両親に通じてますにゃ。」 ジャン/GM:「オレ、魔女になるよ。 そうしたら、墓参りだってできるし な。」 ペネル:「それはいいわね。」 GM:そこへべスもやってきました。 「なんだ、べス、お前も来たのか。」 べスは、皆さんの方を向いてペコリと頭を下げます。
GM:翌朝になりました。 「おはよう。」 ジャンが元気よく挨拶します。 シムーン:「おはよう。」 ジャン/GM:「あれ? ベス、まだ寝てるのか? ベス?」 ジャンが声をかけますが、ベスは反応がありません。 フェンネル:触ってみるの。 GM:冷たくなっています。 「ベス…。」 シムーン:しばらく彼女の行動を見守ります。 ジャン/GM:「ベスを運ぶの、手伝ってくれよ。」 シムーン:「何処に運ぶの?」 ジャン/GM:「裏の森がいいな。 あそこはいつもベスと遊んだ所だから。」 シムーン:「分かったわ。」
GM:ベスのお墓を作り終えた頃、子供達がやってきます。 「誕生日おめでとう。 皆でケーキ焼いたんだ。」 「あ、ありがとう。」 「それからね、うちの猫、今朝赤ちゃんが生まれたのよ。」 女の子のバスケットには、生まれたばかりの子猫が入ってい ます。 フェンネル:覗き込むの。 女の子/GM:「食べちゃ駄目よ。」 フェンネル:食べないの。 GM:子猫のうち1匹には、背中に星の模様があります。 フェンネル:その子が魔女猫かどうか知りたいの。 ルーン:もし魔女猫なら、パートナーの魔女にはきっと分かりますにゃ。 ジャン/GM:「なぁ…生まれ変わりって、あるのかな? 夕べ、夢の中にベ スが出てきたとき、ベスがこう言ったんだ。 『またすぐに会える。』 って。」 シムーン:「そうね、きっと会えるわ。」
シムーン:これで無事事件解決ね。 GM:で、約束の猫さんへのお礼はどうします? シムーン:高いのは金貨1枚もするのよね。 …いいわ。 今回は奮発する。 GM:そうすると、しばらくは倹約しないといけませんね。 シムーン:約束だからしかたないわ。 「フェンネル、約束通り買って来たわよ。」 フェンネル:「これ、何なの?」 シムーン:「だから、猫用シャンパンよ。 欲しいって言ってたでしょ?」 フェンネル:「わたし、猫用シャンプーって言ったの。」 シムーン:「え゛? 猫用…シャンプー?」 フェンネル:「キューティクルが綺麗になるの。」 シムーン:「そ、そう。 金貨1枚もしたのに…シャンプー…シャンパン…。」 フェンネル:「どうして泣いてるの?」 シムーン:「朝日が眩しかったからよ…。」 シクシク。
『XIII. 悪夢』 2001/6/9 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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