ウィッチクエストリプレイ

『XX. 宇宙』


キャラクター
  ブレッツェン 13才
    パン屋で働く新米魔女。
    お料理が得意。 実は商売も得意と判明します。
  ベクター   1才 ♂
    エメラルドグリーンに輝く猫。 ブレッツェンのパートナー。
    優しい御主人様のおかげで好き勝手やっている様です。
    好きな物は矢印。 一体何故でしょう?
  ジューン  13才
    歌姫として働く新米魔女。
    楽器を集めるのが趣味。
  ピップ     1才 ♂
    三毛猫。 ジューンのパートナー。
    猫なのに高い所が苦手。
  クラリッサ 14才
    お菓子屋で働く2年め魔女。
    昨年はいろいろ騒動を起こしていましたが、後輩も出来てしっかりお姉さんに
    …なるのでしょうか?
    パートナーのシュトルムは今回はNPCです。


GM:さてお祭りが終ってしばらく経った。 ベクター:「また何か面白いことは起こらないかにゃあ。」 シュトルム/GM: 「そりゃお前は裏方だったからいいよ。 オレはこの間は大変だった んたぜ。」 ベクター:「来年は頑張るんにゃ?」 シュトルム/GM: 「ああ。」 ピップ:「〔超〕高級キャットフードだゾ。 ああ。」 ベクター:こっちはトリップしてるにゃ。 ジューン:「ピップ、あなたあちらの世界行ってない?」 ピップ:「ああ。 幸せだゾ。」 ジューン:「舌肥えちゃったら後で困るな。 取り上げようかな?」 ピップ:「し・あ・わ・せ。」 ジューン:「ピップ…。」 GM:シュトルムも毎日かき氷製造機でガチャコンガチャコンやっている。 しばらく前にあったお祭りの競技でピップは〔超〕高級キャットフードを、シュ トルムは電動かき氷製造機を賞品として貰いました。
GM:さて、猫達がそんな生活をしているころ、この街に劇団がやってくる という話を聞く。 劇団『宇宙』という有名なところだね。 ミュージ カルに手品、猛獣使いなど結構何でもやっている。 明日から公演が 始まりるそうだ。 ジューン:「劇団『宇宙』ね。 わたしもいつかそんな舞台に立ちたいな。」 GM:パン屋さんの所に女の人がやって来る。 「すみません。」 ブレッツェン:「いらっしゃいませなの。」 女性/GM:「いえ、買いに来たんじゃないんですの。 劇団『宇宙』の者なんで すけど、ポスター張らせてもらえませんか?」 ブレッツェン:「パン3つくらい買ってくれたら張ってもいいですの。」 ジューン:商売してる。(笑) 女性/GM:「無料入場券差し上げますから、お願いします。」 ブレッツェン:「ならいいですの。」 GM:女性はポスター張って入場券3枚置いていく。 ベクター:どんなポスターかにゃ? GM:無数の星が描かれた奇麗なポスター。 ベクター:どこかに矢印は無いかにゃ? GM:無いよ。 ベクター:つまらんにゃ。 取り敢えず行ってみるにゃ。 GM:劇場。 裏には劇団のテントが張ってある。 ベクター:きょろきょろ。 テントに入ってみるにゃ。 GM:劇団員に掴まれる。 「こら、入ってきちゃ駄目だぞ。 豹のアンナに噛まれても知らんぞ。」 ベクター:しょうがないにゃ。 シュトルムの所にでも遊びに行くにゃ。 GM:クラリッサの働くお菓子屋にも劇団の女の人がやってくる。 「すみません。 ポスター張らせて貰えませんか?」 クラリッサ:「店長。 どうしましょう?」 GM:「劇団『宇宙』のポスターですね? かまいませんよ。」 「そうもありがとうございます。」 女の人はポスター張って帰っていく。 クラリッサ:あれ? チケットは? GM:言わなかったからくれなかった。 クラリッサ:もう一度来ないかな? 《美味しそうなケーキの匂いを送る魔法》。 GM:しかし彼女は現在ダイエット中なのだ。(笑) ジューン:それは可哀想。 劇団女優/GM:「は、美味しそうな匂い。 駄目よ、明日から公演なのよ。」 ジューン:お姉様あこぎな商売していらっしゃるのね。 店長/GM:「そんな魔法の使い方しないでくれ。 評判に響く。」 クラリッサ:「すみません。 チケットくれるかな、と思いましたので。」 ベクター:「うちのブレッツェンのところにただ券あるにゃ。」 シュトルム/GM: 「ブレッツェンがただ券持っているんだって。」 クラリッサ:「それ、余ってる?」 ベクター:「たくさんあるにゃ。」 1つ、2つ、たくさんにゃ。 クラリッサ:お菓子屋が閉まったらパン屋に行くわ。 ジューン:ブレッツェン相手じゃ最初から券買った方が安くつくんじゃないかな。 GM:街にはあちこちのポスターが張ってある。 このポスターには矢印も あるよ。 ベクター:それはうれしいにゃ。 ジューン:わたしは買物中。 パン屋に行きます。 GM:店の前でクラリッサとばったり。 ジューン:「あら、お姉様もパンを買いにきたのですか?」 クラリッサ:「いえ、ちょっとね。」 シュトルム/GM: 「この人ただ券貰いに来たんだぜ。」 ピップ:「ニャ?」 ジューン:「ブレッツェン、今日は。」 ブレッツェン:「いらっしゃいませなの。」 クラリッサ:「あなたただ券貰ったんですって?」 ブレッツェン:「パン5つで劇団『宇宙』の入場券をサービスしますの。 もう後3枚 しかないんですの。」 クラリッサ:「友達相手に商売するの?」 ブレッツェン:「ならパン2つでいいですの。」 ジューン:これはブレツッェンの勝ちね。 わたしは最初から買いに来たのだか ら別にいいけど。 シュトルム/GM: 「なあ、ベクター、ただって言ってなかった?」 ベクター:「貰ったのはただだったにゃ。 ポスター張るのと引き替えにゃ。」 シュトルム/GM: 「こっちもポスター張ったのにくれなかったぞ。」 ブレッツェン:「ベクター君、余計なこと話しちゃ駄目なの。」 ベクター:「にゃあ。」 ジューン:「猫苛めるのは止めた方がいいよ。」 ピップ:思う事はあるがあえて言わないゾ。 ジューン:「ええと、この食パンと、そちらの葡萄パンくださいな。」 ブレッツェン:「毎度どうもなの。 はい、券あげるの。」 ジューン:「ありがとう。」 ブレッツェン:「クラリッサさんはどうするの?」 クラリッサ:「しかたないわね。 食パンくださいな。」 ブレッツェン:「ありがとうなの。」
GM:翌朝。 店長が 「クラリッサ君、今日の店番任せるよ。」 クラリッサ:「え、店長、今日は定休日じゃないですか?」 《予定表が書き換わる》! GM:店長も休みにしたいという願望があったからなあ。 「そうだったな。 今日は定休日だ。」 クラリッサ:「店長、公演見に行って来ますわ。」 ジューン:「ピップ、あなたも行く?」 ピップ:「ニャー。」 ブレッツェン:「ボクは見にいくけどキミはどうするの?」 ベクター:「おいらもいくにゃ。」
GM:広場では行列が出来てる。 ジューン:「あら、お姉様にブレッツェン。」 ブレッツェン:「お早ようなの。」 GM:券の番号は続き番号なので3人並んだ席になる。 ただ券だけに後ろの 方の席。 クラリッサ:《遠くが見える様になれ》。 「シュトルム、お前も見たいでしょ?」 猫にもかけるわ。 ブレッツェン:ベクターに《人間の言葉が解る様になりなさい》なの。 ベクター:言葉が解る様になったところで前の方に走っていくにゃ。 ピップ:僕も前に行くゾ。 ジューン:「踏まれても知らないよ。」 シュトルム/GM: 「オレは見える様にしてもらったからここにいよう。」 ジューン:《双眼鏡よ出て》。 GM:それでは開演。 物語はある星の王子様とある星のお姫様の恋。 2人 とも魔法を使える設定で、王子様がパッと花束を出して 「この花の美しさもあなたにはかなわない。」 ジューン:展開が読めてしまうな。 GM:されに互いに憎みあう2人の親が出てくる。 「貴様のあばずれ娘をわしの息子に近付けるんじゃない!」 「私の娘とあなたのドラ息子とじゃ釣合ませんわ。 ほほほ。」 王子が夜、姫の下へ赴いてバルコニーの下で 「おお、私の愛をあの月にかけて誓う。」 クラリッサ:完全にロミオとジュリエットだわ。 GM:でも脚色されていて最後はハッピーエンドになる。 親達は互いの子 供の良さを認めて、2人に新たな星を作らせる。 ジューン:どちらにしてもありきたりだな。 GM:これが舞台上の話。 技術は非常に高く演技も素晴らしいものだった。 魔女はいないのに魔法の様な演出が見られる。 物理的に舞台が宇宙 空間に見える様にしている。 ブレッツェン:すごいの。 GM:そんな中、途中に魔女さんよりも少し年上の男の子が小間使いの役で 出てきて、お姫様に飲物を出そうとするけども、滑べって落しそうに なってしまい、あわててフォローして 「姫様、申し訳ありません。」 「いいのよ。」 というシーンがあった。 クラリッサ:「あれ、わざとかしら?」 GM:さて、前にいる猫さん。 ベクター&ピップ: 「にゃあ?/ニャー?」 GM:その後舞台の袖では男の子が 「はあ。」 とため息ついているのが見える。 ベクター:「何か面白そうだにゃ。」 GM:そうして劇は終る。
ベクター:控え室にいくにゃ。 《化け猫》だにゃ。 男の子に話しかけるにゃ。 男の子/GM:「あの、ここ関係者以外立ち入り禁止なんですが。」 ベクター:「気にするにゃ。 先刻は頑張ったにゃ。」 男の子/GM:「あ、ありがとうございます。 あの、お弁当の用意をしないといけ ませんのでもう出ていって貰えませんか?」 ベクター:「お弁当ならおいらが持ってきてあげるにゃ。」 クラリッサ:勝手なこと言っているわね。 ベクター:「これからも頑張るにゃ。」 男の子/GM:「ありがとうございます。 でもそんな言葉は僕なんかよりも主役の アンソニーさんとかアンナに言ってあげてください。」 と、そこに女の子がでっかい豹をつれて入ってくる。 ベクター:「にゃ、にゃ?」 逃げるにゃ。 女の子/GM:「これ、アンナ、吠えちゃ駄目よ。 あら? あの女の子は?」 ベクター:外で皆が出てくるのを待っているにゃ。
GM:さて、上演が終って劇場から出て来ると、ブレッツェン、*あなた*が いる。 ブレッツェン:「あれ、ベクター君。 キミ、またボクに化けていたの。」 ベクター:「にゃ。」 人間になっても手つきが猫になってるにゃ。 クラリッサ:双子双子。 ブレッツェン:「紛らわしいから駄目なの。」 ジューン:「ブレッツェン、あなた猫みたいな手似合うね。」 ブレッツェン:「失礼言わないで欲しいの。 で、キミ何してたの?」 ベクター:かくかくしかじか 「〜だにゃ。 頑張ってにゃと励ましたら大きな猫が来たから帰って きたにゃ。」 ピップ:「つまりブレッツェンさんに化けて誘惑してきたというわけか。」 ブレッツェン:「みんなボクがやったことになっちゃうの。 ボクの姿で勝手なこと しないで欲しいの。」 ベクター:「頑張れにゃ、と言ってきただけにゃ。」 クラリッサ:「向うがどう取るかしら?」 GM:これからどうする? クラリッサ:今日はお休みになったし、辺りをぶらついているわ。 ジューン:まだ時間あるし一緒にいます。 ブレッツェン:ボクもなの。 ベクター:おいらは猫に戻って舞台の袖に潜り込むにゃ。 GM:皆さんが歩いていると模型飛行機が飛んでくる。 クラリッサ:「あら?」 GM:飛行機は皆さんの前に来るとホバリングする。 ジューン:飛行機なのにホバリング? ブレッツェン:それは変なの。 少し後ろに下がっているの。 GM:飛行機にはメッセージカードが付いている。 クラリッサ:カードを読むわ。 GM:『隣町に病気の女の子がいます。 病気の原因を調べて貰えませんか ? キュール』 そのあとに別の筆跡で…。 ジューン&ピップ: !? 後ろに下がる! GM:『なお、このカードと飛行機は自動的に消滅します。 キョーコ』 クラリッサ:投げすてるわ! GM:『普通の力』で振って。 クラリッサ:1レヴェル成功。 GM:するとそこら中に小麦粉が撒き散らされる。 マントが真っ白になる。 シュトルムも撒きぞえくらって全身真っ白。 クラリッサ:「何よ、もう。」 ジューン:「お姉様似合ってます。」 クラリッサ:先刻の指令書は? GM:粉々だね。 ただ、飛行機の残骸の中から地図が出てきた。 隣町の地 図で、ある建物指してここって書いてある。 クラリッサ:「キュール様の頼みじゃしょうがないわ。 行くわよ。」 GM:隣町までほうきで1時間くらい。 ジューン:「お姉様、その前に粉落しません?」 シュトルム/GM: 《ぐるうみんぐ》。 ベクター:おいらはそのころ舞台を見ているにゃ。 ブレッツェン:ベクター君を呼びますの。 《猫笛よ出なさい》ですの。 成功なの。 「ベクター君、いらっしゃいなの。」 ベクター:「おや? ブレッツェンが呼んでいるにゃ。」 戻るにゃ。 ブレッツェン:かくかくしかじか 「〜というわけなの。」 ベクター:「なら急いでいくにゃ。」 ブレッツェン:『速く飛ぶ』1レヴェル成功ですの。 ジューン:わたしも『速く飛ぶ』1レヴェル成功。 クラリッサ:『普通に飛ぶ』。 …失敗。 「シュトルム、力貸して。」 GM:猫ポイント11点。 クラリッサ:『速く飛ぶ』。 …また失敗。 『猫いらず飛行』。 …4レヴェル成功! GM:猫の力を借りないにも関わらず非常に快適に飛べる。 スピードは遅 いけれど。 ジューン:「あら? お姉様ついてきていらっしゃらないね。」
GM:30分ほど飛ぶと隣町に着く。 かなり都会だね。 大きなビルが並んで いる。 ベクター:「地図の場所へ行くにゃ。」 ジューン:「地図はお姉様が持っていらっしゃるのよ。」 GM:だいたいの場所は覚えているよ。 ブレッツェン:なら行ってみるの。 GM:ここはお弁当屋さんだね。 今はお昼過ぎなのでお客さんがいっぱい いる。 夫婦でやっているようだね。 では『聞き耳』判定して。 ブレッツェン:1レヴェル成功ですの。 GM:「そういえば今日娘さんどうしたの?」 「ちょっと病気なんですよ。」 という話が聞こえる。 ジューン:「少しすくまで待とうか。」 GM:30分ほどするとクラリッサが来る。 クラリッサ:「お待たせ。」 ジューン:「安全運転ですね。」 クラリッサ:「あまり早く行っても混んでるんじゃないかしらと思ったの。」 ジューン:「そこまで考えていらっしゃったのですね。 さすがお姉様。」 GM:さて、お客は一段落した様だ。 クラリッサ:「今日は。」 父親/GM:「いらっしゃいませ。」 何か考えごととしている様だね。 クラリッサ:「キュール様に頼まれて来たのですけれど。」 父親/GM:「すみません、きゅうり弁当ってのは無いんです。」 クラリッサ:「いえ、あの。」 父親/GM:「あ、魔女さんですね。 どうもすみません。 なにしろ藁にもすがる 思いでお願いしたんです。」 ピップ:僕達藁? ファンディーという名の少女は1週間ほど前から熱出して寝込んでいます。 病院 で診てもらったんが原因が判らずじまいということです。
3人と3匹は母親に案内されてファンディーの部屋に行きます。 母親/GM:「どうぞこちらです。 あの、その猫達は…。」 ブレッツェン:「大丈夫なの。 ひっかいたりしないの。」 ベクター:3匹並んで目と耳と口を押さえているにゃ。 GM:見ネコ聞かネコ言わネコ?(笑) 「コーヒーと紅茶、どちらがよろしいかしら。」 ジューン:「あら、おかまいなく。」 クラリッサ:「あたしはコーヒーがいいわ。」 ジューン:「お姉様…。」 ベクター:「ミルクがいいにゃ。」 クラリッサ:「今日は。 あたしは魔女のクラリッサ。」 GM:女の子がベッドで寝ている。 「今日は。」 壁にはアイドルのポスターが張ってあってあり、花を飾った机の上は 奇麗に整頓されている。 クラリッサ:「魔法でもかけられたのかしら?」 『魔法を調べる』。…失敗。 ブレッツェン:「どうしたの?」 ファンディー/GM: 「身体がだるいんですぅ。」 クラリッサ:おでこに触れてみるわ。 GM:熱は38℃くらい。 これが1週間程続いているそうだ。 クラリッサ:『怪我や病気を治す』で診るわ。 GM:普通風邪が1週間も続くとかなり大変だよね? でも快方に向かってい る様子も無ければ悪化する様子も無い。 ほっとたらこのまんま。 医 者の意見も同様。 ピップ:病気の原因が見える様にジューンに《目ひっかき》だゾ。 GM:するとジューンの目には、女の子の上で踊っているフォークを持った 悪魔達が見える。 「そぉれ熱を出すぞ!」 ジューン:《悪魔を捕まえられる虫取り網よ出て》! GM:16+今日の魔法力。 ジューン:「ピップ、力貸して。」 ピップ:猫ポイント10貸したゾ。 ジューン:成功。 GM:すると『特製』と書いた網が現われる。 ジューン:バサッ。 病魔/GM:「出せ出せ出せ! 俺が何をした!」 ジューン:「この娘を病気にした。」 病魔/GM:「当たり前だろ。 俺達は病気にするのが仕事なんだぞ。」 ジューン:「そう、なら失業してね。」 病魔/GM:「ちょっと待ってくれよ。 俺達は単に微熱出すだけだぜ。」 ジューン:「でもこの娘に1週間も憑くことないでしょう?」 病魔/GM:「だってこの娘居心地いいんだもん。 看病しても治らない、医者が 診ても判らない、こんないい環境ねえよ。」 クラリッサ:「でも1週間は長いわ。 他に行く気はない?」 病魔/GM:「でもどうせすぐに俺達の仲間の誰かが憑くぜ。」 ジューン:「原因が何か判る?」 病魔/GM:「そりゃ、決まってるじゃないか。 医者でも治らない病気と言えば。」 ジューン:「金欠病ね。」 病魔/GM:「違うってば。」 ジューン:「冗談よ。」 ピップ:部屋の中で、この娘が最も想いを込めている物が見える様に《目ひっ かき》だゾ。 GM:机の引き出しの奥に何かある。 ジューン:「あなた何か気になっていることがあるんじゃない?」 ファンディー/GM: 「早く治って欲しいですぅ。」 ジューン:「治ったら何かしたいことあるの?」 ファンディー/GM: 「ええ…。 いえ、いいですぅ。」 ピップ:引き出しを開けるゾ。 《開けて開けて》だゾ。 GM:引き出しが自然に開く。 「あ…。」 と言って起きようとする。 ジューン:「大丈夫?」 GM:あわてて引き出しに向かう。 ピップ:《奪ってダッシュ!》だゾ。 彼女が取ろうとした物を取るゾ。 GM:劇団『宇宙』のポスターだね。 1週間前にこの町に来た様だ。 半券 が入っている。 クラリッサ:「劇団『宇宙』ね。 今あたし達の町でやっているところなのよ。 そ うだ、《遠くの映像を映し》て見せてあげるわ。」 GM:すると先刻のシーンが映し出される。 が、ファンディーの反応は今 一つ乏しい。 しかし、カーテンコールのときには明らかに反応があ った。 ジューン:《心の窓》で彼女の心を見る。 GM:例のミスッた男の子の顔しか見えてません。 ジューン:並んでいる俳優の中で、男の子だけにズームしているのね。 クラリッサ:「ねえ、これから実際に見に行かない?」 ファンディー/GM: 「でも熱がありますしぃ。」 クラリッサ:「ちょっとくらい大丈夫だわよ。」 GM:明らかに熱せいではなく顔が赤くなるのが分かる。 ジューン:「見に行きたいんでしょう?」 ファンディー:「治ってからでいいんですぅ。」 クラリッサ:「じれったいわね。 持ち運びサイズにして連れていこうかしら。」 ジューン:「お姉様、それは強引です。」 クラリッサ:「見にいけばすっきりするわよ。」 ファンディー/GM: 「あの、ちょっと待ってくださいぃ。」 クラリッサ:「何? 服なら気にしなくていいわ。」 《服を着替えさせる》。 GM:やられた。 するとファンディーの服がよそいきに替わる。 クラリッサ:「今から行けば3回めの上演に間に合うわ。」 ファンディー/GM: 「いえ、だから、あの…。」 クラリッサ:《ほんの少しの勇気》! GM:すると、思い切った様に 「あの、お弁当、作っていきたいんですぅ。」 ブレッツェン:「お弁当? なら手伝うの。」 GM:急に起き上がるとニコニコしながら階段を降りていく。 ジューン:「あら、起きられるんじゃない。」 病魔/GM:「ああ、居心地良かったのになあ。 しかたない、他へ行くよ。」 ジューン:「そう。 じゃあね。」 GM:下では母親がびっくりしている。 ジューン:「ちょっと台所貸して下さいね。」 と『すてきな笑顔』。 ブレッツェン:「お弁当作って公演見に行くの。」 母親/GM:「え、ええ、かまいませんけども。」 クラリッサ:「さあ、作るわよ。」 ジューン:わたしは料理出来ないのよね…。 ブレッツェン:ボクは得意なの。『料理』2レヴェル成功なの。 クラリッサ:「シュトルム、お前も手伝いなさい。」 クラリッサ&ブレッツェン&ジューン: 最後に《そして心をひとつまみ》。 GM:合計7レヴェル! ベクター:究極のお弁当だにゃ。 GM:非常に豪華なお弁当が出来た。 ブレッツェン:「なら出発するの。 ファンディー、後ろに乗るの。」 ジューン:「じゃあ、お弁当持つね。」 ブレッツェン:『重い物を乗せて飛ぶ』1レヴェル成功なの。 ファンディー/GM: 「お弁当、あまり揺らさない様にして欲しいですぅ。」 ジューン:お弁当持って『曲芸飛行』しようかな。 GM:『曲芸飛行』!? ジューン:冗談よ。
GM:広場に着いた。 3回めの上演はもう始まっている。 もうチケット売 場は閉まっている。 クラリッサ:「あら。 もう閉まっちゃっているわ。 なら楽屋に行くわよ。」 ファンディー/GM: 「ええ? いいんですのぉ?」 クラリッサ:「何のためにここまで来たのかしら?」 ファンディー/GM: 「はい、行きますぅ。」 クラリッサ:裏口へ行くわ。 GM:扉には『関係社以外立ち入り禁止』と書いてある。 ピップ:扉に《猫なで声》だゾ。 「お願い、通して。」 GM:すると劇団の人が出てきて 「あ、お弁当の配達の方ですか?」 ジューン:「はい、そうです。」 嘘じゃないよ。 GM:中に通してくれる。 ベクター:先刻の楽屋へ行くにゃ。 ブレッツェン:「キミ場所知っているの?」 ベクター:「お弁当持ってくるって先刻言っといたにゃ。」 GM:おお、そういえば言っていたな。 ジューン:あれは伏線だったのね。(笑) GM:そうして待っているとカーテンコールが終った様だ。 ベクター:ファンディーに《好運まねき》にゃ。 GM:楽屋の前にいると、あの男の子が走って来る。 「早く掃除しなくちゃ。」 ベクター:「にゃあ。」 ブレッツェン:ボクが言ったことになっているの。 「約束通りお弁当持ってきたの。」 GM:「あ、あなたは。 そ、そうですか座長に伝えておきます。」 楽屋に入れてくれる。 中はかなりちらかっている。 クラリッサ:《奇麗に片付ける》。 …失敗。 GM:相当汚い。 そんなもんじゃ駄目。 ジューン:「皆でやりましょう。」 GM:ファンディーも一緒に掃除している。 クラリッサ:せっかくよそいき着てるのに。 GM:何とか片付いた。 「どうもすみません。」 ファンディーは夢中で掃除していて一段落ついて、はっと気付く。 クラリッサ:「ほら、頑張るのよ。」 男の子/GM:「あ、君ファンなんだ。 待ってて、アンソニーさん呼んでくるよ。」 主演男優のファンだと勘違いしている様だ。 ピップ:彼がファンディーを見ているときに、ファンディーに 《猫の目にも涙》。 これでMP無くなったゾ。 GM:男の子を見るファンディーの目からポロッと涙がこぼれる。 男の子 はドキッとなる。 ジューン:ファンディーに《ほんの少しの勇気》。 ピップ、猫ポイント貸して。 ピップ:10。 2回貸して20ポイントだゾ。 ジューン:稼いでいるね。 成功。 GM:ファンデォーが思い切って 「私のお弁当、あなたに食べて欲しいんですぅ。」 「え?」 と驚いた後、ふっと表情が暗くなる。 「でも僕なんかが貰うわけにいかないよ。」 「どうしてなんですぅ?」 「僕はまだ下っぱだから。 君の気持ちは嬉しいけれど、まだそんな の貰っちゃ駄目なんだよ。」 ベクター:男の子に《目ひっかき》だにゃ。 ファンディーの気持ちが見える様 になるにゃ。 GM:いきなり跳びついてくるのだから避けられないな。 男の子が失敗し たときは暖かく見守り、成功したときは一緒に喜ぶ気持ちが伝わって くる。 「僕のことそんなに応援してくれているんだね。」 そうしていると劇団の他のメンバーがやって来る。 ブレッツェン:「お掃除は終ったの。」 クラリッサ:「お弁当持ってきましたわ。」 GM:「それはともかく…。」 2人を見て座長が 「お前いい雰囲気作っているじゃないか。 そうかそうか。」 「いや、あの…。」 主演男優が 「もうお前も一人前だな。」 「いや、僕はまだ…。」 「うんうん、ちょっとこっちへ来い。」 男の子に手品用の花束を渡して 「ほら、これをあの娘の前でパッと出してみせな。」 「でもいつも失敗していますし。」 ジューン:《ほんの少しの勇気》。 …やめておきましょう。 ここは自分から 決断してもらいましょう。 主演男優/GM:「お前男だろ。」 ベクター:男の子の背中に跳び乗るにゃ。 で、ファンディーに《猫まねき》に ゃ。 ジューン:あなた強引ね。 GM:ファンディーが手に持っていたハンカチを落す。 慌てて拾って立ち 上がると男の子の目の前。 ベクター:さあ、どうするにゃ。 ピップ:もうMPが残ってないゾ。 「シュトルム。 手伝うんだゾ。」 GM:分かったよ。 シュトルムが《好運まねき》。 男の子は思い切って 花束を出そうとする。 うまく出せたのですが近過ぎてファンディー の顔にかぶさってしまう。 「きゃっ。」 と言って倒れそうになった彼女を思わず抱きかかえる。 一瞬静かに なった後、喝采が起こる。 「え? あ、あの…。」 ジューン:「わたし達は出ていきません?」
その後皆にお弁当配られます。 男の子の前には他と明らかに違う豪華なお弁当が ありました。 お弁当を食べ終ると劇団員達はファンディーを見送りに出てきます。 主演男優/GM:「また見に来いよ。 チケット無くてもどうせこいつが入れてくれる だろうし。」 ジューン:「また明日も来ましょう。 迎えに行くよ。」 ファンディー/GM: 「でも迷惑じゃないんですかぁ?」 ブレッツェン:「気にしないの。」 男の子/GM:「見に来いよ。 明日は成功するから。」 ジューン:「今度は客席から見なきゃ。」 ファンディー/GM: 「はい。」 ブレッツェン:「出発なの。」 GM:飛んでゆくファンディーに男の子が花束を投げる。 それをしっかり と掴んだファンディー。 そのはずみにハンカチが落ちる。 「次に見に来たとき返してくださいぃ。」
クラリッサ:「ほら、連れ出して正解だったわ。 あたしの作戦は完璧なのよ。」 ジューン:「さすがお姉様。 こうなることを読んでいらっしゃったのね。」
次の日、3人と3匹はファンディーと一緒に再び公演を見に行きます。 GM:今回もやっぱり後ろの席。 「こんなに後ろじゃよく見えないんですぅ。」 ジューン:《最前列の席を取る》。 GM:すると最前列の中央の席が空いているのに気付く。 ジューン:「ほら、あそこ空いているよ。」 ファンディー/GM: 「え、でも…。」 ジューン:「ほら、いってらっしゃいよ。」 チケットの番号もいつの間にか変わっていました。 最前列で見守るファンディーの前で男の子は役を見事にこなします。そしてカー テンコール。 ファンディーは彼に花束を渡します。 代わりに男の子はファンディ ーのハンカチを返します。 見つめ合う2人。 ジューン:2人に《ほんの少しの幸せ》。 必要ないかな? GM:2人ともすでに充分幸せ。 必要ないだろうね。 クラリッサ:ライトは邪魔だわ。 《スポットライトよ2人に当たらなくなれ》。 「最後まであたしは完璧なのよ。」
『XX. 宇宙』 1996/6/8 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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