ウィッチクエストリプレイ

『0. トリックスター』リバース


キャラクター
  しりん  13才
    のんびり屋。 暇さえあれば寝ています。 彼女を午前中に見た者はいません。
    ぼーっと星を見るのも好き。 ほおっておくと際限なく空を見ています。
    お仕事は本を朗読。 そのため意外とよく通る声をしています。
    パートナーのクーとの仲の良さは評判です。
  クー    1才 ♂
    銀の毛に青い瞳の猫。 しりんのパートナー。
    新しいもの、知らないものが好き。
  ステラ  13才
    人に困っていると助けずにはいられない(猫は別の様です)優しい女の子。
    でもあのキョーコさんに共感するところもあるのが少し恐いかもしれません。
    好きな物は熱いレモンティー。
  ウミル  1才 ♂
    紺色で所々に緑の星が散りばめられた猫。 ステラのパートナー。
    好きな物はぬるいミルクティー


GM:それでは…。 ステラ:ちょっと待って、あなたの名前何ていうの? クー? ワー? それ とも7ー? クー:クーだよクー! 何だよ、そのななぁってのは。(笑) GM:いい? さて、ここエクランバル地方では1年ほど前にとっても面白 いことがあった。 猫のくせに、こともあろうにネズミの所有物に なってしまった猫がいた。 ステラ:クラリッサ先輩のパートナーね。 確か名前はシュトルムだったか しら。 しりん達の1年先輩の魔女クラリッサのパートナーのシュトルムは昨年、魔法を 使うネズミに喧嘩を売り、そして負けました。 その結果、彼はネズミの持ち物と なってしまいました。 額に魔法のインクで『持ち物』書かれ、ネズミに命令され お使いだの肩揉みだのさせられたのです。 猫協会は、それはあまりにも情けないと仲裁しました。 協会がネズミと話し合 った結果、ネズミと勝負することになりました。 シュトルムは逃げるネズミを捕まえます。 捕まえたら、そのときからシュトル ムは自由の身となります。 だたし、捕まるまでにかかった時間、1時間毎にネズミ に1金貨分のチーズを渡さねばなりません。 結局8金貨分のチーズを払わされ、おかげでクラリッサはその後かなり切り詰め た生活をすることになってしまいました。 その鬼ごっこの評判が良かったので、毎年1年に1回、8月の猫の日に、猫と鼠の 鬼ごっこが開かれることになりました。 5日ほど前にその鬼ごっこが行なわれまし た。 何100人もの観客が集まり、露店なども出てちょっとしたお祭りになりました。 ステラ:クラリッサ先輩のシュトルムも雪辱戦に挑戦したのよね。 でも結 局勝ったのはこの前魔女になったばかりのジューンのパートナーだ ったかしら。 GM:その後もお祭りが続き、今は1段落ついたところ。 そろそろ会場を 片付けないと邪魔になるなと思いつつ、皆遊んだ後でそんな気が起 きない。 しりん:思いっきり遊んで疲れたんですの。 寝ていますの。 ステラ:あなたいつも寝ているじゃない。 しりん:「すー。すー。」 GM:そんな中、キュール様に猫さん達が呼び出されます。 クー:「何? 何かあるの?」 ウミル:「呼び出しかよ。 一体何だ?」 GM:キュール様の家の横にある小屋の前に猫の行列が出来ている。 1匹 づつ入っていき、しばらくすると出てくる。 ウミル:「何だ? 並べばいいのか?」 GM:キュール様のパートナーのワーレン君が指示してる。 「そう。そこに並んで。」 小屋の中にはルーレットの様な機械がある。 ボタンが一つあって、 猫達は順番にそれを押している。 ウミル:「何だこれ?」 ボタン押した。 GM:ボタンを押すと、ルーレットがくるくると回って、しばらくすると、 『大当たり』という所で止まる。 ウミル:「何が当たったんだ?」 ワーレン/GM:「ああ、良かった。 誰も当たらないからどうしようかと思ってた よ。 じゃ、後はよろしく。」 と言って紙を渡す。 ウミル:「これは?」 ワーレン/GM:「後片付けの当番。」 クー:掃除なんて嫌いだニャー。 GM:君がボタンを押したときも同じ様に『大当たり』が出る。 クー:「別に片付けなくてもいいと思うニャー。」 ワーレン/GM:「当たった猫(ひと)はこちらで待ってて。」 クー:「で、何匹でやれと言うニャ?」 GM:猫達は次々にボタンを押していくが当たりは出ない。 結局クーと ウミルしか残らない。 クー:「あれ? 2匹だけ?」 ワーレン/GM:「う、当たったのは2匹だけか。 …。 まあ、2匹もいれば何とかな るだろう。 何だったら魔女に手伝ってもらえばいい。」 ウミル:「やったら何かもらえるのか?」 ワーレン/GM:「仕事をするのは猫集会のメンバーの義務だよ。」 ウミル:「しょうがねえな。」 GM:紙には片付けるときの手順などが書いてある。 3日くらいで全部終っ てる様にして欲しいとのこと。 あと、祭りでいくらか収益が出て いるので、片付けてくれた人にはそれなりのバイト料が支払われる。 魔女さんには1日当たり1金貨。 ステラ:それは大金ね。 GM:猫さんには〔超〕高級キャットフード1月分。 ウミル:よっしゃあ! 魔女の収入は月に8〜9金貨くらい。 猫の食費に1金貨も廻されることはめったに ありません。 この1月分3金貨もする〔超〕高級キャットフードは食べ続けると、 毛並がみるみる良くなるという幻の品です。
しりん:しりんはお昼寝中ですの。 「すー。 すー。」 クー:「しりん、しりん。」 しりん:「あらくーちゃん。 お早うですの。」 クー:「お願いがあるの。」 しりん:「何ですの? これから本を読んであげにいかなきゃならないんで すの。」 クー:「後でいいから。 お祭りの後片付け手伝って欲しいの。」 しりん:「後片付け? 嫌ですの。」 クー:「そんなこと言わないで。 3日くらいで片付けなくちゃいけない の。」 しりん:「3日もあるんですの? じゃ、明日にしますの。」 GM:それくらい規模があるんだが。 しりん:そんなこと知りませんの。 クー:「早くやっちゃおうよ。」 しりん:「じゃあ本読みが終ったら行きますの。」 ウミル:「ステラ、オレ、お祭りの後片付けの当番に当たっちゃった。」 ステラ:「そう。 頑張ってね。」 ウミル:「手伝っておくれよ。」 ステラ:「あれは猫のお祭りでしょ?」 ウミル:「でもステラも来てたじゃないか。」 ステラ:「猫が主催したお祭りに客として行っただけよ。」 ウミル:「バイト料も出るからさ。」 ステラ:「でもあのセット作ったのってキョーコ先輩でしょ? キョーコ先 輩の作るのってみんなドクロマークのボタンが付いてるのよ。 あれには近寄りたくないわ。」 しりん達の先輩のキョーコさんはマジックアイテムを作るのを得意にしています。 が、キョーコさんの作るマジックアイテムには目立つ所にドクロマークのボタンが 付いています。 しかもキョーコさんは 『これ押しちゃ駄目だからね。 *糸色文寸に*駄目だからね。』 と念をおしてくれるのです。 でも何故か無性に押したくなってしまうそうです。 ステラ:「あれを片付けるんでしょ? 命は惜しいわ。」 GM:全部にボタンが付いているわけじゃないぞ。 ステラ:「ボタンがあるのはお前が片付けてね。 それ以外はあたしがやっ てあけるから。」 ウミル:「手伝ってくれるんだね? ありがとう。」
GM:ステラとウミルが広場にやって来ると、魔法の仕掛けがあった辺り が擂鉢状にくぼんでいて、その真中に直径3mくらいの穴が空いてい るのが分かる。 ステラ:「これは? 昨日は色々お祭り様のセットが積まれていたのに。」 GM:会場は真中に鬼ごっこの舞台になる色々な建物が次々に現れる魔法 の空間があって、周りには観客席は放送席などがあった。 それが 今は無い。 ステラ:「片付けるって…何も無いわね。 あの穴は何かしら?」 穴の中覗いてみる。 GM:『普通の力』で振って。 ステラ:失敗。 GM:暗くて良く分からない。 ステラ:「お前なら見える?」 ウミル:《猫の目》で見る。 GM:どうやら地上にあったセットが全部中の落ち込んでいる様です。 ウミル:「これって、もう片付いてるんじゃないのか?」 ステラ:「でもこれって確か借り物でしょう? 持ち主に返さないと。」 穴って深いのかしら? GM:結構な深さ。 そうして覗いていると、下の方から 「おおい、そこに誰かいるのかぁ?」 と男の声がする。 ステラ:「下にいるのですかぁ?」 声/GM:「助けてくれぇ。 穴に落ちてしまったんだぁ。」 ステラ:「すぐ行きますから待っててくださいねぇ。」 じゃ、穴の中の降りてみる。《ほうきよ光って》。 GM:20+今日の魔法力。 ステラ:成功。 「じゃ、降りていきましょう。 ウミル、ほうきに乗りなさい。」 ウミル:「OK。」 GM:穴の下に降りてみると、魔法的に折り畳まれていたセットが開いて しまっているのが分かる。 ステラ:「せっかく畳んであったのに。」 しりん:魔法の空間自体が広がっちゃってるんですの? GM:もともとこの空間では、競技の舞台になる建物がボンと現れて、そ れをクリアすると消えてまた次の建物が現れる様になっていた。 その建物が今は全部現れてる。 しりん:町になってるんですのぉ? GM:現れるのは建物とその周りだけ。 それが無作為に並べられている。 水の流れる川が途中で途切れてたりする。 ステラ:どこまで広がってる? GM:建物の数からいって限られたスペースに収まるはずが、どう見ても 限りなく続いている。 同じ建物が複数の場所に見えたりする。 ステラ:さっきの声は聞こえる? 声/GM:「おおい。」 ステラ:「何処ですかぁ?」 声の方に向かうわ。 GM:声に向かって飛んでいくと、『ワイン醸造所』がある。 「こっちだぁ。」 何となくほろ酔い加減に聞こえる。 ステラ:ほろ酔い? とにかく行ってみる。 GM:40そこそこの男が酒瓶抱えてちびちびやっている。 ステラ:「どうしたのですか?」 男/GM:「ちょっと一杯飲んで気持ち良く広場を歩いてたら足元がくずれた んだ。 で、気がついたらここにいたんだ。 出口さがしたけど見 つからないんでここで酒飲んでた。」 ウミル:普通の人間は飛べないもんな。 ステラ:「落ちたのですか? 怪我はしてません?」 男/GM:「怪我はないよ。」 ステラ:ここから上みるとどうなってる? GM:夜の空って感じ。 星はなくて真っ暗。 ステラ:入ってきた穴は見える? GM:ここからじゃ見えない。 しりん:夜ってことはそこも暗いんですの? GM:男は夜歩いていたのでランプを持っていた。 ウミル:落ちても消えなかったんだ。 しりん:時間の流れはどうなってますの? ステラ:「落ちたのはいつですか?」 男/GM:「12日の夜だ。」 ステラ:今は13日の昼だから時間の流れに特に差はない様ね。 「取り敢えず外に出ましょう。 ウミル力貸して。」 2D貸して。 ウミル:7。 ステラ:『重いもの乗せて飛ぶ』。 …失敗。 「ね、おじさん、今から魔法をかけてあなた小さくしたいのだけ どいい?」 男/GM:「出られるならかまわんよ。」 ステラ:《小さくなって》。 クー:小さくなっても質量が変わらなかったりして。 密度が増えたので 地面にめり込んでいく。 GM:10+今日の魔法力。 ステラ:14か。 出るかな? ま、いいや。 6。 成功。 「じゃ、ちょっと手の上に乗っていてください。」 『普通に飛ん』で外に出る。 GM:しばらく飛んでいると入ってきた穴を見つけて外へ出られる。 ステラ:じゃ、外に出ておじさんを元の大きさに戻す。 男/GM:「やあ、どうもありがとう。」
しりん:本読みから帰ってきて 「今日は疲れたしもう明日にしますの。」 クー:「駄目だよ。 行くの。」 しりん:しょうがないですの。 じゃ、行きますの。
しりん:「あれ、ステラちゃん。 片付きましたの?」 ステラ:「あら、しりん。 それがね…。」 かくかくしかじか。 「〜というわけでこの穴なのよ。」 しりん:「穴…ですの。」 クー:「何があるの?」 ステラ:「降りてみれば分かるわ。」 しりん:「遠慮しますの。」 クー:何があるのかな? 飛び降りる。 ステラ:「ちょっと、待って、飛び降りるには高いわ…。 ああ、遅かった。」 GM:真下は『噴水』。 クー:どっぽーん。 しりん:「ああ、くーちゃん。 」 追いかけますの。 GM:飛ぶなら『猫いらず飛行』。 しりん:『猫いらず飛行』は無いんですの。 だってしりん、いつもくーちゃ んと一緒にいますの。 ステラ:「しょうがないわね、後ろに乗って。 一緒に降りましょう。」 しりん:どっぽーんですの。 ステラ:「…。 だから飛び降りなくてもいいのに。」 しりん:《水の上を跳ねる様になる》ですの。 ぽぉんぽぉんと跳ねて着地 しますの。 ステラ:「…。 無事に降りた様ね。」 しりん:暗いんですの。 《蛍さんいらっしゃい》ですの。 蛍達/GM:「やあ、お嬢さん。」 しりん:「今日はですの。 ここってずっとこんなですの?」 GM:蛍達はちょっと離れた川に住んでいたのだが、新しい川を見つけた ので辺りを飛んでいたら引き込まれてしまったそうだ。 しりん:「それは大変ですの。 なら後で一緒に元の川に連れていってあげ ますの。」 GM:すると蛍達が並んでポ、ポ、ポと点滅する、 クー:蛍が飛んできたのでちょっかい出そうとする。 しりん:「くーちゃん、蛍さんにいたずらしちゃ駄目ですの。」 辺りには何がありますの? GM:様々な建物が散らばっている。 しりん:ならきっと食べ物屋さんもありますの。 何か匂いしませんの? GM:食べ物の匂い? 食い意地は張ってる方? しりん:お料理は好きですの。 作るのも食べるのも好きですの。 GM:『普通の力』と『料理』で振って。 しりん:1レヴェル成功ですの。 GM:どこからかいい匂いがしている。 しりん:どんな匂いですの? GM:色んな料理の匂いが混ざりあったやつ。 レストランの匂いかな? ステラ:「さて、この穴このままじゃまた落ちる人がいるかもしれないわね。 もうすぐ暗くなるし。」 《立ち入り禁止の札よ出て》。 GM:13+今日の魔法力。 ステラ:失敗。 GM:『魔法文字を書く』で夜でも光る文字が書ける。 ステラ:それは書けないの。 しりん:しりん、魔法文字書けますの。 ステラ:でもあなたは今穴の中なのよね。 「番人でも置いておこうかしら。 『定命の者よ、この穴に入りたくば我を倒せ。』 とか言う奴。」 ウミル:「何だよ、それは。 何でそんな物出す!(笑)」 ステラ:「やっぱり入らない様にするには番人を置くのが一番でしょう?」 ウミル:「光るペンキでも出して地面に字書けば?」 ステラ:「そうね。」 《光るペンキよ出て》。 GM:11+今日の魔法力。 ステラ:「ウミル、力貸して。」 ウミル:7。 ステラ:22ね。 24。 失敗。 「…スランプだわ。」 しりん:上にいるステラちゃんに声かけますの。 「ステラちゃあん。」 ステラ:「はぁい。 下降りる前にねぇ、この穴に人近付かない様にしてお かないと危ないでしょう?」 しりん:「ステラちゃん頭いいんですのぉ。」 ステラ:「でもどうしたらいいか思いつかないのよぉ。」 しりん:「看板を出したらいいんですのぉ。」 ステラ:「それは出来なかったのぉ。」 しりん:「ステラちゃん字書けませんのぉ?」 ステラ:「魔法失敗したのよぉ。」 しりん:「しりん字かけますのぉ。 すぐ上、上がりますのぉ。」 ステラ:「…。 人の話聞いてないわね、この娘は。」 しりん:「蛍さん達、これから上に上がりますの。 一緒に来ますの。」 『普通に飛ぶ』。 …失敗ですの。 GM:なら『速く飛ぶ』や『高く飛ぶ』を使う? ただし、『速く飛ぶ』 は速く、『高く飛ぶ』は高く飛んでしまうので気をつけないとね。 ステラ:そして『長時間飛ぶ』だと時間が経つまで降りられないのよ。 魔 法って恐いわね。 しりん:「くーちゃん、力貸して欲しいんですの。」 『普通に飛ぶ』1レヴェル成功ですの。 GM:では上に上がってこれた。 しりん:「蛍さん達さようならですの。」 GM:1回瞬いた後蛍達は川に飛んで行く。 しりん:「板はありますの?」 ステラ:「魔法で出そうを思ったんだけど失敗したの。」 しりん:「なら板探しますの。」 GM:それでは走り回って探してもらおうか。 『普通の力』と『走る』 で振って。 しりん:成功ですの。 これに赤く点滅する文字を書きたいんですの。 GM:『魔法文字を書く』でチャレンジ。 しりん:1レヴェル成功ですの。 板に『危険、近付くな』と書いておきます の。 GM:蛍みたいな感じでぽぉっと光っては消える文字が書ける。 ステラ:「これで間違って落ちる人はいなくなるでしょうね。」 GM:さて、そろそろ辺りは暗くなりかけてる。 しりん:「看板も立てましたし、今日はもう帰りますの。」 ステラ:「じゃら明日にしましょうか。 でもしりん、あなた朝は起きてこ ないでしょう?」 しりん:「そんなことないですの。 ちゃんと朝起きて朝ご飯食べますの。」 ステラ:「あたし午前中にあなた見たことないんだけど。」 しりん:「大丈夫ですの。 朝ご飯食べたらすぐ来ますの。」 ウミル:「きっと朝ご飯食べたらすぐに昼ご飯なんだぜ。」 ステラ:「じゃ、明日の朝向かえにいくからね。」
しりん:11時頃になったら起きますの。 ステラ:10時くらいに向かえに行くわ。 「お早う。」 しりん:「…。 あれ、ステラちゃん。 …おはようですの。 …。 すー。」 ステラ:「寝ないでよ、しりん。 さ、行くわよ。」 しりん:「今から朝ご飯食べるので待っていて欲しいんですの。」 ステラ:「はいはい。」
そんなこんなでしばらくして2人と2匹は穴の中へ。 しりん:あちこち様子を見てみましょうと言ってさりげなくレストランの方 へ誘導しますの。 ステラ:それは様子を見るのは賛成だから誘導されてしまうよね。 GM:すると『レストラン』の前に来る。 しりん:「あれ、レストランがありますの。 ここ、入って見ますの。」 ステラ:「そうね、調べてみましょう。」 GM:レストランの中には灯りが付いています。 しりん:「今日はですの。」 GM:誰も出てきません。 テーブルが並び、綺麗に掃除されています。 普通に営業しているレストランなんだけど、コックさんもウェイ ター/ウェイトレスさんもお客さんもいないという状態。 しりん:厨房の方へ行ってみますの。 GM:厨房にも誰もいない。 冷蔵庫に料理の材料が並べられている。 スープの入った鍋なんかもある しりん:この世界って冷蔵庫があるんですの? GM:ある。 この世界には電気もある。 でも魔法の物はあまりない。 魔法の品物を作れるのはこの辺りではキュール様とキョーコさんです。 キュール 様が作るのは夢を与える物が主であまりそういう実用的な物はありません。 キョー コさんは色々作りますが、例によってキョーコさんの作る物にはドクロマークボタ ンがついているのです。 しりん:スープの味見してみますの。 GM:『料理』で3レヴェル成功したくらいの味。 しりん:「ちょうどいいですの。 朝ご飯にこれ食べていきますの。」 ステラ:「さっき食べたんじゃなかったの?」 しりん:「ステラちゃんがせかすから食べられなかったんですの。」 ステラ:「充分待ったと思うのだけど。」 しりん:「美味しいですの。 くーちゃんにもあげますの。」 ステラ:「そういえばもうそろそろお昼ね。」 しりん:「じゃ、みんなでご飯にしますの。」 ステラ:「そうね。 せっかくだし食べましょうか。」 しりん:ならレストランの席に持っていきますの。 GM:そうすると、しりんの姿が、ポヨンと変わってウェイトレスの格 好になる。 しりん:「あれ?」 GM:ステラとウミルに向かって 「いらっしゃいませ。」 と頭を下げるとテーブルに案内してしまう。 何となく自分はこの 店のウェイトレスだという気がしてくる。 クーもウェイターの姿 になって2本足で歩きだす。 ステラ:このセットにかけられた魔法ね。 じゃ、せっかくだから食べさせ てもらいましょうか。 「これとこれください。」 GM:注文を聞いて厨房に戻ると、ステラが注文した料理が準備されてい る。 しりん:「お待たせしましたの。 こちらが今日のオードブルですの。」 GM:一通り出すと正気に戻る。 しりん:「あれ?」 GM:気がつくとテーブルに料理が並んでいる。 猫にはちゃんと冷まし たのが出される。 しりん:「しりん、何してたの?」 ステラ:「なかなかさまになってたわよ。」 GM:記憶はある。 ステラ:「ま、せっかくだから食べましょう。」 GM:さっきまで3レヴェルだったのが、今は美味しいもの食べてもらお うと思って出したので4レヴェルくらいになっている。 4レヴェル といえば王皇貴族が自分の誕生日に食べる料理くらい。 ステラ:それはすごいわ。 ウミル:『うまいぞー。』と叫んで巨大化するくらいだな。 しりん:何の魔法か調べますの。 ステラ:『魔法を調べる』。 失敗。 「多分この料理、この空間にいるから美味しいと感じるんじゃない かな?」 しりん:「なら確かめてみますの。 お弁当作って他の場所へ行ってみます の。」 サンドイッチでも作りますの。 ステラ:また変身するわよ。 GM:すると今度はコックさんの姿になる。 しりん:歌いながら作ってますの。 『歌』1レヴェル成功ですの。 「今日のメニューは〜♪」 サンドイッチとサラダのセットが出来ましたの。 ステラ:「まるでピクニックね。」 しりん:「近くに川があるそうなんですの。 川原で食べますの。」 GM:『レストラン』の隣は『宝石屋』。 クー:《開けて開けて》 GM:宝石屋の扉が開く。 中にはショーケースに宝石が並んでいる。 しりん:こことレストランとどちらが魔法の力が強いか分かりますの? GM:『魔女の力』と『魔法を調べる』で振って。 しりん:「くーちゃん、力貸してくださいですの。」 1レヴェル成功ですの。 GM:レストランの方が微妙に魔法の力が強い様だ。 どうやらどこかに 魔法の力の源があって、そのからの距離に関係しているんじゃない かと思う。 クー:《目ひっかき》で魔力の流れが見える様にする。 爪がキラリ。 しりん:「くーちゃん頭いいんですの。 いい子いい子ですの。」 GM:建物と建物の間を魔力が流れていくのが見える。 しりん:上流に向かいますの。 ステラ:じゃ、追いかけていくわ。
『図書館』『劇場』『大邸宅』『玩具屋』『質屋』『病院』『茶屋』と並ぶ建物 の前を通り過ぎます。 そうしていると次第に辺りは明るくなってきます。 『パン 屋』『馬小屋』…。 GM:進むにつれ今までの町並みを構成する建物に混じって、観客席やス テージといったブロックが増えてきた。 『観客席』『広場』『畑』『放送席』『風車小屋』…。 GM:風車小屋の向こうから物音が聞こえる。 何かあっちこっちコンコ ン叩いたりギーコギーコ切ったりして工作している様な音。 ウミル:風車小屋の音じゃないんだな? GM:大工さんが家を建てるときの音に近い。 しりん:そちらに向かいますの。 GM:風車小屋の隣に、小屋がある。 中には灯りがついていて、人が動 き回っている様な音がする。 「ほら、そこじゃないっていってるでしょう。」 「承知…。」 しりん:誰の声か分かりますの? GM:『魔女の力』で判定して。 ステラ:この声は…キョーコ先輩? 扉開けて中に入るわ。 GM:中ではキョーコさんとパートナーのヘックス君が何やら機械装置に 向かってトンテンカンしている。 しりん:呆然として見てますの。 ウミル:「ねえ、あの人は?」 ステラ:「わたし達の先輩よ。 科学者なんだって。 “爆発”という言葉に 対して並々ならぬ思いを抱いたね。」 しりん:「あのぉ、何していらっしゃるんですの?」 キョーコ/GM:「あら、今猫の手も借りたいところだったのよ。」 ステラ:「キョーコ先輩、ここで何しているんですか?」 キョーコ/GM:「夏祭りのセット毎年作るのは大変でしょ? だから使った後は異 空間に封じ込めて翌年までしまっておくのよ。」 しりん:「でもあの穴から落ちる人もいるんですの。」 キョーコ/GM:「だから今調整しているのよ。」 しりん:「変にいじらないで1日くらい何もしないで放っておいたらいいと 思いますの。」 キョーコ/GM:「放っておいたらこうなったのよ。 本当ならお祭りのセットが小 さく畳まれて1mくらいの箱になるはずなのよ。 それが周りを吸 い込んで全部穴の中に落ち込んじゃったのよ。 穴もちゃんと塞 がるはずなのに」 しりん:「スイッチ切ったらどうなるんですの?」 キョーコ/GM:「下手に切るとそのまま閉じ込められちゃうのよ。」 しりん:「ずっと同じことばかりしていても良くないんですの。 気分転換 するといいんですの。 サンドイッチとサラダがありますから少 し休憩しますの。」 キョーコ/GM:「サンドイッチ? ヘックス!」 ヘックス/クー:「了解…。」 《奪ってダッシュ》。 GM:キョーコさんとヘックス君はむさぼる様に食べている。 しりん:「こんなのならいくらでも作りますのぉ。 一度外に出てゆっくり 休んだ方がいいんですのぉ。 お弁当作ってきますのぉ。」 ヘックス/クー:「まともな…ご飯が…食べられる…。 」 キョーコ/GM:「そうね。 じゃ、穴の上に出ましょう。」
魔女と猫達は1度穴の外に出ます。 しりん:「じゃ、お弁当作ってきますの。」 と言っておうちに帰りますの。 ステラ:そしてあたしにキョーコ先輩押しつけるのね? 「それで何処が悪いかは分かったんですか?」 キョーコ/GM:「この辺りだと思うのだけどね、〜。」 と魔法装置について喋り出す。 ステラ:しまった…。 これはまずい話を振ってしまったわ。 ウミル:話が終るのを《朝めし前》で待っていよう。 ステラ:あたし一人で聞かされるわけね。 GM:理解する気なら『魔女の力』でロール。 ステラ:…。 いいわよ、やってやろうじゃないの。 『魔女の力』1レヴェ ル成功。 GM:では『魔女の力』の欄に『魔法工作』(0)と書いて。 0レヴェルだ から今は意味がないけど、これから成長させることができる。 ステラ:こうなったら第2のキョーコ先輩目指そうかしら。 しりん:まるでTORGの改宗ルールですの。 キョーコさんの話によると、本来ならセットを吸い込んだ後動力が自動的に切れ る様になるはずが、動力が切れずにそのまま動き続けてしまっているそうです。 中に入ってスィッチを切ってしまうとその人はそのまま中に閉じ込められてしま うそうです。 ステラ:「スィッチにタイマーでも付けたらいいんじゃないんですか?」 キョーコ/GM:「タイマー? そんなの面白くないわ。」 ステラ:「じゃ、時限爆弾にして出た後全部吹っ飛ばしましょう。」 キョーコ/GM:「時限爆弾? いいわね。 じゃ、壊しましょう。」 ステラ:「冗談を本気にしないでください、キョーコ先輩。」 キョーコ/GM:「ヘックス。」 ヘックス/クー:「はい…。」 キョーコ/GM:「全部壊しちゃうから爆薬セットして。」 ヘックス/クー:「了解…。」 『安全二の次』と書いたメット被って爆薬持って穴の中に消える。 ウミル:『安全二の次』(笑) ステラ:「ちょっと待ってください、キョーコ先輩。」 キョーコ/GM:「魔女が一度口にしたこと違えちゃ駄目よ。 魔女のおきてね。」 ステラ:「そんなおきてありません。」 キョーコ/GM:「アタシが作ったのよ。 じゃ、壊すから来年はアナタが作ってね。」 しりん:「お弁当作ってきましたの。」 『料理』1レヴェル成功ですの。 《そして心を一摘み》もかけたん ですの。 ヘックス/クー:「爆薬の…セット…完了…。」 キョーコ/GM:「じゃ、爆薬のスィッチはアナタに押させてあげるわ。」 ステラ:「ですから、ちょっと待ってくださいってば。」 しりん:「何やってるんですの?」 キョーコ/GM:「この娘が来年作ってくれるそうだから、今年のは綺麗さっぱり 壊しちゃうのよ。」 しりん:「それはもったいないですの。」 キョーコ/GM:「アナタにはまだ破壊の美学が分からないのね。」 クー:「中に迷い込んだ生き物はどうなるの?」 キョーコ/GM:「一緒に吹っ飛ぶわね。」 しりん:「それは酷いですのぉ。」 キョーコ/GM:「科学には貴い犠牲は付きものよ。」 ヘックス/クー:「流石に…それは…まずいでしょう…。」 キョーコ/GM:「そう? お前がそう言うのなら止めておきましょう。」 ステラ:ヘックスってストッパーね。 ウミル:「考える前に取り敢えずメシにしようよ。」 キョーコ/GM:「ご飯?」 しりん:「迷い込んだ生き物は外に出してあげるんですの。 穴は取り敢え ず蓋つけて塞いでおけばいいんですの。」 GM:今キョーコさんは考えられる状況じゃない。 「ヘックス、それはアタシの豚カツよ。」 ヘックス/クー:「早いもの勝ち…。」 ステラ:「さて…どうしようかな?」 クー:「爆発ってどんなの? 見たことないニャア。」 ステラ:「そんなの見なくていいと思うわ。」 しりん:「迷い込んだ生き物は魔法で誘い出しますの。」
しりんは穴の中に迷い込んだ生き物を集めて帰すことを提案します。 しかし、 中では空間が歪んでいて、同じ建物が複数の場所にあったりするため簡単にはいき ません。 そこで、装置を切替えて無限の空間に無作為に建物が並ぶ状態を有限の空間に規 則的に建物が並ぶ状態にすることになりました。 キョーコ/GM:「でもそんなに長くはもたないわ。」 ステラ:「タイミング合わせてやりましょう。」 しりん:「上から見ていれば建物の構成が変わるのが分かりますから、その ときに外に連れ出しますの。」 キョーコ/GM:「アナタ、装置の方手伝って。」 ステラ:「分かりました、キョーコ先輩。」 しりん:穴の下でロープ出しますの。 下から上に永久に登り続けるロープ ですのぉ。 《登り続ける無限のロープよ出なさい》ですの。 GM:12+今日の魔法力。 しりん:「くーちゃん力貸してなの。」 クー:10。 ステラ:猫バンク稼いでるわね。 もう50越えてるわよ。 しりん:今回はしりんの成長は諦めましたの。 成功ですの。 GM:足元に壷が現れて、そこからロープが上に登っていく。 上の方で も同じ様な壷が現れてロープはその中に消えていく。 しりん:これに捕まっていれば外に出られますの。 キョーコ/GM:「ええっと、ここがこうなってるから…。 そこ、そこのケーブル をこちらに繋いで。」 ステラ:「はい、キョーコ先輩。」 キョーコ/GM:「それじゃなくてその隣の太いやつよ。」 ステラ:「これですね。」 キョーコ/GM:「次はこのパネルをここにせーのと言ったらアナタも填めて。 い い? せーの。」 ステラ:「はい、填めました。」 GM:すると装置のランダムに点滅していたパネルが規則的に点滅しだす。 「あと、向こうの小屋にも同じそうな装置があるから、このパネル を装置のこの部分に填めて。」 ステラ:「ここですね。」 キョーコ/GM:「そうそう、隣にドクロマークのボタンがあるけど絶対押しちゃ駄 目よ。」 ステラ:「ドクロマーク! 気を付けます。」 キョーコ/GM:「時間がないから急いでね。」 ステラ:『速く飛ぶ』2レヴェル成功。 GM:パネルを持って指定された小屋に来た。 ステラ:「ここに填めればいいのね。」 GM:何となく横のボタンが気になる。 ステラ:「はっ。 …。 駄目よ、押しちゃ駄目。」 GM:どうしても押したくなる。 ステラ:『意地っぱり』で抵抗する! …。 失敗。 「ウミル、力貸して。 めいっぱい!」 ウミル:「OK」 ステラ:ここで失敗するわけにはいかないのよ。 良かった、1レヴェル成功。 GM:ドクロマークボタンの誘惑を振り切ってパネルを填めた。 すると 無限に広がっていた空間が有限に変わる。 しりん:《みなさんいらっしゃい》ですの。 GM:するとあちらこちらから生き物が集まってくる。 犬1匹猫2匹…。 しりん:「みなさんほうきに捕まりますの。」 みんなほうきに乗ったらロープ掴んで上がりますの。
キョーコ/GM:「後はこの装置ね。」 ステラ:「取り敢えず入口に蓋でもしません?」 キョーコ/GM:「ヘックス!」 ヘックス/クー:「はい…。」 キョーコ/GM:「スイッチ切りなさい。」 ヘックス/クー:「すると…僕は…生き埋め…?」 キョーコ/GM:「お前は《猫道》で出られるわ。」 ヘックス/クー:「なるほど…。 押します…。」 キョーコ/GM:「アタシ達が出てからよ。」 ヘックス/クー:「もう…押してしまった…。」 ステラ:「ああ!」 キョーコ/GM:「しょうがないわね。 《猫の穴》で帰りましょう。」 ヘックス/クー:「了解…。」 ステラ:「あーあ。 ウミル、《猫の穴》掘って。」 ウミル:「OK。」
しりん:「みんなまだですの?」 GM:穴の外で見ていると、穴の底の方からだんだん塞がってきて、最後 に小さな栓が残る。 しりん:「塞がっちゃいましたの。 でもまだ出てきてませんの」 ステラ:薮の中から出てくるわ。 「《猫の穴》だけは使いたくなかったのに。 ああん、泥だらけ。」 『猫いらず飛行』も6レヴェルあるから《猫の穴》だけは使わずに すむと思っていたのに…。 しりん:「お帰りなさいですの。」
GM:無事仕事を終えたので猫さんにはボスの虎さんが 「ご苦労さん。 約束の〔超〕高級キャットーフードだ。 それか らこの金貨は魔女に渡してやんな。」 ステラ:〔超〕高級キャットフードね。 でもこれ食べると他の物が食べら れなくなるんじゃないかしら。 しりん:「さ、お仕事も終りましたし、お昼寝しますの。 くーちゃん、い らっしゃいですの。」 クー:「ニャー。」 しりん:「すー。 すー。」
『0. トリックスター』リバース 1996/9/14 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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