ウィッチクエストリプレイ

『II. 姫』


キャラクター
  サイ=ソク  13才
    演劇スクールに通うアクトレスの卵。 夢は未来の大女優。
  タマ 1才 ♂
    サイのパートナーの灰色猫。
  ミミ 13才
    飽きっぽいで、様々なアルバイトを転々としている。
    現在は花屋でバイト中だが、早くも飽きはじめている。
  カラクフル   1才 ♀
    白地の茶斑の猫。


サイ:アタシはサイ。 アクトレスの卵よ。 ミミ:子役? GM:子役ってのは、子供なだけで役を貰ってるんです。 卵ってのは、 あちこちオーディション受けてるけど、未だ採用されていない 方達です。 サイ:いい仕事じゃ無かったからこっちから断ってるのよ。 ミミ:見栄っ張り。 サイ:いずれ主役依頼が目白押しになるんだから。 GM:では何処かの演劇スクールでレッスンしてる、ということにし ましょう。 ミミ:魔女の収入って、どうなるの? 割りのいいバイト無いかしら? GM:1月あたり職業に関係した技能+1D6金貨です。 女優なら、<す てきな笑顔>でしょうね。 ミミは花屋のバイトですから<花と 草木>です。 ミミ:花屋は<力仕事>よ。 バケツで水持って走り回るから。 GM:ミミは<力仕事>が6もありますからねぇ。 なら<力仕事>で 収入決めてください。
GM:演劇スクールで、サイのクラスメートがこんな話を持ってきま す。 「ね、聞いた聞いた? 今月の28日に、来月リップの町で開かれ るファッションショーのモデルのオーディションがあるんで すって。」 サイ:「アタシの美しさの出番ね。 どんな服着たって美しい人は美し いことをショーでアピールしてあげる。」 クラスメート/GM: 「魅せるのは服の方よ。」 サイ:「大丈夫大丈夫。 服を着こなすのだって、センス要るから。」 クラスメートGM: 「センスあったの?」
GM:タマ、君がサイの家庭で昼寝をしていると、近くの地面がぼこっ と盛り上がってきました。 タマ:「何だ?」 GM:盛り上がりの真中にぼこっと穴が空いて、サングラスをかけた モグラが出てきます。 「わっ、まぶしい。 しまった、日向に出てしまった。」 じたばたじたばた。 タマ:「何してるんだ?」 GM:モグラは一旦地面に潜ると、今度は日陰に出てきます。 「ああ、まぶしかった。 おかしいな、ちゃんと日陰に出るはず だったのに。」 タマ:「何やってんだか。」 モグラ/GM:「いやぁ、地図はあるんだけど、これが上から見た鳥瞰図でねぇ。 やっぱり、地図は下から見たやつでないと。」 カラクフル:地図を裏返して透かして見ればいいにゃ。 モグラ/GM:「あ、そこの猫さん、この辺りにサイさんて人はいないかい?」 タマ:「家はここだが、今は留守だ。」 モグラ/GM:「それじゃ、帰ったらこの手紙渡してくれないかな?」 タマ:「分かった。 渡しておこう。」 忘れないように手紙の上で寝る。 GM:<美しさ>を振ってみてください。   タマ:失敗。 GM:手紙はぐしゃぐしゃになってしまいました。 タマ:気にせず昼寝。
GM:花屋さんの方には、来月のファッションショーで使う花の予約 注文が来ます。 ミミ:やっぱり、わたしが配達するの? 花屋の主人/GM: 「ミミちゃん、こいつを届けてきてくれ。」 ミミ:「はい。」 やっぱり<力仕事>? …失敗。 「2回に分けて運んでいいんですか?」 花屋の主人/GM: 「ああ、急がないから、丁寧に運んでおくれ。」 ミミ:「ふぅ、早く次の仕事探そっと。」 GM:そこでミミがふと傍の花を見ると、花の一部の色が変わってい ます。 ミミ:「あれ? どうして色が違うのかな?」 カラクフル:「変わりユリとか、変わりカーネーションとか札を付けて売れ ばいいにゃ。」 ミミ:「こら、お店に入ってきちゃ駄目でしょ。」 カラクフル:「大人しくしてるにゃ。」 ミミ:色が変わってるって、どんな感じ? GM:<魔女の力>で振ってみてください。 ミミ:2レヴェル成功。 GM:色の変わった部分は、文字のようです。 『明日22日は魔女夜会の日でしてよ。 午後6時に、グレイウッ ズ山の頂上にいらして。 ジェニファ・シュテルン』 と読めます。 ミミ:「22日…ということはもうすぐお給料日ね。」 カラクフル:「給料日ということは、塩スープじゃないにゃ。」 ミミ:「そうよ、塩胡椒スープよ。」 花屋の主人/GM: 「おいおい、それじゃ、うちの給料が安いみたいじゃないか。」 ミミ:「そんなこと言ってません。 でも、もうちょっと貰えると嬉し いかな、って。」 花屋の主人/GM: 「やれやれ、ミミちゃんには敵わないな。」
サイ:「ただいま。」 タマ:「手紙が来てるぞ。」 サイ:「ありがと。 あら? この手紙どうして泥だらけなの?」 タマ:手紙に《ぐるうみんぐ》。 ミミ:あ、偉い猫。 カラクフル:ボクなら、自分に《ぐるうみんぐ》かけて、 「僕は綺麗だから、泥はボクのせいじゃなにゃ。」 って言うにゃ。 さらに《忘れたにゃぁ》もかければ完璧にゃ。 タマ:僕は協調性があるんだ。 GM:手紙の文面は、ミミのところと同じです。 『明日22日は魔女夜会の日でしてよ。 午後6時に、グレイウッ ズ山の頂上にいらして。 ジェニファ・シュテルン』 カラクフル:ところで、《ぐるうみんぐ》をかけたら、文字まで消えたりし ないにゃ? GM:汚れと間違うような汚い字だと消えるかもしれません。
GM:翌日になりました。 今日の夕方に魔女夜会があります。 飛ん でいくのなら、1時間もあれば着きますが。 サイ:魔女夜会って、猫はつれていけないのよね? わたし、《猫要ら ず飛行》持ってないんだけど。 ミミ:《ねこのあな》♪ 《ねこのあな》♪ サイ:《ツバメになぁれ》。 GM:29+今日の魔法力です。 サイ:6ゾロ以外は成功。 (コロコロ) 成功ね。 GM:残念、ファンブルしたら、若いツバメにしてあげようと思った んですけど。 一同笑。 サイ:「それじゃ、行ってくるわね。 ちゃんと留守番してるのよ。」 タマ:「行ってらっしゃい。」
カラクフル:「今日は魔女夜会の日にゃ。 《猫の穴》作るにゃ?」 ミミ:ねこポイント3個分貸して。 カラクフル:了解。 (コロコロ) あれ? 3個振ったのに5点しかねこポイント 貰えなかったにゃ。 GM:経済的な猫ですね。 ミミ:《猫要らず飛行》は…1レヴェル成功。 「ちゃんと留守番してるのよ。」 カラクフル:「あの、今日の晩御飯は?」 ミミ:「頑張って調達して。 じゃ。」 GM:自力で餌を取るのなら、<強さ>を振ってください。 カラクフル:ボクの<強さ>は1なんだにゃ。 失敗にゃ。 ミミ:あら、あなたメス猫だったの? GM:カラクフルはあと1歩で鼠を捕まえることができませんでした。 カラクフル:「ああ、ご飯が。」 鼠/GM:「やーい、のろま。 そんなのに捕まるわけないぜ。」 カラクフル:鼠に《不幸招き》にゃ。 GM:仕返しに《不幸招き》とは暗いですね。 勝ち誇って笑っている 鼠の後から、もう1匹猫がやってきます。 さて、タマ、君の前 に、向こうを向いて笑ってる鼠がいますよ。 タマ:捕まえる。 …失敗。 鼠/GM:「ああ、びっくりした。 鈍い猫で助かったぜ。」 鼠はそのまま逃げていきます。 カラクフル:あの鼠を捕まえるのは諦めるにゃ。 喋る奴はご飯にしたくない にゃ。 GM:猫からすれば、鼠はみんな喋るんですけど。 カラクフル:「あ〜あ、また《ねこまんま》にゃ。」 ミミ:そういえば、お金が無くて猫に《ねこまんま》出してもらって 食べたって、魔女がいたそうね。
GM:魔女さん達は、魔女夜会の会場に着きました。 2人とも、朝に 出発したので、まだ準備中です。 サイ:椅子を並べるのを手伝うわ。 ミミ:わたしも<力仕事>得意だし。 (コロコロ) 1レヴェル成功。 花屋より、こういう仕事の方が向いてるかな? GM:1度に5脚くらいの椅子を軽々と運んで注目を浴びます。 「ね、あの子、筋肉盛り上がってるわよ。」
GM:夕方になると、あちこちから魔女達が集まってきます。 ほと んどが箒で飛んできますが。中には妙に泥汚れが目立つ人も。 ミミ:《ねこのあな》♪ 《ねこのあな》♪ GM:魔女夜会と言っても、やっていることは単なるお茶会と変わり 有りません。 料理好きな魔女も多いので、テーブルには様々な 手料理が並べられ、そこでお喋りするわけです。 先月起こった 事件の噂話とか、来月起こる事件の噂話とか。 サイ:何よ、その来月起こる事件ってのは。 魔女/GM:「ね、聞いた聞いた? 明日、ノルの町の茶トラが、鼠追いかけようとして川にはま ったそうよ。 本当よ。 私が見たわけじゃないけど、明後日 噂でそう聞いたんだから。 …あ、違った。 明日、ノルの町の茶トラが、鼠追いかけようとして川にはま るそうよ。 本当よ。 私が見るわけじゃないけど、明後日噂 でそう聞くんだから。」 サイ:時制が難しい会話ね。 カラクフル:未来形の会話にゃ。 GM:始まってからしばらくすると、ミミとサイはここの夜会のトッ プらしい金髪縦ロールの魔女に呼ばれます。 「ほっほっほ、来てくださってありがとう、貴女方を歓迎しま してよ。 あたしがこの辺りの中魔女ジェニファ・シュテルン よ。」 サイ:「サイです。」 礼儀正しくお辞儀を。 <礼儀作法>1レヴェル成功。 ミミ:「ミミです。 よろしくお願いします。」 <素敵な笑顔>3レヴェル成功。 ジェニファ/GM: 「ほっほっほ、素敵な方達ね。 貴女方を魔女としてお迎えでき て光栄でしてよ。 それでは、皆さんの前で自己紹介していた だけるかしら?」 サイ:「サイです。 将来の大女優目指して修行中です。」 ミミ:「ミミです。 今は花屋でバイトしてるけど、自分に合った仕事 を探しています。」 GM:2人のパートナーは灰色猫と斑猫ですから、割とまともですね。 「あの娘達、わりとまともなパートナー見つけたみたいね。」 「羨ましいわ。 私は緑とピンクのストライプなのに。」 「あたしなんて、黒地に赤で“喧嘩上等”なんて背負わなきゃ いけないのよ。」 サイ:そうそう、ファッションショーのことについては、誰か知って る人はいない? GM:他ならぬジェニファさんが知っています。 「ほっほっほ、あたしは当然出場しましてよ。 このあたしの美 しさを魅せる機会を逃すことは世界にとって大きな損失。 逃 すわけにはいかなくてよ。」 サイ:「アタシも今回オーディション受けるんです。」 ジェニファ/GM: 「貴女なら、きっと受かりしてよ。 一緒に舞台を歩きましょう。」 サイ:「はい。 未来の大女優として、立派に務めを果たしてみせます。」 ジェニファ/GM: 「さぁ、あの一際輝くシネマの星になるのよ。」 ミミ:誰か、この2人を黙らせて。 ジェニファ/GM: 「ほっほっほ、それはともかく、貴女達にはやっていただきた いお仕事がありますの。 受けていただけるかしら?」 サイ:「どんなお仕事ですか?」 ジェニファ/GM: 「貴女達が住んでいるノルの町の南にあるリップという町で、 ちょっと困ったことが起こってるのをご存知? 困っている人 を助けるのは魔女の役目。 是非とも貴女達にしていただきた くてよ。」 ミミ:仕事引き受けたら、次の舞台間に合わないんじゃない? サイ:大丈夫。 28日までに解決すればいいわ。 ミミ:…そして1月が過ぎた。 GM:では寿命を1月分減らしてください。 ミミ:「困ってるのは、ちょっとだけ?」 ジェニファ/GM: 「人にも拠るけど、かなり困ってる人もいましてよ。」 サイ:「どう困ってるんですか?」 ジェニファ/GM: 「それは貴女達の目で確かめてごらんなさい。 その町で服屋を しているキャリーという方が、助けを求めてこられましたの。」 ミミ:「お針子が足りないんですね? わたし、花屋よりお針子の方が 向いてるような気がしてたんです。」 ジェニファ/GM: 「お針子が問題というわけではありませんわ。」 サイ:魔女夜会に来てる魔女で、リップの町から来てる魔女はいる? GM:聞きこみをするなら、<礼儀作法>か<素敵な笑顔>を振って ください。 サイ:<礼儀作法>で2レヴェル成功。 魔女/GM:「そういえば、リップの町に1人いたはずだけど、今夜も来てな いわね。 最近見ないけど、どうしたのかしら?」 サイ:「その人が来ない事情については誰か知ってる?」 ジェニファ/GM: 「あの娘もいろいろあったから。」
GM:やがて魔女夜会は終了しました。 「お菓子とか、余ってるから、良かったら持って帰って。」 ミミ:帰りは動物に変身して帰るわ。 鳥になったら箒持てないから、 《子馬さんになぁれ》で箒背負って。 サイ:アタシは箒どうしたのかな? GM:家に置いてきたんじゃないですか? サイ:それじゃ、帰りは夜だから《梟になぁれ》。
カラクフル:そういえば、ミミが新しい仕事欲しいって言ってたにゃ。 よし、 探してあげるにゃ。 GM:猫が仕事探しって、どうやってするんですか? カラクフル:その辺り歩いてる猫に聞くにゃ。 猫/GM:「みゃ? 何か用みゃ?」 カラクフル:「仕事探してるにゃ。」 猫/GM:「お前さんが仕事するのかみゃ?」 カラクフル:「人間の仕事にゃ。 何処かに猫の手も借りたいって言ってる人 間はいないにゃ?」 猫/GM:「そんなこと、おいら達に訊いてどうするみゃ。 おいら達にと っちゃ、人間の仕事なんて猫に小判みゃ。」 カラクフル:「魚屋さんのバイトとか、ないにゃ?」 猫/GM:「あってもおいら達のところにそんな猫に鰹節みたいな話がく るわけ無いみゃ。 人間のことなんて放っておいてノラとして 暮らすのが一番みゃ。」 カラクフル:「でも放っておけないにゃ。」 猫/GM:「飼い猫になると、誇りを失うみゃ。 下手すると、鼠にも莫迦 にされるようになるみゃ。」 カラクフル:「うっ。」 猫/GM:「風の噂で聞いたみゃ。 何処かの飼い猫が、鼠に莫迦にされて 泣いて帰ったそうみゃ。 そうなったら猫としておしまいみゃ。 猫もまたいで通るみゃ。」 カラクフル:たらーっ。 猫/GM:「どうしたみゃ? 顔色悪いみゃ?」 カラクフル:「ちょっと用事を思い出したにゃ。 バイバイ。」 猫/GM:「ま、ノラになるつもりだったら、いつでも言うみゃ。 餌場と か、教えてやるみゃ。」
ミミ:「ただいま。 カラ、わたし、花屋のバイト辞めることにしたの。 花屋って、素敵だなって思ってたけど、いつも水汲みばかり なんだもん。」 カラクフル:「土運びすればいいにゃ。」 ミミ:「土だろうと水だろうと重たいことには変わり無いでしょ。 と にかく、明日、お店を辞めて新しい町に行くのよ。 素敵でしょ。 新しい町、新しい出会い、新しい仕事。」 カラクフル:「いつものことにゃ。」 ミミ:「あなた本気にしてないわね。」 カラクフル:「だって、仕事っていつも1週間くらい、長くもって2週間にゃ。」 ミミ:「1週間は長いわ。」
サイ:「ただいま。 タマ、ちゃんとお留守番してくれた?」 ミミ:「あら、この灰色の子はあなたの子?」 サイ:「タマって言うの。」 ミミ:「この茶斑の子はわたしの子でカラって言うの。」 カラクフル:「そういえば名乗ってなかったにゃ。 ボクカラ。」 タマ:「君から名乗るのか?」 カラクフル:「そうにゃ。 ボクカラ。」 タマ:「…。」 カラクフル:「…。」 タマ:「で?」 カラクフル:「だからボクカラ。」 サイ:そのあまりのギャグの白さに、空気を白くするわ。 GM:空気を白くする魔法? なら24+今日の魔法力です。 サイ:(コロコロ) 6ゾロ! ファンブル! GM:サイは真っ白に燃え尽きました。 サイ:偉くなると白くなるのよ。 最初は黒から始まって、赤,橙,黄 緑,青,紫,白ね。 GM:燃え尽きた人がそのようなセキュリティクリアランスに反する 発言をしてはいけません。 タマ:「どうしたんだ?」 サイ:「1時間もすれば元に戻るわよ。」 GM:戻るといいですねぇ。 サイ:元に戻るまで我慢よ。 GM:我慢するなら<いじっぱり>を振って下さい。 サイ:耐えたわ。
翌朝。 GM:サイは元に戻れるかどうか、<魔女の力>を振って下さい。 サイ:タマ、力貸して。 3個分。 タマ:(コロコロ) 14点だ。 ミミ:それはなかなか削ったわね。 カラクフル:同じ3D振ってボクは5点だったのに。 ミミ:カラは経済的な猫なのよね。 サイ:アタシの判定は成功したわ。 GM:朝起きるとサイは元通り灰色に戻ってました。 サイ:そもそもアタシ、朝起きられるのかしら? タマ:起こしてやるぞ。 しゃきん。
ミミ:朝一番に花屋へ行って、仕事辞めたいって言うわ。 花屋の主人/GM: 「辞めちゃうのかい? ミミちゃんのおかげで本当に助かってた んだけど。」 ミミ:「わたし、自分に合った仕事を探して違う土地に行こうと思う んです。」 花屋の主人/GM: 「花屋だって合ってると思うんだけどね。 重い土だって軽々と 運んでくれるし。 まぁ、そういうのなら仕方が無い。 新し い土地に行っても頑張るんだよ。」 ミミ:「お給料ください。」 GM:<すてきな笑顔>を振ってください。 ミミ:カラ、3個貸して。 カラクフル:(コロコロ) 8にゃ。 また平均以下にゃ。 ミミ:判定は失敗。 GM:2金貨渡されます。 ミミ:「ありがとうございます。 本当の自分を探しに行ってきます。」 花屋の主人/GM: 「若いうちにそうやって模索するのはいいことだ。 じゃ、元気 でな。」
サイ:それじゃ、リップの町に出発。 「たま、箒の先に乗って。」 タマ:「OK。」 サイ:<速く飛ぶ>。 (コロコロ) エンジンのかかりが良くないわね。 タマ:「どうした? 出発しないのか?」 サイ:「ちょっと待って。」 <高く飛ぶ>で2レヴェル成功。 GM:サイは雲を突き抜けて大気圏上界近くまで昇りました。 地面は 雲に隠れて見えません。 ミミ:わたしは<長時間飛ぶ>で2レヴェル成功。 カラクフル:いつもより長く飛んでいますにゃ。
GM:先に着くのはミミ達ですね。 前方にリップの町の門が見えてき ました。 ミミ:「さぁ、カラ、ここがわたし達の新しい町よ。」 カラクフル:「今度は何日もつのかにゃ。」 GM:ところで、ミミは先ほど<長時間飛ぶ>で2レヴェル成功してま すから、箒はまだしばらく浮きっぱなしです。 ミミ:魔法切れないの? GM:<長時間飛ぶ>だと、長時間飛んでしまいます。 同様に<速く 飛ぶ>だと速く飛んでしまいますし、<曲芸飛行>だと曲芸し してしまいます。 ミミ:まぁいいわ。 別に害は無いから。 じゃ、キャリーさんの服屋 へ向かうわ。 GM:<裁縫>を振ってみてください。 ミミ:1レヴェル成功。 GM:町の中に何人か、妙な格好をした人が見うけられます。 紫色の ラメの入った服です。 ミミ:ちょっと変かな? GM:かなり変です。 舞台衣装ならともかく、普段着る服ではありま せん。 ミミ:サイちゃんならあんな服気に入るかも。 サイ:そんな趣味悪くないわよ。 ところでアタシはいつ着くの? GM:現在あなたは地上目指して急降下中です。 これ以上速く降りる と、大気との摩擦で発火する危険があります。 ミミ:紫を着てる人の中に年が近そうな人はいる? GM:12,3才くらいの男の子がいます。 ミミ:呼び止めて<すてきな笑顔>。 2レヴェル成功。 サイ:たぶらかした? 男の子/GM:「ぼ、僕に何か用?」 どきどき。 ミミ:「わたしミミ。 ちょっとお話してもいい?」 男の子/GM:「ぼ、僕と? も、もちろんだよ。 僕はマイケル。」 ミミ:「君、素敵な服を着てるわね。」 マイケル/GM:「え? この服素敵? そ、そうかな。」 ミミ:「とっても目立ってるわよ。」 マイケル/GM:「目立つよねぇ、やっぱり。」 ミミ:「キラキラしてて格好いいわ。 俳優さんみたい。」 マイケル/GM:「そう? そっか、この服素敵なんだ。」 ミミ:まずいこと言っちゃったかしら? 「何処で作ったの?」 マイケル/GM:「作ったんじゃないんだ。 朝起きたら、服がこれになってたん だ。」 ミミ:「パジャマがそれに変わったの?」 マイケル/GM:「着てたパジャマはそのままだよ。 箪笥にある服が全部こんな 感じの紫のになってたんだ。」 ミミ:「うちの人は?」 マイケル/GM:「父さんの服も全部紫に変わっちゃったんだ。 母さんの服はま だ2,3着は残ってるけど。」 ミミ:「お母さんとお話聞きたいんだけど。」 マイケル/GM:「うちに来る?」 ミミ:「今から行ってもいい?」 マイケル/GM:「も、もちろん。」 どきどき。
GM:サイ、遥か下の方でミミが男の子をナンパしてるのが見えます。 サイ:「まったく、しょうがないわね。」 服屋を探すわ。 GM:上空から探すなら<空中での方向感覚>を振ってください。 サイ:<空中での方向感覚>は持ってないわ。 地上に降りて聞きこみ ね。 GM:町の人に聞けば、キャリーさんの服屋の場所はすぐわかります。
GM:ミミはマイケル君の家に案内されました。 ミミ:「はじめまして、こんにちは。」 お母さん/GM:「あら、マイケルの友達にこんな可愛いお嬢さんがいたのね。」 ミミ:<すてきな笑顔>でさり気なく朝ご飯がまだなことを伝えるわ。 (コロコロ) 2レヴェル成功。 お母さん/GM:「紅茶はお好き?」 ミミ:「はい。」 GM:紅茶とパンケーキを出されました。 カラには暖めたミルクです。 カラクフル:「にゃ。」 お母さん/GM:「まぁ、仲がよろしいのね。」 ミミ:「マイケル君の服のことをお聞きしたいんですけど。」 お母さん/GM:「あなたはこの町の人じゃないのね? 最近この町で、服が次々 とこんな紫のラメに変わってるの。 ミミ:お母さんの服は? GM:普通の服です。 「わたしの服はまだ何着か残ってるんですけど。」 ミミ:この町は魔法を信じる力は高いの? GM:信じると信じないが半々くらいです。 ミミ:「変わった服を見せてもらえませんか?」 お母さん/GM:「どうぞ。」 ミミ:<魔法を調べる>で…失敗。 「箪笥に入れていたら変わってしまうんですか?」 お母さん/GM:「ええ。 朝起きると、何着かずつ変わっていくんです。」 ミミ:「いつから始まったんですか?」 お母さん/GM:「10日ほど前からです。」 ミミ:「元の服は何処で作ったんですか?」 お母さん/GM:「この先の通りにあるキャリーさんという方が経営する服屋で 買ってきたものです。」
サイとタマはキャリーさんの服屋へやってきました。 GM:入り口には『閉店』の札が掛かっています。 サイ:「こんにちは。」 GM:17,8才くらいの女性が出てきます。 「すみません、今閉店中なんです。」 サイ:「キャリーさんですね? アタシ、中魔女のジェニファさんに紹 介されてきた魔女です。」 キャリー/GM:「来てくださったんですね。 ありがとうございます。」 サイ:「困っていることがあるとか?」 キャリー/GM:「そうなんです。 最近、朝起きると、服が紫色のラメ入りに変 わってるんです。 こちらの服を見てください。」 服屋の一角には、ラメ入り紫の服が山積みです。 「来月のファッションショーにも出す予定でしたんですけど、 これじゃファッションショーどころじゃありませんね。」 サイ:「派手ね。」 キャリー/GM:「そうなんです。 うちだけじゃなくて、この町のどの家でも朝 になると服が変わってるみたいなんです。」 サイ:「心当たりは無い?」 キャリー/GM:「心当たりといっても、こんな大掛かりなわりには実りの少な そうなことする人なんているわけないでしょうし。」 ミミ:「こんにちは。」 キャリー/GM:「すみません、今閉店中なんです。」 ミミ:「魔女です。 困っているそうなので、お助けできたらと。」 サイ:「魔女なら間に合ってるわよ。」 ミミ:「あら、先に着いてたの?」 サイ:「まっすぐ来たらすぐ着くでしょ。」 カラクフル:「美味しかったにゃ。」 サイ:「まったく何やってんだか。 ところでキャリーさん、ラメ入り 紫に特別思い入れがあった人って知らない?」 キャリー/GM:「ラメ入り紫なんて、俳優か歌手が舞台上で着るくらいじゃな いですか?」 サイ:この町には舞台はある? GM:ありません。 ミミ:「どうして紫なのかな?」 カラクフル:「醤油のことを寿司屋じゃ紫って言うにゃ。」 ミミ:「ひいお祖父さんが醤油の一気飲みしたたたりかも。」 サイ:「捨ててしまってもいい服ってあります?」 キャリー/GM:「こちらの古い型のワンピースでよろしければ。」 サイ:「この服は最初はどんな絵柄だったの?」 キャリー/GM:「それは元は白いワンピースでした。」 サイ:《白いワンピースになぁれ》。 GM:7+今日の魔法力です。 サイ:(コロコロ) 成功。 でも明日になればまた紫に変わるかもしれ ないわね。 GM:今白くした服ですが、次第に紫に変わっていきます。 「あら? このワンピース、私が作ったのと違うみたい。」 ミミ:「ここで作った服なんでしょ?」 キャリー/GM:「いえ、どうも違うみたいです。 元々の服とはデザインが微妙 に違います。 それにこんな刺繍もありませんでしたし。」 サイ:「このデザインに見覚えは?」 キャリー/GM:「いえ、覚えはありません。」 ミミ:「他に服屋の知り合いはいますか?」 キャリー/GM:「この町ではシュナイダーという方が服屋をやってきます。」 ミミ:シュナイダーって、まんまね。 仕立て屋って意味でしょ? 「シュナイダーさんとは仲がいいんですか?」 キャリー/GM:「はい、あちらは紳士服が主ですから、商売上でもぶつかりま せんし。」 ミミ:「そちらも紫汚染に?」 キャリー/GM:「そうなんです。 背広が皆紫ラメになってしまったって困って ました。」 ミミ:<裁縫>で調べてみるわ。 2レヴェル成功。 GM:縫製はしっかりとしています。 プロ並の仕立て職人が作ったも のでしょう。 刺繍もかなりのテクニックが求められる図案です。 ミミ:服に<魔法を調べる>。 1レヴェル成功。 GM:<魔法文字を読む>は持ってますか? ミミ:持ってないわ。 GM:刺繍は実は何らかの文字ではないかと思われます。 ミミ:「サイちゃんは魔法文字は知ってる?」 サイ:「貸してごらんなさい。」 <魔法文字>は知らないけど、<いじっぱり>だから知らない と言えない。 <魔女の力>で代用できない? GM:代用するには2レヴェル成功が必要です。 サイ:それは難しいわね。 ミミ:刺繍を紙に写せる? GM:時間をかければ可能です。 ミミ:刺繍を写した紙に《話せるようになぁれ》。 GM:17+今日の魔法力です。 ミミ:成功。 「紙さん、紙さん。」 紙/GM:「何?」 ミミ:「あなたに書かれている文字が読めないの。 何て書いてあるか、 分かる。」 紙/GM:「でも書いたのあんただろ?」 ミミ:「わたしは写しただけ。 お願い、助けて。」 紙/GM:「そう言われても、おいら、見てのとおりぺらぺらで脳みそ無 いから。」 ミミ:「…紙に訊いたのが間違いだったわね。」 カラクフル:「苦しいときの紙頼みに頼っちゃいけないにゃ。」 ミミ:中魔女様にお手紙出すわ。 『この魔法文字が読めません。 どういう意味か教えていただけ ませんか。』 で、《届け紙飛行機》。 GM:19+今日の魔法力。 ミミ:成功。 「これで返事がくれば進展するはずね。」 サイ:「シュナイダーさんの方にも聞き込みしてみない?」
サイ:「ところで、朝ご飯もう食べた? アタシ、お腹が空いてきたん だけど。」 GM:近くに喫茶店があります。 サイ:ならそちらで軽く食べるわ。」 ウェイトレス/GM: 「いらっしゃいませ。」 ラメ入り紫のエプロンを着たウェイトレスがいます。 サイ:「ホットトーストお願い。 それからこの子にミルク。」 ウェイトレス/GM: 「かしこまりました。」 サイ:「そのエプロンはいつ紫になったの?」 ウェイトレス/GM: 「2日前です。 朝出勤してきたらこれになってたんです。 ああ、 ついに私にも来たか、と思いました。」 サイ:そのエプロンにも刺繍はある? GM:あります。 サイ:「この刺繍に見覚えは? 紫ラメになる前にこんな刺繍はあった?」 ウェイトレス/GM: 「いいえ。 ウェイトレスの制服にこんな派手な刺繍はありませ ん。」
ミミ:シュナイダーさんの服屋へ行って 「すみません、キャリーさんの服屋の方から来た魔女ですが。」 消防署の方から来た、みたいな言い方になったわね。 「ちょっとお話を伺いたいんですけど。」 シュナイダー/GM: 「どうぞお入りください。」 ミミ:室内を見まわします。 GM:紫の背広、紫のシャツ、紫のネクタイ…。 ミミ:洋服屋なら反物があるわね? 反物も紫? シュナイダー/GM: 「紫になった反物はありません。 変化してるのは全て完成品で す。」 ミミ:「この店で、紫ラメの布を置いていたことはありますか?」 シュナイダー/GM: 「いいえ。 紫ラメなんて、特に注文が無い限り扱いません。」 ミミ:「いつから変わりだしたんですか?」 シュナイダー/GM: 「最初に変わったのは9日前です。 背広が3着変わりました。」 ミミ:その3着を見比べてみる。 型は同じ? <裁縫>2レヴェル成功。 GM:3着とも同じ型紙から作られたと思われます。 ミミ:「この刺繍は前からありましたか?」 シュナイダー/GM: 「いいえ。 背広に刺繍などございません。」 ミミ:「何処かで見覚えはありませんか?」 シュナイダー/GM: 「覚えはございませんが…。 あ、いや何処かで見たような気も。」 ミミ:《あなたはもう忘れたかしら》。 GM:10+今日の魔法力です。 ミミ:(コロコロ) 駄目、通らない。 明日になれば魔法力9になるか ら魔法ガシガシ使えるようになるんだけど。
サイ:「ミミ、シュナイダーさんのところで何かわかった?」 ミミ:「シュナイダーさんは何か事件に関係することを知ってたみた いね。」 カラクフル:「忘れたって言ってたにゃ。」 ミミ:「そう、どうにかして思い出させればいいんだけど。」 サイ:「魔法使えば?」 ミミ:「今日はゲンが悪いからまた明日にするわ。」 サイ:「つまり失敗したのね。」 ミミ:「紫に変化するのは完成品だけってことは分かったわ。 反物は なにも起きないみたい。」 サイ:「了解。 なら後はアタシ達に任せてアナタはバイトでも探して いらっしゃい。」 ミミ:「ありがとう。 でももうバイトの当てはあるから。 やっぱり、 わたしって服屋が天職だと思うの。」
サイ:この町で一番の物知りな人を探すわ。 町の人/GM:「物知りと言えば、この先に住んでるウィリアム爺さんだな。 大変な頑固者だけどな。」
サイ:「こんにちは。」 ウィリアム/GM: 「何ぢゃ?」 いかにも頑固そうなお爺さんは、穴を空けた樽から首と手足を 出しています。 ミミ:樽を服の代わりにしてるの? GM:そうです。 「何ぢゃ、用ならさっさと言うのぢゃ。」 サイ:<礼儀作法>1レヴェル成功、 「はじめまして、アタシ、魔女のサイといいます。 ウィリアム さんは町一番の物知りと伺ったもので、お話をお伺いできな いかと。」 ウィリアム/GM: 「何を知りたいのぢゃ?」 サイ:「最近、この町で服が紫色に変わっているそうですが。」 ウィリアム/GM: 「うむ。 ワシの服も、全て気味の悪い紫に変わってしまったの ぢゃ。 あないなものを着るくらいなら、樽の方がましぢゃ。」 サイ:「紫の服に付いている刺繍に見覚えはありませんか?」 ウィリアム/GM: 「刺繍? そうぢゃな、あの刺繍は…何処かで同じようなのを見 たことがあったのう。 さて、何処だったか。」 サイ:《あなたはもう忘れたかしら》。 GM:9+今日の魔法力です。 サイ:タマ、2D貸して。 タマ:8点貸して、ねこポイント4点貰った。 サイ:(コロコロ) 成功。 ウィリアム/GM: 「思い出した。 確か、1月ほど前に、これと同じような服を着 た娘さんがおったぞ。 うむ、紫の服なのぢゃが、不思議と違 和感無く着こなしておったのう。」 サイ:「その娘さんは何才くらい?」 ウィリアム/GM: 「17,8くらいかのう。」 サイ:「もしかして、猫を連れていませんでした?」 ウィリアム/GM: 「おお、そういえば猫を連れておった。 紫の猫とは珍しいのう。」 サイ:ひょっとして、魔法のファンブルが原因? ミミ:まさか、ラメ入り紫の魔女を魔女夜会で見たりしてないわよね? GM:夜会にはいませんでした。 ミミ:流れの迷惑な魔女? カラクフル:欠席した魔女はどうにゃ? この町の魔女が1人欠席してたはず にゃ。 ミミ:「その人は今何処に?」 ウィリアム/GM: 「この町で空家を探しておったようぢゃのう。 今のところ町の 中には空家は無いから、郊外に家を建てるしかない、と答え たのぢゃが。」
サイ:「それじゃ、その迷惑な魔女を探しましょう。 さて、何処から 手をつけようかしら。」 ミミ:<占い>でその魔女の居場所を占ってみるわ。 (コロコロ) 1レ ヴェル成功。 GM:あるイメージが浮かんできます。 世界中の人が、紫ラメを着て います。 ミミ:「ひぃー、広がっていくの、これ?」 サイ:「なるほど、これが本当の世界制服ね。」 ミミ:周りの空気を白くする。 「寒いわよ、あなた。」 サイ:「ちょっとしたジョークも飛ばせないと女優になれないわ。」 ミミ:「そんなベタなジョーク飛ばしてどうするの。」 サイ:「さ、それはともかく、魔女を探しましょ。」 ミミ:「町の猫に聞いたら何か分かるんじゃない?」 サイ:「そういうわけだから、タマ、よろしくね。」 カラクフル:「この町の猫に知り合いはいないにゃ。」 サイ:「聞きこみしてよ。」 GM:聞きこみするなら<美しさ>を振ってください。 タマ&カラクフル: 失敗。 猫/GM:「人に物を聞くときはそれなりの物を用意するみゃ。」 カラクフル:「この《ねこまんま》じゃ駄目?」 猫/GM:「ああ、そろそろ秋刀魚がうまい季節みゃ。」 カラクフル:秋刀魚…ミミに言っても買ってくれそうにないにゃ。
サイ:「魚屋さん、秋刀魚5匹ください。」 魚屋/GM:「あいよ。」 サイ:「タマ、うまく聞きこみできたら、この秋刀魚1匹くらい食べて もいいわよ。」 タマ:「分かった。」 4匹は隠して1匹だけ持っていく。
タマ:「話聞かせてくれ。 この秋刀魚は挨拶代わりだ。」 猫/GM:「中々気が利くみゃ。 はぐはぐ、やっぱり秋刀魚は目黒に限る みゃ。 で、何か聞きたいことあるみゃ?」 タマ:「紫の猫を探しているんだ。」 猫/GM:「ああ、今月新しくきた奴のことみゃ?」 タマ:「どんな奴だ?」 猫/GM:「礼儀正しい奴だったみゃ。 飼い猫として結構苦労してきたみ たいみゃ。」 タマ:「今何処に?」 猫/GM:「この先の森の中の小屋に住んでいるそうみゃ。」 タマ:「ありがとう。」 隠しておいた4匹の秋刀魚食べてから帰る。
タマ:「ただいま。 あちこち走り回ってお腹減ったぞ。」 サイ:「ご苦労様。 で、何かわかった?」 タマ:「森の中の小屋にいるみたいだぞ。」 ミミ:「もう分かったの?」 サイ:「アタシの子なんだから、当然よね。」 ミミ:「いいわね、しっかりした子で。」
サイ:森目指して<速く飛ぶ>。 1レヴェル成功。 ミミ:<長時間飛ぶ>でゆっくり追いかけていくわ。
GM:サイが森の上を高速で飛んでいると、森の中に天窓のある小屋 が1軒建っているのが見えました。 サイ:玄関をノック。 GM:でっぷり太った男が出てきます。 「お嬢ちゃん、何か用かいねん?」 サイ:「ここら辺りに紫色の珍しい猫がいるって聞いたんですけど、 ご存知ありませんか?」 太った男/GM:「知らんねん。 ここは子供の来る所じゃないんねん。 さっさ と帰るねん。」 サイ:ひとまず引き下がるわ。
サイ:「タマ、あの天窓から中の様子を見てきて。」 タマ:「承知。」 GM:天窓から入るなら<美しさ>を振ってください。 タマ:《猫かぶり》で<美しさ>+5だ。 (コロコロ) 1レヴェル成功。 GM:屋根にヒラリと跳び乗りました。 天窓の真下には、直径30cmくらい先の尖った筒がありました。 その筒の横 で背の高い大きな鼻の男が何やら作業していました。 小屋の奥には、紫の服の女性がミシンで裁縫している姿が見えました。 大鼻の男/GM:「もうすぐよん、もうすぐ世界はあたし達のものよ〜ん。」 タマ:猫はいる? GM:見たところ猫はいません。 猫用の食器など、猫用品はあるので 何処かにいるとは思われますが。 タマ:戻ってサイに報告。 サイ:「もう少し観察した方がよさそうね。 アタシも猫になるわ。」 《猫になぁれ》で天窓から侵入。 GM:<普通の力>で成功すれば屋根には登れます。 気付かれずに中 に入るには3レヴェル以上の成功が必要です。 サイ:1レヴェルは成功。 筒は見えるわよね? どんな筒? GM:何らかの機械らしく、メカニックな印象を受けます。 サイ:その横で危ないことをつぶやいている男がいるわけね? GM:大鼻の男は 「これが完成すれば、世界が手に入るのよん。」 とか言いながら作業する手を休めています。 すると裁縫中の女 性から、 「ボウヤー、口動かす暇あったらさっさと手をお動かし。」 と叱咤が飛びます。 サイ:男に《説明的なセリフをつぶやく》。 GM:17+今日の魔法力です。 サイ:タマ、力貸して。 タマ:4点貸したぞ。 サイ:(コロコロ) 借りたおかげで成功。 タマ、大好きよ。 ボウヤ−/GM:「ノロージョ様、この爆弾さえ完成すれば、ノロージョ様の世 界中を紫の服で埋め尽くすという野望が達成できますねぇ。」 カラクフル:やっぱりそういう名前なのにゃ。 ミミ:なんてベタな。 ノロージョ/GM: 「ボウヤー、口を動かす前に手を動かせっていってるでしょ。 それからデブートン、お前はさっさと燃料を運び込むんだよ。」 ボウヤー&デブートン/GM: 「あらほらさっさ。」 ミミ:GM、ウィッチクエストの世界観を間違ってない? GM:さぁ?
サイ:《とんぼになあれ》。 これで気づかれずに室内に入れるわね。 作った服はどうしてるの? GM:完成した服はデブートンが隣の部屋に運んでいきます。 サイ:隣の部屋へ。 隣の部屋には、身長30cmくらいのゼンマイ仕掛けの人形が並べられていま した。 デブートンは、人形達に紫の服を持たせ、ゼンマイを巻いて行きます。 動き出した人形達は、服を持って小屋の外へと出て行きました。 サイ:「タマ、タマ、あの人形達が何処へ行くか尾行して。」 タマ:「了解。」 GM:人形達は隊列を組んで町の方へ歩いていきます。 「ラメ服、ラメ服、ラメ服…。」 ミミ:今週のびっくりどっきり…。 ま、言わないことにするわ。
GM:ミミ、あなたがゆっくり森の上を飛んでいると、下の方で30cm くらいの人形が列を作っているのが見えます。 ミミ:列は何処まで続いているの? GM:まだ森の中です、 ミミ:進路を塞ぐように着地。 人形達/GM:「見つかっちゃった。 どうしよう?」 先頭の人形は2番目の人形を振り返ります。 2番目の人形は3番 目に 「見つかっちゃった。 どうしよう?」 「見つかっちゃった。 どうしよう?」 「見つかっちゃった。 どうしよう?」 しばらくすると、後列から 「見つかったら自爆だよ。」 「見つかったら自爆だよ。」 「見つかったら自爆だよ。」 ミミ:「ひぃー、自爆?」 《砂煙》で人形達を吹き飛ばす。 GM:攻撃的な魔法だと難易度が高くなります。 10+今日の魔法力で す。 ミミ:成功。 人形達/GM:「あーれー。」 「あーれー。」 「あーれー。」 ミミ:「ふぅ。」 GM:ところでタマ、君も人形の側にいたはずですね? 30cmの人形が 飛ばされるなら、猫も飛ばされるでしょうね。 <強さ>で抵抗 してください。 タマ:失敗。 《軽く1回転》で着地。 GM:着地は成功しますが、飛ばされている間はぐるぐる振り回され ていました。 タマ:ふらふら。
サイ:小屋の3人はそろそろ寝ない? GM:「ノロージョ様、そろそろ寝ませんかぁ?」 「もう眠いですねん。」 「2人とも何言ってるんだい、ファッションショーまで時間が無い んだよ。」 サイ:「徹夜する気みたいね。」 ミミ:「明日まで待たない? 明日になればわたし魔法力上がるの。」 サイ:「じゃ、待つからご飯調達してきて。」 ミミ:「ご、ご飯? ご飯ってお金出して買うあのご飯? だ、大丈夫。 人間、塩と水があれば生きていけるわ。」 カラクフル:「塩スープはご馳走にゃ。」 ミミ:「ここなら探せば木の実や山菜が見つかるわよ。」 サイ:「…アナタ達、すごい食生活してるのね。 いいわ。 食料はア タシ達が買ってくるからアナタ達はここで見張っていて。」
ミミ:「カラ、小屋の中には彼らの食料があるんじゃない? 忍び込ん で適当に持ってきて。」 カラクフル:「泥棒するにゃ?」 ミミ:「少し分けてもらうだけよ。 あ、やっぱりわたしも行くわ。」 《ネズミになぁれ》。 GM:ほう、ネズミになりますか。 ではミミとカラは小屋の台所へと 侵入しました。 ミミ:「さ、食べ物探すわよ。」 GM:さて、ここで<普通の力>を振ってみてください。 ミミ:失敗。 GM:暗闇の中に光る目があります。 当然分かっていたと思いますが、 紫色の猫です。 ミミ:「カラ、助けて。」 カラクフル:助けに入るにゃ。 GM:<強さ>を振ってください。 カラクフル:1レヴェル成功。 GM:ミミに飛びかかろうとしたところをガードできました。 「横取りしないでください。 先に見つけたのは私です。」 カラクフル:「違うにゃ。 これはボクの魔女にゃ。」 ミミ:「あ、莫迦…。」 紫の猫/GM:「魔女? するとあなた達はジェニファ・シュテルンの手の者で すか?」 ミミ:人間に戻るわ。 「世界征服を企む悪い魔女は、このミミと。」 カラクフル:「カラ。」 ミミ:「が、許さないわよ。 天に代わってお仕置きよ。」 GM:そうやって台所で騒いでいると、3人がやってきます。 「いったい何の騒ぎだい?」 ミミ:「カラ、サイタマコンビを呼んできて。」 カラクフル:「分かったにゃ。」 《ねこみち》にゃ。 ノロージョ/GM: 「あんた、ここで何をしてるんだい?」 ミミ:「話し合いましょ。 こんばんは、わたしミミ。」 <素敵な笑顔>1レヴェル成功。 ノロージョ/GM: 「で、何でまたうちの台所なんかにいるんだい?」 ミミ:「話せば長くなるんです。 昔々46億年前、太陽から1億5千万km 付近で岩石が集まって…。」 ノロージョ/GM: 「可愛そうに、混乱してるのかい? 大丈夫、あたし達は取って 食いやしないよ。 ほら、ボウヤー、デブートン、恐い顔する んじゃないよ。」
カラクフル:「ミミが大変にゃ。 助けに来て欲しいにゃ。」 サイ:「何かドジ踏んだのね。」 《駿馬になぁれ》。 パカランパラカン。
ノロージョ/GM: 「落ち着いたかい? ならここに来た訳を話しておくれ。」 ミミ:「あ、あなた達こそ、こんな森の中で何をやってるの?」 ノロージョ/GM: 「しかたないでしょ、町じゃ家が無かったんだから。」 ミミ:「あの変な機械は何? 何故紫色の服を作っているの?」 ノロージョ/GM: 「それはもちろん、世界中の人にあたしの服を着てもらうため さ。」 ミミ:「すっげー趣味悪い。」 ノロージョ/GM: 「何だって?」 ミミ:「この色、形、どれを取っても最低。 まともなのは縫製だけね。」 ノロージョ/GM: 「紫は昔から高貴な色と言われているんだよ。 それがわからな いのはまだまだ子供だねぇ。」 ミミ:「甘いわ。 この裾の纏りが2重になっていないのは高級服とし て失格。 そんなことも知らずして世界征服なんてできるわけ ないわ。」 ノロージョ/GM: 「何言ってるんだい。 あたしは敢えてそうしてるんだよ。 田 舎の娘には分からないかもしれないけど、これが最新の流行 なのさ。」 ミミ:「そんなこと言って、あなたの服を買いに来る人は誰もいない じゃない。」 ノロージョ/GM: 「も、もうすぐ世界中の人があたしの服を求めるようになるの さ。」 ミミ:「リップの町の人は皆嫌がっているわよ。 町から盗んだ服を返 しなさい。」 ノロージョ/GM: 「センスの無い人達だこと、このあたしの服と取り替えてあげ ているってのに。」 ミミ:「皆泣いてるわよ。」
GM:その時外からパカランパカランという蹄の音が聞こえてきます。 「馬? まさか騎兵隊?」 ミミ:「そうよ、あんた達が悪いことするから、騎兵隊が来たのよ。」 ノロージョ/GM: 「そ、そうかい。 ならばしかたない、計画よりも早いけど、あ れを動かすしかないねぇ。」 ノロージョは、天窓の下にあった筒に駆け寄ります。 ミミ:ひぃー、逆効果だった。 ノロージョに《自分のセンスに自身が 無くなる》。 GM:それはノロージョの確固たる意思を破る必要があります。 7+今 日の魔法力です。 ミミ:カラ、1D貸して。 (コロコロ) 成功! 「あんたのセンス、最低!」 ノロージョ/GM: 「そ、そうかもしれない。」 ミミ:「今からでも遅くないわ。 お姉さま、わたしと一緒に、ちゃん とした先生の下でお針子からやり直りましょう。」 <素敵な笑顔>1レヴェル成功。 ノロージョ/GM: 「そうだね、あんたの言うとおりかもしれない。 もう1度勉強 し直すとするかねぇ。」 ミミ:「本当の自分を見つけるために頑張りましょう。」 ノロージョ/GM: 「そうと決まれば、ボウヤー、デブートン、すぐに荷物をまと めるんだよ。」 ボウヤー&デブートン/GM: 「あらほらさっさ。」
サイ:ところで、天窓の下の筒って、ミサイルよねぇ? そこらにある レバーやボタンを適当に動かしてみるわ。 ミミ:「ちょ、ちょっと待って。」 GM:ほう、ではミミはサイを止められるか、<走る>を振ってくだ さい。 ミミ:<走る>なんて持ってないわ。 GM:では間に合いません。 サイがレバーを動かすと、筒の下部に火 が付きます。 そして、その筒は天窓を抜けて飛んでいきました。 サイ:ぽりぽり。 何となくこうしなきゃいけないような気がして。 ノロージョ/GM: 「何てことをしてくれたんだい。 あれにはまだ制御装置が付い てないんだよ。」 サイ:「じゃ、どうなるの?」 GM:上空へ飛んでいった筒は、しばらくするとくるりと180度向きを 変えて皆さんの真上に戻ってきます。 サイ:「総員退去!」 ミミ:「あんたがいけないのよ、あんたが。」 GM:で、どうやって逃げます? カラクフル:《猫の穴》にゃ。 「ミミ、一緒に逃げるにゃ。」 ミミ:「ありがとう。」 サイ:《駿馬になぁれ》。 GM:では<走る>に2レヴェルのボーナスをあげましょう。 サイ:(コロコロ) 失敗。 GM:サイの上に筒が降ってきて、爆発します。 サイ:逃げるのは諦めたわ。 《亀になぁれ》。
GM:亀になったサイの上で筒が爆発しました。 辺りには煙がもうも うと立ち込めています。 サイ:甲羅から首を出して様子を見るわ。 GM:辺りは煙で真っ白です。 やがて煙が晴れますが、爆発前と特に 変わった様子はありません。 サイ:なら人間に戻る。 GM:戻りました。 で、気付きます。 あなたは服を着ていません。 サイ:きゃあ。 GM:同じように爆発に巻き込まれたノロージョ達は無事です。 3人 とも紫の服を着ています。 カラクフル:なるほど、そうやって世界中に服を売る気にゃ。 服を溶かす爆 弾にゃ。 ノロージョ/GM: 「おやまぁ、爆発しちまったねぇ。 そいつは Nude clear Bomb という爆弾でねぇ。」 サイ:「何て代物作るのよ。」 ノロージョ/GM: 「とりあえず裸じゃなんだから、この服着るかい?」 一同笑。 サイ:《牛になぁれ》。 で、箒を咥えてそそくさと立ち去る。 ミミ:戻るときはどうするの? サイ:キャリーさんのところに行くわ。 ミミ:今行ってもあそこには紫の服しかないわよ。 サイ:うっ。
サイ:「事件は解決したわ。」 キャリー/GM:「きゃぁ、どうして牛が?」 サイ:箒を見せる。 キャリー/GM:「これはサイさんの…。 まさか、あなたがサイさんを食べちゃっ たの?」 サイ:あのね…。 《鸚鵡になぁれ》。 「アタシがサイなの。 悪いけど、服を作ってくれない?」 キャリー/GM:「急いで作りますわ。 でもいったい、牛になるような事件て何 があったのですが?」 サイ:「森の中に悪い魔女がいたのよ。 そいつを粉砕したのはいいん だけど、アクシデントで服が無くなっちゃったの。」 キャリー/GM:「じゃ、もう服は変わったりしないんですね?」 サイ:「多分、元々の服は森の小屋にあるはずよ。 …多分。」 ミミ:誰から爆弾爆発させたから、全部溶けたかも。 サイ:わ、悪いのはそんな爆弾作ったやつよ。 ミミ:本当に? サイ:…多分。
GM:《猫の穴》で逃げたミミとカラは何処へ行ったんでしょう? カラクフル:特に考えずに掘ったにゃ。 GM:この町で一番印象に残っているのは何処ですか? カラクフル:ご飯貰った家にゃ。 GM:ではミミとカラは、マイケル君のベッドの上に出現しました。 ミミ:「や。 元気?」 マイケル/GM:「き、君は…どうしてここへ?」 ミミ:「事件は解決しわ。 事件起こしてた悪い人は何処か行っちゃっ たから。」 お母さん/GM:「マイケル、今の音は何? 何かあったの?」 ミミ:「こんばんは、お邪魔しています。」 お母さん/GM:「まぁ、あなたは…。 若いっていいいわねぇ。」
キャリー/GM:「サイさん、ミミさん、ありがとうございました。」 サイ:「ファッションショー、頑張ってね。 アタシもモデルとして出 場するから。」 キャリー/GM:「なら、ショーでは是非私の服を着てください。 サイさんにぴっ たりの服を作りますから。」 ミミ:「キャリーさん、わたし、ちょっとはお裁縫できるつもりなん です。 ここでお針子として置いていただけませんか。」 キャリー/GM: 「喜んで。 これから、たくさん仕事しなければいけませんから。」 ミミ:「本当の自分を見つけるために頑張ります。」 カラクフル:今度は何日もつかにゃ?
『II. 姫』 2000/9/23 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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