妖魔夜行リプレイ

『月』


キャラクター
  妙見川 三太郎 (みょうけんがわ さんたろう)
   京都の某大学の万年学生
   正体は河童
   好物はもちろんきゅうり
  名月 花丸 (なつき はなまる)
   外見は12,3歳くらいの男の子
   正体は信楽焼の狸
   定食屋のお婆ちゃんの孫として暮らしている
   今回プレイヤーが遅れて来たので途中までNPC
  七海 琉 (ななみ りゅう)
   外見は15歳の美少年
   宝石商の女社長 七海 水鈴(ななみ みすず) の家に居候
   いつも填めているダイヤモンドの指輪が本体
  獣槍
   意志を持った『獣の槍』 名前は無い
   現在はストリートチャイルドの 汐(うしお) の(唯一の)所有物
   体力70、敏捷力20を誇るが単独では全く無力。


時は大正時代、後に第1次世界大戦と呼ばれる戦争は次第に激しさを増してゆく。 今は4月。 麗らかな季節なのだが…。 GM:1mくらいの棒の様な物を持った少年がよろよろした足取りで歩いている。 「ひもじいよぉ…。」 棒を杖がわりにして何とか歩いているという感じだ。 獣槍:「『ひもじい』トハドウイウコトダ?」 汐/GM:「お前は食べなくていいんだよな…。」 獣槍:「『食べる』トハ何ダ?」 汐/GM:「お腹空いた…。」 ととぼとぼと汐は歩いていく。 あちこちで同じ様にお腹を空かせた子供の姿が見える。 今は4月。 だが自然を楽 しむ余裕など一般庶民にはなかった。
庶民がその日の食べ物にも困る一方、成金と呼ばれる者達は栄華をむさぼってい た。 七海水鈴経営する宝石店も新しく駅前に開いた店に連日やってくる成金達のおか げで大繁盛であった。 琉:「御主人様、お茶にしませんか?」 水鈴/GM:「そうね。 ケーキが有るわよ。」 琉:「では切ってきますね。」 水鈴/GM:「それにしてもこう簡単に儲かってしまうのも張合いが無いわね。」 琉:「お客様が皆快く買って下さいますから。」 水鈴/GM:「でもね、お金の置き場所が無いのよ。 金庫はもういっぱいでしょ? 銀行に預けるのも恐いし。」 琉:「店の改装にかなり使いましたよね?」 水鈴/GM:「300円の予定が赤レンガの4階建てにしたら結局1000円ほど掛かったの だけど、もうその分も取り戻しちゃったわ。」 琉:「どこかに別荘でも建てますか?」 水鈴/GM:「そうね、船でも買おうかと思うの。」 琉:「船ですか? でも最近海の方は危ないと思いますよ。」 などというたわいもない会話が繰り返される毎日であった。
GM:4月になって三太郎の住むアパートにも新入生がたくさんやってくる。 「今日は。 今度こちらへ移ってきた山田という者です。」 と言って蕎麦持ってくる 三太郎:「今日は。 三太郎言います。どうもおおきに。 ご馳走になりますわ。 ノートのコピーとか欲しかったらゆうてや。 安う譲ったるさかい。」 山田/GM:「そのときはよろしくお願いします。」 三太郎:「任しとき任しとき。」 山田/GM:「これ田舎の実家で漬けているきゅうりの漬物なのですけど、よろしか ったらどうぞ。」 三太郎:目がらんらんと光る。 「おお、きゅうりか。 あんた田舎は何処や?」 山田/GM:「熊本です。」 三太郎:「熊本のきゅうりは美味しいんや。 どうもおおきに。」 山田/GM:「きゅうりお好きなんですか?」 三太郎:「そりゃもう、大好きや。 きゅうりのこと語らせたらわっしの右に出 る者おらへんで。」 GM:それを聞いて山田は長話が始まるのではないかとびくっとする。 三太郎:「きゅうりはな、ボツボツの大きくて種のいっぱい入っとるやつがええ んや。 最近はな、細っこうてパリパリのきゅうりばかりで美味しく ないんや。」 山田/GM:「まっすぐのやつの方が高く売れるんですよ。」 三太郎:「そんな見た目で判断したらあかんで。 わっしもな、こんな汚い格好 してるけど、中見はピカ一の男やからな。 何かあったら大船に乗っ たつもりでわっしに任しときな。」 山田/GM:「はい、よろしくお願いします。」 と言って出ていく。 三太郎:「きゅうりの漬物。 ええな。 畑の番人のバイトで1日1本は何とか手に 入るんやけど最近腹いっぱい食えること無いしな。 いっぺんに食べ てしもたらもったいないわな。 毎日ちょびっとづつにしよ。」 GM:そう言いつつ1日で食べてしまうのだな。 三太郎:1本で止めようと思っていたのに食べ始めると止まらないんや。 GM:というわけで全部食べてしまった。 三太郎:「久々に腹いっぱい食ったな。 ここんとこ金無いしな。」 春休みで学生がいなかったからノートのコピーではしばらく稼げなかっ たんや。 「新入生も入ってきたことやし、稼ぐでえ。 幸いノートの原本だけはい っぱい有るしな。」 琉:岬さんからノート借りっぱなしなんですよね。 三太郎:ノートのコピーにかかる。 GM:三太郎がコピーしていると、玄関の扉が開く。 「よう、元気でやっとる?」 と去年卒業した瑛が入ってくる。 三太郎:「よう、瑛ちゃんやないか。」 瑛/GM:「うちな、今度警官になったんや。」 三太郎:「そうかそうか。 わっしは今年も学生や。」 瑛/GM:「当然就職祝いしてくれるやろ?」 三太郎:「就職祝い? ノートのコピーやったらいくらでもやるで。」 瑛/GM:「うちもう学生違うんやけど。」 三太郎:「それ以外の物は無い! 貧乏学生から金をせびらんといてや。」 瑛/GM:「そやけどまだ給料出えへんのや。 何とかならへん?」 三太郎:「蓄えは無いんか? 例の件では絵売って儲けたやろ?」 瑛/GM:「あんなもんすぐ無うなるで。 うちあんたみたいに着たきり雀違うしな。」 以前物体を妖怪化するカードを貼られた絵による事件が起こった。 三太郎達は その事件を解決するために奔走したのだった。 瑛はそのとき、問題の絵を拾い、 古美術商に売り飛ばした(!)という経歴がある。 三太郎:「分かった。 今夜例の畑来いや。」 瑛/GM:「あかんで。 うちそういうの取り締まってるんやから。」 三太郎:「違うわい。 見張りの方や。 バイト料のきゅうり半分やる。」 瑛/GM:「三太郎が見張り? うちとよう畑から盗んどったのに。」 三太郎:「その瑛ちゃんが婦人警官か。」 瑛/GM:「欧州に人いっぱい送ったやろ? それで警察官が少のうなったんや。 まさかうちも警官になれるとは思わんかったわ。」 三太郎:「世の中変わっていくんやな。」 瑛/GM:「じゃ、うち帰るわ。」 三太郎:「初任給出たらおごってや。」 瑛/GM:「そんな出えへんで。」 と帰っていく。 三太郎:「さて、コピー作らな。」
GM:夜になった。 三太郎:「さて、バイトや。」 畑の見張りに行く。 琉:「御主人様、今日もパーティに招待されていますけど。」 水鈴/GM:「でもこう毎日じゃ疲れるわね。 今日はお断りしましょう。」 琉:「分かりました。 先方に伝えておきます。」 GM:この頃汐は道端で倒れている。 獣槍:「ドウシタ?」 汐/GM:「お腹減ったよぉ…。」 キュルルル…。 獣槍:「起キナイノカ?」 汐/GM:「もう動けない…。」 獣槍:「寝ルノカ? ナラオ休ミ。」 GM:その頃三太郎は戦闘中。 三太郎:「泥棒! こら待てえ!」 GM:三太郎は感知系を持っていないので盗まれてから気付く。 三太郎:追いかけていってきゅうりを取り戻す。 GM:そうして夜明けまでに10人くらい追い払う。 琉:そんなに来るんですか。 獣槍:《人払い》の妖術が有れば簡単なのだが。 三太郎:それ有ったら『あの畑には何故が行きたくない。』となるんやな。 GM:やってくるのは皆お腹空かせた人達ばかり。 三太郎:「堪忍してや。 わっしも生きていかなあかんねん。」
GM:朝になると畑の持ち主がきゅうりを1本渡してくれる 「ほら、仕事代や。」 三太郎:「どうも。」 きゅうり持ってアパートに帰る。 GM:途中で棒を持った子供が倒れているのに気付く。 三太郎:「なんや、生きとるか?」 汐/GM:「お腹…空い…た…。」 キュルルル…。 三太郎:「腹減ってるんか…。」 きゅうりを見て考える。 「しゃあないな。」 きゅうりを半分に折る。 「ほれ、起きろ。」 汐/GM:「あ…。 きゅうり!」 はしっ。 バリバリ。 ムグググ…。 三太郎:「まあまあ、そんな慌てんと。 落ち着いて食え。 どや、旨いか?」 汐/GM:「1週間ぶりだぁ…。」 三太郎:「そら、わっしより酷いな。 そやけどこんな所で倒れとったらあかん で。 最近警察も殺気立っとるしな。 1人とんでもない奴が警官成り よったし。」 瑛/GM:「クシュン。」 三太郎:「ところでその棒は何や?」 汐/GM:「オレの唯一の財産だよ。」 三太郎:「何や由緒有りそうな棒やな。 それ売ったら少しは金にならんのか?」 汐/GM:「古いから駄目だって言われた。 1円くらいにしかならないって。」 三太郎:「1円? 1円有ったらきゅうりが3本も食える…。 でも何でそんな棒持 っとるんや?」 汐/GM:「家が焼けたときこれだけ持ち出したんだ。 なんで他に金目の物も有 ったのに何故こんな物持ち出したのか分らないんだけど。」 三太郎:「そうか。 ほな、たくましく生きるんやで。」 汐/GM:「実はオレ、行く所無いんだ。」 三太郎:「うーん、とは言ってもなあ。 わっしのとこかて余裕ないしな。」 汐/GM:「何でもします。 置いてください。」 三太郎:「そやかてなあ。 …そう言えば思いっきり余裕のある奴がいたな…。 あいつのとこなら雇ってくれるかも。」 汐連れて七海宝石店に行く。 GM:では七海宝石店。 琉:「おや、三太郎さん。 その子は?」 三太郎:「実はなあ、〜というわけなんや。」 琉:「そうですか。 でも子供を雇うわけにはいきませんよ。 取り敢えず僕 の部屋にどうぞ。 お茶ぐらい出しますから。」 三太郎:「そりゃどうも。 …。 何やけったいな匂いやな。」 琉:「そうですか? この香りがいいのですが。 お菓子でもめしがって下さ い。」 汐/GM:「お菓子!?」 バリボリ。 ゴホゴホ。 琉:「そう慌てずに。」 三太郎:「ま、しゃあないな。 他当たってみるわ。」 雪凍はんの喫茶店フローズンスノーにでも行ってみる。 琉:「お菓子包むからお持ち帰り下さいな。」 GM:フローズンスノー。 三太郎:「今日は。」 雪凍/GM:「あら、お久しぶり。」 三太郎:「ここしばらく顔出す暇無うてなあ。」 雪凍/GM:「そういえばあのたぬ…あ、いえ、花丸君は?」 三太郎:「相変わらずお婆ちゃんの定食屋手伝って頑張ってますわ。 あのお婆 ちゃんも学生相手に元気にやってはりますし。」 雪凍/GM:「そう。 元気でなにより。」 三太郎:「今日はちょっと頼み事が有りましてな。 この子なんですけど、ここ で使って貰えませんやろか?」 雪凍/GM:「何処に住んでいるの?」 汐/獣槍:「火事で焼け出されたんだ。」 雪凍/GM:「うーん、泊りがけってのはねえ。」 汐/獣槍:「皿洗いでも何でもします。」 雪凍/GM:「泊まる場所が無いのよ。」 三太郎:「場所無いんでっか? 奥の方にスペースならいくらでもあるやおまへ んか。」 琉:無限資料室? あそこはまずいですよ。 三太郎:1度入ったら出て来れまへんな。 「しゃあないなあ、どないしょ。」 懐からきゅうり取り出してポリポリ。 GM:汐もお菓子取り出してバリバリ。 三太郎:「大学行っても子供使てくれるとこ無いわな。」 汐/GM:「オレ、字は書けるよ。」 三太郎:「ほう、そうか。 難しい漢字は書けるか?」 汐/GM:「写すくらいなら。」 三太郎:「ならわっしのアパートに来いや。」 アパートに連れて帰る。
三太郎:「こっちにあるノートに書いてある内容をやな、ここに山積みしてある 紙束に写してくれるか。」 汐/GM:「分った。」 と言って墨を摺りだす。 三太郎:「なかなかうまいもんやな。」 GM:絵なんかもちゃんと写している。 遅いけど。 三太郎:「ま、慣れたら速くなるやろ。」 琉:<コピー>技能が付くんですね。 GM:だがこのままいくと汐は獣槍の<足手まとい>じゃなくなってしまう。 多分獣槍の稼いだCPは全て汐に回ることになるんじゃないかな? 三太郎:「ええか、もっと脇を締めるんや。」 GM:汐は言われた通りに書いている。 三太郎:「これやったら充分売り物になるな。」 汐/GM:「お兄ちゃん、何処までやったらいい?」 三太郎:「今日はもうこれくらいでええやろ。 後は休んどき。」 汐/GM:「うん。 なら槍の手入れしてる。」 棒の所へ行くと、汐は棒の先端にかぶせてあった布を取り払う。 穂先 が現れる。 三太郎:「その棒、槍やったんか。」 汐/GM:「そうだよ。 これで果物とか採ったりしてたんだ。」 と言って研ぎ出す。 「高い所にあるやつでも伸びてくれるから。」 三太郎:「え? この槍、伸びるん?」 汐/GM:「うん。」 三太郎:「そう。 …。 ならちょっとここにおってな。 このノート捌いて来る さかいな。」 汐/GM:「オレ他に行く所ないよ。」 三太郎:もう1度フローズンスノーに行く。
雪凍/GM:「あれ? 今日はよく来るわね。」 三太郎:「いや、それがですな…。」 汐の槍が伸びることを話す。 雪凍/GM:「伸びる槍?」 奥に入っていくと無限に続く資料室から資料を持ってくる。 三太郎:「ほら、なんぼでもスペース有るやん。」 雪凍/GM:「普通の人は入ったら出てこれないのだけど。」 三太郎:「で、判りますかいな?」 雪凍/GM:「これくらいね。」 槍が10本ほど載っている。 「半分くらいが妖怪、残りが魔法の品ね。」 三太郎:「見た目じゃ判らんわな。」 琉:そこへ入って行きます。 「今日は。」 雪凍/GM:「あら、いらっしゃい。」 奥の方に入っていってしばらくして戻ってくる。 「はい、本物のコーヒー。」 琉:「どうも。 いい香り。」 三太郎:こちらは代用コーヒーやのに。 琉:「おや? 何か調べ物ですか?」 三太郎:「先刻の子供が棒持っていたやろ? あれな、妖怪かもしれへん。」 かくかくしかじか。 琉:「槍の妖怪ですか。 妖怪なら放っておけませんね。 子供を操る邪悪な 妖怪かもしれません。」 GM:そのころ汐は穂先磨き終って 「よし、奇麗になった。」 床の間を片付け出す。 で、そこに獣槍を立てかける。 獣槍:何故かそうせずにはいられないのだ。 三太郎:「そやな。 行き倒れていた子供に取り憑いたのかもしれへんな。」 琉:「人間の血を吸ううちに邪悪な意志を宿す様になる武器の話はよく聞き ますよね?」 三太郎:「捨ておけんな。 アパートに戻ってよう確かめてみよ。」
GM:三太郎のアパート。 床の間が奇麗に片付けられていて獣槍を立てかけ てある。 三太郎:「おや? ずいぶんさっぱりしとるな。」 琉:「ここ、床の間在ったのですか。」 三太郎:「わっしも知らんかったわ。 そやのうてやな…。」 GM:汐は寝ている。 「あと3冊作っておいたよ。」 と置き手紙がある。 三太郎:「やっぱり悪い妖怪に取り憑かれている様には見えへんで。」 琉:「これがその槍ですか。 特に変わったところは無い様ですが。」 《オーラ感知》が無いのがつらいですね。 《透視》してみます。 獣槍:木の柄に鋼の穂先を付け革を巻いてある。 材質は普通の槍と同じ。 琉:「何処かにカードが張りついていないかな? …無い様ですね。」 物体を妖怪化させるカードによる事件がここ最近京都を騒がせている。 その事 件に関わる者としては怪しい物があればカードとの関連を疑うのは当然だろう。 三太郎:「花丸がおったら槍と喋れるねんけどなあ。」 《無生物会話》出来るからな。 GM:1CP払うなら呼べるよ。 三太郎:ほな払いまっせ。 花丸/GM:「こんちは、河童の兄ちゃん。」 三太郎:「おお、ええタイミングで来たな。」 花丸/GM:「何?」 三太郎:「こいつと話してくれへんか?」 花丸/GM:「ふーん。」 獣槍に向かって話しかけてる。 「君、誰?」 獣槍:「槍。」 花丸/GM:「槍だって言ってるお。」 琉:「それは見れば判りますよ。」 花丸/GM:「どんな槍?」 獣槍:「ドンナ? ソレハ考エタコト無カッタ…。」 存在意義を問われたので考え込む。 琉:それは下手すると消えてしまうかもしれませんね。 花丸/GM:「妖怪さんなん?」 獣槍:「妖怪トハ何ダ? 人間デハナイガ…。」 花丸/GM:「人間じゃないそうだお。」 三太郎:「『普通の槍か?』と聞いてみてや。」 琉:「『普通』が判らないのでは?」 三太郎:「そやな。 『自分の意志で伸び縮み出来るか?』」 花丸/GM:「伸び縮み出来るん?」 獣槍:「出来ル。」 三太郎:「やっぱり妖怪か。 目的は?」 花丸/GM:「何したいお?」 獣槍:「持チ主ノ手ニ戻シテ欲シイ。」 三太郎:「汐は今寝ているからな。 この子を守っているんか?」 獣槍:「ソウ。」 三太郎:「人間に対してどう思っているんや?」 獣槍:「別ニ。」 琉:中立ですか。 「どんな能力があるのですか?」 獣槍:「伸ビル。」 三太郎:「持ち主を不幸にする、なんてことは無いな?」 獣槍:「不幸ッテ何ダ?」 三太郎:「判らんか。」 琉:「あれ?先刻から通訳抜きで直接話してますね。」 獣槍:別に話せないなんて設定にはしてないが。 GM:気が付くと直接話している。 一同笑。 三太郎:わざわざCP払って花丸呼ぶ必要無かったんやんか。(苦笑) 琉:「話せるし見えるんですね。」 獣槍:「見エル。 人間ガ4人イル。」 三太郎:「子供は寝とるな? わっしは人間やのうて妖怪なんやけどな。」 獣槍:「妖怪トハ何ダ?」 三太郎:顔だけ河童に戻す。 獣槍:「オオ。」 《伸びる》。 三太郎:「おお、伸びた伸びた。」 琉:「見せ合ってどうするんですか。 戻って下さい。」 花丸/GM:「おいらは狸だお。」 琉:「見せなくていいですってば。」 汐/GM:「あれ? お客さん?」 三太郎:「起きたか。 これ返すな。」 獣槍を渡す。 GM:汐は受けとると床の間に置く。 獣槍:「嬉シイ。」 持ち主の手に戻ったら嬉しいと思うのだと教えられているのでそう言う。 <無感情>なので本当に嬉しいと思っているわけではない。 汐/GM:「晩ご飯作っとこうと思ったんだけど何も無いんだ。」 琉:「雪凍さんの所にでも行きます?」 三太郎:「わっしバイトやねんけど。」 琉:「なら僕と一緒に晩ご飯食べに行こうか。」 汐/GM:「いいの?」 三太郎:「このお兄ちゃん金持ちだから気にしないでええで。」 花丸/GM:「じゃ、おいらは帰るお。」 三太郎:「また何かあったらよろしく。」 これだけのためにCP使てしもてんな。(嘆息) 「さて、わっしはバイトに行くわ。」 GM:いつ寝てるの? 三太郎:授業中やろな。 どうせ毎年出とるから内容分かっとるし。
琉:汐君連れてフローズンスノーへ。 「今日は。 何か作ってもらえます?」 雪凍/GM:「鳥料理なんてどう? 今日は岬さんいないし。」 琉:「岬さんがいたら鳥は駄目ですよね。」 雪凍/GM:「前1度あの人に卵出しちゃったのよ。」 琉:「それは…まずいですよね。」 雪凍/GM:「でも卵使わずに料理するのって難しいのよ。」 琉:「でしょうね。」 某大学で助手を勤める女性岬の正体は鶴の妖怪。 彼女の前で卵を初め鳥料理は 御法度である。 GM:汐は出された料理を美味しそうに食べてる。 琉:「あの槍、何か判ります?」 雪凍/GM:「『獣の槍』じゃないかしら?」 琉:「特に悪意は持っていない様だからこのままでいい思いますが。」 雪凍/GM:「誰かが持ち主のあの子を傷付けようとすると多分暴走するわよ。」 琉:「それは気を付けましょう。」 三太郎:爆弾みたいな物やな。 琉:「知ってしまった以上放っておくわけにはいきませんからね。」
GM:さて三太郎は今晩も戦闘。 三太郎:「待て待てー!」 GM:朝になった。 「頑張ってくれたからこの大きいのあげよう。 曲がっているけど。」 三太郎:「曲がっているやつの方が美味しいで。」 畑主/GM:「でも形が悪いのは売れないんだよ。」 三太郎:いつも美味しいやつ貰ってるんやな。 アパートに帰ろう。 GM:汐はまだ寝ている。 三太郎:起こさん様にコピー抱えて大学行ってこよう。 琉:枕元に昨日判ったことを書いたメモを置いてあります。 『〜というわけでよろしくお願いします。 何かあったら援助します。』 三太郎:「ふーん、さよか。 お前も悪させんと大人しくしとるんやで。」 獣槍:「我ハ動ケナイ。」
花丸:こんちは。 GM:いらっしゃい。 琉:大丈夫、まだシナリオ始まっていませんから。 GM:全然シナリオに入れないんだな。 琉:目の前に怪しい槍があったらまずそちらを調べますから。 三太郎:今回の目的は槍の正体を調べるんやないのか?(笑)
花丸:おいらは今日も食堂で婆ちゃん手伝っているお。 GM:食堂は結構大変。 学生相手の食堂だから値段は上げなれないから。 そうするとすじの多いやつとかになる。 花丸:品質が落ちてるんだお。 婆ちゃん/GM: 「細かく切らないと硬くて食べられないねえ。」 花丸:ザクザク。 一所懸命切ってるお。 婆ちゃん/GM: 「松で餅作ろうかね。」 花丸:松で? GM:松の皮をバラバラにして擦り潰して粉にしてそれを固めるの。 獣槍:食えるのか? 花丸:でも身体には良さそうなんだお。 GM:だが作るのは大変。 花丸:擂鉢でゴリゴリやってるお。 GM:そうやって手間暇かけてコストを下げてるわけだ。 花丸:「しょうがないお。 婆ちゃんのために一所懸命やるんだお。」 GM:そうしているとラジオでニュースをやっているのが聞こえる。 内容は ここ最近この近辺にはやっている『眠り病』について。 『眠り病』と いうのは1度眠ると2度と目覚めないという原因不明の病気に付けられた 名前。 花丸:「ふうん。 変な病気がはやっているんだお。」
GM:教室ではかなり空席が目立つ。 学生の数が少ない様な気がする。 三太郎:「なんや妙に少ないな。」 講師/GM:「最近この近辺では『眠り病』というのがはやっている様だな。」 三太郎:寝てる。 GM:寝てるとチョークが飛んでくる。 三太郎:「痛いでんな。」 講師/GM:「出てきても寝てる奴もいるし。」 三太郎:「はやりの眠り病なんです。」 講師/GM:「今はやっている眠り病ってのは、1度眠ったら2度と目覚めないんだぞ。 殴って目を覚ます様なのは眠り病じゃない。」 三太郎:「なるほど。 じゃ、家帰ってちゃんと寝てきます。」 講師/GM:「阿呆。 ちゃんと聞いとかんかい。」 三太郎:「分かりました。 ちゃんと聞いておきます。」 講師/GM:「ならこの問題問いてみ。」 三太郎:毎年受けているから問題覚えてますで。 GM:もう次に何喋るかも分かるだろうね。 「よし。もう寝るんじゃないぞ。」 三太郎:なら隣の席に手紙回そ。 『講義ノートあるけど買わんか?』 GM:手紙が返って来る。 『いくら?』 三太郎:『4銭。』 GM:『高いよ。 2銭。』 三太郎:『3銭。』 GM:『それでいいよ。』 花丸:あきんどだお。 三太郎:まあ、こんなもんでっしゃろ。 講師/GM:「そこ、何紙回している。」 三太郎:「もぐもぐ。 ごっくん。」 獣槍:食べた。(笑) 三太郎:あ、別に試験中じゃないから必要無かったやんか。 講師/GM:「ええ根性しとるな。」 三太郎:「先生、授業続けて下さい。」 講師/GM:「お前が邪魔しているのだろうが。」 その後およそ1時間、『紙回し』vs『チョーク投げ』の戦闘が続いた…。 GM:そうしているうちに授業は終ります。 三太郎:「なんか疲れたなあ。 次の授業はサボって寝てよ。」
琉:「さて、槍の方は1段落付いた様ですね。」 新聞を見ます。 GM:眠り病の被害が広がっていると載っている。 現在被害者は100人くらい。 京都駅周辺を中心に半径10kmくらいの範囲で起きている。 花丸:半径10kmに100人? 琉:被害者に共通点はあります? 年齢とか。 GM:年齢は20±10歳くらい。 琉:老人や子供はかかってないんですね? 「病気にしては変ですね。 槍のことばかりに目が行っていましたが、 これも何かありそうですね。」 雪凍さんの所へ行ってみましょう。 GM:良かった。 ようやくシナリオに入れた。
GM:フローズンスノーの近くの空き地に『第7師団特殊部隊』と書かれたテ ントが100個くらいある。 琉:「あれ? 昨日までこんなの無かったのに?」 とにかくフローズンスノーに行きます。 GM:フローズンスノーの前。 だが入口には『休業』と書いてある。 琉:「今日は定休日じゃなかったはずですが?」 裏口に回ってみます。 「雪凍さん?」 GM:メイドが出てくる。 「奥様は今寝ているんです。」 琉:「どうかなされたのですか?」 メイド/GM:「昨日から全然目を覚まさないのです。」 琉:「起きない?」 それは…。 GM:そう、眠り病。 獣槍:妖怪でもかかるのか。 琉:妖怪の血は1/8とはいえ、まさか雪凍さんがかかるとは…。 GM:そうしていると、背中から声がかかる。 「何しているのかね?」 振り向くと軍人の様だ。 階級章付けて指揮刀みたいなのを持っている。 獣槍:偉そう。 琉:「知合いを訪ねて来たのですが、病気の様です。」 軍人/GM:「ほう。それは眠り病じゃないのかね?」 琉:「そうかもしれません。」 軍人/GM:「君、ちょっと宿舎まで来てくれんかね。」 琉:「何でしょうか?」 軍人/GM:「まあ、掛けたまえ。 すまんが他の者は出ていってくれんかね?」 と人払いする。 「単刀直入に聞こう。 君妖怪かね?」 琉:「どうしてその様に思われるのでしょう?」 軍人/GM:「我輩もそうであるゆえ。」 琉:「軍人の方がですか?」 軍人/GM:「我輩の名は土方。 『誠』という妖怪であるのだ。」 新撰組の妖怪。 誠というのは背中に背負う旗。 「奇妙な病気がはやっていると聞いたので大原から来たのだよ。」 獣槍:京都の? GM:いや、サハリン。 今のオハだ。 花丸:寒いとこから来たんだお。 琉:「たしかに奇妙な病気ですよ。 かかるのは人間だけじゃないみたいで すし。」 土方/GM:「取り敢えず京都の治安は我々に任せてくれたまえ。」 琉:「軍隊を置くほど危険ではないと思いますが。」 町中に軍隊などいられてははっきり言ってしまえば迷惑ですね。 土方/GM:「だが妙なカードが出回っている様だしの。」 琉:知っているのですか。 「そういう噂はありますね。」 土方/GM:「であるから第7師団から100名ほど連れて来たのだ。」 花丸:全部妖怪なん? GM:妖怪は10人くらい。 「我々はここに駐屯しているから何かあったら言ってくれたまえ。」 琉:「分かりました。 で、今まで何か判ったことはありますか?」 土方/GM:「どうも薬物使っている様であるな。 被害者には注射の跡があった。」 花丸:薬? 琉:「そうですか。 ではまた何か判りましたらお願いします。」 と出ていく。 GM:駐屯しているテントの中には名前の札が並んでいる。 『沖田』とかど こかで聞いた名前がある。 中にはキャノン砲といった重装備があるの も見える。 トラックがどんどん物資運んでくる。 花丸:町中でキャノン砲? 獣槍:騒ぎ起しそうだ。 琉:さっさと事件解決して引き払ってもらいましょう。 GM:兵隊が 「妖怪相手じゃこれくらいはいるしな。」 とか言っている。 琉:兵隊が妖怪知っているんですか? GM:対妖怪特殊部隊なんだよ。 話していた兵隊を上官が 「民間人のいる所で不用意に話すな。」 と叱っている。 琉:本当に話さないで欲しいですね。 あとで記憶消すの大変なんですから。 にしても雪凍さんが倒れたのはつらいですね。 果物でも買って雪凍さ んの所へ行ってみましょう。 メイド/GM:「あら、先ほどの。」 琉:「お見舞にきました。 様子はどうですか?」 メイド/GM:「昏々と眠り続けています。」 琉:「顔見させてもらえますか?」 メイド/GM:「どうぞ。」 寝室に案内される。 琉:注射の跡はあります? GM:首の後ろ辺りにある。 獣槍:跡は1つ? 牙の跡とかじゃない? GM:1つ。 琉:食べ物とかはどうしているのです? GM:眠りだしたのは昨日だからまだ大丈夫。 一応点滴射っている。 琉:医学系の技能は無いんですよね…。 何とか起こす方法はないかな?
GM:三太郎は今日は午前中で授業終り。 三太郎:花丸のところの食堂でも行くか。 婆ちゃん/GM: 「きゅうりは無いよ。」 三太郎:「そんな殺生な。」 花丸:「兄ちゃん、兄ちゃん。 松餅食うか?」 三太郎:「おおきに。 ここも大変そうやな。」 花丸:「うん。 ところで、最近眠り病はやってるの知ってるお?」 三太郎:「ぐうぅ…。」 花丸:「ああ、兄ちゃんもなんだお。」 三太郎:「これは単なる寝不足や。 夜寝てへんから。」 花丸:「まだきゅうり泥棒やってるんだお?」 三太郎:「ちゃうわい。 見張るほうや。」 花丸:「自分の同類捕まえて楽しいん?」 三太郎:「盗みに来る奴もそれなりの理由があるけどな、捕まえなしゃあないし な。 で、あの眠り病、やっぱり妖怪の仕業かなあ。」 花丸:「噂で聞いたんやけど、あの喫茶店の氷女の姉ちゃん、あん人もかかっ たそうだお。」 三太郎:「じゃ、お見舞に行かなあかんな。 1度アパート戻って行こか。」 花丸:「氷女の姉ちゃん、いつもミルクコーヒーをおごってくれるんだお。」 三太郎:「わっしにはいつも皿洗いさせてるのに。」 GM:三太郎のアパートの前では人だかりが出来ている。 三太郎:「何や? 何かあったんか?」 GM:汐がノート売っている。(笑) 一同爆笑。 三太郎:「そんなおおっぴらにやったらあかんやないか。」(笑) 汐/GM:「今なら5銭のところ4銭。」 三太郎:ノート回収する。 「もう店はここまでな。」 汐/GM:「ちゃんと儲けたぞ。」 三太郎:「お前は商売上手なのはよく分かった。」 GM:小銭がちゃりちゃりいっている。 三太郎:「その儲けお前にやるわ。 何でも好きな物食べて来いや。」 汐/GM:「ええの? 1冊4銭で売ったから80銭あるけど?」 三太郎:「ほんま商売うまいな。 ええよ。 お前が稼いだ金やしな。 これから 昨日の喫茶店のお姉さんの所お見舞に行くんやけど来るか?」 汐/GM:「お見舞? ちょっと待ってな。」 と言うとしばらくして花束持ってくる。 「裏山に咲いていたんだ。」 三太郎:「ほな行こか。」
GM:雪凍さんの寝室。 琉がいる。 花丸:「あ、指輪の兄ちゃん。」 汐/GM:「指輪って?」 琉:「いつもこの指輪填めていますから。」 三太郎:「で、どんな具合なんや?」 琉:「首の辺り見てください。」 三太郎:「奇麗なうなじやな。」 琉:「そうじゃなくて、注射の跡があるでしょう? あれが原因らしいです よ。」 三太郎:「誰かが注射して回っているんやな。」 琉:「雪凍さんに効くというのは普通の薬じゃないですから。」 三太郎:「そんな薬何処で手に入るんやろな。」 琉:「雪凍さんが起きていれば資料探してもらえるのですが。 資料庫には 雪凍さん以外入れませんから。」 三太郎:「あそこには入りとうないな。」 メイド/GM:「あの本棚は誰も近付かない様にしているんですけど。」 琉:「その方がいいと思いますよ。」 メイド/GM:「1度掃除しに入ったことがあるんですけど、雪凍さん来てくれるまで 出られなかったんです。」 琉:「ちょっと広いですからね。」 《人払い》掛けてないのですか。 GM:メイドはそれ以来近付こうとしないなら。 花丸:「姉ちゃん、何処で倒れたん?」 メイド/GM:「昨日お休みになってそのまま起きないのですが。 昨日は 『暴漢に襲われたけど撃退したわよ』 と言って笑っていらしたのに。」 花丸:「暴漢?」 メイド/GM:「買物の途中襲われたそうです。 3人ほどいたそうです。 でも奥様は昔 空手を嗜んでいらっしゃったから並の相手には負けませんから。」 琉:「何処で襲われたか聞いてますか?」 メイド/GM:「京都駅から歩いて1分くらいのところだそうです。」 花丸:結構人いそうなとこだお。 GM:今はそんなにいない。 戦時中なので8時を過ぎると灯火管制が掛けられ る。 花丸:「何時くらいなん?」 メイド/GM:「帰ってこられたのは10時くらいです。」 花丸:「なら襲われたのは8時か9時くらいなんだお。」 琉:この部屋に誰か侵入した形跡はあります? GM:別に無さそう。 琉:「やはり襲われたときに注射されたのでしょうね。」 獣槍:「即効性ジャナイノダロウ。」 花丸:「今夜そこへ行って襲われてみるのはどうだお?」 三太郎:「誰がやるんや?」 花丸:「おいらが女の人に化けるお。」 琉:「襲われているのは20歳くらいの人だそうですね。」 メイド/GM:「あの、七海さんという方にお電話が掛かって来ています。」 琉:「電話ですか。 『はい、七海です。』」 水鈴/GM:「『琉、仕事ほって何してるの。 早く帰ってきなさい。』」 琉:「『はい、すぐ戻ります。』 仕事があるのでこれで帰ります。 そうそう、前の空き地にいる第7師 団の隊長と相談するといいと思います。」 と言って急いで帰ります。 獣槍:謎の言葉を残したまま帰ってしまった。(笑) 花丸:「そういえばなんか軍隊みたいなのがいたお。」 汐/GM:「お兄ちゃん、何話しているの?」 三太郎:「分からんことは無理に分かろうとせんとな、何事も自然体で受け入れ る様にするのがええねんで。」 花丸:「兄ちゃん、最近老けてきたお。」 三太郎:「とにかく行ってみよか。」
GM:テントに近付くと軍人に止められる。 「お前達何だ?」 三太郎:「隊長さんにちょっと用があるんですけど。」 軍人/GM:「土方少佐にか?」 三太郎:「そうそう、その少佐さんに話があるんです。」 軍人/GM:「怪しい奴を少佐に会わせるわけにはいかん。」 花丸:指輪の兄ちゃんに《化ける》んだお。 「やあ、こんちは。」 軍人/GM:「おや、あなたは。」 花丸:「これ、おいらの連れなんだお。」 軍人/GM:「そうですか。 どうぞ。」 花丸:途中で戻るんだお。 土方/GM:「さすがに京都。 妖怪ばかりだの。」 獣槍:《オーラ関知》か。 三太郎:「分かりまっか。」 花丸:「それが分かるということは少佐さんも人間じゃないんだお。」 土方/GM:「その子供の持っている槍も妖怪か。」 琉:子供の前で妖怪って言わない方が…どうせ知っているからいいか。 GM:部下を呼んで 「この子供に向こうでお菓子でもやってくれ。」 と言って汐を連れていかせる。 獣槍:「持チ主ガ行ッテシマッタ。 寂シイ。」 花丸:「お菓子?」 ちょっと羨ましかったりするんだお。 土方/GM:「ま、掛けたまえ。 おい、お茶を持ってきてくれ。」 花丸:「お菓子も…。」 GM:そんな物は出ない。 緑茶が出される。 獣槍の前にも湯飲みが置かれる。 花丸:「どうやって飲むんだお? 掛けてやろうか?」 獣槍:「錆ビルノデ止メロ。」 花丸:「この兄ちゃんに挨拶してこいと言われて来たんだお。」 と言って顔だけ指輪の兄ちゃんに《化ける》お。 土方/GM:「わざわざ挨拶に来たのか? なかなか律義であるな。」 三太郎:「何処から来なはったんでっか?」 土方/GM:「樺太の大原だ。 妖怪の仕業らしき眠り病を調べに来たのだ。」 花丸:「この大げさな装備は妖怪のためなん?」 土方/GM:「妖怪は頑丈であるからな。 なんならキャノン砲の威力を味わってみ るかね?」 花丸:「バラバラになっちゃうお。 そしたら粘土捏ねて作り直さないといけ なくなるんだお。」 GM:大丈夫。 せいぜいダメージ10Dだから。 「人間が妖怪と対抗するにはあの程度の装備は必要であろう?」 ちなみに土方さんの攻撃力は刀で切って2Dしかない。 琉:人間としての顔にCP費やしているんでしょうね。 地位レヴェルとか。 獣槍:我が攻撃力は10D+3。 大砲に勝った。 琉:突っ込んでいる間に撃たれて死にますよ。 持ち主が。 花丸:暴漢の話をするんだお。 「〜ということを聞いたんだお。」 土方/GM:「我々の調査でも眠り病の被害者は皆その日に京都駅周辺に来て何者か に襲われたということが判っている。」 花丸:「襲ってきた人数は? 氷女の姉ちゃんは3人に襲われたんだお。」 土方/GM:「人数はバラバラだな。 10人くらいの集団に襲われた人間もいる。」 花丸:「でも新聞には載ってないお?」 土方/GM:「報道規制してある。 パニックになるかもしれんからな。」 花丸:「やっぱり今夜駅の辺り行ってみるんお。」 土方/GM:「妖怪でも眠ってしまうことは分かっておるな?」 花丸:「何人か護衛貸して欲しいんだお。」 土方/GM:「1隊(10人)付けてやろう。」 三太郎:「10人もぞろぞろ歩いてたら襲って来えへんで。」 花丸:「後ろからついてきてもらうんお。」 琉:人間が10人いても役に立たないのでは? 獣槍:大丈夫。 妖怪1人+人間9人だから。 GM:妖怪の名は永倉さん。 三太郎:永倉さん? サインしてもらお。 獣槍:全員のサイン集めてみるか?(笑)
GM:七海宝石店。 水鈴に呼ばれた琉が部屋に入っていくと目の前に*生首* がある。 琉:「これは…?」 水鈴/GM:「あれ? 驚かないの?」 よく見るとマネキンの首。 琉:「いえ、少し前の事件思い出したので。」 獣槍:妖怪断首か。 花丸:戦いたくない相手なんだお。 以前、いわゆる成金が何人か首を切られて殺されるという事件が起こった。 琉 は鶴の妖怪岬とともに犯人であるギロチンの妖怪断首と戦った。 それは正義を求 めるあまり人を信じることの出来ない悲しい妖怪であった。 琉:「何です、これ?」 水鈴/GM:「次はこれも扱おうと思うの。」 琉:「服飾関係ですか?」 水鈴/GM:「違うわよ。 最近、マネキンが消失している事件があるの知らない?」 琉:「そんな物盗んでどうするのでしょう?」 水鈴/GM:「さあね? どうするのかしら。」 琉:「でもそんな事件がずっと続くことはないでしょう? 特に需要が増え ると思えませんが。」 水鈴/GM:「マネキンって調べてみると結構商売になりそうなのよ。 だからマネ キンの製造販売をしようと思うの。 飛騨の職人に頼んで造ってもら うつもり。」 獣槍:マネキンってもしかして木製なのか? GM:当たり前だよ。 大正時代なんだから。 琉:手作りですよね? 実は結構芸術品になるんですね。 水鈴/GM:「これが職人のリスト。 今から飛騨へ行って交渉してきてくれる?」 琉:御主人様の頼みでは仕方ありませんね。 「承知しました。」 水鈴/GM:「はい、切符。」 花丸:京都駅から夜行列車かな? 琉:では駅に向かいましょう。
GM:駅に向かう途中で兵隊が10人ほどぞろぞろ歩いているところにでくわす。 琉:「おや? あれはもしかして第7師団の…。」 GM:後ろに誠って書いてある。 花丸:「あ、指輪の兄ちゃん。」 琉:「こんな所で何しているのですか?」 花丸:「お願い! 指輪に戻って一緒にいて!」 獣槍:お嬢さんに怒られるぞ。 琉:<御主人様への忠誠心>と<友人への義務感>が対立してます。 僕は 本体から離れなれないんですよね。 出来たら本体はここに残して分身 だけ行けるのですが。 GM:切符は指定席。 琉:それでは後で行くのも無理ですね…。 電話なんてありませんよね? 現 在なら電話で職人に交渉出来るのですがね…。 やっぱり先に頼まれた 御主人様の方の用事を優先されるべきでしょう。 <意志力判定>成功。 <友人への義務感>を振り切って列車に乗ります。 「ごめんなさい、明日は協力するから。」 花丸:「しょうがないお。 河童の兄ちゃん、頼むお。 寝たらあかんお。」 三太郎:「ちょっと眠いなあ。」 GM:畑の番をしないときゅうりが食べられないぞ。 獣槍:汐が80銭持っている。 花丸:子供にたかる気だお。 三太郎:それは汐にやったんや。 別にきゅうりが食べられないのは<弱点>やな いから1日くらいええやろ。 琉:単に空腹になるだけですね。 花丸:じゃ、狙われそうな妙齢の姉ちゃんに《化ける》んだお。 琉:汐君は家ですよね? 獣槍:何も言われなかったからついてきている。 花丸:兵隊さんも一緒にいるから大丈夫なんだお。 GM:灯火管制が掛かるので辺りは真っ暗になります。 花丸:「ちょっと恐いお。 歌でも歌うお?」 GM:<聴覚判定>。 花丸:成功だお。 GM:遠くで女性の悲鳴が聞こえる。 花丸:そちらに走って行くお。 GM:女性が1人倒れている。 首には刺された跡がある。 三太郎:周りに人影は? GM:無い。 ちょうど影になっているところ。 花丸:「姉ちゃん、姉ちゃん、大丈夫なん?」 GM:女性は気がついた様だ。 ショックを受けている様。 花丸:「何があったん?」 女性/GM:「急に…暗がりから…何者が…。 首筋に…チクッとした様な…気が…。」 花丸:「何人くらいなん?」 女性/GM:「暗かったので…よく分からない…3人くらい…? 女じゃないか…とい う気が…。」 花丸:「女?」 女性/GM:「何か…冷たい感じが…。」 花丸:「冷たい女?」 琉:なんとなく想像はつきますが僕は夜行列車の中。 花丸:「首を怪我しているみたいお。 見せてほしいお。」 女性/GM:「え?」 花丸:匂いを嗅いでみるお。 GM:消毒用アルコールの匂いがする。 辺りを調べていた永倉さんが割れた 注射器が落ちているのを見つける。 液体が少し残っている。 花丸:匂いは? GM:何かの薬草だと思う。 花丸:薬草? GM:注射器は永倉さんがビニール袋に入れる。 獣槍:「コノ人間寝タラ起キナイ。」 花丸:「この姉ちゃんどうしよ? 教えるべきなん?」 三太郎:「教えあかんやろな。」 GM:女性は怯えているぞ。 いつの間にか兵隊が10人ほど周りにいるし。 花丸:「あの、お願いだから冷静に聞いてお。」 かくかくしかじか。 「眠ったらそのまま起きられないかもしれないんお。 だから病院に行 って欲しいんお。」 GM:兵隊の1人が女性を病院に連れていく。 三太郎:「被害者100人以上ということは1晩に何人も襲うやろな。」 獣槍:「モウ暫クウロツクカ?」 GM:しばらくすると今度は野太い悲鳴が聞こえる。 駅の反対側から。 花丸:走っていくお。 GM:20代後半の男性が倒れている。 三太郎:「大丈夫でっか?」 GM:完全に眠っている。 花丸:また兵隊さんに病院に連れていってもらうお。 獣槍:兵隊が減っていく。 花丸:この調子だとすぐに誰もいなくなっちゃうお。 GM:そうしているとまた遠くの方で悲鳴が。 三太郎:「後手後手に回っとるな。」 獣槍:「分散スルカ?」 GM:この辺りを歩いている人間の数からいってたまたま君達を襲ってくる確 率は低いぞ。 結局辺りをぐるぐる回るだけで朝になる。 三太郎:「収穫ないまま徹夜か。」 花丸:「土方さんのとこで注射器の分析してもらうお。」
土方/GM:「化学班は連れて来ていないのだ。」 三太郎:「そりゃないでっしゃろ。」 花丸:「大砲持ってくるよりそちらのが良かったんだお。」 土方/GM:「分かった分かった。 大学に依頼する。 最優先の書類付けてやるから。」 花丸:「早く結果出すんだお。」 花丸:「婆ちゃんが心配しているので1度帰るお。」 三太郎:「今日はアパートで寝てよ。」
花丸:夕べ事件があった場所へ行くお。 辺りに会話出来そうな物はないお? お地蔵さんとか。 GM:お地蔵さん? あるよ。 花丸:「夕べの事件見たお?」 獣槍:地蔵に向かってぶつぶつ言う子供。 地蔵/GM:「わしも夜目が効くわけではないのでのう。」 花丸:「音は?」 地蔵/GM:「硬い靴音の様な音がしたのう。」 花丸:ハイヒール? 「何人いたお?」 地蔵/GM:「3人くらいかのう…。」 花丸:「何か話してなかったお?」 地蔵/GM:「悲鳴は聞こえたがのう、そいつらの話し声は聞こえなかったのう。 そうそう、 何か硬い物がぶつかる様な音がしたのう。」 花丸:「お地蔵さん、どうもありがと。 ちょっと待ってるお。」 その辺からお花摘んできて供えるお。 お掃除もするお。 地蔵/GM:「すまんのう。」
GM:三太郎のアパート。 目を覚ますと汐と獣槍の姿が無い。 三太郎:「おや? 何処行ったんや?」 GM:路地でノート売っている。 花丸:生活力のある子供だお。(笑) GM:しばらくすると 「お兄ちゃん、朝ご飯買ってきたよ。」 三太郎:「おお、でかした。」 花丸:子供に養われてるお。(笑) 汐/GM:「芋粥作るからね。」 三太郎:「すまんのう。」 琉:これは<後援者/汐>にCP払うべきですね。(笑) 汐/GM:「泊めてくれたお返し。 野宿だと雨のときなんか大変なんだ。 槍も錆 びるし。」 花丸:「河童の兄ちゃん、土方さんのとこ行くお。 ああ、いいもん食ってる お。」 汐/GM:「ごめん、2人分しか買えなかったの。」 花丸:「兄ちゃん、友達だお?」 三太郎:「一口食うか?」 花丸:「うん。」 三太郎:「で、あれから何か分かったか?」 花丸:かくかくしかじか。 三太郎:「取り敢えず土方さんとこ行こか。」
花丸:「土方さん、注射器の中見は判ったお?」 GM:土方さんはしぶい顔している。 三太郎:「どないしましたんや。」 土方/GM:「今のところ判ったのは遅効性の睡眠薬であることだけだ。 ごく少量 注射したにもかかわらず動物実験で投与した犬は起きない。 成分は 全く不明である。」 花丸:「割れた注射器に残ったやつお? それすごく少ないお。」 土方/GM:「ただし、無理矢理起こす方法はある。 ナイフなどで傷を付けてやる と起きる。」 三太郎:「もしもし?」 花丸:「可哀想だお。」 獣槍:「針デハ?」 土方/GM:「針では駄目だ。 ある程度ダメージを与える必要がある。」 ダメージが10点くらいで起きる。 三太郎:「それ死にまっせ。 人間やったら。」 獣槍:「妖怪ナラ平気。 チョウド1人イル。」 花丸:「いるけど…後が恐いお。」 土方/GM:「誰のことを言っているかは判るが、すでにやってみた。」 琉:あの人に手を出すとは恐れ知らずな。 土方/GM:「が、うまくいかんかった。」 と折れた日本刀を示す。 「1人骨折してしまった。」 三太郎:「なんで攻撃した側が骨折するんや。」(笑) GM:雪凍さんは《打撃反射》の妖力を持っている。 琉:氷女が《打撃反射》? 獣槍:「我ガヤロウカ?」 GM:汐に突かせる気か? 獣槍:出来るという可能性を言ったまで。 ダメージが必要なら温めるという 手もある。 琉:後で氷漬けにされますよ。 土方/GM:「1つ相談があるのだが。 この薬、ある程度の量は集まった。」 三太郎:「だから?」 土方/GM:「試してみんかね?」 三太郎:「これ以上犠牲者増やしてどうしまんねん。」 土方/GM:「君達なら多少のダメージは平気だろう?」 獣槍:「我ハ構ワン。」 土方/GM:「槍に注射か?」 三太郎:「それで何か建設的な方向に向かいますんか?」 土方/GM:「眠っている間どういう精神状態になるのか調べたい。」 花丸:「兄ちゃん頑張ってね。」 三太郎:「わっしがやるんかい。」 土方/GM:「1日経ったら起こしてやる。」 三太郎:「…。 睡眠不足も解消されてええかもしれんけどなあ…。」 土方/GM:「きゅうり1樽やろう。」 三太郎:「よっしゃ。 それで手打ちましょ。」 GM:ではベッド用意して首筋にプチッと。 眠くなってくる。
GM:夢の中。 夢でも寝てる。 で、夢の中で目を覚ます。 周りはしっとり と濡れている。 洞窟の中の様。 全体がぼんやり光っている。 三太郎:苔かな? 触ってみる。 GM:ヒカリゴケの様だ。 通路が向こうへ伸びている。 三太郎:行ってみましょ。 GM:前髪が無くなっていることに気付く。 三太郎:頭触る。 GM:剃っているみたい。 皿は無くなっている。 服はだぼっとしたのを着て いる。 三太郎:ま、進んでみましょ。 GM:少し広くなっている所に出た。 集落の様なものが見える。 横穴式住居 みないなのが並んでいる。 人がいっぱいいるのが見える。 50人くらい いる。 獣槍:眠り病の集落? 三太郎:知っている顔はいまっか? GM:<知覚判定>。 失敗? なら分からない。 三太郎:年齢層は? GM:10代から20代くらい。 三太郎:近付いてみましょ。 GM:バザーみたいなのが開かれている。 三太郎:どんな物売っとります? GM:食糧としては苔類が中心。 魔法の光る棒なんてもの売っている。 そう していると、君は意志とは関係無く歩き始める。 三太郎:「あらあらあら…。」 GM:町の中に『賢者ギルド』と書かれた建物がある。 そこに入っていく。 獣槍:ギルド? GM:建物の中にいた人物が 「やっと戻ってきたな。 何処へ行ってたんだ?」 と声掛ける。 三太郎:「はあ? あの、すんません、わっしは誰でしょう?」 ギルド員/GM: 「何を言っているのだ。 君はサンタロウじゃないか。」 三太郎:「いや、そうやけど、わっしここ来たの初めてでっせ。」 ギルド員/GM: 「君はここの所属じゃないか。 部屋もあるだろ?」 そう言われるとそういう気がしてくる。 三太郎:「そうやったから? で、わっしはここで何をしていたんで?」 ギルド員/GM: 「薬草採集じゃないか。」 何となくそんな気がしてくる。 気が付くと荷物の中に薬草が入ってい る。 三太郎:匂い嗅いでみる。 GM:馴染みのある匂いの様な気がする。 三太郎:「この薬草で何をしてたんで?」 ギルド員/GM: 「いつもそれを煎じて病人に飲ませてただろう?」 三太郎:「わっしは医者だったのか。 そんな気もするな。」 ギルド員/GM: 「そろそろ自分の部屋で休むといい。」 三太郎:「はい。 わっしの部屋はあそこやな。」 部屋には何かあります? GM:戸棚には乾燥した薬草などが並んでいる。 薬箱が置いてある。 着替え なんかもある。 三太郎:薬箱をチェックする。 GM:全部覚えがある様な気がする。 三太郎:なんて恐ろしい『気がする攻撃』。 薬草の煎じ方なんかも解る気がす るんやな? GM:解る様な気がする。 三太郎:ここ夢の中やよな。 花丸:夢の中なら何でも出来るお。 獣槍:きゅうりを山程食いたいとか。 三太郎:きゅうりはないか? GM:無い。 三太郎:「きゅうりが無い! こんな世界は厭だ! 早く目を覚ましたい。」 一同爆笑。 GM:でも外から起こしてもらえないと起きられない。 三太郎:そのタイミングの教え方をどうすればいいのかを打ち合せるの忘れてい た。 琉:教えようがないのでは? 花丸:どうせ1日経ったら起こすお。 獣槍:夢の中の時間の経ち方がどうなっているか分からんが。 GM:外で見ている人は三太郎の口が動いているいのが分かる。 夢の中で叫 ぶと寝言になる。 三太郎:寝言で 「きゅうりがきゅうりが。」 花丸:「兄ちゃんきゅうりの夢見てるんだお。」 三太郎:皆夢の中でこうして生活してるんやな。 獣槍:結構幸せかもしれん。 GM:体は衰弱していくが。 三太郎:死んだ人間はいるんかいな? GM:衰弱死した人はいる。 点滴でも射ち続ければいいけど、それが出来る のある程度裕福な人だけ。 三太郎:問題は現世で死んだ人がここで生きているかどうかやな。 さっきのギ ルド員のとこへ行く。 「ここで死んだ人はいはりまっか?」 ギルド員/GM: 「ああ。 向こうの教会に墓地がある。」 三太郎:では墓地にむかってぼちぼちと歩いて行く。 GM:十字架が並んでいる。 数は少ない。 50人の集落の墓地だからね。 三太郎:名前は? GM:日本人の名前だ。 三太郎:教会の建物はある? 牧師さんに話を聞いてみよ。 「すんません、牧師さんはいはりまっか?」 牧師/GM:「何の御用でしょうか?」 牧師が出てくる。 日本人の様だ。 三太郎:きっとここへ来て無理矢理牧師させられてるんやな。 GM:何故か頭は剃っている。 花丸:あ、坊さんだお。 獣槍:坊主が牧師? 三太郎:「牧師はん、あんさん牧師する前は何やってはらった?」 牧師/GM:「私はずっと牧師です。」 三太郎:「あんさんの前はどなたが牧師をやってはった?」 牧師/GM:「私の前任者は…あれ? 代々牧師をやっていたはず…?」 混乱している様だ。 三太郎:混乱させてしまったか。 「どうも失礼しました。」 と言って立ち去る。 GM:時間が経つにつれ、君はだんだん自分が賢者だという気になってくる。 三太郎:「わっしは…賢者か。」 GM:パーティーを組んで冒険をしなくちゃいけないという気がしてくる。 一同爆笑。 三太郎:「冒険に行かなくては。 勇者を探さなくては。 戦士は、盗賊は、魔法 使いどこだ? いや、違う。 わっしは…。」 花丸:みんなで行ってたらパーティー作っていたんだお。 獣槍:夢の中なら我は動けるのだろうか? 三太郎:「早くあの人を探さなくては。 …あの人って誰だ? お姫様? いやお 姫様なんてがらやのうて…いや、そんなこと言うたら恐い…。」 GM:後ろから君を呼ぶ声がする。 「すみません。」 振り向くと巫女姿の女性が1人。 三太郎:「はい、何でっしゃろ? わっしは賢者です。」 女性/GM:「あなたのオーラは…人間じゃないわよね?」 三太郎:「そういうあんたはどなた?」 女性/GM:「あたしは…。」 悩んでいる。 「あたしは神官戦士のミサキ…。」 三太郎:鶴の岬はん? 岬はんも入ってきてるんかいな。 岬/GM:「どこかで会いましたよね? …じゃなくてあたしとパーティーを組ん でいただけます?」 三太郎:「昔もこうやってパーティー組んでいたことありまへんでしたか?」 岬/GM:「あたしもそういう気がするわ。」 三太郎:「で、パーティーの目的は…。」 岬/GM:「ダンジョン? 悪いドラゴンを斃す?」 三太郎:「それは説得力ありまんな。 ダンジョンは何処に?」 岬/GM:「ここはダンジョンの一部よ?」 三太郎:「そうでしたな。 で、ドラゴンを斃せばわっしらは解放される?」 岬/GM:「ええ、多分…解放って何でしょう?」 三太郎:「? 何やったかなあ? ま、取り敢えず行ってみましょ。」 GM:しばらく進んでいると女の子がやってきて 「ボク、アーチェリーと言う魔法使いなの。」 琉:ジンニーヤのアーチェリーさんですか。 アーチェリー/GM: 「ドラゴンを退治しなきゃならないの。」 三太郎:「では一緒に行きましょか。」 アーチェリー/GM: 「その前に女王様から勇者の紋章を貰わなくちゃいけないの。」 三太郎:「そうそう、紋章がいるんや。」 では女王様の所に行きましょ。 GM:女王様の謁見室。 玉座には雪凍さんが座っている。 一同笑。 琉:女王様ですか。 三太郎:「何処かで見た様な…。 ?」 雪凍/GM:「あなた達はドラゴンを斃すために集まってくれたのね?」 三太郎:「目的は他に有った様な気がするんやけど…。」 雪凍/GM:「この勇者の紋章を授けましょう。 あら、まだ勇者殿はいない様ね。 では賢者殿に預けましょう。」 三太郎:「勇者は何処におるんでしょう?」 雪凍/GM:「さあ? 勇者殿が先頭に立って来るものと思っていましたわ。」 三太郎:「勇者が何処にいるか無限資料室で調べてきてくださいよ。」 雪凍/GM:「そうね…。 無限資料室で…? って何?」 三太郎:「あれ? 何やったかなあ? ま、ええわ。 ほなドラゴン退治に出発し ましょか。」
GM:さて現実では1日が過ぎました。 花丸:「さあ、起こすお。」 GM:そこへ飛騨から帰ってきた琉がやってくる。 花丸:「槍で兄ちゃん刺すお。」 琉:いきなりそんな場面に出くわすのですね。 「今日は…。 !? 何している…。」 ともかく止めようとします。 GM:間にあわない。 花丸:グサッ。 GM:13点の刺しダメージ。 三太郎:甲羅で5点止めて16点のダメージ。 GM:三太郎は目を覚ます。 起きたとたん激痛が。 三太郎:「ギャー。 痛い痛い。」 花丸:「可哀想だお。」 琉:「何をしているんです? 何故いきなり三太郎さん刺すのですか?」 三太郎:「殺されるー。」 花丸:「兄ちゃん、どうだった?」 三太郎:「わっしは賢者で…あれ?」 花丸:「誰が賢者だお?」 三太郎:かくかくしかじかと夢の中であったことを話す。 花丸:「ふーん、夢の世界か。 賢者なら夢の中の方がかっこ良かったお?」 三太郎:「でも夢の中にはきゅうりがないんや。」 琉:「雪凍さんは女王様ですか。」 三太郎:「はまってましたで。」 花丸:「鶴の姉ちゃんは神官戦士なん? 似合ってるかもしれないお。」 琉:「岬さんも眠ってしまったのですね。 相談に行こうと思っていたので すが。」 獣槍:「雪凍ヲ起コシテハドウダ?」 琉:「雪凍さんを刺すのですか?」 獣槍:「妖怪ナラ死ナヌダロウ?」 琉:「この人に手を出したら、その後どうなると思います?」 三太郎:「あの、それはそうと誰か手当してえな。 軍隊なら誰か負傷者の手当 出来る者がいるやろ?」 花丸:「包帯巻いてあげるお。」 GM:軍医が応急処置をする。 2点回復。 三太郎:「ふう。」 花丸:「氷女の姉ちゃんはともかく、他に知っている人はいなかったお?」 三太郎:夢の中で会った人のこと覚えてます? GM:-2ペナルティーで<知力>チェック。 成功? 何人か覚えている。 獣槍:「現実トノ対応ヲ調ベルノダ。」 GM:兵隊さんが眠り病の被害者のリストを持ってくる。 死亡者の名前と墓 に書いてあった名前は一致している。 獣槍:死因は? GM:皆衰弱死の様だ。 花丸:「現実で死んだから夢の中でも死んだんだお。」 琉:「逆に夢の中で死んだらどうなるのでしょうね?」 花丸:「こっちでも死ぬかもしれないお。」 三太郎:リストにあの牧師さんはいます? GM:顔写真がある。 現実では坊さんだ。 三太郎:「この坊さん、夢の中では牧師やったで。」 琉:「無理矢理牧師にされたのですね。」 三太郎:「わっしも無理矢理賢者やらされたんや。」 花丸:「夢の中で薬草採ってたお? それ、この注射の薬草と同じお?」 GM:戻ってくると賢者としての知識は無くなっている。 三太郎:「覚えてへん。」 花丸:「兄ちゃんに聞いたおいらが悪かったお。 で、ドラゴンは退治したお?」 三太郎:「これから行こうとしてたら起こしてくれたんや。」 琉:「夢の中でドラゴンを退治したら、どうなるのでしょうか?」 獣槍:「ソウスレバ皆起キルカモシレン。」 琉:「それはドラゴンが現実の何者に当たるかですね。」 花丸:「いっそのことみんなで行くお?」 琉:「夢の中に入るべきでしょうか? 挑戦してみますか?」 花丸:「うん、みんなで行くお。」 汐/GM:「夢の中で冒険か。 オレも行きたいな。」 花丸:「止めておいは方がいいお。」 琉:「人間だと起こせませんよ。」 花丸:「君にはおいら達を起こすという大切な役目があるお。」 土方/GM:「我輩が起こしてもいいが?」 花丸:「土方さぁん…。」 琉:「止めてくださいよ。」 でも汐君って夢の中だとすごく強くなりそうな気がします。 <知力> 高そうだし。 しかし 「人間を巻き込むのは危険です。」 土方/GM:「妖怪の中にもかなり夢の中に引き込まれた者がいる。」 花丸:「鶴の姉ちゃんやジンニーヤの姉ちゃんがいたんだお。」 土方/GM:「情けない話なのだが我が隊の中にもいるのだ。」 花丸:「誰? 名前は?」 土方/GM:「大砲隊率いている武田という者だ。 彼がいないと戦力が落ちてしま う。 我々新撰組は皆それほど耐久力が高くないので起こせないのだ。 攻撃を<受け>たり<避け>たりは得意なのだが。」 琉:「どうせ町中では大砲は役に立ちません。」 土方/GM:「ここ2日で30人程の妖怪が引き込まれている様だ。 このままだとえら いことになる。」 琉:「1日15人ですか?」 花丸:「なんでそんないっぱいやられたんお?」 土方/GM:「ミイラ取りがミイラになった様だ。」 三太郎:「辺りうろついていて返り討ちか。」 花丸:「これ以上被害が出ないうちに行くお。」 三太郎:「ところで槍にも注射って出来るんか?」 土方/GM:「柄の部分なら無理矢理注射出来るだろうが…。」 花丸:「とにかくやってみるお。」 土方/GM:「だがその間にも現実では犠牲者が出るだろうな。」 花丸:「軍隊で京都駅周辺に人近付けなかったらいいお。」 土方/GM:「そんなことしたら混乱が起きる。」 琉:「《人払い》があればいいのですがね。 出来る人/妖怪はここで眠って います。」 花丸:「起こす?」 三太郎:「止めといた方がええ。 後が恐い。 女王様やからな。」 琉:「そうですね。 《人払い》したところで被害が他に場所に移るだけか もしれませんね。」 花丸:「今のままじゃ現実で出来ることって無いと思うお。」 土方/GM:「何日くらいで呼び戻せばいいかね?」 三太郎:「1日で進んだのが紋章を貰うまでやからなあ。」 琉:「次に入るときにその続きになるとは限りませんね。」 獣槍:「マタ最初カラニナルカモシレン。」 セーブして無かったから最初から。 三太郎:「起きる度に怪我するんやで。 切りのええとこまでいかなあかん。」 琉:「なら2日は必要でしょうね。」 GM:ちゃんと連絡しておかないとまたお嬢様から呼び出しだかかるぞ。 琉:それは…まずいですね。 1度戻ってからにします。 三太郎:「2日か…。 もっとうまくタイミング合わせること出来へんかな?」 花丸:「三太郎兄ちゃん、寝言できゅうりって叫んでいたお。」 三太郎:「そや、夢の中できゅうりって叫んだで。」 花丸:「なら適当な言葉を叫んだときとすればいいお。」 獣槍:「ダガ覚エテイラレルカ?」 花丸:「『きゅうり』にすればいいお。」 一同爆笑。 琉:「それは忘れませんよね?」 三太郎:「なんや情けないものがあるな。」 琉:「というわけで土方さん、三太郎さんが『きゅうり』と叫んだら起こし て下さい。」 土方/GM:「ふむ、分かった。」 琉:「ところで薬品の分析は出来たのですか?」 土方/GM:「まだなのだよ。」 琉:「後何か新しい情報はありませんか? 目撃者とか…。」 土方/GM:「犯人は女の様だというくらいだな。」 花丸:「冷たい女なんだお。」 琉:「冷たい女…。」 花丸:「硬い靴履いてるみたいお。 靴音がするんお。」 琉:「冷たい体に硬い足音の女…。 そういえば最近、マネキンが盗まれる という事件が起こっているそうですが。」 花丸:「マネキン? あんなのが人襲っているお?」 三太郎:「何者かが操っているんやろな。」 琉:「例のカードがあれば物体を妖怪化することが出来ますから。」 獣槍:「まねきんノ対処ハドウスル?」 花丸:「昼のうちにマネキンのあるとこをチェックするお。」 琉:いくら大正時代といっても 「かなりの数ありますよ。」 花丸:「盗まれたとこに行ってみるお。 目撃者^Hマネキンがいるかもしれな いお。」
GM:京都駅駅前のデパート。 花丸:人のいないとこはあるお? GM:土方さんが1フロア空けさせる。 花丸:マネキンに話しかけるお。 「あなたの仲間が盗まるとこ見てないお?」 マネキン/GM: 「そちらにいた者が連れていかれました。」 花丸:「どんな奴が盗んでいったお?」 マネキン/GM: 「黒い服を着た人間で十字の首飾りの様な物をぶら下げてました。」 花丸:またあの神父だお。 マネキン/GM: 「その人が連れていかれた仲間の胸の辺りに札の様な物を差し込むとそ の仲間は動ける様になりました。」 花丸:カードって何枚あるんだお? 琉:小アルカナは56枚ありますよ。 花丸:「カードの絵か見えたお?」 マネキン/GM: 「棒の様な絵が描いてありました。」 花丸:「ふーん、棒の絵かあ。」 ウォンドだお。
琉:「御主人様、しばらくお休みをもらえないでしょうか?」 水鈴/GM:「そうね、ずっと休み無しで働いてくれたものね。」 獣槍:ならずっと休んでていいとか。 水鈴/GM:「1週間お休みあげるわ。」 琉:「ありがとうございます。 それだけあれば充分です。」 水鈴/GM:「これ持って行きなさい。」 と君に100円の小切手を渡してくれる。 花丸:お小遣いに100円! いいお嬢さんなんだお。 三太郎:それだけあったら何日くらせるやろ。 きゅうりが333本か…。 琉:「ありがとうございます。」 でも夢の中では役に立ちませんね。 そうそう、この間御主人様に似合 いそうな額飾りを見つけました。 あれを贈りましょう。 どうせ僕が持 っていても使い道ありませんから。
花丸:「〜というわけであの神父が西洋カルタをマネキンに貼って回ってるみ たいお。」 土方/GM:「君達が眠っている間出来るだけのことはしておこう。」 花丸:「胸の辺りを狙うといいお。」 土方/GM:「では7.5cmキャノン砲を用意しよう。」 花丸:「周りの家壊しちゃ駄目お。」 土方/GM:「それは任してくれたまえ。」 琉:「僕は現実世界に残って見回っていた方がいいかもしれません。」 僕には《闇視》に[ピンポイント]攻撃可能な《光針》がありますから。 獣槍:「戦力ハ集中サセルベキ。 行クナラ全員ダ。」 琉:「軍隊が動き出したら大騒ぎになります。」 獣槍:「オ主ガイタ所デ状況は変ワラン。」 我々がいたらいたで大騒ぎになるだけだ。 どうせPCのいる所では騒ぎ が起きる。 琉:「しかたありませんね。 夢の中で早めに決着がつくことを祈りましょ う。」 花丸:「では出発!」 土方/GM:「しかし槍に効くのだろうか?」 獣槍:我は<精神攻撃無効>なのだが。 GM:薬物だから<毒無効>でないなら効く。
アーチェリー/GM: 「賢者様、どうなされたの? ぼんやりしておられた様に見えたの。」 花丸:良かった、ちゃんとセーブされていたお。(笑) 三太郎:「あんさんはどたなでしたかいな?」 アーチェリー/GM: 「ボクは魔法使いのアーチェリーなの。」 三太郎:「そうそう、で、あんさんが…。」 岬/GM:「あたしは神官戦士のミサキ。」 三太郎:「そやそや。 で、わっしが勇者やな。」 岬/GM:「あなた賢者のサンタロウでしょう?」 三太郎:「そうか、わっしはヒラの賢者か。」 琉:賢者がヒラってことはないと思いますが…。 三太郎:「そや、勇者を探しに行かな。」 雪凍/GM:「では賢者殿にはこの『ドラゴンスレイヤー』と『魔法の指輪』を預け ましょう。」 従者がランスと指輪を持ってくる。 一同爆笑。 琉:夢の中でも指輪ですか。 獣槍:我はランスか。 三太郎:「お預りします。」 琉:《分身》は出せるのでしょうか? GM:出そうとすると、モクモクと煙が出てきて指輪の精の姿になる。 琉:「僕は指輪の精のリュウ。 何が御用がお有りでしたら何なりとお申し つけください、御主人…様? あれ? 御主人様はもっと美人だったは ず…。」 三太郎:取り敢えず指に填めておくで。 琉:「御主人様の指はもっと奇麗だったはず…。」 GM:そのころ花丸は倒れている。 花丸:え? 立ち上がるお。 GM:体が重くて立ち上がれない。 君は鎧を来ている。 一同爆笑。 三太郎:花丸が勇者か。 花丸:ガチャガチャ。 「重いお…。」 GM:花丸がそうやってもがいていると三太郎達がやってくる。 三太郎:「花丸、何やってるんや。」 花丸:ジタバタジタバタ。 「起きられないお。」 三太郎:槍を渡す。 獣槍:《活力付与》。 <体力>が70になる。 <敏捷力>と<生命力>も20に なる。 琉:70ですか。 そんなところにCP注ぎ込んでいるのですね。 花丸:とにかく起きるお。 三太郎:「ほな全員そろった様やし、行こか。 花丸、お前勇者なんやからしっ かりせえよ。」 花丸:「大丈夫大丈夫。 おいらに任せるお。」 と言って三太郎兄ちゃんの肩を叩く。 GM:三太郎は<体力>70で叩かれた。 三太郎:「痛い!。 花丸、何するんや。」 花丸:「あ、悪い悪い。」 獣槍:<体力>70だから<致傷力>は突きで8D。 花丸:「もう触らないお。」 GM:三太郎は打撲の薬の作り方を知っている。 三太郎:擂鉢と薬草取り出して潰して肩に塗る。 獣槍:何処からともなく擂鉢が。(笑) 花丸:「そうだお、こんな勇者している場合じゃないんだお。」 GM:でもだんだん勇者としてドラゴン退治しなくちゃいけない気になってく る。 琉:いつまで覚えていられるでしょうか? 花丸:「行かなくちゃならないのはドラゴンのとこじゃなくて…。」 GM:ちなみに勇者の紋章はいつの間にか花丸の所に移ってます。 琉:「ドラゴン退治…。 その前に女王様に会って…起こす?」 花丸:「そうそう、女王様に会うんだお。 氷の女王…だったお?」 三太郎:「ほな城へ行きましょ。」 雪凍/GM:「あら、勇者殿を見つけたのね。」 花丸:「…何しにここへ来たんだったお? 女王様って恐い…じゃなくて冷た い…。」 雪凍/GM:「確かに私は氷の女王を呼ばれているわ。 この城も氷で出来てますし。」 花丸:「あ、ほんと冷たい。」 琉:「ここでも冷たいって感じるのですね。 …ここ?」 雪凍/GM:「勇者殿、ドラゴンを退治して下さい。 私に出来ることなら協力しま す。」 花丸:「なら起きて。」 雪凍/GM:「起きてますが。」 花丸:「じゃなくて…寝てください。」 雪凍/GM:「そういえば…最近寝てない様な…。」 花丸:「そうそう、お休みになるといいお。」 琉:「御主人様…この呼び方は何故か違和感がありますね。 賢者様、眠り 薬の作り方はご存知でしょうか?」 GM:何故か眠り薬の作り方はしらない。 琉:「アーチェリーさんは《誘眠》の魔法は知っていますか?」 アーチェリー/GM: 「もちろん知ってるの。 …あれ? やっぱり知らないの。」 琉:「やはりここでは眠り関係は無いのでしょうね。」 雪凍/GM:「そうそう、今朝寝ましたわ。」 花丸:「でもそれ多分ほんとは寝てないお。」 獣槍:「寝タ気ニナッテイルノダロウ。」 花丸:「しばらくお昼寝して欲しいお。」 獣槍:無茶な。 琉:勇者の願いですか。 花丸:「お願い。」 雪凍/GM:「ではしばらく休むとします。」 花丸:「あちらの世界で起きるかなあ?」 獣槍:「起キタラ消エルハズ。」 GM:単に寝ているだけに見える。 花丸:「駄目か。 ここで殴ったらどうなるお?」 琉:「現実世界なら平気でしょうが、ここではどうなるか分かりませんよ。」 GM:ちなみに氷女ってのは死んだら生き返れない。 花丸:普通妖怪はいつか甦るのに。 「しょうがない、ドラゴン退治に行くお。」 雪凍/GM:「勇者殿、お願いするわ。」 花丸:「もう起きちゃったお。」 三太郎:「ここで何やっても起こすのは無理やな。」 花丸:「ところでドラゴンの弱点って何?」 三太郎:「逆鱗やな。 そこを槍で突いたらええ。」 GM:「逆鱗って触ると怒るんじゃないお?」 三太郎:「弱点やから怒るんや。」 GM:向こうの方から馬に乗った女性の騎士がやってくる。 「わたし騎士のライカよ。 勇者に同行するわよ。」」 琉:雷火の妖怪、名前も同じ雷火さんですね。 結局知合いの妖怪が全員集 まったわけですか。 雷火/GM:「ランスはわたしが使うべきだと思わない?」 花丸:「はい。 あ、ちょっと待って。 これ渡すとおいら歩くことも出来なく なるお。」 一同爆笑。 琉:エルリックとストームブリンガーですね。 花丸:「鎧ごと引きとってくれるなら渡してもいいお。 おいら勇者なんでガラ じゃないし。」 どうせなら盗賊の方がいいお。 琉:では転職に神殿を探しますか?(笑) GM:盗賊に成りたいと思う? なら勇者の装備一式が雷火さんの方に移って 花丸は盗賊の姿になる。 花丸:「ああ、良かった。」 雷火/GM:「わたしは…勇者?」 花丸:「雷火姉ちゃん似合ってるお。」
GM:途中に雑魚がいっぱい出てくるけどそれは省略。 琉:剣を10本くらい持っている奴はいませんでした? GM:いないいない。 ゴブリンとかオークとか。 全部あっさり斃せる。 そ してドラゴンの前に来た。 花丸:どんな奴? GM:全長10mくらい。 栗色のドラゴン。 花丸:栗色? なんか可愛い気がするお。 GM:顔が長い。 琉:ドラゴンなら顔は長いでしょう。 花丸:馬かな? 「お前ほんとは馬なんだお?」 GM:だが君達はドラゴンと戦わねばという気になってしまう。 そしてあっ さり斃してしまう。 花丸:「ああ、斃しちゃたお。」 GM:死体は9尾の狐に変わる。 花丸:「ああ。(泣) 仲間殺しちゃったお。」 琉:ゴブリンとかの死体はどうなりました? GM:雑魚は死ぬと消えた。 琉:なら雑魚は斃してもいいのですね。 三太郎:「取り敢えずドラゴンは斃したと女王様に報告に戻ろ。」 花丸:「狐の死体はどうするお?」 琉:「これがドラゴンの正体だと言って引渡しましょう。」
花丸:「これがドラゴンの正体だったお。」 雪凍/GM:「よくやってくれたわ。 勇者達に褒美を授けます。」 と言いながら雪凍さんは泣いている。 花丸:「どうしたお?」 雪凍/GM:「何故かとても悲しいわ。 それはともかく、帰ってきたばかりで悪い のだけど、北の地に別のドラゴンが現れたそうです。 また退治して きて下さい」 琉:「これは終りませんね。」 花丸:「これは仲間減らすだけだお。 これはあの呪文を叫ぶべきだお。」 三太郎:「そうや、大切な言葉が在ったんや…。」 GM:<知力>チェック。 三太郎:…失敗。 「何やったっけ?」 GM:他の人は-4のペナルティーが付く。 花丸&琉&獣槍: 失敗。 花丸:「思い出さないと帰れないお。」 GM:するとやっぱりドラゴン退治に行かなくちゃいけない気がしてくる。 獣槍:「我ハどらごんすれいやー。 ソレコソ我ガ使命。」 GM:槍は鍛冶屋さんが打ち直してくれる。 「さあ、ドラゴンスレイヤーの修理が終りました。」 琉:「ではまたドラゴンを斃しに行きましょう。 いや、斃すのではなくて …。」 花丸:狐さんみたいにまた仲間を殺すことになるお。 雪凍/GM:「9尾の狐は月の女神に捧げられます。」 三太郎:「月の女神?」 花丸:「それ何?」 雪凍/GM:「この地を統べる女神よ。」 琉:『月』のカードですね。 「神殿か何かあるのでしょうか?」 雪凍/GM:「この地の中心にあるわ。」 琉:そこへ行きたいですね。 GM:行こうという気は起こらない。 花丸:ああ、ドラゴン退治に行ってしまうお。 獣槍:ところで腹は減らない? GM:三太郎はお腹が減ってきた様な気がしてくる。 三太郎:「あれ? 前の飯はいつ食うたんやったかな?」 花丸:おいらがお酒無いと生きていけないんだお。 大丈夫かな? GM:<弱点>か。 頻度は? 花丸:1週間に1度お酒を2合飲まないと生きられないんだお。 GM:花丸は2回めの遠征の途中でどうしても酒を飲みたくなる。 花丸:「お酒が飲みたいお。」 GM:<知力>判定。 成功? 『きゅうり』と叫ぶとお酒が飲める様な気がす る。 花丸:「きゅうり! きゅうりをおつまみにお酒を飲みたいお!」 三太郎:「きゅうり? きゅうりとは…きゅうりだ!」 GM:すると突然、激痛が走る。 全員10ダメージ。
花丸:「ああ、お酒を飲みたいお!」 土方/GM:「ブランデーなら有るが。」 花丸:「日本酒は無い? 命に関わるんだお。」 土方/GM:「仕方あるまい…。」 と言うと秘蔵の大吟醸を出してくる。 花丸:「うぐっ、うぐっ、ぷはぁー。」 きっちり2合だけ飲むお。 琉:<弱点>のおかげで助かるというのも皮肉な話ですね。 土方/GM:「1週間も夢の中で何してたのかね?」 琉:「1週間も過ぎたのですか。」 花丸:「危なかったお。 ドラゴンと退治したんだけど…土方さん、狐さんが 死ななかったお?」 土方/GM:「ああ。 よく分かったな。」 花丸:「ああ、やっぱり。(泣)」 獣槍:ドラゴンスレイヤーのつもりがフォックススレイヤーになってしまった。 花丸:「で、あの後マネキンはどうなったお?」 土方/GM:「面目ない。 マネキンが増えるのは防いだのだが…。」 三太郎:「稼働中のマネキンにより被害者は出たと。」 GM:土方さんが机の上にカードを3枚置く。 三太郎:「おや、3体やっつけたんか。」 土方/GM:「それが違うのだ。 うちの隊が現場に行くとこのカードが落ちていた のだ。」 琉:「落ちていた?」 獣槍:「何者カガ先ニまねきんヲ斃シタ様ダナ。」 三太郎:「それとも効果が切れたか?」 花丸:「カードに話かけるお。 もしもし。」 カード/GM:「何?」 花丸:「持ち主…前に使った人は、神父?」 カード/GM:「ハイ。 黒イふーどノ男カラ神父ニ渡サレタ。」 花丸:「今までマネキンに付いていたんお? どうして外れたん?」 カード/GM:「少女ニばらばらニサレタ。」 琉:少女? 花丸:「何者?」 カード/GM:「知ラナイ。 手カラ光ガ飛ンデ人形ヲ砕イタ。」 花丸:「何のために人形動かしてたお?」 カード/GM:「知ラナイ。」 花丸:「いつも昼間はどこにいるお?」 カード/GM:「まんほーる。」 琉:マンホール? 嫌ですね。 獣槍:暗い。 汚い。 琉:暗いのば別にいいけれど、汚いのは駄目です。 僕は<汚れ恐怖症>な んです。 花丸:「薬は何処から持って来るん?」 カード/GM:「2本ノ鉄ノ線ノ上ヲ走ル物ニ積マレテイタ。」 獣槍:貨物列車? 花丸:「誰かが渡しに来るん?」 カード/GM:「置イテアルノヲ取ル。」 花丸:「それ、どこ?」 カード/GM:「? 大キナ建物ノ近ク。」 京都駅の車庫らしいと見当が付く。 花丸:「〜というわけだお。 車庫へ行って薬を押収するお。 その後マンホー ルにマネキンを潰しに行くお。」 琉:「マンホールですか? 外で出てくるの待ちません?」 花丸:「でも何処から出てくるか分からないお。」 琉:「列車で張り込みましょうよ。」 花丸:「なら駅に行くお。 汐一緒に行くか? この槍持っていれば大抵平気だ お。」 三太郎:「その槍持ってたらわっしよりよっぽど強いで。」 琉:「人間をそんな所で連れて行く気ですか? まあ。いざとなれば《庇え》 ますが。」 花丸:「なら大丈夫だお。」
GM:京都駅車庫。 花丸:「ここ?」 カード/GM:「イツモココヘ来ル。」 花丸:「ではここで張り込むお。」 GM:夜の7時くらいに貨物列車が来る。 停車すると乗務員は去っていく。 獣槍:「積荷ヲ調ベルノダ。」 琉:辺りに人はいませんね? なら近付いて積荷を調べます。 GM:箱が置いてある。 中にはあの薬品が入っている。 花丸:土方さんに押収してもらうお。 三太郎:「なら貨物列車の屋根の上に登って待ってよ。」 GM:しばらく待っているとマネキン達がやってくる。 三太郎:取りこぼさない様にせんとな。 GM:特殊部隊の50人が包囲している。 獣槍:何体? GM:10体。 獣槍:まとめて攻撃出来ないなら1体づつ斃していくのみ。 琉:木製ですから燃やすのが有効でしょうね。 <炎恐怖症>の僕はそんな 提案はしませんが。
GM:では戦闘に入ろう。 5体が君達に、5体が特殊部隊に向かう。 <移動力> 順にどうぞ。 獣槍:<移動力>10。 琉:僕は8。 花丸:6だお。 三太郎:7。 GM:マネキンは三太郎と花丸の間。 獣槍:我からだな。 飛び降りて攻撃。 汐/GM:「お兄ちゃん、あれ人間じゃないよね?」 三太郎:「ああ、だから気にせず攻撃してええで。」 琉:汐君連れて来てしまったのですね。 獣槍:移動して大振りで攻撃。 15。 大振りだから失敗。 三太郎:大振りは最大目標値9やからな。 琉:胸の本体を狙って《光針》。 精度レヴェル26ですから当然当たり。 GM:防御は出来ない。 ダメージは? 琉:12点の刺しダメージです。 その後飛び降りて近付きます。 三太郎:《水撃》抜き打ち。 目標値14。 当たり。 25点の叩き。 そのまま貨物 列車の上にいる。 GM:マネキンが獣槍/汐に2体、琉に3体向かってくる。 まず獣槍/汐に1回命 中。 獣槍:<避け>失敗。 GM:獣槍に7点の叩き。 琉:その程度ですか。 獣槍:人間なら痛いだろうな。 GM:琉には2回命中。 琉:1回めは<格闘>で<受け>、2回めも<避け>ました。 でも当たっても 痛くなさそうですね。 花丸:《踊り》だお。 威力レヴェル5。 マネキンに効くかな? GM:踊ってるよ。 一同笑。 琉:マネキンが踊るとは思いませんでした。 GM:精神持ってるからね。 花丸:なら5ターンの間敏捷力-4だお。 GM:第2ターン。 獣槍:無傷の奴を刺す。 5。 クリティカル! ダメージ2倍。 66点の刺し! GM:そりゃ1撃だよ。 その後もPC側はダメージを受けることなく第4ターンにはマネキン達を全滅させ ます。 同じ頃土方率いる特殊部隊もマネキン達を全て破壊します。 が…。 獣槍:戦闘に4ターンかかった。 ということで使用者の<知力>-4で即決勝負 が必要なのだ。 一同ざわめく。 三太郎:暴走するんか? GM:汐は失敗。 獣槍:ならバーサーク! 手近にいる相手に全力で攻撃! 花丸:えー! 琉:近くにいるのは僕ですね。 獣槍:このターンは準備して終り。 ちなみに今攻撃受けると1/2の確率で汐に 当たる。 琉:《閃光》! 発動。 威力レヴェル5。 獣槍:抵抗失敗。 琉:なら1分間目が見えなくなります。 獣槍:ではペナルティー-6で攻撃。 失敗。 ちなみに当たると10D+3。 琉:ちょっと待って下さい、いつ正気に戻るんですか? 獣槍:慰撫されるか周りに動く物が無くなるまで。 琉:ならば《分身》を消して指輪に戻るとどうなります? GM:でも気配が残っているだろうね。 琉:駄目ですか。 花丸:《踊ら》せるお。 獣槍:駄目。 <精神攻撃無効>。 琉:では《魅了》も無理と。 花丸:《幻影》は? 獣槍:それは効く。 でも今は目が見えない。 琉:それは皆で逃げるしかありませんね。 …でも<移動力>10だからそれ も無理な様な気がします。 GM:そうしていると土方さんが寄ってくる。 獣槍:そちらに向かう。 琉:後ろから飛びついて押え込む、というのは…。 獣槍:<体力>70との即決勝負になる。 琉:無理ですね。 当然獣槍狙ってディザームも無理でしょうし。 「もう戦いはおわりました。 落ち着いてください。」。 獣槍:土方狙って準備。 GM:土方さんはそのまま近付いてくる。 獣槍:攻撃する。 目標値5。 当たらない。 GM:では土方さんの攻撃。 何で攻撃するかというと、注射器だ。 一同爆笑。 獣槍:バーカーク中は<避け>られない。 GM:なら眠る。 汐は呆然としている。 琉:汐君の前に行きます。 「大丈夫でした?」 土方/GM:「何とか片付いた様だね。」 花丸:「この槍どうするお?」 琉:「後で起こせばいいでしょう。 ではカードを回収しましょう。」 GM:本体狙い打ちを受けた1枚はボロボロ。 残りの9枚は回収出来る。 花丸:「封印するお。」 土方/GM:「燃やしてしまうか。」 琉:「燃やすのは止めましょう。 後で安全な所に封印すればいいでしょう?」 土方/GM:「なら1枚だけ残しておこう。」 琉:「いえ、だから僕の前で火を使うのは止めて欲しい…。」 GM:土方さんは次々にカードに火を着けていく。 琉:「ああ、こちらに火を近付けないでください。(泣)。」
花丸:「で、寝ている人はどうするお?」 GM:夢の中では戻ってきた槍を持った雷火さんが 「さあ、ドラゴン退治よ。」 とか言っている。 琉:「取り敢えず起こせる人は起こしましょう。 岬さんにアーチェリーさ んに雷火さん。」 GM:でも居場所が判るのは岬さんくらい。 花丸:「岬さんとこ行くお。」 GM:岬さんの下宿。 今は岬さんの弟の健君が戦争から帰ってきている。 琉:人間の健君の前で岬さんを刺すわけにはいきませんね。 健君を連れ出 しましょう。 《魅了》。 花丸:そのすきに、グサッ。 「姉ちゃん、気が付いた?」 岬/GM:「何よ、痛いじゃないの。」 花丸:「でもこうしないと起きなかったお。」 三太郎:「そうそう、決して悪気が有ったわけやないねんで。」 岬/GM:「三太郎君が言うとなんか納得出来ないんだけど。」 三太郎:「まあまあ。」 岬/GM:「それにしても妙な夢だったわ。」 琉:「2匹めのドラゴンは退治してしまいました?」 岬/GM:「2匹め? 斃したと思うけど。」 花丸:「ああ、斃しちゃったお。」 琉:取り敢えず今までのことを話しましょう。
GM:土方さんの宿舎。 花丸:「これからどうするお? 妖怪なら起こせても人間は起こせないお。」 琉:「あの月の女神というのが怪しいのですけどね。 夢の中の女神の神殿 に行けたら突破口が開けると思うのですが、そこまで覚えていられる かというのが問題ですね。」 GM:相談していると、汐が 「15歳くらいのお姉ちゃんにこれを渡してくれって言われたんだけど。」 と言って袋を持って入ってくる。 獣槍:最初に人形を破壊した少女だな。 GM:『精神分裂剤』と書かれた飲み薬。 錠剤が1ダースくらい入っている。 三太郎:「実験台なら1人ここにおるな。」 花丸:「氷女の姉ちゃん? それは恐いお。」 三太郎:とにかく1粒飲ませてみよ。 GM:飲ませたが変化は無い。 琉:「これを飲んでから夢の中に入ると何かあるのかも知れませんね。 汐 君、そのお姉さん何も言ってなかったのでしょうか?」 GM:<知覚>チェックして。 琉:-8成功です。 GM:袋の端にマークが描いてあるのに気づく。 『水星』のマーク(ツノの付 いた♀)。 琉:水星? GM:<知力>チェック。 成功? なら『水星』はタロットの『星』のカード を示すことを知っている。 琉:『星』? ということはカードは全て敵とは限らない? 獣槍:でも薬の効果は判らない。 誰が元気なのが実験台にになるのだ。 琉:一番HPが高いのは獣槍。 でも飲めませんね。 GM:シナリオ作るとき槍の妖怪なんて考えてなかったから。(苦笑) 琉:錠剤水に溶かして柄の部分にでも擦り込んだらどうなります? GM:どうなるんだろ? 琉:無駄使いは出来ませんね。 ならその次に高いのは僕ですね。 獣槍:戻って来れるかな? 花丸:「また皆で飲んで眠ってみるお。」 琉:「それは危険です。 では僕が飲んで眠ってみます。 1時間ほどしたら 起こして下さい。」
GM:夢の中。 君は指輪の姿で地面に落ちている。 琉:《分身》を出そうとします。 GM:出ない。 琉:指輪の精にもなれないんですね? ではこのまま動けないわけですね。 他の《妖力》や《妖術》は使えます? GM:妖怪としての本来の姿を変える様な能力は使えない。 簡単に言うと 《変身》系が使えなくなる。 でもそれ以外の能力は使える。 琉:人格はそのままなんですよね? でも僕は動けないから…。 GM:誰かに持ち運んでもらうしかない。 というわけで動けないまま1時間が 過ぎる。
琉:「〜というわけで薬を飲むんで眠ると夢の中では妖怪本来の姿に戻って しまう様です。」 花丸:ならおいらは信楽焼の狸になるお。 獣槍:つまり我と琉と花丸、動けないのが3人。 土方も動けないだろうし。 三太郎:…とするとわっしが指輪填めて槍持って狸背負った河童になるんか? 一同爆笑。 花丸:情けない姿…。 三太郎:それで神殿に行って何せえ言うんや! 獣槍:喜んでもらえるかも。(笑) 花丸:笑わせてどうするお。(笑) 琉:岬さんは動けますよね。 鶴の姿ですが。 岬/GM:「え、また眠るの? 起きる度に怪我するんでしょ?」 三太郎:「大丈夫や。 土方はんが起こしてくれる。 死ぬ様な怪我は受けんで。」 このままいったら真っ先に死ぬのはわっしやな。 HP後40や。 GM:充分充分。あと4回も帰ってこれるじゃないか。(笑) 琉:「お願いします。 動ける人^H妖怪がいないんです。」 三太郎:「なら行こか。」 GM:眠る寸前に、土方さんが騒いでいるのが見えた。 三太郎:「一体何や…。 グウゥゥ。」
GM:河童の姿の三太郎が起きると、指輪と信楽焼の狸が落ちているのを見つ けます。 三太郎:狸背負って指輪填める。 花丸:「いやあ、すまないお。」 琉:河童の指ですか? 水掻きの指に填まるのは嫌です。 一同笑。 三太郎:途中までしか填まらん。 琉:鶴の足の指とどちらがいいでしょう? …もっと奇麗な指に填まりたい。 しかたありませんね。 《美化》を三太郎の指にかけます。 少しでも奇 麗な指にします。 一同爆笑。 三太郎:白魚の様な指。 でも水掻きがある。 琉:とにかく気を取り直して 「城へ行って雪凍さんがどうなったか確かめてみましょう。」 GM:城へ行く途中で槍を持った雪凍さんに出会う。 「はい。渡すわ。」 三太郎:「人格取り戻しはったんやな。」 雪凍/GM:「というより私が2人に分裂した様よ。 城には女王の姿をした私がいる みたい。 私は本来の姿が人間の姿と同じなので女王のふりして雷火 さんからこの槍を取り返すこのが出来たわけね。」 琉:「では僕は雪凍さんの方へ行きますね。」 三太郎:「雪凍はんには《打撃反射》の妖力があるやろ。 行く必要ないで。」 琉:「雪凍さんの指の方がいいんです。」 三太郎:「まあまあ。」 雪凍/GM:「で、これからどうするの?」 三太郎:「月の女神の神殿潰したら何とかなるんやないかないかと思うんやけど。」 雪凍/GM:「そう。 月の女神に会ったらどうにかなるかもしれないわね。」 三太郎:「ほな行ってみましょ。」 しかしこれで猿と豚がいたら西遊記やな。 一同爆笑。 花丸:《幻影》で猿と豚を出してあげるお。(笑)
GM:月の神殿。 三太郎:中に入って行く。 女神/GM:「そなた達は何者?」 三太郎:「旅の河童です。」(笑) 花丸:違うお。 三太郎:「そう言うあんさんは何者や?」 女神/GM:「わらわはこの地を統べる月の女神。」 琉:「ここで何をしているのです?」 女神/GM:「この世界を支えておる。」 琉:「この世界に住人が流れ込んで来ているのは何のためでしょう。」 女神/GM:「わらわの民を増やすため。」 琉:「ドラゴン退治が行なわれるのへ何故ですか?」 女神/GM:「神父に頼まれた。」 三太郎:「神父?」 女神/GM:「ドラゴン退治すれば代わりに民を増やすのを手伝ってくれる。」 琉:「それは迷惑です。止めてください。」 女神/GM:「せっかくわらわの民が増えているの繁栄しているのだ。 何故止めね ばならん?」 琉:「所詮はここは仮の世界でしかありません。 ここでの繁栄は幻にすぎ ません。」 女神/GM:「わらわにとってはこの夢の世界こそ全て。」 三太郎:「この世界の繁栄は単に別の世界の繁栄を切り取って持ってきただけや んか。 そんなものは真の繁栄と違うねんて。」 女神/GM:「この世界は現世の影。 真の繁栄など有り得ない。 それが定め。」 獣槍:開き直っているな。 三太郎:「このままやったら夢の世界は魔の世界として忌避されまっせ。 それ はあんさんの望みやないやろ?」 女神/GM:「喜んでここにいる人間もいるぞ。 ほらこの民達の嬉しそうな顔。」 空中に映像が浮かぶ。 三太郎:現実から逃避してるんやな。 琉:「よく見て下さい。 本当に心の底から喜んでいる様に見えますか?」 女神/GM:「だが現世はその日の食事すら満足に取れない者も多い。 仮の喜びす らないではないか?」 三太郎:「現実ではきゅうり1本食うのかて一所懸命働いてやっと手に入る。 や けど、そやからこそ、それを食う嬉しさゆうもんがあるんや。」 GM:君の手元にきゅうりがいっぱい現れる。 君の望む通りの美味しそうな きゅうり。 一同笑。 三太郎:ジュルジュル。 「あ、いかんいかん。 そやから、何の努力もせずに望む物が手に入る 世界と言うのは何か間違うとるって。」 女神/GM:「では仕事を与えよう。」 琉:「人は夢の中だけでは生きられません。 現実の世界に帰してあげて下 さい。 この世界で死んでいく人間がいるのはご存知ですよね? この 世界にずっといると人は衰弱して死んでしまいます。」 女神/GM:「帰すのか…。 だがそれは寂しいのう。」 琉:「ずっとここにいるのがまずいのです。 1日に1度ここへ来て、また帰 っていく、それでいいじゃないですか。」 女神/GM:「所詮わらわは夢の世界の女神。 それは解っていたのだがのう。」 花丸:「1度帰ってもまた来てくれるお。」 女神/GM:「ならば現世に帰ることを望む者は帰し、ここに留まりたい者だけを残 す、それでどうじゃ?」 琉:「現実を捨てて夢に留まりたい人ですか。 …そういう人もいるでしょ うね。」 女神/GM:「選ぶのはその人間次第じゃ。」 琉:「選ばせるのなら現実世界の記憶を返した上でないといけませんよ。」 三太郎:「この世界にいると仮初めの記憶が与えられるんやからな。」 花丸:「ずっとここにいれば向こうでは衰弱していくことも知らせるべきだお。」 琉:「ここにいればやがて死ぬということ、そしてこの世界は幻に過ぎない こと、それを教えた上で選択させるべきです。」 女神/GM:「ではそうしよう。 それでも残る者はわらわの民じゃ。」 三太郎:「…でも何か違うゆう気がする。」 琉:「すべて理解した上で、なおかつこの世界を選ぶというのなら…それは その人が選んだ道です。」 花丸:「そんな人を無理矢理連れ戻すのがいいかどうか分かんないお。」 獣槍:「生キル気ノ無イ人間ガ生キル必要ハアルマイ。」 三太郎:「わっしは賢者やないから難しいことはよく分からん。 ほんとにそれ でええんやろか?」 琉:「先には死しか無いことを知った上で、ほんのわずかの間夢を見たいと 思うのなら…他人がその選択は間違いとは言えないでしょう。」 花丸:「人間が選んだことなら妖怪が口出すべきじゃないと思うお。」 三太郎:「でも同じことが繰り返されないとゆう保証は?」 女神/GM:「この世界を望む者は迎える。 だが現世を望むならばすぐに帰す。 そ れは約束する。」 三太郎:「あんさんが約束したかて、神父があんさんに力を及ぼすことはないん か? あんさんの本体は何処や?」 女神/GM:「わらわの本体は現世にはない。 ここじゃ。」 女神は胸元をはだける。 そこには1枚のカードが浮かんでいる。 「わらわが消えればわらわの治める領域におる者は現世に戻される。 わらわを信じられないならば討つがよい。」 花丸:「カードの言うこと、信じていいんお?」 琉:「カードがすべて敵というわけではないでしょう。 もしこれからまた 問題が持ち上がれば再びここへ来て対処するまでです。」 三太郎:「ええんか? ほんとにこれでええんか? 分からん。 わっしには分か らん。」 花丸:「どうせ結論は出ないお。」 琉:「いいでしょう。 今はあなたを信じましょう。 ですがもしあなたが約 束を違えることばあればまた来てあなたを討ちます。」
原因不明の『眠り病』にかかった者のうち、8割はある日急に目覚めた。 だが残 る2割はそのまま目覚めることなく死んでいったという。 眠ったまま苦しむことな く死んでいったこと、その死に顔が皆安らかであったことがせめてもの救いであろ うか。
GM:君達が夢の世界にいる間に現実世界ではとんでもないことが起こってい た。 比叡山が破壊されたというニュースが飛び込んで来る。 プレイヤー全員: 比叡山!? 花丸:信長が焼き討ちでもしたお? GM:山の嶺が振っ飛んでいる。 三太郎:「なんや、何が起こったんや?」 GM:眠り病のために妖怪が何人も京都の町に降りてきてしまったので山の護 りが弱まった。 そのすきをつかれた様だ。 琉:「…眠り病は実は陽動? …だとしたら…まだ事件は終っていない。 そ してこれから起こることこそあいつの…神父の真の目的。 どうやら 休んでいる暇は無さそうですね。」 続く
『月』 1996/7/13 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


Rerurn to ...
RPGについてあれこれ
Magician's Room Top Page

このページのご意見,ご感想はこちらにどうぞ。
takasi-i@ex.ee.kindai.ac.jp