幽霊事件リプレイ

学園アイドル誘拐事件


キャラクター
☆橋本佐織
  2年F組の放送部員。
  かなりの美少女なのだが、彼女と付き合っている浩には羨望よりもむしろ同情
の方が多く寄せられている。

☆川口浩
  2年F組。
  佐織とは公認の仲。 その我慢強さは有名。


東京の一角に、時に忘れられた様な建物が、ひとつ建っていた。 私立赤霧学園。 百年以上、この地を見つめていたこの学校の旧校舎が、ついに取り壊されるこ とになった。 今まで平和だったこの学園に、急に数々の怪奇事件が起き始めたのも、ちょう どその頃からだった―。 これから語るのも、そうした奇妙な事件のひとつである―。
9月。 赤霧学園は、1週間後の文化祭に向け、活気付いていた。 GM:文化祭もあと1週間ということで、ホームルームではクラスの出し物 に関して話し合われています。 浩:文化祭か。 有志集めてバントやりたい。 佐織:文化祭なんてあたし知らないわ。 浩、フケるわよ。 浩:え? 佐織:というわけであたし達はホームルームフケて放送室でお茶飲んでるわ。 浩:サボるのか? 佐織:そうよ。当然、浩も一緒に来るわよね。 浩:む…。佐織がそう言うのなら一緒にサボろう。 GM:放送室には部長の大神君がいます。 「なんだ、お前らもサボリか。」 佐織:「クラスの出し物なんてやってられないわ。」 GM:さて、そうして放送室でお茶飲んでると、チラシが回ってきます。 『ミス赤霧コンテスト:参加者募集!』 浩:「佐織、出ないか?」 佐織:「遠慮するわ。」 と<素敵な笑顔>。 浩:「どうして? 出りゃいいじゃないか。」 佐織:「あたしが出てもね。」 でも心の中では (出るからには絶対優勝よ!) 浩:「たしかに、佐織じゃ出てもな。」 佐織:無言で裏拳。 浩:「うぐっ…。」 大神/GM:「橋本さん、出ないのかい? 部の宣伝にもなるし、出てみないか?」 佐織:「でも、文化祭はいろいろ忙しいでしょう? あたしはそちらのお手 伝いをさせてもらうわ。 あたしがいないとミキサー動かせないで しょう? 大神/GM:「たしかにそうなんだよな。 いい加減、みんなミキサーの使い方覚 えて欲しいものだ。 それじゃ、橋本さんはミスコン出場はきつい か…。」 佐織:ところで、あたしって、客観的に見てどう? GM:佐織さんは<カリスマ>6ですし、<美しさ>5に<素敵な笑顔>3で すからかなりのものです。 佐織:でも確実に優勝ってまではいかないでしょう? GM:それはなんとも言えませんね。 佐織:なら勝算が出るまでは参加は見合わせておくわ。 GM:そこにチラシがもう1枚回ってきます。 『ミス赤霧コンテスト・男子の部:参加者募集!』 浩:ミス? ミスターじゃないのか? GM:ミス、になってますね。 「橋本さんは出ない、と。 じゃ、そういうわけだから、川口君、頼 むよ。」 浩:「え? なんで俺が?」 大神/GM:「やっぱり、部の宣伝考えると、誰か1人は出てくれないとね。」 浩:「俺は部員じゃないぞ。」 佐織:「でも部費は払ってるでしょ? ほとんどお茶代だけど。」 浩:「俺のこの顔で、このガタイで、女装なんて似合わないぞ。」 大神/GM:「だから面白いんじゃないか。出てくれるね?」 と<素敵な笑顔>を川口君に向けます。 浩:<説得>する! …。 失敗。 大神/GM:「じゃ、放送部からは川口君が参加、と。」 浩:「だから俺は部員じゃないってば。」 大神/GM:「心配ない。 ほら、ここに入部用紙がある。」 佐織:「“川口”って判子ならあたしが押してあげるわ。」 大神/GM:「ほう、判子まで持ってるのか。 流石川口君の嫁さんだな。」 佐織:「浩のサインだって、そっくりにまねできるわよ。」 浩:「佐織、俺に女装させて楽しいか?」 佐織:にっこり微笑んであげるわ。 浩:「うっ…。」 大神/GM:「さて、今日は川口君の入部歓迎祝いだな。」 佐織:「ならお茶会ね。 浩、お茶菓子買ってきて。それから部長もお願い ね。」 大神/GM:「俺がかい?2人で行って来たらどうだい?」 佐織:「病弱なあたしにこの日射しの中歩けと?」 GM:佐織さんのHPは19。平均なんですけど。 浩:HPは俺の方が低いじゃないか。 佐織:情けない男ね。 浩:<我慢>と<持久力>は高いんだが。 一同笑。 GM:なるほど、そこは鍛えられたんですね。
浩:「お菓子買ってきたぞ。 ああ、暑かった。」 GM:放課後になると、部員達も何人か放送室にやってくる。 「みんな知ってると思うが、紹介しよう。 新しく部員になった川口 君だ。」 浩:「…よろしく。」 大神/GM:「文化祭には彼が放送部代表でミス赤霧コンテスト・男子の部に出場 してくれる。 みんな拍手。」 佐織:パチパチ。 「服はこれね。」 とどこからともなくピンクハウス系の服を取り出すわ。 大神/GM:「流石橋本さん、用意がいいな。 それじゃ、頼むよ。」 佐織:「任せて。この1週間で甲子園を狙えるくらいにしてみせるわ。 さ、 浩、特訓よ。」 浩:…もうこうなったら開き直って優勝狙うしかないのか。 佐織をはじめ放送部員は浩をミス赤霧コンテスト・男子の部に出場させるべく、 よってたかって浩に化粧する。 GM:では佐織さん、奇麗に化粧させられたかどうか、<変装>で振ってみ てください。 佐織:1レヴェル成功。 GM:それでは化粧されてる川口君、この状態に耐えられるか、<我慢>で 振ってください。 浩:1レヴェル成功。耐えてしまった。 GM:寄ってたかって化粧されるという試練に耐えた川口君は、遠目になら 女の子に見えなくもない、というくらいにはなりました。 浩:うう。 ちょっと目に涙。
GM:さて、全員<発見>で振ってみてください。 佐織:(コロコロ…コロコロ…コロコロ。) あら、5レヴェル成功よ。 GM:5レヴェル!? それは伝説的大成功ですね。それでは佐織さんはこん な紙を発見しました。 大きく、『ミス赤霧コンテスト:大予想!』と書かれたその紙には、各参加予 定者の名前と、それぞれに“◎”や“△”といった記号がが示されていた。 GM:これは、ミス赤霧コンテストの際に陰で行われているらしい優勝者当 てダービーの予想の様です。 佐織:ま、よくある話ね。 GM:女子の部、男子の部ともに参加予定者のオッズ予想が書かれています。 佐織:浩の予想倍率は? GM:<美しさ>で振ってみてください。 浩:そんなもの持ってない。 GM:では川口君は特に注目はされていない様です。 佐織:ふふ。みてらっしゃい。 浩:男子の部って、他にどんな奴が出てるんだ? GM:男子の部は、だいたい各クラブから1人ずつくらい出てる。 大抵は1 年生で、貧乏くじを引かされたんだろうな、と思われる。 浩:どうして2年の俺が出されたんだろう? GM:男子の部のオッズは皆どんぐりのせいくらべ。1人妙に倍率の低いの がいたりするけど。 佐織:「浩、勝つのよ。」 浩:女の子の方は? GM:女の子は今のところ参加者は8人。 浩:女子の方が少ないのか。 佐織:そうね、男子ならシャレですむけど、女の子はよっぽど自信が無いと 出られないでしょう? GM:今のところ、優勝候補に上がってるのは、演劇部の森村麗さんと女子 体操部の橘紀子さん。 浩:ところで、このオッズ表は何処にあったんだ? GM:印刷室のゴミ箱の中です。 浩:胴元は誰だ? GM:賭博の大元は実は生徒会らしい、と聞いたことがあります。 今の生 徒会は生徒会長をはじめかなりの切れ者揃いだと言われています。
GM:さて、そんんなこんなで今日の部活は終わりました。 では川口君、 ちゃんと化粧を落とせるか、<器用さ>で振ってください。 浩:(コロコロ) 成功。 ひょっっとして、化粧する度に判定が要るのか? 佐織:ちゃんと落さないまま家に帰ったら家族の笑い物ね。 浩:佐織、俺が笑われて楽しいか? 佐織:にっこり。
GM:翌日、川口君に連絡が来ます。 『ミス赤霧に出場する方は、練習がありますので放課後、講堂に集合 してください。』 浩:コンテストに練習? GM:手順説明もありますから。 佐織:当然あたしも見にいくわ。
放課後、講堂にミス赤霧コンテストの出場者達、およりスタッフ達が集まって きた。 単に暇潰しに見にきたと思われる野次馬もけっこうおり、練習とはいえ 講堂は熱気に包まれている。 GM:男子の部の出場者には、これが女装するとさぞかし怖いだろうな、と いう様な面々がずらり。 佐織:SANチェックね。 GM:まずは女子の部の練習です。 出場予定の女の子8人が順に紹介されま す。 エントリーナンバー1番から順に、名前が呼ばれると、ソデから スポットライトと共に女の子が登場してきます。 「続いてエントリーナンバー5番、春日野さくらさんです。」 女の子が登場する度に、野次馬の間から 「さっくらちゃぁぁん。」 とかいう声がかかります。 佐織:『S・A・K・U・R・A,サクラ!』 とか、一々文字を区切って呼んだりするやつね。 GM:舞台では7人の女の子が登場し、残すは8人めの森村麗さんです。 浩:一番オッズが低かった娘だな。 GM:と、そのとき、控室の方から女性の悲鳴が聞こえてきます。 「きゃあぁぁぁぁぁ!」 浩:控室に飛込む。 GM:控室には、スタッフの女の子がいました。 「い、今、ジャージの男が入ってきて、麗ちゃんをつれていっちゃっ たの!」 と指差す先には、人間が入るくらいの大きさの包みを抱えたジャージ 姿の人物が、走って逃げていきます。 浩:追い掛ける! 「待て!」 GM:では<競争>で振ってください。 浩:…失敗。 HP注ぎ込む…けど失敗。 GM:ジャージの人物は廊下の角をを曲がって逃げていき、川口君はそいつ を見失ってしまいました。 浩:近くにジャージ姿の人間はいないか? GM:ジャージ姿なら、運動部系の部活動してる生徒がいっぱいいます。 浩:「見失ったか…。」 佐織:「逃げられたの? 駄目じゃない。」 GM:では、<聞き耳>してください。 佐織:1レヴェル成功。 GM:再び悲鳴が聞こえます。 どうやら通り過ぎた途中にある部屋の一つか らの様です。
悲鳴の聞こえた部屋に駆け込む浩。 そこには、コンテストの出場者、森村麗 が俯せに倒れており、その周囲に赤い液体がじわじわと広がりつつあった。 そ して、麗の背中には、1枚の紙が置かれてあった。 『コンテスト出場を辞退せよ。さもなくば今度は本物の血の海に横たわること になる。』 浩:駆け寄る。 液体は血じゃないよな? GM:すぐに分かるけど、そばには水性の塗料の缶が転がっている。 佐織:これでまず1人ね。 あともう1人消えればあたしの優勝は確実。 浩:とりあえず、彼女を抱き起こす。 佐織:そこへあたしも入ってくるわ。 そしたら浩が一見血だらけの女の子 を抱えてるのよね。 「浩、殺ったのね? 警察行きましょう。」 浩:「よく見ろ。 これはペンキだ。」 佐織:「あら、ほんと。 で、どうしたの?」 浩:「どうしたの、じゃないだろ。」 GM:君達2人が森村さんをほっぽっといてそうやってじゃれている間に、 森村さんは気が付いたようです。 「あれ、麗、どうなったの?」 そこで真っ赤な液体を見て 「きゃあぁぁぁ!」 浩:「落ち着け。 血じゃない。」 GM:その頃、他の人達も入ってきます。 そして、血だらけの森村さんを 抱えてるのを見て 「麗に何するんだ!」 浩:「誤解だ。」 <説得>1レヴェル成功。 GM:では皆納得してくれた様です。 佐織:辺りに不信な人物はいない? こういうのって、きっと愉快犯だから、 野次馬のふりして見に来てると思うんだけど。 GM:<観察>で振ってみてください。 佐織&浩:失敗。 GM:森村さんは抱えられて保険室に運ばれていきます。 佐織:誰が運んでるの? GM:運んでるのは演劇部部長の日鷹君。 3年生で、結構演劇部を引っ張っ ていってる人です。
佐織と浩はまだ混乱の収まらない講堂を後に、放送室に戻ってくる。 GM:ところで、まだ男子の部の練習が残ってるんですが? 佐織&浩:ポン。 忘れてた。 佐織:こういうところだけは気が合うのよね。 大神/GM:「コンテストの方、大変だったそうだな。」 浩:「ああ。 森村麗が誘拐されかけたんだ。」 大神/GM:「で、犯人は川口君なんだって?」 浩:「違う!」 大神/GM:「おや、そうなのかい? もし川口君が犯人だった場合は、昨日付け で退部してることにしておくから、何も心配せず名乗り出てくれて いいぞ。」 佐織:「放送部は一切無関係だからね。」 浩:ひっでぇ。 血も涙も無いな。 「冗談はともかく、誰がやったんだ?」 佐織:「まず考えられるのは、森村麗を恨んでる人物よね。 怨恨の線から 調べていきましょう。」
佐織:森村麗について噂集めるわ。 GM:森村さんは演劇部の看板女優です。 少々目立ちたがりというところ がある様です。 佐織:付き合ってた男とかは? GM:部長の日鷹君と付き合っているらしい、という話は聞けます。 佐織:去年までのミスコンで、こんな事件が起ったりはしてないわよね? GM:少なくとも公式記録上では存在しません。 佐織:何かするっていっても、高々高校のミスコンだしね。 ダービーだっ て、所詮は高校生のお小遣いレヴェルよね? GM:さて、それはどうでしょう? 佐織:後ろに大人がいるのかしら? ミスコンの時期に、やたら張り切る先 生とかいない? GM:文化祭の時期には張り切る先生は若い先生を中心にそこそこいますね。 佐織:特にミスコンに絡んでは? 必要も無いのにミスコンのリハーサルに 顔出すとか、必ず一番前の席を陣取ってるとか。 GM:そういう先生なら1人います。 2年の学年主任の須神先生です。 ミス コンに顔出しては偉そうにコメントしていくんですが、単に女好きな だけ、というのが生徒達から評価です。 佐織:最近、急に羽振りが良くなったってことはない? GM:どうやって調べます? 佐織:そうね、男しか行けないところもあるわよね。 浩:そこでどうして俺を見る? 佐織:駄目ね、浩は尾行に役立つ技能持ってないんだったわよね。 <鍵開 け>や<暗号解読>すら持ってないんだから。 浩:普通高校生はそんな技能持ってないだろ。 佐織:あたしは持ってるわよ。 浩:それはともかく、 「演劇部の森村麗が出場辞退したら、女子体操部の橘紀子の優勝の可 能性がかなり上がるな。 彼女が優勝するために手を回したという のはどうだ?」 佐織:「それはそのまんまなのよね。 今回の事件が起ったのは、裏でそれ なりのお金が動いてるからじゃないかしら? もしそうなら…その お金、横取りしたいわね。」 浩:「金が目的としたら、オッズの倍率の変動を狙って、か。 橘紀子に 賭けてる誰かが企んだ。 あるいは、森村麗が狙われてると思わせ て倍率を上げておいて、やっぱり森村麗が優勝すれば儲かるはずだ。」 佐織:「その他の可能性としては、あたしが飛び入り参加で優勝するために、 事前にライバルを潰しているということね。 でも、ま、これはま だ実行には移してないから、この可能性は消えるわね。」 浩:その可能性が一番高いんじゃないだろうか? GM:ではそれを無意識のうちにやってないか、チェックしましょうか。 佐織:まだやってないわよ、まだ。 「これからすることとして、まず一つは、賭けの胴元らしい生徒会に かまかける、でしょ。 それから、二番人気の橘さんに同じ目に合 わせる。」 浩:「同じ目?」 佐織:「狂言よ、狂言。 そうすれば、またオッズが変わるでっしょ? そう すれば犯人も再び動くかもしれないわ。」 浩:「橘紀子に協力を要請するのか。 ならそう言ってくれよ。」 佐織:「言い方がまずかったかしら?」 とにっこり。 「そして三つ目、生徒会室に忍び込む。」 GM:学園の生徒なら知ってますが、赤霧学園の生徒会室のセキュリティー は相当なものです。 それに、生徒会を敵に回すと、とんでもないこ とになります。 佐織:生徒会敵に回したら? うーん、そうね、退学してお嫁に行こうかし ら? GM:今後のことを相談してると、 「号外だよ。」 と校内新聞が回ってくる。 この学園には、赤霧新聞だの、赤霧タイ ムズだの、赤霧スクープだの、複数の新聞部があって競い合っていま す。
学園アイドル襲われる! 本日、講堂で行われたミス赤霧コンテストの練習中、出場予定者である演劇部 の森村麗さんがジャージ姿の男に連れ去られるという事件があった。 幸い、麗さんはすぐに保護され怪我も無かったが、そばには犯人からの脅迫状 と思われる紙が置かれてあった。 それによれば、犯人は麗さんの出場辞退を要 求してるという。 学園アイドルを狙った卑劣な犯行に、我々としても怒りを覚えざるを得ない。 森村麗独占インタヴュー! 記者:「麗さん、犯人にお心あたりは?」 麗:「えぇっと、麗、突然後ろから襲われたんで、よくわかりませぇん。」 記者:「犯人はコンテスト出場を辞退せよ、とのことですが?」 麗:「こんなことでは麗、負けない。 だから、皆、麗を応援してね。」
浩:何か、張り倒したくなる女だな。 倒れてたときはちょっと可愛いか な、と思ったんだが。 佐織:<聞き耳> 2レヴェル成功。 「今何て言ったの?」 浩:「い、いや、何も。」 佐織:「あの女が可愛い、って聞こえたわよ?」 と壁にパンチ。 部長/GM:「ああ、また壁に穴開けたのか。 部屋壊さないでくれよ。」 浩:当ってたら、俺、どうなってたんだろう? 佐織:「それにしても、襲われたわりには森村さん、余裕よね。」 浩:「実は狂言だった?」 佐織:「可能性はあるわね。」 浩:「襲われたとなれば同情票も集まるよな。」 GM:では浩は思い出します。 事件当時、森村さんが入ってると思われる 包みを持ってジャージの男が逃げていきましたが、やけに軽々と持っ てました。 佐織:大体見えてきたわね。
翌日。 学園は森村麗が襲われたことについての噂で持ち切りとなる。 GM:森村さんには日鷹君が護衛する様についています。 で、森村さんが 歩く度に、回りから 「麗ちゃん、頑張って。」 とかいう声がかかります。 森村さんは手を振って 「麗、頑張りま〜す。」 佐織:そこまで行くと、なんか、笑っちゃうわね。
GM:昼休みになると、大神が 「昼の放送するから、手伝ってくれ。 今日はゲストに森村さんを呼 べたから、橋本さん、インタヴュアー頼むよ。」 浩:それはチャンスだな。 いろいろ質問できる。 GM:森村さんと日鷹君が放送室にやってきます。 「今日はゲストに演劇部のお2人を呼んでいます。」 佐織:「今日は、森村さん。」 麗/GM:「麗、って呼んでください。」 佐織:「じゃ、麗さん。 いつも元気ね。」 麗/GM:「みんなが麗を応援してくれるお陰でぇす。」 佐織:「流石みんなのアイドルね。」 麗/GM:「アイドルだなんて、麗、嬉しい。」 佐織:「ところで、昨日は大変だったわね。」 麗/GM:「麗、すっごく怖かったです。」 佐織:「犯人の男性ですけど、どんな感じでした?」 麗/GM:「麗、よくわかりません。 控室にいたら、突然、後ろで物音がした と思ったら、気が遠くなったんです。」 佐織:「目撃者の話によると、男が1人で運んでいったらしいわね。 でも、 1人で人1人抱えて走れるものなのかしら?」 麗/GM:「麗、そんなに重くありません。」 佐織:事件のこと持ち出したときに、麗に何か不信な様子は無い? GM:<観察>で振ってみてください。 佐織:(コロコロ) 1レヴェル成功。 GM:(コロコロ) 特に何もおかしな様子はありません。 佐織:狸女ね。 浩:向こうは演劇部だからな。 佐織:「じゃ、日鷹先輩になら抱えられたこと、あるのかしら?」 麗/GM:「えぇっ。 そんなこと聞かないでください。」 佐織:「犯人に連れていかれてる間、ずっと気を失ってたの?」 麗/GM:「麗、よく覚えてません。 気がついたら回りに赤いペンキが広がっ ていたんです。 麗、びっくりしちゃった。」 佐織:「いつ気が付いたの?」 麗/GM:「たしか、麗が倒れてる上で、男の人と女の人が何か話してる様な声 が聞こえました。 麗、すっごく嫌な感じしたんです。 ひょっとし たらそれが犯人なのかもしれません。」 佐織:「そうかもしれないわね。」 とにっこり。 「実は犯人は日鷹さんとか?」 麗/GM:「えぇっ。 何言ってるんですかぁ。」 佐織:もう1回<観察> 2レヴェル成功。 GM:森村さんは一瞬、受け答えに戸惑った様です。 佐織:もうだいたい聞くことは聞いたわね。 「それでは、コンテストに向けての抱負を一言。」 麗/GM:「麗、すっごく怖かったけど、みんなが応援してくれるから、麗、頑 張ります。」 佐織:「今日のゲストは今年のミス赤霧の優勝候補の森村麗さんでした。」
GM:昼休みが終わる頃には、もう赤霧タイムズの号外が出ています。 『〜と、森村嬢はコンテストへの決意を新たに述べたのであった。』 佐織:破って捨てるわ。 GM:新聞にはまだ続きがあります。 『ところで、森村嬢をインタヴューしてた森村嬢に勝るとも劣らぬ美 女に気付いたであろうか? 彼女こそは放送部の美人キャスター、 橋本佐織嬢である。 今のところ、彼女は今回のミス赤霧には出場 の意思を示していないが、もし出場すれば優勝争いに大きく食い込 んでくるものと思われる。』 佐織:ちょっと嬉しいわね。 GM:さて、裏で新しいオッズ表が回ってるのを見つけました。 倍率が新 しくなっています。 事件以降、森村さんの人気がグンと伸びた様で、 今ではダントツの一位です。
佐織:「浩、さっきの放送で森村さんにかまかけたから、何かあるかもしれ ないわ。」 浩:「結構挑発したからな。」 佐織:「そのときは守ってくれるわよね。」 でも多分あたしの方が強いけど。 「さて、あたし達も動きましょう。 オッズを変動させればきっと向 こうはまた動き出すわ。 橘さんを呼び出すわよ。 人目に付かな い所がいいから…体育館の裏かしら。」 浩:「何処へ呼び出す気だ。」 佐織:「橘さんをす巻きにして川に放り込むの。」 浩:「違うだろうが。」 佐織:「冗談はともかく、橘さんにお願いして狂言で襲われてもらいましょ う。」 浩:「承知してくれるか?」 佐織:「しなかったら、やっぱりす巻きにして川よ。」 浩:「オッズを変えるのなら、佐織が出ればいいんじゃないか?」 佐織:「今出場しても面白くないわよ。 あたしが出るのはあたしの優勝が 確実になってから。」
佐織:「ね、橘さん、ちょっと放送室へきてくれない?」 橘/GM:「どうして?」 佐織:「ちょっとお話があるの。」 橘/GM:「ここじゃ駄目なの?」 佐織:「ちょっとね。」 橘/GM:「分ったわ。」 では放送室にやってきました。 「で、何の用?」 佐織:「ミスコンのことなんだけどね、どうも何かが動いてる様な気がしな い?」 橘/GM:「森村さんが襲われたのを動いてると言わずして何と言うのよ?」 佐織:「やっぱり何か裏にあると思うでしょう?」 橘/GM:「ええ。 森村さんが襲われたでしょう? ひょっとしたら、アタシも 襲われるかもしれないと思うと怖くて。」 佐織:「だからね、犯人をあぶり出そうと思うの。」 橘/GM:「あぶり出し?」 浩:「君にも襲われてもらいたいんだ。」 GM:ずざざざざっ。 橘さんは壁に貼り付きます。 浩:「だから、そういう意味じゃない。」 佐織:「狂言で騒ぎ起してみようと思うのよ。」 橘/GM:「どんな?」 佐織:「浩をす巻きにして川に浮かべるの。」 橘/GM:「それはいい考えね。」 浩:「おい、俺が襲われてどうするんだ?」 橘/GM:「川口君って、たしか男子の部の出場者でしょ?」 浩:「そりゃそうだが…。」 佐織:「冗談は置いておくとして、今度のミス赤霧、優勝候補はあなたと森 村さんんよね?」 橘/GM:「本当ならアタシの優勝で決まりのはずだったんだけど、あの事件以 来、あの娘に注目が移ってしまったからどうなるか分らないわね。」 佐織:この娘も自身過剰なのね。 「だから、この状況を変えないとまずいと思わない?」 橘/GM:「どうするの?」 浩:「だから君が襲われるんだ。」 GM:ずざざざざっ。 浩:「だから、そういう意味じゃないってば。」 橘/GM:「じゃ、どういう意味なのよ。」 浩:「狂言だって。」 佐織:「森村さんが襲われたのね、あれも多分狂言よ。 だって、あのとき、 犯人とされてるジャージの男は森村さんを抱えて走っていったのよ? 常識的に考えて、人1人抱えて走れる?」 橘/GM:「そうよね。 アタシだったら軽いから可能だけど。」 浩:こいつも同類か。 佐織:「この間赤霧タイムスの森村さんの特集で体重載ってたでしょ? あ れ、記者買収したんですって。」 橘/GM:「そうよね、あんな軽いはずないわよ。」 佐織:「そう思うでしょ? あの娘ってね、実は体重…kgなのよ。 橘/GM:「やっぱりそれくらいはあるよね。」 佐織:「だからね、あの事件、狂言だと思われるの。 今日のあたしのイン タヴューでも、たまに不信な素振り見せてたし。」 橘/GM:「それで、アタシも狂言騒ぎを起すの? アタシ、演技に自身なんて ないわよ。」 佐織:そ、そういえばそうよね。 浩:森村さんは演劇部の看板女優だからこそあれだけできたんだからな。 佐織:しまったわ。 …橘さんって、きっとおしゃべりよね。 GM:それはもう。 佐織:…いいわ。 逆に橘さんにいろいろ吹き込んで泳がせておけば。 浩:「橘さん、森村さんの事件が狂言だという話、絶対に他では喋らない でくれよ。 佐織:「あたし達、実はすごい秘密を握ってるの。 でも、今の状況ではま だ話せないのよ。」 橘/GM:「大丈夫、アタシ、口固いから、喋ってくれても平気よ。」 佐織:「ちょっと書類を手に入れたの。」 橘/GM:「どんな書類?」 佐織:「それは今は言えないわ。 言うとあなたも危険になるから。」 橘/GM:「そうなの? でもアタシが言わなければいいんでしょう?」 佐織:「じゃ見せるけど…これなのよ。」 古い方のオッズ表を見せるわ。 橘/GM:「これは?」 佐織:「オッズ表。 ミスコンの裏で賭事がされてるのよ。」 橘/GM:「噂には聞いてたけど、本当にやってたのね。」 佐織:「いい、絶対に他で言っちゃ駄目よ。」 橘/GM:「任せて。 絶対に言わないわ。」 そうして橘さんは去っていきました。 佐織:「これで橘さんを泳がせておけば、噂は広まるわね。」 浩:「危険があるかもしれないけどな。」 佐織:「この事件って、本当に校内だけで収まってるのかしら? 浩、ネッ ト上から調べられない?」 浩:俺は<コンピュータ>1しか持ってない。 一応振ってみるが…失敗。 GM:それでは公開情報しか分かりません。 佐織:「相手は演劇部。多少かまかけたところで、演技力でとぼけられて終 わりね。」 GM:思い出したんですが、森村さんの事件のとき、控え室にいたスタッフ の女生徒はやはり演劇部です。 佐織:「あの場にいたスタッフも演劇部ってことは部ぐるみの狂言ね。なら、 演劇部の下っ端から崩せるかもしれないわ。」
佐織:取材と称して演劇部の1年生捕まえるわ。 「放送部の者だけど、ちょっと演劇部の人にお話聞きたいの。」 演劇部員/GM: 「わたしなんかでいいんですか?」 佐織:「いいのよ。 この間は大変だったわね。」 演劇部員/GM: 「ええ、麗先輩が襲われるなんて。」 佐織:「最近、森村さんに何か変わったことなかった? 舌が伸びて夜中に 油舐めるとか、首が伸びるとか。」 浩:「部室で何かが勝手に動き出すとか。」 演劇部員/GM: 「えぇっっ、それって見た人は祟り殺されちゃうんでしょう?」 佐織:「冗談はともかく、何か森村さんに変わったことはない?」 演劇部員/GM: 「麗先輩、あの事件が起ってから結構忙しそうにしてます。」 佐織:「事件が起る前は? ミスコンに申し込んでから落ち着きが無くなっ た、とかない?」 演劇部員/GM: 「麗先輩に落ち着きが無いのはもとからですから。」 佐織:「何か森村さんについて、変わったことはない?」 GM:<カリスマ>で振ってみてください。 佐織:2レヴェル成功。 演劇部員/GM: 「最近、麗先輩、日鷹先輩と喧嘩してるみたいです。 日鷹先輩って、 結構まじめに演劇やろうって感じなのに、麗先輩はとにかく目立と う、って感じですから。 ときどき劇の仕方について口論してます。」 佐織:「森村さんって、目立ちたがりなの?」 演劇部員/GM: 「ええ、麗先輩、ほとんどアイドルのノリですから。 でも、それで 違和感無く皆アイドルって認めちゃうのが麗先輩なんですけど。」 佐織:「それが日鷹君には面白くないわけね。 でも、日鷹君の方が部長な んだから、権限強いんじゃないの?」 演劇部員/GM: 「でも、日鷹先輩って、何だかんだ言って、麗先輩には勝てないから。」 佐織:これは日鷹の方から潰すのも手ね。 「そう。 じゃ、どうもありがとうね。」
佐織:次は日鷹に話聞きたいわ。 考えてみれば、今まで日鷹と話したこと はないし。 「日鷹先輩、インタヴューさせてもらいたいんですけど?」 日鷹/GM:「僕をインタヴューしてもしかたないんじゃないとかな?」 佐織:「でも、森村さんのこと、一番良く知ってるでしょう?」 日鷹/GM:「なんだ、狙いはやっぱり麗か。 将を射んとすれば、というやつか な?」 佐織:「最近、森村さん、変わったことはない?」 日鷹/GM:「そりゃ、あんな事件があったんだから、ちょっとナーバスになって るよ。」 佐織:「森村さんが襲われる原因に心当たりは?」 日鷹/GM:「うーん、麗に襲われる理由なんて無いと思うんだけどね。」 佐織:「でも彼女って、ほら、結構美人でしょ? 日鷹先輩が一人占めして るから、恨んでる男も多いんじゃないですか?」 日鷹/GM:「そうかもしれないね。」 佐織:「彼女がコンテストに出るの、反対しなかったんですか?」 日鷹/GM:「反対したよ。 あんな、見せ物にするようなコンテスト、出るべき じゃないってね。」 佐織:「そうですよね。 この時期、演劇部だって忙しいんでしょう?」 日鷹/GM:「ああ。 演劇部なんだから、本来、2日目の劇に力注がなきゃいけな いんだよ。 演劇部は劇してこそ演劇部なんだから。 でも、ま、麗 が出たいっていうんだからしかたないかな。」 佐織:「ところで、今年の演劇部の出し物って何ですか?」 日鷹/GM:「オーソドックスにロミオとジュリエットだよ。 多少はアレンジす るけど。」 佐織:「じゃ、当然、日鷹先輩と森村さんがロミオとジュリエットですね? 練習の方はどうですか?」 日鷹/GM:「そうだね、少々コンテストの方に時間取られてるのが痛いかな。」 佐織:「劇って、色々準備も要りますよね。 衣装合わせとか。 森村さんっ て、衣装とかにはうるさいんじゃないですか?」 日鷹/GM:「そうだね、少々我儘なところあるから。 でも、ま、麗はお嬢さん 育ちだからしかたないんだけど。」 佐織:「そんな豪華な衣装とか使ってたら、結構お金かかるんじゃないです か?」 日鷹/GM:「ほとんどは自分達で作るからね。 以前に使った古いのもあるし。 衣装直しには結構人手が欲しいところなんだけど、あの事件以来、 手伝ってくれる人が増えたから、それは不幸中の幸いかな。」 佐織:「森村さんが襲われたのって、心配ですよね。」 日鷹/GM:「ああ。 まったく、誰があんなことを。」 佐織:ここで<観察>3レヴェル成功。 GM:では、事件のことを話してるとき、日鷹君は演技してるな、と思います。 佐織:「ところで、今日のインタヴューの本当の目的なんだけど、森村さん 宇宙人説ってのがあるんです。」 日鷹/GM:「何だい、それは?」 佐織:「あの美しさは人間じゃないっていうの。」 日鷹/GM:「それはオーバーだね。」 佐織:「それにあの軽さもね。」 日鷹/GM:「軽さ?」 佐織:「事件当時、犯人のジャージの男は軽々を森村さんを抱えて走ってい ったんです。 いくらなんでも、それは普通じゃありませんから。」 日鷹/GM:「確かに麗は軽いけど…その犯人の男も相当な力持ちだったんだろう ね。」 佐織:ここでもう1回<観察>。 1レヴェル成功。 GM:その程度では演劇部部長の日鷹君はボロを出しません。
佐織:「さて、大体演劇部の意図は掴めてきたわね。」 浩:「基本的に日鷹は森村さんにミスコンには出て欲しくない、だのに協 力してるわけだ。」 佐織:「今回の事件は森村さんが主導ね。」 浩:「で、これからどうする? 橘さんを泳がせておいたことで何か変わる かな? 俺達が重要な情報を握ってる、という噂が広まれば何らかの 動きがあると思うんだが。」 佐織:「どういう網張る? 部室にブービートラップでも仕掛ける?」 浩:「入り口に水の入ったバケツでも仕掛けるか?」 佐織:「でも部長あたりがかかったら大笑いよね。 カメラでも仕掛けよう かしら。 扉とシャッター連動させるの。」 浩:「そんなもの仕掛けたところで、カメラごと持っていかれるのがオチ じゃないか? それより、放送室に潜むのはどうだ?」 佐織:「あたしはあまり遅くまでは無理よ。 せいぜい8時ね。 それじゃ、ガ ンマイク持って潜みましょう。」
佐織:1回帰るふりして、夜こっそり放送室に戻ってくるわ。 浩:放送室に忍び込むわけか。 どうして自分所の部室に忍び込まなきゃな らないんだか。 佐織:侵入経路を探すわ。 <発見>1レヴェル成功。 GM:では赤霧学園監視網で、1ヶ所、動体/熱源感知センサーが故障してる 箇所を見つけました。 ちなみに、生徒会室周辺へは1レヴェル程度の 成功では近付けません。 佐織:放送室の鍵は持ってるわよね? 放送室なら暗幕があるはずだから、暗 幕の影に隠れるわ。 GM:ではうまく目撃されずに放送室に隠れられたか、<忍び歩き>で振っ てください。 浩:そんな技能持ってない。 佐織:駄目でしょ、<忍び歩き>は高校生の必須技能じゃない。 浩:そんな高校生、嫌だ。 GM:では放送室に隠れました。 ひょっとしたら目撃されているかもしれま せんが。 佐織:しかたないわね。 それじゃ、8時くらいまで隠れてるわ。 GM:2人くっついて暗幕の影に隠れるんですね? 若い男女が暗闇の中何時 間も密着状態になる、と。 浩:うっ。 どきどき。 GM:というわけで川口君、<我慢>で振ってください。 浩:(コロコロ) 失敗。 GM:それでは呼吸困難になっていてください。 浩:ここで下手なことしたら鉄拳が飛んでくる。 どきどき。 佐織:そういう意味でどきどきしてるのね。
GM:さて、それから2時間、何事も起らず過ぎました。 浩:誰も来なかったか。 佐織:じゃ、諦めて出ていきましょう。 GM:放送室から出た瞬間、パシャっとフラッシュが焚かれます。 佐織:「やられたわ!」 GM:男が2人、逃げていきます。 赤霧スクープの記者です。 佐織:「ま、いいかしら。」 浩:とりあえず追い掛ける。 <競争>1レヴェル成功。 GM:逃げていく2人に追い付きました。 浩:カメラ持ってる奴を押さえ込む。 記者達/GM:「しまった。」 佐織:カメラ取り上げてフィルムを抜き取る。 記者達/GM:「ああ、せっかくのスクープが。」 2人とも<観察>で振ってください。 佐織&浩:失敗。 記者達/GM:「放送部噂の2人、深夜の放送室で密会の現場押さえたのに。」 佐織:「まだ8時よ。 それに、密会じゃなくて、単なるクラブ活動よ。」 記者達/GM:「でも、2人で部屋に篭って電気消してましたよね? それに川口さん の方は激しい運動でもしたみたいに汗びっしょりだし。」 浩:「追い掛けるのに走ったからだ。」 佐織:「今さらあたし達のことなんて探るする暇あったら、他にスクープす ることあるでしょ?」 記者達/GM:「他の部員は森村さんや橘さんを追ってます。 学園3大美女を追え! ってのが今回の赤霧スクープのテーマですから。」 佐織:「目的はそれだけなの?」 記者達/GM:「いや、実は一つ、橋本さんに聞きたいことがあったんですけど。」 佐織:「何?」 記者達/GM:「橋本さん、森村さんのことで何か掴んでるんじゃありません?」 佐織:「あたし達は何も知らないわよ。」 記者達/GM:「でも。橘さんに森村さんの秘密掴んだって話したそうですね?」 佐織:「そんな噂が流れてるの?」 記者達/GM:「森村さんが襲われたの、実は狂言だって噂なんですけど。」 佐織:「ふぅん、そうなの?」 記者達/GM:「実は何かあるんじゃないですか? 学園3大美女が影で争ってるとか?」 佐織:「噂よ、噂。 あたしが握ってるのは、森村さんが宇宙人ってことね。」 記者達/GM:「それじゃ、それを調べるために深夜の放送室で電気消して2人篭って たんですね?」 佐織:「そうよ。」 記者達/GM:「分りました。 それじゃ、我々はこれで。」
GM:翌朝、登校すると、『放送部噂のカプッル、深夜の密会!』と題した 赤霧スクープが配られてます。 しっかり写真も張られてます。 佐織:「やっぱりやられたわね。 きっとダミーのフィルムを用意してたのね。 今更別にいいけど。」 GM:新聞見た周りの反応も 「やれやれ、またか。 お熱いこって。」 くらいです。 浩:これで人物が替わったりすればまた記事になるんだろうけどな。 佐織:替えてみる? 浩:ま、冗談は置いておこう。 佐織:あたし達の記事は無視するとして、森村麗の方は? GM:『森村麗、狂言疑惑?』とかいう記事が出ています。 で、森村さんが 登校してくると、レポーターがざっと囲んで 「麗さん、襲われたのは狂言との噂は本当なんですか?」 佐織:嫌な学校だこと。 GM:「酷い…。 麗、とっても怖かったのに、狂言だなんて。」 と森村さんは泣き出してしまう。 すると、森村さんの親衛隊が現れて 「よくも麗ちゃんを泣かせたな!」 とレポーター達に殴り掛る。 佐織:日鷹は? GM:麗の側にいます。 どうも面白くなさそうな表情です。 浩:これも注目を浴びてるわけだからな。 佐織:森村麗にすれば、願ったり叶ったりってわけね。
浩:「ダービーで得する人間は誰だ?」 佐織:「それはもちろん、胴元でしょ? 浩:「じゃ、その胴元は誰なんだ? まだ全然姿を見せないな。」 GM:探してませんからね。 浩:「賭けの客はどうやってつくんだ? 売人も全然出てこないし。」 佐織:「怪しいのは生徒会よね。 生徒会に接触すれば、何か分るんじゃない かしら?」 浩:「だけど、下手に生徒会に手を出すと酷い目に合うからな。 生徒会の 情報にアクセスすれば何か分るかもしれないが、あそこは相当セキ ュリティが厳しいらしいし。」 佐織:「変に忍び込んだりするよりは、正面から行った方がよさそうね。」
GM:生徒会室には会計の氷室君がいます。 「何のご用でしょう? 会長は今席を外されているので、私が伺います が?」 浩:「ちょっとミスコンのことについてね。」 氷室/GM:「ミスコンですか。 今年は結構皆さん、注目されてますね。」 浩:「ああ、誰が優勝するか、色々予想してるんだが。」 氷室/GM:「そうですか。 ところで、ただ今、学園発展のための募金をお願いし てるのですが。」 浩:「学園発展のためか。 それは赤霧の生徒としては協力しなくてはな。」 氷室/GM:「寄付される方には、こちらの紙に何か一言書いていただくことにな っています。」 浩:「何と書けばいいのかな?」 氷室/GM:「サンプルとして、こちらに9種類ほど言葉が用意されています。」 浩:「それでは学園のためだ、新渡戸さんを寄付しよう。」 氷室/GM:「では、それに添えるお言葉は?」 浩:「そうだな、サンプルの9番目にある、“その他”にしよう。」 氷室/GM:「では、寄付していただいたお礼に、こちらのお守りを差し上げます。 文化祭終了まで、どうぞ大切にお持ちください。」 浩:「ああ、大切にするよ。」
浩:うーん、ダービーは単なるダービーで裏は無いのかな? 佐織:「浩、今いくら持ってる?」 浩:「832円。」 佐織:「お札は?」 浩:「もう無い。」 佐藤:「貯金は?」 浩:「下ろせって? そりゃ、確実に勝てるというのならもっと注ぎ込むけ どな。」 佐織:「あたしじゃ勝てないって? そんなこと言うと、結婚しないわよ。」 ところで、今のオッズは? GM:相変わらず森村さんがトップですが、“その他”の欄が少し倍率が下 がってます。 で、欄外には 『もう1人の本命が飛び入りする可能性あり。』 と書いてます。 佐織:「どうも手の上で踊らされてるみたい」 浩:「なんとかして胴元に加われないかな?」 佐織:「その手があったわね。」
氷室/GM:「おや、橋本さん、放送部の方で何か?」 佐織:「いえ、放送部のことじゃないの。 ちょっと面白いお話があるの?」 氷室/GM:「何でしょう?」 佐織:「ここは取引しない?」 氷室/GM:「取引とは?」 浩:オッズ表を机に置く。 氷室/GM:「何かの落書きの様ですね。」 佐織:「あなた、胴元でしょう?」 氷室/GM:「学園発展のための寄付でしたら、私が取り扱っておりますが?」 佐織:「新しい形の寄付なのよね?」 氷室/GM:「そうでもありませんよ。 この形態は昔からありますから。」 浩:「学園の発展を促進するために、こちらの佐織が協力したいと言って る。」 氷室/GM:「どの様な協力を?」 浩:「例えば、学園祭を盛り上げるために、彼女がミスコンテストに飛び 入り参加するとか。」 氷室GM:「それは素晴らしい。 あなたが参加してくださればきっと盛り上がり ますよ。」 佐織:「でも、それだけじゃ、あまり発展には繋がらないわよね?」 氷室/GM:「そうですね、飛び入りではなく、早めに出場することを公開して大 きく宣伝した方が発展すると思いますよ。」 佐織:なるほど、そうくるのね。 「飛び入りじゃない方がいいの?」 氷室/GM:「前宣伝があった方が盛り上がるでしょうから。」 浩:「宣伝するよりは、飛び入りの方が楽しいんじゃないか?」 氷室/GM:「飛び入りでは、その場にいた人しか寄付していただけませんから。」 浩:「宣伝すれば、寄付とともに添える言葉として、“その他”と書く人 が増えるんじゃないか?」 氷室/GM:「増えるかもしれませんね。」 浩:「“その他”に書く人が少ない方が、発展しやすいんじゃないか?」 氷室/GM:「いえ、寄付してくださる人の絶対数が多くなればそれだけ発展しや すくなります。」 佐織:生徒会は単純に客が増えればそれでいいのね。 特定の儲けさせたい客 がいるんじゃないかと思ってたんだけど、それは無さそうね。 浩:しかし、結局俺達は生徒会の手の上っぽいな。 佐織:なんとかして多少は生徒会から引き出したいわね。 「学園が発展することはいいことだけど、放送部としても発展してく れると嬉しいわね。」 氷室/GM:「放送部の活発な活動を期待してますよ。」 佐織:「今回のコンテスト、森村さんが注目されてるわよね? いろいろ噂も あるし。」 氷室/GM:「そうですね。 あの事件以来、寄付してくださる方も増えています。」 佐織:「このまま森村さんが優勝したら面白くないと思わない?」 氷室/GM:「やはりコンテストは競ってくれた方が面白いでしょうね。」 佐織:「森村さんが優勝しても、学園が発展すれば問題ないでしょう? その ついでにあたし達も幸せになれないかしら?」 氷室/GM:「優勝されれば幸せになれますよ。 もっとも、このまま出場しても優 勝は難しいかもしれませんけど。 例の事件で、森村さんはかなり注 目を浴びてますから、それを上回るインパクトが必要でしょうね。」 佐織:ここでもう少しなんとか押せないかしら? <世渡り>2レヴェル成功。 氷室/GM:「現状では森村さんの優勝の可能性がかなり高くなってますが、この 上さらに何かあれば優勝は確実になるでしょうね。 ならば、確実 にするために舞台上何か起す、ということもあるかもしれません。 演劇部なら舞台上で何か起すのはお手のものでしょうね。」 佐織:「でも、それを防いだところで、差が開くのを防げるだけで、元から ある差は縮まらないわね。」 氷室/GM:「放送部の活発な活動を期待しています。」 佐織:「その活発な活動をするために、ここに協力を申し出に来たのよ。」 氷室/GM:「噂はあくまで噂ですからね。 何か物証があれば、活発に活動し易い でしょうね。」 佐織:「放送部は、映像方面に力入れたいと思ってるのよ。 そのための機材 があれば活動し易いんだけど。」 氷室/GM:「あればいいですね。」 佐織:「それじゃ、お互い学園の発展のために。 浩:そうだ、自分に入れるの忘れてた。 佐織:男子の部の方? じゃ、5000円貸してあげる。 浩:自分を鼓舞するために賭けよう。 佐織:それじゃ、あたしも自分に福沢さんを。
佐織:確実な証拠を掴みたいわね。 放課後、演劇部に張り込んでみるわ。 GM:演劇部の部室に最後まで残るのは森村さんと日鷹君が残っています。 かなり夜遅くまでいます。 佐織:<忍び足>しながらそちらに近付いて<聞き耳>。 GM:森村さんと日鷹君の声が聞こえます。 浩:日鷹&森村、深夜の密会? GM:それでは、<強運>で振ってみてください。 浩:1レヴェル成功だ。 GM:何やら言い争っている様です 佐織:「浩、録音よ。」 浩:「了解。」
「麗、これ以上学園を騒がせるのは止めよう。 もう充分楽しんだだろ?」 「えぇっっ、せっかく注目浴びたのに。」 「注目浴びればいいってものじゃないだろ? 「晃ちゃん、ひょっとして、麗が注目浴びるの、嫌なの?」 「そんなこと言ってるんじゃない。 あんなコンテスト、出たところで、何も得 るものは無いだろ?」 「そんなことないもん。 麗が出たから、皆、演劇部に注目してくれたじゃない。」 「それはあの事件があったからだよ。 だいたい、あんなこと、ばれたら大変だ ったぞ。」 「大丈夫よ。 麗の作戦は完璧なんだから。 晃ちゃんはそれを疑うの? それ は反逆よ。」 「あの狂言誘拐、気付きかけてる人間が何人かいるんだぞ。」 「ここまで来たら気付かれたっていいじゃない。 全部演劇部の演出ですって言 えばいいんだから。」 「だけどね…。」 「麗の作戦は完璧なの。 いい? 当日コンテストで、麗が紹介される直前にラ イトを消すでしょ、そうすれば、観客席からは何も見えなくなるから、そのす きに麗、舞台袖に隠れるの。 きっとまた大騒ぎになるから、頃合を見計らって 麗、スポットを浴びながら花道から現れるの。 これで麗の優勝は確実よ。」 「違うよ、麗。 俺達が目指してる舞台は、そんなんじゃないんだ。」 「もう、晃ちゃんたらお説教ばっかり。 麗、晃ちゃんなんて嫌い。」
森村麗と日鷹の話を盗み聞きした佐織と浩は、放送室で作戦会議をすることに する。 佐織:「結局、森村麗がやろうとしてることって、単なる舞台演出なの? これ、何の事件でも無いんだけど。」 浩:「だけど、それを見過ごす手は無いな。 森村さんがやる前に、佐織 が先にしてしまう、というのはどうだ?」 佐織:「それはちょっと難しいわね。 それをやるには、スポットを始めス タッフの協力が要るわ。」 浩:「じゃ、このまま見過ごすか?」 佐織:「そうね、明日、日鷹を落しましょう。」
GM:翌朝になると、『放送部の橋本佐織嬢、ついに出馬決意か!?』とか 新聞に書かれています。 で、レポーターが 「佐織さん、出場するそうですね?」 佐織:「え? そんなのあたし知らないわよ。」 朝はとぼけておいて、お昼の放送で発表するわ。 GM:では放送部一同がお膳立てしましょう。 では、皆に印象的付けられた かどうか、<美しさ>で振ってくだい。 佐織:HP注ぎ込んで…失敗。 <素敵な笑顔>で取り繕うわ。 …失敗。 こう なったら<世渡り>よ。 …今度は2レヴェル成功。 GM:では、特に悪い印象は与えませんでした。 佐織:ぜいぜい。 21回振ってやっと2レヴェル成功なんて。
佐織:「日鷹先輩、ちょっといいでしょうか?」 日鷹/GM:「何だい?」 佐織:「ちょっとこちらを聞いてください。」 日鷹にウォークマンを聞かせる。 日鷹/GM:「なるほど。 聞いたわけだね。」 佐織:「あたし達は日鷹先輩の味方よ。」 日鷹/GM:「味方も何も、このテープを握ってる以上、君達が圧倒的に強い立場 だね。」 佐織:「日鷹先輩としてはこれからどうしたいの?」 日鷹/GM:「今の状態は、麗のためにも、演劇部のためにも良くないと思うんだ。 だから、今度のミスコンは、できれば麗に優勝してもらいたくない。」 佐織:「それでは、あたし達は日鷹先輩に協力します。 当日、麗さんに失敗 させればいいのよね。」 日鷹/GM:「でも麗はいざというときの集中力はかなりのものだからね。 まず失 敗しないよ。」 佐織:「例えば、森村さんの嫌いな物を舞台にばら蒔くとか。」 浩:「それは単に同情呼ぶだけじゃないか? せっかくテープがあるんだか ら、皆に聞かせるのが一番だろう。 悪いが、公表させてもらうぞ。」 日鷹/GM:「それは君らに録音された時点でそうされてもしかたないね。」 佐織:「じゃ、それでいきましょう。」
何人かの思惑をはらみつつ、文化祭当日、ミス赤霧コンテストの時間となる。 司会者/GM:「恒例となりましたミス赤霧コンテスト、今年も9人もの美女が勢ぞろ いです。」 次々と参加者が紹介されていきます。 そして8番め 「続きまして、エントリーナンバー8番、森村麗さんです。」 佐織:そこでテープを流すわ。 GM:テープが流れて、観客がざわつきだします。 ミスコンの司会者は森村 麗にマイクを突きつけます。 「麗さん、今の放送は何ですか?」 「今のは…。」 では森村さんはこの状況を切り抜けられるか、<演技>で振ってみま しょう。彼女は<演技>6持ってます。 (コロコロ,コロコロ,コロコロ,コロコロ,コロコロ,コロコロ) 1レヴェル成功しました。 森村さんは、ちょっと言葉に詰まってまし たが、やがて吹っ切れた様に、 「演劇部では、みんなに最高のスリルとサスペンスをお見せします。 みんな、明日の演劇部の公演、見にきてくれると、麗、嬉しいな。」 佐織:開き直ったわね。 浩:いつの間にか、演劇部の宣伝になってるぞ。 GM:どこからともなく各新聞のレポーターがわっと現れて森村さんを取り 囲みます。 「すると麗ちゃん、あの事件は狂言だったんですね?」 「みんなにスリルとサスペンスを感じてもらうための、麗からのプレ ゼントです。」 「流石麗ちゃん、女優ですね。」 「やぁ、これは1本取られたな。」 佐織:「ふぅん、注目集めるためなら、何してもいいんだ。」 GM:そう言うのなら、<カリスマ>で振ってみてください。 佐織:HP注ぎ込んで2レヴェル成功。 GM:麗の言葉で、納得しかけていた観客が再びざわつき出します。 「で、でも麗、こうした方が、皆楽しめると思って。」 浩:「楽しめるものか! 君は、君を心配してくれる人の心を弄んだぞ。」 <カリスマ>2レヴェル成功。 GM:周りからも、 「そうだそうだ。」 という声が上がります。 声が高まるに従って、ついに森村さんは泣き 出してしまいます。 「ごめんなさ〜い。」 佐織:ちょっと可愛そうな気もしないけど、自業自得よね。 でも慰めてあげ るわ。 「そうよ、それが分ればいいのよ。」 と肩をポンポンと叩いてあげるわ。 <カリスマ>1レヴェル成功。 麗/GM:「佐織さん…。」 佐織:「佐織、でいいわよ。」 麗/GM:「ごめんさない、佐織。」 森村さんは佐織さんに抱き付いて泣き出します。
司会者/GM:「それでは、改めてミス赤霧コンテストを行います。 栄えあるミス赤 霧の輝くのは果たして誰か?」 それでは誰が優勝するかを決めましょう。 まず、橘さんが<美しさ> 5でチャレンジします。 …結果は1レヴェル成功です。 続いて森村さ んが<美しさ>6でチャレンジ。 (コロコロ,コロコロ) 2レヴェル成 功です。 佐織:HP注ぎ込むわ。 残りHP全部注ぎ込んで、4レヴェル成功! 司会者/GM:「ミス赤霧コンテスト、優勝は橋本佐織さんです!」 浩:よし、男子の部では俺もHP注ぎ込むぞ。 (コロコロ) 3レヴェル成功だ。 司会者/GM:「ミス赤霧コンテスト・男子の部、優勝は川口浩君です!」 佐織:これで儲かったわね。 GM:さて、客席の一番前には須神先生が座っていたんですが、森村さんが 優勝しなかったのでがっくりしてます。 何処かで見たお守りをゴミ箱 に捨てます。 佐織:「先生、これ、落しましたよ。」 須神/GM:「ああ、それ要らないから捨てたんだ。」 佐織:「これ、何ですか? 不思議な言葉が書いてありますね?」 須神/GM:「さぁ? おまじないの言葉じゃないか?」 佐織:「先生もこれに参加してたのね。」 須神/GM:「ああ、今回は完全に予想が外れたよ。」 佐織:先生が賭事してたのって、弱みよね? GM:どうでしょう? よく見ると、観客のほどんどがお守り持ってたりしま すが。 佐織:なんだ、公然の秘密なのね。
GM:後日、2人の所に会計の氷室君がやってきます。 「今回はどうもご苦労様でした。 お2人には、生徒会から活動支援金 を支給させていただいきます。」 浩:「そうか。 どうもありがとう。」 氷室/GM:「そちらのお守りは処分させていただきますので、お返しください。」 浩:「ああ。」 で、いくら儲かったんだ? GM:佐織さんは結構注目されていましたから、倍率は3倍でした。 それか ら川口君の方は、完全にダークホースだったので10倍になりました。 浩:ということは合計65000の儲けか。 「佐織、借りてた5000円返すぞ。」 佐織:「あたしは5000円貸したけど、それはお友達たくさんつれて帰ってき たわよね?」 浩:「分った分った。 じゃ、福沢さんをお友達につけるよ。」 佐織:「福沢さん1人? ま、いいわ。 じゃ、今夜は浩のおごりで宴会ね。」 浩:「どうしてそうなるんだ?」 佐織:「儲けたんでしょ? 細かいことは気にしない気にしない。」
学園アイドル誘拐事件 1998/7/11 RPG-ML関西オフラインミーティングにて収録


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