用語解説

A級捜査官
 GUPの捜査官の中でもトップクラスのエリートとされている。銀河連邦に所属する星系においての権限は高く、強制捜査を宣言すれば全ての破壊行為を正当化する事ができる集団である。
 それ以外にも強力な火器の所持や、個人単位での武装艦の所有なども認められている。

B級捜査官
 捜査範囲が星系一つに限られていること、権限の多少の差を除けば
A級捜査官と大差はない。捜査官の40%近くを占めている。

C級捜査官
 捜査官と名はついているが、実際は
GUPで働くその他の役職の人間のことである。
 それ故に大抵はその役職(例えば「ドクター」とか「オペレーター」)と呼ばれることがほとんどである。

G・S・B
 ギガ・ストーム・ブラスターの略。一種の荷電粒子砲であり、
グリフォンの最終兵器である。
 使用の際は
第一級命令と搭乗員全員の発射の意志が必要である。

GUP
 銀河連合警察の略。銀河連合に所属する星系のすべての警察組織の上位機関である。
 この組織は全て捜査官と呼ばれる人間によって構成されており、A〜C級のランク分けをされている。

LRC
 レーザー反射コーティングの略。俗に言われるところの光学兵器をほとんど全て跳ね返すことができる特殊コーティング。ただし、それ以外の攻撃に対しては無力な品である。

MIAIC
 ミルビット製人工知能コンピューターの略。これで「マイエック」と読む。
 
グリフォンを筆頭とするマシンの型番である。現在は7機が造られているが、最低でももう1機は造ると豪語していた。

宇宙の迷子
 
ワープは完全にコントロールできるわけでなく、年に1、2度くらいワープの失敗でもとの空間に戻れなくなり、別の空間で一生さまよい続けることがある。
 時折、何かの拍子に空間復帰できたりするが、噂では時間を越えて跳躍したとか異星人に助けられたか言われている。

エアカー
 圧縮空気を車体下部から吹きだして走行する車の総称である。スピードは出るが、車体が軽いため、力はない。

カイル
 カイル=ミュラー。
GUPA級捜査官で無敵の肉体と古今無双の怪力の持ち主。シルバーグリフォンのガンナーとコ・パイロットを務める。
 暴れるのが大好きであるが、悪を嫌う心は人一倍強い。

グレイエレファント
 
MIAIC−006。多目的トレーラーである。他のマシンの整備修理などをおこない、緊急時の着陸場所としても使用できる。
 武装は使用するコンテナによって変化するが、自走機雷のラットマイン、レーザー機銃、そして目標を車体前のフックに引っかけパワーで振り回し投げ飛ばす「エレファント・タイフーン」などがある。

第三級命令(サードクラスコマンド)
 
MIAICシリーズに対する命令権の一つ。この命令権では命令を受けたマシンが破壊されるような命令でも実行することができる。
 この命令権は
グリフォンの正式な搭乗員と認められた人間に対して与えられる。

サンダーロック
 
MIAIC−003。宇宙戦闘機であり、大気圏内も飛行できる。移動目標を攻撃する能力に長けており、単独でも大気圏離脱、突入が可能である。
 武装はパルスレーザーと、機体上部のレーザー。そして、機体全体から放電針を出して、周囲に高圧電流を放出する「サンダー・フラッシュ」である。

ジェラード
 ジェラード=ミルビット。肩書きはミルビット研究所の所長。また、今回の事件によってA級捜査
補佐官となる。博士号を正式ではないものの10以上持つ科学者。シルバーグリフォンを始めとするマシンの開発を手がけた。
 性格は愉快で他人を驚かせるのが大好きな変わりものである。

シルバーグリフォン
 
MIAIC−001。150m程の宇宙船であるが、その能力は1km級戦艦ですら足元に及ばないほどである。
 武装は2門の主砲、6門の副砲、多目的ミサイルポット、対空対地レーザー砲。そして
G・S・Bなどの特殊兵器を備えている。
 自他ともに認める宇宙最強の船であろう。

スタンブレード
 高圧電流を薄いシールドでくるんだ刃を持つ剣。ジェラードが独自で作り上げたものである。普段は20p程のバトンの形をしているが、スイッチ一つで刃が形成される。
 そのパワーは絶大で、人間はもちろん、よほどのものでない限り、ほとんどの機械を行動不能にすることができる。
 現在は
ジェラードの持っている一本しかこの世に存在しない。

第二級命令(セカンドクラスコマンド)
 
MIAICシリーズに対する命令権の一つ。この命令権では命令者の生命を危険にさらす命令でも実行することができる。
 この命令権は
ジェラードの他にリーナも持っている。

ダッシュパンサー
 
MIAIC−007。高速ホイールカーである。ジャンプ能力を備えており、そのハッキング能力は他のものを寄せ付けないほどである。
 武装は小型レーザー砲、ペンシルミサイル。そして車体を鋭利なシールドで包んで体当たりをする「パンサー・スラッシュ」である。

ビーム
 高エネルギー粒子(金属プラズマの類)を発射する兵器。威力としてはレーザーを越えるが、弾切れになる可能性がある。
 荷電粒子砲もビームの一種である。

ヒューイ
 ヒューイ=ストリング。
GUPA級捜査官。格闘技と射撃の達人。パイロットとしてもプロフェッショナルでシルバーグリフォンのメインパイロットを務める。
 ハンサムなフェミニストだが、軟派ではない。

第一級命令(ファーストクラスコマンド)
 
MIAICシリーズに対する最上級の命令。この命令が発せられたらどんな命令でも従わなくてはならないというもの。
 
ジェラードにしかこの命令権はないことになっている。
 
G・S・Bの使用に必要である。

ファイヤーロック
 
MIAIC−002。宇宙戦闘機であり、大気圏内も飛行できる。固定目標を攻撃する能力に長けており、単独でも大気圏離脱、突入が可能である。
 武装はパルスレーザーと、両翼下部のレーザー。そして、機体下部の放熱板から灼熱の炎を吹き出す「フレイム・バースト」である。

ブラックホーネット
 
MIAIC−004。戦闘用ジェットヘリである。情報収集能力に長け、センサー能力、ステルス能力も高い。最高でマッハ1.5程度の速度が出すことができる。
 武装は機首のレーザーガトリングガンと貫通力の高い炸裂弾を連続発射する「ニードル・スプラッシュ」である。

ホイールカー
 簡単にいうと、車輪つきの車である。エアカーと区別するための名前である。

ランドタイガー
 
MIAIC−005。強襲突撃装甲車である。今はまだ登場していないが、オプションパーツを取り付けることによって様々な状況に対応することができる。
 武装は一種のレールガンであるタイガーキャノン、それに兼用の熱線砲。小型のレーザーターレットにミサイル。突撃用攻撃アーマーのタイガークラッシャー。そして、超音波を集束して目標物を木っ端微塵に破壊する、「ハウリング・ブラスト」である。

リーナ
 アイリーナ=コーシャルダン。ミルビット研究所の住み込みの助手であり、A級捜査
補佐官の資格も持っている。
 外見は16、7の美少女だが実は
ジェラードによって生み出された人工生命体である。
 性格は素直の一言に尽きる。

レーザー
 位相を揃えた光を集束して破壊力に変える兵器である。色々な欠点はあるが、構造が簡単で、エネルギーさえあれば何回でも使えるため、兵器のほとんどを占めている。

ワープ
 宇宙の繁栄をもたらした画期的な発明。理論を簡単に説明すると移動する2点間を空間的に近づけてその間を飛行するものである。
 これによって光速以上の航行が可能となり、人類が外宇宙へと飛び立てるようになった。
 
ワープ酔いや、宇宙の迷子などの欠点もあるが、これ以外のものがないために至るところで使用されている。

ワープ酔い
 
ワープの際、疑似的に近づけられた空間の復元力によって内部に奇妙な感覚がもたらされる。これ自体に対しては慣れるしかなく、ワープに慣れてない人に倦怠感、頭痛などの症状があらわれるものである。
 ちなみに
グリフォンワープ機関ではワープ酔いにかかる心配が全くない。