オリジナル編



エーゲ海の真珠/ある愛の詩(LP SFX-7336)
A面B面
1.エーゲ海の真珠 1.ある愛の詩
2.コンドルは飛んで行く 2.イエロー・リバー
3.ベニスの愛 3.愛を求めて
4.悲しみの朝 4.気まぐれを許して
5.イン・ザ・サマータイム 5.クラシカル・ガス
6.マイ・スウィート・ロード 6.黒いワシ

’70年頃のアルバム、この頃からポールモーリアの人気が定着し始めたのではと思います。
それにしても、原題「ペネロープ」によく「エーゲ海の真珠」という素敵なタイトルを考えついたものです、別の名前を付けたらこれほどのヒットを記録したでしょうか。
レコード会社もタイトルをつけるのに苦労しているんですね。
「ある愛の詩」は「ベニスの愛」にそっくりということで盗作騒ぎがわき起こったのもこの頃でした、今聴くとそれほど似てるとは思いません。
最近(97年)オリジナルアルバムに数曲加えたものがシリーズでCD化されこのアルバムもそれに含まれています、こういった企画どんどん進めてもらいたいです、ベストものでは影に隠れた佳曲が外されるケースが結構あるので。


マミー・ブルー(LP SFX-7443)
A面B面
1.マミー・ブルー 1.青春に乾杯
2.チピ・チピ天国 2.死刑台のメロディ
3.ウィ・シャル・ダンス 3.ジュ・テーム・ジュ・テーム
4.ジェントル・サラ 4.魔法の王様
5.恋しいビキナ 5.懐かしいパリ
6.恋人たちのメロディ 6.おばかさん

軽快な曲が多く、ポールモーリアの持ち味が発揮されたアルバムだと思います。
この中ではメキシコ風の味付けの「恋しいビキナ」やフランシス・レイ作曲の「恋人たちのメロディ」の流れるようなアレンジが楽しいです。
このオリジナルアルバムもシリーズでCD化された1枚。


ゴッドファーザー(LP SFX-5022)
A面B面
1.ゴッドファーザー 1.アバンチュール
2.イエス・キリスト 2.アクロポリス・アデュー
3.素敵な恋心 3.太陽のように
4.デカダンス 4.バタフライ
5.愛のシャンソン 5.泉の詩
6.別れの朝 6.見知らぬ人


ポール・モーリア作曲の「見知らぬ人」がなかなかいい感じの曲、ストリングスのオブリガートが美しく聴く度にいいな〜と感じます。
’72年来日公演では同行した歌手が日本語で「遠い空から訪ねてきた人・・・」と始まる歌詞で歌っていました、この時の演奏でこのストリングスの部分がレコードより際だっていました、こっそりカセットを持ち込んで録音したのでしっかり確認できました(初めてのコンサートだったので、ついイケナイことしてしまいました、これ以後はしていません)。
このオリジナルアルバムもシリーズでCD化された1枚。


愛するハーモニー/ポール・モーリア青春の詩情(LP SFX-5040)
A面B面
1.渚の別れ 1.ママに捧げる詩
2.ひき潮 2.デイ・バイ・デイ
3.夏のあしあと 3.私はイエスが分からない
4.オン・ザ・ビーチ 4.ケ・セラ
5.おもいでの夏 5.メロディ・フェア
6.サマー・メモリーズ 6.愛するハーモニー

日本のファンのために特別録音されたアルバムだそうです。
去りゆく夏を惜しむそこはかとない寂しさがただようような雰囲気の選曲で、ぜひCDで再発して欲しい好きなアルバムのひとつです。
「夏のあしあと」「オン・ザ・ビーチ」「サマー・メモリーズ」が気に入ってます。


想い出に生きる(LP SFX-5048)
A面B面
1.恋は太陽の下で 1.愛の休日
2.想い出に生きる 2.昔かたぎの恋
3.時は過ぎゆく 3.ジェザエル
4.想い出のランデブー 4.タカ・タカタ
5.冬の青春 5.サムソンとデリラ
6.恋のひととき 6.美しき人生

このアルバムは一番ポール・モーリアらしさが表れた粒よりのアルバムではないでしょうか。
ハンド・クラップを入れたり、ディキシーランドジャズの風味を取り入れたり、サウンド面で新しい工夫が見られます。
何度も繰り返し聴いた大好きなアルバムでこれもCD化を強く願う一枚です。


ラスト・タンゴ・イン・パリ(LP SFX-5070)
A面B面
1.ラスト・タンゴ・イン・パリ 1.みじかくも美しく燃え
2.果てしなき世界 2.愛の歴史
3.恋の湖 3.涙のトッカータ
4.真珠とり 4.天使のセレナード
5.ただ一度だけ 5.マイ・リーズン
6.廃墟で歌う 6.恋人よ飛んでおいでよ

この頃のポール・モーリアにはどんどん新しいサウンドを追求して行くエネルギーが感じられます、いままでポールモーリアのサウンドのひとつのポイントとなっていたサックスもこの頃から少しずつ控えめになってきました。
2曲目の「果てしなき世界」はどうして数あるベストアルバムの中にも収録されないのでしょうか、ポール・モーリアならではのサウンドの良い曲だと思いますが・・・・・現在この曲が入っているCDは無いようです。
10年以上前にCD化されていますが買いのがしてしまいました、ぜひ再発を!!
因みにトッカータとは鍵盤を叩くことの意、何故「涙」なのか知りませんが、日本の音楽業界ってやたらとこういう「涙の」とか「愛の」とか「恋の」とか付けたがるなぁ、あまり甘くしないでチョーダイ、安っぽくなってしまう。


ポール・モーリア・ライヴ・イン・ジャパン(LP SFX-5140、CD PHCA-9015)
A面B面

1.ポール・モーリアのR&B 1.ハロー・ドーリー
2.ゴッドファーザー 2.愛のプレリュード
3.ラスト・タンゴ・イン・パリ 3.ホラ・スタッカート
4.真珠とり 4.涙のトッカータ
5.エーゲ海の真珠 5.恋はみずいろ
6.トルコ行進曲 6.蒼いノクターン
7.禁じられた遊び  

’73年来日の初ライブ録音。
この中では「ハロー・ドーリー」がポール・モーリアのステージらしい雰囲気で楽しめます、客席からの笑い声が聞こえるのはドラマーのアルマン・キャバレロがおどけた素振りを見せていたからです、この曲を聴く度思い出します、なつかし〜。
「ホラ・スタッカート」もステージならではの編曲と演奏で、流麗なストリングスの動きにわくわくしながら聴いていました。


オリーブの首飾り(LP SDX-119)
A面B面
1.オリーブの首飾り 1.エリーズの微笑
2.愛のはじまり 2.アンナの歌
3.オリンポスの少年 3.アリア・スーザ
4.愛のためいき 4.愛の歌が続く限り
5.愛の航海 5.ロック・ユア・ベイビー
6.幸せへの道 6.おしゃれな貴婦人

最大のヒット「オリーブの首飾り」が収録された’75年リリースのレコード。
この曲も「エーゲ海の真珠」のように、よくこの日本語タイトルを考えたものだと感心します。原曲「エル・ビンボ」は「赤ちゃん」の意味だそうですが「オリーブの首飾り」にどのように結びついているのでしょうか。
このアルバムは「オリーブの首飾り」の出来が良すぎたせいか他の曲がかすんでしまった印象です。
しいて言えば「アリア・スーザ」が次点の佳曲という気がします。
このオリジナルアルバムもシリーズでCD化された1枚。


ペガサスの涙(LP FDX-450)
A面B面
1.愛は哀しくて 1.ペガサスの涙
2.ブルー・バイユー 2.愛を待ちましょう
3.歌とともに 3.美しきブラジルの詩
4.さよならの朝 4.あの恋をもう一度
5.火祭りの踊り 5.恋のディスコ・ナイト
6.朝もやの港 6.ブラジリアン・メロウの誘惑

’79年リリースのアルバムで、この頃からポール・モーリアの音楽創りの路線が変わり始めたかなという感じがします。
「ペガサスの涙」以外は、曲自体それほど魅力のあるものだとは言えないかもしれません、好みですが。
「火祭りの踊り」もかなりマニアック。


シャレードの休日(LP 25PP-1)
A面B面
1.ロマンティック・レーザー 1.いつわりの涙
2.オレンジ色のメロディ 2.シャレードの休日
3.ピッコロ・パラダイス 3.虹のめぐり逢い
4.愛はレインボー 4.ほほえみの街角
5.エリー・ウパ 5.シーズ・ライク・ア・ソング
6.いとしのソニア 6.つかのまの夢
7.輝ける瞳  

このアルバムにはグランド・オーケストラという名前がどこにも出てきません、どういういきさつなのでしょう。
この頃になると、ポール・モーリア・サウンドが大きく変わってしまったかなという感を強くします。
メンバーのジェラール・ガンビュスの影響もかなりあったのではと思われます。


カリオカの碧い風(LP FDX-490)
A面B面
1.カリオカの碧い風 1.フワナ・フランシスカ
2.愛でいっぱい 2.星空の中で
3.アルフォンシーナと海 3.恋の旅発ち
4.クリオジッシマ 4.はてしなき願い
5.人生よありがとう 5.いとしの君
6.雲に想いを 6.愛の祈り

ブラジル色を強く打ち出したアルバム。
軽快な感じでなかなかを楽しめる一枚。


私は風が好き/ポール・モーリア・オン・ステージ(LP 30PP-3)
A面B面
1.渚のプレリュード 1.ベスト・オブ・フランス・メドレー
2.愛のカフェテラス 2.チャルダッシュ
3.モーツァルト・メドレー 3.恋はみずいろ
4.私は風が好き 4.エーゲ海の真珠
5.涙のトッカータ 5.オリーブの首飾り

’83年、約10年振りの多分2度目のライヴアルバム。
この時はビデオ発売も企画されていたためか数人のダンサーが同行してステージを飾りました。
いつもは曲ごとに各プレイヤーを紹介することの多いポール・モーリアですが、この時のコンサートではこのダンサー達にそれはしていませんでした、というより無視しているような感じさえしました。
この企画にしぶしぶ承諾したのかも知れません。


ポール・モーリアと再会(LP 28PP-13)
A面B面
1.再会 1.9TO5
2.さよならの季節 2.ザ・ウィナー
3.幸せへのエア・メール 3.ウーマン・イン・ラヴ
4.渚のプレリュード 4.過ぎ去りし日々
5.抱きしめて 5.シーサイド・ラヴ
6.フィエスタ・フィナーレ 6.愛ある限り

’81年頃のアルバム。
ブラジル指向に向かっているポール・モーリアに従来のサウンドを求めるファンからの声に応えたと言われるアルバム。
しかし私にはブラジルの雰囲気は無くなったものの以前とは大きく違っている感じがします。
それでもまずまず楽しめる一枚。
因みに私は、ポール・モーリアのブラジル指向はキライではありません。


マジック(LP 28PP-42)
A面B面
1.愛のカフェテラス 1.ラブ・イズ・ブルー’83
2.愛はかげろうのように 2.ニューヨーク・ニューヨーク
3.モーニング・ハント 3.エニー・デイ・ナウ
4.素直になれなくて 4.さよならロンリー・ラヴ
5.恋はおもいのままに 5.エンプティ・ガーデン
6.エボニー・アンド・アイボリー 6.サン・リバー
7.タッグ・オブ・ウォー/テイク・イット・アウェイ  

’82年頃のアルバム。
この頃はサウンドがメカニック的になってきて音楽に血が通ってないように感じます、あまり楽しめなかった一枚です。
ポール・モーリアが新しい音楽を模索しているように感じます。


恋する瞳(LP 28PP-48)
A面B面
1.ワイルド・スプリング 1.夕日とそよ風
2.ユー・アー 2.オール・ライト
3.エディットとマルセル 3.アイ・ディドゥント・ノウ
4.ワン・オン・ワン 4.ベイビー・カム・トゥ・ミー
5.恋する瞳 5.別れの涙
6.オール・ザ・ラブ 6.愛と青春の旅だち

’83年頃のアルバム。
この頃は魅力的な曲が生まれなかった、と言うよりアメリカナイズされた曲が全盛だったせいなのか、ポール・モーリアの良さが生かされなかったような気がします。
やはりポール・モーリアにはヨーロッパ・サウンドが似合います。


フラッシュ・ダンス(LP 28PP-65)
A面B面
1.愛の香り 1.美しきは人生
2.ホワット・ア・フィーリング 2.サン・セット・オープニング
3.愛をもう一度 3.さよなら黒い瞳
4.悲しみのソリテアー 4.情熱物語
5.ガブリエラのテーマ 5.恋におぼれて
6.ウーマン・イン・ユー 6.ブルースはお好き

前作「恋する瞳」に続いて立て続けにリリースされた一枚。
正直言って、なんだかやっつけでアルバムを作っているような感じがします。
この頃のポール・モーリアを聴いてだんだんとファンとしての気持ちが遠のいて行きました。
この後しばらくはアルバムを買っていません。


ノスタルジャズ(CD PHCA-107)
1.イン・ザ・ムード 1.ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク
2.スターダスト 2.ミスティ
3.キャラバン 3.ナイト・アンド・デイ
4.ストーミー・ウェザー 4.ティー・フォー・トゥー
5.テイク・ファイブ 5.マイ・ファニー・バレンタイン
6.テンダリー 6.ドリーム・ア・リトル・ドリーム・オブ・ミー

ジャズを素材にしてポール・モーリアが新たな魅力を見せてくれたアルバム。
もちろん本場物風のジャズではありませんがそれで良いのです、だからこそポール・モーリアの洒落たサウンドが楽しめます。
特に「スター・ダスト」は弦を魅惑的に響かせた出色の一曲。
ジャケットにはフルーティストの名前にいつもの来日メンバーのルネ・シャヴではなく、以前ルフェーヴルと来日したことのあるレーモン・ギョーの名前が載っています。
「ブルー・ロンド・ア・ラ・ターク」は来日ステージでゲストのフランク・トーレという人のパン・フルートソロで演奏されました、この時は素晴らしかったです、このCDではキーボード(シンセ?)で演奏されているのでちょっと物足りない感じがします、できればステージのアレンジで再現して欲しかったです。


CHAGE & ASUKA コレクション(CD PCCY-00564)
1.TO C&A(Part1) 7.TO C&A(Part2)
2.YHA YHA YHA 8.恋人はワイン色
3.僕は僕なりの 9.PRIDE
4.今度ちょっとさ 10.if
5.SOME DAY 11.BIG TREE
6.SAY YES 12.TO C&A(Part3)

フィリップスからポニー・キャニオンに移籍した第1弾。
電子キーボードを多用しているせいか、全体的に従来のサウンドとはかなり違っていて、ブラスの特徴が無ければポール・モーリアとは思えないようなアレンジです。
この中では「YHA YHA YHA」が一番ポール・モーリアらしいサウンドのノリの良い演奏だと思います。
同じアーティストの曲集のためか、全体的に同じ様な曲の仕上がりになっていてそれほど多彩なアルバムとは言えないかも知れません。
録音は切れ味が良くなかなか優秀です。


サウンド・トラックス(CD PCCY-00811)
1.オールウェイズ・ラヴ・ユー〜「ボディ・ガード」 7.愛を感じて〜「ライオン・キング」
2.1942 コロンブスのテーマ 8.ララのテーマ〜「ドクトル・ジバゴ」
3.シンドラーのリスト 9.シャレード
4.アンチェインド・メロディ 10.アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー〜「ロビン・フッド」
5.炎のランナー 11.カラー・オブ・ザ・ウィンド〜「ポカホンタス」
6.コーリング・ユー〜「バグダッド・カフェ」 12.ユーロスター

タイトルが「サウンド・トラックス」となっていて値段も2500円とレギュラー盤より安いので、映画音楽を再編集したよくあるベストものだと思い込んで気に掛けないでいたら違っていて、結成30周年記念のオリジナル・アルバムでした。
よく見たら割と新しい映画からの音楽が多く入っています。
「シンドラーのリスト」が美しい、胸に沁みいるアレンジ、そして演奏。
「アンチェインド・メロディ」「ララのテーマ」はこのアルバムのために新しくアレンジし直したもの。
でも「ララのテーマ」は前のバージョンとはそう大きく変わっていません、でもどちらかというと前のバージョンの方がしっとりした感じ、私は前の方が好き。
「ユーロスター」は英仏間を高速で駆け抜ける列車「ユーロスター」をイメージしてポール・モーリアが作曲したものということです。この曲だけ唯一映画音楽ではありません。


愛するために(CD PCCY-01019)
1.思い出のダブリン 7.ジプシーのロマンス
2.麗しきアダージョ 8.リオよ永遠に
3.パリス・ミュゼット 9.白い渚のアダージョ
4.懐かしのテネシー 10.出会いの予感
5.ヴェニスの夕べ 11.マグニフィセント・ツリー
6.エンジェリック・デーモン 12.愛するために

全てポール・モーリアの作曲によります。
70才を超える年齢にもかかわらず、新曲を書き新しいサウンドを求め続けるという創作意欲には頭が下がります、こういうアーティストって他にいるでしょうか、そうザラにいないのでは。
「思い出のダブリン」はその地方の緩急を持った民族舞曲(ケルト音楽)風に仕上げた曲で、今までのLPやCDには無い新しさ・・・どんな感じかというと映画「タイタニック」の船底で大騒ぎで踊るシーンで使われたような音楽。
「麗しきアダージョ」はピアノと弦主体のとても美しい曲・・・「シンドラーのリスト」と同じくこれほどしっとりしたアレンジは今まで無かったのでは。
「パリス・ミュゼット」はレーモン・ルフェーヴル的な分厚い弦のサウンドが特徴で、弦の動きに面白さがあるワルツ。
などなど、どの曲も新しいサウンドを追求するポール・モーリアの意欲がひしひしと感じられます。
「愛するために」は来日ステージで2年連続プログラムに加えられ、その地区の少年少女合唱団が歌いました。
2回目にはムツゴロウさんの身内の方がゲストで参加していました(札幌で、他公演は知りません)。


ポール・モーリア30tHアニバーサリー・コンサート(CD PCCY-01060)
1.ハンガリー舞曲第5番 8.カーニバルの朝
2.蒼いノクターン 9.ジプシー
3.エーゲ海の真珠 10.ドン・ラプソディNo2
4.エンジェリック・デーモン 11.(メドレー)行かないで〜マイ・ウェイ
5.オールウェイズ・ラヴ・ユー 12.カルテット・フォー・神戸
6.薔薇色のメヌエット 13.(メドレー)恋はみずいろ〜オリーブの首飾り
7.TO C&A 14.剣の舞

久々の来日公演からのライヴ・アルバム。
この時のコンサートで大きく変わったのはホルンが3本も加わった点(従来はトランペッターが時々持ち替えて使う1本のみ)、サウンドに厚みがグーンと増しました。
「剣の舞」が凄い迫力、ついついボリュームを上げて聴きたくなります。
アレンジも原曲を5拍子に変え、ホルストの「火星」に似た感じに仕上げていて面白い効果をあげています。
ただCDではいくら音量を上げても実演の時ほどの迫力には敵いません、実演は圧倒的迫力でした。


華麗なるショパン〜ワルツの世界(CD PHCF-3523)
1.第1番 変ホ長調<華麗なる大円舞曲> 8.第8番 変イ長調
2.第2番 変イ長調<華麗なる大円舞曲> 9.第9番 変イ長調<別れ>
3.第3番 イ短調 10.第10番 ロ短調
4.第4番 ヘ長調<華麗なる大円舞曲> 11.第11番 変ト長調
5.第5番 変イ長調<大円舞曲> 12.第12番 ヘ短調
6.第6番 変ニ長調<小犬> 13.第13番 変ニ長調
7.第7番 嬰ハ短調 14.第14番 ホ短調 遺作

’70年頃のアルバムのCD化。
弦を主体に、要所要所でピアノや木管楽器が加わっています。
クラシックではあまり感心したことのないポール・モーリアですが、このアルバムはなかなか充実した内容になっています。
ピアノだけでなくこのようなオケによる演奏をたまに聴くのも悪くないです。


Gold Concert(CD 510 569-2)
1.剣の舞 8.トロイメライ
2.カーニヴァルの朝 9.ウェスタン・フィンガーズ
3.シューベルトのセレナーデ 10.アルハンブラの思い出
4.素顔のままで 11.恋はみずいろ
オリーブの首飾り
バウズ
5.スペインはいつもスペイン 12.エーゲ海の真珠
6.セレソ・ローサ
行かないで
マイ・ウェイ
13.LICHA
オリーブの首飾り
7.マラゲーニャ  

HMVのホームページのカタログに輸入元がドイツということで載っていました。
ドイツでのコンサートを収録したものかと思っていたらジャケットを見ると、大宮ソニック・シティ・ホールにおける日本公演であることが小さく表記されています、しかもプレスはフランスとのこと。
何年の来日公演かは載っていませんが、多分収録曲からすると’90年と思われます、日本では発売された経緯はあるのでしょうか?、ショップで見かけた記憶がありません。
「剣の舞」は96年のライヴ録音の方が迫力と緊迫感で優っています、サウンド的にも96年盤の方が厚みがあり、なんと言ってもホルン3本の存在は大きいです。
「LICHA」は何て読むのでしょうか?、ベースをメインにギターとドラムスをフィーチャーした妙技が聴きもののアンコール曲、ベースはその後もメンバーとして参加しているフィリップ・シャイブ。
トランペットはメンバー・リストを見るとほとんどがメキシコ系のプレイヤーのようで、さすがに質の高さが随所で聴かれます、音の切れ味が抜群。
「スペインはいつもスペイン」「マラゲーニャ」「アルハンブラの思い出」はスパニッシュ・コーナーということでメドレーになっていたはずですが、このCDではバラされています、「マラゲーニャ」の終わり方はあまりにもぶっきらぼうで突然なのでびっくり。


Serenade(CD 838594-2)
1.セレナーデ 7.トロイメライ
2.オー・ソレ・ミオ 8.メキシカン・セレナーデ
3.タイスの瞑想曲 9.ロマンス
4.ソレントへ帰れ 10.ペニー・セレナーデ
5.コリンへのセレナーデ 11.セレナータ・セレステ
6.ドン・ファン・セレナーデ 12.ザ・ドンキー・セレナーデ

ドイツ・プレスの輸入盤。
セレナード系の曲を集めた面白い企画のアルバムで89年のリリースとなっています。
ジャケットの写真では「セレナード」というタイトルにふさわしく、ちゃんと窓の下にマンドリンが置いてあります、セレナードとは元々夕暮れに意中の女性に対してバルコニーの下でマンドリンを弾きながら思いを告白する歌だったそうな・・・今でも向こうではそういう慣習があるのでしょうか、少なくとも日本でそんことしたら変質者として警察に通報されてしまいますよね。
それはさておき、内容としてはセレナードということでクラシック曲も多く多少金管やリズムでパンチを持たせてはいますが全体に薄味で地味な印象、これを円熟と言うべきなのか音楽の生命感が薄らいだと言うべきなのか・・・ポール・モーリアのクラシック系のしっとりした曲はどこか中途半端で心に響くことは少ないんですよね、レーモン・ルフェーヴルだと結構シビれるんだけど。
「ロマンス」はモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」の第2楽章。
「コリンへのセレナーデ」「セレナータ・セレステ」はポール・モーリア自身の曲。
このアルバムの中では「オー・ソレ・ミオ」に70年代のポール・モーリア・サウンドが甦っていて一番楽しめました。