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建具平面用線記号変形データの制作方法を紹介しているページです。
現在、編集中です、少しずつ作成していますので中途半端になっています。あしからず!
JWの建具平面・断面・立面コマンドは、建築用に利用できるようになっていますがパラメトリックに変形して挿入できる機能は充分に、機械設計でも流用できまた、必要な機能であると思います。この気持ちは、機械屋さんであれば理解できると思います。ただ、残念なのはHOでは利用できないことです。
高級なCADにおいては、オプションで入手できその機能を見ていて是非JWでも出来るようにしたいと考え作成しました。OPT4ではできなかった自由に変形しての作図が簡単に出来るようになります。
本ページに紹介する作成方法は、JWの機能のほんの一部と考えてください。管理者もまだ、勉強中で深くは説明できない部分も多々あることを承知おきください。
準備する物・覚えて欲しい事
1) データ編集用のテキストエディター(Windowsで動作するものであれば、何でも可)を準備します。
2) データ内の数値データは、全て半角で記述します。
3) 各数値データの区切りには、半角のスペースを使います、スペースは何個使ってもOKです。但し、全角を使うと動作しません。
4) レイヤ・線種・線色を区別したデータを作成したい場合は、環境設定ファイルの内容をメモしておくこと。

      <さあ!、貴方も自分で作成しJWを便利なCADとして使ってください。>

■ 何故、建具平面を使うか
 JWには、建具平面・断面・立面の3つのコマンドを持っておりデータとしてはどのコマンドを利用してもいいと思います。
但し、挿入時に基準点などを変更して自由に出来るのがOPT1のデータで使いやすくなっていると思いますがどうでしょうか。
 建具平面はJW起動後最初の選択時に、基準点などを設定すれば終了するまでは、その状態を保持してくれます。
 OPT1を使うことで、データの作成が簡単に出来、外部変形のように組み込みが出来ないなどのトラブルは一切ありませんしまた、利用者が自由に拡張することが出来ます。
 
 どのようなデータに使えるか
 パラメトリックに変形して使いたい全てのデータに利用できると思います。
【例】
1. 代表的なのがボルト・ネジ類で長さが種種存在し、図形データでは膨大なファイルになるもの。
2. 左右対象のもので、中間を引き伸ばし作図したいデータ例えば、軸を加工し作図するVベルト溝挿入など。等々に利用できます。
サンプル画像が閲覧できます。→閲覧する
 
 OPT1の使い方
 
 OPT1データの使い方を下記に説明します。
 
1. 建具平面を選択すると下の図のように図形を選択できるようになります。
(この時、まだ図形は選択しません)
2. 内法の部分を「無指定」にするか「寸法を入れる」かどちらかにします。
(無指定の場合は、マウスで図形を自由に引き伸ばし出来ます)
3. 以上の設定が終了したら、左端の「>」のボタンをクリックし次に進みます。
4. 基準点変更のボタンを押すとしたの図のように基準点選択のダイヤログ出てきます。
5. 左から2番目下を選択します。
6. 左右反転は、右から左に画きたい場合に選択します。
 以上の操作で、次回変更するまで選択状態を保持します。
 
 データの作成方法(1)
 
 作成の例として、キーのデータ作成方法で説明していきます。
 
 
下記のデータが上図キーの作図用のデータです。以下手順を説明します。
ブロック毎にデータの色を変えています。
1. データのヘッダー部
 2 [3*3両丸]
 ↑   ↑
 |   データの名称
 ブロックの数
 
2. ブロック1のデータ
 先頭の1 1 がブロック1のデータであることを示します。
 1  1  0   0   0   1.5   2   1   -1   e   180  0 ←円のデータを示します。
                         ↑   ↑   ↑
                         |   |  レイヤを指定(方法は、OPT4と同じです)
                         | 線種の指定(方法は、OPT4と同じです)
                        線色の指定(方法は、OPT4と同じです)
OPT1の半円データは、OPT4と少し違います。OPT4では角度の始点・終点を左回りの角度で指定しますが、OPT1の場合は始点の位置で指定します。
 
3. 引き伸ばしのデータ
 先頭の1 2 がブロック1からブロック2にまたがるデータであることを示します。
 ここで注意して欲しいのが、X軸のデータが0になっています。
 1  2  0   1.5  0   1.5   2   1   -1
 1  2  0   -1.5  0  -1.5   2   1   -1
 引き伸ばす線をブロック1又は2の基点を超えて作図したい場合、例えば中心線などの場合はXの数値にブロック1.2の基点からの寸法で指定します。
 例: 1  2  −3  0  5  0  2  1  −1 のようにします。
 始点側−3mm、終点側5mmがブロックの基点にして作図されます。
 
4. ブロック2のデータ
 先頭の2 2 がブロック1のデータであることを示します。
 2  2  0   0   0  -1.5   2   1   -1   e   180  0 ←円のデータを示します。
 
5. データのエンドを示す
 999
 
ブロック1.2のデータは、その基準点を基点に作図されます。従って、基準点の右側に作図されるX軸の数値は−になります。
上の例で、半円のデータがありますが書き方がOPT4のデータとは少し違っていますので注意が必要です。
 
作成は、慣れるとOPT4より簡単に出来るようになります。
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 データの作成方法(2)
左の図が代表的なボルトの挿入データです
 
上図ボルトのパラメトリックデータ作成方法を下記します。
 
1. データのヘッダー部
 2     [M5]
 
2. ブロック1のデータ
 ボルト頭部のデータを示します。X軸方向が−方向の数値になっていることに注意
 1  1   0   -4.25    0    4.25   2   1   -1
 1  1  -4.5   -4.25    0   -4.25   2   1   -1
 1  1  -4.5   4.25    0    4.25   2   1   -1
 1  1  -4.5   -4.25   -4.5   4.25   2   1   -1
 1  1  -5     3.75   -4.5   4.25   2   1   -1
 1  1  -5    -3.75   -4.5  -4.25   2   1   -1
 1  1  -5    -3.75   -5    3.75   2   1   -1
 
3. 引き伸ばしのデータ
 1   2   -7     0     3     0   3   6   -1  ←このデータは、中心線のデータX軸の数値に注目
        ↑    ↑    ↑   ↑
        |    |    |  Y軸終点
        |    |   X軸終点
        |   Y軸始点
       X軸始点
 以下、ボルトネジ部の引き伸ばしデータ
 1   2    0     2.5    0     2.5  2   1   -1
 1   2    0    -2.5    0    -2.5  2   1   -1
 1   2    0    2.05   0     2.05  3   1   -1
 1   2    0   -2.05   0    -2.05  3   1   -1
 
4. ブロック2のデータ
 ボルトネジ端部のブロックデータを示します。X軸方向が+方向になっていることに注意
 2   2    0   -2.5    0     2.5   3   1   -1
 2   2    0   -2.5    0.45  -2.05  2   1   -1
 2   2    0    2.5    0.45   2.05  2   1   -1
 2   2    0.45  2.05   0.45  -2.05  2   1   -1
 2   2    0    2.05   0.45   2.05  3   1   -1
 2   2    0   -2.05   0.45   -2.05  3   1   -1
 
5. データのエンドを示す
999
  

以上、今回はここまでです。
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